JPH10174615A - 棒状化粧料 - Google Patents
棒状化粧料Info
- Publication number
- JPH10174615A JPH10174615A JP35373796A JP35373796A JPH10174615A JP H10174615 A JPH10174615 A JP H10174615A JP 35373796 A JP35373796 A JP 35373796A JP 35373796 A JP35373796 A JP 35373796A JP H10174615 A JPH10174615 A JP H10174615A
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- Japan
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- cosmetic
- shaped cosmetic
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- Pending
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Abstract
また折れにくい取り扱いの容易な棒状化粧料を提供す
る。 【解決手段】棒状化粧料は、棒状化粧料芯の表面に紫外
線硬化型樹脂膜が形成されて成る。この化粧料は、繰出
し式容器用の棒状化粧料として利用できる。 【効果】棒状化粧料芯の表面に形成された紫外線硬化型
樹脂膜は、緻密で、外力に強く、品質を保持できる保護
膜となる。
Description
(以下、「UV樹脂」と略す)膜が表面に形成された棒状
化粧料に関し、特にUV樹脂膜が棒状化粧料芯の表面に形
成されたものをそのまま使用する棒状化粧料、およびこ
のような棒状化粧料を繰出し式容器に収納して使用する
棒状化粧料に関する。
は、これを直に掴んで化粧をすることができるようにし
たものや、これを化粧料芯としてその周囲を紙などのシ
ートで包み、そのシートを適宜破って化粧をすることが
できるようにしたものがある。このような棒状化粧料は
化粧の塗布面が広いときに有用なものとして利用されて
いる。このような化粧料は容器がないため、非常にコン
パクトなものである。
化粧料芯として使用される棒状化粧料は、必要に応じ
て、繰出し、繰戻しができるために、利便性や携帯性に
富むものである。
粧に供する棒状化粧料は手等が汚れ、また、化粧料自体
柔らかなため、掴んで化粧をする際、取り扱いが不便で
ある。さらに、ある程度の太さがあっても、非常に折れ
やすく携帯に不便である。
粧料はこのような欠点はないものの、使用の度ごとに、
化粧料に対して注意を払いながら包み紙を破くことには
不便さが伴い、また破いた後は外見が悪くなる。さら
に、必要以上に紙が破けてしまうと、露出した部分は保
護されず、紙などで包まない化粧料の場合と同様の問題
が生じる。
合、樹脂製シートは、化粧料芯の保護という面では優れ
ているものの、破りにくいため、使用勝手が悪い。
して使用される棒状化粧料は、容器の貫通孔内で往復移
動可能に収納できるようにするために、その長さが太さ
に比較して長く、一般的に折れやすい。そのため、樹脂
製の筒体内に化粧料を充填し、化粧料芯とし、繰出し式
容器に筒体ごと装着し、使用時に筒体から化粧料芯を押
し出し、繰出し式容器の先端から露出させて使用し、そ
して、不使用時には、筒体から露出した状態で化粧料芯
を繰出し式容器内に収納している。このような繰出し式
容器において、筒体から必要以上に押し出され、露出し
た化粧料芯の部分は筒体による保護がなくなる。
料から成るとき、外気と接触する部分をできるだけ少な
くする必要があるが、上記筒体を利用する繰出し式容器
においてでさえも、筒体から押し出された化粧料芯の部
分は外に露出したままであることから、繰出し式容器に
は、化粧料芯に対する気密性が要求され、そのための製
造コストが増す。
れたもので、その目的は、表面が保護され、手などを汚
したり、不用意に折れたりしない、取り扱いの容易な棒
状化粧料を提供することである。
容易に露出できる棒状化粧料を提供することである。
経時で変質しにくい棒状化粧料を提供することである。
明の棒状化粧料は棒状化粧料芯の表面にUV樹脂膜が形成
されて成る。ここで、棒状化粧料は揮発性成分を有する
化粧料から成るものも利用できる。この場合は、特に外
気に触れる部分をなくすために棒状化粧料芯の周囲のみ
ならず、端部にもUV樹脂膜が形成されることが望まし
い。
つものの他、三角形、四角形などの多角形のものでもよ
い。断面が多角形の場合は、棒状化粧料に角部が生じる
が、その部分には他の部分よりも厚くUV樹脂膜を形成す
ることが望ましい。
するであろう部分、例えば指が接する部分にUV樹脂膜を
より厚く形成することが望ましい。
は、繰出し式容器に、その棒状化粧料芯として収納する
ことができる。
密な膜となることから、棒状化粧料芯の表面にUV樹脂塗
料を塗布し、その塗布膜に対して紫外線を照射すること
で、緻密で、外力に対して強いUV樹脂膜を棒状化粧料芯
の表面にもつ棒状化粧料が形成される。
がないため棒状化粧料は変質することがなく、またUV樹
脂膜が形成された棒状化粧料からは、化粧料の揮発性成
分、組成物が揮発したり、外に滲み出すことがなく、所
期の品質が保持される。さらに、UV樹脂膜により棒状化
粧料に対して剛性が与えられる。
料の製造に好適な一実施例を説明する。図1(a)に示
されているように、通常使用される棒状化粧料芯1の表
面に、ノズル2によりUV樹脂をスプレー塗布する。図1
(a)には示されていないが、特に化粧料芯が揮発性成
分を有するときは、外気に接する部分をなくすために端
部へもUV樹脂の塗布を行うことが望ましい。
線硬化型樹脂塗料(好適にはアクリル系塗料)で、通
常、UV樹脂塗料との名称で市販されているものである
が、紫外線照射により硬化し、緻密な膜を形成するもの
であれば、特に制限はない。
で、均一な塗布膜を形成することができ、また一度に多
くの化粧料芯にUV樹脂塗料の塗布を行うことができる
が、所望の膜を形成できるのであれば、これに限定する
ものではない。たとえば、ディピング塗装により塗布膜
を形成してもよい。
の間照射する。UV樹脂は紫外線の照射により硬化し、UV
樹脂膜3が形成される(図1(b)を参照)。形成される
UV樹脂膜の厚さは適宜決定されるものである。かくし
て、本発明の棒状化粧料Aが製造される。
もかかわらず、緻密で強固であることから、化粧料の組
成成分が揮発したり、滲み出ることがない。したがっ
て、化粧料の品質が保持され、使用感等も変化しにく
い。
ト方式により、文字、図形などを印刷することもでき、
これにより、必要な情報を記すことができるばかりか、
装飾をも施すことができる。さらに、有色UV樹脂膜も形
成できるが、透明なUV樹脂膜を形成すると、購入者は化
粧料の色を直接認識でき、便利となる。
に、棒状化粧料AのUV樹脂膜3を、たとえばナイフにより
削り、必要な部分を露出させる。そして、UV樹脂膜があ
る部分を掴んで化粧を行う。前述したように、UV樹脂膜
は強固な膜であるから、化粧料を掴んでも変形すること
がない。不使用時には、例えばキャップ4(図1(b)で
は化粧料の先端を示すためにキャップの一部が切り欠き
されている)をその露出部を覆うように装着すると、化
粧箱やバッグなど収納部を汚すこともない。
が、これに限定されず、断面が三角形、四角形など角部
をもつものであってもよい。角部をもつ化粧料芯は細い
線も描くことができ、便利なものであるが、角部は、外
力により容易に変形しやすいことから、UV樹脂塗料の塗
布膜を形成する際に、全体に、より厚くUV樹脂塗料を塗
布するか、または角部にそってより厚く塗布し、UV樹脂
膜を形成することが望ましい。
が扁平しているときは、化粧の際に掴み、力が作用する
化粧料芯の表面部分に対して、より厚くUV樹脂塗料を塗
布し、UV樹脂膜を形成してもよい。
製造された細い棒状化粧料A(例えば、直径は0.3cmの
棒状化粧料を長さ3cm程度に適宜切断したもの)を繰
出し式容器5に収納し、その先端から棒状化粧料の一部
を露出させた状態を示す。
粧料Aを繰り出し、使用に必要な部分だけナイフ等によ
りUV樹脂膜を削る。この棒状化粧料は揮発性成分を有し
ていても、UV樹脂膜が削られた部分以外の棒状化粧料芯
の周囲および端部はUV樹脂膜により覆われていることか
ら、外気に接することがなく、化粧料組成が変化しにく
い。
成に際して熱を使用しないために、化粧料を変質させる
ことがなく、したがって、所期の品質をもったまま保護
膜を形成することできる。そして、形成されたUV樹脂膜
は、緻密で、強固であることから、棒状化粧料は品質が
保持され、外力からも保護される。
で、必要な化粧料の部分のみを露出させることができる
ことから、棒状化粧料は、化粧料を不必要に露出させ過
ぎて、無駄にしたり、また不用意に折れるということが
なく、さらに取り扱いに際して、手などを汚すこともな
い。
樹脂膜により剛性を保持することができることから、化
粧料が細いものであっても化粧料の取り扱いが容易とな
り、また携帯時の芯折れを防止できる。さらに、化粧料
に揮発性成分が含まれていても、露出するのは、UV樹脂
膜が削られた先端部だけなので、化粧料芯の周囲が露出
することに伴う気密性の保持のための手段を繰出し式容
器内に設ける必要がなく、その繰出し式容器内の構成を
単純化できる。
V樹脂を塗布する状態を示す斜視図であり、図1(b)
は、UV樹脂膜を削り、一部を露出させた棒状化粧料に、
一部切り欠きされたキャップを装着した状態の斜視図で
ある。
料の一部が繰出し容器の先端より露出した状態を示す。
Claims (3)
- 【請求項1】 棒状化粧料芯の表面に紫外線硬化型樹脂
膜が形成されたことを特徴とする棒状化粧料。 - 【請求項2】 前記紫外線硬化型樹脂膜の厚さが部分的
に異なることを特徴する請求項1に記載の棒状化粧料。 - 【請求項3】 請求項1に記載の棒状化粧料を、繰出し
式容器に、その棒状化粧料芯として収納したことを特徴
とする棒状化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35373796A JPH10174615A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 棒状化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35373796A JPH10174615A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 棒状化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10174615A true JPH10174615A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18432884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35373796A Pending JPH10174615A (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 棒状化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10174615A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019038768A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | 紀伊産業株式会社 | 模様付固形化粧料およびその製造方法 |
JP2019038769A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | 紀伊産業株式会社 | 模様付固形化粧料およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-12-18 JP JP35373796A patent/JPH10174615A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019038768A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | 紀伊産業株式会社 | 模様付固形化粧料およびその製造方法 |
JP2019038769A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | 紀伊産業株式会社 | 模様付固形化粧料およびその製造方法 |
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