JPH10170358A - ケーブル式ステアリング装置 - Google Patents

ケーブル式ステアリング装置

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JPH10170358A
JPH10170358A JP8329853A JP32985396A JPH10170358A JP H10170358 A JPH10170358 A JP H10170358A JP 8329853 A JP8329853 A JP 8329853A JP 32985396 A JP32985396 A JP 32985396A JP H10170358 A JPH10170358 A JP H10170358A
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steering torque
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茂樹 江原
Hiroshi Tabata
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
    • B62D1/16Steering columns
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Steering Controls (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で操舵トルクを検出することが可
能であり、しかもステアリング剛性を低下させる虞のな
いケーブル式ステアリング装置を提供する。 【解決手段】 ハンドルの操舵トルクが駆動プーリ11
dr、ケーブル5,6及び従動プーリ11dnを介して
車輪に伝達され、かつ前記操舵トルクがパワーステアリ
ング用モータ25によりアシストされるケーブル式ステ
アリング装置において、ハンドル操作時の駆動プーリ1
1drの回転角θdr及び従動プーリ11dnの回転角
θdnをそれぞれポテンショメータ12dr,12dn
で検出する。両回転角θdr,θdnの偏差Δθ=θd
r−θdnはケーブル5,6の伸び量、即ち操舵トルク
に比例するため、電子制御ユニットUは前記偏差Δθに
基づいてパワーステアリング用モータ25の駆動を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドルとギヤボ
ックスとをボーデンケーブル等の撓み易いケーブルで接
続したケーブル式ステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ステアリング装置は、上端
にハンドルを有するステアリングシャフトの下端をギヤ
ボックスに接続し、ハンドルに入力される操舵トルクを
ステアリングシャフトを介してギヤボックス内に設けた
ラックアンドピニオン機構に伝達するようになってい
た。
【0003】しかしながら、ステアリングシャフトを用
いてハンドルとギヤボックスとを接続すると、ギヤボッ
クスの位置に対するハンドルの相対位置を自由に選択す
ることが難しいため、設計自由度が大幅に制限されるば
かりか、右ハンドル車と左ハンドル車とでギヤボックス
を共用することができないという問題がある。しかも、
路面からタイヤに入力される振動やエンジンの振動がス
テアリングシャフトを介してハンドルに入力されるた
め、その振動によって室内の静粛性や乗り心地が阻害さ
れるという問題がある。
【0004】そこで、従来のステアリングシャフトに代
えて、ボーデンケーブル等のフレキシブルな伝達手段を
採用したケーブル式ステアリング装置が提案されている
(特開平8−2431号公報参照)。
【0005】このようにすれば、ギヤボックスの位置に
対するハンドルの相対位置を自由に選択することが可能
になり、しかもギヤボックスの振動がハンドルに伝達さ
れ難くなるため、上述した各問題を解消することができ
る。
【0006】また従来周知の電動パワーステアリング装
置は、ハンドルの操舵トルクを検出し、この操舵トルク
に応じた出力をパワーステアリング用モータに発生させ
てドライバーのハンドル操作をアシストするようになっ
ている。前記操舵トルクの検出は、操舵トルクの伝達経
路にトーションバーを介在させ、操舵トルクによるトー
ションバーの捩じれ量を差動トランス等により検出する
ようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
操舵トルク検出手段はトーションバーの捩じれ量に基づ
いて操舵トルクを検出するため、構造が複雑でコストが
嵩むだけでなく、トーションバーの捩じれがステアリン
グ剛性を低下させて操舵フィーリングに悪影響を与える
問題がある。
【0008】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、簡単な構造で操舵トルクを検出することが可能であ
り、しかもステアリング剛性を低下させる虞のないケー
ブル式ステアリング装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明では、ドライバーによる
ハンドルの操作は駆動プーリ、ケーブル、従動プーリ及
びステアリングギヤボックスを介して車輪に伝達される
一方、操舵トルク検出手段で検出したハンドルの操舵ト
ルクに基づいてパワーアシスト手段が作動し、ドライバ
ーによるハンドル操作がアシストされる。ハンドルに入
力される操舵トルクの大小に応じてケーブルの伸び量が
変化するため、駆動プーリの回転角及び従動プーリの回
転角の偏差が操舵トルクの大小に応じて変化する。操舵
トルク検出手段により駆動プーリの回転角及び従動プー
リの回転角の偏差から操舵トルクが算出され、その操舵
トルクに応じてパワーアシスト手段の作動が制御され
る。2個の回転角検出手段の出力を比較するだけの簡単
な構造でパワーアシスト手段を作動を的確に制御するこ
とができ、しかも操舵トルクの伝達経路にトーションバ
ーを設ける必要がないため、トーションバーの捩じれに
よるステアリング剛性の低下を回避することができる。
【0010】また請求項2に記載された発明では、駆動
プーリ及び/又は従動プーリ或いはその回転軸が回転す
ると、その回転がギヤを介して駆動プーリ回転角検出手
段及び/又は従動プーリ回転角検出手段に伝達されて回
転角が検出される。ギヤを用いたことにより、駆動プー
リ及び/又は従動プーリに対して駆動プーリ回転角検出
手段及び/又は従動プーリ回転角検出手段を任意の位置
に配置してレイアウトの自由度を増加させることが可能
となる。
【0011】また請求項3に記載された発明では、駆動
プーリ及び/又は従動プーリが回転すると、その回転が
駆動プーリ回転角検出手段及び/又は従動プーリ回転角
検出手段に直接伝達されて回転角が検出される。駆動プ
ーリ回転角検出手段及び/又は従動プーリ回転角検出手
段を直結したので、駆動プーリ及び/又は従動プーリ或
いはその回転軸に駆動プーリ回転角検出手段及び/又は
従動プーリ回転角検出手段を接続するための部品点数を
削減することが可能となる。
【0012】また請求項4に記載された発明では、両プ
ーリの回転角の偏差が予め設定した基準値を越えると警
報手段が警報を発するので、ケーブルの伸びを検出して
ケーブルの張力調整や交換を促すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0014】図1〜図4は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は車両用ステアリング装置の全体斜視図、図
2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図1の3−3線
拡大断面図、図4は操舵トルク検出手段の説明図であ
る。
【0015】図1に示すように、自動車のハンドル1の
前方に設けた駆動プーリハウジング2と、ギヤボックス
3に設けた従動プーリハウジング4とが、2本のボーデ
ンケーブル5,6によって接続される。ギヤボックス3
の両端部から車体左右方向に延びるタイロッド7L ,7
R が、左右の車輪WL ,WR を支持するナックル(図示
せず)に接続される。
【0016】図2に示すように、駆動プーリハウジング
2に回転自在に支持されてハンドル1と共に回転する回
転軸10drに駆動プーリ11drが固定され、また従
動プーリハウジング4に回転自在に支された回転軸10
dnに従動プーリ11dnが固定される。2本のボーデ
ンケーブル5,6はアウターチューブ5o,6oと、そ
の内部にスライド自在に収納されるインナーケーブル5
i,6iとから構成されており、両インナーケーブル5
i,6iの両端は駆動プーリ11dr及び従動プーリ1
1dnの外周に形成した螺旋状のプーリ溝に複数回巻き
付けられて固定されるとともに、アウターチューブ5
o,6oの両端は駆動プーリハウジング2及び従動プー
リハウジング4に支持される。
【0017】駆動プーリハウジング2及び従動プーリハ
ウジング4には、それぞれ回転角検出手段としてのポテ
ンショメータ12dr,12dnが設けられる。駆動プ
ーリ11dr及び従動プーリ11dnの回転軸10d
r,10dnにそれぞれ固定した駆動ギヤ14と、ポテ
ンショメータ12dr,12dnの回転軸13に固定し
た従動ギヤ15とが相互に噛み合っており、駆動プーリ
11dr及び従動プーリ11dnの回転角がそれぞれ対
応するポテンショメータ12dr,12dnによって検
出される。
【0018】図3に示すように、ギヤボックス3は左側
のモータ収納室20と右側のラックアンドピニオン収納
室21とに分割されており、そのラックアンドピニオン
収納室21に前記従動プーリハウジング4が支持され
る。従動プーリハウジング4内に設けた従動プーリ11
dnと一体の回転軸10dnがラックアンドピニオン収
納室21内に延びており、そこにピニオン22が固定さ
れる。ギヤボックス3の内部には、両端が前記タイロッ
ド7L ,7R に接続されたステアリングロッド23が左
右スライド自在に支持されており、このステアリングロ
ッド23に形成したラック24に前記ピニオン22が噛
み合っている。
【0019】ギヤボックス3のモータ収納室20に収納
されたパワーステアリング用モータ25は、モータ収納
室20の内周面に固定されたステータ26と、モータ収
納室20の内周面に3個のボールベアリング27,2
8,29を介して回転自在に支持されてステアリングロ
ッド23の外周に嵌まるモータ出力軸30と、モータ出
力軸30に固着されて前記ステータ26に対向するロー
タ31とを備える。モータ出力軸30の内周面とステア
リングロッド23の外周面との間にボールネジ機構32
が設けられており、パワーステアリング用モータ25を
駆動してモータ出力軸30を正逆転させることにより、
ステアリングロッド23を左右方向に往復移動させる操
舵アシスト力を発生させることができる。
【0020】図4は操舵トルク検出手段16の構成を示
すもので、ポテンショメータ12drで検出した駆動プ
ーリ11drの回転角θdrと、ポテンショメータ12
dnで検出した従動プーリ11dnの回転角θdnとが
操舵トルク算出手段としての電子制御ユニットUに入力
され、これら回転角θdr,θdnに基づいて電子制御
ユニットUはパワーステアリング用モータ25の駆動を
制御する。電子制御ユニットUには、ドライバーに警報
を発するランプ、ブザー、チャイム等の警報手段17が
接続される。
【0021】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0022】車両を旋回させるべくハンドル1を操作す
ると、図4において回転軸10drが駆動プーリ11d
rと共に回転する。その結果、ボーデンケーブル5,6
の一方のインナーケーブル5i,6iが引かれ、他方の
インナーケーブル5i,6iが弛められることにより、
駆動プーリ11drの回転が従動プーリ11dnに伝達
されて回転軸10dnが回転し、図3に示すギヤボック
ス3内のピニオン22及びラック24を介して車輪
L ,WR に操舵トルクが伝達される。
【0023】このとき、駆動プーリ11drの回転角θ
dr及び従動プーリ11dnの回転角θdnは、それぞ
れポテンショメータ12dr,12dnにより検出され
て電子制御ユニットUに入力される。ハンドル1に入力
される操舵トルクが小さいときにはボーデンケーブル
5,6に作用する張力も小さいため、その張力によるボ
ーデンケーブル5,6の伸びは小さくなり、逆にハンド
ル1に入力される操舵トルクが大きいときにはボーデン
ケーブル5,6の伸びは大きくなる。
【0024】ボーデンケーブル5,6の伸びがゼロであ
ると仮定すると、駆動プーリ11drの回転角θdr及
び従動プーリ11dnの回転角θdnは等しくなるが、
ボーデンケーブル5,6の伸びが増加するに伴って、駆
動プーリ11drの回転角θdrに対して従動プーリ1
1dnの回転角θdnは小さくなる。つまり、駆動プー
リ11drの回転角θdrと従動プーリ11dnの回転
角θdnとの偏差Δθ=θdr−θdnを算出すれば、
その偏差Δθはハンドル1に入力される操舵トルクに比
例することになる。
【0025】而して、電子制御ユニットUが前記偏差Δ
θに基づいてパワーステアリング用モータ25の作動を
制御することにより、ステアリングロッド23が左右方
向に駆動されて車輪WL ,WR が操舵され、ドライバー
によるハンドル1の操作がアシストされる。電子制御ユ
ニットUは前記偏差Δθを監視しており、その偏差Δθ
が予め設定した基準値を越えた場合に、ボーデンケーブ
ル5,6の伸び量が増加したと判断して警報手段17を
作動させる。これにより、ドライバーにボーデンケーブ
ル5,6の張力調整や交換を促し、確実な操舵を長期に
亘って確保することができる。
【0026】万一ボーデンケーブル5,6が破断した場
合にも、前記偏差Δθが予め設定した基準値を越えるた
めに警報手段17が作動し、ドライバーに修理を促すこ
とができる。この場合、駆動プーリ11drの回転角θ
drをポテンショメータ12drが検出している限り、
その回転角θdrに基づいてパワーステアリング用モー
タ25の駆動を制御することにより操舵機能を確保する
ことができる。尚、ボーデンケーブル5,6の破断時に
パワーステアリング用モータ25の駆動により操舵を行
う場合に、その操舵フィーリングを通常時と異ならせる
ことにより、ドライバーにボーデンケーブル5,6が破
断したことを確実に認識させることができる。
【0027】また制御系のフェイルによりパワーステア
リング用モータ25の駆動が不能になっても、ドライバ
ーがハンドル1に加える操舵トルクは駆動プーリ11d
r、ボーデンケーブル5,6、従動プーリ11dn及び
ギヤボックス3を経て車輪W L ,WR に伝達されるた
め、マニュアルによる操舵機能を確保することができ
る。
【0028】以上のように本実施例によれば、2個のポ
テンショメータ12dr,12dnを設けるだけの簡単
な構造で、ハンドル1の操舵トルクを容易かつ確実に検
出することができる。しかも操舵トルクを検出するため
に操舵トルクの伝達経路にトーションバーを設ける必要
がないため、トーションバーの捩じれによるステアリン
グ剛性の低下を回避して操舵フィーリングを向上させる
ことができる。
【0029】次に、本発明の第2〜第4実施例を図5〜
図7に基づいて説明する。
【0030】図5に示す第2実施例は、回転軸10dr
の軸端に一体に形成したベベルギヤよりなる駆動ギヤ1
4が、ポテンショメータ12drに設けたベベルギヤよ
りなる従動ギヤ15に噛み合っている。図6に示す第3
実施例は、回転軸10drを囲むように駆動プーリ11
drの側面に一体に形成したベベルギヤよりなる駆動ギ
ヤ14が、ポテンショメータ12drに設けたベベルギ
ヤよりなる従動ギヤ15に噛み合っている。図7に示す
第4実施例は、駆動プーリ11drの側面に形成したリ
ングギヤよりなる駆動ギヤ14が、ポテンショメータ1
2drに設けた従動ギヤ15に噛み合っている。尚、従
動プーリ11dn側のポテンショメータ12dnにも、
上述と同じ構造で従動プーリ11dnの回転が伝達され
る。
【0031】第1〜第5実施例の如く、駆動プーリ11
dr又は従動プーリ11dnの回転をギヤ14,15を
介してポテンショメータ12dr,12dnに伝達する
ことにより、ポテンショメータ12dr,12dnを任
意の位置に配置してレイアウトの自由度を増加させるこ
とができる。
【0032】図8に示す第6実施例は、駆動プーリ11
drの回転軸10drの軸端にポテンショメータ12d
rを直結したものであり、従動プーリ11dn側にも同
じ構造を採用することができる。この第6実施例によれ
ば、駆動プーリ11dr又は従動プーリ11dnに対し
てポテンショメータ12dr,12dn接続するための
部品点数を削減することが可能となる。
【0033】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0034】例えば、実施例では回転角検出手段として
ポテンショメータ12dr,12dnを使用している
が、それに代えてロータリエンコーダを使用することも
可能である。また駆動プーリ11dr側のポテンショメ
ータ12drの取付構造と従動プーリ11dn側のポテ
ンショメータ12dnとの取付構造とは必ずしも同じで
ある必要はない。
【0035】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、駆動プーリの回転角を検出する駆動プーリ
回転角検出手段と、従動プーリの回転角を検出する従動
プーリ回転角検出手段と、両プーリの回転角の偏差に基
づいて操舵トルクを算出する操舵トルク算出手段とから
構成される操舵トルク検出手段を備えたことにより、2
個の回転角検出手段の出力を比較するだけの簡単な構造
でハンドルの操舵トルクを確実に検出し、パワーアシス
ト手段の作動を的確に制御することができる。しかも操
舵トルクの伝達経路にトーションバーを設ける必要がな
いため、トーションバーの捩じれによるステアリング剛
性の低下を回避して操舵フィーリングを向上させること
ができる。
【0036】また請求項2に記載された発明によれば、
駆動プーリ回転角検出手段及び/又は従動プーリ回転角
検出手段は、駆動プーリ及び/又は従動プーリ或いはそ
の回転軸にギヤを介して接続されて前記回転角を検出す
るので、駆動プーリ及び/又は従動プーリに対して駆動
プーリ回転角検出手段及び/又は従動プーリ回転角検出
手段を任意の位置に配置してレイアウトの自由度を増加
させることが可能となる。
【0037】また請求項3に記載された発明によれば、
駆動プーリ回転角検出手段及び/又は従動プーリ回転角
検出手段は、駆動プーリ及び/又は従動プーリ或いはそ
の回転軸に直結されて前記回転角を検出するので、駆動
プーリ及び/又は従動プーリに対して駆動プーリ回転角
検出手段及び/又は従動プーリ回転角検出手段を接続す
るための部品点数を削減することが可能となる。
【0038】また請求項4に記載された発明によれば、
両プーリの回転角の偏差が予め設定した基準値を越えた
場合に警報を発する警報手段を備えたことにより、ケー
ブルの伸びを検出してケーブルの張力調整や交換を促す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ステアリング装置の全体斜視図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図1の3−3線拡大断面図
【図4】操舵トルク検出手段の説明図
【図5】本発明の第2実施例に係るプーリの斜視図
【図6】本発明の第3実施例に係るプーリの斜視図
【図7】本発明の第4実施例に係るプーリの斜視図
【図8】本発明の第5実施例に係るプーリの斜視図
【符号の説明】
1 ハンドル 3 ギヤボックス 5 ボーデンケーブル(ケーブル) 6 ボーデンケーブル(ケーブル) 10dr 回転軸 10dn 回転軸 11dr 駆動プーリ 11dn 従動プーリ 12dr ポテンショメータ(駆動プーリ回転角検
出手段) 12dn ポテンショメータ(従動プーリ回転角検
出手段) 14 駆動ギヤ(ギヤ) 15 従動ギヤ(ギヤ) 16 操舵トルク検出手段 17 警報手段 25 パワーステアリング用モータ(パワーア
シスト手段) WL 車輪 WR 車輪 U 電子制御ユニット(操舵トルク算出手
段) θdr 回転角 θdn 回転角 Δθ 偏差

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル(1)に連結されて回転する駆
    動プーリ(11dr)と車輪(WL ,WR )を操舵する
    ギヤボックス(3)に連結されて回転する従動プーリ
    (11dn)とをケーブル(5,6)で接続し、ハンド
    ル(1)に入力される操舵トルクをケーブル(5,6)
    を介してギヤボックス(3)に伝達するとともに、前記
    操舵トルクを操舵トルク検出手段(16)で検出し、検
    出した操舵トルクに基づいてパワーアシスト手段(2
    5)を作動させるケーブル式ステアリング装置であっ
    て、 前記操舵トルク検出手段(16)は、駆動プーリ(11
    dr)の回転角(θdr)を検出する駆動プーリ回転角
    検出手段(12dr)と、従動プーリ(11dn)の回
    転角(θdn)を検出する従動プーリ回転角検出手段
    (12dn)と、両プーリ(11dr,11dn)の回
    転角の偏差(Δθ)に基づいて操舵トルクを算出する操
    舵トルク算出手段(U)とから構成されたことを特徴と
    するケーブル式ステアリング装置。
  2. 【請求項2】 駆動プーリ回転角検出手段(12dr)
    及び/又は従動プーリ回転角検出手段(12dn)は、
    駆動プーリ(11dr)及び/又は従動プーリ(11d
    n)或いはその回転軸(10dr,10dn)にギヤ
    (14,15)を介して接続されて前記回転角(θd
    r,θdn)を検出することを特徴とする、請求項1記
    載のケーブル式ステアリング装置。
  3. 【請求項3】 駆動プーリ回転角検出手段(12dr)
    及び/又は従動プーリ回転角検出手段(12dn)は、
    駆動プーリ(11dr)及び/又は従動プーリ(11d
    n)或いはその回転軸(10dr,10dn)に直結さ
    れて前記回転角(θdr,θdn)を検出することを特
    徴とする、請求項1記載のケーブル式ステアリング装
    置。
  4. 【請求項4】 両プーリ(11dr,11dn)の回転
    角の偏差(Δθ)が予め設定した基準値を越えた場合に
    警報を発する警報手段(17)を備えたことを特徴とす
    る、請求項1記載のケーブル式ステアリング装置。
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