JPH10169399A - 立坑自動搬入装置 - Google Patents
立坑自動搬入装置Info
- Publication number
- JPH10169399A JPH10169399A JP8352470A JP35247096A JPH10169399A JP H10169399 A JPH10169399 A JP H10169399A JP 8352470 A JP8352470 A JP 8352470A JP 35247096 A JP35247096 A JP 35247096A JP H10169399 A JPH10169399 A JP H10169399A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- pallet
- cage
- vertical
- horizontal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地上での作業スペースの確保が容易であり、
しかも、資材の搬入搬出を自動的に行う。さらに、省力
化や自動化、並びに安全性などにも十分に配慮した技術
を提供する。 【解決手段】 軌道付きの台車に載せて移動させるため
の資材積載用パレットPを含み、そのパレットPを地上
に配置した第1水平移動台車1から受け取り、立坑中段
まで往復移動させる第1垂直移動機構Aと、立坑中段に
おいてパレットを受け取り、横方向に移動させる第2水
平移動台車2を含む横移動機構Bと、第2水平移動台車
上のパレットを掴み、そのパレットを立坑中段から下段
まで往復移動させる第2垂直移動機構Cとを備え、横移
動機構の一端側に第1垂直移動機構が位置し、他端側に
第2垂直移動機構が位置している構成とした。
しかも、資材の搬入搬出を自動的に行う。さらに、省力
化や自動化、並びに安全性などにも十分に配慮した技術
を提供する。 【解決手段】 軌道付きの台車に載せて移動させるため
の資材積載用パレットPを含み、そのパレットPを地上
に配置した第1水平移動台車1から受け取り、立坑中段
まで往復移動させる第1垂直移動機構Aと、立坑中段に
おいてパレットを受け取り、横方向に移動させる第2水
平移動台車2を含む横移動機構Bと、第2水平移動台車
上のパレットを掴み、そのパレットを立坑中段から下段
まで往復移動させる第2垂直移動機構Cとを備え、横移
動機構の一端側に第1垂直移動機構が位置し、他端側に
第2垂直移動機構が位置している構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールドトンネル
等の地下工事に必要な各種資材を立坑を利用して地上か
ら地下工事領域に自動的に搬入可能に設備した立坑自動
搬入装置の技術に関するものである。
等の地下工事に必要な各種資材を立坑を利用して地上か
ら地下工事領域に自動的に搬入可能に設備した立坑自動
搬入装置の技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばシールド工法を利用してトンネル
工事を行う場合、立坑の施工を必要とすることが多い。
この立坑は、シールド掘進機の発進立坑として利用する
他に、トンネル工事に必要な各種資材の搬入搬出、特
に、多量に使用するセグメントの地上からの搬入などに
利用される。
工事を行う場合、立坑の施工を必要とすることが多い。
この立坑は、シールド掘進機の発進立坑として利用する
他に、トンネル工事に必要な各種資材の搬入搬出、特
に、多量に使用するセグメントの地上からの搬入などに
利用される。
【0003】こうした立坑は、通常、地上と地下工事領
域とを鉛直に結ぶ大きな開口の穴のような形態に施工す
るのが普通である。したがって、この立坑を利用して資
材をその地下工事領域まで搬入する場合、資材を地上ク
レーン等で吊り、立坑下部まで吊り下ろして搬入する方
法、あるいはエレーベータ式の搬入装置を予め立坑に添
わせて設備しておき、これを利用して立坑下部まで搬入
する方法、などが採用されている。
域とを鉛直に結ぶ大きな開口の穴のような形態に施工す
るのが普通である。したがって、この立坑を利用して資
材をその地下工事領域まで搬入する場合、資材を地上ク
レーン等で吊り、立坑下部まで吊り下ろして搬入する方
法、あるいはエレーベータ式の搬入装置を予め立坑に添
わせて設備しておき、これを利用して立坑下部まで搬入
する方法、などが採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の資材搬入方法では、立坑が開口する地上領域に資
材搬入のための広い作業スペースを確保できる場合には
何等問題が生じることはない。しかし、立地条件によっ
てはそのような作業スペースを得られないことも多々あ
る。例えば、立坑の開口付近に建物等が存在する場合
や、路面上に立坑が開口する場合などである。特に、路
盤下に地下共同溝などををシールドトンネル工法で施工
する場合、立坑が路面上に開口せざるを得ず、こうした
状況下での作業スペースの確保は極めて困難である。加
えて、シールドトンネル工法では掘削土や排泥水等の処
理設備も比較的広いスペースを占有するため、そのスペ
ースの確保も重要である。
従来の資材搬入方法では、立坑が開口する地上領域に資
材搬入のための広い作業スペースを確保できる場合には
何等問題が生じることはない。しかし、立地条件によっ
てはそのような作業スペースを得られないことも多々あ
る。例えば、立坑の開口付近に建物等が存在する場合
や、路面上に立坑が開口する場合などである。特に、路
盤下に地下共同溝などををシールドトンネル工法で施工
する場合、立坑が路面上に開口せざるを得ず、こうした
状況下での作業スペースの確保は極めて困難である。加
えて、シールドトンネル工法では掘削土や排泥水等の処
理設備も比較的広いスペースを占有するため、そのスペ
ースの確保も重要である。
【0005】一方、既存のエレベータ式搬入装置では、
資材の搬入搬出を行う際に、例えば玉掛け作業といった
部分的に人力を必要とする箇所もあり、省力化や自動
化、安全性などの点においてさらに改善すべき課題があ
った。
資材の搬入搬出を行う際に、例えば玉掛け作業といった
部分的に人力を必要とする箇所もあり、省力化や自動
化、安全性などの点においてさらに改善すべき課題があ
った。
【0006】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、地上での作業スペースの確保が容易であ
り、しかも、資材の搬入搬出を自動的に行うことができ
る技術を提供することを目的とする。さらに、本発明で
は、省力化や自動化、並びに安全性などにも十分に配慮
した技術を提供することを目的とする。
れたもので、地上での作業スペースの確保が容易であ
り、しかも、資材の搬入搬出を自動的に行うことができ
る技術を提供することを目的とする。さらに、本発明で
は、省力化や自動化、並びに安全性などにも十分に配慮
した技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明では、シールドトンネル等の地下工事に必要
な資材を立坑を利用して地上から地下工事領域に自動的
に搬入可能に設備した立坑自動搬入装置であって、軌道
付きの台車に載せて移動させるための資材積載用パレッ
トを含み、そのパレットを地上に配置した第1水平移動
台車から受け取り、立坑中段まで往復移動させる第1垂
直移動機構と、立坑中段においてパレットを受け取り、
横方向に移動させる第2水平移動台車を含む横移動機構
と、第2水平移動台車上のパレットを掴み、そのパレッ
トを立坑中段から下段まで往復移動させる第2垂直移動
機構とを備え、横移動機構の一端側に第1垂直移動機構
が位置し、他端側に第2垂直移動機構が位置している構
成とした。ここで、第1垂直移動機構は、パレットを載
せて上下移動する可動ケージと、その可動ケージ内にパ
レットを載せた第1水平移動台車を進入させるためのレ
ールと、その可動ケージのレールと地上の軌道とを合致
させつつ位置決めするロック装置とを備えている構成と
することもできる。また、第2垂直移動機構は、パレッ
トを掴んで上下動するアーム付きケージと、第2水平移
動台車を進入させる可動レールと、アーム付きケージの
上下動時にその軌跡の外に前記可動レールを位置させて
おくためのレール開閉装置とを備えている構成とするこ
ともできる。さらに、第1水平移動台車及び第2水平移
動台車は、パレットの受け取り及び受け渡し時にそのパ
レットの上下位置を調整するためのリフトアップ装置を
備えている構成とするのが好適である。
め、本発明では、シールドトンネル等の地下工事に必要
な資材を立坑を利用して地上から地下工事領域に自動的
に搬入可能に設備した立坑自動搬入装置であって、軌道
付きの台車に載せて移動させるための資材積載用パレッ
トを含み、そのパレットを地上に配置した第1水平移動
台車から受け取り、立坑中段まで往復移動させる第1垂
直移動機構と、立坑中段においてパレットを受け取り、
横方向に移動させる第2水平移動台車を含む横移動機構
と、第2水平移動台車上のパレットを掴み、そのパレッ
トを立坑中段から下段まで往復移動させる第2垂直移動
機構とを備え、横移動機構の一端側に第1垂直移動機構
が位置し、他端側に第2垂直移動機構が位置している構
成とした。ここで、第1垂直移動機構は、パレットを載
せて上下移動する可動ケージと、その可動ケージ内にパ
レットを載せた第1水平移動台車を進入させるためのレ
ールと、その可動ケージのレールと地上の軌道とを合致
させつつ位置決めするロック装置とを備えている構成と
することもできる。また、第2垂直移動機構は、パレッ
トを掴んで上下動するアーム付きケージと、第2水平移
動台車を進入させる可動レールと、アーム付きケージの
上下動時にその軌跡の外に前記可動レールを位置させて
おくためのレール開閉装置とを備えている構成とするこ
ともできる。さらに、第1水平移動台車及び第2水平移
動台車は、パレットの受け取り及び受け渡し時にそのパ
レットの上下位置を調整するためのリフトアップ装置を
備えている構成とするのが好適である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付の図1〜図5を参照して説明する。図1
は、本発明に係る立坑自動搬入装置をシールドトンネル
工法で利用する立坑に適用した例を示す概要図であり、
図2及び図3は可動ゲージの正面図及び平面図、図4及
び図5は横移動機構の平面図及び正面図である。
について、添付の図1〜図5を参照して説明する。図1
は、本発明に係る立坑自動搬入装置をシールドトンネル
工法で利用する立坑に適用した例を示す概要図であり、
図2及び図3は可動ゲージの正面図及び平面図、図4及
び図5は横移動機構の平面図及び正面図である。
【0009】本実施の形態による立坑自動搬入装置は、
図1に示すように、地上に配置した第1水平移動台車1
から、例えばセグメント等の資材Sを積載したパレット
Pを受け取り、立坑Tの中段まで往復移動させる第1垂
直移動機構Aと、立坑Tの中段においてパレットPを受
け取り、横方向に移動させる第2水平移動台車2を含む
横移動機構Bと、第2水平移動台車2上のパレットPを
掴み、そのパレットPを立坑Tの中段から下段まで往復
移動させる第2垂直移動機構Cとを備える。
図1に示すように、地上に配置した第1水平移動台車1
から、例えばセグメント等の資材Sを積載したパレット
Pを受け取り、立坑Tの中段まで往復移動させる第1垂
直移動機構Aと、立坑Tの中段においてパレットPを受
け取り、横方向に移動させる第2水平移動台車2を含む
横移動機構Bと、第2水平移動台車2上のパレットPを
掴み、そのパレットPを立坑Tの中段から下段まで往復
移動させる第2垂直移動機構Cとを備える。
【0010】そして、横移動機構Bの一端側に第1垂直
移動機構Aが位置し、他端側に第2垂直移動機構Bが位
置する構成としている。これにより、立坑を図1におい
て仮想線で示す道路D上などに直接開口させることな
く、例えば路肩D1近くにあるいは路肩から離れた空き
地部分などに開口させて広い作業スペースを確保するこ
とが可能になる。また、この横移動機構Bの存在によっ
て中段でのクレーン・玉掛け作業が不必要となり、安全
性も飛躍的に向上させることができる。
移動機構Aが位置し、他端側に第2垂直移動機構Bが位
置する構成としている。これにより、立坑を図1におい
て仮想線で示す道路D上などに直接開口させることな
く、例えば路肩D1近くにあるいは路肩から離れた空き
地部分などに開口させて広い作業スペースを確保するこ
とが可能になる。また、この横移動機構Bの存在によっ
て中段でのクレーン・玉掛け作業が不必要となり、安全
性も飛躍的に向上させることができる。
【0011】第1水平移動台車1の軌道1aは、その一
端側が第1垂直移動機構Aに近接し、他端側がそこから
真っ直ぐ離れる方向に延在し、地上セグメントステージ
4に接続されている。地上セグメントステージ4上には
資材Sを載せたパレットPが複数並べて配置されてい
る。したがて、第1水平移動台車1はセグメントステー
ジ4上のパレットPを載せて第1垂直移動機構Aに受け
渡す役目と、それとは逆に、第1垂直移動機構Aからパ
レットPを受け取り、セグメントステージ4に受け渡す
役目を担う。
端側が第1垂直移動機構Aに近接し、他端側がそこから
真っ直ぐ離れる方向に延在し、地上セグメントステージ
4に接続されている。地上セグメントステージ4上には
資材Sを載せたパレットPが複数並べて配置されてい
る。したがて、第1水平移動台車1はセグメントステー
ジ4上のパレットPを載せて第1垂直移動機構Aに受け
渡す役目と、それとは逆に、第1垂直移動機構Aからパ
レットPを受け取り、セグメントステージ4に受け渡す
役目を担う。
【0012】第1垂直移動機構Aは、パレットPを載せ
て上下移動する可動ケージ5と、その可動ケージ5内
に、パレットPを載せた第1水平移動台車1を進入させ
るためのレール5aと、そのレール5aと地上の軌道1
aとを合致させつつ位置決めするロック装置6とを備え
る。
て上下移動する可動ケージ5と、その可動ケージ5内
に、パレットPを載せた第1水平移動台車1を進入させ
るためのレール5aと、そのレール5aと地上の軌道1
aとを合致させつつ位置決めするロック装置6とを備え
る。
【0013】可動ゲージ5はウインチ7によりワイヤー
8を介して上下動する構成であり、図2に示すように、
箱形の枠状に組んだケージ本体10を備え、そのケージ
本体10が第1垂直移動機構Aの縦枠11に沿って移動
する。ケージ本体10の上部中央にはメインビーム10
aがあり、そのメインビーム10aの中央にワイヤー8
のダブルホイップ用のブロック10bが配置されてい
る。
8を介して上下動する構成であり、図2に示すように、
箱形の枠状に組んだケージ本体10を備え、そのケージ
本体10が第1垂直移動機構Aの縦枠11に沿って移動
する。ケージ本体10の上部中央にはメインビーム10
aがあり、そのメインビーム10aの中央にワイヤー8
のダブルホイップ用のブロック10bが配置されてい
る。
【0014】ケージ本体10の下部フレーム10c上に
は、前記レール5aが配置され、このレール5aと地上
の軌道1aとを合致させることにより、第1水平移動台
車1がケージ本体10内に進入及び退出することができ
る。また、レール5aの両側には、パレットPの両端近
くの下面を支持するための支持ビーム10d、10dが
配置され、さらに、その支持ビーム10d、10dの上
面には、断面三角形の位置決め凸部10f、10fが設
けられている。この位置決め凸部10fは、ここでは特
に図示していないが、パレットPの下面に設けてある位
置決め凹部にはまり込む。これにより、パレットPはケ
ージ本体10に対して安定にかつ正確に位置決めされた
状態で載せられる。
は、前記レール5aが配置され、このレール5aと地上
の軌道1aとを合致させることにより、第1水平移動台
車1がケージ本体10内に進入及び退出することができ
る。また、レール5aの両側には、パレットPの両端近
くの下面を支持するための支持ビーム10d、10dが
配置され、さらに、その支持ビーム10d、10dの上
面には、断面三角形の位置決め凸部10f、10fが設
けられている。この位置決め凸部10fは、ここでは特
に図示していないが、パレットPの下面に設けてある位
置決め凹部にはまり込む。これにより、パレットPはケ
ージ本体10に対して安定にかつ正確に位置決めされた
状態で載せられる。
【0015】ロック装置6は、前記地上の軌道1aとケ
ージ本体10内のレール5aとを正確に位置決めするた
めのもので、油圧シリンダにより出没するロックピン6
aを備え、そのロックピン6a部分をケージ本体10の
側面部分に設けてある穴(図示せず)に入り込ませてロ
ックする構成としている。このロックピン6aの先端部
分は先すぼまり状のテーパに形成してあり、穴との位置
が多少ずれていてもロックピン6aを無理にはめ込むこ
とで位置決めできるように配慮している。したがって、
資材Sを載せたパレットPの積載によりワイヤー8に伸
びが生じて多少位置ずれした場合でも、これをロック装
置6によって正確に補正することことができる。
ージ本体10内のレール5aとを正確に位置決めするた
めのもので、油圧シリンダにより出没するロックピン6
aを備え、そのロックピン6a部分をケージ本体10の
側面部分に設けてある穴(図示せず)に入り込ませてロ
ックする構成としている。このロックピン6aの先端部
分は先すぼまり状のテーパに形成してあり、穴との位置
が多少ずれていてもロックピン6aを無理にはめ込むこ
とで位置決めできるように配慮している。したがって、
資材Sを載せたパレットPの積載によりワイヤー8に伸
びが生じて多少位置ずれした場合でも、これをロック装
置6によって正確に補正することことができる。
【0016】横移動機構Bは、図4及び図5に示すよう
に、自走式の第2水平移動台車2を備え、立坑Tの中段
に配置した水平軌道20に沿って往復移動する。水平軌
道20は、ここではクレーン用の軌道を用いている。こ
の第2水平移動台車2は、安定走行性や重量物積載など
の点を考慮して車輪2aを左右4輪づつ、合計8輪構造
であり、走行用電動機21により駆動される。
に、自走式の第2水平移動台車2を備え、立坑Tの中段
に配置した水平軌道20に沿って往復移動する。水平軌
道20は、ここではクレーン用の軌道を用いている。こ
の第2水平移動台車2は、安定走行性や重量物積載など
の点を考慮して車輪2aを左右4輪づつ、合計8輪構造
であり、走行用電動機21により駆動される。
【0017】この第2水平移動台車2は、パレットPの
受け取り及び受け渡し時にそのパレットPの上下位置を
調整するためのリフトアップ装置を備えている。このリ
フトアップ装置は、台車2の上面部分に配置されたリフ
トアップ用プレート22と、リフトアップ用電動機23
とを有し、図示しないリンク機構を介してプレート22
を上下動可能にしている。これにより、例えばプレート
22を上昇させてパレットPを下から持ち上げるように
して受け取り、逆に、プレート22を下降させることで
受け渡すことができるようになっている。なお、第1水
平移動台車1についても、基本的にはこの第2水平移動
台車2と同一構成としている。したがって、第1水平移
動台車1もリフトアップ用プレート22を備えている。
受け取り及び受け渡し時にそのパレットPの上下位置を
調整するためのリフトアップ装置を備えている。このリ
フトアップ装置は、台車2の上面部分に配置されたリフ
トアップ用プレート22と、リフトアップ用電動機23
とを有し、図示しないリンク機構を介してプレート22
を上下動可能にしている。これにより、例えばプレート
22を上昇させてパレットPを下から持ち上げるように
して受け取り、逆に、プレート22を下降させることで
受け渡すことができるようになっている。なお、第1水
平移動台車1についても、基本的にはこの第2水平移動
台車2と同一構成としている。したがって、第1水平移
動台車1もリフトアップ用プレート22を備えている。
【0018】第2垂直移動機構Cは、パレットPを掴ん
で上下動するアーム付きケージ30と、第2水平移動台
車2を進入させる可動レール31と、アーム付きケージ
30の上下動時にその軌跡の外に可動レール31を位置
(待避)させておくためのレール開閉装置32とを備え
ている。また、アーム付きケージ30はウインチ33に
よりワイヤー34を介して上下動する。
で上下動するアーム付きケージ30と、第2水平移動台
車2を進入させる可動レール31と、アーム付きケージ
30の上下動時にその軌跡の外に可動レール31を位置
(待避)させておくためのレール開閉装置32とを備え
ている。また、アーム付きケージ30はウインチ33に
よりワイヤー34を介して上下動する。
【0019】アーム付きケージ30は、第2水平移動台
車2上のパレットPをそのアーム30aで掴み、図1に
示すように、立坑Tの下部に、即ち第2垂直移動機構C
の直下に配置した自走台車3に受け渡す。その際、レー
ル開閉装置32を作動させて、可動レール31を待避さ
せておく。自走台車3は、シールドトンネル内に敷設さ
れた軌道R上を走行して資材Sの搬送をパレットPに載
せたまま行う。
車2上のパレットPをそのアーム30aで掴み、図1に
示すように、立坑Tの下部に、即ち第2垂直移動機構C
の直下に配置した自走台車3に受け渡す。その際、レー
ル開閉装置32を作動させて、可動レール31を待避さ
せておく。自走台車3は、シールドトンネル内に敷設さ
れた軌道R上を走行して資材Sの搬送をパレットPに載
せたまま行う。
【0020】なお、このアーム付きケージ30の爪の部
分には、アーム30aがパレットPを正確に位置決めし
て掴むことができなかったときのために、荷重センサー
等からなる安全装置35を設けている。この安全装置3
5は、アーム30aがパレットPを正確に位置決めした
状態で掴めないときに、自動運転停止信号を出力して安
全性を図るように設計している。
分には、アーム30aがパレットPを正確に位置決めし
て掴むことができなかったときのために、荷重センサー
等からなる安全装置35を設けている。この安全装置3
5は、アーム30aがパレットPを正確に位置決めした
状態で掴めないときに、自動運転停止信号を出力して安
全性を図るように設計している。
【0021】このような構成の立坑自動搬入装置の運転
は、中央制御のコンピュータに予めプログラムされた運
転態様に基づいて行われる。その運転態様のうち、セグ
メントSを搬入する場合について、図1を参照しながら
以下に説明する。
は、中央制御のコンピュータに予めプログラムされた運
転態様に基づいて行われる。その運転態様のうち、セグ
メントSを搬入する場合について、図1を参照しながら
以下に説明する。
【0022】まず、地上セグメントステージ4上に置か
れている、セグメントSを載せたパレットPを第1水平
移動台車1で受け取る。その際、台車1のリフトアップ
用プレート22を上昇させてパレットPを下から持ち上
げるようにして受け取る。
れている、セグメントSを載せたパレットPを第1水平
移動台車1で受け取る。その際、台車1のリフトアップ
用プレート22を上昇させてパレットPを下から持ち上
げるようにして受け取る。
【0023】パレットPを受け取ったら、走行用電動機
21を駆動させて台車1を図中矢印方向に水平移動させ
る。このとき、地上の軌道1aと、第1垂直移動機構A
の可動ケージ5内のレール5aとを合致させておく。合
致させる場合には、ロック装置6を作動させて正確に位
置決めしておく。
21を駆動させて台車1を図中矢印方向に水平移動させ
る。このとき、地上の軌道1aと、第1垂直移動機構A
の可動ケージ5内のレール5aとを合致させておく。合
致させる場合には、ロック装置6を作動させて正確に位
置決めしておく。
【0024】この状態で台車1を可動ケージ5内に進入
させ、その所定の位置でリフトアップ用プレート22を
降下させることにより、パレットPの両端部分を支持フ
レーム10d上に載せて受け渡す。しかる後、台車1を
後退させる。
させ、その所定の位置でリフトアップ用プレート22を
降下させることにより、パレットPの両端部分を支持フ
レーム10d上に載せて受け渡す。しかる後、台車1を
後退させる。
【0025】次に、ロック装置6を解除し、ウインチ7
を作動させて可動ケージ5を降下させる。可動ゲージ5
が立坑中段の最下部まで達すると、可動ケージ下部のレ
ール5aと、横移動機構Bの水平軌道20とが合致す
る。したがって、この状態から第2水平移動台車2を図
中右側に移動させ、可動ゲージ5内に進入させる。
を作動させて可動ケージ5を降下させる。可動ゲージ5
が立坑中段の最下部まで達すると、可動ケージ下部のレ
ール5aと、横移動機構Bの水平軌道20とが合致す
る。したがって、この状態から第2水平移動台車2を図
中右側に移動させ、可動ゲージ5内に進入させる。
【0026】次いで、リフトアップ用プレート22を上
昇させてパレットPの下面を持ち上げる用にしてそのパ
レットPを受け取る。しかる後、台車2を図中左側へ移
動させる。このとき、レール開閉装置32により可動レ
ール31を閉(存在)状態にしておき、台車2を第2垂
直移動機構内に進入させる。
昇させてパレットPの下面を持ち上げる用にしてそのパ
レットPを受け取る。しかる後、台車2を図中左側へ移
動させる。このとき、レール開閉装置32により可動レ
ール31を閉(存在)状態にしておき、台車2を第2垂
直移動機構内に進入させる。
【0027】次に、アーム付きゲージ30によってパレ
ットPを掴み、その状態で台車2を後退させる。その
後、レール開閉装置32により可動レール31を待避さ
せる。そして、ウインチ33を駆動し、アーム付きゲー
ジ30を降下させて自走台車3に受け渡す。自走台車3
は切羽近くのセグメント組立現場へと搬送する。
ットPを掴み、その状態で台車2を後退させる。その
後、レール開閉装置32により可動レール31を待避さ
せる。そして、ウインチ33を駆動し、アーム付きゲー
ジ30を降下させて自走台車3に受け渡す。自走台車3
は切羽近くのセグメント組立現場へと搬送する。
【0028】なお、空のパレットPあるいは搬出資材を
載せたパレットPを地上へと搬送する場合には上記と逆
の運転制御方法を採ればよい。
載せたパレットPを地上へと搬送する場合には上記と逆
の運転制御方法を採ればよい。
【0029】なお、実施の形態においては、シールドト
ンネルの立坑の場合に例を取り説明したが、他の地下工
事においても本発明を適用することができる。また、横
移動機構Bの水平軌道20を伸ばすことで、立坑の開口
部を道路あるいは地下工事領域から充分に離れた場所に
開口させることができる。その場合にも自動搬入機能を
発揮するので、大変効果的である。
ンネルの立坑の場合に例を取り説明したが、他の地下工
事においても本発明を適用することができる。また、横
移動機構Bの水平軌道20を伸ばすことで、立坑の開口
部を道路あるいは地下工事領域から充分に離れた場所に
開口させることができる。その場合にも自動搬入機能を
発揮するので、大変効果的である。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、軌道付
きの台車に載せて移動させるための資材積載用パレット
を含み、そのパレットを地上に配置した第1水平移動台
車から受け取り、立坑中段まで往復移動させる第1垂直
移動機構と、立坑中段においてパレットを受け取り、横
方向に移動させる第2水平移動台車を含む横移動機構
と、第2水平移動台車上のパレットを掴み、そのパレッ
トを立坑中段から下段まで往復移動させる第2垂直移動
機構とを備え、横移動機構の一端側に第1垂直移動機構
が位置し、他端側に第2垂直移動機構が位置している構
成としたので、地上での作業スペースの確保が容易であ
り、特に、現場の種々の立地条件に対して充分に対応す
ることができ、しかも、資材の搬入搬出を自動的に行う
ことができる。さらに、横移動機構の存在によって、省
力化や自動化、並びに安全性などにも十分に配慮した搬
入装置を提供することができる。
きの台車に載せて移動させるための資材積載用パレット
を含み、そのパレットを地上に配置した第1水平移動台
車から受け取り、立坑中段まで往復移動させる第1垂直
移動機構と、立坑中段においてパレットを受け取り、横
方向に移動させる第2水平移動台車を含む横移動機構
と、第2水平移動台車上のパレットを掴み、そのパレッ
トを立坑中段から下段まで往復移動させる第2垂直移動
機構とを備え、横移動機構の一端側に第1垂直移動機構
が位置し、他端側に第2垂直移動機構が位置している構
成としたので、地上での作業スペースの確保が容易であ
り、特に、現場の種々の立地条件に対して充分に対応す
ることができ、しかも、資材の搬入搬出を自動的に行う
ことができる。さらに、横移動機構の存在によって、省
力化や自動化、並びに安全性などにも十分に配慮した搬
入装置を提供することができる。
【0031】また、第1垂直移動機構は、可動ケージの
レールと地上の軌道とを合致させつつ位置決めするロッ
ク装置とを備えている構成とすることによって、軌道相
互の位置決めを簡易な方法で正確に行うことができ、安
全性の向上にも寄与させることができる。
レールと地上の軌道とを合致させつつ位置決めするロッ
ク装置とを備えている構成とすることによって、軌道相
互の位置決めを簡易な方法で正確に行うことができ、安
全性の向上にも寄与させることができる。
【0032】また、第2垂直移動機構は、パレットを掴
んで上下動するアーム付きケージと、第2水平移動台車
を進入させる可動レールと、アーム付きケージの上下動
時にその軌跡の外に前記可動レールを位置させておくた
めのレール開閉装置とを備えている構成とすることによ
って、軌道相互の位置決めをロック装置を用いることな
く正確に行うことができる。
んで上下動するアーム付きケージと、第2水平移動台車
を進入させる可動レールと、アーム付きケージの上下動
時にその軌跡の外に前記可動レールを位置させておくた
めのレール開閉装置とを備えている構成とすることによ
って、軌道相互の位置決めをロック装置を用いることな
く正確に行うことができる。
【0033】さらに、第1水平移動台車及び第2水平移
動台車は、パレットの受け取り及び受け渡し時にそのパ
レットの上下位置を調整するためのリフトアップ装置を
備えている構成とすることによって、パレットの受け取
り受け渡しを容易にしかも正確に行わせることができ
る。
動台車は、パレットの受け取り及び受け渡し時にそのパ
レットの上下位置を調整するためのリフトアップ装置を
備えている構成とすることによって、パレットの受け取
り受け渡しを容易にしかも正確に行わせることができ
る。
【図1】 本発明の実施の形態を示す概略構成図であ
る。
る。
【図2】 本発明の実施の形態を示す可動ゲージの側面
図である。
図である。
【図3】 本発明の実施の形態を示す可動ゲージの平面
図である。
図である。
【図4】 本発明の実施の形態を示す水平移動台車の平
面図である。
面図である。
【図5】 本発明の実施の形態を示す水平移動台車の正
面図である。
面図である。
1 第1水平移動台車 2 第2水平移動台車 3 自走台車 4 地上セグメントステージ 5 可動ケージ 5a レール 6 ロック装置 7 ウインチ 8 ワイヤー 10 ケージ本体 10a メインビーム 10b ブロック 10c 下部フレーム 10d 支持フレーム 10f 位置決め凸部 20 水平軌道 21 走行用電動機 22 リフトアップ用プレート 23 リフトアップ用電動機 30 アーム付きケージ 30a アーム 31 可動レール 32 レール開閉装置 33 ウインチ 34 ワイヤー 35 安全装置(荷重センサー)
Claims (4)
- 【請求項1】 シールドトンネル等の地下工事に必要な
資材を立坑を利用して地上から地下工事領域に自動的に
搬入可能に設備した立坑自動搬入装置であって、軌道付
きの台車に載せて移動させるための資材積載用パレット
を含み、そのパレットを地上に配置した第1水平移動台
車から受け取り、立坑中段まで往復移動させる第1垂直
移動機構と、立坑中段において前記パレットを受け取
り、横方向に移動させる第2水平移動台車を含む横移動
機構と、前記第2水平移動台車上のパレットを掴み、そ
のパレットを立坑中段から下段まで往復移動させる第2
垂直移動機構とを備え、前記横移動機構の一端側に前記
第1垂直移動機構が位置し、他端側に第2垂直移動機構
が位置している、立坑自動搬入装置。 - 【請求項2】 前記第1垂直移動機構は、前記パレット
を載せて上下移動する可動ケージと、その可動ケージ内
にパレットを載せた前記第1水平移動台車を進入させる
ためのレールと、その可動ケージのレールと前記地上の
軌道とを合致させつつ位置決めするロック装置とを備え
ていることを特徴とする、請求項1に記載の立坑自動搬
入装置。 - 【請求項3】 前記第2垂直移動機構は、前記パレット
を掴んで上下動するアーム付きケージと、前記第2水平
移動台車を進入させる可動レールと、前記アーム付きケ
ージの上下動時にその軌跡の外に前記可動レールを位置
させておくためのレール開閉装置とを備えていることを
特徴とする、請求項1あるいは2に記載の立坑自動搬入
装置。 - 【請求項4】 前記第1水平移動台車及び第2水平移動
台車は、前記パレットの受け取り及び受け渡し時にその
パレットの上下位置を調整するためのリフトアップ装置
を備えていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか
に記載の立坑自動搬入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8352470A JPH10169399A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 立坑自動搬入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8352470A JPH10169399A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 立坑自動搬入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10169399A true JPH10169399A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18424291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8352470A Pending JPH10169399A (ja) | 1996-12-13 | 1996-12-13 | 立坑自動搬入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10169399A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003020899A (ja) * | 2001-07-05 | 2003-01-24 | Hazama Gumi Ltd | シールド工法 |
-
1996
- 1996-12-13 JP JP8352470A patent/JPH10169399A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003020899A (ja) * | 2001-07-05 | 2003-01-24 | Hazama Gumi Ltd | シールド工法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2253490T3 (es) | Dispositivo cargador para contenedores iso. | |
US5129761A (en) | Pipe placement method and apparatus | |
JP5315221B2 (ja) | ホームドア装置の設置方法および搬送装置 | |
CN110159287B (zh) | 一种新型刀具运输系统及其运输方法 | |
JPH10169399A (ja) | 立坑自動搬入装置 | |
JPH08151188A (ja) | 方向変換式スライドクレーンおよび搬送システム | |
JP3892976B2 (ja) | 隧道構築用覆工材の搬送システム | |
JP2662581B2 (ja) | シールド工法における自動資材搬送方法 | |
CN209163824U (zh) | 一种转运设备 | |
CN205737545U (zh) | 纵向微调装置及包含其的可纵向微调的转运轨道车 | |
CN109322674A (zh) | 一种转运设备 | |
JPH10169400A (ja) | 立坑自動搬入装置の軌道安全装置 | |
JPH06288189A (ja) | ポータルカルバートの敷設方法 | |
JPH03177205A (ja) | トンネルセグメントの一時保管・搬入設備 | |
JP3993676B2 (ja) | シールド工事における資機材搬送システム | |
JP2948397B2 (ja) | 昇降搬送装置 | |
JPH0111825Y2 (ja) | ||
JP3320885B2 (ja) | セグメント搬入装置 | |
CN210686052U (zh) | 井下巷道立交运输结构 | |
JP3079351B2 (ja) | スクラップ搬送システム | |
KR100892168B1 (ko) | Psd 모듈 이송용 크레인 장치 | |
JPS638530Y2 (ja) | ||
JP3581005B2 (ja) | 資材ストック装置及び資材搬送方法 | |
JPH07215667A (ja) | 門形クレーン | |
JPH10176420A (ja) | 地下工事における資材の搬送方法及び装置 |