JPH10171398A - 解像度変換装置及びその方法 - Google Patents

解像度変換装置及びその方法

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JPH10171398A
JPH10171398A JP8333644A JP33364496A JPH10171398A JP H10171398 A JPH10171398 A JP H10171398A JP 8333644 A JP8333644 A JP 8333644A JP 33364496 A JP33364496 A JP 33364496A JP H10171398 A JPH10171398 A JP H10171398A
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Hirochika Matsuoka
寛親 松岡
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力画像と異なる解像度の表示装置に対して
高画質な画像を出力できる解像度変換装置及びその方法
を提供する。 【解決手段】 m画素×nラインの表示範囲を有し、前
記画素は少なくとも2階調を有するドットを複数個用い
て階調を表現する表示装置(FLCD)1のために入力
画像データの解像度を変換する解像度変換装置2におい
て、表示装置1の表示範囲と異なるk画素×lラインの
解像度を持つ画素データをマルチプレクサ4により入力
し、入力された画素データの階調を解像度変換装置5に
より所定のドットに対応させてk画素×lラインの画素
データを前記表示装置のm画素×nラインの画素データ
に変換し、解像度変換された画素データを出力コントロ
ーラ6により表示装置1に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階調表現に面積階
調方式を用いる表示装置を対象とする解像度変換装置及
びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、従来の表示装置(CRTディスプ
レイ)に代わるものとして、設置面積が比較的少なくて
済むフラットパネルディスプレイが注目されている。フ
ラットパネルディスプレイを実現する手段として、プラ
ズマ方式、TFT方式、STN方式、強誘電性液晶(F
LC)方式等が知られているが、何れも、表示画素数が
あらかじめ固定されたマトリクスディスプレイ方式を用
いるものである。
【0003】一般に、これらマトリクスディスプレイの
画素数は、目的とする用途に従って決定される。例え
ば、XGAの解像度を有するコンピュータの画像表示を
主目的とする場合、1280×1024の画素数により
マトリクスディスプレイを構成する。ここで、画像の送
信元であるコンピュータ(ホスト)を常にディスプレイ
側の解像度と等しい解像度で使用するのであれば何ら問
題は生じないが、ユーザ側では、例えばXGA対応のマ
トリクスディスプレイに800×600解像度の画像を
表示させたい場合もある。このような場合、ホスト側の
画素とマトリクスディスプレイ側の画素を1対1対応さ
せるだけでは、必然的にホスト側の解像度が小さくなれ
ば表示画面も小さくなってしまう。また、ユーザは解像
度を下げたときにも表示画像がディスプレイ全面に表示
されることを望み、上述したように表示画面が小さい場
合にはディスプレイに対して見にくいと感じる。換言す
れば、操作性が悪化したと不快感を感じる。
【0004】そこで、ユーザの不快感を取り除くための
手段として、解像度変換が用いられている。この解像度
変換は、例えば800×600の画像を1200×90
0の画像へと拡大補間し、マトリクスディスプレイ本来
の画面サイズを有効に活用するものである。解像度変換
を実現する手段としては、従来より一般的に線形内挿補
間が最も知られており、様々な手法が提案され、利用さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、何れの
線形内挿補間手法も表示画像が全体的にぼやける、或い
は文字などの形が不自然になる、といった短所を抱え
る。これは、内挿補間前の画像と内挿補間後の画像とを
それぞれの表示画面の大きさで正規化して空間周波数ス
ペクトラムを比較する際に、内挿補間後は内挿補間前に
比べ高周波における周波数成分が失われていたり、スペ
クトラムの周波数成分分布が大きく変化するためであ
る。
【0006】上記の問題を解決するための最も単純かつ
効果的な解決策は、マトリクスディスプレイの解像度を
大幅に向上させることであるが、マトリクスディスプレ
イの解像度を上げると製造コストが飛躍的に跳ね上がる
ため、あまり現実的な手段ではない。また、解像度を変
化させず線形内挿補間の改良によれば、内挿に関する原
理的な理由から大幅な性能向上は望めない。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、入力画像と異なる解像度の表示装置に対し
て高画質な画像を出力できる解像度変換装置及びその方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、m画素×nラインの表示範囲を有し、前
記画素は少なくとも2階調を有するドットを複数個用い
て階調を表現する表示装置のために入力画像データの解
像度を変換する解像度変換装置において、前記表示装置
の表示範囲と異なるk画素×lラインの解像度を持つ画
素データを入力する入力手段と、前記入力手段により入
力された画素データの階調を所定のドットに対応させて
k画素×lラインの画素データを前記表示装置のm画素
×nラインの画素データに変換する解像度変換手段と、
前記解像度変換手段により解像度変換された画素データ
を前記表示装置に出力する出力手段とを有することを特
徴とする。
【0009】また、上記目的を達成するために、本発明
は、m画素×nラインの表示範囲を有し、前記画素は少
なくとも2階調を有するドットを複数個用いて階調を表
現する表示装置のために入力画像データの解像度を変換
する解像度変換方法において、前記表示装置の表示範囲
と異なるk画素×lラインの解像度を持つ画素データを
入力する入力工程と、前記入力工程により入力された画
素データの階調を所定のドットに対応させてk画素×l
ラインの画素データを前記表示装置のm画素×nライン
の画素データに変換する解像度変換工程と、前記解像度
変換工程により解像度変換された画素データを前記表示
装置に出力する出力工程とを有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態を詳細に説明する。
【0011】図1は、実施形態における解像度変換装置
を含む表示制御装置であるFLCDインタフェースの構
成を示すブロック図である。同図において、1は128
0×1024の解像度とR,G,B各色16階調(各色
4ビット)を有するFLCD(強誘電性液晶ディスプレ
イ)である。尚、FLCD1の1画素については図6を
参照して更に後述する。
【0012】図1に戻り、2はアナログビデオ信号或い
はディジタル画像信号よりFLCD1の表示制御を行う
FLCDインタフェースである。図示するように、FL
CDインタフェース2は3のA/Dコンバータブロッ
ク、4のマルチプレクサ、5の解像度変換装置、6の出
力コントローラ、7のフレームバッファ及び8のI/F
システムMPUより構成される。
【0013】次に、図1に示すシグナルフローに従って
FLCDインタフェース2の内部の動作について以下に
説明する。尚、ホスト側からの入力画像の画素とFLC
D1の表示画素とを区別するために、ホスト側の画素を
ピクセルと称す。
【0014】まず、A/Dコンバータブロック3の動作
を説明する。図2は、A/Dコンバータブロック3の詳
細な構成を示すブロック図である。図示するように、A
/Dコンバータブロック3は201のA/Dコンバー
タ、202のPLL(Phase Locked Loop )、203の
カウンタ及び204の同期分離回路より構成される。
【0015】この構成において、入力されたアナログビ
デオ信号が同期分離回路204にて水平同期信号、垂直
同期信号に分離され、その水平同期信号がPLL202
にてピクセルクロックとして生成される。そして、A/
Dコンバータ201にてこのピクセルクロックを用いた
アナログビデオ信号のサンプリングが行われ、R,G,
B各色8ビット(256階調)計24ビットのピクセル
データが生成される。また、カウンタ203にてピクセ
ルクロックが水平同期毎にカウントされることにより水
平ブランク信号が生成される。図3は、図2に示す各信
号のタイミングを示すタイミングチャートである。
【0016】図1に戻り、FLCDインタフェース2は
外部からの画像入力としてアナログビデオ信号の他に図
3に示すタイミング仕様を満たすディジタル画像信号も
入力することができる。即ち、A/Dコンバータブロッ
ク3からではなく、ピクセルクロック、ピクセルデー
タ、垂直同期信号、水平同期信号、水平ブランク信号を
直接入力することができる。そして、マルチプレクサ4
が水平同期信号の有無により、アナログビデオ信号かデ
ィジタル画像信号の何れかを選択し出力する。
【0017】次に、解像度変換装置5は、動作前に予め
I/FシステムMPU8による解像度変換に関する初期
化及び設定を受けた上、入力されたピクセルデータに対
して解像度変換処理を行い、出力コントローラ6からの
転送クロックに同期して画素データ、即ち解像度変換の
結果であるところのFLCDの各画素のR,G,Bの輝
度値各4ビットを転送する。但し、解像度変換装置5が
提供できる解像度変換倍率は、最大で縦横2倍である。
本装置5の詳細については更に後述する。
【0018】図4は、出力コントローラ6の詳細な構成
を示すブロック図である。図示するように、出力コント
ローラ6は401のバッファ、402の動き検知回路、
403のOSC、404の動き検知レジスタ及び405
の出力バッファより構成される。
【0019】ところで、FLCD1は記憶性を有し、一
度FLCD1に描画された画像は、消去或いは再描画す
るまでFLCD1上に表示され続けるという特徴を有す
る。従って、出力コントローラ6としては輝度の変化が
発生した箇所のみFLCD1の画面を書き換えればよ
い。そこで、動き検知回路402にて解像度変換装置5
からの画素データに対し、フレームバッファ7に蓄えら
れている1フレーム前のデータとの比較が行われ、輝度
の変化が検知(動き検知)される。ここで輝度の変化が
検知されたピクセルを含むラインが動き検知レジスタ4
04を介してI/FシステムMPU8ヘ通知される。こ
れにより、I/FシステムMPU8がこの動き検知レジ
スタ404から書き換えるべきラインを算出し、それら
のラインの画素データをFLCD1ヘ送信するよう出力
バッファ405ヘ命令する。そして、FLCD1がこの
信号を受け、画面表示を行う。
【0020】以上の動作により、FLCDインタフェー
ス2はFLCD1の表示制御を実現する。ここで、今後
の説明のため、FLCD1の1画素の輝度表現を図6を
参照して説明する。FLCD1は階調表現を面積階調で
実現するため、1画素が図6に示すようにR,G,Bそ
れぞれ4ドット、計12ドットで構成される。各々のド
ットは点灯する、しないの2状態、即ち2階調を有し、
面責比8:4:2:1の順に輝度値8を表すドット、輝
度値4を表すドット、輝度値2を表すドット、輝度値1
を表すドットと定義する。これら面積の異なる4種のド
ットを組み合わせて点灯することで、R,G,Bそれぞ
れ16階調の輝度を表現する。例えば、Rの輝度値が9
である場合、輝度値8を表すRドットと輝度値1を表す
Rドットを点灯することで、これを表現するものであ
る。
【0021】次に、実施形態における解像度変換装置5
について説明する。図5は、解像度変換装置5の構成を
示すブロック図である。同図において、501r,50
1g及び501bはLUT参照回路、502r,502
g及び502bはルックアップテーブル(LUT)、5
03r,503g及び503bは書き込み制御装置、5
04r,504g及び504bはラインバッファ、50
5r,505g及び505bはフレームバッファ、50
6はシーケンスコントローラ、507はPLL、508
はデコーダである。
【0022】尚、以下の説明では、解像度変換をR,
G,B毎に計3系統に分けて実現するため、LUT参照
回路、LUT、ラインバッファ、書き込み制御回路、フ
レームバッファをそれぞれ3回路設け、それらをR,
G,B毎に使用する。破線により囲まれた部位が、この
3系統を含む図面である。また図5では、各系統で各個
に使用される信号線はそれぞれ別に示してあるが、各系
統で共通に使用される制御線、信号線は簡単のため1ラ
インで示してある。このような信号線は他の信号線と区
別するため、太線を用いて表示している。
【0023】ここで、解像度変換装置の各部について説
明する。但し、解像度変換はR,G,B各色毎に行われ
ることから、簡単のため1色のみに注目して説明する。
また解像度変換の具体例を用いる場合、FLCDインタ
フェース2に入力されるアナログビデオ信号若しくはデ
ィジタル画像信号は800ピクセル×600ラインの解
像度を有する画像情報であり、これを1200画素×9
00ラインの解像度へ、即ち縦横1.5倍の解像度変換
を行うものと一貫し、説明する。
【0024】尚、具体例では、この解像度変換を入力画
像2ピクセル×2ラインのブロックをFLCD1の3画
素×3ラインのブロックを用いて表現することで実現す
るが、詳しくは更に後述する。
【0025】まず、LUT502r,502g及び50
2b(以下、単に502と記す)について説明する。L
UT502は解像度変換における入力画像のピクセルと
面積階調ディスプレイ上の画素のドットとの対応関係を
記憶するものである。即ち、ピクセルの位置及び輝度値
をエンコードしたアドレスを入力とし、これに対応して
画素内の各ドットの点灯情報をデータとして出力する。
尚、ピクセルの位置及び輝度値からアドレスへのエンコ
ーダはLUT参照回路501r,501g及び501b
(以下、単に501と記す)を用いて行われる。回路5
01については更に後述する。
【0026】図7は、LUT502の記憶方式を説明す
るための図である。図示するように、LUT502は1
アドレスの中に16ビットを有し、この16ビットを用
いて面積階調ディスプレイ上の2×2画素分のドット点
灯の組み合わせを記憶する。また、前述したようにアド
レスはピクセルの位置及び輝度値からエンコードしたも
のである。即ち、アドレスに対応する16ビットは、入
力画像のあるピクセルがある輝度値であるとき、面積階
調ディスプレイ上2×2画素の内のどのドットを点灯す
るかを記憶するものである。
【0027】図8は、1アドレスにおける各ビットと2
×2画素内の各ドットの対応関係を示す図である。この
例では、MSBのビット15−ビット12が画素11に
対応し、ビット11−ビット8が画素12に対応し、ビ
ット7−ビット4が画素21に対応し、ビット3−ビッ
ト0(LSB)が画素22に対応する。また、各画素に
おけるビットと面積階調の輝度値の関係は図6に示す通
りである。
【0028】図7に戻り、入力画像の1ピクセルの階調
数は1色に付き256階調である。そこで、図7に示す
ように、256階調分のアドレスを用意することで、あ
る1ピクセルに対してピクセルの輝度と点灯するドット
の組み合わせを記憶することができる。更に、1ピクセ
ル分の256アドレスを解像度変換に必要とされるm×
nブロック用意することで、解像度変換に必要な全ての
ピクセルの輝度と点灯するドットの組み合わせを記憶す
ることができる。ここで、m,nは所望とする解像度変
換により自由に選択できることは言うまでもない。
【0029】さて、所望とする解像度変換を行うため、
LUT502の記憶内容は動作開始に先立ちデコーダ5
08を介してI/FシステムMPU8により適当な値に
初期設定される。実際の動作としては、I/Fシステム
MPU8からの命令は一度、解像度変換装置5内のデコ
ーダ508にて復号化され、LUT502ヘの書き込み
命令であることが認識された後、このデコーダ508に
よりLUT502ヘの書き込み信号が発せられる。
【0030】図9は、上述した解像度変換例におけるL
UT502の記憶内容の一部を示す図である。図9に示
す記憶内容は入力画像の2ピクセル×2ラインのブロッ
クとディスプレイ上の3画素×3ラインのブロック分の
ドットとを対応させる解像度変換に基づくものである。
図10は、この解像度変換を説明するための模式図であ
る。また、図11はR,G,B3色について入力画像の
2ピクセル×2ラインとディスプレイ上の3画素×3ラ
インに含まれるドットとの対応関係を示す模式図であ
る。
【0031】図9に戻り、アドレス0〜255まではピ
クセル1に対応し、アドレス256〜511はピクセル
2に対応し、アドレス512〜767はピクセル3に対
応し、アドレス768〜1023はピクセル4に対応す
るピクセルの輝度と点灯するドットの組み合わせとの対
応関係を示すものである。
【0032】次に、LUT参照回路501について説明
する。図12は、実施形態におけるLUT参照回路50
1の構成を示す図である。図示するように、LUT参照
回路501は1201のラインカウンタ、1202,1
207のAND、1203のラインカウンタ用比較レジ
スタ、1204,1206の比較器、1205のピクセ
ルカウンタ用比較レジスタ、1208のピクセルカウン
タ、1209のアドレステーブル、1210の加算器よ
り構成されている。
【0033】上記の構成において、LUT参照回路50
1はR,G又はBのピクセルデータ(ピクセルの輝度
値)と、入力ピクセルの位置とにより、アクセスすべき
LUTのアドレスをエンコードし、LUTのアドレスラ
インヘアドレス信号を出力するものである。入力ピクセ
ルの位置は、ピクセルクロックのカウントと、後述する
シーケンスコントローラ506による制御信号とから求
められる。
【0034】図13は、LUT参照回路501の動作タ
イミングを示すタイミングチャートである。同図におい
て、イネーブル信号、ライン信号及びフレーム信号はシ
ーケンスコントローラからの出力信号である。イネーブ
ル信号はピクセルカウンタのカウンタ動作の許可を、ロ
ーアクティブで行う。ライン信号は水平同期信号に相当
し、ピクセルカウンタのクリア並びにラインカウンタの
加算を行う。本信号はローアクティブである。フレーム
信号は垂直同期信号に相当し、ラインカウンタ及びピク
セルカウンタのクリアを行う。本信号はローアクティブ
であり、ラインカウンタのローアクティブと同じ期間だ
けアサートされる。
【0035】ここで、図12及び図13を用いてLUT
参照回路501の動作を説明する。アクセスを行うLU
Tのアドレスはピクセルデータとアドレステーブル12
09からの出力とを加算器1210にて加算することで
エンコードされる。アドレステーブル1209からの出
力は、ピクセルクロックをカウントするピクセルカウン
タ1208と、ライン信号をカウントするラインカウン
タ1201との出力をセレクタ信号として選択される。
カウンタ1201,1208は共に、4ビットカウンタ
で構成され、ラインカウンタ1201からの出力を上位
4ビットとし、ピクセルカウンタ1208からの出力を
下位4ビットとしてセレクタ信号を生成する。さて、ピ
クセルカウンタ1208及びラインカウンタ1201は
上述したライン信号及びフレーム信号によってカウンタ
クリアされるが、各カウンタ用の比較レジスタ120
3,1205とカウンタ値が等しくなったときにもカウ
ンタクリアされる。各比較レジスタ1203,1205
の値はI/FシステムMPU8よりデコーダを通して設
定される。
【0036】また、I/FシステムMPU8はLUT参
照回路501の初期化に際し、上述の各比較レジスタ1
203,1205への設定命令を行う他、アドレステー
ブル1209へのアドレス書き込み命令も行う。これら
命令信号は、一度解像度変換装置内のデコーダ508に
て復号化され、LUT参照回路501への書き込み命令
であることが認識された後、このデコーダ508により
LUT参照回路501内の各比較レジスタ1203,1
205及びアドレステーブル1209への書き込み信号
が発せられる。
【0037】図14は、LUT参照回路501に関して
先に定義した解像度変換例における2つの比較レジスタ
1203,1205の値、及びアドレステーブル120
9のメモリマップを示す図である。本変換例では、図1
0に示すように、2ピクセル×2ラインを3画素×3ラ
インに割り当てることにより解像度変換が行われる。こ
こで、解像度変換が2ピクセル×2ライン毎に周期的に
行なわれることから、ピクセルカウンタ用比較レジスタ
1205の値が“2”、ラインカウンタ用比較レジスタ
1203の値が“2”と定まる。また、図9に示したL
UTの記憶例における変換データ先頭アドレスを各々記
憶する必要から、図10に示す画素11の変換情報の先
頭アドレス0000を00番地に、図10に示す画素1
2の変換情報の先頭アドレス0100を01番地に、図
10に示す画素21の変換情報の先頭アドレス0200
を10番地に、図10に示す画素22の変換情報の先頭
アドレス0300を11番地に記憶する。
【0038】以上、00,01,10,11番地以外
は、本変換例では使用されないため、図14に示すよう
に記憶内容が不定となっている。実際、これら4つの番
地以外はアクセスされないため何ら問題はない。
【0039】このように、LUT参照回路501により
LUT502をアクセスした結果として入力画像のピク
セルの輝度とディスプレイ上の画素のドットの対応関係
から各ドットの点灯、非点灯の状態に関する情報が16
ビットのデータとしてLUT502から出力される。そ
して、この情報から詳細は図15に示す書き込み制御回
路503r,503g及び503b(以下、単に503
と記す)がシーケンスコントローラ506からの制御信
号OE1〜6、WE1〜6及びSEL1〜6に従って、
ラインバッファ504r,504g及び504b(以
下、単に504と記す)を用いて面積階調ディスプレイ
の1画素の輝度データを構成し、フレームバッファ50
5r,505g及び505b(以下、単に505と記
す)へ書き込みを行う。
【0040】次に、書き込み制御回路503の各部及び
ラインバッファ504について説明する。図15は、書
き込み制御回路503の構成を示す図である。図示する
ように、DMUX1501(デマルチプレクサ)は、L
UT502からの出力である16ビットデータを上位8
ビットと下位8ビットとでSEL1信号の制御によりデ
マルチプレクサ出力する。図16は、SEL1信号によ
るDMUX1501のデマルチプレクス動作を示す図で
ある。
【0041】DMUX1502は、DMUX1501C
ラインからの出力8ビットを、更に上位4ビットと下位
4ビットとでSEL2信号の制御によりデマルチプレク
スし、3出力ラインの何れかに出力する。図17は、S
EL2信号によるDMUX1502のデマルチプレクス
動作を示す図である。
【0042】DMUX1503は、OR1505の出力
とDMUX1502のCラインからの出力とをSEL3
信号の制御によりデマルチプレクスし、出力する。図1
8は、SEL3信号によるDMUX1503のデマルチ
プレクス動作を示す図である。
【0043】バッファ1504は4ビット構成であり、
DMUX1502のEラインからの出力を1ピクセルク
ロックの間保持する。このバッファ1504は、シーケ
ンスコントローラ506からのクリア信号CLR1によ
りバッファ1504ヘの入力如何にかかわらずクリアす
ることが可能である。バッファ1504ヘの書き込み
は、ピクセルクロック立ち上がりで実行される。
【0044】DMUX1506は、DMUX1501D
ラインからの出力8ビットを、更に上位4ビット下位4
ビットとでSEL4信号の制御によりデマルチプレクス
し、3出力ラインの何れかに出力する。このSEL4信
号によるDMUX1506のデマルチプレクス動作は図
17に示すものと同様である。
【0045】DMUX1507は、OR1509の出力
とOR1510の出力とをSEL5信号の制御によりデ
マルチプレクスし、出力する。このSEL5信号による
DMUX1507のデマルチプレクス動作は図18に示
すものと同様である。
【0046】バッファ1508は4ビット構成であり、
DMUX1506のEラインからの出力を1ピクセルク
ロックの間保持する。このバッファ1508は、シーケ
ンスコントローラ506からのクリア信号CLR2によ
りバッファ1508ヘの入力如何にかかわらずクリアす
ることが可能である。バッファヘ1508の書き込み
は、ピクセルクロック立ち上がりで実行される。
【0047】バッファ1511は8ビット×2の構成か
らなり、書き込みは4ビット単位、出力は8ビット単位
に行われる。バッファ1511に対するライトイネーブ
ル信号WE1H,WE1L,WE2H及びWE2Lと、
アウトプットイネーブル信号OE1,OE2はシーケン
スコントローラ506より出力される。このバッファ1
511への書き込みは、ライトイネーブルのローアサー
ト期間中、ピクセルクロック立ち上がりで実行される。
このバッファ1511からの読み出しはアウトプットイ
ネーブルがローアサートされている期間有効であり、ハ
イアサート期間中では出力はHi−Z状態に保持され
る。
【0048】バッファ1512は8ビット×2の構成か
らなり、書き込みは4ビット単位、出力は8ビット単位
に行われる。バッファ1512に対するライトイネーブ
ル信号WE3H,WE3L,WE4H及びWE4Lと、
アウトプットイネーブル信号OE3,OE4はシーケン
スコントローラ506より出力される。このバッファ1
512への書き込みは、ライトイネーブルのローアサー
ト期間中、ピクセルクロック立ち上がりで実行される。
このバッファ1512からの読み出しはアウトプットイ
ネーブルがローアサートされている期間有効であり、ハ
イアサート期間中では出力はHi−Z状態に保持され
る。
【0049】バッファ1513は8ビット×2の構成か
らなり、書き込みは8ビット単位、出力は4ビット単位
に行われる。バッファ1513に対するライトイネーブ
ル信号WE5,WE6と、アウトプットイネーブル信号
OE5H,OE5L,OE6H及びOE6Lはシーケン
スコントローラ506より出力される。このバッファ1
513への書き込みは、ライトイネーブルのローアサー
ト期間中、ピクセルクロック立ち上がりで実行される。
このバッファ1513からの読み出しはアウトプットイ
ネーブルがローアサートされている期間有効であり、ハ
イアサート期間中では出力はHi−Z状態に保持され
る。
【0050】DMUX1514は、バッファ1513の
出力をSEL6信号によりデマルチプレクスし、出力す
る。図19は、SEL6信号によるDMUX1510の
デマルチプレクス動作を示す図である。
【0051】バッファ1515は8ビット×2の構成か
らなり、書き込みは8ビット単位、出力は16ビット単
位に行われる。バッファ1515に対するライトイネー
ブル信号WE7H,WE7Lと、アウトプットイネーブ
ル信号OE7はシーケンスコントローラ506より出力
される。
【0052】図23は、ラインバッファ504の構成を
示す図である。ラインバッファ2201,2202,2
203はデュアルポート構成シリアルアクセスメモリで
あり、一方のポートは書き込み専用、もう一方のポート
は読み出し専用である。またラインバッファ2201,
2202,2203ヘの書き込みはクロックSECL_
a,WECLK_b,WECLK_cの立ち上がりで行
われ、書き込みの後、書き込み用アドレスポインタがイ
ンクリメントされる。アドレスポインタのクリアは、W
ACLR_a,WACLR_b,WACLR_cをハイ
にアサートすることで実行される。
【0053】一方、ラインバッファからの読み込みは、
クロックOECLK_a,OECLK_b,OECLK
_cの立ち上がりで行われ、読み出された値は次のクロ
ックの立ち上がりまで保持される。また、クロックの立
ち上がりにて読み込み用アドレスポインタがインクリメ
ントされる。アドレスポインタのクリアは、OACLR
_a,OACLR_b,OACLR_cをローにアサー
トすることで実行される。図24は、セレクタ2204
の動作を示す図であり、図25はセレクタ2205の動
作を示す図であり、図26はDMUX2206,220
7,2208の動作を示す図である。
【0054】次に、書き込み制御回路503の動作につ
いて説明する。ここでは、先に定義した1.5倍解像度
変換を例に説明する。図20乃至図22は、シーケンス
コントローラ506からの信号タイミングの一部を示す
タイミングチャートである。図20は0ライン0ピクセ
ル目からの動作を示し、図21及び図22は1ライン0
ピクセル目からの動作を示すタイミングチャートであ
る。
【0055】図27は、解像度変換装置における動作を
説明するための図である。本解像度変換の目的は、言う
までもなく、点線で囲まれたドットを用い、解像度変換
装置に入力された画像のピクセルデータ(輝度)を表現
することである。
【0056】図27に示す点線で囲まれた部位P(0,
0)は、入力された画像のピクセルデータP(0,0)
を表現するために用いられ、また部位P(0,1)は、
入力された画像のピクセルデータP(0,1)を表現す
るために用いられる。以下、これに準ずる。一方、実線
で囲まれた部位d(x,y)は、実際のFLCD1上の
左端からx、上端からyめの画素の輝度値である。
【0057】動作説明に戻り、まず図20に示す制御信
号による動作を説明する。図28は、図20に示すピク
セルクロック1の立ち下がり後の書き込み制御回路50
3の内部状態を模式的に示す図である。図28におい
て、各デマルチプレクサ内部の実線はデマルチプレクサ
の入力と出力との接続を示す。また、各セレクタの動作
については、図16〜図19のデマルチプレクサ動作及
び図20のセレクタ信号SEL1〜6に従う。
【0058】これらセレクタ動作により、図27に示す
P(0,0)の画素11情報がバッファ1511の0〜
3ビットへ、画素12情報がバッファ1504ヘ、画素
21情報がバッファ1512の0〜3ビットへ、画素2
2情報がバッファ1508ヘ入力される。尚、画素1
1、画素12、画素21、画素22は図8及び前述した
LUT502で説明したものである。図20に戻り、各
バッファヘの入力はピクセルクロック1’の立ち上がり
にてラッチされる。尚、P(0,0)の画素11情報は
d(0,0)の輝度情報を完全に含み、画素12情報は
d(1,0)の輝度情報を完全に含むものである。
【0059】続いて、ピクセルクロック2の立ち下がり
後の書き込み制御回路503の内部状態を図29に模式
的に示す。このとき、セレクタ動作により、P(1,
0)の画素12情報がバッファ1511の8〜11ビッ
トへ、画素22情報がバッファ1512の8〜11ビッ
トへ入力される。またP(1,0)の画素11情報は、
ピクセルクロック1’にてバッファ1504にラッチさ
れたP(0,0)の画素12情報と論理和される。この
論理和により、d(1,0)の輝度情報が完全に構築さ
れ、バッファ1511の3〜7ビットヘ入力される。一
方、P(1,0)の画素21情報も、ピクセルクロック
1’にてバッファ1504にラッチされたP(0,0)
の画素22情報と論理和され、バッファ1512の3〜
7ビットヘ入力される。ところで、このバッファ151
2の3〜7ビットへの入力はd(1,1)の情報を完全
に構築するものではない。図27からも明らかなよう
に、完全に情報を構築するためには、P(0,1)の画
素12情報及びP(1,1)の画素11情報を必要とす
る。また、バッファ1512の8〜11ビットへの入力
であるp(1,0)の画素22情報も同様である。
【0060】そこで、d(x,1)(但し、xは102
3以下の自然数である)の輝度情報は一度ラインバッフ
ァに格納された後、再び書き込み制御回路503へフィ
ードバックされ、処理される。この処理については更に
後述する。動作説明に戻り、各バッファへの入力はピク
セルクロック2’の立ち上がりでラッチされる。
【0061】次に、図20にて時系列をピクセルクロッ
ク3まで戻し、ラインバッファヘの書き込み動作を説明
する。まず、図15に示すように、バッファ1512の
0〜7ビットの出力がイネーブルされ、d(0,0)と
d(1,0)との輝度情報がラインバッファWD1ヘ入
力されると共に、バッファ1511の0〜7ビットの出
力がイネーブルされ、d(0,1)とd(1,1)との
輝度値がラインバッファWD2ヘ入力される。次に、図
23に示すラインバッファヘの入力WD1,WD2はセ
レクタ2204によりそれぞれラインバッファa220
1、ラインバッファb2202ヘと入力される。尚、セ
レクタ動作については、図20のSEL11信号並びに
図24のセレクタ動作に従う。さて、図20に戻り、ラ
インバッファa及びbへの入力データはWCLK_a,
WCLK_bの立ち上がりにより格納される。
【0062】以上、一連の動作に準じた処理をシーケン
スコントローラ506からの制御に従って繰り返す。こ
の処理結果として、ピクセルクロック8’の立ち上がり
までに、ピクセルp(x,0)はd(y,0)の完全な
輝度情報及びd(y,1)の一部輝度情報へと変換さ
れ、d(y,0)はラインバッファaヘ、d(y,1)
はラインバッファbヘと格納される。
【0063】次に、図21及び図22に示す制御信号に
よる書き込み制御回路503の動作を説明する。まず、
ピクセルクロック0’の立ち上がりでラインバッファ5
04内ラインバッファbのアドレス0の内容、即ち、d
(0,1)及びd(0,2)の情報がバッファ1513
の0〜7ビットへ格納される。
【0064】続いて、ピクセルクロック1の立ち下がり
後の書き込み制御回路503の内部状態を図30に模式
的に示す。図30において、各デマルチプレクサ内部の
実線は、デマルチプレクサの入力と出力との接続を示
す。各セレクタの動作については、図16〜図19のデ
マルチプレクサ動作及び図20のセレクタ信号SEL1
〜6に従う。これらセレクタの動作により、P(0,
1)の画素12情報がバッファ1504ヘ、画素21情
報がバッファ1512の0〜3ビットへ、画素21情報
がバッファ1508ヘ入力される。画素11情報は、バ
ッファ1508内、フィードバックされたP(1,0)
の画素12情報と加算された後、バッファ1511の0
〜3ビットへ入力される。このフィードバック加算によ
り、d(0,1)の輝度情報は完全に構成される。図2
1及び図22に戻り、各バッファヘの入力はピクセルク
ロック1’の立ち上がりにてラッチされる。
【0065】次に、ピクセルクロック1’の立ち上がり
でラインバッファ2202内ラインバッファbのアドレ
ス1の内容、即ちd(0,3)及びd(0,4)の輝度
情報がバッファ1513の8〜15ビットへ格納され
る。
【0066】続いて、ピクセルクロック2の立ち下がり
後の書き込み制御回路503の内部状態を図31に模式
的に示す。データフローは次のように記述される。P
(1,1)の画素11情報は、ピクセルクロック1’に
てバッファ1504にラッチされたP(0,1)の画素
12情報と、d(1,1)輝度情報を保持するバッファ
1508の4〜7ビットの出力とを論理和される。この
論理和により、d(1,1)の情報が完全に構築され、
バッファ1511の3〜7ビットへ入力される。P
(1,1)の画素12情報はd(2,1)輝度情報を保
持するバッファ1513の8〜11ビットの出力と論理
和される。この論理和により、d(2,1)の輝度情報
が完全に構築され、バッファ1511の8〜11ビット
へ入力される。画素21情報は、ピクセルクロック1’
にてバッファ1504にラッチされたP(0,1)の画
素12情報と論理和される。この論理和により、d
(1,2)の輝度情報が完全に構築され、バッファ15
12の3〜7ビットへ入力される。画素22情報は、d
(2,2)の完全な輝度情報を含むものであるため、バ
ッファ1512の8〜11ビットへ入力する。各バッフ
ァヘの入力はピクセルクロック2’の立ち上がりにてラ
ッチされる。
【0067】次に、図21及び図22にて時系列をピク
セルクロック3まで戻し、ラインバッファへの書き込み
動作を説明する。まず、バッファ1511の0〜7ビッ
トの出力がイネーブルされ、d(0,1)とd(1,
1)との輝度情報がラインバッファWD1ヘ入力される
と共に、バッファ1512の0〜7ビットの出力がイネ
ーブルされ、d(0,2)とd(1,2)との輝度情報
がラインバッファWD2ヘ入力される。ここで、ライン
バッファヘの入力WD1,WD2はセレクタ2204に
よりそれぞれラインバッファb2202、ラインバッフ
ァc2203ヘと入力される。尚、セレクタ動作につい
ては、図22のSEL11信号並びに図24のセレクタ
動作に従う。さて、図21及び図22に戻り、ラインバ
ッファa及びbへの入力データはWCLK_a,WCL
K_bの立ち上がりにより格納される。
【0068】以上、一連の動作に準じた処理をシーケン
スコントローラ506からの制御に従って繰り返す。こ
の処理結果として、ピクセルクロック8’の立ち上がり
までに、ピクセルp(x,1)は、d(y,1)及びd
(y,2)の完全な輝度情報へと変換され、d(y,
1)はラインバッファbヘ、d(y,2)はラインバッ
ファcヘと格納される。
【0069】このように、書き込み制御回路503の一
連の動作をシーケンスコントローラ506により制御
し、FLCD上の各画素の輝度値を構成し、フレームバ
ッファ505ヘ転送する。
【0070】尚、ラインバッファ504の内容をフレー
ムバッファ505ヘ転送する処理はピクセルクロックを
PLL507により逓倍した信号に同期して行われる。
これにより、解像度変換装置5における入力と出力との
間の転送レートの違いを吸収できる。但し、フレームバ
ッファ505の転送クロックとしてPLL507からの
出力が入力されるようにセレクタ2206,2207,
2208を制御する。PLL507ヘの分周値の設定
は、I/FシステムMPU8よりデコーダ508を介し
て行われる。ラインバッファ504の記憶内容は8ビッ
ト毎にアクセスされ、解像度変換装置5内のバッファ1
515で16ビットに纏められ、フレームバッファ50
5ヘワード単位で書き込まれる。フレームバッファ50
5から出力コントローラ6ヘの転送は、ラスタスキャン
方式で行われる。本実施形態では、出力コントローラを
VRAM(ビデオラム)で構成するため、フレームバッ
ファ505の入出力タイミングを考慮する必要は生じな
い。
【0071】以上により、解像度変換装置5によって解
像度変換が実現される。
【0072】本発明の本質からすれば、拡大、縮小を含
む全ての解像度変換が可能である。更に、本発明は対象
とする面積階調ディスプレイの画素構成に依らず、適用
可能である。
【0073】このように、本実施形態によれば、疑似的
に入力画像の解像度と同じ解像度の画面をマトリクスデ
ィスプレイ上に構成するため、内挿補間前の画像と内挿
補間後の画像とをそれぞれの表示画面の大きさで正規化
して空間周波数のスペクトラムを比較する際に、従来の
線形内挿補間と比べてスペクトラムの周波数成分分布の
相違が小さくて済む。また、1画素当たりの階調数が向
上する。即ち、文字等においても、自然画等においても
より自然な画面が得られるので、高品位な画像を提供す
ることができる。
【0074】尚、本発明は複数の機器(例えば、ホスト
コンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0075】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0076】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0077】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0078】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0079】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力画像と異なる解像度の表示装置に対して高画質な画
像を出力することが可能となる。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における解像度変換装置を含むFLC
Dインタフェースの構成を示すブロック図である。
【図2】A/Dコンバータブロック3の詳細な構成を示
すブロック図である。
【図3】図2に示す各信号のタイミングを示すタイミン
グチャートである。
【図4】出力コントローラ6の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】解像度変換装置5の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】FLCD1の1画素の輝度表現を説明するため
の図である。
【図7】LUT502の記憶方式を説明するための図で
ある。
【図8】1アドレスにおける各ビットと2×2画素内の
各ドットの対応関係を示す図である。
【図9】解像度変換例におけるLUT502の記憶内容
の一部を示す図である。
【図10】実施形態における解像度変換を説明するため
の模式図である。
【図11】R,G,B3色について入力画像の2ピクセ
ル×2ラインとディスプレイ上の3画素×3ラインに含
まれるドットとの対応関係を示す模式図である。
【図12】実施形態におけるLUT参照回路501の構
成を示す図である。
【図13】LUT参照回路501の動作タイミングを示
すタイミングチャートである。
【図14】LUT参照回路501に関して先に定義した
解像度変換例における2つの比較レジスタ1203,1
205の値、及びアドレステーブル1209のメモリマ
ップを示す図である。
【図15】書き込み制御回路503の構成を示す図であ
る。
【図16】SEL1信号によるDMUX1501のデマ
ルチプレクス動作を示す図である。
【図17】SEL2信号(SEL4信号)によるDMU
X1502(DMUX1506)のデマルチプレクス動
作を示す図である。
【図18】SEL3信号(SEL5信号)によるDMU
X1503(DMUX1507)のデマルチプレクス動
作を示す図である。
【図19】SEL6信号によるDMUX1510のデマ
ルチプレクス動作を示す図である。
【図20】偶数ライン0ピクセル目からの動作に対する
制御信号のタイミングチャートである。
【図21】奇数ライン0ピクセル目からの動作に対する
制御信号のタイミングチャートである。
【図22】奇数ライン0ピクセル目からの動作に対する
制御信号のタイミングチャートである。
【図23】ラインバッファ504の構成を示す図であ
る。
【図24】セレクタ2204の動作を示す図である。
【図25】セレクタ2205の動作を示す図である。
【図26】DMUX2206,2207,2208の動
作を示す図である。
【図27】解像度変換装置における動作を説明するため
の図である。
【図28】図20に示すピクセルクロック1の立ち下が
り後の書き込み制御回路503の内部状態を模式的に示
す図である。
【図29】図20に示すピクセルクロック2の立ち下が
り後の書き込み制御回路503の内部状態を模式的に示
す図である。
【図30】図21,図22に示すピクセルクロック1の
立ち下がり後の書き込み制御回路503の内部状態を模
式的に示す図である。
【図31】図21,図22に示すピクセルクロック2の
立ち下がり後の書き込み制御回路503の内部状態を模
式的に示す図である。
【符号の説明】
1 FLCD 2 FLCDインタフェース 3 A/Dコンバータブロック 4 マルチプレクサ 5 解像度変換装置 6 出力コントローラ 7 フレームバッファ 8 I/FシステムMPU 501 LUT参照回路 502 LUT 503 書き込み制御回路 504 ラインバッファ 505 フレームバッファ 506 シーケンスコントローラ 507 PLL 508 デコーダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m画素×nラインの表示範囲を有し、前
    記画素は少なくとも2階調を有するドットを複数個用い
    て階調を表現する表示装置のために入力画像データの解
    像度を変換する解像度変換装置において、 前記表示装置の表示範囲と異なるk画素×lラインの解
    像度を持つ画素データを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された画素データの階調を所定
    のドットに対応させてk画素×lラインの画素データを
    前記表示装置のm画素×nラインの画素データに変換す
    る解像度変換手段と、 前記解像度変換手段により解像度変換された画素データ
    を前記表示装置に出力する出力手段とを有することを特
    徴とする解像度変換装置。
  2. 【請求項2】 前記解像度変換手段は、入力画素データ
    をa画素×bライン(a≦m,b≦n)のブロック毎に
    入力画素データの階調を所定のドットに対応させて変換
    することを特徴とする請求項1記載の解像度変換装置。
  3. 【請求項3】 更に、少なくともa×bのアドレスを入
    力画素データの階調に対応する分だけ有し、1アドレス
    のデータが少なくともiビットで構成されるメモリを備
    え、 前記メモリは、前記階調に対応する各々のアドレスの各
    ビットをブロック内の所定のドットに対応させることを
    特徴とする請求項2記載の解像度変換装置。
  4. 【請求項4】 前記メモリに記憶されるデータは、動作
    開始前に所望の値が書き込まれることを特徴とする請求
    項3記載の解像度変換装置。
  5. 【請求項5】 m画素×nラインの表示範囲を有し、前
    記画素は少なくとも2階調を有するドットを複数個用い
    て階調を表現する表示装置のために入力画像データの解
    像度を変換する解像度変換方法において、 前記表示装置の表示範囲と異なるk画素×lラインの解
    像度を持つ画素データを入力する入力工程と、 前記入力工程により入力された画素データの階調を所定
    のドットに対応させてk画素×lラインの画素データを
    前記表示装置のm画素×nラインの画素データに変換す
    る解像度変換工程と、 前記解像度変換工程により解像度変換された画素データ
    を前記表示装置に出力する出力工程とを有することを特
    徴とする解像度変換方法。
  6. 【請求項6】 前記解像度変換工程は、入力画素データ
    をa画素×bライン(a≦m,b≦n)のブロック毎に
    入力画素データの階調を所定のドットに対応させて変換
    することを特徴とする請求項5記載の解像度変換方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014026418A1 (zh) * 2012-08-17 2014-02-20 深圳市华星光电技术有限公司 4k2k分辨率放大方法及应用该方法的4k2k分辨率放大系统

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014026418A1 (zh) * 2012-08-17 2014-02-20 深圳市华星光电技术有限公司 4k2k分辨率放大方法及应用该方法的4k2k分辨率放大系统

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