JPH10174700A - 階段クライミング車椅子 - Google Patents

階段クライミング車椅子

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Publication number
JPH10174700A
JPH10174700A JP8337315A JP33731596A JPH10174700A JP H10174700 A JPH10174700 A JP H10174700A JP 8337315 A JP8337315 A JP 8337315A JP 33731596 A JP33731596 A JP 33731596A JP H10174700 A JPH10174700 A JP H10174700A
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JP
Japan
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wheelchair
stairs
wheel
chassis
stair climbing
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Application number
JP8337315A
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English (en)
Inventor
Masahiro Inaba
正博 稲葉
Masanori Sakaguchi
雅則 坂口
Takayuki Yamada
孝之 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モーター等の原動機を要することなく、付添
者等の他人の助けを借りずに車椅子利用者が一人で階段
を昇降することができ、しかもその階段の昇降を容易か
つスムーズに行えるうえに、安全性にも秀れた手動式の
階段クライミング車椅子を提供すること。 【解決手段】 車椅子シャーシ1のフロント部11には、
当該フロント部11の所要の高さにまで支え揚げるための
ジャッキ手段2を設け、このジャッキ手段2の下端には
当該ジャッキ手段2の滑動を可能にするキャスター21・
21・・・・を配設する一方、前記シャーシ1両側の走行大輪
3のタイヤ31には、階段Sの角部Scに引掛け可能なクラ
ンポン手段4を掛脱操作自在に装着するという手段を採
用した。 【効果】 階段昇降時における車椅子利用者の精神的負
担が大幅に軽減されるうえに、車椅子利用者の行動範囲
も拡がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階段クライミング
車椅子、更に詳しくは、モーター等の原動機を要するこ
となく、付添者等の他人の助けを借りずに車椅子利用者
が一人で階段を昇降することができ、しかもその階段の
昇降を容易かつスムーズに行えるうえに、安全性にも秀
れた手動式の階段クライミング車椅子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、病気や怪我等で歩行が不
自由な身体障害者にとって車椅子は不可欠のものであ
る。この車椅子を身体障害者が利用することにより、歩
行が不自由であっても必要な場所まで自由に移動するこ
とができ、車椅子利用者の日常生活における行動範囲が
拡がるのである。
【0003】ところが、日常生活においては、平坦な通
路だけでなく階段や坂道が到る所にあるため、車椅子利
用者が目的地まで行く途中に階段があると、普通の車椅
子では階段を昇降することができない。この場合、付添
者がいなくて車椅子利用者一人だけのときには階段の昇
降を諦めざるを得ない。付添者がいる場合には、その付
添者が車椅子と歩行障害者の双方を抱えて階段を昇降可
能であるが、この運搬は数人の付添者が必要となる大変
な重労働であり、しかも付添者が階段を踏み外して怪我
をする虞れもある危険な作業であった。このような不便
を無くそうとする試みとしては、階段の上から下まで歩
み板を架け渡して、その上に車椅子を通そうとする提案
も為された。しかし、2〜3段の短い階段ならともか
く、10段も20段もある階段に歩み板を架けることは、実
際上、不可能であるし、一般の通行を阻害することにも
なる。
【0004】そこで、車椅子用階段昇降機が提案される
ことになった。例えば、図26に示すようなキャタピラ式
の電動階段昇降機Eがある。この電動階段昇降機Eに車
椅子W′を搭載して一人の付添者Tが補助することによ
り、人手による運搬作業に比べて安全でかつ楽な階段昇
降が可能となろう。
【0005】しかしながら、上記の電動階段昇降機Eに
あっては、その階段昇降機Eに車椅子W′を搭載して補
助するのに最低一人の付添者Tが必要であり、車椅子利
用者一人のみでは階段を昇降することはできなかった。
また、その電動階段昇降機Eを車椅子W′とは別個に行
く先々に持ち運ぶか、あるいは階段に常備しておかなけ
ればならないという煩わしさがあるうえに、階段昇降時
に車椅子W′を電動階段昇降機Eにセットするという面
倒な作業を行う必要があった。さらに、手動でなく電動
式の車椅子用階段昇降機Eであるため、モーターやバッ
テリーb等が搭載してあってその全体重量が非常に重く
なるうえに、搭載されたバッテリーbの容量によって一
充電当りの走行距離や使用時間が大きく制約を受けると
いう欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の車椅
子における階段昇降時に上記の如き欠点があったことに
鑑みて為されたものであり、モーター等の原動機を要す
ることなく、付添者等の他人の助けを借りずに車椅子利
用者が一人で階段を昇降することができる手動式の階段
クライミング車椅子を提供することを目的としたもので
ある。
【0007】また、本発明は、階段の昇降を容易かつス
ムーズに行えるうえに、安全性にも秀れた階段クライミ
ング車椅子を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者が上記技術的課
題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照し
て説明すれば、次のとおりである。
【0009】即ち、本発明は、車椅子シャーシ1のフロ
ント部11には、当該フロント部11の所要の高さにまで支
え揚げるためのジャッキ手段2を設け、このジャッキ手
段2の下端には当該ジャッキ手段2の滑動を可能にする
キャスター21・21・・・・を配設する一方、前記シャーシ1
両側の走行大輪3のタイヤ31には、階段Sの角部Scに引
掛け可能なクランポン手段4を掛脱操作自在に装着する
という手段を採用することによって、上記課題を解決し
た点に特徴がある。
【0010】また、本発明は、車椅子シャーシ1の両側
に一対の走行大輪3・3が車軸5・5を介して枢支さ
れ、これら大輪3・3を回動させるためのハンドリム6
・6が各々の車軸5・5に装着されて成る車椅子Wにお
いて、前記シャーシ1のフロント部11には、当該フロン
ト部11の所要の高さにまで支え揚げるためのジャッキ手
段2を設け、このジャッキ手段2の下端には当該ジャッ
キ手段2の滑動を可能にするキャスター21・21・・・・を配
設する一方、前記各大輪3のタイヤ31には、階段Sの角
部Scに引掛け可能なクランポン手段4を掛脱操作自在に
装着し、かつ、前記各車軸5には、減速手段7を配設す
ることにより、階段昇降時には減速手段7の作動によっ
てハンドリム6の回転力を増大せしめて走行大輪3に伝
達するとともに、車椅子W前方の階段面にジャッキ手段
2下端のキャスター21・21・・・・を当接させつゝクランポ
ン手段4のフック41を階段Sの角部Scに引っ掛けるよう
にして各大輪3を回転させて階段Sを昇降する一方、平
坦走行時にはハンドリム6の回転力をそのまゝ走行大輪
3に伝達して平坦地を走行するように構成するという手
段を採用することによって、上記課題を解決した点に特
徴がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添附図面に示す実
施形態に基いて更に詳しく説明する。なお、図1は本発
明の第1実施形態である車椅子の斜視図、図2は第1実
施形態車椅子の正面図、図3は第1実施形態車椅子の側
面図、図4は図3のジャッキ手段における連結ボックス
の線XーXの拡大断面図、図5は第1実施形態車椅子の
走行大輪近傍における各部材の内部を一部表してこれら
部材の連結状態を示した正面説明図、図6は第1実施形
態車椅子のクランポン手段の変形例の部分拡大側面図、
図7は図6の正面説明図、図8は第1実施形態車椅子の
車軸における減速手段、およびワンウェイクラッチの遮
断状態を拡大して示した断面説明図、図9は図8の同減
速手段、およびワンウェイクラッチの連結状態を拡大し
て示した断面説明図、図10は第1実施形態車椅子の減速
手段およびクラッチ手段のスケルトン図、図11は別の減
速手段およびクラッチ手段のスケルトン図、図12〜図18
は第1実施形態車椅子の階段上昇状態を示した使用説明
図、図19は本発明の第2実施形態である車椅子の側面
図、図20は第2実施形態車椅子の正面図、図21は第2実
施形態車椅子の階段昇降時におけるリクライニング状態
を示した使用説明図、図22は本発明の第3実施形態であ
る車椅子の斜視図、図23は第3実施形態車椅子の減速手
段およびクラッチ手段のスケルトン図、図24は第3実施
形態車椅子の走行状態における各クラッチのオン・オフ
を表した説明図、図25は別の減速手段およびクラッチ手
段のスケルトン図、図26は従来の車椅子の階段昇降状態
を示した使用説明図である。
【0012】まず、本発明の第1実施形態である車椅子
を図1〜図18に基いて説明する。図面上、符号1で指示
するものは、車椅子Wの台枠を構成する車椅子シャーシ
であり、金属製フレームから成る。この車椅子シャーシ
1の略中央部には車椅子利用者Uが腰掛けるべきシート
fが形成してあり、前記シャーシ1の背面には背凭れd
が設けてある。また、前記シャーシ1のフロント部11に
は、その両側下部に2個の補助輪h・hが配設してあ
り、フロント部11の両側前方に2個のレッグレストr・
rが突設してある。ちなみに、本実施形態における車椅
子シャーシ1の基本的構成は従来公知のものと共通す
る。
【0013】符号2で指示するものは、前記車椅子シャ
ーシ1のフロント部11に配設されたジャッキ手段であ
る。このジャッキ手段2は、支持ロッド22と、この支持
ロッド22下端にアクスル21aを介して軸支されたパドル
フレーム21bの外周に配設された3個のキャスター21・
21・21と、前記支持ロッド22を車椅子シャーシ1のフロ
ント部11に上下動可能に連結する連結ボックス23と、こ
の連結ボックス23の上部に配設された上下げハンドル24
とから構成されている。そして、前記連結ボックス23の
内部は、図4に示すように、前記上下げハンドル24の下
端に突設されたハンドル軸25と、このハンドル軸25の周
面に刻設されたウォームギヤ26aとこのウォームギヤ26
aに噛み合うウォームホイール26bから成るウォーム機
構と、このウォームホイール26bの中心に挿嵌される伝
達軸27と、この伝達軸27の一端を挿嵌するピニオンギヤ
28aとこのピニオンギヤ28aに噛み合うラックギヤ28b
から成るラック&ピニオン機構とから構成されている。
前記ラックギヤ28bは支持ロッド22の周面に刻設されて
おり、ピニオンギヤ28aの回転によりラックギヤ28bを
有する支持ロッド22が上下動する。即ち、車椅子利用者
Uが手で上下げハンドル24を所要量だけ回動させると、
その回転運動が上記のウォーム機構およびラック&ピニ
オン機構により減速され直線運動に変換されて、支持ロ
ッド22が所要量だけ上下動することになる。
【0014】このように構成されたジャッキ手段2によ
り、図12〜図18に示すように、車椅子シャーシ1のフロ
ント部11を所要高さにまで支え揚げることができる。ま
た、アクスル21aを介して軸支されたパドルフレーム21
bの周囲に等角度(120 度)に枢支された3個のキャス
ター21・21・21がジャッキ手段2の下端に配設してある
ので、図18に示すように、各キャスター21が階段Sの段
差にピッタリと追従して車椅子シャーシ1がスムーズに
滑動可能となる。
【0015】符号3で指示するものは、車椅子Wを走行
せしめる走行大輪であり、前記車椅子シャーシ1の両側
に一対枢支してある。これら一対の各走行大輪3は、ゴ
ム製のタイヤ31と、このタイヤ31の内周面に形成された
金属製のホイールリム32と、大輪3の中心部に形成され
た金属製のホイールハブ33と、このホイールハブ33から
ホイールリム32へ放射状に張られた複数本のスポーク34
・34・・・・とから構成されている。
【0016】符号4で指示するものは、昇降すべき階段
Sの角部Scに引掛け可能なクランポン(crampon )手段
であり、前記走行大輪3のタイヤ31に装着してある。こ
のクランポン手段4の先端には、タイヤ31外周面に接触
するローラー状のフック41が突設してあり、このフック
41は摩擦係数が大きいゴム製の素材から成る。階段昇降
時には、前記ゴム製フック41を階段Sの角部Scに引っ掛
けるようにして走行大輪3を回転させることにより、走
行大輪3のタイヤ31が階段S面上でスリップすることな
く階段の昇降をスムーズかつ安全に行うことができる。
また、クランポン手段4は掛脱操作自在となっており、
即ち、階段でなく平坦地を走行する通常走行時には、ク
ランポン手段4を取り外したりフック41をタイヤ31の側
面等に退避させたりして、普通の車椅子と同様に平坦地
を走行させることができ、階段昇降時にはフック41をタ
イヤ31に装着することができる。
【0017】第1実施形態車椅子においては、クランポ
ン手段4は、図5に示すように、前記ローラー状のフッ
ク41と、このフック41の中心軸であってボルトとナット
から成るフック軸42と、このフック軸42に連結されフッ
ク41を揺動させるスイングアーム43と、このスイングア
ーム43の一端に枢支連結されるボルトとナットであっ
て、タイヤ31内側のホイールリム32面の近傍に位置する
スイング軸44と、このスイング軸44から走行大輪3のホ
イールハブ33へ向けて伸長してそのホイールハブ33に連
結された連結アーム45と、この連結アーム45の一端と後
述の第2ワンウェイクラッチとを連結する連結金具46と
から構成されている。この第2ワンウェイクラッチによ
り、フック41を階段Sの角部Scに引っ掛けてセットする
ときには、スイングアーム43を揺動可能状態とし、その
セット後に走行大輪3を回転させてフック41が階段Sの
角部Scからの反作用を受けるときには、スイングアーム
43を揺動不可状態としている。また、前記クランポン手
段4のフック軸42またはスイング軸44のボルトとナット
を着脱することにより、クランポン手段4を掛脱操作可
能である。
【0018】また、クランポン手段4の変形例として図
6および図7に示すように、タイヤ31内側のホイールリ
ム32面の所定位置に金属製の固定プレート47を溶接して
その固定プレート47にクランポン手段4を取り付けたも
のがある。このホイールリム固定式のクランポン手段4
は、タイヤ31外周面に接触するローラー状のフック41
と、このフック41の中心軸であるフック軸42と、このフ
ック軸42にタイヤ31の両側面から連結されフック41を揺
動させる2本のスイングアーム43・43と、これら各スイ
ングアーム43の一端に枢支連結され、かつ、タイヤ31内
側のホイールリム32面の所定位置に固定プレート47を介
して固定されるスイング軸44とから構成されている。こ
のようなクランポン手段4は少なくとも1つタイヤ31に
装着してあればよいが、必要に応じて複数のクランポン
手段4・4・・・・を装着することも可能である。
【0019】符号5で指示するものは、前記走行大輪3
を車椅子シャーシ1の両側にそれぞれ枢支するための車
軸であり、鋼製の棒体から成る。この車軸5は、車椅子
シャーシ1側面のキー溝(図示せず)に固定連結された
連結軸51と、この連結軸51の周りに回動自在に装着さ
れ、かつ、後述の階段昇降用ハンドリムから減速手段に
そのハンドリムの回転力を伝達する入力軸52と、前記連
結軸51の周りに回動自在に装着され、かつ、後述の減速
手段から前記走行大輪3に回転力を伝達する出力軸53と
から構成されている。これら各車軸5(51・52・53)の
周りには、後述のハンドリム、減速手段、クラッチ手段
等が配設されており、車軸5を介してハンドリムの回転
力を走行大輪3に伝達している。
【0020】符号6で指示するものは、前記走行大輪3
の回転駆動力を生成するためのハンドリムであり、金属
製のリング体から成る。第1実施形態車椅子において
は、このハンドリム6は平坦走行用ハンドリム6aと階
段昇降用ハンドリム6bの2本のリング状リムから成
り、図5に示すように、平坦走行用ハンドリム6aは走
行大輪3のホイールリム32に直結してあり、階段昇降用
ハンドリム6bは前記車軸5の入力軸52に連結してあ
る。このように連結されたハンドリム6のうち平坦走行
用ハンドリム6aを車椅子利用者Uがハンドにて回転さ
せると、その回転力が1:1の比で走行大輪3に直接伝
達される一方、階段昇降用ハンドリム6bを車椅子利用
者Uが回転させると、その回転力が後述の減速手段にて
5:1の比に変換されて走行大輪3に伝達される。
【0021】符号7で指示するものは、前記階段昇降用
ハンドリム6bからの回転力を増大して走行大輪3に伝
達せしめる減速手段である。この減速手段7は、前記車
軸5の入力軸52にスプライン嵌合にて連結されるサンギ
ヤ71aと複数のピニオンギヤ71b・71b・・・・とリングギ
ヤ71cとの3種類のギヤから成るプラネタリーギヤ機構
71と、前記ピニオンギヤ71b・71b・・・・が回動自在に支
持されているプラネタリーキャリア72と、前記リングギ
ヤ71cが固定されているハウジング73と、前記プラネタ
リーキャリア72と前記車軸5の出力軸53とを連結するカ
ップリング74とから構成されている。図8および図9に
示すように、前記プラネタリーギヤ機構71における3種
類の各ギヤの噛み合いによって階段昇降用ハンドリム6
bの回転を5:1の比に減速している。また、前記カッ
プリング74ではスプライン嵌合を使用しており、このス
プライン嵌合にて連結された出力軸53へ前記ハンドリム
6bからの回転を伝達し、その出力軸53からホイールハ
ブ33を介して走行大輪3に回転駆動力を伝達している。
【0022】これにより、階段昇降用ハンドリム6bか
ら入力軸52に伝達された回転が減速され(即ち、回転力
の増大)、その減速された回転が出力軸53を介して走行
大輪3に伝達されることになり、その結果小さな力で走
行大輪3を回転駆動させることができ、階段の昇降を容
易に行える。
【0023】符号8で指示するものは、前記走行大輪3
の回転力等を連結・遮断するクラッチ手段である。第1
実施形態車椅子においては、このクラッチ手段8は、第
1クラッチ81と、この第1クラッチ81にてオン・オフを
行う第1ワンウェイクラッチ82と、前記クランポン手段
4のスイングアーム43の動作を規制する第2ワンウェイ
クラッチ83と、前記第1クラッチ81を進退移動せしめる
ナット84およびコイルスプリング85とから構成されてい
る。図8に示すように、ナット84を緩めると、第1クラ
ッチ81の噛み合い部が離れて第1ワンウェイクラッチ82
がオフ状態になり、図9に示すように、ナット84を締め
ると、第1クラッチ81の噛み合い部が係合して第1ワン
ウェイクラッチ82がオン状態になる。このオン状態にな
ると、第1ワンウェイクラッチ82により走行大輪3が一
方向にのみ回転するようになって走行大輪3に逆転防止
機能を付加することができ、その結果階段上昇時に車椅
子が階段Sを転がり落ちるのを効果的に防止することが
できる。
【0024】このような減速手段7およびクラッチ手段
8のスケルトン図が図10に示してある。図10において
は、減速手段7における3種類のギヤ(サンギヤ71a、
ピニオンギヤ71b、リングギヤ71c)およびクラッチ手
段8における3つのクラッチ(第1クラッチ81、第1ワ
ンウェイクラッチ82、第2ワンウェイクラッチ83)の連
関状態を系統的に表してある。また、上記と同様の機能
を実現する別のスケルトン図が図11に示してある。
【0025】上記の如き第1実施形態車椅子Wに腰掛け
ている車椅子利用者Uが階段Sのクライミングを行うに
あたっては、次のようにすればよい。なお、第1実施形
態車椅子Wにあっては、一段の高さが180 mm以下、奥行
きが300 mm以上の階段Sにおける使用に適している。
【0026】まず、図12に示すように、車椅子利用者U
が自分の手で(図示せず)、クランポン手段4の連結ア
ーム45を回転させてその連結アーム45先端のフック41を
階段Sの一段目の角部Scに引っ掛けるとともに、ジャッ
キ手段2の上下げハンドル24を所要量だけ回転させて車
椅子シャーシ1のフロント部11を所要の高さ(階段Sの
一段に略相当する高さ)にまで斜めに支え揚げる。な
お、この操作の前に、クラッチ手段8のナット84を締め
て第1ワンウェイクラッチ82をオン状態にしておく。
【0027】つぎに、図12の状態から階段昇降用ハンド
リム6bを回転させると、一段目の角部Scに引っ掛けた
フック41により車椅子Wが当該角部Scを支点として階段
Sを攀じ登るように移動して、図13に示すような状態に
なる。この場合、階段昇降用ハンドリム6bからの回転
力は減速手段7にて増大されて走行大輪3に伝達される
ため、車椅子利用者Uが階段昇降用ハンドリム6bを回
転させる力は小さくて済む。また、第1ワンウェイクラ
ッチ82がオン状態にしてあるため、車椅子Wが階段Sの
下側へ転がり落ちることはなく、非常に安全性に秀れて
いる。
【0028】次いで、図12と同様に操作して、フック41
を階段Sの二段目の角部Scに引っ掛け、かつ、さらにフ
ロント部11を所要の高さにまで支え揚げる(図14参
照)。この状態から階段昇降用ハンドリム6bを回転さ
せると、フック41が走行大輪3のタイヤ31面に強く押圧
されつゝ車椅子Wがさらに階段Sを攀じ登るように移動
して階段Sの二段目に到達する(図15参照)。
【0029】さらに、図12と同様に操作して、フック41
を階段Sの三段目の角部Scに引っ掛け、かつ、車椅子シ
ャーシ1のフロント部11を所要の高さにまで支え揚げる
(図16参照)。この状態から階段昇降用ハンドリム6b
を回転させると、車椅子Wが階段Sを攀じ登るように移
動して階段Sの三段目に到達する(図17参照)。この場
合、ジャッキ手段2下端に配設された3個のキャスター
21・21・21のうち2個のキャスター21・21は一段目の角
部Scの2面にそれぞれ当接しており、ジャッキ手段2の
各キャスター21は階段Sの段差に追従してその段差をス
ムーズに乗り越え可能となっている。
【0030】以下同様にして、車椅子Wは図18に示すよ
うな状態を経て階段Sの最上段まで攀じ登るようにして
階段Sのクライミングを行うことになる。また、階段S
を降りる場合には、上記と逆の操作を行えばよい。
【0031】このように本発明の車椅子Wを使用するこ
とにより、図26に示す従来の車椅子において必要なモー
ター等の電動機を付加することなく、付添者等の他人の
助けを借りずに車椅子利用者Uが一人で階段Sを昇降す
ることができ、しかもその階段Sの昇降を容易かつスム
ーズに極めて安全に行うことが可能になる。
【0032】つぎに、本発明の第2実施形態である車椅
子を図19〜図21に基いて説明する。第2実施形態車椅子
においては、左右一対のジャッキ手段2・2を車椅子シ
ャーシ1両側のフロント部11に設けた点、およびこれら
各ジャッキ手段2と車椅子シャーシ1にリンク機構を採
用した点のみが第1実施形態車椅子と異なる。左右一対
のジャッキ手段2・2の支持ロッド22・22は複数本の棒
材をリンクして作製してあり、これら各支持ロッド22の
下端には第1実施形態と同様、アクスル21aを介して軸
支されたパドルフレーム21bの外周に3個のキャスター
21・21・21が各々配設してある。そして、左右の支持ロ
ッド22・22は連接バー29にて接続してある。また、車椅
子シャーシ1も複数本の棒材をリンクして作製してあ
り、そのフロント部11にはリンク状態を調節するアジャ
スト部材9が設けてある。このアジャスト部材9はハン
ドル91とナット92とボルト93とから成り、このハンドル
91を回動させることにより、車椅子シャーシ1およびジ
ャッキ手段2のリンク状態を調節することができる。
【0033】このようにアジャスト部材9にてリンク機
構を作動させることにより、例えば図21に示すように、
車椅子シャーシ1の背凭れdをリクライニングさせて車
椅子利用者Uを含む車椅子W全体の重心を後方に移動さ
せることができるため、階段昇降時に車椅子利用者Uが
前方へつんのめることなく、階段の昇降を安全かつスム
ーズに行うことができる。また、車椅子シャーシ1のシ
ートf位置を下げて車椅子W全体の重心を低くすること
により、階段昇降時における車椅子Wの安定性を一層高
めることができる。
【0034】最後に、本発明の第3実施形態である車椅
子を図22〜図25に基いて説明する。第3実施形態車椅子
においては、2本でなく1本のハンドリム6をクラッチ
手段8にて平坦走行用と階段昇降用とに切換可能とした
点のみが第1実施形態車椅子と異なる。1本のハンドリ
ム6のクラッチ手段8による切換機構は、図23のスケル
トン図に示してある。図23においては、減速手段7にお
ける3種類のギヤ(サンギヤ71a、ピニオンギヤ71b、
リングギヤ71c)、およびクラッチ手段8における3つ
のクラッチ(第1クラッチ81、第2クラッチ86、第3ク
ラッチ87)および2つのワンウェイクラッチ(第1ワン
ウェイクラッチ82、第2ワンウェイクラッチ83)の連関
状態を系統的に表してある。図中、減速手段7の3種類
のギヤ、およびクラッチ手段8の2つのワンウェイクラ
ッチおよび第1クラッチ81の機能は、第1実施形態と同
様であり、第2クラッチ86の機能はハンドリム6を走行
大輪3に直結することであり、第3クラッチ87の機能は
減速手段7を介してハンドリム6を走行大輪3に連結す
ることである。
【0035】上記クラッチ手段8の切換操作は、車椅子
Wの各走行状態(平坦走行、階段上昇、階段下降)に対
して図24に示す通りである。ここで説明上、第1クラッ
チ81を符号C1、第2クラッチ86を符号C2、第3クラ
ッチ87を符号C3とし、クラッチのオン状態を○印、ク
ラッチのオフ状態を×印とする。また、これと同様の機
能を実現する別のスケルトン図が図25に示してある。
【0036】本発明の実施形態は概ね上記のとおりであ
るが、本発明は前述の実施形態に限定されるものでは決
してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の
変更が可能であって、例えば、クランポン手段4のフッ
ク41をローラー状以外に歯車状や爪状に形成して階段S
の角部Scへの引掛け力を一層強くすることも可能であ
り、また、ジャッキ手段2やクランポン手段4をユニッ
トにしてそのユニットを車椅子Wにマグネット等にて容
易に脱着できるようにすることも可能であり、これら何
れの変更態様も本発明の技術的範囲に属することは言う
までもない。
【0037】
【発明の効果】以上実施形態を挙げて説明したとおり、
本発明にあっては、車椅子シャーシのフロント部を所要
の高さにまで支え揚げるためのジャッキ手段をそのフロ
ント部に設け、かつ、階段の角部に引掛け可能なクラン
ポン手段を車椅子シャーシ両側の走行大輪にタイヤに装
着するという機構を車椅子に採用したので、ジャッキ手
段にて車椅子のフロント部を支え揚げつゝ、クランポン
手段にて階段の角部を捉えて攀じ登るようにして、車椅
子に腰掛けている車椅子利用者が一人で階段のクライミ
ングをスムーズに行うことができる。よって、階段昇降
時に車椅子利用者が付添者等の他人の助けを借りる必要
がなく、その結果、車椅子利用者の精神的負担が大幅に
軽減されるうえに、車椅子利用者の行動範囲も拡がる。
【0038】また、本発明車椅子によれば、車椅子利用
者が自分の手でジャッキ手段およびクランポン手段を作
動させて階段を昇降することができるので、従来の階段
昇降用車椅子のように電動機やバッテリー等を使用する
必要がなく、階段昇降用車椅子の製造コストを大幅に低
減できる。
【0039】さらに、本発明車椅子にあっては、走行大
輪とハンドリムの間に減速手段を配設してあるので、車
椅子利用者がハンドリムに小さな力を加えるだけで階段
の昇降を容易に行えるとともに、走行大輪の車軸にワン
ウェイクラッチを配設して走行大輪に逆転防止機能を付
加してあるので、階段昇降時に車椅子が階段を転がり落
ちることはなく、安全性にも秀れている。したがって、
上記の如く多数の効果を奏し、車椅子分野における産業
上の利用価値は頗る大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である車椅子の斜視図で
ある。
【図2】第1実施形態車椅子の正面図である。
【図3】第1実施形態車椅子の側面図である。
【図4】図3のジャッキ手段における連結ボックスの線
XーXの拡大断面図である。
【図5】第1実施形態車椅子の走行大輪近傍における各
部材の内部を一部表してこれら部材の連結状態を示した
正面説明図である。
【図6】第1実施形態車椅子のクランポン手段の変形例
の部分拡大側面図である。
【図7】図6の正面説明図である。
【図8】第1実施形態車椅子の車軸における減速手段、
およびワンウェイクラッチの遮断状態を拡大して示した
断面説明図である。
【図9】図8の同減速手段、およびワンウェイクラッチ
の連結状態を拡大して示した断面説明図である。
【図10】第1実施形態車椅子の減速手段およびクラッチ
手段のスケルトン図である。
【図11】別の減速手段およびクラッチ手段のスケルトン
図である。
【図12】第1実施形態車椅子の階段上昇状態の一部を示
した使用説明図である。
【図13】第1実施形態車椅子の階段上昇状態の一部を示
した使用説明図である。
【図14】第1実施形態車椅子の階段上昇状態の一部を示
した使用説明図である。
【図15】第1実施形態車椅子の階段上昇状態の一部を示
した使用説明図である。
【図16】第1実施形態車椅子の階段上昇状態の一部を示
した使用説明図である。
【図17】第1実施形態車椅子の階段上昇状態の一部を示
した使用説明図である。
【図18】第1実施形態車椅子の階段上昇状態の一部を示
した使用説明図である。
【図19】本発明の第2実施形態である車椅子の側面図で
ある。
【図20】第2実施形態車椅子の正面図である。
【図21】第2実施形態車椅子の階段昇降時におけるリク
ライニング状態を示した使用説明図である。
【図22】本発明の第3実施形態である車椅子の斜視図で
ある。
【図23】第3実施形態車椅子の減速手段およびクラッチ
手段のスケルトン図である。
【図24】第3実施形態車椅子の走行状態における各クラ
ッチのオン・オフを表した説明図である。
【図25】別の減速手段およびクラッチ手段のスケルトン
図である。
【図26】従来の車椅子の階段昇降状態を示した使用説明
図である。
【符号の説明】
1 車椅子シャーシ 11 フロント部 2 ジャッキ手段 21 キャスター 21a アクスル 21b パドルフレーム 22 支持ロッド 23 連結ボックス 24 上下げハンドル 25 ハンドル軸 26a ウォームギヤ 26b ウォームホイール 27 伝動軸 28a ピニオンギヤ 28b ラックギヤ 29 連接バー 3 走行大輪 31 タイヤ 32 ホイールリム 33 ホイールハブ 34 スポーク 4 クランポン手段 41 フック 42 フック軸 43 スイングアーム 44 スイング軸 45 連結アーム 46 連結金具 47 固定プレート 5 車軸 51 連結軸 52 入力軸 53 出力軸 6 ハンドリム 6a 平坦走行用ハンドリム 6b 階段昇降用ハンドリム 7 減速手段 71 プラネタリーギヤ機構 71a サンギヤ 71b ピニオンギヤ 71c リングギヤ 72 プラネタリーキャリア 73 ハウジング 74 カップリング 8 クラッチ手段 81 第1クラッチ 82 第1ワンウェイクラッチ 83 第2ワンウェイクラッチ 84 ナット 85 コイルスプリング 86 第2クラッチ 87 第3クラッチ 9 アジャスト部材 91 ハンドル 92 ナット 93 ボルト S 階段 Sc (階段の)角部 U 車椅子利用者 W 車椅子 f シート d 背凭れ h 補助輪 r レッグレスト T 付添者 W′ (従来の)車椅子 E 電動階段昇降機 b バッテリー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車椅子シャーシ1のフロント部11には、
    当該フロント部11の所要の高さにまで支え揚げるための
    ジャッキ手段2を設け、このジャッキ手段2の下端には
    当該ジャッキ手段2の滑動を可能にするキャスター21・
    21・・・・を配設する一方、前記シャーシ1両側の走行大輪
    3のタイヤ31には、階段Sの角部Scに引掛け可能なクラ
    ンポン手段4を掛脱操作自在に装着したことを特徴とす
    る階段クライミング車椅子。
  2. 【請求項2】 ジャッキ手段2が支持ロッド22を含み、
    この支持ロッド22が車椅子シャーシ1のフロント部11に
    上下動可能に連結されており、階段S面に当接すべき支
    持ロッド22下端をアップダウンさせて前記シャーシ1の
    フロント部11を支え揚げ可能とした請求項1記載の、階
    段クライミング車椅子。
  3. 【請求項3】 ジャッキ手段2の支持ロッド22下端にア
    クスル21aを介してパドルフレーム21bを軸支し、この
    パドルフレーム21bの周囲にキャスター21を複数個等角
    度に配設して、当該各キャスター21が階段Sの段差に追
    従可能とした請求項1または2に記載の、階段クライミ
    ング車椅子。
  4. 【請求項4】 クランポン手段4の先端に突設されたフ
    ック41が、走行大輪3のタイヤ31外周面に接触した状態
    で、タイヤ31内側のホイールリム32の所定位置を中心と
    して揺動可能に取り付けてある請求項1〜3の何れか一
    つに記載の、階段クライミング車椅子。
  5. 【請求項5】 クランポン手段4が、タイヤ31外周面に
    接触するローラー状のフック41と、このフック41をタイ
    ヤ31内側のホイールリム32の所定位置を中心として揺動
    させるスイングアーム43とを含んでいる請求項1〜4の
    何れか一つに記載の、階段クライミング車椅子。
  6. 【請求項6】 車椅子シャーシ1の両側に一対の走行大
    輪3・3が車軸5・5を介して枢支され、これら大輪3
    ・3を回動させるためのハンドリム6・6が各々の車軸
    5・5に装着されて成る車椅子Wにおいて、前記シャー
    シ1のフロント部11には、当該フロント部11の所要の高
    さにまで支え揚げるためのジャッキ手段2を設け、この
    ジャッキ手段2の下端には当該ジャッキ手段2の滑動を
    可能にするキャスター21・21・・・・を配設する一方、前記
    各大輪3のタイヤ31には、階段Sの角部Scに引掛け可能
    なクランポン手段4を掛脱操作自在に装着し、かつ、前
    記各車軸5には、減速手段7を配設することにより、階
    段昇降時には減速手段7の作動によってハンドリム6の
    回転力を増大せしめて走行大輪3に伝達するとともに、
    車椅子W前方の階段面にジャッキ手段2下端のキャスタ
    ー21・21・・・・を当接させつゝクランポン手段4のフック
    41を階段Sの角部Scに引っ掛けるようにして各大輪3を
    回転させて階段Sを昇降する一方、平坦走行時にはハン
    ドリム6の回転力をそのまゝ走行大輪3に伝達して平坦
    地を走行するように構成したことを特徴とする階段クラ
    イミング車椅子。
  7. 【請求項7】 ハンドリム6が平坦走行用ハンドリム6
    aと階段昇降用ハンドリム6bとから成り、これら2本
    のうち平坦走行用ハンドリム6aは走行大輪3に直結し
    てあり、階段昇降用ハンドリム6bは減速手段7を介し
    て走行大輪3に連結してある請求項6記載の、階段クラ
    イミング車椅子。
  8. 【請求項8】 1本のハンドリム6から成り、このハン
    ドリム6がクラッチ手段8にて平坦走行用と階段昇降用
    とに切換可能である請求項6記載の、階段クライミング
    車椅子。
  9. 【請求項9】 走行大輪3が枢支された車軸5にワンウ
    ェイクラッチを配設して走行大輪3に逆転防止機能を付
    加することにより、階段上昇時に車椅子Wが階段Sを転
    がり落ちるのを防止せしめた請求項6〜8の何れか一つ
    に記載の、階段クライミング車椅子。
  10. 【請求項10】 車椅子シャーシ1および/またはジャッ
    キ手段2がリンク機構にて構成されている請求項1〜9
    の何れか一つに記載の、階段クライミング車椅子。
  11. 【請求項11】 車椅子シャーシ1がリクライニング可能
    である請求項10記載の、階段クライミング車椅子。
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