JP3148390U - 印字用レーザマーキング箔 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定のレーザ波長領域に対する高い感応性をもつ発色剤を用いたレーザマーキング剤層を付着させた印字用レーザマーキング箔を提供する。【解決手段】ベースフィルム1上に離型剤層2、保護層3、レーザマーキング剤層4、白顔料層5、接着剤層6をこの順に積層させた状態で付着させて構成した印字用レーザマーキング箔である。この箔を、印字すべき包装品パッケージなどの表面印字箇所に当てて箔押しすることにより、箔から印字箇所にレーザマーキング剤層4を含む保護層3ないし接着剤層6の4層を移して付着させ、その付着されたレーザマーキング剤層4を含む4層の上をフィルムで覆って、包装品表面とそのフィルムとの間にレーザマーキング剤層4を含む4層を閉じ込め、そのフィルム上からレーザを照射して、レーザマーキング剤を発色させ所望の印字を行う。【選択図】図1

Description

本考案は、印字対象物の印字箇所に箔押し(ホットスタンピング)することによってレーザマーキング剤層を該印字箇所に付着させ、それをレーザマーカーで発色させて印字を行うのに用いる印字用レーザマーキング箔に関する。
商品の包装には、賞味期限、製造品番、品質管理ロット番号などのダイレクトマーキングの印字がなされるが、その印字を行うために従来はインクジェット、エンボス、ホットスタンプや熱転写による印字法が用いられて来た。また、紙箱や厚手のプラスチックシートを用いた包装品などに対してレーザの照射エネルギーによって包装容器や包装袋を表面炭化させたり、包装容器や包装袋に予め印刷されたインキ層をレーザによって切削除去し下地の色を露出させたりして、印字を行うレーザマーキング法が採用されて来た。このレーザマーキング法の印字によれば格別の消耗品を必要とせずに低コストで印字を行うことができる。
しかしながら、この従来のレーザマーキング法による印字の場合、パッケージの表面に対して行った印字が擦れて読み難くなったり剥離して落ちたりしてしまうという問題や、印字のために包装品の表面炭化を行わせるときに炭化ガスが発生するし、また、切削マーキングを行うときには切削塵飛散が発生するという問題があった。更に、印字のために包装品を表面炭化又は切削マーキングを行うと包装材に疵を与える可能性があるためプラスチックフィルムを包装材とする包装品などに対しては炭化や切削によるレーザマーキング印字法の適用には制約を伴うことがあった。
従来のレーザマーキングによる印字法において見られた上記問題点を解消する新しいレーザマーキング印字法として、ラミネートフィルムによる包装材の間に発色層をコーティングし、そのラミネートフィルム包装材の表面からレーザ照射を行って印字するようにしたレーザマーキング剤を用いた新しいレーザマーキング法が開発された。この新しいマーキング法に用いられるレーザマーキング剤は、特定のレーザ波長領域に対する高い感応性をもつ発色剤である(特許文献1、2)。このように特定のレーザ波長領域に対する高い感応性をもつ発色剤を用いたレーザマーキング法では、包装材フィルムの表面に対して損傷を与えないので種々の包装品に対して問題なく広く採用することができるという利点がある。
一方、インキや転写剤による印字方法において、これらのインキや転写剤をプラスチックフィルムなどのベースフィルムに付着させた箔(リボンテープなど)を用いることが広く行われているが、上記した特定のレーザ波長領域に対する高い感応性をもつ発色剤を用いたレーザマーキングを行うためのレーザマーキング用箔は提供されていない。レーザマーキング用箔が提供されると、その箔を使って包装品パッケージ表面などの印字箇所に対して箔押し(ホットスタンピング)を行うことによりその発色剤を含むレーザマーキング剤層を包装品表面の印字箇所に付着させ、レーザを照射させてそのレーザマーキング剤を発色させることにより容易にレーザマーキングによる印字を行うことができる。
特開2007−313876号公報 特開2007−500090号公報
本考案は、特定のレーザ波長領域に対する高い感応性をもつ発色剤を用いたレーザマーキング剤を箔押しによって包装品外表面上に付着させ、それにレーザを照射して印字を行うことを可能にする印字用レーザマーキング箔を提供することを課題としている。
本考案は前記した課題を解決するため、ベースフィルム上に離型剤層、保護層、レーザマーキング剤層、顔料層、接着剤層をこの順に積層させた状態で付着させて構成した印字用レーザマーキング箔を提供する。本考案による印字用レーザマーキング箔を構成する前記顔料層の顔料としては白顔料を採用することができる。また、本考案による印字用レーザマーキング箔を構成する前記ベースフィルムとしてPETフィルムを採用することができる。
本考案による印字用レーザマーキング箔によれば、印字すべき包装品パッケージなどの表面印字箇所にこの印字用レーザマーキング箔を当てて箔押し(ホットスタンピング)することにより、箔から印字箇所にレーザマーキング剤層を移して付着させることが容易にできる。そして、包装品パッケージなどの表面印字箇所に付着されたレーザマーキング剤層の上をフィルムで覆って包装品表面と、その上を覆ったフィルムとの間にレーザマーキング剤層を閉じ込め、そのフィルム上から所望波長のレーザを照射することにより、レーザマーキング剤を発色させて所望の印字を行うことができる。
本考案による印字用レーザマーキング箔により印字を行うには上記したように包装品パッケージなどの表面印字箇所にレーザマーキング剤層を箔押しによって付着させ、その付着されたレーザマーキング剤層の上をフィルムで覆って、包装品表面とその上を覆ったフィルムとの間に転移されたレーザマーキング剤層を閉じ込めてレーザ照射を行うことで、印字に伴って発生したガスの飛散などを起こすことなくレーザマーキング剤を発色させて所定の印字を行うことができる。また、このように、レーザマーキング剤層を包装品の表面とその上を覆ったフィルムとの間に閉じ込めて印字を行うことにより、得られた印字はその上をフィルムによって覆われて保護された状態になるので、印字されたレーザマーキング剤層が剥離したり擦れたりして印字が不鮮明になることなく安定した鮮明な印字を得ることができる。
また、本考案の印字用レーザマーキング箔における顔料層を構成する顔料として白顔料を採用したものでは、レーザ照射により発色したレーザマーキング剤が鮮明に見えることにより鮮明な印字を与えることができる。また、本考案の印字用レーザマーキング箔におけるベースフィルムとしてPETフィルムを採用したものでは所望の強度をもつ薄くて嵩張らない箔を提供することができる。
以下、本考案の印字用レーザマーキング箔を、図1に示した一実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1において、1はベースフィルムとしてのPETフィルムを示し、その厚さは12μmである。ベースフィルム1の下面には、シリコン系樹脂からなる離型剤層2、アクリル系樹脂からなる保護層3、特定のレーザ波長領域に対する高い感応性をもつ発色剤からなるレーザマーキング剤層4、有機顔料樹脂からなる白顔料層5、酢酸ビニール系樹脂からなる接着剤層6が、この順で積層されている。
レーザマーキング剤層4として東洋インキ株式会社製のコーティング剤(商品名Elbima Z117)を用いた。このレーザマーキング剤層4を、グラビア印刷手法によって1μmの厚さに塗布した。また、離型剤層2、保護層3、白顔料層5及び接着剤層6は、それぞれ、1〜1.5μmの厚さに付着させた。その後、乾燥させて印字用レーザマーキング箔を得た。
上記により得られた印字用レーザマーキング箔を使って包装フィルム、カード類、紙カートン類に対して次のとおり印字を行った。まず、印字すべき包装フィルム、カード類、紙カートン類などの表面印字箇所に接着剤層6が当接される態様でこの印字用レーザマーキング箔を当てて箔押し(ホットスタンピング)することにより、接着剤層6がその包装フィルム、カード類、紙カートン類などの印字箇所の表面に付着され印字用レーザマーキング箔から保護層3ないし接着剤層6までのレーザマーキング剤層4を含む4つの層が、図1の右上に模式的に示してあるように、ベースフィルム1と離型剤層2から成る2つの層から離型剤層2と保護層3の間で分離されて印字箇所に付着される。
こうして、包装フィルム、カード類、紙カートン類などの表面印字箇所に付着されたレーザマーキング剤層4を含む4層の上面を形成している保護層3の上を適宜のフィルムで覆って包装品表面と、その上を覆った適宜のフィルムとの間にレーザマーキング剤層4を含む4層を閉じ込め、そのフィルム上から所望波長のレーザを照射することにより、レーザマーキング剤層4を発色させて印字箇所に対して所望の印字を行うことができる。図2は、本考案の実施例により印字を施した包装フィルム袋による包装品の外観の様子を示している。
以上、本考案による印字用レーザマーキング箔について一実施例に基づいて説明したが、本考案はこの実施例に限定されるものではなく、本出願の実用新案登録請求の範囲に記載された範囲において、種々の変更や変形を加えてよいことはいうまでもない。
例えば、レーザマーキング剤としては上記したものに限らず、レーザを照射することにより発色して所望の印字を形成できるものであれば、適宜のレーザマーキング剤を採用してよいし、ベースフィルム1としてもPETフィルム以外の、適宜の厚さのベースフィルムを採用してよく、離型剤層2、保護層3、白顔料層5、接着剤層6についても、上記したもの以外、適宜の樹脂系のものを採用してよい。また、白顔料に代えて適宜の色の顔料を採用してよい。
また、上記した実施例では、包装フィルム、カード類、紙カートン類を印字対象として本発明によるレーザマーキング箔を使って印字を行う例について説明したが、これ以外の種々の物品を対象にして本発明によるレーザマーキング箔を使って印字を行うことができる。
本考案の実施例による印字用レーザマーキング箔の構成を示す縦断面図。 本考案による印字用レーザマーキング箔を用いて印字した袋詰め包装品の一例を示す図面。
符号の説明
1 ベースフィルム
2 離型剤層
3 保護層
4 レーザマーキング剤層
5 白顔料層
6 接着剤層

Claims (3)

  1. ベースフィルム上に離型剤層、保護層、レーザマーキング剤層、顔料層、接着剤層をこの順に積層させた状態で付着させて構成したことを特徴とする印字用レーザマーキング箔。
  2. 前記顔料層が白顔料層であることを特徴とする請求項1に記載の印字用レーザマーキング箔。
  3. 前記前記ベースフィルムがPETフィルムであることを特徴とする請求項1又は2に記載の印字用レーザマーキング箔。
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