JPH1017032A - 発熱剤叉は保冷剤を使用する簡易断熱箱 - Google Patents

発熱剤叉は保冷剤を使用する簡易断熱箱

Info

Publication number
JPH1017032A
JPH1017032A JP21042996A JP21042996A JPH1017032A JP H1017032 A JPH1017032 A JP H1017032A JP 21042996 A JP21042996 A JP 21042996A JP 21042996 A JP21042996 A JP 21042996A JP H1017032 A JPH1017032 A JP H1017032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
heat
air
agent
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21042996A
Other languages
English (en)
Inventor
Jitsuo Tanaka
實雄 田中
信 ▲えき▼田
Makoto Ekita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP21042996A priority Critical patent/JPH1017032A/ja
Publication of JPH1017032A publication Critical patent/JPH1017032A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 日用食品類の一時的な運搬・保管の際に、多
用途の保温・保冷を可能とし、しかも構成材料が廉価で
製作も容易な使い捨ても可能な容器を提供する事。 【解決手段】 ダンボール箱叉は樹脂製箱に発泡スチロ
ール等の断熱性の材料を裏張りし必要最小限の断熱性を
持たせた蓋付きの箱を構成する。其の中に通気性の良い
材料を充填するか、叉は枠で一定の空間を確保して多孔
性シートを設置して品物を置く。更に箱本体と蓋の底に
加熱体パック叉は保冷体パックを置いて品物を保温叉は
保冷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁当・惣菜・魚・
野菜・アイスクリーム・冷菓等を使用時まで3〜4時間
適温に維持し、持ち運びの可能な、簡易低廉な或は使い
捨ても出来る容器を目指したものである。一般に商店等
で販売されている食品類を加熱調理した食品は、4時間
程度50℃以上の温度に保たれれば、腐敗の恐れもなく
ご飯などの成分も美味しい範囲に保たれる。叉、冷暗に
保持したい食品は冷却維持が簡単には出来ないが、購入
後の3〜4時間の運搬期間だけでも温度上昇を抑えたい
品物には、本発明の適用が有効である。従って、さし当
たって考えられる加熱体は使い捨てカイロ等の発熱体で
あり、冷却体は氷・ドライアイス・冷却された塩化物等
であると考えられる。後者は強制冷却機能が無いので此
の場合に上下二段に冷却体を置くのが望ましければ、之
への対応策も考慮する必要がある。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、携帯用カイロ等
の加熱体を保温ケースの底部の収納部に納めた弁当箱等
がある(例えば特公(A)平1−151405,実公
(8)平
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前項の様な弁当箱は、
何れも容器が保温性のある材料とした単体の材料で構成
した容器であり、強度的には弱い材料であるため薄くす
る工夫にも限度があると思われる。従ってこの問題を解
決し、更に保温だけでなく、多用途の保温・保冷を可能
とし、しかも簡単な構造で必要最小限の強度と断熱性を
持たせた廉価な使い捨ても可能な容器を提供する事を目
的としている。
【0004】
【問題を解決するための手段】この発案を図面に基ずい
て説明すると、廉価でしかも保温・保冷性を良くするた
め、空洞のあるダンボール叉は更に強度を考慮した場合
は樹脂材を箱の素材(1,1’)とし、しかも内側には
断熱材(2,2’)を必要な厚さに裏張りした蓋付きの
収納箱を使用する。この様な二重構造の断熱箱の外壁は
箱の強度を受け持ち内壁は主として保温叉は保冷を受け
持つ構造である。そして箱の内底に発熱体(場合に依っ
ては冷却体)を収納するスペースを設ける。更に下部ケ
ース(1,2)の底には空気を均一に流通さすため適当
な厚さの多孔質の材料例えば木毛等(3)を詰める。そ
して其の上側に多孔シート(5)を置く。収納する品物
(8叉は9)は此の上に置き、シートの下には発熱体
(4)或いは特殊な場合は冷却体を置く。発熱に必要な
空気は本体側壁の下部から供給し上部から排出される構
造とする。
【0005】弁当或いは惣菜などの要保温品は予め80
℃以上に加熱したものを、別の容器叉は包装シートに包
んで入れる。尚、発熱体の一つであるカイロの使用量は
その性能にも依るが、JIS−S4100に規定する使
いすてかいろの性能であれば、箱の内容積1リットル当
たり25グラム程度が適当である。被保温物の熱容量や
希望保温条件に依って使用する化学発熱材の量が変わ
り、それに応じて所用空気量が変わるので、空気の出入
口は複数とする。箱内外の温度差に依って流入空気量が
異なるから、排気に依る放熱を最小限に、しかも反応に
必要な空気量を確保するよう条件に応じて流入孔及び排
気孔は栓止め叉はシールすることで面積を調節する。従
って保温する場合には空気出入口(11,12)の止栓
叉はシールは原則として外して置くものとする。
【0006】保冷用に使用する時は、上蓋の天井裏に保
持棚(7)を設け、これに保冷剤パック(10)を取り
外し可能になるようにして置く。其の際は箱の空気出入
口(11,12)は全閉して使用する。尚、最初から保
冷専用に使用する此の種の箱は空気孔を省略しておいて
も良い。
【0007】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
ずき図面を参照して説明する。 実施例1;図2は本発明を保温箱として使用する最も一
般的で安価な例である。即ち箱の底に厚さ1.5〜2c
m程度に木毛を丸めたものを敷き詰め中央に使いすてか
いろなどの発熱体を置き、その周囲一帯を更に木毛で包
み込み3〜4cm厚さの充填層をつくる。其の上に多く
の孔の開いた波型シート(5)を敷いて包装された被保
温物(8叉は9)を置いたものである。箱の底の周り6
〜12箇所の孔から入った空気は木毛層を拡散してカイ
ロへ到達する。箱と被保温物との間隙にも木毛を詰め運
搬中の片寄り防止対策とする。加熱された空気は上昇し
て蓋の側面周囲に配置された複数の孔から排出される。
既に触れたように、通気量の調節は空気出入口の開口面
積で行う。
【0008】実施例2;図3は同じく保温箱として使用
する場合の別例である。図2の場合の充填材(3)の代
わりに被保温物(8)を多孔シート(5)を介して保持
するための支持枠(6)を設けた場合のものである。箱
内は充填物による抵抗が無いので対流による保温効果を
強調したい場合の使い方である。支持枠及び被保温物に
ブレ止めの工夫をする必要がある。
【0009】実施例3;図4は保温箱として使用する場
合の特殊な例で、空気取入れ側に空気溜め室をもうけた
ものである。即ち箱の内外壁間に適切な隙間を設け、発
熱に必要な空気は外壁中間部周囲に明けてある複数の孔
より入り内外壁間を下方に流れ内側壁の放熱で温められ
ながら発熱体カイロ周囲に流れ込む構造である。箱の底
部は適当な厚さの木毛等(3)を敷き、今までの例と同
じく空気拡散と被保温物支持の為の充填層とする。
【0010】実施例4;図5は次の項で説明する保冷箱
を上下逆さにして使用するもので、保持棚(7)を付け
たまま蓋を逆さに置き其の上に多孔シートを置いて被保
温品を載せたものである。底には発熱体パックを入れ
る。此の場合には外箱側の支持枠(6)は省略出来る。
【0011】実施例5;図6は本発明を保冷箱として使
用する最も一般的で安価な例である。冷却体は箱内の対
流を考慮して被保冷品(9)の上方即ち蓋の底に入れ
る。保持棚(7)は本体の底の支持枠(6)と同様の材
料を用いて網状のものを作り本体と蓋に入れたとスペイ
サー(13)とで挟んで固定する。箱の底には図2の場
合と同様に木毛を丸めたもの等の通気性の良いもの
(3)を敷き詰め3センチ程度の厚さの充填層つくる。
その上に多孔シート(5)を敷き包装された被保冷品
(9)を置く。之れは、図2の化学発熱剤パック(4)
を撤去し上蓋側に保冷剤パック(10)を設けたもので
ある。勿論空気出入口孔は全閉にする。
【0012】実施例6;図7は同じく保冷箱として使用
する場合の別例である。本例は多孔性充填材(3)を省
略するもので本体の底の支持枠(6)は冷気の対流を容
易にする上で有効である。尚、当初から保冷専用の使い
方をする箱は空気出入口孔(11,12)を省略するこ
とも考えられる。但しドライアイス等を使う場合は蓋に
隙間を持たせるか適当な孔を明けて圧力の上昇を防ぐ処
置をとることも必要である。叉、鮮魚等の生ものを入れ
る時や保冷に氷を使用する場合は、特に水漏れの無い袋
を使用する必要がある。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述の通り構成されているの
で、以下に記載されるような効果が期待される。
【0014】1,元来の安価で一時的使用に耐えること
を目指したこの種の断熱箱は、発泡スチロールのみで構
成されたものが多い。之は構造強度が弱く箱としては断
熱に要する厚さ以上が必要である。厚紙等と発泡スチロ
ールの組み合わせに依り、薄くても使用に耐える断熱箱
が提供出来、結果として安価で使い捨て可能とすること
が出来る。
【0015】2,実施例以外にも、内張り断熱層の使用
材料と厚さの適切な選択に依り要求特性の異なる対象の
品物にも最適な保温・保冷効果が期待できるようにする
ことが出来る。
【0016】3,発熱体周りの充填材は流入した空気を
発熱体カイロに向け均等に分散させる通気性と、熱にも
耐えしかも上からの収納品の重みにも耐える必要があ
る。本毛は此の条件を満足させる廉価な手ごろな多孔性
通気材として使用出来る。
【0017】4,使用する熱媒体が多く、之の選択によ
って同一の箱で保温・保冷が使い分け可能となる廉価な
一時的収納ケースが提供出来る。叉、空気出入口を省略
した保冷専用の簡易収納箱とすることも出来る。
【0018】5,此の箱は、加熱剤叉は保冷剤の収納部
を上部と下部の二箇所に設けることが可能である。必要
なら両方同時にセットする事により、それぞれの効果を
倍増することが期待出来る。
【0019】6,使捨ての便宜を考慮して、支持枠
(6)及び保持棚(7)を針金等の金属類を使用せず樹
脂や木材の様な可燃物を使用すれば、化学発熱剤パック
(4)や保冷剤パック(10)を除いて燃えるゴミとし
て一括廃棄する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明する図面で、縦断面図・横断面図
・並びに保持棚(7)及び多孔シート(5)等の平面図
を示す。また本図は発熱体或いは冷却体をそれぞれ上下
に倍増して使用した一例でもある。
【図2】本発明を保温箱として使用する普通の場合の一
例である。
【図3】本発明を保温箱として使用する普通の場合の別
例である。
【図4】本発明を保温箱として使用する別の場合の一例
である。
【図5】本発明を保温箱として使用する特別の場合の例
である。
【図6】本発明を保冷箱として使用する普通の場合の一
例である。
【図7】本発明を保冷箱として使用する普通の場合の別
例である。此の例では縦断面図・横断面図の他に支持枠
(6)・保持棚(7)等の平面図を示す。
【符号の説明】
1、(1’) 外箱(外箱蓋) 11 空気入
口孔 2、2’ 断熱裏張 12 空気出
口孔 3 多孔性充填材 13 スペイ
サー 4 化学発熱剤パック 5 多孔シート 6 支持枠 7 保持棚 8 被保温品 9 被保冷品 10 保冷剤パック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱本体の内側に例えば発泡スチロール等
    の断熱性のある材料を内張りした上下に分割できる外観
    がダンボール製叉は樹脂製の箱状の容器であるもの。箱
    材及び内張りの厚さは収納物の特性と容積に応じて約
    0.3ミリ乃至十数ミリとする。
  2. 【請求項2】 しかも、本体側面の上部及び下部に複数
    (6〜12組)の空気出入口(直径10mm以下)を設
    け、それらは必要に応じ栓叉はシールテープで閉止する
    ことが出来るもの。これに依って通気量の調節が、開閉
    する孔の数を変えることに依って容易となるもの。尚、
    別法として空気入口孔を側壁上部に設け、空気の拡散と
    余熱の為の空気室が外箱側壁の内側周囲に在るようにし
    たものも含む。
  3. 【請求項3】 下側の箱は通気性のある多孔質材料(例
    えば、木毛や包装用エヤシールフイルムの様な充填して
    も通気性が損なわれないもの)で、底部内側を一定の厚
    さで充填し、内部に100℃以下の熱に耐える材料で作
    られた多くの孔の明いたシート(波型のものも含む)を
    置いたもの。この多孔シートは紙叉はアルミホイール或
    いは樹脂等で構成しても良く、さらには食品を入れた容
    器そのものでも良い。尚、多孔シートの下部には使い捨
    てカイロ等の化学発熱剤パックが収納出来る空間を確保
    するものとする。
  4. 【請求項4】 前項の別法として、多孔質材料を充填せ
    ず多孔シートの支持枠を例えば針金や耐熱製樹脂の網等
    を用いて作り、多孔シートの支持棚と箱の底壁との空間
    確保の手段とする。これらは前項・本項とも、通気・対
    流の空間を確保するためのものであるが実施時に何れを
    とるかは、対象となる品物と必要保持時間とを勘案して
    効果的な方をとる。箱底部の空間は発熱体を収納するた
    めのものであるが、保冷に使用する場合には冷却体を置
    くこともある。
  5. 【請求項5】 上側蓋の天井部に、包装した保冷剤(或
    いは場合によっては発熱剤)が簡単に取付け取外される
    ようにした保持棚を設けたもの。棚の固定は棚外周縁部
    に適当なスペイサーを置くことで行う。これに依って、
    棚の着脱が容易となり保温用に使用する時で之が不要の
    時には撤去も簡単となる。保冷剤パックの周り及び包装
    した被保温・保冷品の周りの空間には多孔性充填材を必
    要に応じて詰めても良い。
JP21042996A 1996-07-04 1996-07-04 発熱剤叉は保冷剤を使用する簡易断熱箱 Pending JPH1017032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21042996A JPH1017032A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 発熱剤叉は保冷剤を使用する簡易断熱箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21042996A JPH1017032A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 発熱剤叉は保冷剤を使用する簡易断熱箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1017032A true JPH1017032A (ja) 1998-01-20

Family

ID=16589180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21042996A Pending JPH1017032A (ja) 1996-07-04 1996-07-04 発熱剤叉は保冷剤を使用する簡易断熱箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1017032A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016098001A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 株式会社無有 収納容器
CN109398966A (zh) * 2018-12-03 2019-03-01 徐州睿德电器有限公司 一种保温物流箱结构
JP2022062905A (ja) * 2020-10-09 2022-04-21 英三 平尾 断熱材、梱包容器、及び梱包体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016098001A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 株式会社無有 収納容器
CN109398966A (zh) * 2018-12-03 2019-03-01 徐州睿德电器有限公司 一种保温物流箱结构
JP2022062905A (ja) * 2020-10-09 2022-04-21 英三 平尾 断熱材、梱包容器、及び梱包体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4286440A (en) Compartment cooler
US5493874A (en) Compartmented heating and cooling chest
JP6037829B2 (ja) 折り畳み式の断熱容器
US3952794A (en) Food service tray
US6189330B1 (en) Container, system and process for shipping and storing food products and method for recycling shipping and storage containers
US7950249B1 (en) Ice cubes cooled container
US7427001B1 (en) Temperature retaining food container
US20090193765A1 (en) Variable-volume insulated shipping container
JPH08510429A (ja) 透湿性ポリマーラミネートを使用した断熱性食品容器
JPH0379005B2 (ja)
TW200302804A (en) Packaging for shipping heat sensitive products
US20070044502A1 (en) Thermopanel, insulated container with thermopanel, and method of using same
JPH1179261A (ja) 保冷バッグ
GB2552821A (en) An apparatus for preserving perishable items in transit or storage
US3999601A (en) Food service tray
JPH1017032A (ja) 発熱剤叉は保冷剤を使用する簡易断熱箱
ES2201633T3 (es) Caja para productos a mantener frios y uso de tal caja.
US20220194683A1 (en) Insulation container for temperature-controlled transport of pharmaceutical products
JP2001122342A (ja) 食品配送方法
JPS601105Y2 (ja) 容器
JP2000060624A (ja) 保温容器
JPH03198814A (ja) 陶器製万能食器
JP3075133U (ja) 保冷弁当箱
JP2844420B2 (ja) ケータリング用保温ボックス
JPH055174Y2 (ja)