JPH10170592A - 可搬形部分放電検出装置 - Google Patents

可搬形部分放電検出装置

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JPH10170592A
JPH10170592A JP32686596A JP32686596A JPH10170592A JP H10170592 A JPH10170592 A JP H10170592A JP 32686596 A JP32686596 A JP 32686596A JP 32686596 A JP32686596 A JP 32686596A JP H10170592 A JPH10170592 A JP H10170592A
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JP
Japan
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partial discharge
sensor
portable
detection device
detection sensor
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JP32686596A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Mizuno
和宏 水野
Kazunari Higuchi
一成 樋口
Seiji Wakabayashi
誠二 若林
Takaaki Sakakibara
高明 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Chubu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Chubu Electric Power Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実系統に接続されて運転中の密閉型開閉装置等
の密閉形高電圧機器の内部で発生する部分放電を、簡易
にかつ低廉にしかも高精度に検出すること。 【解決手段】絶縁性のガスを充填した密閉金属容器17の
内部に高電圧充電部19を絶縁物18により支持配置して成
る密閉型開閉装置等の密閉型高電圧機器で発生する部分
放電を検出する部分放電検出装置において、密閉金属容
器17の外部に取付可能であって、密閉型高電圧機器で発
生した部分放電に伴なって発生する信号を検出するセン
サ2と、センサ2から出力される検出信号を取り込み、
当該検出信号に対し所定の信号処理を施して密閉型高電
圧機器での部分放電の診断を行なう可搬形診断装置3と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実系統に接続され
て運転中の密閉型開閉装置等の密閉形高電圧機器の内部
で発生する部分放電を、簡易にかつ低廉にしかも高精度
に検出できるようにした可搬形部分放電検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、用地の高騰や、都市部における電
力供給量の増大に伴なう変電設備の増強化の必要性か
ら、電気絶縁性および消弧性に優れたSF6 ガスを充填
しかつ接地された密閉金属容器の内部に、断路器や遮断
器等の変電機器(高電圧充電部)を収納配置し、耐環境
性とKV・A当りの据え付け体積をコンパクト化した、
いわゆるガス絶縁開閉装置等の密閉形高電圧機器が普及
し、稼働してきている。
【0003】このような密閉形高電圧機器は、コンパク
ト化、密閉金属容器の露出充電部の削除等の利点がある
反面、高性能化に伴なう保守診断の困難さや、保守修復
作業時間の増大等、密閉金属容器の内部に異常が生じた
場合に、その信頼性が著しく低下するという問題点があ
る。
【0004】そこで、従来から、密閉形高電圧機器全体
の信頼性向上を実現するために、機器の適切な設計・製
作に努めてきているが、電力供給能力の質の向上の一貫
として、機器全体の信頼度確認および監視が必要とな
り、その有効な手段が種々検討されてきている。
【0005】その一つの手段として、密閉形高電圧機器
の内部に発生する部分放電を検出する部分放電検出装置
がある。
【0006】すなわち、密閉型高電圧機器の内部におい
て、絶縁的な異常が生じた場合、その異常に伴なって部
分放電が発生することは、一般的に広く知られている。
そして、密閉型高電圧機器の内部の絶縁的異常は、その
進展によって絶縁破壊に至る場合があり、もし絶縁破壊
に至れば、その高電圧機器に接続されている電力系統は
停電を引き起こし、社会混乱を招ねいてしまう大事態と
なってしまう。そのため、絶縁異常の前兆現象として発
生する部分放電信号を検出することは、非常に重要なこ
とである。
【0007】また、密閉型高電圧機器は、新たに設置さ
れる場合には、密閉金属容器の内部にセンサを取り付け
ることが可能であるが、その多くの場合、既に設置され
ている密閉型高電圧機器や、密閉型高電圧機器に何の改
造をすることなく、センサを取り付けることが汎用的で
あり、非常に効率的な診断を行なうことが可能となる。
【0008】図17は、このような密閉型高電圧機器
に、従来から用いられている内部電極方式の部分放電検
出装置の一例を示す構成図である。
【0009】図17において、ガス絶縁開閉装置16
は、例えばSF6 ガスを充填した密閉金属容器17を、
絶縁スペーサ18により電気的に分割して、長手方向に
連結し接地されている。
【0010】また、密閉金属容器17の内部には、図示
していない送電線路に電気的に接続された高電圧充電部
である中心導体19が、絶縁スペーサ18により支持配
置されている。
【0011】さらに、絶縁スペーサ18には、部分放電
検出用のセンサ素子である浮遊電極20が設けられてお
り、この浮遊電極20と密閉金属容器17との間には浮
遊容量Caが存在し、また浮遊電極20と中心導体19
との間には浮遊容量Cが存在する。
【0012】一方、この浮遊容量Caの両端子には、信
号引込み線を介して部分放電検出部21が接続されてい
る。
【0013】この部分放電検出部21は、特定周波数の
信号を取り出すバンドパスフィルタと、その出力を増幅
する増幅器と、ピークディテクタおよび積分回路と、コ
ンパレータと、パルス整形回路と、V/F変換回路と、
E/Q変換回路と、これらに電力を供給する電源とを有
している。
【0014】さらに、この部分放電検出部21には、信
号線を介して信号処理部23が接続されている。
【0015】この信号処理部23は、O/E変換回路
と、F/V変換回路と、増幅器と、A/D変換部と、波
形整形回路とを有している。
【0016】さて、このように構成された従来の部分放
電検出装置においては、中心導体19に高電圧が印加さ
れると、中心導体19と浮遊電極20との間に存在する
浮遊容量Cと、密閉金属容器17と浮遊電極20との間
に存在する浮遊容量Caとが分圧器を構成し、浮遊容量
Cの両端に分担電圧が発生する。この分担電圧には、密
閉型高電圧機器の内部で部分放電が発生した時に、その
部分放電に起因する高周波成分信号が重畳され、部分放
電検出信号として部分放電検出部21に入力される。
【0017】すると、部分放電検出部21では、まずバ
ンドパスフィルタにより、部分放電パルスに相当する特
定周波数の信号が取り出され、さらにその信号が増幅器
で増幅された後に、ピークディテクタおよび積分回路に
より、ピーク値が検出されると共に任意時間積分されて
から、V/F変換回路、およびE/Q変換回路により信
号変換されて、外部の信号処理部23に出力される。そ
して、信号処理部23では、この出力信号により、密閉
型高電圧機器の内部で部分放電が発生したことを検出す
ることができる。
【0018】一方、このような部分放電検出装置は、変
電機器全体を複数の部分放電検出装置により総合的に監
視することが多く、例えば図18に示すような構成が、
従来の一般的な適用方法である。
【0019】そして、このような適用方法の場合、前述
した部分放電検出装置の他に、部分放電検出装置からの
出力信号を取り込み、処理するための現場監視盤13、
さらにこの現場監視盤13からの出力信号を取り込み、
上位のHI(Human Interface)15に
出力、処理するための本館盤14等の設備が必要であ
る。
【0020】しかしながら、前述した従来の部分放電検
出装置においては、図18に示すように、部分放電検出
部21、信号処理部23、現場監視盤13、本館盤1
4、HI15等の設備が複数必要であり、非常にコスト
が高くなってしまうという問題点がある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
部分放電検出装置においては、密閉形高電圧機器の内部
で発生する部分放電を精度よく検出しようとすると、設
備が多くなってコストが高くなるという問題があった。
【0022】本発明の目的は、実系統に接続されて運転
中の密閉型開閉装置等の密閉形高電圧機器の内部で発生
する部分放電を、簡易にかつ低廉にしかも高精度に検出
することが可能な可搬形部分放電検出装置を提供するこ
とにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に対応する発明では、絶縁性のガ
スを充填した密閉金属容器の内部に高電圧充電部を絶縁
物により支持配置して成る密閉型開閉装置等の密閉型高
電圧機器で発生する部分放電を検出する部分放電検出装
置において、密閉金属容器の外部に取付可能であって、
密閉型高電圧機器で発生した部分放電に伴なって発生す
る信号を検出するセンサと、センサから出力される検出
信号を取り込み、当該検出信号に対し所定の信号処理を
施して密閉型高電圧機器での部分放電の診断を行なう可
搬形診断装置とを備えて成る。
【0024】従って、請求項1に対応する発明の可搬形
部分放電検出装置においては、密閉型高電圧機器で発生
した部分放電に伴なって発生する信号を検出する密閉金
属容器外部に取付可能なセンサと、センサからの検出信
号に信号処理を施して密閉型高電圧機器での部分放電の
診断を行なう可搬形診断装置とを備えることにより、従
来のような大規模なオンライン部分放電検出システムを
構成することなく、簡易にかつ高精度に部分放電を検出
することができ、しかも低廉な装置を構成することがで
きる。
【0025】また、請求項2に対応する発明では、上記
請求項1に対応する発明の可搬形部分放電検出装置にお
いて、センサとして、複数個備えるようにしている。
【0026】従って、請求項2に対応する発明の可搬形
部分放電検出装置においては、センサを複数個備えるこ
とにより、同時に複数箇所において検出することがで
き、センサを何度も密閉金属容器外部に取付けることな
く、位置標定等の検出を行なうことができる。
【0027】さらに、請求項3に対応する発明では、上
記請求項1に対応する発明の可搬形部分放電検出装置に
おいて、センサとして、検出方式の異なるセンサをそれ
ぞれ少なくとも1個備えるようにしている。
【0028】従って、請求項3に対応する発明の可搬形
部分放電検出装置においては、検出方式の異なるセンサ
をそれぞれ1個以上備えることにより、各種の信号を検
出することができ、検出精度の向上が期待できるばかり
でなく、位置標定等の検出を行なうこともできる。
【0029】一方、請求項4に対応する発明では、上記
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に対応する発明の
可搬形部分放電検出装置において、センサとして、部分
放電信号を電気的な信号量として検出する電気的信号検
出センサを備えるようにしている。
【0030】従って、請求項4に対応する発明の可搬形
部分放電検出装置においては、部分放電信号を電気的な
信号量として検出する電気的信号検出センサを備えるこ
とにより、部分放電に起因する信号を電気的信号として
検出することができる。
【0031】また、請求項5に対応する発明では、上記
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に対応する発明の
可搬形部分放電検出装置において、センサとして、部分
放電信号もしくは密閉型高電圧機器の内部に存在する金
属異物によって発生する振動量を検出する振動量検出セ
ンサを備えるようにしている。
【0032】従って、請求項5に対応する発明の可搬形
部分放電検出装置においては、部分放電信号もしくは密
閉型高電圧機器の内部に存在する金属異物によって発生
する振動量を検出する振動量検出センサを備えることに
より、部分放電に起因する信号を振動量として検出する
ことができる。
【0033】さらに、請求項6に対応する発明では、上
記請求項1乃至請求項3のいずれか1項に対応する発明
の可搬形部分放電検出装置において、センサとして、部
分放電信号を電気的な信号量として検出する電気的信号
検出センサと、部分放電信号もしくは密閉型高電圧機器
の内部に存在する金属異物によって発生する振動量を検
出する振動量検出センサとを備えるようにしている。
【0034】従って、請求項6に対応する発明の可搬形
部分放電検出装置においては、部分放電信号を電気的な
信号量として検出する電気的信号検出センサと、部分放
電信号もしくは密閉型高電圧機器の内部に存在する金属
異物によって発生する振動量を検出する振動量検出セン
サとを備えることにより、部分放電信号を、電気的な信
号と、振動的な信号と、双方の信号形態として検出する
ことができ、より一層高精度な検出を行なうことができ
る。
【0035】一方、請求項7に対応する発明では、上記
請求項4または請求項6に対応する発明の可搬形部分放
電検出装置において、電気的信号検出センサとして、計
器用変流器(Current Transforme
r:CT)を用いるようにしている。
【0036】従って、請求項7に対応する発明の可搬形
部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサと
して計器用変流器を用いることにより、密閉型高電圧機
器外部の接地線に計器用変流器を取付けることで、簡易
に部分放電信号を検出することができる。
【0037】また、請求項8に対応する発明では、上記
請求項4または請求項6に対応する発明の可搬形部分放
電検出装置において、電気的信号検出センサとして、ア
ンテナを用いるようにしている。
【0038】従って、請求項8に対応する発明の可搬形
部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサと
してアンテナを用いることにより、密閉型高電圧機器外
部にアンテナを設置もしくは取付けることで、簡易に部
分放電信号を検出することができる。
【0039】さらに、請求項9に対応する発明では、上
記請求項4または請求項6に対応する発明の可搬形部分
放電検出装置において、電気的信号検出センサとして、
密閉金属容器の外表面を流れる高周波面電流によって生
じる電磁界を検出する高周波面電流センサを用いるよう
にしている。
【0040】従って、請求項9に対応する発明の可搬形
部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサと
して高周波面電流センサを用いることにより、密閉型高
電圧機器外表面に高周波面電流センサを取付けること
で、簡易に部分放電を検出することができる。
【0041】一方、請求項10に対応する発明では、上
記請求項4または請求項6に対応する発明の可搬形部分
放電検出装置において、電気的信号検出センサとして、
密閉金属容器の外部に信号出力可能な内部電極形センサ
を用いるようにしている。
【0042】従って、請求項10に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として内部電極形センサを用いることにより、あらかじ
め内部電極形センサが取り付けられている密閉型高電圧
機器に対して、高精度にしかも簡易に部分放電信号を検
出することができる。
【0043】また、請求項11に対応する発明では、上
記請求項4または請求項6に対応する発明の可搬形部分
放電検出装置において、電気的信号検出センサとして、
絶縁物の内部に埋込まれた内部電極により部分放電信号
を検出し密閉金属容器の外部に信号出力可能な絶縁スペ
ーサ方式のセンサを用いるようにしている。
【0044】従って、請求項11に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として絶縁スペーサ方式のセンサを用いることにより、
絶縁スペーサ法が適用されている高電圧機器に対して、
簡易に部分放電信号を検出することができる。
【0045】さらに、請求項12に対応する発明では、
上記請求項4または請求項6に対応する発明の可搬形部
分放電検出装置において、電気的信号検出センサとし
て、絶縁物の電位を検出する電位検出センサを用いるよ
うにしている。
【0046】従って、請求項12に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として電位検出センサを用いることにより、絶縁物(絶
縁フランジ部)の電位を検出することで、部分放電信号
を検出することができる。
【0047】一方、請求項13に対応する発明では、上
記請求項4または請求項6に対応する発明の可搬形部分
放電検出装置において、電気的信号検出センサとして、
絶縁物の外周面に設けた電極により検出する外部電極セ
ンサを用いるようにしている。
【0048】従って、請求項13に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として外部電極センサを用いることにより、絶縁スペー
サ法が適用されていない機器においても、簡易に部分放
電信号を検出することができる。
【0049】また、請求項14に対応する発明では、上
記請求項5または請求項6に対応する発明の可搬形部分
放電検出装置において、振動量検出センサとして、加速
度センサを用いるようにしている。
【0050】従って、請求項14に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、振動量検出センサとし
て加速度センサを用いることにより、部分放電信号およ
び金属異物によって発生する信号を振動量として検出す
ることができる。
【0051】さらに、請求項15に対応する発明では、
上記請求項5または請求項6に対応する発明の可搬形部
分放電検出装置において、振動量検出センサとして、超
音波センサを用いるようにしている。
【0052】従って、請求項15に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、振動量検出センサとし
て超音波センサを用いることにより、部分放電信号およ
び金属異物によって発生する信号を振動量として検出す
ることができる。
【0053】一方、請求項16に対応する発明では、上
記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置に
おいて、電気的信号検出センサとして請求項7に対応す
る発明の計器用変流器を、振動量検出センサとして請求
項14に対応する発明の加速度センサを、それぞれ用い
るようにしている。
【0054】従って、請求項16に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として計器用変流器を、振動量検出センサとして加速度
センサを用いることにより、電気的センサ、振動的セン
サの双方を用いているため、より一層高精度に部分放電
信号を検出することができる。
【0055】また、請求項17に対応する発明では、上
記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置に
おいて、電気的信号検出センサとして請求項7に対応す
る発明の計器用変流器を、振動量検出センサとして請求
項15に対応する発明の超音波センサを、それぞれ用い
るようにしている。
【0056】従って、請求項17に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として計器用変流器を、振動量検出センサとして超音波
センサを用いることにより、電気的センサ、振動的セン
サの双方を用いているため、より一層高精度に部分放電
信号を検出することができる。
【0057】さらに、請求項18に対応する発明では、
上記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置
において、電気的信号検出センサとして請求項8に記載
のアンテナを、前記振動量検出センサとして前記請求項
14に記載の加速度センサを、それぞれ用いるようにし
ている。
【0058】従って、請求項18に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
としてアンテナを、振動量検出センサとして加速度セン
サを用いることにより、電気的センサ、振動的センサの
双方を用いているため、より一層高精度に部分放電信号
を検出することができる。
【0059】一方、請求項19に対応する発明では、上
記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置に
おいて、電気的信号検出センサとして請求項8に記載の
アンテナを、振動量検出センサとして請求項15に記載
の超音波センサを、それぞれ用いるようにしている。
【0060】従って、請求項19に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
としてアンテナを、振動量検出センサとして超音波セン
サを用いることにより、電気的センサ、振動的センサの
双方を用いているため、より一層高精度に部分放電信号
を検出することができる。
【0061】また、請求項20に対応する発明では、上
記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置に
おいて、電気的信号検出センサとして請求項9に記載の
高周波面電流センサを、振動量検出センサとして請求項
14に記載の加速度センサを、それぞれ用いるようにし
ている。
【0062】従って、請求項20に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として高周波面電流センサを、振動量検出センサとして
加速度センサを用いることにより、電気的センサ、振動
的センサの双方を用いているため、より一層高精度に部
分放電信号を検出することができる。
【0063】さらに、請求項21に対応する発明では、
上記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置
において、電気的信号検出センサとして請求項9に記載
の高周波面電流センサを、振動量検出センサとして請求
項15に記載の超音波センサを、それぞれ用いるように
している。
【0064】従って、請求項21に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として高周波面電流センサを、振動量検出センサとして
超音波センサを用いることにより、電気的センサ、振動
的センサの双方を用いているため、より一層高精度に部
分放電信号を検出することができる。
【0065】一方、請求項22に対応する発明では、上
記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置に
おいて、電気的信号検出センサとして請求項10に記載
の内部電極センサを、振動量検出センサとして請求項1
4に記載の加速度センサを、それぞれ用いるようにして
いる。
【0066】従って、請求項22に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として内部電極センサを、振動量検出センサとして加速
度センサを用いることにより、電気的センサ、振動的セ
ンサの双方を用いているため、より一層高精度に部分放
電信号を検出することができる。
【0067】また、請求項23に対応する発明では、上
記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置に
おいて、電気的信号検出センサとして請求項10に記載
の内部電極形センサを、振動量検出センサとして請求項
15に記載の超音波センサを、それぞれ用いるようにし
ている。
【0068】従って、請求項23に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として内部電極形センサを、振動量検出センサとして超
音波センサを用いることにより、電気的センサ、振動的
センサの双方を用いているため、より一層高精度に部分
放電信号を検出することができる。
【0069】さらに、請求項24に対応する発明では、
上記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置
において、電気的信号検出センサとして請求項11に記
載の絶縁スペーサ方式のセンサを、振動量検出センサと
して請求項14に記載の加速度センサを、それぞれ用い
るようにしている。
【0070】従って、請求項24に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として絶縁スペーサ方式のセンサを、振動量検出センサ
として加速度センサを用いることにより、電気的セン
サ、振動的センサの双方を用いているため、より一層高
精度に部分放電信号を検出することができる。
【0071】一方、請求項25に対応する発明では、上
記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置に
おいて、電気的信号検出センサとして、請求項11に記
載の絶縁スペーサ方式のセンサを、振動量検出センサと
して請求項15に記載の超音波センサを、それぞれ用い
るようにしている。
【0072】従って、請求項25に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として絶縁スペーサ方式のセンサを、振動量検出センサ
として超音波センサを用いることにより、電気的セン
サ、振動的センサの双方を用いている為、より一層高精
度に部分放電信号を検出することができる。
【0073】また、請求項26に対応する発明では、上
記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置に
おいて、電気的信号検出センサとして請求項12に記載
の電位検出センサを、振動量検出センサとして請求項1
4に記載の加速度センサを、それぞれ用いるようにして
いる。
【0074】従って、請求項26に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として電位検出センサを、振動量検出センサとして加速
度センサを用いることにより、電気的センサ、振動的セ
ンサの双方を用いているため、より一層高精度に部分放
電信号を検出することができる。
【0075】さらに、請求項27に対応する発明では、
上記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置
において、電気的信号検出センサとして請求項12に記
載の電位検出センサを、振動量検出センサとして請求項
15に記載の超音波センサを、それぞれ用いるようにし
ている。
【0076】従って、請求項27に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として電位検出センサを、振動量検出センサとして超音
波センサを用いることにより、電気的センサ、振動的セ
ンサの双方を用いているため、より一層高精度に部分放
電信号を検出することができる。
【0077】また、請求項28に対応する発明では、上
記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置に
おいて、電気的信号検出センサとして請求項13に記載
の外部電極センサを、振動量検出センサとして請求項1
4に記載の加速度センサを、それぞれ用いるようにして
いる。
【0078】従って、請求項28に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として外部電極センサを、振動量検出センサとして加速
度センサを用いることにより、電気的センサ、振動的セ
ンサの双方を用いているため、より一層高精度に部分放
電信号を検出することができる。
【0079】さらに、請求項29に対応する発明では、
上記請求項6に対応する発明の可搬形部分放電検出装置
において、電気的信号検出センサとして請求項13に記
載の外部電極センサを、振動量検出センサとして請求項
15に記載の超音波センサを、それぞれ用いるようにし
ている。
【0080】従って、請求項29に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、電気的信号検出センサ
として外部電極センサを、振動量検出センサとして超音
波センサを用いることにより、電気的センサ、振動的セ
ンサの双方を用いているため、より一層高精度に部分放
電信号を検出することができる。
【0081】一方、請求項30に対応する発明では、上
記請求項1乃至請求項4、請求項6乃至請求項29のい
ずれか1項に対応する発明の可搬形部分放電検出装置に
おいて、可搬形診断装置としては、異なる電気的信号検
出センサに対応可能なユニットとして構成している。
【0082】従って、請求項30に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、可搬形診断装置を、異
なる電気的信号検出センサに対応可能なユニットとして
構成することにより、異なる電気的信号をとらえること
ができ、より一層高精度に部分放電信号を検出すること
ができる。
【0083】また、請求項31に対応する発明では、上
記請求項1乃至請求項3、請求項5乃至請求項29のい
ずれか1項に対応する発明の可搬形部分放電検出装置に
おいて、可搬形診断装置としては、異なる振動量検出セ
ンサに対応可能なユニットとして構成している。
【0084】従って、請求項31に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、可搬形診断装置を、異
なる振動量検出センサに対応可能なユニットとして構成
することにより、異なる振動的信号をとらえることがで
き、より一層高精度に部分放電信号を検出することがで
きる。
【0085】さらに、請求項32に対応する発明では、
上記請求項1乃至請求項29のいずれか1項に対応する
発明の可搬形部分放電検出装置において、可搬形診断装
置としては、異なる電気的信号検出センサと異なる振動
量検出センサの双方に対応可能なユニットとして構成し
ている。
【0086】従って、請求項32に対応する発明の可搬
形部分放電検出装置においては、可搬形診断装置を、異
なる電気的信号検出センサと異なる振動量検出センサの
双方に対応可能なユニットとして構成することにより、
異なる電気的信号、振動的信号によって部分放電信号を
検出することができ、より一層高精度に部分放電を診断
することができる。
【0087】
【発明の実施の形態】本発明では、密閉型高電圧機器の
密閉金属容器の内部で発生した部分放電信号を簡易にか
つ低廉にしかも高精度に検出する部分放電検出装置を構
成するためには、装置を可搬形とすることが重要となる
ことから、これを以下のような各種の形態により実施す
るものである。
【0088】(第1の実施の形態)(請求項1対応) 図1は、本実施の形態による可搬形部分放電検出装置の
一例を示す構成図である。
【0089】図1において、密閉型高電圧機器1は、S
6 ガス等の絶縁性のガスを充填した接地金属容器の内
部に、高電圧充電部である中心導体を絶縁スペーサによ
り支持配置してなるものであり、本実施の形態では、内
部に遮断部を有するガス遮断器を表わしている。
【0090】一方、可搬形部分放電検出装置は、密閉型
高電圧機器1の密閉金属容器の外部に取付可能であっ
て、密閉型高電圧機器1で発生した部分放電に伴なって
発生する信号を検出するセンサ2と、このセンサ2から
出力される検出信号を取り込み、その検出信号に対し所
定の信号処理(信号処理、ノイズ除去処理、表示出力処
理等)を施して、密閉型高電圧機器1での部分放電の診
断を行なう可搬形診断装置3とから構成している。
【0091】図13および図14は、本実施の形態によ
る可搬形診断装置3の内部構成の一例および他の例をそ
れぞれ示すブロック図である。
【0092】図13および図14において、可搬形診断
装置3は、サージアブソーバと、フィルタと、アンプ
と、積分回路と、メータドライブ回路と、外部表示器で
あるメータとからなっている。
【0093】すなわち、センサ2から出力される検出信
号を、サージアブソーバ、およびフィルタ等によりノイ
ズ除去し、微量な信号をアンプにより増幅し、積分回
路、およびメータドライブ回路を経由して、メータへ出
力するようにしている。
【0094】なお、図13および図14の例では、メー
タ表示となっているが、外部出力形態としては、原波形
出力、電圧、電流出力、通信出力、プロトコル出力等、
様々なものが実施可能である。
【0095】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、密閉型高電圧機
器1で発生した部分放電に伴なって発生する信号を検出
する密閉金属容器外部に取付可能なセンサ2と、センサ
2からの検出信号に信号処理を施して密閉型高電圧機器
1での部分放電の診断を行なう可搬形診断装置3とを備
えていることにより、前述した従来のような大規模なオ
ンライン部分放電検出システムを構成することなく、簡
易にかつ高精度に部分放電を検出することができ、しか
も低廉な装置を構成することができる。
【0096】すなわち、密閉型高電圧機器1の内部で発
生した部分放電に伴なって発生する電気的、振動的な信
号を、密閉型高電圧機器1の密閉金属容器の外部におい
て検出することができ、密閉型高電圧機器1に何の改造
を行なうことなく、簡易に部分放電の診断を行なうこと
ができる。
【0097】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置では、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、もって密閉型高電圧
機器1の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を著しく
向上させることができる。
【0098】(第2の実施の形態)(請求項2対応) 図2は、本実施の形態による可搬形部分放電検出装置の
一例を示す構成図であり、図1と同一要素には同一符号
を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0099】すなわち、本実施の形態の可搬形部分放電
検出装置は、図2に示すように、前記第1の実施の形態
において、密閉型高電圧機器1の密閉金属容器の外部に
取付可能なセンサ2を複数個備えた構成としている。
【0100】また同時に、可搬形診断装置3において
も、複数個のセンサ2入力に対応可能な構成としてい
る。
【0101】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、センサ2を複数
個備えていることにより、同時に複数箇所において検出
することができ、センサ2を何度も密閉金属容器の外部
に取付けることなく、位置標定等の検出を行なうことが
できる。
【0102】すなわち、内部異常の発生位置を素早く標
定することが可能となり、さらにノイズ除去精度も格段
に向上することができる。
【0103】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、密閉型高電圧機器1
の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上させるこ
とができる。
【0104】(第3の実施の形態)(請求項3対応) 図3は、本実施の形態による可搬形部分放電検出装置の
一例を示す構成図であり、図1と同一要素には同一符号
を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0105】すなわち、本実施の形態の可搬形部分放電
検出装置は、図3に示すように、前記第1の実施の形態
において、密閉型高電圧機器1の密閉金属容器の外部
に、検出方式の異なるセンサ2をそれぞれ少なくとも1
個備えた構成としている。
【0106】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、検出方式の異な
るセンサ2をそれぞれ1個以上備えていることにより、
各種の信号を検出することができ、検出精度の向上が期
待できるばかりでなく、位置標定等の検出を行なうこと
もできる。
【0107】すなわち、ある一つの検出方式のセンサ2
では充分に検出できない場合、また外部ノイズが非常に
多く発生している場合、また内部異常要因によって、密
閉金属容器外部に発生してくる信号量、信号形態が異な
る場合等、一つの検出方式のセンサ2のみで部分放電信
号を検出する場合に比べて、検出精度、および信頼度を
著しく向上させることができる。
【0108】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、密閉型高電圧機器1
の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上させるこ
とができる。
【0109】(第4の実施の形態)(請求項4対応) 本実施の形態の可搬形部分放電検出装置は、前記第1乃
至第3の実施の形態において、密閉型高電圧機器1の密
閉金属容器の外部に、部分放電信号を電気的な信号量と
して検出する電気的信号検出センサ2を備えた構成とし
ている。
【0110】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、部分放電信号を
電気的な信号量として検出する電気的信号検出センサ2
を備えていることにより、部分放電に起因する信号を電
気的信号として検出することができる。
【0111】すなわち、もともと電気量として発生して
いる部分放電信号を、正確にかつ高精度に検出すること
ができる。
【0112】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、密閉型高電圧機器1
の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上させるこ
とができる。
【0113】(第5の実施の形態)(請求項5対応) 本実施の形態の可搬形部分放電検出装置は、前記第1乃
至第3の実施の形態において、密閉型高電圧機器1の密
閉金属容器の外部に、部分放電信号もしくは密閉型高電
圧機器1の内部に存在する金属異物によって発生する振
動量を検出する振動量検出センサ2を備えた構成として
いる。
【0114】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、部分放電信号も
しくは密閉型高電圧機器1の内部に存在する金属異物に
よって発生する振動量を検出する振動量検出センサ2を
備えていることにより、部分放電に起因する信号を振動
量として検出することができる。
【0115】すなわち、部分放電信号は、放電によって
電気的な信号を発生する現象であるが、その放電が発生
することによって絶縁性のガスに弾性波が生じ、密閉金
属容器内面に振動を与える。そして、この振動は密閉金
属容器外面へ伝わるために、密閉型高電圧機器1の密閉
金属容器外面に振動量を検出可能なセンサ2を取り付け
ることにより、部分放電信号を検出することができる。
【0116】また、密閉型高電圧機器1の密閉金属容器
内部に、数mm程度の金属異物が混入してしまっている
状況においては、極めて僅かな部分放電信号しか発生し
ない。そして、このような場合には、金属異物が電気力
によって振動を繰り返す現象が発生するために、振動量
として検出することにより、高精度に内部異常を検出す
ることができる。
【0117】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、密閉型高電圧機器1
の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上させるこ
とができる。
【0118】(第6の実施の形態)(請求項6対応) 本実施の形態の可搬形部分放電検出装置は、前記第1乃
至第3の実施の形態において、密閉型高電圧機器1の密
閉金属容器の外部に、部分放電信号を電気的な信号量と
して検出する電気的信号検出センサ2と、部分放電信号
もしくは密閉型高電圧機器1の内部に存在する金属異物
によって発生する振動量を検出する振動量検出センサ2
とを備えた構成としている。
【0119】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、部分放電信号を
電気的な信号量として検出する電気的信号検出センサ2
と、部分放電信号もしくは密閉型高電圧機器1の内部に
存在する金属異物によって発生する振動量を検出する振
動量検出センサ2とを備えていることにより、部分放電
信号を、電気的な信号と、振動的な信号と、双方の信号
形態として検出することができ、より一層高精度な検出
を行なうことができる。
【0120】すなわち、前述したように、密閉型高電圧
機器1の内部で発生する異常においては、電気量と振動
量を生じる要因があるため、電気的な信号量を検出する
センサ2と、振動量を検出するセンサ2の双方を備える
ことにより、検出精度、および信頼度を向上させること
ができる。
【0121】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、よ
り一層高精度に検出することが可能となり、密閉型高電
圧機器1の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上
させることができる。
【0122】(第7の実施の形態)(請求項7対応) 図4は、本実施の形態による可搬形部分放電検出装置の
一例を示す構成図であり、図1と同一要素には同一符号
を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0123】すなわち、本実施の形態の可搬形部分放電
検出装置は、図4に示すように、前記第4または第6の
実施の形態において、密閉型高電圧機器1の密閉金属容
器の外部に、電気的信号検出センサとして、計器用変流
器(Current Transformer:CT)
4を備えた構成としている。
【0124】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、電気的信号検出
センサとして計器用変流器4を用いていることにより、
密閉型高電圧機器1外部の接地線に計器用変流器4を取
付けることで、簡易に部分放電信号を検出することがで
きる。
【0125】すなわち、密閉型高電圧機器1の内部で発
生した部分放電によって、密閉金属容器の内表面に部分
放電に伴なうパルス状の電流が生じて密閉金属容器の外
表面へ伝り、密閉金属容器を接地するための接地線を経
由して、埋設接地線への流れ込む形態をとることは、一
般的に知られている。そして、本実施の形態では、この
接地線に流れる部分放電信号を計器用変流器4により検
出し、さらに持ち運びが容易な可搬形診断装置3にて診
断を行なうことにより、密閉型高電圧機器1を改造する
ことなく、簡易に密閉型高電圧機器1の部分放電診断を
行なうことができる。
【0126】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、密閉型高電圧機器1
の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上させるこ
とができる。
【0127】(第8の実施の形態)(請求項8対応) 図5は、本実施の形態による可搬形部分放電検出装置の
一例を示す構成図であり、図1と同一要素には同一符号
を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0128】すなわち、本実施の形態の可搬形部分放電
検出装置は、図5に示すように、前記第4または第6の
実施の形態において、密閉型高電圧機器1の密閉金属容
器の外部に、電気的信号検出センサとして、アンテナ
5,5´を備えた構成としている。
【0129】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、電気的信号検出
センサとしてアンテナ5,5´を用いていることによ
り、密閉型高電圧機器1外部にアンテナ5を設置もしく
は取付けることで、簡易に部分放電信号を検出すること
ができる。
【0130】すなわち、一般的にアンテナは、ログペリ
アンテナ、バイコニカルアンテナ等、図5(b)のよう
な形状の方式や、スロットアンテナ、スリットアンテナ
等、図5(c)のような形状の方式のものが適用可能で
ある。
【0131】この場合、密閉型高電圧機器1の密閉金属
容器の内部で発生した部分放電信号に伴なう電磁波のう
ち、密閉金属容器の外部に漏れ出した信号をアンテナ5
により検出し、可搬形診断装置3にて診断を行なうこと
ができる。
【0132】本実施の形態では、密閉型高電圧機器1の
近傍にて内部で発生した部分放電信号を検出することが
できる。
【0133】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、密閉型高電圧機器1
の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上させるこ
とができる。
【0134】(第9の実施の形態)(請求項9対応) 図6は、本実施の形態による可搬形部分放電検出装置の
一例を示す構成図であり、図1と同一要素には同一符号
を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0135】すなわち、本実施の形態の可搬形部分放電
検出装置は、図6に示すように、前記第4または第6の
実施の形態において、密閉型高電圧機器1の密閉金属容
器の外部に、電気的信号検出センサとして、密閉金属容
器の外表面を流れる高周波面電流によって生じる電磁界
を検出する高周波面電流センサ6を備えた構成としてい
る。
【0136】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、電気的信号検出
センサとして高周波面電流センサ6を用いていることに
より、密閉型高電圧機器1の密閉金属容器の外表面に高
周波面電流センサ6を取付けることで、簡易に部分放電
を検出することができる。
【0137】すなわち、前述したように、密閉型高電圧
機器1の内部で発生した部分放電信号は、密閉金属容器
の内表面から外表面を伝って接地線に流れて行く経路を
とる。この高周波面電流センサ6は、密閉金属容器の表
面を流れる部分放電パルスを検出可能であるため、部分
放電診断を行なう時に、この高周波面電流センサ6を密
閉金属容器の表面に密着させて、その信号を可搬形診断
装置3へ入力するだけの極めて簡単な作業だけで、高精
度に部分放電信号を検出することができる。
【0138】また、高周波面電流センサ6は、密閉型高
電圧機器と絶縁取付するための絶縁体、高周波面電流を
検出するための検出電極、外部ノイズを除去するシール
ド金属容器、検出電極と接続された信号ケーブル、図示
しない負荷インピーダンスによって構成されており、極
めて簡易な構成であるため、測定作業性が良く、効率良
く診断を行なうことができる。
【0139】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、密閉型高電圧機器1
の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上させるこ
とができる。
【0140】(第10の実施の形態)(請求項10対
応) 図7は、本実施の形態による可搬形部分放電検出装置の
一例を示す構成図であり、図1と同一要素には同一符号
を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0141】すなわち、本実施の形態の可搬形部分放電
検出装置は、図7に示すように、前記第4または第6の
実施の形態において、密閉型高電圧機器1の密閉金属容
器の外部に、電気的信号検出センサとして、密閉金属容
器の外部に信号出力可能な内部電極形センサ7を備えた
構成としている。
【0142】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、電気的信号検出
センサとして内部電極形センサ7を用いていることによ
り、あらかじめ内部電極形センサ7が取り付けられてい
る密閉型高電圧機器1に対して、高精度にしかも簡易に
部分放電信号を検出することができる。
【0143】すなわち、密閉型高電圧機器1の内部で発
生した部分放電信号は、密閉金属容器の内部から外部へ
漏れ出す過程において、徐々に減衰して行くため、密閉
金属容器の内部に検出センサを備えた方が、より高感度
に検出することができる。
【0144】この場合、密閉金属容器の外部に信号を出
力可能な端子を有する内部電極形センサ7を備えること
により、可搬形診断装置3へ検出信号を入力することが
でき、簡易に、しかも高精度に部分放電診断を行なうこ
とができる。
【0145】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、密閉型高電圧機器1
の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上させるこ
とができる。
【0146】(第11の実施の形態)(請求項11対
応) 図8は、本実施の形態による可搬形部分放電検出装置の
一例を示す構成図であり、図1と同一要素には同一符号
を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0147】すなわち、本実施の形態の可搬形部分放電
検出装置は、図8に示すように、前記第4または第6の
実施の形態において、密閉型高電圧機器1の密閉金属容
器の外部に、電気的信号検出センサとして、密閉型高電
圧機器1の絶縁スペーサ18内部に埋込まれた内部電極
により、部分放電信号を検出し密閉金属容器の外部に信
号出力可能な絶縁スペーサ方式のセンサ8を備えた構成
としている。
【0148】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、電気的信号検出
センサとして絶縁スペーサ方式のセンサ8を用いている
ことにより、絶縁スペーサ法が適用されている密閉型高
電圧機器に対して、簡易に部分放電信号を検出すること
ができる。
【0149】すなわち、この方式のセンサ8を用いる場
合、センサ8は既に密閉型高電圧機器1に備え付けられ
ているため、可搬形診断装置3のみを持って行くことに
より、簡易にしかも高精度に部分放電の診断を行なうこ
とができる。
【0150】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、密閉型高電圧機器1
の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上させるこ
とができる。
【0151】(第12の実施の形態)(請求項12対
応) 図9は、本実施の形態による可搬形部分放電検出装置の
一例を示す構成図であり、図1と同一要素には同一符号
を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0152】すなわち、本実施の形態の可搬形部分放電
検出装置は、図9に示すように、前記第4または第6の
実施の形態において、密閉型高電圧機器1の密閉金属容
器の外部に、電気的信号検出センサとして、絶縁スペー
サ18部の電位を検出する電位検出センサ9を備えた構
成としている。
【0153】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、電気的信号検出
センサとして電位検出センサ9を用いていることによ
り、絶縁スペーサ18部の電位を検出することで、部分
放電信号を検出することができる。
【0154】すなわち、密閉型高電圧機器1の部分放電
診断を行なう場合、絶縁スペーサ18間の電位差を検出
する電位検出センサ9と、可搬形診断装置3を持って行
くことにより、簡易にしかも精度良く診断を行なうこと
ができる。
【0155】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、密閉型高電圧機器1
の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上させるこ
とができる。
【0156】(第13の実施の形態)(請求項13対
応) 図10は、本実施の形態による可搬形部分放電検出装置
の一例を示す構成図であり、図1と同一要素には同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。
【0157】すなわち、本実施の形態の可搬形部分放電
検出装置は、図10に示すように、前記第4または第6
の実施の形態において、密閉型高電圧機器1の密閉金属
容器の外部に、電気的信号検出センサとして、絶縁スペ
ーサ18の外周面に設けた電極により検出する外部電極
センサ10を備えた構成としている。
【0158】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、電気的信号検出
センサとして外部電極センサ10を用いていることによ
り、絶縁スペーサ法が適用されていない機器において
も、簡易に部分放電信号を検出することができる。
【0159】すなわち、絶縁スペーサ18の外表面に誘
起される部分放電信号を、簡易に検出することができ
る。
【0160】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、密閉型高電圧機器1
の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上させるこ
とができる。
【0161】(第14の実施の形態)(請求項14対
応) 図11は、本実施の形態による可搬形部分放電検出装置
の一例を示す構成図であり、図1と同一要素には同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。
【0162】すなわち、本実施の形態の可搬形部分放電
検出装置は、図11に示すように、前記第5または第6
の実施の形態において、密閉型高電圧機器1の密閉金属
容器の外部に、振動量検出センサとして、加速度センサ
11を備えた構成としている。
【0163】ここで、加速度センサ11は、ピエゾ素子
Pと、Seismic MassMと、固定リングR
と、台座Bとからなっている。
【0164】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、振動量検出セン
サとして加速度センサ11を用いていることにより、部
分放電信号および金属異物によって発生する信号を振動
量として検出することができる。
【0165】すなわち、一般的に加速度センサは、数k
Hz〜数10kHzの周波数成分を有する振動量を検出
するセンサであり、密閉金属容器の内部にて発生した部
分放電に伴なう弾性振動、および金属異物の振動によっ
て発生する衝突振動を検出することが可能であり、電気
的な外部ノイズに影響されることなく、可搬形診断装置
3を用いることによって、簡易に、精度良く部分放電の
診断を行なうことができる。
【0166】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、密閉型高電圧機器1
の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上させるこ
とができる。
【0167】(第15の実施の形態)(請求項15対
応) 図12は、本実施の形態による可搬形部分放電検出装置
の一例を示す構成図であり、図1と同一要素には同一符
号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分につ
いてのみ述べる。
【0168】すなわち、本実施の形態の可搬形部分放電
検出装置は、図12に示すように、前記第5または第6
の実施の形態において、密閉型高電圧機器1の密閉金属
容器の外部に、振動量検出センサとして、超音波センサ
12を備えた構成としている。
【0169】ここで、超音波センサ12は、振動子A
と、アルミナBと、コネクタCと、ケースDとからなっ
ている。
【0170】次に、以上のように構成した本実施の形態
の可搬形部分放電検出装置においては、振動量検出セン
サとして超音波センサ12を用いていることにより、部
分放電信号および金属異物によって発生する信号を振動
量として検出することができる。
【0171】すなわち、一般的に超音波センサは、数1
0kHz〜数100kHzの周波数成分を有する振動量
を検出するセンサであり、密閉金属容器の内部にて発生
した部分放電に伴なう弾性振動、および金属異物の振動
によって発生する衝突振動を検出することが可能であ
り、外来ノイズに影響されることなく、可搬形診断装置
3を用いて、簡易に、しかも精度良く部分放電の診断を
行なうことができる。
【0172】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、高
精度に検出することが可能となり、密閉型高電圧機器1
の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上させるこ
とができる。
【0173】(第16乃至第29の実施の形態)(請求
項16乃至請求項29対応) 本実施の形態の可搬形部分放電検出装置は、前記第6の
実施の形態において、密閉型高電圧機器1の密閉金属容
器の外部に、電気的信号検出センサと振動量検出センサ
の双方を備えた構成としている。
【0174】この場合、電気的信号検出センサと振動量
検出センサとの組み合わせとしては、例えば以下のよう
に実施することができる。
【0175】*電気的信号検出センサとして前記計器用
変流器4を、振動量検出センサとして前記加速度センサ
11をそれぞれ用いる(請求項16対応) *電気的信号検出センサとして前記計器用変流器4を、
振動量検出センサとして前記超音波センサ12をそれぞ
れ用いる(請求項17対応) *電気的信号検出センサとして前記アンテナ5を、振動
量検出センサとして前記加速度センサ11をそれぞれ用
いる(請求項18対応) *電気的信号検出センサとして前記アンテナ5を、振動
量検出センサとして前記超音波センサ12をそれぞれ用
いる(請求項19対応) *電気的信号検出センサとして前記高周波面電流センサ
6を、振動量検出センサとして前記加速度センサ11を
それぞれ用いる(請求項20対応) *電気的信号検出センサとして前記高周波面電流センサ
6を、振動量検出センサとして前記超音波センサ12を
それぞれ用いる(請求項21対応) *電気的信号検出センサとして前記内部電極形センサ7
を、振動量検出センサとして前記加速度センサ11をそ
れぞれ用いる(請求項22対応) *電気的信号検出センサとして前記内部電極形センサ7
を、振動量検出センサとして前記超音波センサ12をそ
れぞれ用いる(請求項23対応) *電気的信号検出センサとして前記絶縁スペーサ方式の
センサ8を、振動量検出センサとして前記加速度センサ
11をそれぞれ用いる(請求項24対応) *電気的信号検出センサとして、前記絶縁スペーサ方式
のセンサ8を、振動量検出センサとして前記超音波セン
サ12をそれぞれ用いる(請求項25対応) *電気的信号検出センサとして前記電位検出センサ9
を、振動量検出センサとして前記加速度センサ11をそ
れぞれ用いる(請求項26対応) *電気的信号検出センサとして前記電位検出センサ9
を、振動量検出センサとして前記超音波センサ12をそ
れぞれ用いる(請求項27対応) *、電気的信号検出センサとして前記外部電極センサ1
0を、振動量検出センサとして前記加速度センサ11を
それぞれ用いる(請求項28対応) *電気的信号検出センサとして前記外部電極センサ10
を、振動量検出センサとして前記超音波センサ12をそ
れぞれ用いる(請求項29対応) 次に、以上のように構成した本実施の形態の可搬形部分
放電検出装置においては、電気的信号検出センサと振動
量検出センサの双方を用いていることにより、より一層
高精度に部分放電信号を検出することができる。
【0176】すなわち、前述したように、密閉型高電圧
機器1の密閉金属容器の内部にて発生する異常には、そ
の異常要因によって、電気量が多く発生する場合と、振
動量が多く発生する場合の双方が存在する。
【0177】例えば、高電圧導体上に異物が存在する場
合には、放電によって生じる弾性波による密閉金属容器
外面での振動量はごく僅かであり、電気信号の方が格段
に多く発生する。
【0178】また、その逆に、密閉金属容器内底面に針
状金属等の異物が自由状態として存在する場合には、放
電による電気信号よりも、むしろ振動運動によって生ず
る振動量の方が格段に多く発生する。
【0179】また、その異常要因によって、外部放射電
磁波を多く発生させるものや、高周波面電流を多く発生
させるものや、電気信号、振動量共に多く発生させる要
因等、種々のケースが存在する。
【0180】そこで、本実施の形態のように、検出方式
の異なるセンサ2の検出信号を可搬形診断装置3へ入力
させることにより、より一層検出精度、および信頼性を
向上させることができる。
【0181】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、よ
り一層高精度に検出することが可能となり、密閉型高電
圧機器1の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上
させることができる。
【0182】(第30乃至32の実施の形態)(請求項
30乃至請求項32対応) 本実施の形態の可搬形部分放電検出装置は、可搬形診断
装置3として、異なる検出方式のセンサに対応可能な可
搬形診断装置3を備えた構成としている。
【0183】この場合、異なる検出方式のセンサに対応
可能な可搬形診断装置3としては、例えば以下のように
実施することができる。
【0184】*前記第1乃至第4、第5乃至第29の実
施の形態において、図15に示すように、可搬形診断装
置3に、電気信号検出ユニットと振動量検出ユニットの
双方を有した構成とする、すなわち異なる電気的信号検
出センサに対応可能なユニットとして、または異なる振
動量検出センサに対応可能なユニットとして構成する
(請求項30または請求項31対応) また、この場合、各ユニットにおいて、さらに異なる検
出方式のセンサに対して対応可能なように入力回路を設
計することにより、一つのユニットにて種々のセンサに
対応可能とすることができる。
【0185】*前記第1乃至第29の実施の形態におい
て、図16に示すように、一つのユニットにおいて、電
気的信号検出センサと振動量検出センサの双方に対応可
能なユニットとして構成する、すなわち異なる電気的信
号検出センサと異なる振動量検出センサの双方に対応可
能なユニットとして構成する(請求項32対応) 次に、以上のように構成した本実施の形態の可搬形部分
放電検出装置においては、可搬形診断装置3を、異なる
電気的信号検出センサ、または異なる振動量検出センサ
に対応可能なユニットとして構成していることにより、
異なる電気的信号、または異なる振動的信号をとらえる
ことができ、より一層高精度に部分放電信号を検出する
ことができる。
【0186】これにより、診断結果の精度、および信頼
度が格段に向上することになる。
【0187】また、可搬形診断装置3を、異なる電気的
信号検出センサと異なる振動量検出センサの双方に対応
可能なユニットとして構成していることにより、異なる
電気的信号、振動的信号によって部分放電信号を検出す
ることができ、より一層高精度に部分放電を診断するこ
とができる。
【0188】これにより、より一層診断効率が向上する
ことになる。
【0189】上述したように、本実施の形態の可搬形部
分放電検出装置でも、運転中の密閉型高電圧機器1の内
部で発生する部分放電を、密閉型高電圧機器1の外部か
ら、しかも密閉型高電圧機器1を運転させながら、さら
に密閉型高電圧機器1を改造することなく、簡易に、よ
り一層高精度に検出することが可能となり、密閉型高電
圧機器1の保守・点検業務の精度、効率、信頼度を向上
させることができる。
【0190】尚、本発明の可搬形部分放電検出装置が適
用可能な密閉型高電圧機器は、前述したガス遮断器のみ
ではなく、内部に遮断部を有しない高電圧機器や、通
常、遮断器とは別の機能を有する断路器、接地装置等に
おいても、本発明を同様に適用することが可能であり、
絶縁性のガスが充填された密閉型高電圧機器の全てにつ
いて適用することが可能である。
【0191】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、絶
縁性のガスを充填した密閉金属容器の内部に高電圧充電
部を絶縁物により支持配置して成る密閉型開閉装置等の
密閉型高電圧機器で発生する部分放電を検出する部分放
電検出装置において、密閉金属容器の外部に取付可能で
あって、密閉型高電圧機器で発生した部分放電に伴なっ
て発生する信号を検出するセンサと、センサから出力さ
れる検出信号を取り込み、当該検出信号に対し所定の信
号処理を施して密閉型高電圧機器での部分放電の診断を
行なう可搬形診断装置とを備えるようにしたので、実系
統に接続されて運転中の密閉型開閉装置等の密閉形高電
圧機器の内部で発生する部分放電を、密閉形高電圧機器
を改造することなく、密閉形高電圧機器の外部から簡易
にかつ低廉にしかも高精度に検出することができ、もっ
て密閉形高電圧機器の保守・点検業務の精度、効率、信
頼度を向上させることが可能な可搬形部分放電検出装置
が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可搬形部分放電検出装置の第1の
実施の形態を示す構成図。
【図2】本発明による可搬形部分放電検出装置の第2の
実施の形態を示す構成図。
【図3】本発明による可搬形部分放電検出装置の第3の
実施の形態を示す構成図。
【図4】本発明による可搬形部分放電検出装置の第7の
実施の形態を示す構成図。
【図5】本発明による可搬形部分放電検出装置の第8の
実施の形態を示す構成図。
【図6】本発明による可搬形部分放電検出装置の第9の
実施の形態を示す構成図。
【図7】本発明による可搬形部分放電検出装置の第10
の実施の形態を示す構成図。
【図8】本発明による可搬形部分放電検出装置の第11
の実施の形態を示す構成図。
【図9】本発明による可搬形部分放電検出装置の第12
の実施の形態を示す構成図。
【図10】本発明による可搬形部分放電検出装置の第1
3の実施の形態を示す構成図。
【図11】本発明による可搬形部分放電検出装置の第1
4の実施の形態を示す構成図。
【図12】本発明による可搬形部分放電検出装置の第1
5の実施の形態を示す構成図。
【図13】本発明による第1乃至第29の実施の形態の
可搬形部分放電検出装置における可搬形診断装置の内部
構成の一例を示すブロック図。
【図14】本発明による第1乃至第29の実施の形態の
可搬形部分放電検出装置における可搬形診断装置の内部
構成の他の例を示すブロック図。
【図15】本発明による第30および第31の実施の形
態の可搬形部分放電検出装置における可搬形診断装置の
一例を示す構成図。
【図16】本発明による第32の実施の形態の可搬形部
分放電検出装置における可搬形診断装置の他の例を示す
構成図。
【図17】従来の部分放電検出装置の一例を示す構成
図。
【図18】従来の部分放電検出システムの全体構成例を
示す概要図。
【符号の説明】
1…密閉型高電圧機器、 2…センサ、 3…可搬形診断装置、 4…計器用変流器(Current Transfor
mer:CT)、 5…アンテナ、 6…高周波面電流センサ、 7…内部電極形センサ、 8…絶縁スペーサ方式のセンサ、 9…電位検出センサ、 10…外部電極センサ、 11…加速度センサ、 12…超音波センサ、 13…現場監視盤、 14…本館盤、 15…HI(Human Interface)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 誠二 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 榊原 高明 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性のガスを充填した密閉金属容器の
    内部に高電圧充電部を絶縁物により支持配置して成る密
    閉型開閉装置等の密閉型高電圧機器で発生する部分放電
    を検出する部分放電検出装置において、 前記密閉金属容器の外部に取付可能であって、前記密閉
    型高電圧機器で発生した部分放電に伴なって発生する信
    号を検出するセンサと、 前記センサから出力される検出信号を取り込み、当該検
    出信号に対し所定の信号処理を施して前記密閉型高電圧
    機器での部分放電の診断を行なう可搬形診断装置と、 を備えて成ることを特徴とする可搬形部分放電検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の可搬形部分放電検
    出装置において、 前記センサとして、複数個備えるようにしたことを特徴
    とする可搬形部分放電検出装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の可搬形部分放電検
    出装置において、 前記センサとして、検出方式の異なるセンサをそれぞれ
    少なくとも1個備えるようにしたことを特徴とする可搬
    形部分放電検出装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載の可搬形部分放電検出装置において、 前記センサとして、部分放電信号を電気的な信号量とし
    て検出する電気的信号検出センサを備えるようにしたこ
    とを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載の可搬形部分放電検出装置において、 前記センサとして、部分放電信号もしくは前記密閉型高
    電圧機器の内部に存在する金属異物によって発生する振
    動量を検出する振動量検出センサを備えるようにしたこ
    とを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至請求項3のいずれか1
    項に記載の可搬形部分放電検出装置において、 前記センサとして、部分放電信号を電気的な信号量とし
    て検出する電気的信号検出センサと、部分放電信号もし
    くは前記密閉型高電圧機器の内部に存在する金属異物に
    よって発生する振動量を検出する振動量検出センサとを
    備えるようにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出
    装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項4または請求項6に記載の可
    搬形部分放電検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして、計器用変流器(Cu
    rrent Transformer:CT)を用いる
    ようにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項4または請求項6に記載の可
    搬形部分放電検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして、アンテナを用いるよ
    うにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項4または請求項6に記載の可
    搬形部分放電検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして、前記密閉金属容器の
    外表面を流れる高周波面電流によって生じる電磁界を検
    出する高周波面電流センサを用いるようにしたことを特
    徴とする可搬形部分放電検出装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項4または請求項6に記載の
    可搬形部分放電検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして、前記密閉金属容器の
    外部に信号出力可能な内部電極形センサを用いるように
    したことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  11. 【請求項11】 前記請求項4または請求項6に記載の
    可搬形部分放電検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして、前記絶縁物の内部に
    埋込まれた内部電極により部分放電信号を検出し前記密
    閉金属容器の外部に信号出力可能な絶縁スペーサ方式の
    センサを用いるようにしたことを特徴とする可搬形部分
    放電検出装置。
  12. 【請求項12】 前記請求項4または請求項6に記載の
    可搬形部分放電検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして、前記絶縁物の電位を
    検出する電位検出センサを用いるようにしたことを特徴
    とする可搬形部分放電検出装置。
  13. 【請求項13】 前記請求項4または請求項6に記載の
    可搬形部分放電検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして、前記絶縁物の外周面
    に設けた電極により検出する外部電極センサを用いるよ
    うにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  14. 【請求項14】 前記請求項5または請求項6に記載の
    可搬形部分放電検出装置において、 前記振動量検出センサとして、加速度センサを用いるよ
    うにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  15. 【請求項15】 前記請求項5または請求項6に記載の
    可搬形部分放電検出装置において、 前記振動量検出センサとして、超音波センサを用いるよ
    うにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  16. 【請求項16】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして前記請求項7に記載の
    計器用変流器を、前記振動量検出センサとして前記請求
    項14に記載の加速度センサを、それぞれ用いるように
    したことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  17. 【請求項17】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして前記請求項7に記載の
    計器用変流器を、前記振動量検出センサとして前記請求
    項15に記載の超音波センサを、それぞれ用いるように
    したことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  18. 【請求項18】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして前記請求項8に記載の
    アンテナを、前記振動量検出センサとして前記請求項1
    4に記載の加速度センサを、それぞれ用いるようにした
    ことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  19. 【請求項19】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして前記請求項8に記載の
    アンテナを、前記振動量検出センサとして前記請求項1
    5に記載の超音波センサを、それぞれ用いるようにした
    ことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  20. 【請求項20】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして前記請求項9に記載の
    高周波面電流センサを、前記振動量検出センサとして前
    記請求項14に記載の加速度センサを、それぞれ用いる
    ようにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  21. 【請求項21】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして前記請求項9に記載の
    高周波面電流センサを、前記振動量検出センサとして前
    記請求項15に記載の超音波センサを、それぞれ用いる
    ようにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  22. 【請求項22】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして前記請求項10に記載
    の内部電極形センサを、前記振動量検出センサとして前
    記請求項14に記載の加速度センサを、それぞれ用いる
    ようにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  23. 【請求項23】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして前記請求項10に記載
    の内部電極形センサを、前記振動量検出センサとして前
    記請求項15に記載の超音波センサを、それぞれ用いる
    ようにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  24. 【請求項24】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして前記請求項11に記載
    の絶縁スペーサ方式のセンサを、前記振動量検出センサ
    として前記請求項14に記載の加速度センサを、それぞ
    れ用いるようにしたことを特徴とする可搬形部分放電検
    出装置。
  25. 【請求項25】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして、前記請求項11に記
    載の絶縁スペーサ方式のセンサを、前記振動量検出セン
    サとして前記請求項15に記載の超音波センサを、それ
    ぞれ用いるようにしたことを特徴とする可搬形部分放電
    検出装置。
  26. 【請求項26】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして前記請求項12に記載
    の電位検出センサを、前記振動量検出センサとして前記
    請求項14に記載の加速度センサを、それぞれ用いるよ
    うにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  27. 【請求項27】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして前記請求項12に記載
    の電位検出センサを、前記振動量検出センサとして前記
    請求項15に記載の超音波センサを、それぞれ用いるよ
    うにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  28. 【請求項28】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして前記請求項13に記載
    の外部電極センサを、前記振動量検出センサとして前記
    請求項14に記載の加速度センサを、それぞれ用いるよ
    うにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  29. 【請求項29】 前記請求項6に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記電気的信号検出センサとして前記請求項13に記載
    の外部電極センサを、前記振動量検出センサとして前記
    請求項15に記載の超音波センサを、それぞれ用いるよ
    うにしたことを特徴とする可搬形部分放電検出装置。
  30. 【請求項30】 前記請求項1乃至請求項4、請求項6
    乃至請求項29のいずれか1項に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記可搬形診断装置としては、異なる電気的信号検出セ
    ンサに対応可能なユニットとして構成したことを特徴と
    する可搬形部分放電検出装置。
  31. 【請求項31】 前記請求項1乃至請求項3、請求項5
    乃至請求項29のいずれか1項に記載の可搬形部分放電
    検出装置において、 前記可搬形診断装置としては、異なる振動量検出センサ
    に対応可能なユニットとして構成したことを特徴とする
    可搬形部分放電検出装置。
  32. 【請求項32】 前記請求項1乃至請求項29のいずれ
    か1項に記載の可搬形部分放電検出装置において、 前記可搬形診断装置としては、異なる電気的信号検出セ
    ンサと異なる振動量検出センサの双方に対応可能なユニ
    ットとして構成したことを特徴とする可搬形部分放電検
    出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100441942B1 (ko) * 2001-10-24 2004-07-27 한국전력공사 가스절연 고전압기기의 위험도 측정장치 및 방법
JP2012189513A (ja) * 2011-03-11 2012-10-04 Toshiba Corp 部分放電検出用センサ、部分放電検出装置、および部分放電検出方法
JP2019090693A (ja) * 2017-11-15 2019-06-13 株式会社明電舎 部分放電検出装置

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