JPH10171878A - ワークフロー管理システム - Google Patents

ワークフロー管理システム

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JPH10171878A
JPH10171878A JP32713296A JP32713296A JPH10171878A JP H10171878 A JPH10171878 A JP H10171878A JP 32713296 A JP32713296 A JP 32713296A JP 32713296 A JP32713296 A JP 32713296A JP H10171878 A JPH10171878 A JP H10171878A
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circulator
circular
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JP32713296A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Sakaguchi
俊昭 阪口
Shiyunsuke Akifuji
俊介 秋藤
Hiroshi Tsuji
洋 辻
Masayoshi Kito
政義 鬼頭
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書の回覧を迅速に進めるためにワークフロ
ー管理システムと電子会議システムを共用し、対話の結
果を直ちにワークフローに反映する。 【解決手段】 文書の回覧順序を定義する手段を備え、
その定義に従って回覧文書を回覧者間に回覧制御するワ
ークフロー管理システムにおいて、回覧者間で同期的対
話を提供し対話履歴を登録する手段と、前記対話履歴に
応じて回覧先を変更する手段とを備える。対話は、現回
覧者と将来または過去の回覧者との間で可能であり、対
話を行った回覧者に対する文書の回覧を省略する。これ
により、文書の処理時間を短縮することができ、差し戻
しが発生する案件でも対話機能を有効に活用し、処理時
間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して電子化文書を回覧定義に従い回覧するワークフロー
管理システムに係り、特に、回覧者が文書の処理に際し
て、相談や処理の迅速化のために回覧者間で直接対話を
行うことにより業務を実行する必要がある場合に使用し
て効果的なワークフロー管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ワークフロー管理システムに関する従来
技術として、例えば、「日経コンピュータ」(日経BP
社発行、1994年5月号、P57〜67)等に記載された技術
が知られている。この従来技術は、業務(書類)の流れ
を定義し、それに基づいて業務を自動的に回覧すること
により、時間短縮、生産性の向上を図るというものであ
り、この従来技術によるワークフロー管理システムは、
ワークフローの定義、実行、監視の3つの要素から構成
されている。
【0003】そして、ワークフローの定義は、ネットワ
ーク上を流れる電子化文書と、文書の回覧先とを定義
し、ワークフローの実行は、定義した情報に基づいて文
書の回覧を実行する。ワークフローの監視は、流した電
子化文書の処理状況を記録して進捗状況の把握を行い、
統計をとって仕事の流れを分析、改善するツールとして
利用される。また、ワークフローの定義は、スクリプト
(言語)によりプログラミングする、テーブルに回覧順
を表現する、チャートを用いる等の方法によって行われ
ている。
【0004】また、ネットワークを介してユーザが直接
対話を行うシステムに関する従来技術として、電子会議
システムに関する技術が、例えば、インテル社のProsha
reパーソナル会議ビデオシステムの説明書p6〜11等
に記載されて知られている。この従来技術による会議シ
ステムは、会議を行うために、ユーザに対応するアドレ
スを登録しておき、対話を確立するときにそのアドレス
を用いて呼び出しを行うものであり、また、前記説明書
p45〜46によれば、会議参加者の間でアプリケーシ
ョンを共有し、同時に文書を閲覧することを可能とした
ものである。
【0005】前述したワークフロー管理システムと電子
会議システムとの両方を用いることにより、対話を行っ
て処理を依頼してから回覧文書を処理してもらうことが
可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したワークフロー
管理システムと電子会議システムとの両方を用いる従来
技術は、ワークフロー管理システムの中で回覧されてい
る案件を電子会議システムにおいて処理した場合にも、
ワークフロー管理システムの異なるノードの作業者が同
時に処理を行うことができないという問題点を有してい
る。また、電子会議システムのような他のシステムを用
いて次の回覧者との間で直接対話により業務を遂行して
も、次の回覧者は、現在の回覧者が対話後当該文書の処
理を終了してから、再度同じ文書の処理を行う必要が
あ。このため、前記従来技術は、手間と時間とを要する
という問題点をも有している。
【0007】また、前述の従来技術は、ワークフロー管
理システムの中で回覧されている案件に問題があり、過
去の回覧者に迅速に対応してもらいたい場合、電子会議
システムにより回覧者との間で直接折衝を行っても、案
件の修正により分岐条件に影響のある文書の承認等の属
性が変更になり、処理フローが変わってしまうような場
合、過去の回覧者に、後に案件を差し戻して再度同じ文
書処理を行ってもらう必要が生じ、手間と時間とを要す
るという問題点を有している。
【0008】さらに、前述の従来技術は、電子会議シス
テムのユーザに対応する端末アドレスが必要であるにも
かかわらず、例えば、ユーザが異なるオフィスからアク
セスしている場合、ユーザの用いている端末が通常のも
のとは異なり、対話を行いたい回覧者のアドレスを知る
ことが難しく、どの端末に接続すればよいかを特定する
ことができないという問題点を有している。
【0009】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、対話の結果を直ちにワークフローに反映す
ることができ、差し戻しが発生する案件でも対話機能を
有効に活用して、処理時間を短縮することができ、か
つ、回覧者の位置を気にせずに対話を行うことができる
ワークフロー管理システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、文書の回覧順序を定義する手段を備え、その定義に
従って回覧文書を回覧者間に回覧制御するワークフロー
管理システムにおいて、回覧者間で文書処理同期的対話
を提供し対話履歴を登録する手段と、前記対話履歴に応
じて文書の回覧先を変更する手段とを備えることにより
達成される。
【0011】また、前記目的は、前記同期的対話を提供
する手段が、現回覧者と将来の回覧者との対話を提供
し、前記文書の回覧先を変更する手段が、回覧文書に関
する対話履歴に、将来の回覧者と現回覧者とが対話した
履歴が含まれている場合、前記将来回覧される回覧者へ
の回覧文書の回覧を省略することにより、さらに、前記
同期的対話を提供する手段が、現回覧者と過去の回覧者
との対話を提供し、前記文書の回覧先を変更する手段
が、回覧文書に関する対話履歴に、過去の回覧者と現回
覧者とが対話した履歴が含まれている場合、前記過去の
回覧者の次の回覧者を次の回覧先として決定することに
より達成される。
【0012】すなわち、本発明は、現回覧者からの次の
回覧者との対話要求に対して、回覧定義と回覧者のワー
クフロー接続状態の情報とを用いて、次の回覧者の端末
に現回覧者との対話要求を送信し、次の回覧者が前記対
話要求に対して許可を送信したとき、前記現回覧者に次
の回覧者への接続情報を送信し、対話履歴として保存す
る機能と、現回覧者からの文書の次の回覧先を変更する
一括遷移要求に対して、現回覧者と次の回覧者とが対話
管理テーブルに登録されているとき、回覧定義と対話履
歴の情報とを用いて次の回覧者の端末に、その文書の承
認等の属性の設定要求を送信し、次の回覧者から属性が
送信されたとき、回覧定義より次の回覧者の次の回覧者
に文書を回覧させるようにしている。
【0013】また、本発明は、現回覧者からの過去の回
覧者との対話要求に対して、回覧定義と回覧者のワーク
フロー接続状態の情報とを用いて、過去の回覧者の端末
に現回覧者との対話要求を送信し、過去の回覧者が前記
対話要求に対して許可を送信したとき、前記現回覧者に
過去の回覧者への接続情報を送信し、現回覧者からの文
書の次の回覧先を変更する一括遷移要求に対して、現回
覧者と過去の回覧者とが対話管理テーブルに登録されて
いるとき、回覧定義と対話管理テーブルの情報とを用い
て過去の回覧者の端末に、その文書の承認等の設定属性
の修正要求を送信し、過去の回覧者から属性が送信され
たとき、設定された属性と回覧定義の情報とを用いて次
の回覧者を決定し、文書の回覧状態を更新するしてい
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるワークフロー
管理システムの実施形態を図面により詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の第1及び第2の実施形態に
よるシステム構成を示すブロック図、図2は図1におけ
る対話開始処理部の第1の実施形態による動作を説明す
るフローチャート、図3は図1における一括遷移処理部
の第1の実施形態による動作を説明するフローチャート
である。図1において、101はワークフローサーバ
ー、102はネットワーク、103はクライアント、1
04は回覧制御部、105は対話開始処理部、106は
一括遷移処理部、113はユーザ状態管理テーブル、1
14は回覧定義情報ファイル、115はユーザ対話管理
テーブル、116は文書管理テーブルである。
【0016】本発明の第1及び第2の実施形態によるワ
ークフロー管理システムは、図1に示すように、ワーク
フローサーバ101と複数のクライアント103とがネ
ットワーク102を介して接続されて構成されている。
回覧者は、クライアント103を用いてワークフローサ
ーバ101にアクセスし、ワークフローサーバ101へ
のログイン・ログアウト処理、自分の回覧文書の取り出
し、その文書に対する処理、文書の回覧先変更のための
遷移処理を行う。
【0017】ワークフローサーバ101は、回覧制御部
104、対話開始処理部105、一括遷移処理部10
6、ユーザ状態管理テーブル113、回覧定義情報ファ
イル114、ユーザ対話管理テーブル115、及び、文
書管理テーブル116を備えて構成されている。
【0018】回覧制御部104は、回覧者の端末である
クライアント103との間の通信コネクションを確立
し、クライアント103から送信されたログイン・ログ
アウト要求、文書取り出し、遷移要求等を受け取り、ユ
ーザ状態管理テーブル113の更新を行う。すなわち、
回覧制御部104は、クライアントからログインが行わ
れたとき、ユーザ状態管理テーブル113のユーザの名
前113aの欄にログインした回覧者名、接続状態11
3bの欄に「アイドル」、端末アドレス113cの欄に
回覧者であるクライアントから送られたパケットから取
り出したアドレスを登録する。
【0019】また、回覧制御部104は、文書の取り出
し要求があったとき、当該文書を文書管理テーブル11
6の文書内容116dの欄から取り出すと共に、当該ユ
ーザの接続状態113bの欄を「処理中」とし、文書の
遷移要求があったとき、文書管理テーブル116の回覧
状態116bの欄を「アイドル」に戻す。そして、クラ
イアントからログアウトが行われたとき、前記各欄の該
当ユーザのレコードを抹消する。
【0020】また、回覧制御部104は、ユーザからの
属性設定要求、文書遷移要求に対して、回覧定義情報フ
ァイル114内の情報を用いて、次の回覧先を求め、文
書管理テーブル116の回覧状態116bの欄を更新
し、属性116cの欄にユーザの設定した属性を格納す
る。
【0021】次に、対話開始処理部105と一括遷移処
理部106とにおける処理を説明する。
【0022】対話開始処理部105は、まず、クライア
ント103からの対話要求を対話要求検出部107によ
り検出する。対話要求は、ユーザが回覧制御部104を
介し取り出した文書について行われる。次に、対話開始
処理部105は、ユーザ状態管理テーブル113内の情
報と回覧定義情報ファイル114内の情報とを参照し、
対話する回覧者を決定し対話開始制御部108により、
対話開始の処理を行う。次に、対話開始処理部105
は、対話情報登録部109に、開始された対話で使用す
る文書、処理ユーザ、対話ユーザの情報を、ユーザ対話
管理テーブル115内の文書ID115a欄、処理ユー
ザ115b欄、対話ユーザ115c欄に登録させる(ス
テップ109)。
【0023】また、一括遷移処理部106は、まず、ク
ライアント103からの回覧文書の次の回覧先を変更す
る要求である一括遷移要求の検出を、一括遷移要求検出
部110により行う。一括遷移処理部106は、次に、
ユーザ対話管理テーブル115の情報と回覧定義情報フ
ァイル114内の情報とを用いて、認証情報設定処理部
111により、一括遷移のための認証情報の設定処理を
行う。次に、一括遷移処理部106は、回覧先変更処理
部112に、設定された認証情報に基づいて回覧先の変
更処理を行わせ、文書管理テーブル116の情報を更新
する。
【0024】図1に示す本発明の第1の実施形態は、将
来の回覧者との対話を提供し、将来の回覧者との対話履
歴があるとき、将来の回覧者への回覧をスキップする例
である。
【0025】本発明の第1及び第2の実施形態によるシ
ステムは、対話開始処理部105と一括遷移処理部10
6とを設けた点に特徴があり、本発明の第1の実施形態
は、将来の回覧者との対話を提供し、将来の回覧者との
対話履歴があるとき、将来の回覧者への回覧をスキップ
する例である。以下、本発明の第1の実施形態による処
理部105、106の動作を説明する。まず、図2に示
すフローを参照して、前述で簡単に説明した対話開始処
理部105の処理動作を詳細に説明する。
【0026】(1)クライアント103からの対話要求
を対話要求検出部が受信すると、クライアント103を
使用している現回覧者が対話を要求した文書に対応する
回覧定義情報ファイル114から現回覧者の次の回覧者
を取り出し、さらに、ユーザ状態管理テーブル113か
ら次の回覧者の情報を取り出す(ステップ201、20
2)。
【0027】(2)ステップ202で取り出した次の回
覧者がワークフローサーバ101に接続中であるか否か
を判断し、接続中でない場合、現回覧者に次の回覧者が
不在であることを送信して対話要求検出の処理に戻る
(ステップ203、207)。
【0028】(3)ステップ203の判断で、次の回覧
者が接続中の場合、ユーザ状態管理テーブル113に次
の回覧者のアドレスが登録されているので、このアドレ
スを用いて、次の回覧者が使用しているクライアントに
現回覧者からの対話要求を送信し、次の回覧者から要求
を受諾するか否かの情報を受信して、受諾か否かを判断
する(ステップ204、205)。
【0029】(4)ステップ205の判断で、次の回覧
者が要求を受諾していた場合、現回覧者に次の回覧者の
受諾情報と次の回覧者のアドレスとを送信する。また、
次の回覧者が要求を受諾しなかった場合、現回覧者に次
の回覧者が要求を拒絶したことを送信して対話要求検出
の処理に戻る(ステップ206、207)。
【0030】(5)ステップ206の処理後、現回覧者
と次の回覧者との対話接続情報を受信したか否かの判断
を行い、対話接続の開始を受信した場合、文書IDと現
回覧者と次の回覧者との情報の組をユーザ対話管理テー
ブルに登録して対話要求検出の処理に戻る。また、対話
接続の開始を受信しない場合、何もせず対話要求検出の
処理に戻る(ステップ208、209)。
【0031】前述した処理において、現回覧者は、ステ
ップ206の後、次の回覧者のアドレスにより次の回覧
者との接続を行って回覧文書についての打合せを対話に
より行い、同時に回覧文書に対する処理を行うことがで
きる。現回覧者は、この処理の終了後、文書の回覧先変
更のため一括遷移処理の要求を行う。この要求の処理が
一括遷移処理部106で実行される。
【0032】次に、図3に示すフローを参照して、前述
で簡単に説明した一括遷移処理部106の処理動作を詳
細に説明する。
【0033】(1)クライアント103からの一括遷移
要求を一括遷移要求検出部で受信すると、認証情報設定
処理部111において、クライアント103を使用して
いる現回覧者の状態をユーザ対話管理テーブル115か
ら検索し、ユーザ対話管理テーブル115に現回覧者が
登録されているか否かを判断する。登録されていない場
合、一括遷移不可であることを現回覧者のクライアント
に送信して、一括遷移要求検出の処理に戻る(ステップ
110、301、303、307)。
【0034】(2)ステップ303の判断で、ユーザ対
話管理テーブル115に現回覧者が登録されていた場
合、テーブル115に登録されている次の回覧者の文書
承認等のための設定属性情報を文書に対応する回覧定義
情報ファイルから取り出し、次の回覧者の属性設定の要
求と遷移要求とを、次の回覧者が使用しているクライア
ントに送信する(ステップ304、305)。
【0035】(3)次の回覧者からの属性情報を受信し
たか否かの判断を行い、受信しなかった場合、一括遷移
不可であることを現回覧者に送信し、一括遷移要求の処
理に戻る(ステップ306、307)。
【0036】(4)ステップ306の判断で、次の回覧
者から属性情報を受信していた場合、現回覧者に次の回
覧者の処理完了を送信する(ステップ308)。
【0037】(5)ステップ308の処理後、回覧文書
に次の回覧者の設定すべき属性情報が設定されているか
否かの判断を行い、属性情報が設定されている場合、回
覧文書の回覧状態である次の回覧先を、次の回覧者の次
になるように更新する(ステップ309、310)。
【0038】(6)ステップ309の判断で属性情報が
設定されていなかった場合、及び、ステップ310の処
理後、ユーザ対話管理テーブルより現回覧者と次回覧者
との対話を抹消し、一括遷移要求検出の処理に戻る(ス
テップ311)。
【0039】前述した本発明の第1の実施形態によれ
ば、回覧者が文書を迅速に流したい場合、次の回覧者を
呼び出す要求を行うだけで、ワークフローサーバ101
に接続されている次の回覧者の接続先を検索し、接続処
理を行うことができ、かつ、次の回覧者の属性設定作業
を呼び出し、次の回覧者への回覧を省略することができ
るので、対話後に改めて文書を回覧し、処理を行うオー
バーヘッドを減少させることができる。
【0040】前述した本発明り第1の実施形態は、回覧
者に属性設定があるものとして説明したが、回覧者に設
定する属性がない場合、本発明は、前述したステップ3
05で、次の回覧者に、次の回覧者の次への文書の遷移
要求のみを送信するようにすることができる。
【0041】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。この実施形態は、同期的対話を現在の回覧者と
過去に文書が回覧済みである以前の回覧者との間で提供
し、対話履歴に以前の回覧者の設定する属性の更新があ
る場合は、以前の回覧者にさかのぼって回覧先を決定す
るというものである。なお、システム構成は、図1に示
すものと同一であり、対話開始処理部と一括遷移処理部
との処理が異なるだけであるので、以下では、これらの
処理について説明する。
【0042】図4は図1における対話開始処理部の第2
の実施形態による動作を説明するフローチャート、図5
は図1における一括遷移処理部の第1の実施形態による
動作を説明するフローチャートであり、まず、図4に示
すフローを参照して対話開始処理部の動作を説明する。
【0043】(1)クライアント103からの対話要求
を対話要求検出部が受信すると、クライアント103を
使用している現回覧者が対話を要求した文書に対応する
回覧定義情報ファイル114内の回覧定義から現回覧者
の以前の回覧者を取り出し、ユーザ状態管理テーブル1
13から以前の回覧者の情報を取り出す(ステップ40
1、402)。
【0044】(2)ステップ402で取り出した以前の
回覧者がワークフローサーバ101に接続中であるか否
かを判断し、接続中でない場合、現回覧者に以前の回覧
者が不在であることを送信して対話要求検出の処理に戻
る(ステップ403、407)。
【0045】(3)ステップ403の判断で、以前の回
覧者が接続中の場合、ユーザ状態管理テーブル113に
以前の回覧者のアドレスが登録されているので、このア
ドレスを用いて、以前の回覧者が使用しているクライア
ントに現回覧者からの対話要求を送信し、以前の回覧者
から要求を受諾するか否かの情報を受信して、受諾か否
かを判断する(ステップ404、405)。
【0046】(4)ステップ405の判断で、以前の回
覧者が要求を受諾していた場合、現回覧者に以前の回覧
者の受諾情報と以前の回覧者のアドレスとを送信する。
また、以前の回覧者が要求を受諾しなかった場合、現回
覧者に以前の回覧者が要求を拒絶したことを送信して対
話要求検出の処理に戻る(ステップ406、407)。
【0047】(5)ステップ406の処理後、現回覧者
と以前の回覧者との対話接続情報を受信したか否かの判
断を行い、対話接続の開始を受信した場合、文書IDと
現回覧者と以前の回覧者との情報の組をユーザ対話管理
テーブルに登録して対話要求検出の処理に戻る。また、
対話接続の開始を受信しない場合、何もせず対話要求検
出の処理に戻る(ステップ408、409)。
【0048】前述した処理においても、第1の実施形態
の場合と同様に、現回覧者は、ステップ406の後、以
前の回覧者のアドレスにより以前の回覧者との接続を行
って回覧文書についての打合せを対話により行い、同時
に回覧文書に対する処理を行うことができる。現回覧者
は、この処理の終了後、文書の回覧先変更のため一括遷
移処理の要求を行う。この要求の処理が一括遷移処理部
106で実行される。
【0049】次に、図5に示すフローを参照して一括遷
移処理部の動作の詳細を説明する。
【0050】(1)クライアント103からの一括遷移
要求を一括遷移要求検出部110が受信すると、認証情
報設定処理111において、クライアント103を使用
している現回覧者の状態をユーザ対話管理テーブル11
5から検索し、ユーザ対話管理テーブル115に現回覧
者が登録されているか否かを判断する。登録されていな
い場合、一括遷移不可であることを現回覧者のクライア
ントに送信して、一括遷移要求検出の処理に戻る(ステ
ップ501、503、507)。
【0051】(2)ステップ503の判断で、ユーザ対
話管理テーブル115に現回覧者が登録されていた場
合、テーブル115に登録されている以前の回覧者の設
定属性情報がもしあれば、その情報を文書に対応する回
覧定義情報ファイルから取り出し、以前の回覧者への属
性設定の要求を、以前の回覧者が使用しているクライア
ントに送信して属性情報の受信を待ち、属性受信がない
場合、現回覧者に以前の回覧者との対話で一括遷移が不
可であることを通知して一括遷移要求検出の処理に戻る
(ステップ504、507)。
【0052】(3)ステップ504で以前の回覧者から
属性が送られ、これを受信した場合、回覧定義情報ファ
イル114内の情報と文書の属性から以前の回覧者の次
の回覧者を求め、それが現回覧者であるか否かを判断す
る(ステップ505)。
【0053】(4)ステップ505で、以前の回覧者の
次の回覧者が現回覧者であると判断された場合、現回覧
者が使用しているクライアントに、以前の回覧者が設定
した属性と現回覧者の属性設定要求を送信して属性の受
信を待ち、現回覧者からの属性受信が行われない場合、
以前の回覧者に現回覧者との対話で一括遷移が不可であ
ることを通知して一括遷移要求検出の処理に戻る(ステ
ップ506、507)。
【0054】(5)ステップ505で、以前の回覧者の
次の回覧者が現回覧者ではないと判断された場合、及
び、ステップ506で、現回覧者からの属性が受信され
た場合、回覧先変更部112の処理において、まず、以
前の回覧者の次の回覧者が現回覧者か否かを判断する
(ステップ508)。
【0055】(6)ステップ508で、以前の回覧者の
次の回覧者が現回覧者であると判断されれば、回覧文書
管理テーブルにおける回覧文書の回覧状態を現回覧者の
次になるように更新し、そうでない場合、回覧状態を以
前の回覧者の次になるように更新する。次に、現回覧者
と以前の回覧者との対話をユーザ対話管理テーブルより
抹消して一括遷移要求検出の処理に戻る(ステップ50
9〜511)。
【0056】前述した本発明の第2の実施形態による処
理によれば、回覧者が以前の回覧者の処理を迅速に修正
させたい場合、以前の回覧者を呼び出す要求をするだけ
で、ワークフローサーバに接続されている以前の回覧者
の接続先を検索して接続処理を行うことができ、差し戻
した場合の属性設定を対話環境上で呼び出して、属性の
変更によるフローの変更が発生しても差し戻し回覧、再
回覧を行うことなく文書を回覧することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。
【0058】(1)文書の回覧を迅速に進めるために将
来の回覧者と同期的対話を可能にし、対話の履歴を用い
て対話を行った将来の回覧者の回覧を省略することがで
きるので、将来の回覧者が対話後再度同じ文書を読み出
して処理する必要がなくなる。
【0059】(2)回覧文書の修正を迅速に行うために
以前の回覧者と同期的対話を可能にし、対話の履歴を用
いて以前の回覧者に遡って回覧先を変更することができ
るので、以前の回覧者が対話後再度同じ文書を読み出し
て処理する必要がない。
【0060】(3)ユーザがワークフロー管理システム
にアクセスした情報を用いて、将来または以前の回覧者
との接続を提供しているので、回覧者は対話を行いたい
回覧者の位置を気にすることなく対話の要求をすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施形態によるシステ
ム構成を示すブロック図である。
【図2】図1における対話開始処理部の第1の実施形態
による動作を説明するフローチャートである。
【図3】図1における一括遷移処理部の第1の実施形態
による動作を説明するフローチャートである。
【図4】図1における対話開始処理部の第2の実施形態
による動作を説明するフローチャートである。
【図5】図1における一括遷移処理部の第1の実施形態
による動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101 ワークフローサーバー 102 ネットワーク 103 クライアント 104 回覧制御部 105 対話開始処理部 106 一括遷移処理部 113 ユーザ状態管理テーブル 114 回覧定義情報ファイル 115 ユーザ対話管理テーブル 116 文書管理テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼頭 政義 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書の回覧順序を定義する手段を備え、
    その定義に従って回覧文書を回覧者間に回覧制御するワ
    ークフロー管理システムにおいて、回覧者間で文書処理
    との同期的対話を提供し対話履歴を登録する手段と、前
    記対話履歴に応じて文書の回覧先を変更する手段とを備
    えることを特徴とするワークフロー管理システム。
  2. 【請求項2】 前記同期的対話を提供する手段は、現回
    覧者と将来の回覧者との対話を提供し、前記文書の回覧
    先を変更する手段は、回覧文書に関する対話履歴に、将
    来の回覧者と現回覧者とが対話した履歴が含まれている
    場合、前記将来回覧される回覧者への回覧文書の回覧を
    省略することを特徴とする請求項1記載のワークフロー
    管理システム。
  3. 【請求項3】 前記同期的対話を提供する手段は、現回
    覧者と過去の回覧者との対話を提供し、前記文書の回覧
    先を変更する手段は、回覧文書に関する対話履歴に、過
    去の回覧者と現回覧者とが対話した履歴が含まれている
    場合、前記過去の回覧者の次の回覧者を次の回覧先とし
    て決定することを特徴とする請求項1記載のワークフロ
    ー管理システム。
  4. 【請求項4】 前記回覧順序を定義する手段で定義され
    た定義内に、回覧者が回覧文書に設定すべき属性を定義
    しており、回覧文書に対して将来の回覧者が設定する属
    性がある場合、将来の回覧者の端末に前記属性の設定要
    求を送信し、属性の設定がなされた場合、将来の回覧者
    への回覧の省略のため回覧先を変更することを特徴とす
    る請求項2記載のワークフロー管理システム。
  5. 【請求項5】 前記回覧順序を定義する手段で定義され
    た定義内に、回覧者が回覧文書に設定すべき属性を定義
    しており、回覧文書に対して過去の回覧者が設定する属
    性がある場合、過去の回覧者の端末に前記属性の設定要
    求を送信し、属性の設定がなされた場合、前記過去の回
    覧者が設定した属性の内容に応じて、過去の回覧者にさ
    かのぼって回覧先を変更することを特徴とする請求項3
    記載のワークフロー管理システム。
JP32713296A 1996-12-06 1996-12-06 ワークフロー管理システム Pending JPH10171878A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002342542A (ja) * 2001-04-27 2002-11-29 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ワークフローシステム、ワークフローサーバ、情報処理端末、業務プロセス管理方法、プログラム及び記憶媒体

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002342542A (ja) * 2001-04-27 2002-11-29 Internatl Business Mach Corp <Ibm> ワークフローシステム、ワークフローサーバ、情報処理端末、業務プロセス管理方法、プログラム及び記憶媒体

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