JPH1017078A - 浮屋根式タンクの浮屋根サポート - Google Patents

浮屋根式タンクの浮屋根サポート

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Publication number
JPH1017078A
JPH1017078A JP8192700A JP19270096A JPH1017078A JP H1017078 A JPH1017078 A JP H1017078A JP 8192700 A JP8192700 A JP 8192700A JP 19270096 A JP19270096 A JP 19270096A JP H1017078 A JPH1017078 A JP H1017078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floating roof
roof support
bottom plate
piece
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8192700A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Kumaki
義徳 熊木
Hajime Okada
一 岡田
Katsuo Kosuge
克夫 小菅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
I H I PLANTEC KK
IHI Corp
Original Assignee
I H I PLANTEC KK
IHI Corp
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Publication date
Application filed by I H I PLANTEC KK, IHI Corp filed Critical I H I PLANTEC KK
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Publication of JPH1017078A publication Critical patent/JPH1017078A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮屋根サポートを当板で受けなくても、底板
を傷付けることなく浮屋根を着底させることができるよ
うにする。 【解決手段】 浮屋根式タンクの浮屋根4に、底板2へ
向けて突出するように浮屋根サポート本体9を取り付け
る。浮屋根サポート本体9の下端部に、長さ調整用部材
13を介して着底用ピース12を取り付ける。着底用ピ
ース12は、底板2の材質よりも軟かい材質とし、浮屋
根4の着底時に底板2上に直接接触させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浮屋根式タンクにお
いて開放点検時に浮屋根を底板上に支持するために用い
る浮屋根サポートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】浮屋根式タンク(フローティングルーフ
タンク)においては、5年乃至10年に1回タンクの開
放点検を行うときに、浮屋根を下降させて、たとえば、
底板上方の2m位の高さ位置に浮屋根を保持させるよう
にする必要があり、そのために、多数の浮屋根サポート
を用いて浮屋根の荷重を底板に支持させるようにしてい
る。
【0003】すなわち、図4(イ)(ロ)にその一例の
概略を示す如く、底板2及び側板3からなるタンク本体
1内に、浮屋根4が、外周部のシール装置5を介して上
下方向へ摺動できるように配置してある浮屋根式タンク
において、浮屋根4を着底時に支える部材として、上下
方向に延びる多数の浮屋根サポート6を、浮屋根4の下
面から底板2へ向けて、たとえば、2m位突出する長さ
として浮屋根4に取り付け、且つ浮屋根サポート6の下
端によって底板2を傷付けないようにするために、各浮
屋根サポート6に対応させて上記底板2上に当板7がそ
れぞれ取り付けてある。
【0004】上記浮屋根サポート6は、図4(ロ)に詳
細を示す如く、浮屋根4に上下方向へ貫通するように固
設したガイドパイプ8内にパイプ製の浮屋根サポート本
体9を差し通して使用するようにしたもので、該浮屋根
サポート本体9の上部外周に、上記ガイドパイプ8の上
端に係合するようにした落下防止部材10を取り付け、
且つ上記ガイドパイプ8の上端部側壁位置に差し込んだ
ロックピン11によってその位置が固定されるようにし
てある。なお、浮屋根4と底板2との間隔は各部で均一
とはなっていないので、浮屋根サポート本体9の浮屋根
4から下方への突出長さを、タンク本体1の水張り試験
完了後に切断や継ぎ足し等によって調整するようにして
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、たとえば、
5万klクラスの浮屋根式タンクでは浮屋根4を支える
浮屋根サポート6が約100本必要であり、したがっ
て、浮屋根サポート6の下端を受ける当板7も100枚
必要となるが、この当板7は底板2と同材質、同板厚の
ものを用いなければならないだけでなく、水張試験前後
に底板2の溶接線と同様な試験を行うことが義務付けら
れており、試験のために多大な労力及び費用を要する問
題がある。
【0006】そこで、本発明は、当板を用いなくても、
底板を傷付けることなく浮屋根を着底させることができ
るような浮屋根サポートを提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、浮屋根式タンクの浮屋根を着底時に底板
上に支持するため、該浮屋根の着底時に浮屋根に取り付
ける複数本の浮屋根サポート本体の下端部に、底板の材
質よりも軟かい材質の着底用ピースを取り付けた構成と
する。
【0008】浮屋根を着底させると、浮屋根サポート本
体の下端の着底用ピースが底板に当接することから、底
板を傷付けてしまうことを防止することができる。
【0009】又、浮屋根サポート本体と着底用ピースと
の間に、長さ調整用部材を介在させた構成とすることに
より、取り付け時に長さを容易に調整することができ
る。
【0010】更に、浮屋根サポート本体の下端部に雌ね
じを設け、該雌ねじに螺合させる雄ねじを長さ調整用部
材に設けた構成とすると、長さ調整用部材を回転させる
だけで長さを調整することができるようになる。
【0011】更に又、長さ調整用部材を用いることに代
えて、着底用ピースを上下方向に長く形成し、且つ該着
底用ピースに、浮屋根サポート本体の雌ねじに螺合させ
る雄ねじを設けた構成とした場合は、構造をより簡略化
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1(イ)(ロ)は本発明の実施の一形態
を示すもので、図4(イ)(ロ)に示したと同様な構成
としてある浮屋根式タンクの浮屋根サポートにおいて、
浮屋根サポート本体9の下端部に、タンク本体1の底板
2の材質よりも軟かく且つ腐食しない材質に選定した着
底用ピース12を、長さ調整用部材13を介して取り付
けてなる構成を有する浮屋根サポート6Aとする。
【0014】上記着底用ピース12としては、底板2の
材質がSS等である場合、たとえば、銅、アルミニウ
ム、FRP等を採用し得る。
【0015】なお、着底用ピース12は、工場にて、パ
イプ製とした長さ調整用部材13の下端部に上部側を嵌
入して止めねじ14により着脱可能に固定するようにし
て、長さ調整用部材13と一体に現場へ搬入し、水張試
験後に、各浮屋根サポート取付部毎に底板2との間隔を
見ながら浮屋根サポート本体9の下端部又は長さ調整用
部材13の上端部を所要長さ切断した後、該浮屋根サポ
ート本体9の下端に長さ調整用部材13の上端を溶接す
ることにより、浮屋根サポート本体9に一体化させるよ
うにする。
【0016】上記構成の浮屋根サポート6Aを採用した
浮屋根式タンクの場合、開放点検時に、浮屋根4を下降
させて着底させるようにすると、浮屋根4の荷重を浮屋
根サポート6Aを介して底板2に伝えることができる。
この際、浮屋根サポート6Aの浮屋根サポート本体9の
下端部に取り付けてある着底用ピース12は底板2と直
接接することになるが、該着底用ピース12の材質は底
板2よりも軟かいため、従来の如き当板がなくとも底板
2を傷付けることはない。
【0017】したがって、タンクの新設時に当板の取り
付けに要していた費用や溶接線の試験を不要にでき、し
かもタンク開放点検時に要する当板の取り替えや検査に
係わるすべての費用を削減できることになる。又、着底
用ピース12は止めねじ14によって着脱可能に取り付
けてあるため、次回の開放点検時に交換が必要となった
場合でも容易に交換することができる。
【0018】次に、図2は本発明の他の実施の形態を示
すもので、浮屋根サポート本体9と長さ調整用部材13
とを溶接によって連結することに代えて、浮屋根サポー
ト本体9の下端部内周に雌ねじ9aを設けると共に、長
さ調整用部材13の外径をやや小径として、上記雌ねじ
9aに螺合する雄ねじ13aを長さ調整用部材13の外
周に設け、長さ調整用部材13の螺合位置を浮屋根サポ
ート本体9の下端壁部に取り付けた止めねじ14によっ
て固定するようにしたものである。
【0019】図2に示すようにすると、浮屋根サポート
本体9に対する長さ調整用部材13の螺合量を変化させ
ることで簡単に長さ調整を行うことができる。
【0020】図3は本発明の更に他の実施の形態を示す
もので、図2の構成において、長さ調整用部材13を用
いることに代えて、着底用ピース12自体を上下に長く
し、且つ該着底用ピース12の外周部に、浮屋根サポー
ト本体9の雌ねじ9aに螺合させるようにした雄ねじ1
2aを設けたものである。
【0021】図3に示すようにすると、浮屋根サポート
本体9に対する着底用ピース12の螺合量を変化させる
ことで簡単に長さ調整を行うことができ、図2に示すも
のよりも構造の簡略化を図ることができる。
【0022】なお、本発明は上記実施の形態にのみ限定
されるものではなく、着底用ピース12としては図示し
説明した以外の材質を任意に選定し得ること、その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の浮屋根式タン
クの浮屋根サポートによれば、次の如き優れた効果を発
揮する。 (1) 浮屋根式タンクの浮屋根を着底時に底板上に支持す
るため、該浮屋根の着底時に浮屋根に取り付ける複数本
の浮屋根サポート本体の下端部に、底板の材質よりも軟
かい材質の着底用ピースを取り付けた構成としてあるの
で、浮屋根を着底させると、着底用ピースの存在によ
り、底板を傷付けることなく浮屋根の荷重を底板に伝え
ることができ、したがって、従来の如き当板の取り付け
に要していた費用や当板の溶接線の検査等に要していた
労力を不要とすることができる。 (2) 浮屋根サポート本体と着底用ピースとの間に、長さ
調整用部材を介在させた構成とすることにより、底板と
の間隔を見ながら長さの調整を容易に行うことができ
る。 (3) 浮屋根サポート本体の下端部に雌ねじを設け、該雌
ねじに螺合させる雄ねじを長さ調整用部材に設けた構成
とすることにより、長さ調整用部材の螺合位置を変化さ
せることで長さ調整を能率よく行うことができる。 (4) 長さ調整用部材を用いることに代えて、着底用ピー
スを上下方向に長く形成し、且つ該着底用ピースに、浮
屋根サポート本体の雌ねじに螺合させる雄ねじを設けた
構成とすることにより、長さ調整を容易に行うことがで
きると共に、構造をより簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浮屋根式タンクの浮屋根サポートの実
施の一形態を示すもので、(イ)は全体の概略図、
(ロ)は(イ)のA部拡大断面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す部分図である。
【図3】本発明の更に他の実施の形態を示す部分図であ
る。
【図4】浮屋根式タンクの一例を示すもので、(イ)は
全体の概略図、(ロ)は(イ)のB部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
2 底板 4 浮屋根 9 浮屋根サポート本体 9a 雌ねじ 12 着底用ピース 12a 雄ねじ 13 長さ調整用部材 13a 雄ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 一 東京都中央区八重洲2丁目9番7号 株式 会社アイ・エイチ・アイプランテック内 (72)発明者 小菅 克夫 東京都中央区八重洲2丁目9番7号 株式 会社アイ・エイチ・アイプランテック内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮屋根式タンクの浮屋根を着底時に底板
    上に支持するため、該浮屋根の着底時に浮屋根に取り付
    ける複数本の浮屋根サポート本体の下端部に、底板の材
    質よりも軟かい材質の着底用ピースを取り付けた構成を
    有することを特徴とする浮屋根式タンクの浮屋根サポー
    ト。
  2. 【請求項2】 浮屋根サポート本体と着底用ピースとの
    間に、長さ調整用部材を介在させた請求項1記載の浮屋
    根式タンクの浮屋根サポート。
  3. 【請求項3】 浮屋根サポート本体の下端部に雌ねじを
    設け、該雌ねじに螺合させる雄ねじを長さ調整用部材に
    設けた請求項2記載の浮屋根式タンクの浮屋根サポー
    ト。
  4. 【請求項4】 長さ調整用部材を用いることに代えて、
    着底用ピースを上下方向に長く形成し、且つ該着底用ピ
    ースに、浮屋根サポート本体の雌ねじに螺合させる雄ね
    じを設けた請求項3記載の浮屋根式タンクの浮屋根サポ
    ート。
JP8192700A 1996-07-04 1996-07-04 浮屋根式タンクの浮屋根サポート Pending JPH1017078A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8192700A JPH1017078A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 浮屋根式タンクの浮屋根サポート

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JP8192700A JPH1017078A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 浮屋根式タンクの浮屋根サポート

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JPH1017078A true JPH1017078A (ja) 1998-01-20

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JP8192700A Pending JPH1017078A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 浮屋根式タンクの浮屋根サポート

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JP (1) JPH1017078A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012501415A (ja) * 2008-08-26 2012-01-19 アクシード ビー.ヴイ. 液体貯蔵タンクからの放出を軽減及び阻止する方法及びシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012501415A (ja) * 2008-08-26 2012-01-19 アクシード ビー.ヴイ. 液体貯蔵タンクからの放出を軽減及び阻止する方法及びシステム

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