JP2831524B2 - ジェスチャー編集機能付き文書処理装置 - Google Patents

ジェスチャー編集機能付き文書処理装置

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JP2831524B2
JP2831524B2 JP609793A JP609793A JP2831524B2 JP 2831524 B2 JP2831524 B2 JP 2831524B2 JP 609793 A JP609793 A JP 609793A JP 609793 A JP609793 A JP 609793A JP 2831524 B2 JP2831524 B2 JP 2831524B2
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広市 吉田
純子 森村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワードプロセッサ、文
書処理が可能なパソコン等の文書処理装置に関し、より
詳しくは、ペン入力装置を用いてジェスチャー/ポイン
ティングによる文書編集が可能なジェスチャー編集機能
付き文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の文書処理装置において、
例えば、文書を編集に用いられるポインティングデバイ
スとしてマウスがあった。マウスは画面上にカーソルが
表示され、机上のマウスパッド上でマウスを動かすこと
によって画面上のカーソルを移動するというものであ
る。
【0003】図13は従来のポイティング編集機能付き
文書処理装置の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、1aは文字などを入力するキーボードなどの入力
装置、2aは入力し編集された文字/文字列などを入れ
る文書バッファ、3aは入力された文字などを画面に表
示する表示装置、4aは装置を制御するCPU、5aは
位置指定するマウス等のポイティングデバイス、6aは
現在のカーソル位置を記憶するカーソルポインター、4
1aは位置指定された文字/文字列を編集する文書編集
部である。7aは入力処理、ポイティング編集、表示処
理、記憶処理のための各種機能プログラムを格納してい
るROMからなるプログラムメモリである。なお、文書
バッファ2a、カーソルポインター6aはRAMで構成
されている。
【0004】図14は従来のポイティング編集機能付き
文書処理装置の構成を示す概略図である。同図におい
て、ポイティングデバイスにより予め作成した文書を編
集する際に、マウス5aをマウスパッド51a上で移動
するとマウスの中のボールが回転し、回転したX,Y軸
方向の量をCPU4aに送る。CPU4aはX,Y軸方
向の移動量を現在のカーソル位置に加え、カーソルポイ
ンター6aを更新する。画面のカーソルも現在位置のカ
ーソルを消し、新しいカーソルポインター6aの位置に
表示する。キーボード1aでカーソル移動し特定の文字
を指示し編集することも可能である。このように、文書
中の特定の文字にカーソル等を移動するには、マウス5
aか、キーボード1aでカーソル移動するかであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マウス
か、キーボードでカーソル移動する際に、両方とも所望
の文字位置にダイレクトに動かすことができないので、
画面上で現在のカーソル位置から編集する文字位置まで
順次カーソル移動しなければならない。また、マウスで
は、机上でマウスを動かし、画面上のカーソル位置(矢
印)を見ながら指示するので、細かい文字の上に合わせ
るには熟練を要する問題があった。
【0006】上記の問題を解決する一つの方法としてペ
ン入力タブレットを用いて、ジェスチャー/ポインティ
ングによる編集方式が提案されている。しかし、現在の
カーソル位置から所望の文字位置にダイレクトに移動す
ることが可能であるが、例えば、「文字挿入」、「行挿
入」、「アンダーライン」ような、該等する文字近辺の
範囲でジェスチャー編集を行う際に、手ぶれによる誤差
が発生し、その結果ジェスチャーの範囲の読み取りミス
により該等する文字が処理されなかったり隣の文字が処
理されるという問題がしばしば起こる。
【0007】図15はペンから画面にジェスチャーされ
た文字位置を示す表示例である。同図において、上のよ
うな点をポイントした場合に、1234の内どの文字を
指定したのかが非常にあいまいになる。1を押したつも
りが、ペンを押すのがずれて2や3にたいして処理され
てしまうこともあり得る。ペンで押す場合には、どうし
ても文字の中心を押せずにずれてしまうものなので、そ
のずれに対して実際の処理対象となる文字ができるだけ
ずれないようにするのが望ましい。
【0008】1字抹消の場合は文字の中心を押そうとす
るので、升目を文字に対して平均的にかける左上の升目
に対して処理をするのが一番よく、文字挿入に対しては
文字と文字の間を押そうとするので右上の升目に対して
するのがよく、行挿入に対しては行と行の間を押そうと
するので左下の升目に対してするのがよく、アンダーラ
インに対しては文字の左側から文字の右側までをドラッ
グしようとするので右下の升目に対してするのがよい。
【0009】このようにジェスチャーを解析したときに
ジェスチャーの種類によって座標系を変えると指定され
た範囲のミスを減らすことができる。すなわち、ジェス
チャーの種類によって座標系を変えて位置をチェックす
ることである。具体的にアンダーラインで考えてみる
と、右下のジェスチャーで左上の座標を当てはめると文
字12にジェスチャーの線がかかっており、1と2にア
ンダーラインが引かれてしまう。右下の座標では1と2
の間の座標から2と3の間の座標までの処理となるので
間にある文字2のみが正しくアンダーライン処理され
る。このように手のぶれによる誤差を非常によく吸収し
てくれるので、格段に処理しやすくなる。
【0010】本発明は以上の事情を考慮してなされたも
ので、ジェスチャーの種類に基づいて文字位置座標系と
文字間位置座標系を自動的に切り替え、ジェスチャーに
対応する文字/文字列位置を正確に求めることにより手
ぶれによる誤差を軽減しジェスチャー編集をしやすくで
きるジェスチャー編集機能付き文書処理装置を提供する
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
を示すブロック図である。同図において、本発明は、文
書を入力する入力手段101と、各種文書情報を記憶す
る文書情報記憶手段102と、各種文書情報を表示画面
上に表示する表示手段103と、文書情報を編集する文
書編集手段104によって構成された文書処理装置にお
いて、表示画面上に文書を編集するためのジェスチャー
/ポインティングにより位置座標を指示する位置指示手
段105と、表示画面上に指示されたジェスチャー/ポ
インティングの位置座標を検知する位置検知手段106
と、検知されたジェスチャー/ポインティングの位置座
標を記憶する位置記憶手段107と、ジェスチャーの種
類とその基本ストロークを格納しているジェスチャーテ
ーブル108と、指示された位置座標に対応する文字/
文字列位置を求めるための文字位置座標系と文字間位置
座標系を格納している位置座標テーブル109と、指示
されたジェスチャーの位置座標とジェスチャーテーブル
の基本ストロークと参照してジェスチャーの種類を判定
するジェスチャー判定手段110と、判定されたジェス
チャーの種類に基づいて位置座標テーブルから文字位置
座標系または文字間位置座標系を読み出し、指示された
ジェスチャーに対応する文字/文字列位置を計算する位
置計算手段111とを備え、前記文書編集手段が計算さ
れた文字/文字列位置の文字/文字列を指示されたジェ
スチャーの種類に基づいて編集することを特徴とするジ
ェスチャー編集機能付き文書処理装置である。
【0012】前記位置指示手段105は、ストロークを
伴う複数座標からなるジェスチャーまたは1点座標から
なるポインティングを表示画面上にダイレクトに入力す
ることが可能な座標入力ペンであることが好ましい。
【0013】前記位置検知手段106は、前記座標系よ
り高い分解能を有する透明ディジタイザと表示画面が一
体に構成され、前記位置指示手段105により指示され
たジェスチャー/ポインンティングの位置座標を検知す
るよう構成されることが好ましい。
【0014】前記位置座標テーブル109に格納される
文字位置座標系と文字間位置座標系とは、文字と半角ず
れた座標系であり、かつ文書編集の書式情報に基づき、
文字ピッチ、文字サイズ、改行ピッチ等の座標が予め自
動補正されるように構成されることが好ましい。
【0015】なお、本発明において、入力手段101と
しては、キーボード、タブレットの入力装置が用いられ
る。また、位置指示手段105としては、ペン入力装置
が用いられる。文書情報記憶手段102、文書編集手段
104、位置記憶手段107、ジェスチャーテーブル1
08、位置座標テーブル109、ジェスチャー判定手段
110、位置計算手段111としては、CPU、RO
M、RAM、I/Oポートからなるマイクロコンピュー
タが用いられる。特に、文書情報記憶手段102、位置
記憶手段107としては、通常、その中のRAMが用い
られ、ジェスチャーテーブル108、位置座標テーブル
109としては、その中のROMが用いられる。表示装
置103としては、CRT表示装置、LCD(液晶表
示)装置、EL表示措置等が用いられる。
【0016】
【作用】本発明によれば、図1において、文書を入力す
る入力手段101と、文書を入力する入力手段101
と、各種文書情報を記憶する文書情報記憶手段102
と、各種文書情報を表示画面上に表示する表示手段10
3と、各種文書情報を編集する文書編集手段104によ
って構成された文書処理装置において、位置指示手段1
05から表示画面上に文書を編集するためのジェスチャ
ー/ポインティングの位置座標を指示されると、位置検
知手段106より指示された表示画面上のジェスチャー
/ポインティングの位置座標を検知される。検知された
ジェスチャー/ポインティングの位置座標は位置記憶手
段107に記憶される。
【0017】ジェスチャーテーブル108にはジェスチ
ャーの種類とその基本ストロークが格納され、位置座標
テーブル109には文字/文字列位置を求めるための文
字位置座標系と文字間位置座標系が格納されている。ま
ず、ジェスチャー判定手段110により位置記憶手段1
07からジェスチャーの位置座標を読み出しジェスチャ
ーテーブル108の基本ストロークを参照してジェスチ
ャーの種類が判定される。位置計算手段111は、判定
されたジェスチャーの種類に基づいて位置座標テーブル
109から文字位置座標系または文字間位置座標系を読
み出し、指示されたジェスチャーに対応する文字/文字
列位置を計算する。従って、文書編集手段112は計算
された文字/文字列位置の文字/文字列を指示されたジ
ェスチャーの種類に基づいて編集することができる。
【0018】前記位置指示手段105は、ストロークを
伴う複数座標からなるジェスチャーまたは1点座標から
なるポインティングを表示画面上にダイレクトに入力す
ることが可能な座標入力ペンであるので、この座標入力
ペンを用いて紙面上に文字を記入する感覚で入力するこ
とができる。
【0019】前記位置検知手段106は、前記座標系よ
り高い分解能を有する透明ディジタイザと表示画面が一
体に構成されているので、前記位置指示手段105によ
り表示画面に指示されたジェスチャー/ポインンティン
グの位置座標を正確に検知することができる。
【0020】前記位置座標テーブル109に格納される
文字位置座標系と文字間位置座標系とは文字と半角ずれ
た座標系であり、かつ文書編集の書式情報に基づき、文
字ピッチ、文字サイズ、改行ピッチ等の座標が予め自動
補正されるように構成されているので、指示されたジェ
スチャーに対応する文字/文字列位置を正確に求めるこ
とができる。
【0021】
【実施例】以下図に示す実施例に基づいて本発明を詳述
する。なお、これによって本発明は限定されるものでな
い。また、この発明は、主としてジェスチャー編集機能
付き日本語ワードプロセッサや電子手帳において好適で
あり、以下に示す構成要素は、この発明のジェスチャー
編集機能付き文書処理装置を達成する以外に通常のジェ
スチャー編集機能通常日本語ワードプロセッサの機能を
備えているものとして説明する。
【0022】図2は本発明のジェスチャー編集機能付き
文書処理装置の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、1は文字などを入力するキーボードなどの入力装
置、2は入力し編集された文字/文字列などを格納する
文書バッファ、3は入力された文字などを表示する表示
装置、4は本装置を制御するCPU、5はジェスチャー
/ポイティング操作するためのペン入力装置、6は表示
画面上に一体構成された静電誘導方式、電磁誘導方式等
の高分解能を有する透明ディジタイザで、ペン入力装置
5が表示画面上のどの位置をポイントしているか検知す
るタブレット装置である。
【0023】7は検知されたジェスチャー/ポイティン
グの位置座標、現在のカーソル位置を記憶するカーソル
ポインター、8はジェスチャーの種類とその基本ストロ
ークを格納しているジェスチャーテーブル、9は検知さ
れた位置座標に対応する文字/文字列位置を計算するた
めの文字位置座標系と文字間位置座標系を格納している
位置座標テーブルである。
【0024】41はジェスチャーの位置座標をジェスチ
ャーテーブル8の基本ストロークを参照してジェスチャ
ーの種類を判定するジェスチャー判定部、42はジェス
チャーの種類に基づいて位置座標テーブル9に格納され
ている文字位置座標系または文字間位置座標系を参照し
入力されたジェスチャーに対応する文字/文字列位置を
計算する位置計算部、43は計算された文字/文字列位
置の文字/文字列をジェスチャーの種類に基づいて編集
する文書編集部である。なお、文書バッファ2、カーソ
ルポインター7はRAMで構成されている。また、ジェ
スチャーテーブル8にはジェスチャーストロークとコマ
ンド(種類名)、位置座標テーブル9には座標系の定数
等格納したROMで構成されている。10はプログラム
メモリであり、ジェスチャー判定部41、位置計算部4
2、文書編集部43のそれぞれの機能プログラムがRO
Mに格納されCPU4と共働している。
【0025】図3は本発明のジェスチャー編集機能付き
文書処理装置の構成を示す概略図である。同図におい
て、ペン入力装置5で表示装置3の表示画面に設けられ
たタブレット装置6を押すとX,Y座標とペン入力装置
5のスイッチの状態をCPU4に送られる。位置計算部
42はCPU4と共働してX,Y座標を文字位置に計算
してカーソルポインター7に格納されている位置座標を
更新する。画面のカーソルも現在位置のカーソルを消
し、新しいカーソルポインター7の位置座標を表示す
る。
【0026】ここで、ダウン点、ドラグ点、アップ点か
らなる複数の座標からなるジェスチャーと軌跡を伴わな
い一点座標からなるポインテイングの切り替え判断はジ
ェスチャー判定部10で行い、ポインテイングであると
判断した場合にはジェスチャーテーブル8の照合を行わ
ず位置情報のみ文書編集部43に出力させている。ま
た、CPU4のジェスチャー判定部41がジェスチャー
であると判断した場合は、ジェスチャーテーブル8を参
照しそのコマンドを判定する。そのコマンドによっては
CPU4の位置計算部42は位置座標テーブル9に格納
されている文字位置座標系または文字間位置座標系を参
照し入力されたジェスチャーに対応する文字/文字列位
置を計算する。
【0027】図4はペンから画面にポイティングされた
座標値を示す表示例である。同図において、例えば、座
標値は左下をX、Y座標(0,0)とした値で、ペンがダ
ウンされたかアップされたかにより返ってくるリターン
値、X、Y座標(200,180)を示す。
【0028】図5はペンから画面上の通常文字、または
4倍角文字にポイティングされた表示例である。同図に
おいて、座標値から実際の文字位置を位置計算部42で
計算する。文字の縦横のドット数、字間ドット数、行間
ドット数から右図のように1文字1文字に対応する座標
値を計算してペン(ペン入力装置5)でポイントされた
位置がどの文字位置にあるかを求める。指示された文字
位置が倍角文字、4倍角文字であった場合はX方向の文
字の桁数、Y方向の文字の行数は補正して計算する必要
がある。倍角文字の場合はX方向に2文字分として計算
する。4倍角文字の場合はX,Y両方向に2文字分とし
て計算する。
【0029】図6はカーソルポインター7に格納される
ジェスチャの位置座標のフォーマットを示す説明図であ
る。ダウン点、ドラグ軌跡、アップ点からなるジェスチ
ャーの動きを同図に示すフォーマットにしてカーソルポ
インター7の内部に絶体座標が蓄えられる。この絶体座
標のダウン点を基準にした相対座標(大きさを正規化)
に変換し、ジェスチャー判定部41でジェスチャーテー
ブル8の基本ストロークとジェスチャー動作に対応した
座標値と比較され、ジェスチャーが決定される。このフ
ォーマットはカーソルポインター7が格納されているR
AMの領域に格納される。
【0030】図7はジェスチャーテーブル8に格納され
る基本ストロークとコマンドを示す説明図である。同図
に示すように、ペン入力装置5によりタブレット装置6
上にジェスチャーすることによりジェスチャー編集機能
を可能にしている。
【0031】図8はジェスチャーの動きに対応した種類
名と指示点と座標系を示す説明図である。ジェスチャー
動作が確定したときは、どの文字に対して行うかをカー
ソルポインター7の内部に蓄えていたダウン点の絶体座
標を取り出し指示点とする。「スペース挿入」の場合は
アップ点も出力する。また、位置計算部42で文字位置
を計算する際の座標系も確定している。これらのジェス
チャー情報はRAMにジェスチャー情報領域として格納
される。
【0032】図9は位置座標テーブル9に格納されてい
る文字位置座標系と文字間位置座標系を示す説明図であ
る。同図において、細実線は座標系1(文字位置座標
系)を、太実線は座標系2(文字間位置座標系)を示し
ている。座標系1は文字と同じ位置関係にあり、座標系
2は文字と半角ずれた位置にある。
【0033】図10は二つの座標系による文字の位置関
係を示す説明図である。同図に示すように、確定された
ジェスチャーの種類により二つの座標系から選択され位
置計算部11により文字位置が計算される。
【0034】図11は本発明のジェスチャー文書編集の
処理工程を示すフローチャートである。同図において、 ステップ111:ペンがダウンされるとその位置座標を
ダウン点に保存し、続いてドラッグされるとその位置座
標を順次ドラッグ点に保存して行く。ペンがアップされ
るとペンのダウン点からアップ点までのすべての座標を
取り出す。 ステップ112:サンプリング数が多い場合はジェスチ
ャ一テーブル8と同じ数に減らす。逆に少ない場合は補
完して増やす。 ステップ113:その座標をダウン点を基準にした相対
座標に変換し、大きさを正規化する。
【0035】ステップ114:ジェスチャ一テーブル8
と比較する。 ステップ115:ジェスチャー判定部41でどのジェス
チャーか解析し、一番差の少ないものを今回のジェスチ
ャーとする。該等しない場合はエラ−処理される。 ステップ116:判定されたジェスチャーによって、文
字位置座標系か文字間位置座標系かを決定する。 ステップ117:位置計算部42で座標系を変えて、該
等する文字座標値または文字間座標値が計算され実際の
文字位置が求められる。 ステップ118:文書編集部43は、実際の文字位置に
移動したジェスチャーに従ったアプリケーション処理を
行う。 従って、ジェスチャーの種類を判定し、ジェスチャーの
種類に基づいて文字位置座標系と文字間位置座標系を切
り替えて、ジェスチャーに対応する文字/文字列位置を
求めることにより正確な文字/文字列位置の文書編集が
できる。
【0036】図12はジェスチャーの解析処理を示すサ
ブフローチャートである。同図において、 ステップ121:ペンのダウン点からアップ点までのす
べての座標を取り出す。 ステップ122:サンプリング数が多い場合はジェスチ
ャ一テーブル8と同じ数に減らす。逆に少ない場合は補
完して増やす。 ステップ123:その座標をダウン点を基準にした相対
座標に変換する。 ステップ124:ジェスチャ一テーブル8と比較する。 ステップ125:一番差の少ないものを今回のジェスチ
ャーとする。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、ジェスチャーの内容に
よって座標系を自動的に変更し、1字抹消や倍角処理な
どは文字処理と、スペース挿入や改行処理を分けて文字
位置を求めるので手のぶれによる誤差を非常によく軽減
することができる。ペンにより表示している画面をダイ
レクトにジェスチャー/ポイティングするので、マウス
のように動作させるための場所が不要であり、紙の上を
鉛筆で文字を指示するのと同じ感覚が得られる。また、
始めて使うユーザにも非常に使いやすい。CRT表示装
置やLCD装置では表示画面上のガラスにより、斜めか
ら入力した場合に実際の文字位置がずれて見えるが、ペ
ン処理の実行をアップ点を基準して行うようにすれば、
視差による誤差も軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のジェスチャー編集機能付き文書処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明のジェスチャー編集機能付き文書処理装
置の構成を示す概略図である。
【図4】ペンから画面上にポイティングされた座標値を
示す表示例である。
【図5】ペンから画面上の通常文字、または4倍角文字
にポイティングされた表示例である。
【図6】カーソルポインター7に格納されるジェスチャ
の位置座標のフォーマットを示す説明図である。
【図7】ジェスチャーテーブル8に格納される基本スト
ロークとコマンドを示す説明図である。
【図8】ジェスチャーの動きに対応した種類名と指示点
と座標系を示す説明図である。
【図9】位置座標テーブル9に格納されている文字位置
座標系と文字間位置座標系を示す説明図である。
【図10】二つの座標系による文字の位置関係を示す説
明図である。
【図11】本発明のジェスチャー文書編集の処理工程を
示すフローチャートである。
【図12】ジェスチャーの解析処理を示すサブフローチ
ャートである。
【図13】従来のポイティング編集機能付き文書処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図14】従来のポイティング編集機能付き文書処理装
置の構成を示す概略図である。
【図15】ペンから画面にジェスチャーされた文字位置
を示す表示例である。
【符号の説明】 1 入力装置 2 文書バッファ 3 表示装置 4 CPU 5 ペン入力装置 6 タブレット装置 7 カーソルポインター 8 ジェスチャーテーブル 9 位置座標テーブル 10 プログラムメモリ 41 ジェスチャー判定部 42 位置計算部 43 文書編集部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/21 G06F 3/03 G06F 15/62 G06K 9/62

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書を入力する入力手段と、各種文書情
    報を記憶する文書情報記憶手段と、各種文書情報を表示
    画面上に表示する表示手段と、各種文書情報を編集する
    文書編集手段によって構成された文書処理装置におい
    て、 表示画面上に文書を編集するためのジェスチャー/ポイ
    ンティングにより位置座標を指示する位置指示手段と、
    表示画面上に指示されたジェスチャー/ポインティング
    の位置座標を検知する位置検知手段と、検知されたジェ
    スチャー/ポインティングの位置座標を記憶する位置記
    憶手段と、ジェスチャーの種類とその基本ストロークを
    格納しているジェスチャーテーブルと、指示された位置
    座標に対応する文字/文字列位置を求めるための文字位
    置座標系と文字間位置座標系を格納している位置座標テ
    ーブルと、指示されたジェスチャーの位置座標とジェス
    チャーテーブルの基本ストロークと参照してジェスチャ
    ーの種類を判定するジェスチャー判定手段と、判定され
    たジェスチャーの種類に基づいて位置記憶手段から文字
    位置座標系または文字間位置座標系を読み出し、指示さ
    れたジェスチャーに対応する文字/文字列位置を計算す
    る位置計算手段とを備え、前記文書編集手段が計算され
    た文字/文字列位置の文字/文字列を指示されたジェス
    チャーの種類に基づいて編集することを特徴とするジェ
    スチャー編集機能付き文書処理装置。
  2. 【請求項2】 前記位置指示手段は、ストロークを伴う
    複数座標からなるジェスチャーまたは1点座標からなる
    ポインティングを表示画面上にダイレクトに入力するこ
    とが可能な座標入力ペンである請求項1記載のジェスチ
    ャー編集機能付き文書処理装置。
  3. 【請求項3】 前記位置検知手段は、前記座標系より高
    い分解能を有する透明ディジタイザと表示画面が一体に
    構成され、前記位置指示手段により指示されたジェスチ
    ャー/ポインンティングの位置座標を検知することを特
    徴とする請求項1記載のジェスチャー編集機能付き文書
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記位置座標テーブルに格納される文字
    位置座標系と文字間位置座標系とは、文字と半角ずれた
    座標系であり、かつ文書編集の書式情報に基づき、文字
    ピッチ、文字サイズ、改行ピッチ等の座標が予め自動補
    正されることを特徴とする請求項1記載のジェスチャー
    編集機能付き文書処理装置。
JP609793A 1993-01-18 1993-01-18 ジェスチャー編集機能付き文書処理装置 Expired - Lifetime JP2831524B2 (ja)

Priority Applications (4)

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JP609793A JP2831524B2 (ja) 1993-01-18 1993-01-18 ジェスチャー編集機能付き文書処理装置
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