JPH10170308A - ロータリーエンコーダの符号板 - Google Patents
ロータリーエンコーダの符号板Info
- Publication number
- JPH10170308A JPH10170308A JP33331296A JP33331296A JPH10170308A JP H10170308 A JPH10170308 A JP H10170308A JP 33331296 A JP33331296 A JP 33331296A JP 33331296 A JP33331296 A JP 33331296A JP H10170308 A JPH10170308 A JP H10170308A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- boss
- slit pattern
- rotary encoder
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Optical Transform (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高精度で低価格の光学式ロータリーエンコー
ダの符号板を提供することを目的とする。 【解決手段】 回転板は、円板1とボス部2とを一体成
形した合成樹脂製であり、凹凸部3の凸部と光を透過し
ない物体を埋めた凹部とで、明暗のスリットパターンを
高精度に形成することができる。そして、円板1とボス
部2とは一体に形成したので、このスリットパターンは
ボス部2の孔でモータの軸に対して高精度で取り付ける
ことができる。
ダの符号板を提供することを目的とする。 【解決手段】 回転板は、円板1とボス部2とを一体成
形した合成樹脂製であり、凹凸部3の凸部と光を透過し
ない物体を埋めた凹部とで、明暗のスリットパターンを
高精度に形成することができる。そして、円板1とボス
部2とは一体に形成したので、このスリットパターンは
ボス部2の孔でモータの軸に対して高精度で取り付ける
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学式ロータリーエ
ンコーダの符号板に関するものである。
ンコーダの符号板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光学式で透過型のロータリーエン
コーダの符号板には、明暗のスリットパターンで符号化
した回転板と固定板が用いられる。回転板は、ガラス製
の円板上に蒸着方式にて明暗のスリットパターンを形
成、あるいは、金属製の薄い円板上にエッチング方式に
てスリットパターンを形成され、固定板も同様の方法で
製作される。上記の回転板には、モータの軸に取り付け
るための金属製のボスが必要で、回転板とボスとは高精
度の心出し作業をして固着される。
コーダの符号板には、明暗のスリットパターンで符号化
した回転板と固定板が用いられる。回転板は、ガラス製
の円板上に蒸着方式にて明暗のスリットパターンを形
成、あるいは、金属製の薄い円板上にエッチング方式に
てスリットパターンを形成され、固定板も同様の方法で
製作される。上記の回転板には、モータの軸に取り付け
るための金属製のボスが必要で、回転板とボスとは高精
度の心出し作業をして固着される。
【0003】回転板と固定板は発光素子と受光素子の間
に配置され、受発光素子と両方のスリットパターンによ
りオン−オフ信号を発生させる。
に配置され、受発光素子と両方のスリットパターンによ
りオン−オフ信号を発生させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のガラス製や金属
製の符号板では、スリットパターンの形成にコストがか
かり過ぎるのと、回転板のスリットパターンはモータの
軸に対して高精度で心出しする必要があった。この心出
し作業は通常、ボスをモータの軸に取り付ける前に行う
が、事前に高精度に心出ししても、ボスをモ−タの軸に
取り付ける際に、軸とボスの内径のクリアランス分だけ
振れるという課題があった。
製の符号板では、スリットパターンの形成にコストがか
かり過ぎるのと、回転板のスリットパターンはモータの
軸に対して高精度で心出しする必要があった。この心出
し作業は通常、ボスをモータの軸に取り付ける前に行う
が、事前に高精度に心出ししても、ボスをモ−タの軸に
取り付ける際に、軸とボスの内径のクリアランス分だけ
振れるという課題があった。
【0005】本発明は上記の課題を解決するもので、高
精度で低価格のロータリーエンコーダの回転板を提供す
ることを目的とする。
精度で低価格のロータリーエンコーダの回転板を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、光を透過する合成樹脂製の板上に複数の凹
凸部を設け、前記凹部を、光を透過しない物体で埋めた
ものである。また、円板の中央部にモ−タの軸を挿入す
る孔を設けたボス部を一体で備えた符号板である。
に本発明は、光を透過する合成樹脂製の板上に複数の凹
凸部を設け、前記凹部を、光を透過しない物体で埋めた
ものである。また、円板の中央部にモ−タの軸を挿入す
る孔を設けたボス部を一体で備えた符号板である。
【0007】
【発明の実施の形態】上記の課題を解決するために本発
明は、光を透過する合成樹脂製の板上に複数の凹凸部を
設け、前記凹部を、光を透過しない物体で埋めたロータ
リーエンコーダの符号板である。
明は、光を透過する合成樹脂製の板上に複数の凹凸部を
設け、前記凹部を、光を透過しない物体で埋めたロータ
リーエンコーダの符号板である。
【0008】また、円板の中央部にモ−タの軸を挿入す
る孔を設けたボス部を一体で備えた請求項1記載のロー
タリーエンコーダの符号板である。
る孔を設けたボス部を一体で備えた請求項1記載のロー
タリーエンコーダの符号板である。
【0009】このように、光を透過する合成樹脂製の板
上に凹凸部を設け、この凹部を光を透過しない物体で埋
めて遮光することにより、簡単に高精度な明暗のスリッ
トパターンを形成することができ、さらに、円板の中央
部にボス部を一体で設けることでスリットパターンを高
精度でモ−タの軸に組み込むことができる。
上に凹凸部を設け、この凹部を光を透過しない物体で埋
めて遮光することにより、簡単に高精度な明暗のスリッ
トパターンを形成することができ、さらに、円板の中央
部にボス部を一体で設けることでスリットパターンを高
精度でモ−タの軸に組み込むことができる。
【0010】
【実施例】以下、発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0011】図1において、1は光を透過する合成樹脂
製の円板、2は円板1の中央部にモータの軸を挿入する
孔を備えたボス部、3は円板1上に所定の間隔で配設し
た複数の凹凸部で、ボス部2の孔に同心円上に複数列で
配設している。4は凹凸部3の凹部を埋めた光を透過し
ない物体で、例えば、黒色の塗料やカーボンなどの微粉
末を接着剤に練り込んだものである。
製の円板、2は円板1の中央部にモータの軸を挿入する
孔を備えたボス部、3は円板1上に所定の間隔で配設し
た複数の凹凸部で、ボス部2の孔に同心円上に複数列で
配設している。4は凹凸部3の凹部を埋めた光を透過し
ない物体で、例えば、黒色の塗料やカーボンなどの微粉
末を接着剤に練り込んだものである。
【0012】回転板は、円板1とボス部2とを一体成形
した合成樹脂製であり、凹凸部3の凸部と光を透過しな
い物体4を埋めた凹部とで、明暗のスリットパターンを
高精度に形成することができる。そして、円板1とボス
部2とを一体に形成したので、スリットパターンはボス
部2の孔でモータの軸に対して高精度で取り付けること
ができる。
した合成樹脂製であり、凹凸部3の凸部と光を透過しな
い物体4を埋めた凹部とで、明暗のスリットパターンを
高精度に形成することができる。そして、円板1とボス
部2とを一体に形成したので、スリットパターンはボス
部2の孔でモータの軸に対して高精度で取り付けること
ができる。
【0013】なお、図示しないが、固定板のスリットパ
ターンも同様に形成することができる。また、スリット
パターンの凹部は矩形に限らず、U字やV字形状でもよ
く、光を透過しない物体が埋めやすい形状であればよ
い。
ターンも同様に形成することができる。また、スリット
パターンの凹部は矩形に限らず、U字やV字形状でもよ
く、光を透過しない物体が埋めやすい形状であればよ
い。
【0014】
【発明の効果】上記の実施例から明らかなように本発明
によれば、光を透過する合成樹脂製の板上に凹凸部を設
け、この凹部に光を透過しない物体を埋めて遮光するこ
とで、簡単に明暗のスリットパターンを高精度に形成す
ることができる。
によれば、光を透過する合成樹脂製の板上に凹凸部を設
け、この凹部に光を透過しない物体を埋めて遮光するこ
とで、簡単に明暗のスリットパターンを高精度に形成す
ることができる。
【0015】また、円板の中央部にボス部を一体で設け
ることでスリットパターンを高精度でモ−タの軸に取り
付けることができる。
ることでスリットパターンを高精度でモ−タの軸に取り
付けることができる。
【図1】本発明の一実施例の回転板の部分平面図
【図2】同回転板の部分断面図
1 円板 2 ボス部 3 凹凸部 4 光を透過しない物体
Claims (2)
- 【請求項1】光を透過する合成樹脂製の板上に複数の凹
凸部を設け、前記凹部を、光を透過しない物体で埋めた
ロータリーエンコーダの符号板。 - 【請求項2】円板の中央部にモ−タの軸を挿入する孔を
設けたボス部を一体で備えた請求項1記載のロータリー
エンコーダの符号板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33331296A JPH10170308A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | ロータリーエンコーダの符号板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33331296A JPH10170308A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | ロータリーエンコーダの符号板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10170308A true JPH10170308A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18264706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33331296A Pending JPH10170308A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | ロータリーエンコーダの符号板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10170308A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002005694A (ja) * | 2000-04-17 | 2002-01-09 | Canon Inc | 光学スケール及びその成形用金型及び光学式エンコーダ |
US6927388B2 (en) | 2003-04-24 | 2005-08-09 | Fanuc Ltd | Optical encoder |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP33331296A patent/JPH10170308A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002005694A (ja) * | 2000-04-17 | 2002-01-09 | Canon Inc | 光学スケール及びその成形用金型及び光学式エンコーダ |
US6927388B2 (en) | 2003-04-24 | 2005-08-09 | Fanuc Ltd | Optical encoder |
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