JPH10173388A - クロストーク防止構造 - Google Patents

クロストーク防止構造

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JPH10173388A
JPH10173388A JP33381096A JP33381096A JPH10173388A JP H10173388 A JPH10173388 A JP H10173388A JP 33381096 A JP33381096 A JP 33381096A JP 33381096 A JP33381096 A JP 33381096A JP H10173388 A JPH10173388 A JP H10173388A
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JP
Japan
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conductor
conductors
crosstalk
conductive
prevention structure
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Pending
Application number
JP33381096A
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English (en)
Inventor
Koji Kitagawa
弘二 北川
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Kitagawa Industries Co Ltd
Original Assignee
Kitagawa Industries Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for
    • H05K1/0216Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference
    • H05K1/0218Reduction of cross-talk, noise or electromagnetic interference by printed shielding conductors, ground planes or power plane

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  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロストークを防止するとともに、回路設計
の制限を回避し、容易に回路の稠密化を実現できるクロ
ストーク防止構造を提供すること。 【解決手段】 クロストーク防止構造では、基板1上に
複数の導線2が近接して配置されている。この導線2上
には、導線2と直接に接しない様に、所定間隔を保って
導線2を覆うようにして、Cuからなる導電体3が配置
されている。つまり、導電体3は、Cuの金属板からな
る円筒を切断した形状をしており、基板1と隙間を生じ
ない様にして導線2上にかぶせられて基板1に取り付け
られている。更に、この導電体3は、いずれもアースさ
れている。従って、近接して配置された導線2に電流が
流れた場合でも、発生した電磁波は導電体3によって反
射されて導電体3の外部には漏れ出ることはない。その
ため、クロストークを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば近接して配
置された導線間に発生するクロストークを防止するクロ
ストーク防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板上に導線を配置して種々
の回路を形成する場合に、あまりに導線同士を近接して
配置すると、クロストークと呼ばれる現象が起こること
があった。
【0003】このクロストークとは、近接して導線が配
置された場合に、各導線を流れる電流によって発生する
磁界や電界が、お互いの電流に影響を及ぼす現象をい
い、これによる作用は無視できないものである。つま
り、クロストークによって、相手側の導線にて送られる
信号に例えばノイズを発生させてしまうので、正しい信
号の送信に支障が生ずるという問題があった。
【0004】このクロストークの対策として、従来で
は、クロストークが発生しない様に、予め回路設計を行
なっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、近年では、電子
装置の高性能化及び小型化の要求が一層強まっており、
そのため、回路の稠密化の必要が大きくなっているが、
上述したクロストークを防止するための回路設計では、
どうしても一定の設計上の制限があり、稠密化の要求に
十分に答えることができなかった。
【0006】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものであり、クロストークを防止するとともに、回
路設計の制限を回避し、容易に回路の稠密化を実現でき
るクロストーク防止構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明は、近接して形成された複数の導線の
各々に対し、該導線と絶縁状態を保った状態で該導線を
覆うように導電材を配置するとともに、該導電材をアー
スすることを特徴とするクロストーク防止構造を要旨と
する。
【0008】請求項2の発明は、前記導線と導電材との
間に、絶縁材を配置したことを特徴とする前記請求項1
記載のクロストーク防止構造を要旨とする。請求項3の
発明は、前記導電材が極薄の導電シートであり、前記絶
縁材が絶縁シートであることを特徴とする前記請求項2
記載のクロストーク防止構造を要旨とする。
【0009】請求項4の発明は、近接して形成された複
数の導線の各々に対し、該導線を覆うように電磁波吸収
材を配置することを特徴とするクロストーク防止構造を
要旨とする。請求項5の発明は、前記電磁波吸収材が、
フェライトであることを特徴とする前記請求項4記載の
クロストーク防止構造を要旨とする。
【0010】請求項6の発明は、前記導線が基板上に形
成された回路を構成するものであることを特徴とする前
記請求項1〜5のいずれか記載のクロストーク防止構造
を要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1のクロストーク防止構造
では、複数の導線を、通常ではクロストークが発生する
様な近接した距離にて配置する場合に、各々に導線を覆
うように導電材を配置している。この導電材は、導線と
は絶縁されており、しかもアースされている。
【0012】従って、導線に流れる電流によって発生す
る電磁波は、この導電材にて反射されるので、他の導線
の電流に影響を与えることがない。これによって、導線
が近接して配置された場合でも、回路設計における制限
を受けることがなく且つ回路設計の際に余分な手間をか
けることなく、回路の稠密化を実現することができる。
【0013】請求項2のクロストーク防止構造では、導
線と導電材とを絶縁する構造として、導線と導電材との
間に例えばプラスチック等からなる絶縁材を配置した構
造を採用できる。これによって、容易に且つ確実に絶縁
を行なうことができる。
【0014】請求項3のクロストーク防止構造では、導
電材として極薄の導電シートを採用でき、しかも絶縁材
として絶縁シートを採用できる。この場合には、導線上
に絶縁シートを配置し、更に絶縁シートの上に導電シー
トを配置すればよいので、その製造を簡易化できるとい
う利点がある。
【0015】請求項4のクロストーク防止構造では、近
接して形成された複数の導線の各々に対し、その導線を
覆うように電磁波吸収材を配置する。従って、導線に流
れる電流によって発生する電磁波は、この電波吸収材に
て吸収されるので、他の導線の電流に影響を与えること
がない。これによって、前記請求項1の発明と同様に、
導線が近接して配置された場合でも、回路設計における
制限を受けることがなく且つ回路設計の際に余分な手間
をかけることなく、回路の稠密化を実現することができ
る。しかも、本発明では、絶縁材を使用しなくともよい
という利点がある。
【0016】請求項5のクロストーク防止構造では、電
磁波吸収材として、フェライトを採用できる。このフェ
ライトとは、化学式XFe24(Xは二価の金属イオ
ン)のスピネル構造のフェリ磁性体であるが、アモルフ
ァスでもよく、電波吸収能力が優れているので好適であ
る。
【0017】請求項6のクロストーク防止構造では、発
明の対象となる導線として、基板上に形成された回路を
構成するものを採用できる。この場合、基板上に形成さ
れた回稠密化を実現できることになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明のクロストーク防止構造を実施
例により説明する。 (実施例1)本実施例のクロストーク防止構造では、図
1に示す様に、基板1上に、複数の導線2が、線間隔が
小さく近接して配置されている。尚、この線間隔は、何
等対策を施さない場合にはクロストークを生じるような
小さな間隔である。
【0019】この導線2上には、導線2と直接に接しな
い様に、所定間隔を保って導線2を覆うようにして、C
uからなる導電体3が配置されている。つまり、導電体
3は、Cuの金属板からなる円筒をその軸方向に切断し
た形状(図ではその断面が半円弧状)をしており、基板
1と隙間を生じない様にして導線2上にかぶせられて、
例えば接着剤にて基板1に取り付けられている。更に、
この導電体3は、いずれもアースされている。
【0020】従って、近接して配置された導線2に電流
が流れた場合でも、その電流によって発生した電磁波
は、導電体3によって反射されて導電体3の外部には漏
れ出ることはない。そのため、隣の導線2に流れる電流
に影響を与えることがないので、クロストークを防止す
ることができる。
【0021】また、この様にしてクロストークを防止す
ることができるので、導線2を近接して配置することが
でき、よって回路の稠密化を実現することができる。
尚、本実施例では、導線2と導電体3との間には、特に
何も配置していないが、例えば導線2上に絶縁性を有す
る塗料を塗布したり、例えばプラスチックなどの絶縁材
を配置する等により、絶縁層を設けてもよい。 (実施例2)次に、実施例2について説明する。
【0022】本実施例のクロストーク防止構造では、図
2に示す様に、基板11上に、複数の導線12が近接し
て配置されている。尚、図2では、クロストーク防止構
造を分解して示している。この導線12上には、プラス
チックの絶縁シート13が、接着剤により貼り付けられ
ている。
【0023】更に、この絶縁シート13上には、Cuか
らなる導電シート14が、同様に、接着剤によって貼り
付けられている。この導電シート14は、絶縁シート1
3より幅の広いものであり、この導電シート14はアー
スされている。
【0024】本実施例では、前記実施例1と同様な効果
を奏するとともに、導線12上に絶縁シート13を配置
し、更にその上に導電シート14を配置する構造である
ので、その製造が容易であるという利点がある。 (実施例3)次に、実施例3について説明する。
【0025】本実施例のクロストーク防止構造では、図
3に示す様に、基板21上に、複数の導線22が近接し
て配置されている。そして、この導線22上には、フェ
ライトの電磁波吸収層23が形成されている。
【0026】この電磁波吸収層23は、例えばフェライ
トの薄板を接着剤で貼り付ける方法で形成することがで
きる。本実施例では、前記実施例1と同様な効果を奏す
るとともに、導線22上にフェライトからなる電磁波吸
収層23を形成するだけでよく、上述した絶縁のための
シート等を配置する必要や、更にアースを取る必要もな
いので、その製造が一層容易であるという利点がある。
【0027】尚、本発明は前記実施例になんら限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上詳述した様に、請求項1〜6の発明
では、クロストークを防止することができるので、回路
設計における制限を受けることがなく、回路の稠密化を
実現することができる。そのため、装置の高性能化及び
小型化を一層図ることができる。また、その製造も容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のクロストーク防止構造の断面を、
導線の軸線方向から示す説明図である。
【図2】 実施例2のクロストーク防止構造を示し、
(a)はその導線の垂直方向から分解して示す説明図、
(b)はその導線の軸線方向から分解して示す説明図で
ある。
【図3】 実施例3のクロストーク防止構造の断面を、
導線の軸線方向から示す説明図である。
【符号の説明】
1,11,21…基板 2,12,22…導線 3…導電体 13…絶縁シート 14…絶縁シート 23…電磁波吸収層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近接して形成された複数の導線の各々に
    対し、該導線と絶縁状態を保った状態で該導線を覆うよ
    うに導電材を配置するとともに、該導電材をアースする
    ことを特徴とするクロストーク防止構造。
  2. 【請求項2】 前記導線と導電材との間に、絶縁材を配
    置したことを特徴とする前記請求項1記載のクロストー
    ク防止構造。
  3. 【請求項3】 前記導電材が極薄の導電シートであり、
    前記絶縁材が絶縁シートであることを特徴とする前記請
    求項2記載のクロストーク防止構造。
  4. 【請求項4】 近接して形成された複数の導線の各々に
    対し、該導線を覆うように電磁波吸収材を配置すること
    を特徴とするクロストーク防止構造。
  5. 【請求項5】 前記電磁波吸収材が、フェライトである
    ことを特徴とする前記請求項4記載のクロストーク防止
    構造。
  6. 【請求項6】 前記導線が基板上に形成された回路を構
    成するものであることを特徴とする前記請求項1〜5の
    いずれか記載のクロストーク防止構造。
JP33381096A 1996-12-13 1996-12-13 クロストーク防止構造 Pending JPH10173388A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013004947A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Nec Tokin Corp インターポーザ
WO2016098377A1 (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 Necトーキン株式会社 電磁干渉抑制体を備える装置

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