JP2500964B2 - ソフトウェアコマンドオペレ―ションの合意的な委任を許可する方法及びデ―タ処理システム - Google Patents

ソフトウェアコマンドオペレ―ションの合意的な委任を許可する方法及びデ―タ処理システム

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JP2500964B2
JP2500964B2 JP3233973A JP23397391A JP2500964B2 JP 2500964 B2 JP2500964 B2 JP 2500964B2 JP 3233973 A JP3233973 A JP 3233973A JP 23397391 A JP23397391 A JP 23397391A JP 2500964 B2 JP2500964 B2 JP 2500964B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は一般にデータ処理システ
ムに関し、詳細には複数のユーザが選ばれたソフトウェ
アコマンドオペレーションを共用し、それらユーザの間
にアフィニティ関係を成立させうるようにする分散デー
タ処理システムに関する。更に詳細には本発明は選ばれ
たソフトウェアコマンドオペレーションの合意的な委任
を許可する分散データ処理システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】分散データ処理システムは周知である。
そのようなシステムは一般に複数のエンドユーザがネッ
トワークを介して中央プロセッサに同時に結合しうるよ
うにし、あるいは複数のコンピュータまたはワークステ
ーションをいわゆるローカルエリアネットワーク（Ｌｏ
ｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗａｒｋ（ＬＡＮ））に共に
結合しうるようにする。そのようなシステムはしばしば
複数のユーザが文書、データベース、ファイル、プログ
ラム、計算機構または電子郵便機構のようなコンピュー
タ資財またはオブジェクトを共用しうるようにする。
【０００３】現代の電子的オフィス環境ではデータ処理
システムにとってオフィス内の、しばしばクライエント
と呼ばれる１人がそのオフィス内の他の個人にソフトウ
ェアコマンドオペレーションを委任させるのが普通であ
る。そのような他の個人は一般に“デリゲート（ｄｅｌ
ｅｇａｔｅ）”と呼ばれる。いわゆる「アフィニティ」
関係においては２つの個人がシステムメモリ内の共通の
アドレススペースへのアクセスを共用しうる。例えば、
秘書がその雇主との間に、その秘書がその雇主宛の電子
郵便にアクセスしうるようにするアフィニティ関係をも
つことがある。このアフィニティ関係は「プリビリッジ
（Ｐｒｉｖｉｌｅｇｅ）」関係とも呼ばれ、一人の人が
通常第２の人によってのみアクセス可能なソフトウェア
コマンドオペレーションをアクセスする「特権」を有す
る。
【０００４】現在の分散データ処理システムは個人を他
の個人またはクライエントのデリゲートと指定しうる
が、最近のデータ処理システムはデリゲートがそのよう
なコマンドオペレーションに対し責任をとるように望む
ものとしている。従来、一人のデリゲートである個人が
他のクライエントユーザの代りに行いたいとする処理量
をデリゲートが制御しうるようにする機構はない。更に
従来のシステムは、他のクライエントユーザにより委任
されているデリゲートユーザがその個人が選ばれたソフ
トウェアコマンドオペレーションを行うことを受け入れ
る時間量を制限することを許さない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】それ故、分散データ処
理システム内のユーザが、一方のデリゲートユーザによ
り他方のクライエントユーザの代りにアクティビティの
生じる選ばれた時間フレームについて行われるべき処理
量が互いに合意されるようなアフィニティ関係について
簡単に且つ効率よく協議する方法および装置が必要であ
る。それ故本発明の目的は改善されたデータ処理システ
ムを提供することである。本発明の他の目的は選択され
たソフトウェアコマンドオペレーションを共用する複数
のユーザ間にアフィニティ関係をつくりうるようにする
方法および装置を提供することである。本発明の他の目
的は選択されたソフトウェアコマンドオペレーションの
合意による委任を許す改善された分散データ処理システ
ムを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の方法および装置
はデータ処理システム内で１人のデリゲートユーザから
他のクライエントユーザへの選ばれたソフトウェアコマ
ンドオペレーションの合意による委任を許すものであ
る。アフィニティアクティビティオブジェクト（Ａｆｆ
ｉｎｉｔｙ Ａｃｔｉｖｉｔｙ Ｏｂｊｅｃｔ（ＡＡ
Ｏ））がつくられそして選ばれた１人のデリゲートユー
ザに関連づけられる。複数のパラメータがＡＡＯ内にリ
ストされそしてそれらパラメータは選ばれたソフトウェ
アコマンドオペレーションを識別するのに使用されとと
もに、この関連づけられたデリゲートユーザがそれらソ
フトウェアコマンドオペレーションを行うことに合意す
るクライエントユーザの識別、およびそのような実行が
許される選ばれた時間フレームを識別するためにも用い
られる。一つのソフトウェアコマンドオペレーションの
委任要求に応じてこれらリストされたパラメータが検査
され、そしてリストされたパラメータを満足する選ばれ
たソフトウェアコマンドオペレーションのみがこの関連
づけられたデリゲートユーザに委任される。クライエン
ト及びデリゲートユーザについてＡＡＯの成立について
協議することにより、ソフトウェアコマンドオペレーシ
ョンの委任は、ユーザがそれによりつくられるアフィニ
ティ関係の度合と範囲を特定しうるようにしつつ効率よ
く制御される。
【０００７】
【実施例】図１は本発明の方法および装置を実行するた
めに利用しうる分散データ処理システム８の模式図であ
る。図示のように分散データ処理システム８は複数のネ
ットワーク、例えばローカルエリアネットワーク（ＬＡ
Ｎ）１０と３２を含み、夫々が複数の個々のコンピュー
タ１２，３０を含む。勿論、ホストプロセッサに接続し
た複数のインテリジェントワークステーション（Ｉｎｔ
ｅｌｌｉｇｅｎｔＷｏｒｋ Ｓｔａｔｉｏｎ（ＩＷ
Ｓ））を夫々のネットワークに用いることが出来る。そ
のような分散データ処理システムにおいては個々のコン
ピュータは記憶装置１４そしてまたはプリンタ／出力装
置１６に接続するのが一般的である。１以上のそのよう
な記憶装置１４が、本発明によれば分散データ処理シス
テム８内でのクライエントユーザまたはその委任者によ
りアクセスしうる種々の文書またはソフトウェアアプリ
ケーションを記憶するために利用しうる。
【０００８】周知のように、夫々のそのような文書また
はソフトウェアアプリケーションは、分散データ処理シ
ステム８に関連しそしてそのシステム内の許可されたユ
ーザによりアクセス可能な形で記憶装置１４内に記憶さ
れる。更に、ＡＡＯは選ばれたユーザに関連した記憶装
置１４内に記憶されそして合意的な委任関係の成立を制
御するため後述のように利用される。
【０００９】更に図１において、分散データ処理システ
ム８は更に好適には通信リンク２２を介してＬＡＮ１０
に接続するメインフレームコンピュータ１８のような複
数のメインフレームコンピュータを含む。メインフレー
ムコンピュータ１８は、ＬＡＮ１０用の遠隔記憶手段と
して作用しそして通信コントローラ２６と通信リンク３
４を介してゲートウェイサーバ２８に接続しうる記憶装
置２０に接続する。ゲートウェイサーバ２８はＬＡＮ３
２をＬＡＮ１０にリンクさせるように作用する１つのコ
ンピュータまたは知能ワークステーション（ＩＷＳ）で
ある。
【００１０】上記のように、ＬＡＮ３２，１０について
複数のデータオブジェクト、データベースまたは文書が
記憶装置２０に記憶されてそれらについての資源管理プ
ログラムまたはライブラリサービスとしてメインフレー
ムコンピュータ１８により制御される。勿論メインフレ
ームコンピュータ１８はＬＡＮ１０から充分地理的に離
れたところに配置出来、そして同様にＬＡＮ１０はＬＡ
Ｎ３２より充分離れたところに配置しうる。すなわち、
ＬＡＮ３２はカリフォルニア州に、ＬＡＮ１０はテキサ
ス州に、メインフレームコンピュータはニューヨークに
夫々配置してもよい。
【００１１】以上から、分散データ処理ネットワーク８
の一部内のユーザにとって、通常他のユーザにより制御
される分散データ処理システム８内に記憶されたデータ
ベース、データオブジェクトまたは文書をアクセスした
いことがしばしばある。分散データ処理システム内の秩
序を維持するために、個々のユーザが他のユーザまたは
受任者にそのユーザに代り選ばれたソフトウェアコマン
ドオペレーションを行うためのアクセスを許可するアク
セス制御プログラムを実行することがしばしば望まれ
る。これは一般にユーザに対してデリゲートとしてのユ
ーザを指定しそしてそのデリゲートユーザがクライエン
トユーザ用に指定されたメモリスペース内の文書または
ソフトウェアオペレーションにアクセスする権利を与え
ることにより達成される。
【００１２】現在の分散データ処理システムはそのよう
な指定を許すものである。しかしながら、その指定は、
指定されたデリゲートユーザがクライエントユーザの代
りに選ばれたソフトウェアコマンドオペレーションを行
いたいかどうかについての問題には無関係に生じる。そ
れ故、選択されたソフトウェアコマンドオペレーション
の合意による委任を達成する方法および装置についての
要求があることは明らかである。
【００１３】図２においてアフィニティ関係にある複数
のデータ処理システムユーザが示されている。図示のよ
うに、システムメモリ５０は種々のメモリ領域５２，５
４，５６を含む。このシステムメモリ５０は分散データ
処理システム８（図１）内の多数の異る点に配置された
遠隔記憶手段にまたがるものである。図示のように、ユ
ーザＡ５８とユーザＢ６０は共にメモリ領域５２，５
４，及び５６にアクセスを許されている。図２は、２人
のシステムユーザがシステムメモリ５０内の同一のアド
レススペースのアクセスを許される、いわゆる「アフィ
ニティ」関係を模式的に示している。
【００１４】図３はユーザインターフェーススクリーン
７０を示しており、これは合意的委任関係をつくるため
に利用しうるＡＡＯを模式的に示している。ユーザイン
ターフェーススクリーン７０は図１のコンピュータまた
は端末装置の任意のものにおいて、コンピュータディス
プレイを介してユーザに与えられる。ユーザインターフ
ェーススクリーン７０は複数のコラムを含み、各コラム
はそのコンピュータまたは端末でのユーザと種々の他の
クライエントユーザとの間の委任関係を限定するために
利用しうるパラメータを含んでいる。
【００１５】図示のようにＡＡＯは自己識別オブジェク
トであり、これは個々のユーザにより作成、修正あるい
は活性化されて特定のユーザが合意した委任関係を模式
的に示すために用いられる。図３に示すように、コラム
７２が複数のクライエントをリストしている。コラム７
２内の各クライエントの名前に隣接して選択されたオペ
レーションがコラム７４にリストされ、そしてスタート
時間と終了時間が夫々コラム７６と７８にリストされ
る。それ故、ユーザインターフェーススクリーン７０を
参照することにより、ユーザＭＡＲＹは４つの異った委
任関係を行うことに合意していることがわかる。例えば
ユーザＭＡＲＹはユーザＭＡＲＶＩＮの代りに委任関係
を行うことに同意しており、ＭＡＲＹは１９９０年１月
１０日から１９９０年５月１０日までの期間にＭＡＲＶ
ＩＮ宛の郵便を受領することに同意することになる。次
に述べるようにＭＡＲＹは図３に示すＡＡＯをつくりそ
して変更することにより、選ばれたクライエントの代り
に行われる特定のソフトウェアコマンドオペレーション
を簡単に且つ効率よく制御しそして更にそのようなオペ
レーションの生じる時間フレームを制限する。
【００１６】図４は合意的なクライエント関係を示すた
めに用いられるＡＡＯの模式図であるユーザインターフ
ェーススクリーン８０を示す。上記のようにユーザイン
ターフェーススクリーン８０内に示されるＡＡＯは複数
のコラムを含み、それらコラムは、問題とするクライエ
ントユーザが選ばれた時間フレーム内で選ばれたオペレ
ーションについて示した委任の識別をリストされる。か
くして、クライエントユーザＭＡＲＶＩＮはコラム８４
内にリストするように彼の手紙を受けとることについて
コラム８２でデリゲートユーザＭＡＲＹに委任したこと
になる。更に、この委任関係はコラム８６と８８に示す
ように、１９９０年１月１０日から１９９０年５月１０
日までの期間である。このように図３，４から、ＭＡＲ
ＶＩＮがＭＡＲＹとの委任関係を要求しておりそしてＭ
ＡＲＹによりつくられるＡＡＯが彼女からのタスクを行
うことに同意していることを示すから、ＭＡＲＶＩＮの
手紙はＭＡＲＹ宛とされることがわかる。
【００１７】図３，４からこれらＡＡＯはクライエント
／デリゲートアフィニティ関係の成立を協議するために
利用され、これによって、選ばれたタスクとそれを行う
ための時間フレームを後述するように電子的対話により
２人のデータ処理システムユーザ間で協議しうる。図５
は本発明により、二人のデータ処理システムのユーザ間
の合意による委任関係の要求を示す高レベルのフローチ
ャートである。このプロセスはブロック１００でスター
トし、その後、デリゲートユーザＢに対してアフィニテ
ィ要求をなすクライエントユーザＡを示すブロック１０
２に入る。
【００１８】勿論、このプロセスは、クライエントユー
ザＡがデリゲートユーザＢにデリゲートユーザとなって
クライエントユーザＡの代りにオペレーションを行うこ
とを要求する場合も、逆にデリゲートユーザＡがクライ
エントユーザＢにクライエント関係に入ることを要求、
すなわちデリゲートユーザＡがクライエントユーザＢの
代りに選ばれたソフトウェアコマンドオペレーションを
行いたい場合も同じである。次に、このプロセスはブロ
ック１０４に入る。このブロックはデリゲートユーザＢ
がこのデータ処理システム内にいるかどうかの決定ブロ
ックである。アフィニティ関係はその関係となるべきデ
リゲートユーザの一方がこのデータ処理システム内に存
在しなければ成立しない。デリゲートユーザＢが存在し
ない場合、プロセスはブロック１０８に入り、エラー条
件を発生する。
【００１９】ブロック１０４において、デリゲートユー
ザＢが存在すればプロセスはブロック１０６に入る。ブ
ロック１０６でデリゲートユーザＢがＡＡＯを有するか
どうかの決定を行う。これは、デリゲートユーザＢが成
立されるべきアフィニティ関係に確実に合意させるため
に必要な手順である。デリゲートユーザＢがＡＡＯを有
しない場合には、プロセスはブロック１０８に入りエラ
条件メッセージを発生する。勿論、デリゲートユーザＢ
がＡＡＯを有さない場合にはこのシステムはアフィニテ
ィ関係がデフォールトオプションとしてつくられうるよ
うにすることは当業者には明らかである。
【００２０】ブロック１０６において、デリゲートユー
ザＢがＡＡＯを有する場合にはブロック１１０に入り、
要求されたオペレーションがそのＡＡＯ内にリストされ
ているかどうかをみる。なければプロセスはブロック１
１８に入り、クライエントユーザＡの、デリゲートユー
ザＢのＡＡＯに合致しなかった条件に関する通知を行
う。ブロック１１０において、アフィニティ要求におい
て要求されたオペレーションがデリゲートユーザＢのＡ
ＡＯ内にリストされていれば、プロセスはブロック１１
２に入り、要求がリストされた時間フレーム内であるか
どうかをみる。図３，４のアフィニティアクティビティ
オブジェクトＡＡＯから、各オペレーションはそのオペ
レーションが行われる期間の指定されたスタートおよび
エンド時刻を含んでいる。要求されたオペレーションが
リストされた時間フレーム内に生じない場合にはプロセ
スはブロック１１８に入り、合致しないデリゲートユー
ザＢのＡＡＯ内の条件のクライエントユーザＡの通知を
行う。
【００２１】ブロック１１２において要求されたオペレ
ーションがデリゲートユーザＢのＡＡＯ内に含まれるリ
ストされた時間フレーム内であるとされた場合には、プ
ロセスはブロック１１４に入り、モニタ用にアフィニテ
ィ関係情報のマーキングを行う。次にブロック１１６で
すべての条件が合致した場合にはプロセスはブロック１
１８に入りその事実をクライエントユーザＡに通知す
る。その後、ブロック１２０に示すようにこのプロセス
は終了する。
【００２２】図６は本発明による合意的な委任関係に対
する変更を示す高レベルフローチャートである。ここに
おいても、クライエントユーザＡは分散データ処理シス
テム内のアフィニティ関係においてはクライエントユー
ザでもよくあるいはデリゲートユーザでもありうる。こ
のプロセスはブロック１３０でスタートしてブロック１
３２に入り、デリゲートユーザＢのＡＡＯに対するクラ
イエントユーザＡによる変更の試みがなされる。その
後、プロセスはブロック１３４に入り、クライエントユ
ーザＡがデリゲートユーザＢに対し、修正権を有するか
どうかをみる。すなわちクライエントユーザＡが、試み
られたデリゲートユーザＢのＡＡＯに対する修正を主張
する権利を有するかどうかをみる。もし有しないのであ
れば、プロセスはブロック１３６に入り、デリゲートユ
ーザＢのＡＡＯの条件は不変であることを示す。その
後、プロセスはブロック１４２に入り、所望の変更を許
さないデリゲートユーザＢのＡＡＯ内の条件をクライエ
ントユーザＡに知らせる。次にブロック１４４で、デリ
ゲートユーザＢに、クライエントユーザＡがアフィニテ
ィ関係をつくろうとしていることを通知する。このプロ
セスはブロック１４６で終了する。
【００２３】ブロック１３４でクライエントユーザＡが
デリゲートユーザＢに対し修正権を有する場合にはプロ
セスはブロック１３８に入り、クライエントユーザＡの
要求に従ってデリゲートユーザＢのＡＡＯの修正がなさ
れる。その後ブロック１４０でデリゲートユーザＢのＡ
ＡＯに対する修正がデリゲートユーザＢに通知される。
プロセスはブロック１４４で終了する。
【００２４】図７は本発明によるソフトウェアコマンド
オペレーションのモニタと実行を示す高レベルフローチ
ャートである。このプロセスはブロック１６０でスター
トしブロック１６２に入り、オペレーションが要求され
ているかどうかをみる。要求されていなければ、プロセ
スは要求されるまで反復する。次にプロセス１６４で要
求されたオペレーションがクライエント用のオペレーシ
ョンであるかどうかをみる。クライエントとは選ばれた
ソフトウェアコマンドオペレーションについて他のユー
ザに権利を委任しうるシステムユーザであるから、ブロ
ック１６４においてはそのオペレーションがどのような
関係に従って委任されるかどうかを決定する。本発明を
用いるシステムではユーザはＡＡＯ内にクライエントと
してリストされている場合に限り「クライエント」であ
り、そうでない場合にはシステムはアフィニティ関係の
デフォールト条件としての成立を許す。ブロック１６４
で委任されないと、プロセスはブロック１６２にもど
り、次のオペレーション要求を待つ。
【００２５】ブロック１６４において、要求されたオペ
レーションがクライエントとして指定されたユーザにつ
いてのオペレーションである場合には、プロセスはブロ
ック１６６に入り、そのオペレーションがデリゲートユ
ーザのＡＡＯ内にリストされているかどうかをみる。リ
ストされていなければプロセスはブロック１６２にもど
り次のオペレーション要求を待つ。このオペレーション
がデリゲートユーザのＡＡＯ内にリストされていれば、
プロセスはブロック１６８に入り、そのオペレーション
がＡＡＯのリストされた時間フレーム内に生じるかどう
かをみる。生じなければプロセスはブロック１６２にも
どり、次のオペレーション要求を待つ。しかしながら、
ブロック１６６，１６８において、要求されたオペレー
ションがデリゲートユーザのＡＡＯ内にリストされてお
りそしてリストされた時間フレーム内に生じる場合に
は、プロセスはブロック１７０に入り、クライエイトに
代るデリゲートユーザによるオペレーションの実行を行
う。
【００２６】
【発明の効果】本発明は分散データ処理システム内の個
々のユーザが、ソフトウェアコマンドオペレーションを
合意により委任しうるアフィニティ関係に入りうるよう
にする新規な方法および装置を提供する。クライエント
ユーザおよびデリゲートユーザがソフトウェアコマンド
オペレーションの委任を行う条件を協議しうるようにす
ることによって、本発明の方法および装置は一方のユー
ザの代りに他方のユーザにより行われる処理の量を両ユ
ーザが効率よく制御しうるようにする。更に、本発明は
クライエイトユーザおよびデリゲートユーザーが共に選
ばれたソフトウェアオペレーションおよび選ばれた時間
フレームにもとづきアフィニティ関係を特定しうるよう
にする。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施に使用しうる分散データ処理シス
テムの模式図。
【図２】アフィニティ関係にある複数のデータ処理シス
テムユーザを示す模式図。
【図３】合意による委任関係を示すために利用されるア
フィニティアクティビティオブジェクト（ＡＡＯ）を示
すユーザインターフェーススクリーンを示す図。
【図４】合意によるクライエント関係を示すために利用
しうるＡＡＯのユーザインターフェーススクリーンを示
す図。
【図５】本発明による２人のデータ処理システムユーザ
間の合意による委任関係の要求を示す高レベルフローチ
ャート。
【図６】本発明による合意的委任関係に対する修正の協
議を示す高レべルフローチャート。
【図７】本発明によるソフトウェアコマンドオペレーシ
ョンのモニタと実行を示す高レベルフローチャート。
【符号の説明】
８ 分散データ処理システム １０，３２ ＬＡＮ １２，３０ コンピュータ １４ 記憶装置 １６ プリンタ／出力装置 １８ メインフレームコンピュータ ２０ 記憶装置 ２６ 通信コントローラ ２８ ゲートウェイサーバ ３４ 通信リンク ５０ システムメモリ ７０ ユーザインターフェーススクリーン

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】データ処理システム内の１人のデリゲート
    ユーザに関連した少くとも１つのアフィニティアクティ
    ビティオブジェクトを確立する段階と、 前記少くとも１つのアフィニティアクティビティオブジ
    ェクト内に、それに関連した前記デリゲートユーザが他
    のクライエントユーザに代り行うことに合意する選ばれ
    たソフトウェアコマンドオペレーションを識別する複数
    のパラメータをリストする段階と、 前記デリゲートユーザへのソフトウェアコマンドオペレ
    ーションの試みられた委任に応じて前記少くとも１つの
    アフィニティアクティビティオブジェクト内の前記複数
    のパラメータを検査する段階と、 前記少くとも１つのアフィニティアクティビティオブジ
    ェクト内の前記複数のパラメータの前記検査に応じて、
    選ばれたソフトウェアコマンドオペレーションのみを前
    記デリゲートユーザに委任する段階と、 を備えていることを特徴とする、データ処理システム内
    で１人のデリゲートユーザによる他のクライエントユー
    ザへの選択されたソフトウェアコマンドオペレーション
    の合意的な委任を許可する方法。
  2. 【請求項２】前記少くとも１つのアフィニティアクティ
    ビティオブジェクト内に前記複数のパラメータをリスト
    する段階は、前記デリゲートユーザが前記選ばれたソフ
    トウェアコマンドオペレーションを行うことに合意する
    一つの特定のクライエントユーザを識別する段階を備え
    ている請求項１記載の方法。
  3. 【請求項３】前記少くとも１つのアフィニティアクティ
    ビティオブジェクト内に前記複数のパラメータをリスト
    する段階は、前記選ばれたソフトウェアコマンドオペレ
    ーションを前記デリゲートユーザが行うための合意する
    選ばれた期間を識別する段階を備えている請求項１記載
    の方法。
  4. 【請求項４】前記少くとも１つのアフィニティアクティ
    ビティオブジェクト内の前記複数のパラメータの前記検
    査に応じて一つのソフトウェアコマンドオペレーション
    を委任しようとする試みをデリゲートユーザに知らせる
    段階を更に備えた請求項１記載の方法。
  5. 【請求項５】関連するデリゲートユーザが他のクライエ
    ントユーザに代り行うことに合意する選ばれたソフトウ
    ェアコマンドオペレーションを識別するための複数のパ
    ラメータを記憶した、前記デリゲートユーザに関連する
    少くとも１つのアフィニティアクティビティオブジェク
    トと、 前記デリゲートユーザへのソフトウェアコマンドオペレ
    ーションの試みられた委任に応じて前記複数のパラメー
    タを検査するための検査手段と、 前記少くとも１つのアフィニティアクティビティオブジ
    ェクト内の前記複数のパラメータの検査に応じて前記デ
    リゲートユーザに対し選ばれたソフトウェアコマンドオ
    ペレーションのみを委任するための委任手段と、 を備えていることを特徴とする、その内で１人のデリゲ
    ートユーザによる他のクライエントユーザへの選択され
    たソフトウェアコマンドオペレーションの合意的な委任
    を許可するデータ処理システム。
  6. 【請求項６】前記選択されたソフトウェアコマンドオペ
    レーションをデリゲートユーザが行うことに合意する１
    つの特定のクライエントユーザを、前記少くとも１つの
    アフィニティアクティビティオブジェクト内に記憶され
    ている前記複数のパラメータの少くとも１つが識別する
    請求項５記載のシステム。
  7. 【請求項７】前記選択されたソフトウェアコマンドオペ
    レーションを前記デリゲートユーザが行うための合意す
    る選ばれた期間を、前記複数のパラメータの内の少くと
    も１個が識別する請求項５記載のシステム。
JP3233973A 1990-11-20 1991-08-21 ソフトウェアコマンドオペレ―ションの合意的な委任を許可する方法及びデ―タ処理システム Expired - Lifetime JP2500964B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/616,286 US5249291A (en) 1990-11-20 1990-11-20 Method and apparatus for consensual delegation of software command operations in a data processing system
US616286 1990-11-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04343157A JPH04343157A (ja) 1992-11-30
JP2500964B2 true JP2500964B2 (ja) 1996-05-29

Family

ID=24468796

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