JPH10170362A - ねじ締結力測定方法および装置 - Google Patents

ねじ締結力測定方法および装置

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JPH10170362A
JPH10170362A JP32553296A JP32553296A JPH10170362A JP H10170362 A JPH10170362 A JP H10170362A JP 32553296 A JP32553296 A JP 32553296A JP 32553296 A JP32553296 A JP 32553296A JP H10170362 A JPH10170362 A JP H10170362A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ部材による締結後のねじ締結力を精度良
く測定し得る簡易かつ安価で測定作業性の良いねじ締結
力測定方法および装置を提供する。 【解決手段】 被締結体Wに締結されたボルトVの上端
部近傍を当該上端部近傍に連結されるテンショナーシャ
フト2を介して引張った場合の引張り荷重Pと当該テン
ショナーシャフト2の引張り力作用点の変位δとを測定
し、これらの測定値から引張り荷重Pの変化量ΔPと引
張り力作用点の変位δの変化量Δδとの比を求め、当該
比が変化するときの引張り荷重を締結力Fとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被締結体に締結さ
れたねじ部材の軸力、すなわちねじ締結力を測定する方
法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機械構造物などの被締結体の締結にはね
じ部材が多用されている。既に締結されているねじ部材
の軸力を測定する方法としては、例えば、締結されてい
るボルトに増し締めトルクを付加しこのときのトルク値
から軸力を求める方法があるが、もとの締結状態に変化
を与えることとなると共に、トルク値が座面やねじ面の
状態等の影響を受け易いという欠点がある。
【0003】これに対し、例えば特開昭56−1336
38号公報に示すものが知られている。この方法におい
ては、ボルトに引張り荷重を加え、その種々の引張り荷
重に関するボルトの伸びを測定する。つまり、ボルト頭
に結合した超音波トランスジューサからの超音波パルス
がボルトの長さ方向に沿って進行しボルト端面で反射し
て戻る時間差を超音波トランスジューサに接続される超
音波伸び計で計測することにより、ボルトの伸びの測定
が行われる。こうして計測される荷重とボルト歪みとの
関係は、その結合に関するあらかじめ求められた荷重と
ボルト歪みとの関係と比較され、この比較に基づいてボ
ルトの残留軸力の測定を行うようになっている。
【0004】これによれば、ボルトにトルクを付加する
こともなく、しかも現に締結に使用されているボルト内
に歪ゲージを埋め込んだりせずともボルトの伸びを計測
することができ、これによりボルトの残留軸力の測定を
行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭56−133638号公報に示すものは、超音波ト
ランスジューサを備えた超音波センサを使用するもので
あるために、ボルト端面を超音波が反射しやすい平らに
研磨された形状としなければならず、また測定子からの
超音波の伝達を安定化させるためのカプラントの塗布が
必要となるなどの制約が多く作業性も良いものではな
い。しかもこれらの制約に基づく測定誤差を含むもので
あった。
【0006】さらに、超音波測定子がある程度の大きさ
を有し、ボルト内部における超音波の直進性等を考慮す
ればおよそM8以下のボルトに対応できず、したがって
M8以下のボルトの締結力の測定には使用することがで
きないという問題があった。また、超音波センサそのも
のが高価なのでねじ締結力測定装置全体も高価なものと
なっていた。
【0007】そこで、本発明の目的は、ねじ部材による
締結後のねじ締結力を精度良く測定し得る簡易かつ安価
で測定作業性の良いねじ締結力測定方法および装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明は、被締結体に締結されたねじ
部材の端部近傍を当該端部近傍に連結される連結部材を
介して引張った場合の引張り荷重と当該連結部材の引張
り力作用点の変位とを測定し、これらの測定値に基づい
てねじ部材による締結力を演算することを特徴とするね
じ締結力測定方法である。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載のねじ締結力測定方法において、前記引張り
荷重の変化量と前記引張り力作用点の変位の変化量との
比を求め、当該比が変化するときの当該引張り荷重を締
結力とすることを特徴とする。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、被締結体
に締結されたねじ部材の端部近傍を当該端部近傍に連結
される連結部材を介して引張るテンショナーと、当該テ
ンショナーによる引張り荷重を測定する荷重測定手段
と、前記連結部材の引張り力作用点の変位を測定する変
位測定手段と、前記荷重測定手段および前記変位測定手
段の測定値に基づいてねじ部材による締結力を演算する
演算手段と、を有することを特徴とするねじ締結力測定
装置である。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、上記請求
項3に記載のねじ締結力測定装置において、前記演算手
段は、前記荷重測定手段の測定値の変化量と前記変位測
定手段の測定値の変化量との比を求め、当該比が変化す
るときの当該荷重測定手段の測定値を締結力とすること
を特徴とする。
【0012】上記請求項1乃至請求項4に記載の発明に
あっては、引張り荷重を加え始めた当初は、ねじ部材の
引張り方向の外部に露出した部分および連結部材のみが
伸ばされ、この部分のばね定数にしたがって、引張り荷
重と変位とが直線的に変化する。これ以降さらに引張り
荷重を増加させるとねじ部材の座面が被締結体から僅か
に浮き上がり始め、引張り荷重が締結力よりも大きくな
る場合には、ねじ部材の外部に露出した部分および連結
部材に加えて被締結体の内部に位置するねじ部材の軸部
が伸ばされ、この部分のばね定数にしたがって引張り荷
重と変位とが直線的に変化することになる。つまり、引
張られる部分の長さが途中で長くなることから少ない荷
重で変位するので、引張り荷重および変位の関係直線
は、引張り荷重と締結力とが一致する点において折れ曲
がることになり、この変化点における引張り荷重をねじ
締結力とする演算を行う。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、上記請求
項4に記載のねじ締結力測定装置において、前記被締結
体に当接され、前記テンショナーにより引張り荷重を加
えるときの反力を受ける支持部材を備えたことを特徴と
する。この発明にあっては、装置がコンパクトにでき、
支持部材により被締結体に反力を伝達できるような部位
であれば測定可能となる。
【0014】また、請求項6に記載の発明は、上記請求
項5に記載のねじ締結力測定装置において、前記支持部
材は、ねじ部材の回転を規制するための当該ねじ部材に
係合する係合部を有することを特徴とする。この発明に
あっては、支持部材は、ねじ締結力の測定時には被締結
体Wに押圧されて固定されることになるので、ねじ部材
が支持部材の係合部に係合して確実に回転が規制され
る。
【0015】また、請求項7に記載の発明は、上記請求
項5に記載のねじ締結力測定装置において、前記テンシ
ョナーは、ねじの送りによって引張り荷重を加える送り
ねじ機構部を有することを特徴とする。この発明にあっ
ては、ねじ機構部のねじの送りによって連結部材を引張
るようにしたので、きわめて容易に所望の引張り荷重を
加えることができる。
【0016】また、請求項8に記載の発明は、上記請求
項7に記載のねじ締結力測定装置において、前記送りね
じ機構部はナット部を有し、前記変位測定手段は当該ナ
ット部の回転角度検出手段を有することを特徴とする。
この発明にあっては、連結部材の引張り力作用点の変位
をナット部の回転角度で検出する。
【0017】また、請求項9に記載の発明は、上記請求
項8に記載のねじ締結力測定装置において、前記送りね
じ機構部は軸中心方向に貫通孔が形成されたボルト部と
これに螺合されるナット部とを有し、前記連結部材はね
じ部材との連結側と反対側の端部にフランジ部を有し、
前記送りねじ機構部を当該貫通孔に前記連結部材が挿通
されるように、前記フランジ部と前記支持部材との間に
軸受部材を介して配置したことを特徴とする。この発明
にあっては、送りねじ機構部は軸受部材に挟まれて回転
自在とされ、当該送りねじ機構部の全長が長くなるよう
にナット部を回転させることにより引張り荷重が加えら
れる。
【0018】また、請求項10に記載の発明は、上記請
求項3〜9のいずれか1項に記載のねじ締結力測定装置
において、前記連結部材は、ねじ部材の端部に形成され
る段差部に係合するフック部を有することを特徴とす
る。この発明にあっては、連結部材をねじ部材に連結す
る場合には、フック部を段差部に係合するだけで簡単に
取り付けられ、しかもねじ締結力の測定時に連結部材が
僅かに回転してもその回転力がねじ部材に伝わりにく
く、測定精度上好ましい。
【0019】また、請求項11に記載の発明は、上記請
求項3〜10のいずれか1項に記載のねじ締結力測定装
置において、前記荷重測定手段は、前記連結部材に埋設
される歪ゲージであることを特徴とする。この発明にあ
っては、歪ゲージは連結部材の内部に埋設されているの
で、外部からの攻撃を受けることはない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、請求項毎に次のような
効果を奏する。請求項1乃至請求項4に記載の発明によ
れば、従来のようにトルクやボルト長さの変化量といっ
た締結力の代用特性を測定するものではなく、締結力そ
のものを直接計測するものであるため測定精度が高ま
る。また、ねじ締結前の初期状態を知る必要がなく、し
かも超音波を利用した測定装置のようにあらかじめボル
トの端面を研磨加工しておく等の前段取り作業も不要と
なるので、容易に測定することができ測定工数も低減す
ることができる。
【0021】請求項3乃至請求項4に記載の発明によれ
ばさらに、比較的安価な荷重測定手段および変位測定手
段を使用した簡易な装置構成とすることができるため、
ねじ締結力測定装置の製造コストを低減することが可能
となる。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、装置がコ
ンパクトにでき、支持部材により被締結体に反力を伝達
できるような部位であれば測定可能であるため、測定対
象物に対する制約が少なく適用範囲が広くなる。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、ねじ部材
が係合部に係合して確実に回転が規制され、測定時に締
結状態が変化することを抑制することができる。
【0024】請求項7に記載の発明によれば、ねじの送
りによって連結部材を引張るようにしたので、きわめて
容易に所望の引張り荷重を加えることができる。
【0025】請求項8に記載の発明によれば、エンコー
ダ等を使用して安価で簡易に変位測定手段を構成するこ
とができ、装置全体もさらに安価なものとなる。
【0026】請求項9に記載の発明によれば、送りねじ
機構部のナット部が回転されることにより引張り荷重が
加えられる場合に、その回転力が連結部材および支持部
材に伝わり難い利点がある。したがって特に、ナットを
使用しないで被締結体を締結する場合や、ボルトとナッ
トとを使用して被締結体を締結するものであるが、ボル
ト頭部に回り止めがされていない場合等に用いて好まし
い。
【0027】請求項10に記載の発明によれば、連結部
材をねじ部材に簡単に取り付けることができ、しかもね
じ締結力の測定時に連結部材が僅かに回転してもその回
転力がねじ部材に伝わりにくいので測定精度上好まし
い。
【0028】請求項11に記載の発明によれば、歪ゲー
ジは連結部材の内部に埋設されているので、外部からの
攻撃を受けることなく常に安定した計測が可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0030】《実施の形態1》図1は本発明の実施の形
態1に係るねじ締結力測定装置の概略構成図、図2は図
1に示される装置を使用したねじ締結力測定方法の基本
原理を説明するための図である。
【0031】図1に示すねじ締結力測定装置は、被締結
体Wに締結されたボルトVの端部近傍を当該端部近傍に
連結される連結部材としてのテンショナーシャフト2を
介して引張るテンショナー1を有している。2枚の板材
である被締結体Wは、ボルトVおよびナットn(ねじ部
材と総称する)により締結されており、ボルトVの先端
のおねじ部にテンショナーシャフト2の下端に形成され
ためねじ部を螺合させて連結する。テンショナー1は、
例えば液圧を作動させてテンショナーシャフト2を図中
上方に引張る液圧作動式のものが使用できるが、後述す
るようにこれに限定されるものではない。
【0032】支持部材としての中空形状のソケット4が
被締結体Wに当接して配置されており、テンショナー1
により引張り荷重を加えるときの反力を受けるようにな
っている。また、荷重測定手段としてのロードワッシャ
5は、テンショナー1の基板3とソケット4との間に設
置され、テンショナー1による引張り荷重を測定するこ
とができる。さらに、変位測定手段としての変位計6が
設けられており、テンショナーシャフト2に対する引張
り力の作用点の変位を測定する構成とされている。
【0033】ロードワッシャ5から出力される信号は、
荷重計アンプ8で増幅された後A/D変換器9でデジタ
ル値に変換されて、演算手段としてのCPU7に入力さ
れ、同様に、変位計6から出力される信号は、変位計ア
ンプ10で増幅された後A/D変換器11でデジタル値
に変換されて、CPU7に入力される。
【0034】そしてCPU7は、ロードワッシャ5およ
び変位計6から出力される信号によって得られるテンシ
ョナー1による引張り荷重Pおよびその荷重作用点の変
位δに基づいて、ねじ部材による締結力Fを演算する。
すなわち、CPU7は、前記引張り荷重Pの変化量ΔP
と変位δの変化量Δδとの比Cを求め、当該比Cが変化
するときの当該引張り荷重を締結力Fとして得るように
している。
【0035】次に、図2を参照して図1に示すねじ締結
力測定装置の動作とともに、ねじ締結力測定方法の原理
について説明する。
【0036】まず、被締結体WがボルトVおよびナット
nにより締結された状態において、ソケット4をナット
nの上から被せるようにしてねじ締結力測定装置をセッ
トする(図2(A))。このとき締結力F(すなわちボ
ルトVの軸力)は、図示のようにナットnの座面で受け
ており、ナット座面反力Nは、N=Fである。
【0037】次いで、テンショナー1により、テンショ
ナーシャフト2を介してボルトVのおねじ部先端近傍を
図中上方に徐々に引張ると、その引張り荷重Pの反力を
ソケット4で受けることで、それまで締結力Fを全てナ
ットnの座面で受けていたのが一部ソケット4の下方端
面に移っていく(図2(B))。このとき締結力Fは、
図示のようにナットnの座面とソケット4の端面とで受
けており、ナット座面反力Nおよびソケット端面反力P
は、N=F1 ,P=F2 (ここにF1 +F2 =F)であ
る。
【0038】この過程において、テンショナー1による
引張り荷重P(すなわちソケット端面反力)はロードワ
ッシャ5により計測される。引張り荷重Pが締結力F以
下のとき(図2(B))には、ボルトVの外部に露出し
た部分とテンショナーシャフト2のみ、さらに詳しく言
えばテンショナーシャフト2に対する引張り力の作用点
m1 とボルトVのナットnとの螺合点m2 との間の距離
L1 のみが伸ばされ、この距離L1 の部分のばね定数に
したがって引張り荷重Pの増加とともに、引張り力作用
点m1 の位置が直線的に変化する。つまり、引張り荷重
Pの変化量ΔPと変位δの変化量Δδとの比Cは一定の
値C1 をとる。
【0039】その後テンショナー1による引張り荷重P
を増加させると、図2(C)に示すように、引張り荷重
Pの反力の受けがナットnの座面からソケット4の端面
に丁度完全に移行する時点がある。このとき締結力F
は、図示のようにソケット4の端面で全て受けており、
したがって引張り荷重P(すなわちソケット端面反力)
は、P=Fとなる。
【0040】これ以降さらにテンショナー1による引張
り荷重Pを増加させるとナットnの座面が被締結体Wか
ら浮き上がり始め、ついには図2(D)に示すように、
ナットnの座面が被締結体Wから僅かに離間する。
【0041】こうして引張り荷重Pが締結力Fよりも大
きくなる場合には(P=F′>F)、ボルトVの外部に
露出した部分およびテンショナーシャフト2に加えてボ
ルトVの軸部が、さらに詳しく言えばテンショナーシャ
フト2に対する引張り力の作用点m1 とボルトVのボル
ト頭の座面位置m3 との間の距離L1 +L2 が伸ばさ
れ、この距離L1 +L2 の部分のばね定数にしたがって
引張り荷重Pの増加とともに、引張り力作用点m1 の位
置が直線的に変化することになる。つまり、引張られる
部分の長さが長くなることから少ない荷重で変位するの
で、引張り荷重Pの変化量ΔPと変位δの変化量Δδと
の比Cは、前記値C1 よりも小さい一定の値C2 をと
る。
【0042】すなわち、引張り荷重Pの変化量ΔPと変
位δの変化量Δδとの比Cが、引張り荷重Pと締結力F
が釣り合う点で変化、つまり図2のグラフで言えば傾き
が小さくなる方向に折れ曲がるように変化するので、こ
の変化点Qにおけるテンショナー1による引張り荷重P
を締結力Fとして求めることができる。
【0043】このように、本実施の形態1によれば、従
来のようにトルクやボルト長さの変化量といった締結力
の代用特性を測定するものではなく、締結力そのものを
直接計測するものであるため測定精度が高まる。
【0044】また、ねじ締結前の初期状態を知る必要が
なく、しかも超音波を利用した測定装置のようにあらか
じめボルトの端面を研磨加工しておく等の前段取り作業
も不要となるので、容易に測定することができ測定工数
も低減することができる。
【0045】さらに、比較的安価な荷重測定手段および
変位測定手段を使用した簡易な装置構成とすることがで
きるため、ねじ締結力測定装置の製造コストを低減する
ことが可能となる。
【0046】また、装置がコンパクトにでき、ソケット
により被締結体に反力を伝達できるような部位であれば
測定可能であるため、測定対象物に対する制約が少なく
適用範囲が広い。
【0047】《実施の形態2》図3は本発明の実施の形
態2に係るねじ締結力測定装置の概略構成図であり、図
1に示した部材と共通する部材には同一の符号を付し、
その説明は一部省略する。
【0048】図3に示すねじ締結力測定装置において
は、テンショナー1は、ねじの送りによって引張り荷重
を加える送りねじ機構部12を有しており、また、当該
送りねじ機構部12のナット部13の回転角度を検出す
る回転角度検出手段としてのエンコーダ16を備えた変
位測定手段が設けられている点で、図1に示す装置と主
に相違している。
【0049】ねじ機構部12は、前記ナット部13と、
このナット部13が螺合するテンショナーシャフト2の
外面に形成されたおねじ部14とから構成される。
【0050】テンショナー1はまた、前記ナット部13
に係合して回転力を伝達するための回転力伝達用ソケッ
ト21を有しており、回転力伝達用ソケット21には、
例えば下方に臨む六角孔30が形成される。この回転力
伝達用ソケット21の上方に立設された主軸22に取り
付けられたハンドルHを回すことによって、ナット部1
3が回転し、ねじの送りによってテンショナーシャフト
2が上方に引張られることにより引張り荷重を加えるよ
うになっている。
【0051】テンショナー1の主軸22には、エンコー
ダプレート23が固着されており、このエンコーダプレ
ート23には図示省略するが、例えば円周方向等間隔に
多数の通孔が形成されている。したがって、例えばフォ
トセンサからなるエンコーダセンサ24で前記通孔を検
出することにより、回転力伝達用ソケット21により回
転されるナット部13の回転角度を検出することができ
る。つまりエンコーダ16は、エンコーダプレート23
およびエンコーダセンサ24から構成されている。な
お、エンコーダセンサ24はフォトセンサに限られず、
例えば磁気センサを使用することも可能であり、この場
合にはエンコーダプレート23の円周方向等間隔に多数
の突起を形成するとよい。
【0052】また、エンコーダセンサ24は円板25に
固着されており、円板25は、ハンドルHによりテンシ
ョナー1の主軸22が回転されてもその絶対位置が変化
することのないように構成される。すなわち、円板25
の内径部においては軸受部材29,29により前記主軸
22に対して回転自在に支持され、一方、円板25の一
端が固定棒26に連結され、固定棒26の端部に設けら
れたマグネット27により被締結体Wに固定されるよう
になっている。このようにすれば、ねじ締結力の測定時
にエンコーダ16の原点が確実に固定される。なお、マ
グネット27をソケット4に固定するように構成するこ
とも可能である。
【0053】テンショナー1により引張り荷重を加える
ときの反力を受ける支持部材としてのソケット4には、
ねじ部材のナットnの回転を規制するための当該ナット
nに係合する係合部としての下方に臨む六角孔28が形
成されている。ソケット4は、ねじ締結力の測定時には
被締結体Wに押圧されて固定されることになるので、ナ
ットnがその六角孔28に係合して確実に当該ナットn
の回転が規制され、測定時に締結状態が変化することを
抑制することができる。
【0054】また、荷重測定手段としての歪ゲージ15
がテンショナーシャフト2に埋め込まれており、この歪
ゲージ15の出力とテンショナー1による引張り荷重
は、あらかじめ校正されている。歪ゲージ15はテンシ
ョナーシャフト2の内部に埋設されているので、外部か
らの攻撃を受けず常に安定した計測が可能である。
【0055】歪ゲージ15から出力される信号は、歪ゲ
ージアンプ18で増幅された後、図示しないA/D変換
器を経て、演算手段としてのCPU7に入力され、同様
に、エンコーダセンサ24から出力される信号は、エン
コーダアンプ20で増幅された後、図示しないA/D変
換器を経て、CPU7に入力される。
【0056】そしてCPU7は、歪ゲージ15およびエ
ンコーダセンサ24から出力される信号によって得られ
るテンショナー1による引張り荷重Pおよびその荷重作
用点の変位δの代用としてのナット部13の回転角度α
に基づいて、ねじ部材による締結力Fを演算する。すな
わち、CPU7は、前記引張り荷重Pの変化量ΔPと変
位δの代用としてのナット部13の回転角度αの変化量
Δαとの比C′を求め、当該比C′が所定の割合より大
きく変化するときの当該引張り荷重を締結力Fとして得
るようにしている。
【0057】次に、図4および図5を参照して図3に示
すねじ締結力測定装置の動作について説明する。図4は
ねじ締結力測定準備作業のフローチャート、図5はねじ
締結力測定動作のフローチャートである。
【0058】まず、測定準備として、テンショナーシャ
フト2の下部を測定対象のボルトVの露出部に螺合して
取り付け(ステップS1)、ソケット4を測定対象のナ
ットnに被せて嵌合する(ステップS2)。次いで、ナ
ット部13がソケット4の上端面に着座するまで、テン
ショナーシャフト2のおねじ部14に軽く締め込む。
(ステップS3)。そして、回転力伝達用ソケット21
をナット部13に嵌合し(ステップS4)、固定棒26
の端部に設けられたマグネット27を被締結体Wあるい
はソケット4に固定する(ステップS5)。
【0059】ねじ締結力を測定する場合には、ハンドル
Hを回転して測定装置のナット部13を締め付けつつ
(ステップS11)、エンコーダセンサ24から出力さ
れる信号によって得られる荷重作用点の変位δの代用と
してのナット部13の回転角度αを計測し(ステップS
12)、また歪ゲージ15から出力される信号によって
得られるテンショナー1による引張り荷重Pを計測する
(ステップS13)。
【0060】次いで、CPU7は、前記引張り荷重Pの
変化量ΔPとナット部13の回転角度αの変化量Δαと
の比C′を求める(ステップS14)。
【0061】前記比C′は当初、図1に示す装置と同様
にして、ボルトVの外部に露出した部分およびテンショ
ナーシャフト2のみが伸ばされ、この部分のばね定数に
したがって、引張り荷重Pとナット部13の回転角度α
とが直線的に変化する。つまり、引張り荷重Pの変化量
ΔPとナット部13の回転角度αの変化量Δαとの比
C′は一定の値C1 ′をとる。これ以降さらにハンドル
Hを回転して引張り荷重Pを増加させるとナットnの座
面が被締結体Wから浮き上がり始め、引張り荷重Pが締
結力Fよりも大きくなる場合には、ボルトVの外部に露
出した部分およびテンショナーシャフト2に加えてボル
トVの軸部が伸ばされ、この部分のばね定数にしたがっ
て引張り荷重Pとナット部13の回転角度αとが直線的
に変化することになる。つまり、引張られる部分の長さ
が長くなることから少ない荷重で変位するので、引張り
荷重Pの変化量ΔPとナット部13の回転角度αの変化
量Δαとの比C′は、前記値C1 ′よりも小さい一定の
値C2 ′をとる。
【0062】ステップS15では、前記比C′が当初の
値C1 ′よりも小さくなったか否かが判断され、前記比
C′が当初の値C1 ′のままであれば、ステップS11
に戻ってナット部13の締め付けを続行し、前記比C′
が当初の値C1 ′からこれより小さいC2 ′に変化した
場合には、計測を終了し(ステップS16)、ブザーを
鳴らすとともに(ステップS17)、前記比C′の変化
点での引張り荷重Pを締結力Fとして図示しない表示部
に表示する(ステップS18)。
【0063】前記比C′の変化点は、僅かな測定誤差が
あっても正確に当該変化点を検知することができるよう
に、例えばCPU7において図2に示すのと同様なグラ
フから折れ曲り点を演算して求める。なお、簡易的に
は、比C′が所定の割合より大きく変化、つまり当初の
値C1 ′を基にした変化の割合が所定値以上となったと
きで判断してもよい。
【0064】このように、本実施の形態2によれば、上
記実施の形態1で述べたと同じ効果を奏することができ
るほか、ねじ機構部12のナット部13を回転させ、ね
じの送りによってテンショナーシャフト2を上方に引張
るようにしたので、きわめて容易に所望の引張り荷重を
加えることができる。また、テンショナーシャフト2の
引張り力作用点の変位をナット部13の回転角度で検出
するようにしたので、エンコーダ16等を使用して安価
で簡易に変位測定手段を構成することができ、装置全体
もさらに安価なものとなる。
【0065】《実施の形態3》図6は本発明の実施の形
態3に係るねじ締結力測定装置の概略構成図であり、図
2に示した部材と共通する部材には同一の符号を付し、
その説明は一部省略する。
【0066】図6に示すねじ締結力測定装置において
は、送りねじ機構部12は、軸中心方向に貫通孔34が
形成されたボルト部32とこれに螺合されるナット部1
3とを有している。また、テンショナーシャフト2は、
ねじ部材との連結側と反対側の端部にフランジ部33を
有している。そして、前記送りねじ機構部12は、その
貫通孔34にテンショナーシャフト2が挿通されるよう
にして、フランジ部33とソケット4との間に軸受部材
31,31を介して配置される。
【0067】この装置では、ボルト部32とこれに螺合
されるナット部13から構成される送りねじ機構部12
の全長が長くなるようにナット部13を回転させること
により、ボルトVに引張り荷重が加えられる。なお、ナ
ット部13を回転させる場合に、ボルト部32の連れ回
りを防止する手段を設けることが望ましい。
【0068】この装置によれば、送りねじ機構部12が
軸受部材31,31に挟まれて回転自在とされているの
で、回転力伝達用ソケット21によりナット部13が回
転されることによりボルトVに引張り荷重が加えられる
場合に、その回転力がテンショナーシャフト2およびソ
ケット4に伝わり難い利点がある。
【0069】したがって、この装置は特に、図6に示す
ようにナットを使用しないで被締結体Wを締結する場合
や、図3に示すようにボルトとナットとを使用して被締
結体Wを締結するものであるが、ボルト頭部に回り止め
がされていない場合等に用いて好ましい。
【0070】また、図7に示すように、テンショナーシ
ャフト2は、ねじ部材であるボルトVのボルト頭部に形
成される段差部35に係合するフック部36を有してい
る。テンショナーシャフト2をボルトVに連結する場合
には、例えば図中矢印方向にスライドするだけで簡単に
取り付けられ、しかもねじ締結力の測定時にテンショナ
ーシャフト2が僅かに回転してもその回転力がボルトV
に伝わりにくく、測定精度上好ましい。また、段差部3
5を図7に示すようにリング状の溝とすれば、加工も施
し易く、テンショナーシャフト2を任意の方向から取り
付けることができ測定の作業性が一層向上する。
【0071】なお、テンショナーシャフト2とボルトV
との連結方法は、図7に示したものに限定されるもので
はなく、例えば図8(A)に示すように、ボルトVのボ
ルト頭部におねじ部37を突設し、テンショナーシャフ
ト2の下部に形成しためねじ部と螺合させて連結した
り、図8(B)に示すように、ボルトVのボルト頭部に
めねじ部38を形成し、テンショナーシャフト2の下部
に突設したおねじ部と螺合させて連結したりすることも
勿論可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るねじ締結力測定
装置の概略構成図である。
【図2】 図1に示される装置を使用したねじ締結力測
定方法の基本原理を説明するための図であって、(A)
〜(D)は引張り荷重を順次増加させていった場合の様
子を示す。
【図3】 本発明の実施の形態2に係るねじ締結力測定
装置の概略構成図である。
【図4】 ねじ締結力測定準備作業のフローチャートで
ある。
【図5】 ねじ締結力測定動作のフローチャートであ
る。
【図6】 本発明の実施の形態3に係るねじ締結力測定
装置の概略構成図である。
【図7】 図6に示されるテンショナーシャフトをボル
トに連結する様子を示す図である。
【図8】 (A)(B)はテンショナーシャフトをボル
トに連結する様子の別案を示す図である。
【符号の説明】
1…テンショナー、 2…テンショナーシャフト(連結部材)、 4…ソケット(支持部材)、 5…ロードワッシャ(荷重測定手段)、 6…変位計(変位測定手段)、 7…CPU(演算手段)、 12…ねじ機構部、 13…ナット部、 15…歪ゲージ(荷重測定手段)、 16…エンコーダ(回転角度検出手段)、 28…六角孔(係合部)、 29,31…軸受部材、 32…ボルト部、 33…フランジ部、 34…貫通孔、 35…段差部、 36…フック部、 C,C′…比、 F…締結力、 P…引張り荷重、 δ…引張り力作用点の変位、 V…ボルト(ねじ部材)、 n…ナット(ねじ部材)、 W…被締結体。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被締結体に締結されたねじ部材の端部近
    傍を当該端部近傍に連結される連結部材を介して引張っ
    た場合の引張り荷重と当該連結部材の引張り力作用点の
    変位とを測定し、これらの測定値に基づいてねじ部材に
    よる締結力を演算することを特徴とするねじ締結力測定
    方法。
  2. 【請求項2】 前記引張り荷重の変化量と前記引張り力
    作用点の変位の変化量との比を求め、当該比が変化する
    ときの当該引張り荷重を締結力とすることを特徴とする
    請求項1記載のねじ締結力測定方法。
  3. 【請求項3】 被締結体に締結されたねじ部材の端部近
    傍を当該端部近傍に連結される連結部材を介して引張る
    テンショナーと、 当該テンショナーによる引張り荷重を測定する荷重測定
    手段と、 前記連結部材の引張り力作用点の変位を測定する変位測
    定手段と、 前記荷重測定手段および前記変位測定手段の測定値に基
    づいてねじ部材による締結力を演算する演算手段と、を
    有することを特徴とするねじ締結力測定装置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段は、前記荷重測定手段の測
    定値の変化量と前記変位測定手段の測定値の変化量との
    比を求め、当該比が変化するときの当該荷重測定手段の
    測定値を締結力とすることを特徴とする請求項3記載の
    ねじ締結力測定装置。
  5. 【請求項5】 前記被締結体に当接され、前記テンショ
    ナーにより引張り荷重を加えるときの反力を受ける支持
    部材を備えたことを特徴とする請求項4記載のねじ締結
    力測定装置。
  6. 【請求項6】 前記支持部材は、ねじ部材の回転を規制
    するための当該ねじ部材に係合する係合部を有すること
    を特徴とする請求項5記載のねじ締結力測定装置。
  7. 【請求項7】 前記テンショナーは、ねじの送りによっ
    て引張り荷重を加える送りねじ機構部を有することを特
    徴とする請求項5記載のねじ締結力測定装置。
  8. 【請求項8】 前記送りねじ機構部はナット部を有し、
    前記変位測定手段は当該ナット部の回転角度検出手段を
    有することを特徴とする請求項7記載のねじ締結力測定
    装置。
  9. 【請求項9】 前記送りねじ機構部は軸中心方向に貫通
    孔が形成されたボルト部とこれに螺合されるナット部と
    を有し、前記連結部材はねじ部材との連結側と反対側の
    端部にフランジ部を有し、前記送りねじ機構部を当該貫
    通孔に前記連結部材が挿通されるように、前記フランジ
    部と前記支持部材との間に軸受部材を介して配置したこ
    とを特徴とする請求項8記載のねじ締結力測定装置。
  10. 【請求項10】 前記連結部材は、ねじ部材の端部に形
    成される段差部に係合するフック部を有することを特徴
    とする請求項3〜9のいずれか1項に記載のねじ締結力
    測定装置。
  11. 【請求項11】 前記荷重測定手段は、前記連結部材に
    埋設される歪ゲージであることを特徴とする請求項3〜
    10のいずれか1項に記載のねじ締結力測定装置。
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