JPH1017039A - 鼻洗浄容器 - Google Patents

鼻洗浄容器

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JPH1017039A
JPH1017039A JP8172669A JP17266996A JPH1017039A JP H1017039 A JPH1017039 A JP H1017039A JP 8172669 A JP8172669 A JP 8172669A JP 17266996 A JP17266996 A JP 17266996A JP H1017039 A JPH1017039 A JP H1017039A
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nozzle
container
cleaning liquid
lid
main body
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JP8172669A
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Hisao Iwamoto
久雄 岩本
Hiroaki Yuri
宏哲 百合
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Kanebo Ltd
Key Trading Co Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Key Trading Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/28Nozzles, nozzle fittings or accessories specially adapted therefor
    • B65D83/30Nozzles, nozzle fittings or accessories specially adapted therefor for guiding the flow of spray, e.g. funnels, hoods
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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    • B65D83/303Nozzles, nozzle fittings or accessories specially adapted therefor for guiding the flow of spray, e.g. funnels, hoods using extension tubes located in or at the outlet duct of the nozzle assembly
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B11/00Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
    • B05B11/0005Components or details
    • B05B11/0089Dispensing tubes
    • B05B11/0091Dispensing tubes movable, e.g. articulated on the sprayer
    • B05B11/0094Dispensing tubes movable, e.g. articulated on the sprayer movement of the dispensing tube controlling a valve

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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で、安価な鼻洗浄容器を提供する。 【解決手段】容器本体1と、この容器本体1を蓋するキ
ャップ2と、このキャップ2に取付けられたノズル3を
備えている。そして、上記容器本体1の内部に、発泡成
分を含有した洗浄液4が収容され、上記キャップ2に、
押しボタン6を押すと開弁する弁体8が取付けられ、上
記ノズル3に2つのノズル口34aが所定間隔をあけて
設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鼻孔等を洗浄する
ための鼻洗浄容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、花粉症等で悩まされている人は多
く、このような人は、鼻がむずがゆくなったり、くしゃ
みが出始めたりすると、病院等に行き、医者に診てもら
い鼻孔等を洗浄してもらうようにしている。また、自宅
等に居る場合には、洗面所の水道水等を利用して鼻孔を
洗浄するようにしている。ところが、郊外等に出かけて
いる場合には、近くに水道水等きれいな水のある場所が
少なく、鼻孔等を洗浄することができなくて困ることが
多い。そこで、どこにでも持ち運ぶことができ、手軽に
鼻孔等を洗浄することができる携帯式の洗浄装置が要望
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような洗浄装置
として、電動式のものの開発が試みられているが、電動
式のものは、構造が複雑で、しかも、高価であるという
問題がある。そこで、携帯用として用いることができ、
しかも、構造が簡単で、安価な洗浄装置等の鼻洗浄容器
の実現が強く要望されている。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、構造が簡単で、安価な鼻洗浄容器の提供をその
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の鼻洗浄容器は、容器本体と、上記容器本体
の首部に着脱自在に取付けられた蓋体と、上記蓋体から
延びるノズルを備え、上記容器本体の内部に、発泡成分
を含有した洗浄液が収容され、上記蓋体の内部に第1の
洗浄液通路が形成され、上記蓋体に、上記第1の洗浄液
通路の開閉を行う手動式の開閉弁が取付けられ、上記ノ
ズルに所定間隔をあけて2つのノズル口が穿設され、上
記ノズルの内部に、上記第1の洗浄液通路に連通する第
2の洗浄液通路が形成されているとともに、この第2の
洗浄液通路を各ノズル口に連通する連通路が形成されて
いるという構成をとる。
【0006】すなわち、本発明の鼻洗浄容器は、使用時
には、ノズルに設けた2つのノズル口を鼻孔等に向け、
その状態で、手動により開閉弁を開弁することが行われ
る。これにより、容器本体の内部の洗浄液が、この洗浄
体から発泡したガスの圧力により押圧されて、第1,第
2の洗浄液通路および連通路を通り、両ノズル口から鼻
孔等に向かって吐出され、鼻孔等がきれいに洗浄され
る。このように本発明の鼻洗浄容器は、発泡成分を含有
した洗浄液が収容された容器本体と、2つのノズル口を
有するノズルを設けた蓋体とからなり、上記両ノズル口
を鼻孔等に向け、蓋体に取付けた開閉弁を手動で開弁す
るだけで、鼻孔等の洗浄を行うことができる。しかも、
携帯して手軽に持ち運ぶことができるうえ、構造が簡単
であり、安価でもある。また、本発明において、第1の
洗浄液通路もしくは蓋体に、容器本体の内圧が設定値を
越えると容器本体内のガスを外部に放出して容器本体内
を所定の圧力に調整する圧力調整弁が設けられている場
合には、容器本体内の圧力を所定圧力に調整することが
できる。このため、容器本体内の圧力が異常に上昇する
ことがなく、洗浄液の吐出勢いを適正に調整することが
できる。
【0007】本発明に用いる洗浄液としては、発泡成分
を含有する錠剤等を水に添加したものが用いられる。上
記錠剤としては、炭酸塩と有機酸の重量比が1:4〜
4:1からなるガス発泡剤を錠剤組成物の全量に対して
10〜90重量%含有し、界面活性剤を上記全量に対し
て0.05〜10重量%含有したものが用いられる。
【0008】上記ガス発泡剤は、炭酸塩と有機酸とから
なるものである。上記炭酸塩としては、例えば炭酸ナト
リウム,炭酸カリウム,炭酸アンモニウム,炭酸水素ナ
トリウム,炭酸水素カリウム,炭酸水素アンモニウム等
が挙げられる。これらは一種または二種以上を混合して
用いることができる。また、上記有機酸としては、例え
ばクエン酸,コハク酸,フマル酸,マレイン酸,シュウ
酸,クロトン酸,安息香酸,乳酸,リンゴ酸,アジピン
酸等が挙げられる。これらは一種または二種以上を混合
して用いることができる。
【0009】上記炭酸塩と有機酸との配合割合は、重量
比で1:4〜4:1の範囲内に設定される。好ましい配
合割合は、50倍量の水に溶解した時のpHが3.0〜
7.0になる範囲であり、この範囲を越えると鼻への刺
激が強かったり、発泡性が損なわれたりして、本発明の
効果が充分に発揮されない。炭酸塩と有機酸からなる発
泡剤の配合量は、通常、この錠剤中に10〜90重量%
の割合で配合される。
【0010】上記界面活性剤としては、通常、洗剤とし
て一般に市販されている粉末状の界面活性剤が適宜用い
られる。粉末状の界面活性剤を用いる理由は、この錠剤
を安定的に製造するためであり、水溶液に溶解した界面
活性剤は製剤の安定性上好ましくない。これら界面活性
剤の種類としては、ノニオン性,アニオン性,カチオン
性,両性のいずれでもよく、特にノニオン性界面活性剤
およびアニオン性界面活性剤が望ましい。
【0011】望ましい界面活性剤の具体例としては、ア
ルキル硫酸塩型界面活性剤,アルキルエーテル硫酸塩型
界面活性剤,α−オレフィンスルホン酸塩型界面活性
剤,リン酸エステル型界面活性剤,アルキルエーテルカ
ルボン酸塩型界面活性剤,アミノ酸塩型界面活性剤(サ
ルコシン塩型,β−アラニン塩型,グルタミン酸塩型,
アスパラギン酸塩型等),スルホコハク酸塩型界面活性
剤,タウリン型界面活性剤等のアニオン性界面活性剤,
スルホベタイン型両性界面活性剤,アルキルベタイン型
両性界面活性剤,アミドプロピルベタイン型両性界面活
性剤,イミダゾリニウムベタイン型両性界面活性剤等の
両性界面活性剤,ジステリアリルジメチルアンモニウム
クロライド,ステアリルトリメチルアンモニウムクロラ
イド,ジベヘニルジヒドロキシアンモニウムクロライ
ド,ベンザルコニウムクロライド,エチル硫酸ラノリン
脂肪酸アミノプロピルジメチルアンモニウム等のカチオ
ン性界面活性剤,ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル,ポリオキシプロピレンアルキルエーテル,グリセリ
ン脂肪酸エステル,ポリグリセリン脂肪酸エステル,ソ
ルビタン脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤等が
挙げられる。これらの界面活性剤は、一種または二種以
上を混合して用いることができ、通常、この錠剤中に
0.05〜10重量%配合される。0.05重量%より
少ないと洗浄性が低下し、10重量%を越えると炭酸塩
の安定性および使用後の皮膚刺激が発生するため好まし
くない。
【0012】この錠剤は、所望により、錠剤形成に一般
に配合される成分、例えばデンプン,ヒドロキシプロピ
ルセルロース,カルボキシメチルセルロース,結晶セル
ロース,ポリエチレングリコール等の結合剤,塩化ナト
リウム,硫酸ナトリウム等の無機塩,金属イオン封鎖
剤,殺菌剤,抗炎症剤,pH調整剤,酸化防止剤,色素
および香料等を含むことができる。このようにして得ら
れた組成物は、通常用いられているダブレット成形法に
従って容易に錠剤化することができる。この錠剤は、使
用する際に水に添加して行われるが、その際の錠剤と水
との混合重量比は1:200〜1:10の範囲が好まし
い。この範囲外では充分な噴射力を得ることができなか
ったり、溶解性および圧力が異常に上昇して本発明の効
果が充分に発揮されない。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて説明する。
【0014】図1は本発明の一実施の形態を示す鼻洗浄
容器の断面図であり、図2は左側面図である。図におい
て、1は容器本体であり、2がキャップであり、3はキ
ャップ2に回動自在に取付けられたノズル(図3参照)
である。上記容器本体1は、洗浄液4が収容された胴部
1aと、外周面にねじ部1cが形成された首部1bとか
らなる。上記洗浄液4は、水に炭酸水素ナトリウム(N
aHCO3 )からなる錠剤〔この錠剤には、その表面に
水溶性のPVA(ポリビニルアルコール)がコーティン
グされたものであり、水に入れた際にコーティングされ
たPVAによりすぐに溶解しないようにしている〕を溶
解させて得られたものであり、容器本体1の上部空間に
は上記洗浄液4から発泡したガス4aが充満している。
【0015】上記キャップ2は、その蓋本体5にノズル
3,押しボタン6,開閉用スプリング7,弁体8および
圧力調整弁9を設けたもので構成されている。上記蓋本
体5は、図4に示すように、有天円筒状に形成されてお
り、その周壁の内周面に、上記容器本体1の首部1bの
ねじ部1cにねじ結合するねじ部5aが形成されてい
る。また、上記蓋本体5の天井壁5bの下面中央から円
筒状の下側内壁20が垂下しており、この下側内壁20
の中空部分に対応する上記天井壁5bの部分に、中央貫
通穴21が形成されている。また、上記天井壁5bの上
面から、上記中央貫通穴21と同心状に内外両壁22,
23が立設されており、これら上側外壁22および上側
内壁23に押しボタン6が上下摺動自在に取付けられて
いる。図において、23aは蓋本体5の上側内壁23の
上端部内周面に形成された突条である。
【0016】一方、上記天井壁5bの内部には、中央貫
通穴21から外側に向かって一直線状に延びる通路25
(第1の洗浄液通路とガス通路を兼用している)が形成
されており、この通路25の先端がノズル取付け部26
に開口している。このノズル取付け部26は、一横側面
および下面が開放されている。また、上記ノズル取付け
部26の相対向する側壁26bに一対の係合穴26aが
穿設されており、これら両係合穴26aに後述するノズ
ル3のヒンジ軸部32a,36が回動自在に係合してい
る。図において、28はOリング27取付け用段部であ
る。
【0017】上記ノズル3は、図5および図6に示すよ
うに、略2/3円弧状に形成され一端開口が閉塞された
筒状の回動部31と、この回動部31の他端開口を閉塞
する着脱自在な蓋32と、上記回動部31から延びる四
角形ブロック状のノズル本体部33と、このノズル本体
部33の側面から所定間隔をあけて(両鼻孔に対応する
位置に)突設されそれぞれの先端にノズル口34aが開
口している先細り円錐台形状の2つのノズル先部34と
からなり、図7および図8に示すように、上記回動部3
1内に、その中空部31aから延びて外周面に開口する
小径穴31bが穿設されている。そして、これら中空部
31aおよび小径穴31bで第2の洗浄液通路が構成さ
れている。また、上記ノズル本体部33および両ノズル
先部34内に、上記回動部31の中空部31aと各ノズ
ル先部34のノズル口34aとを連通する断面形状円形
の2本の連通路35が形成されており、これら各連通路
35は、ノズル先部34に対応する部分が先拡がり状の
円錐台形状に形成されている。図において、32aは蓋
32から突設されたヒンジ軸部であり、36は上記ヒン
ジ軸部32aに相対峙する回動部31の部分から突設さ
れたヒンジ軸部であり、両ヒンジ軸部32a,36は上
記ノズル取付け部26の係合穴26aに回動自在に係合
している。
【0018】また、上記回動部31の周面に1条のガス
抜き溝38が形成されている。そして、ノズル3を垂下
させた状態では、上記小径穴31bが上記天井壁5bの
通路25に連通せず、上記ガス抜き溝38が上記通路2
5に連通している。この状態で、上記ガス抜き溝38は
上記段部28に嵌着されたOリング27からはみ出てお
り、このガス抜き溝38を介して上記通路25が外部に
連通している。一方、ノズル3を所定角度回転させた
(水平にした)状態では(図9参照)、上記小径穴31
bが上記通路25に連通しているとともに、Oリング2
7内に位置しており、上記通路25から流出する洗浄液
4の洩れを防止している。一方、上記ガス抜き溝38は
上記通路25に連通していない。
【0019】また、上記押しボタン6は、有天円筒状に
形成されており、その天井壁6aの下面から円筒状の内
壁6bが垂下している。この内壁6bの下端部外周面
に、上記蓋本体5の上側内壁23の内周面に気密状に当
接する突条24が形成されており、この突条24が上記
上側内壁23の突条23aに抜け止め状に係合しうるよ
うにしている。また、上記両突条23a,24により、
上記押しボタン6と蓋本体5の中央貫通穴21との気密
状態を保持している。一方、上記弁体8は、それ自体の
上部が上記押しボタン6の内壁6bに内嵌している棒状
円柱部10と、この棒状円柱部10の下端部から下側に
向かって拡がる円錐台状中空部11(この円錐台状中空
部11の内周面も、下側に向かって拡がる円錐台状に形
成されている)と、この円錐台状中空部11の下端部に
設けられた環状天井壁12a付き円筒状部12からな
り、上記棒状円柱部10が上記下側内壁20の中空部分
および天井壁5bの中央貫通穴21に上下方向に摺動自
在に配設されている。これら下側内壁20の中空部分お
よび天井壁5bの中央貫通穴21は上記棒状円柱部10
よりやや大径に形成されており、これにより、上記棒状
円柱部10の外周面と下側内壁20の中空部分の内周面
および天井壁5bの中央貫通穴21の内周面との間に通
路(第1の洗浄液通路とガス通路を兼用している)が形
成されている。また、上記棒状円柱部10の下面に、そ
れ自体の下面開口が円錐台状中空部11の上面開口に連
通している第1ガス抜き路(凹部)13aが形成されて
いるとともに、この第1ガス抜き路13aの上端部から
2本の第2ガス抜き路13bが水平に延びており、両第
2ガス抜き路13bがそれぞれ上記棒状円柱部10の外
周面に開口している。
【0020】上記開閉用スプリング7は、上記蓋本体5
の天井壁5bと押しボタン6の天井壁6aとの間に配設
されており、上記押しボタン6を上方に弾圧付勢してい
る。そして、上記開閉用スプリング7の弾性付勢力によ
り押しボタン6が上方に押圧されている状態では、上記
蓋本体5の下側内壁20の下端部内周面に上記弁体8の
円錐台状中空部11の外周面が当接し、液密状態が保持
されている(この当接状態が、弁体8の閉弁状態であ
る)。また、上記開閉用スプリング7の弾圧付勢力に抗
して押しボタン6を手指で押圧すると、図9に示すよう
に、この押しボタン6の内壁6bに取付けられた弁体8
が下降し、上記下側内壁20の下端部内周面から弁体8
の円錐台状中空部11の外周面が離れ、開弁する。
【0021】一方、上記圧力調整弁9は、円筒状の本体
15とボール16と圧力調整用スプリング17からな
り、上記本体15の上部が、上記弁体8の円筒状部12
の周壁とこの円筒状部12の環状天井壁12aの内周部
下面から垂下する内壁との間に気密状に嵌入している。
このような本体15には、その下部に、ボール16を落
下防止状に収容する漏斗状部分15aが形成されている
とともに、この漏斗状部分15aより上側部分の内周面
が、上記ボール16の直径よりやや大径に形成されてい
る。また、上記圧力調整用スプリング17が上記円錐台
状中空部11の内周面とボール16の上周面との間に配
設されており、上記圧力調整用スプリング17の弾圧付
勢力によりボール16が漏斗状部分15aの内周面に押
圧され、ボール16の外周面が漏斗状部分15aの内周
面に当接し、気密状態を保持している(この当接状態
が、圧力調整弁9の閉弁状態である)。このような圧力
調整用スプリング17は、その弾圧付勢力が所定値に設
定されており、容器本体1内が異常高圧になる(上記所
定値を越える)と、ボール16が圧力調整用スプリング
17の弾圧付勢力に抗して上昇し、上記漏斗状部分15
aの内周面から離れ、開弁する(図10参照)。
【0022】上記構成において、使用時には、まず、図
11に示すように、容器本体1を逆さまにし、ついで、
ノズル3を回転させて所望の角度に設定し(この状態
で、ノズル3の小径穴31bが蓋本体5の天井壁5bの
通路25に連通する)、このノズル3の両ノズル口34
aを鼻孔等(図示せず)に向けて位置決めし、つぎに、
押しボタン6を押すことが行われる。これにより、弁体
8が開弁されて、洗浄液4が蓋本体5の下側内壁20の
中空部分,中央貫通穴21,天井壁5bの通路25に流
れ込んだのち、両ノズル3の小径穴31b,中空部31
a,両連通路35に流れ込み、ガス4aの圧力で押圧さ
れて両ノズル口34aから噴出する。そして、洗浄液4
で鼻孔等が洗浄される。このような1回の使用により、
洗浄液4を使いきったのちは、キャップ2を取外して、
容器本体1内に水を入れ、錠剤を放り込む。そして、錠
剤が溶解する前にキャップ2を容器本体1に取付ける。
これにより、容器本体1内の上部空間にガス4aが充填
されるようになり、次の使用に備える。
【0023】また、容器本体1の内圧が異常に上昇して
所定圧力を越えると、この圧力でボール16が上方に押
圧され、圧力調整用スプリング17の弾圧付勢力に抗し
て上昇し、上記漏斗状部分15aの内周面から離れ、開
弁する。その結果、容器本体1内のガスが、上記本体1
5の中空部分,円錐台状中空部11の中空部分,第1ガ
ス抜き路13aおよび両第2ガス抜き路13bを通った
のち、蓋本体5の下側内壁20の中空部分,中央貫通穴
21,天井壁5bの通路25に流れ込み、ノズル3のガ
ス抜き溝38から大気中に放出される。これにより、容
器本体1内の圧力が所定圧力に保たれる。
【0024】このように、この鼻洗浄容器は、小形であ
り、携帯して手軽に持ち運ぶことができる。しかも、構
造が簡単であり、安価でもある。しかも、圧力調整弁9
を設けているため、容器本体1の内圧が異常に上昇する
ことがなく、洗浄液4の噴射圧を適正に保持することが
できる。
【0025】上記鼻洗浄容器の機能性についてテスト
し、噴射圧力(kg/cm2 ),噴射量(ml)および
噴射時間(Sec)を調べた。このテストに際し、容器
本体1として、直径40mm,高さ140mmの缶(空
状態で158mlの充填容量を有する)を用い、錠剤と
して、炭酸水素ナトリウムとクエン酸の混合剤を用いた
(このものは、ガスとして炭酸ガスを発生する)。ま
た、缶内圧力を2kg/cm2 ,3kg/cm2 ,4k
g/cm2 に設定し、それぞれの場合において、直径が
0.5mm,0.6mm,0.8mmの3種類のノズル
口34aから洗浄液4を噴射し、この時の噴射時間(S
ec),残量(ml)および残ガス圧力(kg/c
2 )を調べた。その結果を下記の表1および表2に示
す。上記のような鼻洗浄容器では、噴射量は、携帯性,
使用上を考慮して100mlが好ましいと考えられてお
り、また、噴射時間は、使用実感として30Secが好
ましいと考えられている。このため、上記テスト結果か
ら、噴射圧力は3kg/cm2 程度が好ましいと考えら
れる。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】図12は本発明の他の実施の形態を示して
いる。この実施の形態では、2つのノズル口41(図面
では、1つしか示されていない)を有するノズル40が
キャップ2に一体成形されている。そして、上記キャッ
プ2の蓋本体5の天井壁5bの通路25が中間穴42に
連通し、この中間穴42から2本の連通路43(図面に
は、1本しか示されていない)が延び、各連通路43が
それぞれノズル口41に連通している。また、上記弁体
8は棒状円柱部44と、円錐台状部45だけからなり、
上記実施の形態における圧力調整弁9は設けられていな
い。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同
様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態で
も、上記実施の形態と同様の作用,効果を奏する。
【0029】図13は本発明のさらに他の実施の形態を
示している。この実施の形態では、図12に示す実施の
形態において、上記蓋本体5の天井壁5bから垂下する
下側内壁20に円筒状カバー47が液密状に外嵌されて
おり、このカバー47の下端の漏斗状部分47aにチュ
ーブ48が取付けられている。そして、このチューブ4
8が容器本体1の底部近くまで延びている。このもので
は、使用時に容器本体1を逆さにする必要がない。すな
わち、チューブ48の下端開口が容器本体1内の洗浄液
4中に開口しているため、使用時に容器本体1を逆さま
にしなくても、上記チューブ48を介して容器本体1内
の洗浄液4をノズル口41から吐出することができるよ
うにしている。それ以外の部分は上記実施の形態と同様
であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実
施の形態でも、上記実施の形態と同様の作用,効果を奏
する。
【0030】なお、上記各実施の形態では、錠剤の表面
に水溶性のPVAをコーティングしているが、これに限
定するものではなく、糖衣等をコーティングしてもよい
し、その他、溶解時間を遅延させることができるもので
あれば、どのようなものでもよい。このような錠剤はア
ルミニウム製袋に入れて持ち運ばれる。
【0031】また、図13に示す実施の形態において、
圧力調整弁9を設ける場合には、キャップ2の蓋本体5
の天井壁5b等に設けることが行われる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の鼻洗浄容器は、
発泡成分を含有した洗浄液が収容された容器本体と、ノ
ズルを設けた蓋体からなり、ノズルに設けた2つのノズ
ル口を鼻孔等に向け、蓋体に取付けた開閉弁を手動で開
弁するだけで、鼻孔等に向けて内部の洗浄液を吐出する
ことができる。したがって、この鼻洗浄容器は、携帯し
て手軽に持ち運ぶことができるうえ、構造が簡単であ
り、安価でもある。また、本発明において、第1の洗浄
液通路もしくは蓋体に、容器本体の内圧が設定値を越え
ると容器本体内のガスを外部に放出して容器本体内を所
定の圧力に調整する圧力調整弁が設けられている場合に
は、容器本体内の圧力を所定圧力に調整することができ
る。したがって、容器本体内の圧力が異常に上昇するこ
とがなく、洗浄液の吐出勢いを適正に調整することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鼻洗浄容器の一実施の形態を示す断面
図である。
【図2】上記鼻洗浄容器の側面図である。
【図3】上記鼻洗浄容器のノズルの作用を示す説明図で
ある。
【図4】上記鼻洗浄容器の要部の拡大断面図である。
【図5】上記ノズルの側面図である。
【図6】上記ノズルの斜視図である。
【図7】上記ノズルの要部の縦断面図である。
【図8】上記ノズルの横断面図である。
【図9】上記鼻洗浄容器の弁体の開弁状態を示す要部の
拡大断面図である。
【図10】上記鼻洗浄容器の圧力調整弁の開弁状態を示
す要部の拡大断面図である。
【図11】上記鼻洗浄容器の使用状態を示す断面図であ
る。
【図12】本発明の他の実施の形態を示す要部の拡大断
面図である。
【図13】本発明のさらに他の実施の形態を示す要部の
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 キャップ 3 ノズル 4 洗浄液 6 押しボタン 8 弁体 34a ノズル口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、上記容器本体の首部に着脱
    自在に取付けられた蓋体と、上記蓋体から延びるノズル
    を備え、上記容器本体の内部に、発泡成分を含有した洗
    浄液が収容され、上記蓋体の内部に第1の洗浄液通路が
    形成され、上記蓋体に、上記第1の洗浄液通路の開閉を
    行う手動式の開閉弁が取付けられ、上記ノズルに所定間
    隔をあけて2つのノズル口が穿設され、上記ノズルの内
    部に、上記第1の洗浄液通路に連通する第2の洗浄液通
    路が形成されているとともに、この第2の洗浄液通路を
    各ノズル口に連通する連通路が形成されていることを特
    徴とする鼻洗浄容器。
  2. 【請求項2】 上記第1の洗浄液通路に、容器本体の内
    圧が設定値を越えると容器本体内のガスを外部に放出し
    て容器本体内を所定の圧力に調整する圧力調整弁が設け
    られている請求項1記載の鼻洗浄容器。
  3. 【請求項3】 上記蓋体に、容器本体の内圧が設定値を
    越えると容器本体内のガスを外部に放出して容器本体内
    を所定の圧力に調整する圧力調整弁が設けられている請
    求項1記載の鼻洗浄容器。
JP8172669A 1996-07-02 1996-07-02 鼻洗浄容器 Pending JPH1017039A (ja)

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