JPH10170777A - 光ファイバコード - Google Patents
光ファイバコードInfo
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- JPH10170777A JPH10170777A JP8352567A JP35256796A JPH10170777A JP H10170777 A JPH10170777 A JP H10170777A JP 8352567 A JP8352567 A JP 8352567A JP 35256796 A JP35256796 A JP 35256796A JP H10170777 A JPH10170777 A JP H10170777A
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- fiber cord
- tensile
- lubricant
- fibers
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 光ファイバと滑剤が付着している抗
張力有機繊維を備えた光ファイバコード。、 滑剤の
付着量=0.3重量%以上。 滑剤がポリオレフィ
ン、パラフィン系ワックス又はポリエーテル系ワックス
であること。 中心に単心光ファイバ又は光ファイバ
テープ心線があり、その外周に略パイプ状に有機高分子
のシース(外被)が配置され、その空間に抗張力有機繊
維を備える構造。 その構造が「ルース」型、「タイ
ト」型であること。 【効果】 光ファイバコードの製造時に、抗張力繊維が
治工具又はガイドと擦れても、破損することのない。
張力有機繊維を備えた光ファイバコード。、 滑剤の
付着量=0.3重量%以上。 滑剤がポリオレフィ
ン、パラフィン系ワックス又はポリエーテル系ワックス
であること。 中心に単心光ファイバ又は光ファイバ
テープ心線があり、その外周に略パイプ状に有機高分子
のシース(外被)が配置され、その空間に抗張力有機繊
維を備える構造。 その構造が「ルース」型、「タイ
ト」型であること。 【効果】 光ファイバコードの製造時に、抗張力繊維が
治工具又はガイドと擦れても、破損することのない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信分野、特に光
ファイバを利用する通信線路における改善に関する。更
に、本発明は、通信線路として用いる光ファイバコード
の構造の改良に関する。
ファイバを利用する通信線路における改善に関する。更
に、本発明は、通信線路として用いる光ファイバコード
の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通信線路として用いる光ファイバコード
は、図4に示されるように、基本的に中心の光ファイバ
テープ心線1の周囲にプラスチックフィラメント等の抗
張力繊維2を縦添えし、その外周にパイプ状のPVC等
のプラスチック外被3を配した構造をしていた。このよ
うな光ファイバコードは、通常図1に示される製造ライ
ンで製造される。
は、図4に示されるように、基本的に中心の光ファイバ
テープ心線1の周囲にプラスチックフィラメント等の抗
張力繊維2を縦添えし、その外周にパイプ状のPVC等
のプラスチック外被3を配した構造をしていた。このよ
うな光ファイバコードは、通常図1に示される製造ライ
ンで製造される。
【0003】この光ファイバコード4の製造時に、サプ
ライ装置10から繰り出される光ファイバテープ心線1
はガイド5又は治工具6と擦れて、抗張力繊維を構成す
るフィラメントが破損する場合がある。これにより、綿
状の堆積物となった抗張力繊維2が光ファイバコード製
品中に混在した場合、局所的な不良が発生する結果とな
ったり、著しい場合には押出用の治工具の箇所で詰まっ
たり、光ファイバ心線が断線したりする傾向がある。従
って、抗張力繊維を構成するフィラメントの一部分が破
損して塊となる。
ライ装置10から繰り出される光ファイバテープ心線1
はガイド5又は治工具6と擦れて、抗張力繊維を構成す
るフィラメントが破損する場合がある。これにより、綿
状の堆積物となった抗張力繊維2が光ファイバコード製
品中に混在した場合、局所的な不良が発生する結果とな
ったり、著しい場合には押出用の治工具の箇所で詰まっ
たり、光ファイバ心線が断線したりする傾向がある。従
って、抗張力繊維を構成するフィラメントの一部分が破
損して塊となる。
【0004】更に、その原因について詳細に説明する
と、従来の光ファイバコードは、図4の構造例で示され
るように、光ファイバの機械的強度を補強するために、
有機繊維からなる抗張力繊維2を光ファイバ心線1の周
囲に配している。有機繊維は、抗張力性を持つことが必
要であるので、アラミドのケブラー繊維やPBO(ポリ
パラフェニレン ベンゾビス オキサゾール)等の高弾
性率を持つ繊維が知られている。これらは、10数μm
のフィラメントの集合体であり、各フィラメントは非常
に細いために製造時に治工具或いはガイドと擦れて破断
する場合がある。
と、従来の光ファイバコードは、図4の構造例で示され
るように、光ファイバの機械的強度を補強するために、
有機繊維からなる抗張力繊維2を光ファイバ心線1の周
囲に配している。有機繊維は、抗張力性を持つことが必
要であるので、アラミドのケブラー繊維やPBO(ポリ
パラフェニレン ベンゾビス オキサゾール)等の高弾
性率を持つ繊維が知られている。これらは、10数μm
のフィラメントの集合体であり、各フィラメントは非常
に細いために製造時に治工具或いはガイドと擦れて破断
する場合がある。
【0005】その光ファイバコードの製造ラインは、図
1に示すように、抗張力有機繊維2を繰り出した後、目
板やポリシャーと呼ばれるガイド5に接触しつつ、クロ
スヘッドの治工具6で接触、集合されて、押出される。
その場合、目板又はガイド5では、該有機繊維2が接触
して細かく破断した綿状のフィラメントの堆積は留まる
ことができず、送り出される有機繊維に引き込まれたま
まで、光ファイバコードとして形成される。
1に示すように、抗張力有機繊維2を繰り出した後、目
板やポリシャーと呼ばれるガイド5に接触しつつ、クロ
スヘッドの治工具6で接触、集合されて、押出される。
その場合、目板又はガイド5では、該有機繊維2が接触
して細かく破断した綿状のフィラメントの堆積は留まる
ことができず、送り出される有機繊維に引き込まれたま
まで、光ファイバコードとして形成される。
【0006】このような部分は、局所的に光ファイバコ
ードの外径が太くなって部分的な不良となるが、フィラ
メントの堆積の塊が大きい場合には、クロスヘッド6の
治工具6を通過できずに詰まってしまい、最終的には抗
張力繊維が破断するといったことが起こる場合がある。
その結果として、長尺品が得られず、或いは口出し作業
をやり直すことになり、生産性が低下する恐れがある。
ードの外径が太くなって部分的な不良となるが、フィラ
メントの堆積の塊が大きい場合には、クロスヘッド6の
治工具6を通過できずに詰まってしまい、最終的には抗
張力繊維が破断するといったことが起こる場合がある。
その結果として、長尺品が得られず、或いは口出し作業
をやり直すことになり、生産性が低下する恐れがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、光フ
ァイバコードの製造時に、光ファイバコード中の抗張力
繊維を構成するフィラメントがガイド5又は治工具6と
擦れても、破損することのない光ファイバコードの構造
の改良に関するものである。
ァイバコードの製造時に、光ファイバコード中の抗張力
繊維を構成するフィラメントがガイド5又は治工具6と
擦れても、破損することのない光ファイバコードの構造
の改良に関するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の課題を
種々検討した結果、光ファイバコードを構成する抗張力
有機繊維に滑剤を付着させることにより、光ファイバコ
ードの製造時に、該抗張力繊維を構成するフィラメント
がガイド5又は治工具6と擦れても、破損することがな
いことを見出し、本発明を完成するに至った。
種々検討した結果、光ファイバコードを構成する抗張力
有機繊維に滑剤を付着させることにより、光ファイバコ
ードの製造時に、該抗張力繊維を構成するフィラメント
がガイド5又は治工具6と擦れても、破損することがな
いことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は: 光ファイバと抗張力体としての有機繊維を備えた光
ファイバコードにおいて、該有機繊維に滑剤が付着して
いる光ファイバコードを提供する。また、 該滑剤の付着量が0.3重量%以上である点にも特
徴を有する。また、 滑剤がポリオレフィン、パラフィン系ワックス又は
ポリエーテル系ワックスで構成されている点にも特徴を
有する。また、 該光ファイバコードの構造が、中心に単心の光ファ
イバ或いは光ファイバテープ心線があり、その外周に略
パイプ状に有機高分子のシース(外被)が配置されてお
り、その空間に抗張力体としての有機繊維を備える点に
も特徴を有する。また、 該光ファイバコードの構造が、単心の光ファイバと
3500デール以下の抗張力体で構成されている点にも
特徴を有する。また、 該光ファイバコードの構造が、光ファイバと抗張力
体が並行にあり、且つ両者が一体化されている点にも特
徴を有する。また、 該光ファイバコードの構造が、単心の光ファイバと
単心と見做せる抗張力体の2体から構成されている点に
も特徴を有する。
ファイバコードにおいて、該有機繊維に滑剤が付着して
いる光ファイバコードを提供する。また、 該滑剤の付着量が0.3重量%以上である点にも特
徴を有する。また、 滑剤がポリオレフィン、パラフィン系ワックス又は
ポリエーテル系ワックスで構成されている点にも特徴を
有する。また、 該光ファイバコードの構造が、中心に単心の光ファ
イバ或いは光ファイバテープ心線があり、その外周に略
パイプ状に有機高分子のシース(外被)が配置されてお
り、その空間に抗張力体としての有機繊維を備える点に
も特徴を有する。また、 該光ファイバコードの構造が、単心の光ファイバと
3500デール以下の抗張力体で構成されている点にも
特徴を有する。また、 該光ファイバコードの構造が、光ファイバと抗張力
体が並行にあり、且つ両者が一体化されている点にも特
徴を有する。また、 該光ファイバコードの構造が、単心の光ファイバと
単心と見做せる抗張力体の2体から構成されている点に
も特徴を有する。
【0010】以下、本発明を図面に基いて詳細に説明す
る。本発明は、基本的に、光ファイバと抗張力体として
の有機繊維とから構成され、しかも該有機繊維に滑剤が
付着している構造の光ファイバコードに関するものであ
る。本発明の光ファイバコードの構造として、具体的に
は、以下の2つの例に大別される。即ち、図2は、本発
明の光ファイバコードの構造の1例を示す模式図であ
る。図2において、光ファイバコードの中心に樹脂被覆
光ファイバ(光ファイバ心線)1を配し、その周囲を取
り囲んで滑剤Aを付着させた抗張力繊維2が配され、更
に最外層には有機高分子シースとしてPVCの外被3が
被覆されている。
る。本発明は、基本的に、光ファイバと抗張力体として
の有機繊維とから構成され、しかも該有機繊維に滑剤が
付着している構造の光ファイバコードに関するものであ
る。本発明の光ファイバコードの構造として、具体的に
は、以下の2つの例に大別される。即ち、図2は、本発
明の光ファイバコードの構造の1例を示す模式図であ
る。図2において、光ファイバコードの中心に樹脂被覆
光ファイバ(光ファイバ心線)1を配し、その周囲を取
り囲んで滑剤Aを付着させた抗張力繊維2が配され、更
に最外層には有機高分子シースとしてPVCの外被3が
被覆されている。
【0011】図3は、本発明の光ファイバコードの構造
の他の例を示す模式図である。図3において、光ファイ
バコードの中心に樹脂被覆光ファイバ(光ファイバ心
線)1を配し、滑剤Aを付着させた抗張力繊維2及びそ
の周囲を取り囲んで紫外線硬化型アクリレート樹脂被覆
11が配され、更に最外層には有機高分子シースとして
紫外線硬化型アクリレート樹脂の外被12が被覆されて
いる。
の他の例を示す模式図である。図3において、光ファイ
バコードの中心に樹脂被覆光ファイバ(光ファイバ心
線)1を配し、滑剤Aを付着させた抗張力繊維2及びそ
の周囲を取り囲んで紫外線硬化型アクリレート樹脂被覆
11が配され、更に最外層には有機高分子シースとして
紫外線硬化型アクリレート樹脂の外被12が被覆されて
いる。
【0012】本発明の光ファイバコードは、基本的に図
1に示された製造ラインにより容易に製造される。図1
において、1は光ファイバ心線、2は抗張力繊維、3は
ポリ塩化ビニル外被(シース)、4は光ファイバコー
ド、5はガイド又は目板、6は押出機のクロスヘッド又
は治工具、7は水槽、8は駆動機、9は巻取機、10は
サプライ装置である。図1でガイド;目板5、押出機の
クロスヘッド;治工具6に該抗張力繊維2が張力50〜
300gfで接触移動している。
1に示された製造ラインにより容易に製造される。図1
において、1は光ファイバ心線、2は抗張力繊維、3は
ポリ塩化ビニル外被(シース)、4は光ファイバコー
ド、5はガイド又は目板、6は押出機のクロスヘッド又
は治工具、7は水槽、8は駆動機、9は巻取機、10は
サプライ装置である。図1でガイド;目板5、押出機の
クロスヘッド;治工具6に該抗張力繊維2が張力50〜
300gfで接触移動している。
【0013】本発明の光ファイバコードにおいては、そ
れを構成する抗張力繊維に対して滑剤を0.3重量%以
上、好ましくは0.3〜5重量%、より好ましくは0.
6〜2重量%付着させることが必要である。その滑剤の
付着量の上限は特に制限されないが、余りに多量であっ
てもその効果に限界があるので、通常1重量%程度で十
分である。使用する滑剤の種類についてはその効果が得
られるなら特に制限されないが、該滑剤としては、使用
する抗張力繊維と親和性を持つものが望ましいが、一般
にはポリオレフィン系、例えば酸化ポリエチレン、パラ
フィン系ワックスやポリエーテル系滑剤の使用が望まし
く、タルク等の無機質系や金属セッケン系などの滑剤は
その効果に限界がある。
れを構成する抗張力繊維に対して滑剤を0.3重量%以
上、好ましくは0.3〜5重量%、より好ましくは0.
6〜2重量%付着させることが必要である。その滑剤の
付着量の上限は特に制限されないが、余りに多量であっ
てもその効果に限界があるので、通常1重量%程度で十
分である。使用する滑剤の種類についてはその効果が得
られるなら特に制限されないが、該滑剤としては、使用
する抗張力繊維と親和性を持つものが望ましいが、一般
にはポリオレフィン系、例えば酸化ポリエチレン、パラ
フィン系ワックスやポリエーテル系滑剤の使用が望まし
く、タルク等の無機質系や金属セッケン系などの滑剤は
その効果に限界がある。
【0014】また、滑剤は使用に際し、予め溶媒(例え
ば水)中の溶液の形態で抗張力繊維の表面に一定量適用
することが望ましく、また抗張力繊維中に配合すること
によりその表面に適量付着させることも可能である。滑
剤を有機溶媒(例えば水)に分散若しくは溶解させて使
用すると滑剤の均一分散の上で望ましい。
ば水)中の溶液の形態で抗張力繊維の表面に一定量適用
することが望ましく、また抗張力繊維中に配合すること
によりその表面に適量付着させることも可能である。滑
剤を有機溶媒(例えば水)に分散若しくは溶解させて使
用すると滑剤の均一分散の上で望ましい。
【0015】抗張力繊維2としては、光ファイバ心線を
支持する機能上、弾性率に優れた有機繊維、例えば芳香
族ポリアミド(ケブラー等)、PBO(ザイロン等)の
使用が望ましい。抗張力繊維は、それ単体の使用でも
(図2)またその周囲を紫外線硬化型樹脂等のプラスチ
ックにより保護被覆(図3)しても良い。
支持する機能上、弾性率に優れた有機繊維、例えば芳香
族ポリアミド(ケブラー等)、PBO(ザイロン等)の
使用が望ましい。抗張力繊維は、それ単体の使用でも
(図2)またその周囲を紫外線硬化型樹脂等のプラスチ
ックにより保護被覆(図3)しても良い。
【0016】光ファイバ心線1は、基本的に、光ファイ
バの数本を集め、その外周に紫外線硬化型樹脂等のプラ
スチック被覆を設けたもの構造のものである。プラスチ
ック外被(シース)は、光ファイバコード4全体を保護
する役目を果たし、例えばPVC、紫外線硬化型樹脂、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、部
分架橋ポリオレフィン等を挙げることができる。抗張力
繊維の被覆やプラスチック外被としては紫外線硬化型樹
脂の使用が好ましくは、特にエポキシアクリレート、エ
ステルアクリレート、ウレタンアクリレート、シリコー
ンアクリレート等を挙げることができる。
バの数本を集め、その外周に紫外線硬化型樹脂等のプラ
スチック被覆を設けたもの構造のものである。プラスチ
ック外被(シース)は、光ファイバコード4全体を保護
する役目を果たし、例えばPVC、紫外線硬化型樹脂、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、部
分架橋ポリオレフィン等を挙げることができる。抗張力
繊維の被覆やプラスチック外被としては紫外線硬化型樹
脂の使用が好ましくは、特にエポキシアクリレート、エ
ステルアクリレート、ウレタンアクリレート、シリコー
ンアクリレート等を挙げることができる。
【0017】
【作用】 光ファイバと抗張力体としての有機繊維を備えた光
ファイバコードにおいて、該有機繊維に滑剤が付着して
いる点(クレーム1):光ファイバコード製造時には、
抗張力繊維が治工具6に接するので、該抗張力繊維フィ
ラメントの部分的切断が生じるが、滑剤によりその切断
を防止できる。
ファイバコードにおいて、該有機繊維に滑剤が付着して
いる点(クレーム1):光ファイバコード製造時には、
抗張力繊維が治工具6に接するので、該抗張力繊維フィ
ラメントの部分的切断が生じるが、滑剤によりその切断
を防止できる。
【0018】 該滑剤の付着量が0.3重量%以上で
ある点(クレーム2):滑剤量は多い方が滑剤としての
効果が大きいが、少量ではその効果がなくなることもあ
るから、滑剤の付着量にはその下限値0.3重量%があ
る。 滑剤がポリオレフィン又はポリエーテル系ワックス
で構成されている点(クレーム3):滑剤は、望ましく
は材料限定されるべきである。即ち、パラフィン系ワッ
クスは繊維の平滑材として知られるので、有機繊維の製
造工程で付着・調整が容易であり、ポリオレフィン系は
高分子滑剤の代表例であり、ポリエーテル系も滑剤とし
て利用できる。
ある点(クレーム2):滑剤量は多い方が滑剤としての
効果が大きいが、少量ではその効果がなくなることもあ
るから、滑剤の付着量にはその下限値0.3重量%があ
る。 滑剤がポリオレフィン又はポリエーテル系ワックス
で構成されている点(クレーム3):滑剤は、望ましく
は材料限定されるべきである。即ち、パラフィン系ワッ
クスは繊維の平滑材として知られるので、有機繊維の製
造工程で付着・調整が容易であり、ポリオレフィン系は
高分子滑剤の代表例であり、ポリエーテル系も滑剤とし
て利用できる。
【0019】 該光ファイバコードの構造が、中心に
単心の光ファイバ或いは光ファイバテープ心線があり、
その外周に略パイプ状に有機高分子のシース(外被)が
配置されており、その空間に抗張力体としての有機繊維
を備える点(クレーム4):この場合、「ルース型」の
光ファイバコードへの適用を示し、テープコードへの適
用を含むものである。
単心の光ファイバ或いは光ファイバテープ心線があり、
その外周に略パイプ状に有機高分子のシース(外被)が
配置されており、その空間に抗張力体としての有機繊維
を備える点(クレーム4):この場合、「ルース型」の
光ファイバコードへの適用を示し、テープコードへの適
用を含むものである。
【0020】 該光ファイバコードの構造が、単心の
光ファイバと3500デニール以下、好ましくは147
0d〜3490dの抗張力体で構成されている点(クレ
ーム5):この場合、いわゆる「ルース型」の光ファイ
バコードの最もシンプルな単心光ファイバの構造への適
用を示し、抗張力繊維の繊維量が少ないので、抗張力繊
維の損傷の影響が大きい特徴がある。 該光ファイバコードの構造が、光ファイバと抗張力
体が並行にあり、且つ両者が一体化されている点(クレ
ーム6):この場合、いわゆる「タイト型」の光ファイ
バコードへの適用を示し、テープコードへの適用を含む
ものである。
光ファイバと3500デニール以下、好ましくは147
0d〜3490dの抗張力体で構成されている点(クレ
ーム5):この場合、いわゆる「ルース型」の光ファイ
バコードの最もシンプルな単心光ファイバの構造への適
用を示し、抗張力繊維の繊維量が少ないので、抗張力繊
維の損傷の影響が大きい特徴がある。 該光ファイバコードの構造が、光ファイバと抗張力
体が並行にあり、且つ両者が一体化されている点(クレ
ーム6):この場合、いわゆる「タイト型」の光ファイ
バコードへの適用を示し、テープコードへの適用を含む
ものである。
【0021】 該光ファイバコードの構造が、単心の
光ファイバと単心と見做せる抗張力体の2体から構成さ
れている点(クレーム6):この場合、いわゆる「タイ
ト型」の光ファイバコードの最もシンプルな単心光ファ
イバの構造への適用を示し、単心と見做せる抗張力繊維
を作るために工程が増える。ガイドと接触して抗張力繊
維が損傷を受ける機会も増えるので効果が大きいはずで
ある。
光ファイバと単心と見做せる抗張力体の2体から構成さ
れている点(クレーム6):この場合、いわゆる「タイ
ト型」の光ファイバコードの最もシンプルな単心光ファ
イバの構造への適用を示し、単心と見做せる抗張力繊維
を作るために工程が増える。ガイドと接触して抗張力繊
維が損傷を受ける機会も増えるので効果が大きいはずで
ある。
【0022】
【実施例】本発明を下記の実施例により具体的に説明す
るが、これらは本発明の範囲を制限するものでない。 (実施例1)中心の光ファイバ心線(被覆光ファイバ)
1は、ガラス外径0.125mm、被覆径約0.25m
mのシングルモード(SM)である。その周囲にポリエ
ーテル系滑剤を0.3重量%付着した抗張力繊維フィラ
メント(商品名「ザイロン」、東洋紡績(株)製)50
0d3本を配し、最外層にはPVC(三菱化学(株)
製、品番A−836)を外径1mmのチューブ状に仕上
げた。約20kmの光ファイバコードを試作製造したと
ころ、抗張力繊維に起因する異常部が7ケ所見つかっ
た。この異常部抗張力繊維の堆積の塊となってコード外
径が1.2mm以上になっていたが、断線には至らなか
った。
るが、これらは本発明の範囲を制限するものでない。 (実施例1)中心の光ファイバ心線(被覆光ファイバ)
1は、ガラス外径0.125mm、被覆径約0.25m
mのシングルモード(SM)である。その周囲にポリエ
ーテル系滑剤を0.3重量%付着した抗張力繊維フィラ
メント(商品名「ザイロン」、東洋紡績(株)製)50
0d3本を配し、最外層にはPVC(三菱化学(株)
製、品番A−836)を外径1mmのチューブ状に仕上
げた。約20kmの光ファイバコードを試作製造したと
ころ、抗張力繊維に起因する異常部が7ケ所見つかっ
た。この異常部抗張力繊維の堆積の塊となってコード外
径が1.2mm以上になっていたが、断線には至らなか
った。
【0023】(実施例2)中心の被覆光ファイバは、ガ
ラス外径0.125mm、被覆径約0.25mmのシン
グルモード(SM)である。その周囲にポリエーテル系
滑剤を0.5重量%付着した抗張力繊維フィラメント
(商品名「ザイロン」、東洋紡績(株)製)500d3
本を配し、最外層にはPVC(三菱化学(株)製、品番
A−836)を外径1mmのチューブ状に仕上げた。約
40kmの光ファイバコードを試作製造したが、抗張力
繊維に起因する異常部は見つからなかった。
ラス外径0.125mm、被覆径約0.25mmのシン
グルモード(SM)である。その周囲にポリエーテル系
滑剤を0.5重量%付着した抗張力繊維フィラメント
(商品名「ザイロン」、東洋紡績(株)製)500d3
本を配し、最外層にはPVC(三菱化学(株)製、品番
A−836)を外径1mmのチューブ状に仕上げた。約
40kmの光ファイバコードを試作製造したが、抗張力
繊維に起因する異常部は見つからなかった。
【0024】(実施例3)中心の被覆光ファイバは、ガ
ラス外径0.125mm、被覆径約0.25mmのシン
グルモード(SM)である。その周囲にポリオレフィン
系(酸化ポリエチレン、ポリエチレンワックス等)滑剤
を1重量%付着した抗張力繊維フィラメント(商品名
「ケブラー」、デユポン・東レ・ケブラー(株)製)3
80d6本を配し、最外層にはPVC(三菱化学(株)
製、品番A−836)を外径1mmのチューブ状に仕上
げた。約40kmの光ファイバコードを試作製造した
が、抗張力繊維に起因する異常部は見つからなかった。
ラス外径0.125mm、被覆径約0.25mmのシン
グルモード(SM)である。その周囲にポリオレフィン
系(酸化ポリエチレン、ポリエチレンワックス等)滑剤
を1重量%付着した抗張力繊維フィラメント(商品名
「ケブラー」、デユポン・東レ・ケブラー(株)製)3
80d6本を配し、最外層にはPVC(三菱化学(株)
製、品番A−836)を外径1mmのチューブ状に仕上
げた。約40kmの光ファイバコードを試作製造した
が、抗張力繊維に起因する異常部は見つからなかった。
【0025】(実施例4)中心の被覆光ファイバは、ガ
ラス外径0.125mm、被覆径約0.9mmのシング
ルモード(SM)である。その周囲にポリオレフィン系
(酸化ポリエチレン、ポリエチレンワックス等)滑剤を
1重量%付着した抗張力繊維フィラメント(商品名「ケ
ブラー」、デユポン・東レ・ケブラー(株)製)114
0d 4本を配して、最外層にはPVC(三菱化学
(株)製、品番A−836)を外径2mmのチューブ状
に仕上げた。約40kmの光ファイバコードを試作製造
したが、抗張力繊維に起因する異常部は見つからなかっ
た。
ラス外径0.125mm、被覆径約0.9mmのシング
ルモード(SM)である。その周囲にポリオレフィン系
(酸化ポリエチレン、ポリエチレンワックス等)滑剤を
1重量%付着した抗張力繊維フィラメント(商品名「ケ
ブラー」、デユポン・東レ・ケブラー(株)製)114
0d 4本を配して、最外層にはPVC(三菱化学
(株)製、品番A−836)を外径2mmのチューブ状
に仕上げた。約40kmの光ファイバコードを試作製造
したが、抗張力繊維に起因する異常部は見つからなかっ
た。
【0026】(実施例5)中心の被覆光ファイバは、ガ
ラス外径0.125mm、被覆径約0.25mmのシン
グルモード(SM)である。その周囲にポリオレフィン
系(酸化ポリエチレン、ポリエチレンワックス等)滑剤
を1重量%付着した抗張力繊維フィラメント(商品名
「ケブラー」、デユポン・東レケブラー(株)製)19
5d 1本を紫外線硬化型アクリレート樹脂としてウレ
タンアクリレート樹脂で含浸塗布・硬化後に該被覆光フ
ァイバに縦添えし、更に全体をウレタンアクリレート樹
脂で成形塗布・硬化させた。約4kmの光ファイバコー
ドを試作製造したが、抗張力繊維に起因する異常部は見
つからなかった。
ラス外径0.125mm、被覆径約0.25mmのシン
グルモード(SM)である。その周囲にポリオレフィン
系(酸化ポリエチレン、ポリエチレンワックス等)滑剤
を1重量%付着した抗張力繊維フィラメント(商品名
「ケブラー」、デユポン・東レケブラー(株)製)19
5d 1本を紫外線硬化型アクリレート樹脂としてウレ
タンアクリレート樹脂で含浸塗布・硬化後に該被覆光フ
ァイバに縦添えし、更に全体をウレタンアクリレート樹
脂で成形塗布・硬化させた。約4kmの光ファイバコー
ドを試作製造したが、抗張力繊維に起因する異常部は見
つからなかった。
【0027】(比較例1)中心の被覆光ファイバは、ガ
ラス外径0.125mm、被覆径約0.25mmのシン
グルモード(SM)である。その周囲に滑剤を付着しな
い抗張力繊維フィラメント(商品名「ザイロン」、東洋
紡績(株)製)500dを3本配して、最外層にはPV
C(三菱化学(株)製、品番A−836)を外径1mm
のチューブ状に仕上げた。約0.6kmの光ファイバコ
ードを試作製造したが、抗張力繊維に起因する異常部が
9ケ所見つかった。7ケ所は抗張力繊維の堆積の塊とな
って光ファイバコード外径が1.2mm以上になってお
り、2ケ所は治工具で塊となった抗張力繊維のために断
線に至った。
ラス外径0.125mm、被覆径約0.25mmのシン
グルモード(SM)である。その周囲に滑剤を付着しな
い抗張力繊維フィラメント(商品名「ザイロン」、東洋
紡績(株)製)500dを3本配して、最外層にはPV
C(三菱化学(株)製、品番A−836)を外径1mm
のチューブ状に仕上げた。約0.6kmの光ファイバコ
ードを試作製造したが、抗張力繊維に起因する異常部が
9ケ所見つかった。7ケ所は抗張力繊維の堆積の塊とな
って光ファイバコード外径が1.2mm以上になってお
り、2ケ所は治工具で塊となった抗張力繊維のために断
線に至った。
【0028】(比較例2)中心の被覆光ファイバは、ガ
ラス外径0.125mm、被覆径約0.9mmのシング
ルモード(SM)である。その周囲に滑剤としてタルク
を2重量%付着させつつ抗張力繊維フィラメント(商品
名「ケブラー」、デユポン・東レケブラー(株)製)1
140dを3本配して、最外層にはPVC(三菱化学
(株)製、品番A−836)を外径2mmのチューブ状
に仕上げた。約10kmの光ファイバコードを試作製造
したが、抗張力繊維に起因する異常部が2ケ所見つかっ
た。1ケ所は抗張力繊維の堆積の塊となって光ファイバ
コード外径が1.2mm以上になっており、他の1ケ所
は治工具で塊となった抗張力繊維のために断線に至っ
た。
ラス外径0.125mm、被覆径約0.9mmのシング
ルモード(SM)である。その周囲に滑剤としてタルク
を2重量%付着させつつ抗張力繊維フィラメント(商品
名「ケブラー」、デユポン・東レケブラー(株)製)1
140dを3本配して、最外層にはPVC(三菱化学
(株)製、品番A−836)を外径2mmのチューブ状
に仕上げた。約10kmの光ファイバコードを試作製造
したが、抗張力繊維に起因する異常部が2ケ所見つかっ
た。1ケ所は抗張力繊維の堆積の塊となって光ファイバ
コード外径が1.2mm以上になっており、他の1ケ所
は治工具で塊となった抗張力繊維のために断線に至っ
た。
【0029】(比較例3)中心の被覆光ファイバは、ガ
ラス外径0.125mm、被覆径約0.25mmのシン
グルモード(SM)である。その周囲にポリエーテル系
滑剤を0.1重量%付着した抗張力繊維フィラメント
(商品名「ザイロン」、東洋紡績(株)製)250d
を、紫外線硬化型アクリレート樹脂としてウレタンアク
リレート樹脂で含浸塗布・硬化後に該被覆光ファイバに
縦添えし、更に全体をウレタンアクリレート樹脂で成形
塗布・硬化させた。約1.8kmの光ファイバコードを
試作製造したが、抗張力繊維に起因する断線が2ケ所で
発生した。
ラス外径0.125mm、被覆径約0.25mmのシン
グルモード(SM)である。その周囲にポリエーテル系
滑剤を0.1重量%付着した抗張力繊維フィラメント
(商品名「ザイロン」、東洋紡績(株)製)250d
を、紫外線硬化型アクリレート樹脂としてウレタンアク
リレート樹脂で含浸塗布・硬化後に該被覆光ファイバに
縦添えし、更に全体をウレタンアクリレート樹脂で成形
塗布・硬化させた。約1.8kmの光ファイバコードを
試作製造したが、抗張力繊維に起因する断線が2ケ所で
発生した。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】以上の通り、 抗張力繊維に滑剤が付
着しているので、局所的な不良の発生率が低減し、生産
性が向上する。 滑剤の付着量で実際の効果があるのは、ある程度の
付着量、即ち0.3重量%以上が確保されていることに
よる。 滑剤材料として特に有効であるのは、ポリオレフィ
ン、パラフィン系ワックス等が滑剤として一般的であ
り、且つ抗張力繊維の製造段階で付着が容易である。ま
た、ポリエーテル系は親水性を持つので、抗張力繊維の
種類によっては扱い易い。 光ファイバコードの構造が、中心に単心の光ファイ
バ或いは光ファイバテープ心線があり、その外周に略パ
イプ状に有機高分子のシース(外被)が配置されてお
り、その空間に抗張力体としての有機繊維を備えるの
で、「ルース」型の光ファイバコードとして有用であ
る。 光ファイバコードの構造が、単心の光ファイバと3
500デニール以下の抗張力体で構成されているので、
「ルース」型のうち、抗張力繊維の少ない細径の単心コ
ードに有用である。 光ファイバコードの構造が、光ファイバと抗張力体
が並行にあり、且つ両者が一体化されているので、いわ
ゆる「タイト」型の光ファイバコードに有用である。 光ファイバコードの構造が、単心の光ファイバと単
心と見做せる抗張力体の2体から構成されているので、
「タイト」型のうち、抗張力繊維の量が少ない細径の単
心コードに有用である。
着しているので、局所的な不良の発生率が低減し、生産
性が向上する。 滑剤の付着量で実際の効果があるのは、ある程度の
付着量、即ち0.3重量%以上が確保されていることに
よる。 滑剤材料として特に有効であるのは、ポリオレフィ
ン、パラフィン系ワックス等が滑剤として一般的であ
り、且つ抗張力繊維の製造段階で付着が容易である。ま
た、ポリエーテル系は親水性を持つので、抗張力繊維の
種類によっては扱い易い。 光ファイバコードの構造が、中心に単心の光ファイ
バ或いは光ファイバテープ心線があり、その外周に略パ
イプ状に有機高分子のシース(外被)が配置されてお
り、その空間に抗張力体としての有機繊維を備えるの
で、「ルース」型の光ファイバコードとして有用であ
る。 光ファイバコードの構造が、単心の光ファイバと3
500デニール以下の抗張力体で構成されているので、
「ルース」型のうち、抗張力繊維の少ない細径の単心コ
ードに有用である。 光ファイバコードの構造が、光ファイバと抗張力体
が並行にあり、且つ両者が一体化されているので、いわ
ゆる「タイト」型の光ファイバコードに有用である。 光ファイバコードの構造が、単心の光ファイバと単
心と見做せる抗張力体の2体から構成されているので、
「タイト」型のうち、抗張力繊維の量が少ない細径の単
心コードに有用である。
【図1】光ファイバコードの製造ラインの代表例を示す
概略図である。
概略図である。
【図2】本発明の光ファイバコードの構造の1例を示す
模式図である。
模式図である。
【図3】本発明の光ファイバコードの構造の他の例を示
す模式図である。
す模式図である。
【図4】従来の光ファイバコードの構造の他の例を示す
模式図である。
模式図である。
1 光ファイバ心線 2 抗張力繊維 3 ポリ塩化ビニル外被 A 滑剤 4 光ファイバコード 5 ガイド又は目板 6 押出機のクロスヘッド又は治工具 7 水槽 8 駆動機 9 巻取機 10 サプライ装置 11 アクリレート樹脂被覆 12 アクリレート樹脂外被
Claims (7)
- 【請求項1】 光ファイバと抗張力体としての有機繊維
を備えた光ファイバコードにおいて、該有機繊維に滑剤
が付着していることを特徴とする光ファイバコード。 - 【請求項2】 該滑剤の付着量が0.3重量%以上であ
ることを特徴とする請求項1記載の光ファイバコード。 - 【請求項3】 滑剤がポリオレフィン、パラフィン系ワ
ックス又はポリエーテル系ワックスで構成されているこ
とを特徴とする請求項1記載の光ファイバコード。 - 【請求項4】 該光ファイバコードの構造が、中心に単
心の光ファイバ或いは光ファイバテープ心線があり、そ
の外周に略パイプ状に有機高分子のシース(外被)が配
置されており、その空間に抗張力体としての有機繊維を
備えることを特徴とする請求項1記載の光ファイバコー
ド。 - 【請求項5】 該光ファイバコードの構造が、単心の光
ファイバと3500デニール以下の抗張力体で構成され
ていることを特徴とする請求項4記載の光ファイバコー
ド。 - 【請求項6】 該光ファイバコードの構造が、光ファイ
バと抗張力体が並行にあり、且つ両者が一体化されてい
ることを特徴とする請求項4記載の光ファイバコード。 - 【請求項7】 該光ファイバコードの構造が、単心の光
ファイバと単心と見做せる抗張力体の2体から構成され
ていることを特徴とする請求項6記載の光ファイバコー
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8352567A JPH10170777A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 光ファイバコード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8352567A JPH10170777A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 光ファイバコード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10170777A true JPH10170777A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18424945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8352567A Pending JPH10170777A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 光ファイバコード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10170777A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20230026514A1 (en) * | 2019-12-24 | 2023-01-26 | Kao Corporation | Packaging container and manufacturing method and recycling method therefor |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP8352567A patent/JPH10170777A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20230026514A1 (en) * | 2019-12-24 | 2023-01-26 | Kao Corporation | Packaging container and manufacturing method and recycling method therefor |
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