JPH10171602A - ペン入力方式及びペン入力装置 - Google Patents

ペン入力方式及びペン入力装置

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JPH10171602A
JPH10171602A JP32666496A JP32666496A JPH10171602A JP H10171602 A JPH10171602 A JP H10171602A JP 32666496 A JP32666496 A JP 32666496A JP 32666496 A JP32666496 A JP 32666496A JP H10171602 A JPH10171602 A JP H10171602A
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JP
Japan
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pen
input
tablet
gesture
control unit
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JP32666496A
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English (en)
Inventor
Yasushi Aragaki
泰 新垣
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OKINAWA NIPPON DENKI SOFTWARE KK
NEC Software Okinawa Ltd
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OKINAWA NIPPON DENKI SOFTWARE KK
NEC Software Okinawa Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タブレット上での単なるペンカーソル移動
と、描画を伴うペンカーソル移動の切り換えをH/Wス
イッチではなく、ジェスチャにより行えることを目的と
する。 【解決手段】 ディスプレイ101と、ディスプレイの
表示を制御する表示制御部102と、通常のインクデー
タを認識する文字認識制御部103と、ペンカーソルの
移動モードの切り換えジェスチャを専用で認識する認識
制御部104と、入力する為のペン107と、ペンを入
力する為のタブレット装置106およびその制御を行う
タブレット制御部105から成る。特にペンカーソルの
移動モードを切り換える為のジェスチャ専用認識制御部
104が重要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペン入力方式及び
ペン入力装置に関し、特にタブレットを持つコンピュー
タにおけるペン入力にジェスチャ機能を追加したペン入
力方式及びペン入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやワード
プロセッサ等の情報処理装置には、手書きの文字・図形
を入力手段として、タブレット装置やマウス等のポイン
ティング装置を備えたものがある。上記タブレット装置
は、基本的には絶対値座標情報を入力するものである。
また、マウスは基本的には相対値座標の移動量情報を入
力する。
【0003】一方、入力手段のタブレット装置について
ペン入力方式では、上記絶対値座標入力と相対値座標入
力とを達成するために、「ペンカーソル移動」と「描画
を伴うペンカーソル移動」の切り換えをH/W(ハード
ウエア)スイッチで行っていた。この「ペンカーソル移
動」方式とは、タブレット上でペンがマウスと同様な相
対移動量で動作するものである。また、「描画を伴うペ
ンカーソル移動」方式とは、同じく相対移動量で動作す
るが、さらに移動前のカーソル位置と移動後のカーソル
位置とを結ぶ線分を表示部に描画する機能も備えたもの
である。
【0004】例えば、タブレット上で“イ”という文字
の動きをペンで入力した場合、「描画を伴うペンカーソ
ル移動」方式では図11(1)のように画面上でペンア
ップされて次にペンダウンされたときに改めて座標を読
み変えて軌跡を描画されるが、「ペンカーソル移動」方
式では図11(2)のように軌跡をペンカーソルが移動
する。即ち、後者では、上部の「ノ」から「|」に移動
する時の移動量を検出せず、ペンアップして次にペンダ
ウンしたときに座標が改まらず続けて軌跡を描画するか
らである。
【0005】このような2つの移動方式を切り換えるH
/Wスイッチによるペン入力方式の切り換えの一例が、
特開平02−77926号公報に記載されている。
【0006】この公報に記載されたペン入力方式の切り
換えは、図12にあるようにH/W的にペン自体にスイ
ッチを付加し、物理的に押圧することでペン入力方式を
切り換える手段としている。図12において、1は面抵
抗接触方式や光学方式等のX−Yマトリクス本体のタブ
レット、2はタブレット1を押圧して入力する入力ペ
ン、3は入力ペン2で押圧されたXさ座標を検出するX
座標位置検出回路、4は入力ペン2で押圧されたY座標
を検出するY座標位置検出回路、5は入力ペン2が押圧
されたことを検出するペンダウン検出回路、6は入力ペ
ンに装着された方式切換スイッチ、7はスイッチ6のオ
ンオフを検出するスイッチ検出回路、8はマイクロコン
ピュータからなる制御回路、9はインターフェイス、1
0はパーソナルコンピュータからなる主制御回路、11
はCRTからなる表示部である。
【0007】そうして、制御回路8は、スイッチ6をオ
ン/オフ状態でペンダウンをペンダウン検出回路5で読
み取ると、タブレットの押圧点のX,Y座標をX座標位
置検出回路3、Y座標位置検出回路4で読み取り、タブ
レットの押圧点の移動があればその都度X,Y座標を読
み取りその移動量を出力する。主制御回路10は、制御
回路8の出力により、スイッチ6のオン/オフ状態とそ
の状態における移動量とに従って、オンの場合は「描画
を伴うペンカーソル移動」方式で、オフの場合は「ペン
カーソル移動」方式で描画を進める。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ペン入
力方式の切り換えを検出する為に、新たにH/W的にス
イッチという特殊な機能を持ったペンを使用する必要が
あり、既に出回っているペンコンピュータには適用でき
ない。そのため、従来のペン入力方式の切り換えは、H
/W的にスイッチを持ったペンでなければ本機能が使用
できない。ペン入力用ペンには、一般にタブレットへの
押圧を感知して座標を読み取る方式とタブレットのシー
ト上に配置しただけで非接触でも座標を読み取る電磁誘
導方式とがあり、前者では鉛筆でも棒切れでも入力が可
能であるが、後者では電池を内蔵したペンや本体と導線
で接続したペン等があり、ハードウエアによるスイッチ
は後者の場合が多くなり、携帯用ペン入力コンピュータ
の場合には不便である。
【0009】本発明のペン入力方式の切り換えは、S/
W的に切り換え用ジェスチャ専用認識制御部を持つこと
により、新たにH/Wを追加する必要を生じさせないこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のペン入力方式の
切り換えスイッチでは、専用のジェスチャを入力するこ
とで実現することができる。
【0011】本発明のペン入力方式は、ディスプレイ
と、前記ディスプレイの表示を制御する表示制御部と、
描画から文字データを認識する文字認識制御部と、入力
する為の入力ペンと、前記入力ペンを入力する為のタブ
レット装置と、前記タブレット装置から前記入力ペンに
よる押圧からその座標、押圧を検出制御するタブレット
制御部と、前記タブレット装置に前記入力ペンによって
ジェスチャを入力されたことを認識するジェスチャ認識
制御部と、から構成されるペン入力方式において、前記
ジェスチャ認識制御部は、絶対座標系で動作していた前
記タブレット装置を前記ジェスチャによって、相対座標
系の「ペンカーソル移動」と「描画を伴うペンカーソル
移動」の2つのペン入力読み取りの動作に切り換えるこ
とを特徴とする。
【0012】また、本発明のペン入力装置は、画像やテ
キストを表示するディスプレイと、前記ディスプレイの
表示を制御する表示制御部と、描画から文字データを認
識する文字認識制御部と、文字、絵等の描画を入力する
為の入力ペンと、前記入力ペンにより入力される為のタ
ブレット部と、前記タブレット部から前記入力ペンによ
る押圧からその座標、押圧を検出制御するタブレット制
御部と、から構成されるペン入力装置において、更に前
記タブレット部に前記入力ペンによってジェスチャマー
クを入力されたことを認識するジェスチャ認識部とを備
え、前記タブレット制御部が前記ペン入力による描画を
絶対座標系で読み取り動作から前記ジェスチャ認識部の
認識より以後の描画を相対座標系で読み取り動作するこ
とを特徴とする。また、前記相対座標系の動作は「ペン
カーソル移動」と「描画を伴うペンカーソル移動」の2
つのペン入力の読み取りの動作に切り換えられることを
特徴とする。
【0013】より具体的には、切り換えスイッチとして
の固有のジェスチャのみを認識する切り換え用ジェスチ
ャ専用認識制御部(図1の104)を、通常の文字認識
制御部とは別に有する。
【0014】[作用]いかなるペン入力方式の場合で
も、タブレットからのペン入力データをCPUに取り込
むタブレット制御部を有し、そのタブレット制御部にて
取り込んだデータを最初に切り換え用ジェスチャ専用認
識制御部に渡すことで、ジェスチャの有無を判断するこ
とにより、切り換えを認識する。
【0015】このため、ペン入力方式の切り換えを行う
為に新たなH/W追加の必要がない。
【0016】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]次に本発明の実施形態について図面
を参照して説明する。図1を参照すると、CRTや液晶
等のディスプレイ装置101と、ディスプレイ装置10
1の表示情報を生成したり、表示領域設定、表示画面切
換等を制御する表示制御部102と、通常のインクデー
タを認識する文字認識制御部103と、ペン入力方式の
切り換えジェスチャを認識する専用認識処理部104
と、鉛筆や突起を有する棒切れ又は電池やペン入力装置
の本体と導線で接続し、入力する為のペン107と、ペ
ン107の押圧力を感知した圧力感知方式やペン107
による押圧部分の抵抗値の変化を読み出す抵抗膜方式や
電磁誘導によりペン107の配置部分を読み出す電磁誘
導方式やペン107を押圧した部分のキャパシタ増減を
読み出す容量方式等によるペン107を入力する為のタ
ブレット装置106と、及びそのタブレット装置106
に入力されたペン入力の座標を読み取るX,Y座標位置
検出回路やペンダウン検出回路を含んで制御を行うタブ
レット制御部105を有する。
【0017】次に本実施形態の動作について、図1、図
2を参照して説明する。図2は本発明における処理の流
れを示すフローチャートである。
【0018】図1において、タブレット装置106上で
ペン107を用いて入力したデータは全てタブレット制
御部105へ渡されるが、そのデータをどのように処理
するか、すなわち単にペンカーソル移動のみのデータ
か、または描画を伴うペンカーソル移動かをペン入力方
式切り換え用ジェスチャ認識制御部104で判別する。
【0019】ここで、「ジェスチャ」とは、例えば「Wi
ndow for Pen」により、ある動作を実行させるためにペ
ンで描く特殊な記号であると定義され、例えば、ペン入
力方式の表示部とタブレット部とを一体とした、例えば
PDA(Personal Digital Assistants)の場合に、あ
る語の上に「修正」を表すチェックマークをつけると、
その語が置かれた「テキスト編集」ダイアログボックス
が表示され、その中で文字を修正することができる。こ
のジェスチャマークには、一筆で書ける符号や記号を円
マークで囲んだ符号が用いられ、例えば「ヽ」「ゝ」
「ー」「\」「〜」「|」などを描いてテキスト編集用
の「削除」「挿入」「改行」「切り取り」「コピー」等
が判別されて動作する。本発明の場合には、例えば、
「∞」「☆」「&」等で、この符号をペンでタブレット
に描くことで、次の動作を切り換えるばかりでなく、次
にかかるジェスチャを入力しないかぎり、その動作の切
り換えはなされない。
【0020】図2の処理フローチャートでは、相対座標
系で読み込むタブレット装置106にペン107により
ジェスチャを入力する場合の動作を示している。ペン入
力方式切り換え用ジェスチャ認識制御部104の部分が
タブレット装置106へのペン107により入力され
(201)、そのペン入力の描画が「ペンカーソル移動
か」又は「描画を伴うペンカーソル移動か」を切り換え
る切り換えジェスチャであるのかどうかを切り換え用ジ
ェスチャ専用認識制御部104で判断する(202)。
【0021】その切り換えジェスチャを判別し(20
2)、切り換えジェスチャが、例えば「☆」であれば、
切り換えジェスチャであると判断し、ペン入力方式を不
図示のメモリに更新データとして記憶し(203)、ス
テップ201に移行し、次に入力されるペン入力の描画
が、切り換えジェスチャであるのかどうかを判断し(2
02)、切り換えジェスチャでないならば、次のペン入
力されたデータの処理法がメモリに記憶されたペン入力
方式のチェックに使用する(204)。このメモリに記
憶されたペン入力方式を判断し、一方は、ペンアップダ
ウンの際の座標更新を行わない「ペンカーソル移動」の
処理を行い(205)、他方は文字認識制御部103で
ペン入力された描画から文字を認識する処理を行なうと
ともに、ペンアップダウンの際の座標を更新する「描画
を伴うペンカーソル移動」の処理を行う(206)。両
処理が終了すれば、表示制御部102によりいずれかの
ペン入力によるテキスト、絵等に従って画面への表示を
ディスプレイ装置101に表示する(207)。
【0022】上記実施形態によれば、切り換えジェスチ
ャが、例えば「☆」であれば、この「☆」をマークする
ことにより、「ペンカーソル移動」と「描画を伴うペン
カーソル移動」とを容易に切り換えることができ、その
後この切り換えジェスチャを入力しない限り、タブレッ
トのペン入力方式をいずれか一方のペン入力方式に持続
することができる。
【0023】[第2実施形態]次に本発明の第2の実施
形態の動作について、図3を参照して説明する。本実施
形態は、第1の実施形態とは従来のペン入力方式である
タブレット上での絶対座標系での操作も加え、従来のペ
ン入力方式を使用可能にした点が異なる。図3におい
て、タブレット106へペン107で入力し(30
1)、切り換えジェスチャを判断し(302)、切り換
えジェスチャでなかった場合にペン入力方式を3つに分
け(304)、1つは「ペンカーソル移動」の処理を
(305)、2つ目は「描画を伴うペンカーソル移動」
の処理を(306)、3つ目は「絶対座標系のペンカー
ソル移動」の処理を(308)実行する。その後、表示
制御部102により画面への表示をディスプレイ装置1
01に表示する(307)。
【0024】この場合、切り換えジェスチャは1種類で
あり、切り換えジェスチャを入力する度に順次上記3種
をサイクリックに変化する。なお、切り換えジェスチャ
を1種類用いて、連続して2回この切り換えジェスチャ
を入力することで素早くペン入力方式を設定することが
できる。また、切り換えジェスチャを3種類用いること
で、3種類のいずれかを入力することにより直接目的の
ペン入力方式に切り換えることもできる。
【0025】本実施形態では、「絶対座標系のペンカー
ソル移動」の処理308を追加することで、従来のタブ
レット入力方式と同様な入力方式を選択することができ
るので、従来のタブレット入力に慣れていたユーザーに
疎外感無く使用される。
【0026】[第3実施形態]本発明の第3の実施形態
について説明する。ディスプレイ装置101の画面上の
ある表示位置に対して、タブレット106上の任意の位
置からペン操作ができるように、画面上の現在のカーソ
ル位置を、タブレット106上に最初にペン107を置
いた位置と一致させる。
【0027】即ち、本実施形態では、タブレット106
にペン107をダウンさせてアップするまでの間に記録
されるポイントを指す1ストローク中の隣接する各ポイ
ントデータ(ポイントデータは、ストロークを構成する
点またはその集まりを指す。)間のベクトル情報(移動
量、方向)から、ペンカーソルの移動またはインクの描
画を実現する。
【0028】なお、この時、タブレット上でのペンスト
ロークがペンカーソル移動なのか、また描画を伴うペン
カーソル移動(インク描画)なのかを区別する為に2つ
のモード(相対位置カーソル移動モード、相対位置イン
ク入力モード)を設定する。また、上記2つのモードの
切替えは、モード切替えスイッチである切り換えジェス
チャにて行う。
【0029】図4に示すように、従来、画面上のA点に
あるペンカーソルをB点に移動するには、ペンをタブレ
ット上で画面と位置が対応するS点からE点へ移動する
必要がある。これは、絶対値座標系と相対値座標系のい
ずれでも同一軌跡を辿るが、相対値座標系の描画の描画
比率を設定することで、比率的に異なる軌跡を描画する
ことができる。
【0030】本実施形態では、図5に示すように、画面
上のA点からB点へ移動する時、タブレット上の任意の
S点からE点を繰り返し移動する事で、画面上のB点へ
ペンカーソル位置を移動していく。
【0031】図6にあるように、本実施形態により、ペ
ン入力方式により、操作モードとして「従来モード(絶
対移動):インクon」、「相対移動位置カーソル移動
モード:インクoff」、「相対移動位置インク入力
(描画)モード:インクon」の3つに分ける。
【0032】図7に本実施形態による処理の概要フロー
を示す。ここで、タブレット106へのペン107によ
る入力が(401)、モード切り換えの為のジェスチャ
であれば(402)、現行のペン操作モードを更新する
(初期設定値は絶対値座標系の「従来モード」である)
(403)。また、モード切替え以外のペン入力であれ
ば、従前からの操作モードを判断し(404)、従前に
設定されている各ペン操作モードへ進み各々の処理を行
う(405,406,408)。
【0033】本実施形態では、図8(1)に示す現在の
カーソル位置に対して、タブレット上で図8(2)のよ
うなペン操作を行うと(A1〜Am)、ストローク中の
各隣接するポイントデータ間のベクトル情報から、カー
ソル移動またはインクの描画を実現するものである。こ
こで、「相対位置カーソル移動モード」を実現するにあ
たっては、図9に示すように、ストロークのダウン時の
みのポイントデータのベクトル情報を計算する「座標移
動量算出部A」では、「ペンカーソル入力」によるペン
入力方式であり、タブレット上での入力で第1のストロ
ークA1〜A6から第2のストロークB1〜B7の座標
をそれぞれ読み取り、それが表示装置の画面上での移動
は第1のストロークA1〜A6から第2のストロークB
1〜B7の座標となり、ストロークのダウン時のみのポ
イントデータの移動量のみの対象がA6=B1となる。
また、「相対位置インク入力(描画)モード」を実現す
るために、図10に示すように、ストロークのダウン時
だけではなく、アップ時のポイントデータのベクトル情
報を計算する「座標移動量算出部A′」から構成され
る。座標移動量算出部A′では、「描画を伴うペンカー
ソル入力」によるペン入力方式であり、タブレット上で
の入力で第1のストロークA1〜A6から第2のストロ
ークB1〜B7の座標をそれぞれ読み取り、それが表示
装置の画面上での移動は第1のストロークA1〜A6と
第2のストロークB1〜B7の座標となり、ストローク
のダウン/アップ時のポイントデータの移動量を対象と
するのでA6≠B1となる。
【0034】本実施形態により、利用者はタブレット上
でペンの位置を意識しないで、かつペンを手首のみの動
作によりペンカーソルを移動したり、インクを描画でき
るような描画を伴うペンカーソル移動の操作になる。こ
れにより、タブレットの大きさに限られる必要もなくな
るので、タブレットもよりコンパクトな大きさにするこ
とができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の効果は、ジェスチャによるペン
入力データをS/Wで検出することで切り換えられる
為、ペン入力方式の切り換えをH/Wスイッチによらず
行えることである。とくに、ペンカーソル移動及び描画
を伴うペンカーソル移動さらに絶対値座標系移動をソフ
トウエア処理としているので、切替スイッチのない分ペ
ンそのものを小型にでき、加えてペン入力装置自体の小
型化を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】同実施形態におけるペン入力方式の動作を示す
フロー図である。
【図3】他の実施形態におけるペン入力方式の動作を示
すフロー図である。
【図4】ペン入力方式の補足説明図である。
【図5】本発明によるペン入力方式の補足説明図であ
る。
【図6】本発明の実施形態におけるペン入力方式の3方
式を示す説明図である。
【図7】本発明の実施形態におけるペン入力方式の動作
を示すフロー図である。
【図8】本発明の実施形態における基本的概念図であ
る。
【図9】本発明の実施形態における座標移動量算出部A
の入力方式の説明図である。
【図10】本発明の実施形態における座標移動量算出部
A’の入力方式の説明図である。
【図11】ペン入力方式の補足説明図である。
【図12】従来の技術における概略構成図である。
【符号の説明】
1 タブレット装置 2 ペン 3 X座標位置検出回路 4 Y座標位置検出回路 5 ペンダウン検出回路 6 スイッチ 7 スイッチ検出回路 8 制御回路 10 主制御回路 101 ディスプレイ装置 102 表示制御部 103 文字認識制御部 104 切り換えジェスチャ専用認識制御部 105 タブレット制御部 106 タブレット装置 107 ペン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイと、前記ディスプレイの表
    示を制御する表示制御部と、描画から文字データを認識
    する文字認識制御部と、入力する為の入力ペンと、前記
    入力ペンを入力する為のタブレット装置と、前記タブレ
    ット装置から前記入力ペンによる押圧からその座標、押
    圧を検出制御するタブレット制御部と、前記タブレット
    装置に前記入力ペンによってジェスチャを入力されたこ
    とを認識するジェスチャ認識制御部と、から構成される
    ペン入力方式において、 前記ジェスチャ認識制御部は、絶対座標系で動作してい
    た前記タブレット装置を前記ジェスチャによって、相対
    座標系の「ペンカーソル移動」と「描画を伴うペンカー
    ソル移動」の2つのペン入力読み取りの動作に切り換え
    ることを特徴とするペン入力方式。
  2. 【請求項2】 画像やテキストを表示するディスプレイ
    と、前記ディスプレイの表示を制御する表示制御部と、
    描画から文字データを認識する文字認識制御部と、文
    字、絵等の描画を入力する為の入力ペンと、前記入力ペ
    ンにより入力される為のタブレット部と、前記タブレッ
    ト部から前記入力ペンによる押圧からその座標、押圧を
    検出制御するタブレット制御部と、から構成されるペン
    入力装置において、 更に前記タブレット部に前記入力ペンによってジェスチ
    ャマークを入力されたことを認識するジェスチャ認識部
    とを備え、前記タブレット制御部が前記ペン入力による
    描画を絶対座標系で読み取り動作から前記ジェスチャ認
    識部の認識より以後の描画を相対座標系で読み取り動作
    することを特徴とするペン入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のペン入力装置におい
    て、前記相対座標系の動作は「ペンカーソル移動」と
    「描画を伴うペンカーソル移動」の2つのペン入力の読
    み取りの動作に切り換えられることを特徴とするペン入
    力装置。
JP32666496A 1996-12-06 1996-12-06 ペン入力方式及びペン入力装置 Pending JPH10171602A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009536489A (ja) * 2006-05-08 2009-10-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 第1の装置から第2の装置へアプリケーションデータを伝送する方法及びデータ伝送システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009536489A (ja) * 2006-05-08 2009-10-08 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 第1の装置から第2の装置へアプリケーションデータを伝送する方法及びデータ伝送システム

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