JPH10168148A - 芳香族ポリイミンオリゴマーおよびその製造方法、ならびに芳香族ポリイミンおよびその製造方法 - Google Patents

芳香族ポリイミンオリゴマーおよびその製造方法、ならびに芳香族ポリイミンおよびその製造方法

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JPH10168148A
JPH10168148A JP34253696A JP34253696A JPH10168148A JP H10168148 A JPH10168148 A JP H10168148A JP 34253696 A JP34253696 A JP 34253696A JP 34253696 A JP34253696 A JP 34253696A JP H10168148 A JPH10168148 A JP H10168148A
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JP
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group
aromatic
carbon atoms
oligomer
polyimine
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JP34253696A
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English (en)
Inventor
Youichirou Ezaki
陽一郎 恵崎
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Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Arakawa Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成が容易であって耐熱性に優れ、しかも着
色が少ない芳香族ポリイミンを提供すること。 【解決手段】 アルコキシ基を有する芳香族ジアルデヒ
ドと、芳香族ジアミンとからなる数平均重合度が2〜2
0である芳香族ポリイミンオリゴマーを加熱脱水処理し
て得られる芳香族ポリイミン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルコキシ基を有す
る芳香族ポリイミンオリゴマーおよびその製造方法、な
らびに該芳香族ポリイミンオリゴマーから得られる芳香
族ポリイミンおよびその製造方法に関する。かかる本発
明のアルコキシ基を有する芳香族ポリイミンオリゴマー
は絶縁ワニス、複合材料マトリックス樹脂材料、耐熱性
接着剤等に使用することができる。また、これより製造
できるアルコキシ基を有する芳香族ポリイミンは、通常
フィルムや繊維等の成形体として用いることができ、着
色が少なく透明で柔軟性があり、引っ張り強度にすぐ
れ、かつ耐熱性があるので、たとえば電子、電気材料、
自動車部品等の高分子工業材料として好適に使用できる
ものである。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリイミン樹脂は耐熱材料として
期待されており、その製法として、たとえば芳香族ジア
ルデヒドと芳香族ジアミンとの脱水縮合による合成法が
検討されている。しかしながら、該脱水縮合時に生じる
中間体であるオリゴマーは、ほとんどの溶媒に不溶であ
り、またその融点が著しく高いため、それ以上の高分子
量化が困難であるが、反応溶媒としてフェノール系溶媒
を選択することにより、高分子量のポリイミンが得られ
るとする報告がなされている(コロイド アンドポリマ
ー サイエンス 第261巻 493頁(1983
年))。
【0003】しかしながら、フェノール系溶媒は、毒
性、刺激性が強く、また取扱い危険が伴いさらには沸点
が著しく高く除去しにくいなどの不利があるのみなら
ず、該芳香族ジアルデヒドの工業的な合成法が未だ確立
されていないため、工業的規模による生産面で大きな制
限を受けている。
【0004】また、ポリイミンの原料となる芳香族ジア
ルデヒドや芳香族ジアミンに官能基を導入し、中間体で
あるオリゴマーの溶媒に対する溶解度を高めることによ
り、高分子ポリイミンを製造する方法が提案されてい
る。たとえば、フェノール性水酸基を有するポリイミン
としては、5,5’−メチレンビスサリチルアルデヒド
と1,2−ジアミノベンゼンとの縮合物が知られている
(ジャーナル オブ アメリカン ケミカルソサエティ
ー 第79巻 6000頁(1957年))。しかしな
がら、該ポリイミンでは脱水縮合反応時に生じる中間体
オリゴマーが使用溶媒に対し未だ溶解度が十分に高くな
いため、分子量が10000程度に到達した時点で容易
に該オリゴマーが析出沈澱し、高分子量物が得られない
という不利がある。したがって、該ポリイミンは高分子
工業材料としては到底満足しがたいものである。
【0005】さらに、フェノール性水酸基を有するポリ
イミンとして、グリオキサールと2,4−ジアミノフェ
ノールとを縮合してなるポリイミンが知られており、該
ポリイミンは高分子量物が得られている(マクロモレキ
ュール ケミー 第56巻195頁 (1962
年))。しかし、ジアルデヒド成分として脂肪族アルデ
ヒドであるグリオキサールを用いるため、耐熱性が劣
り、これも工業材料としては不満足である。
【0006】このように、従来の芳香族ポリイミンは、
その合成法の困難さや耐熱性の点で不満足であるとの実
情から、高分子工業材料として有用な高分子量域にある
芳香族ポリイミンの開発が近時切望されていた。そこ
で、本発明者はフェノール性水酸基を有する特定の芳香
族ジアルデヒドと特定の芳香族ジアミンを反応させたフ
ェノール性水酸基を有する芳香族ポリイミンを開発し、
前記問題を解決した(WO 95/04092)。かか
るフェノール性水酸基を有する芳香族ポリイミンは製法
が極めて容易であり耐熱性も優れたものである。しか
し、該芳香族ポリイミンは、通常、赤色に着色している
ため、用途によっては使用できないとういう欠点があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、その合成が
容易であって耐熱性に優れ、しかも着色が少ない芳香族
ポリイミンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、アルコキシ基を有す
る特定の芳香族ジアルデヒドと特定の芳香族ジアミンを
反応させることにより得られるアルコキシ基を有する芳
香族ポリイミンが前記課題を解決しうることを見出し
た。本発明はかかる知見に基づき完成されたものであ
る。
【0009】すなわち、本発明は、一般式(1):
【0010】
【化8】
【0011】(式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を
示し、R1 、R2 およびR3 はそれぞれ独立して水素原
子、アルキル基またはアリール基を示す。ただし、R
1 、R2およびR3 の炭素数の総和が10以下であ
る。)で表されるアルコキシ基を有する芳香族ジアルデ
ヒドと、一般式(2):
【0012】
【化9】
【0013】(式中、Xは単結合、炭素数6以下の直鎖
状または分岐鎖状のアルキレン基もしくはアルキリデン
基、アリーレン基、酸素原子、イオウ原子、−SO2
−、−Y1 −Ar−Y1 −(式中、Arはフェニレン
基、Y1 は単結合、炭素数6以下のアルキレン基もしく
はアルキリデン基、アリーレン基、酸素原子、イオウ原
子または−SO2 −を示す。)で表される基または−Y
1 −Ar−Y1 −Ar−Y1−(式中、Ar、Y1 は前
記と同じ。)で表される基を示す。)で表される芳香族
ジアミンとからなり、一般式(3):
【0014】
【化10】
【0015】(式中、R、R1 、R2 、R3 およびXは
前記と同じ。)で表される繰り返し単位を有し、数平均
重合度が2〜20である芳香族ポリイミンオリゴマー、
該芳香族ポリイミンオリゴマーを、アミド系溶剤および
フェノール系溶剤から選ばれた少なくとも1種の溶剤中
に含有してなる芳香族ポリイミンオリゴマーの溶液、お
よび前記一般式(1)で表されるアルコキシ基を有する
芳香族ジアルデヒドと、一般式(2)で表される芳香族
ジアミンとを、アミド系溶剤およびフェノール系溶剤か
ら選ばれた少なくとも1種の溶剤の存在下で脱水縮合さ
せることを特徴とする一般式(3)で表される繰り返し
単位を有し、数平均重合度が2〜20である芳香族ポリ
イミンオリゴマーの溶液の製造方法、ならびに前記芳香
族ポリイミンオリゴマーまたは該芳香族ポリイミンオリ
ゴマーの溶液を、加熱脱水処理して得られる一般式
(3)で表される繰り返し単位を有する芳香族ポリイミ
ンおよび前記芳香族ポリイミンオリゴマーまたは該芳香
族ポリイミンオリゴマーの溶液を、加熱脱水処理するこ
とを特徴とする芳香族ポリイミンの製造方法に関する。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる芳香族ジアル
デヒドは、前記一般式(1)で表されるアルコキシ基を
有する芳香族ジアルデヒドである。前記芳香族ジアルデ
ヒドのうち、原料の入手容易性や価格を考慮すれば、一
般式(1)中の、R1 、R2 およびR3 がいずれも水素
原子のもの、またはR1 とR3 が水素原子でありR2
低級アルキル基のものであって、Rがメチル基であるも
のが好適である。
【0017】前記芳香族ジアルデヒドの具体例として
は、たとえば2,6−ジホルミルアニソール、2,6−
ジホルミル−4−メチルアニソール、2,6−ジホルミ
ル−4−エチルアニソール、2,6−ジホルミル−4−
t−ブチルアニソール、2,6−ジホルミル−4−オク
チルアニソール、2,6−ジホルミル−4−フェニルア
ニソール、2,6−ジホルミル−3,4−ジメチルアニ
ソール、2,6−ジホルミル−3,4,5−トリメチル
アニソールなどがあげられる。これらは、いずれも対応
するジホルミルフェノールのメチル化によって容易にう
ることができる。
【0018】本発明に用いられる芳香族ジアミン成分
は、前記一般式(2)で表される化合物である。なお、
一般式(2)中のXや、Xの一例の基を表す一般式中の
1 がアルキレン基またはアリーレン基の場合には、得
られる芳香族ポリイミンオリゴマーの溶解度や、芳香族
ポリイミンの耐熱性を考慮すると、アルキレン基の炭素
数は1〜4であることが好ましく、またアリーレン基と
してはフェニレン基が好ましい。
【0019】前記芳香族ジアミンの代表例としては、た
とえば、ベンジジン、3,3’−ジアミノビフェニル、
3,4’−ジアミノビフェニル、4,4’−ジアミノジ
フェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルエー
テル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,
4’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジア
ミノジフェニルスルフィド、3,4’−ジアミノジフェ
ニルスルフィド、4,4’−ジアミノジフェニルスルフ
ォン、3,3’−ジアミノジフェニルスルフォン、3,
4’−ジアミノジフェニルスルフォン、4,4’−ジア
ミノジフェニルメタン、3,3’−ジアミノジフェニル
メタン、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、2,2
−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、ビス(4−ア
ミノフェニル)メタンなどのベンゼン環を2個有する芳
香族ジアミン;1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)
ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベン
ゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼ
ン、1,4−ビス(4−アミノフェニル)ベンゼン、
1,3−ビス(4−アミノフェニル)ベンゼン、1,4
−ビス(3−アミノフェニル)ベンゼン、α,α’−ビ
ス−(4−アミノメチル)−1,4−ジイソプロピルベ
ンゼン、α,α’−ビス−(3−アミノメチル)−1,
4−ジイソプロピルベンゼンなどのベンゼン環を3個有
する芳香族ジアミン;4,4’−ビス(4−アミノフェ
ノキシ)ビフェニル、4,4’−ビス(3−アミノフェ
ノキシ)ビフェニル、2,2−ビス[4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−
(3−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]メタン、ビ
ス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]メタン、
ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]エーテ
ル、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]エ
ーテル、ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル]スルフォン、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)
フェニル]スルフォンなどのベンゼン環を4個有する芳
香族ジアミンなどがあげられる。
【0020】前記芳香族ジアミンのなかでも、入手の容
易さや芳香族ポリイミンオリゴマーの合成の容易さ、得
られる芳香族ポリイミンオリゴマーの溶解度を考慮すれ
ば、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’
−ジアミノジフェニルメタン、1,3−ビス(4−アミ
ノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフ
ェニル)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェニ
ル)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェニル)ベ
ンゼン、3,3’−ジアミノジフェニルスルフォン、、
2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、4,
4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニルが好適
である。
【0021】本発明の芳香族ポリイミンオリゴマーおよ
びその溶液は、前記一般式(1)で表わされる芳香族ジ
アルデヒドと一般式(2)で表わされる芳香族ジアミン
を溶剤の存在下に脱水縮合反応させることにより製造す
る。
【0022】前記溶剤としては、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ヘ
キサメチルフォスフォトリアミド等のアミド系溶剤;フ
ェノール、オルトクレゾール、メタクレゾール、パラク
レゾール、レゾルシノール等のフェノール系溶剤があげ
られ、これらの溶剤は単独またはこれらのうちの2種以
上の混合物として使用することができる。なお、該溶剤
の臭気、毒性、刺激性および除去の容易さを考慮すれ
ば、アミド系溶剤が特に好ましい。
【0023】前記芳香族ジアルデヒドと芳香族ジアミン
のモル比(芳香族ジアルデヒド/芳香族ジアミン)の値
は0.8以上、好ましくは0.95以上、また1.2以
下、好ましくは1.05以下が好ましい。かかるモル比
の値が前記範囲をあまりにも外れる場合には、後述する
ように、加熱乾燥工程を経由しても所望の高分子化物を
得ることが困難となる傾向がある。なお、芳香族ジアル
デヒドと芳香族ジアミンとの反応が縮合反応であること
から、モル比の値は1であるのが特に好ましい。
【0024】前記芳香族ジアルデヒドと芳香族ジアミン
の反応温度は、特に制限はないが、10〜150℃が好
ましく,通常は室温で反応させれば足りる。また、反応
時間も特に制限はなく通常10分間〜12時間とされ
る。
【0025】前記溶剤の存在下に芳香族ジアルデヒドと
芳香族ジアミンを反応させる際の反応溶液の濃度は、た
とえば、用いる芳香族ジアミンの種類により異なってく
るので、一概には決定することはできないが、前記芳香
族ジアルデヒドと芳香族ジアミンとの合計量があまりに
も多い場合には、後述する芳香族ポリイミンを生成する
ための加熱脱水処理が施される以前に芳香族ポリイミン
オリゴマーが析出してしまうようになる傾向があるの
で、かかる合計量は、溶液全量の50重量%以下である
ことが好ましく、10〜40重量%であるのがさらに好
ましい。
【0026】このようにして得られた芳香族ポリイミン
オリゴマーの溶液は、密封下、室温で6カ月以上安定で
あり沈澱の生成やゲル化は見られなかった。また芳香族
アルデヒドと芳香族ジアミンのモル比を1.0として製
造したポリイミンオリゴマーの溶液の 1H−NMRを測
定することによって、かかる芳香族ポリイミンオリゴマ
ーの数平均重合度を求めることが出来る。すなわち、1
0.5ppm付近に末端アルデヒドのプロトンのシグナ
ル、9.0ppm付近にイミンのプロトンのシグナルを
観測でき、これらの積分値より次の式によりポリイミン
オリゴマーの重合度(n)を算出することができる。
【0027】数平均重合度:n=1/2×(イミンのH
の積分値/アルデヒドのHの積分値+1)
【0028】前記のようにして求められた芳香族ポリイ
ミンオリゴマーの数平均重合度は、用いる芳香族ジアミ
ンの種類によって異なるが通常2〜20の値である。な
お、芳香族ポリイミンオリゴマーの数平均重合度は、溶
解度や該オリゴマーの溶液の安定性を考慮すると3〜1
5であることが好ましい。
【0029】また、このようにして得られたポリイミン
オリゴマーの溶液を室温で乾燥させ、溶剤を除去したも
ののIRスペクトルは、3345cm-1(アミンのN−
H)、1685cm-1(アルデヒドのC=O)、161
4cm-1(イミンのC=N)に特性吸収を示す。
【0030】また、かかる芳香族ポリイミンオリゴマー
の溶液の30℃における粘度(動粘度)は、5〜500
cSt程度であるが、該オリゴマー溶液の取り扱い易さ
の点を考慮すると7〜400cSt程度てあることが好
ましい。
【0031】このようにして得られた本発明の芳香族ポ
リイミンオリゴマーは、前記一般式(3):
【0032】
【化11】
【0033】(式中、R、R1 、R2 、R3 およびXは
前記と同じ。)で表される繰り返し単位を有し、数平均
重合度が2〜20のものである。
【0034】反応液(芳香族ポリイミンオリゴマーの溶
液)中の反応生成物の固形分は、オリゴマーであるた
め、かかる反応液からポリマー(芳香族ポリイミン)を
得るにはさらに所定条件下で加熱脱水処理を施し、所定
条件下で加熱脱水縮合させる必要があるが、得られるポ
リマーの融点が非常に高いので、通常は該オリゴマー溶
液をフィルムあるいは繊維状に成形して加熱脱水縮合さ
せるのが適当である。
【0035】たとえば、フィルム状のポリイミンを得る
には、上記で得られた芳香族ポリイミンオリゴマーの溶
液を適当な基板上にキャストし、加熱乾燥すればよい。
なお、加熱乾燥温度は、あまりにも低い場合には高分子
量のポリイミンを得るのに多大な時間を要するようにな
り、また高い場合にはポリイミンの熱分解が起こり易く
なるので、通常100〜350℃、好ましくは150℃
以上、250℃以下とするのが適当である。加熱乾燥時
間は、加熱乾燥温度によって異なるが、一般的には10
分間〜12時間が適当である。また減圧状態で加熱乾燥
しても良く、加熱乾燥温度、加熱乾燥時間を適宜変更し
て複数回加熱乾燥してもよい。
【0036】また、たとえば繊維に成形する方法として
は、たとえば前記芳香族ポリイミンオリゴマーの溶液を
紡糸用口金から吐出させてフィラメントとし、これを前
記加熱乾燥温度の条件にて溶媒を蒸発させると同時に高
分子量化させる方法などがあげられる。
【0037】かくして成形物として得られた本発明のア
ルコキシ基を有する芳香族ポリイミンのIRスペクトル
は、3345cm-1(アミンのN−H)および1685
cm-1(アルデヒドのC=O)の吸収が消失している一
方で、1614cm-1(イミンの−CH=N−)の吸収
が見られ充分に高分子量化していることがわかる。ま
た、該芳香族ポリイミンが、たとえば濃硫酸−d2に溶
解する場合には、 1H−NMRを測定することができ、
その結果8.7ppm付近にイミン(−CH=N−)の
シグナルを観測できる。
【0038】すなわち、こうして得られる本発明のアル
コキシ基を有する芳香族ポリイミンは一般式(3):
【0039】
【化12】
【0040】(式中、R、R1 、R2 、R3 およびXは
前記と同じ。)で表されるくり返し単位を有するもので
ある。
【0041】本発明の芳香族ポリイミンのなかでも、た
とえば濃硫酸に可溶なものについては、その固有粘度を
測定することができる。かかる芳香族ポリイミンの30
℃における固有粘度(ηinh、濃度:0.2g/10
0cm3 )は通常0.2〜4である。引っ張り強度や破
裂時伸び率などの力学的強度を考慮すると、芳香族ポリ
イミンの固有粘度は0.5〜4であるのが好ましい。
【0042】また、本発明の芳香族ポリイミンのなかに
は、種々の有機溶媒に対して完全に溶解しないものもあ
るため、その分子量や粘度を測定することは困難である
が、たとえば以下の方法で該芳香族ポリイミンの物性を
特定できる。すなわち、引っ張り強度および破断時伸び
率を規定することにより、間接的に分子量を規定するこ
とができる。芳香族ポリイミンの引っ張り強度は100
〜5000Kgf/cm2 であり、破断時伸び率は0.
5〜80%である。
【0043】なお、芳香族ジアミンの種類によっては、
芳香族ポリイミンの加熱乾燥温度が200℃を超えると
加熱による架橋が進行し、得られる芳香族ポリイミンの
一部が濃硫酸に不溶となる場合もあるが、このような場
合にも特に前記物性が損なわれるものではなく、前記と
同様の引っ張り強度および破断時伸び率を有する。
【0044】また、本発明の芳香族ポリイミンは、着色
の面においても優れており、通常、淡黄色を呈する。
【0045】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0046】実施例1 温度計、水分離管、チッ素導入管および攪拌機を備えた
反応装置に、2,6−ジホルミル−4−メチルアニソー
ル17.8g(0.1モル)、4,4’−ジアミノジフ
ェニルエーテル20.0g(0.1モル)およびN−メ
チルピロリドン80mlを加えて攪拌して内容物を溶解
させた。溶解後、室温下で直ちに反応が開始し、反応溶
液は黄色となり、更に8時間室温で攪拌し反応を終了し
た。この溶液(濃度30重量%)の動粘度は350cS
tであった。また、NMR測定によりこの溶液中のオリ
ゴマーの数平均重合度は8.5であった。
【0047】次に、得られた反応液をガラス基板状にキ
ャストし、減圧下(1Torr)に100℃で1時間、
ついで200℃で2時間放置し、厚さ0.028mmの
淡黄色のフィルムを得た。該フィルムは以下の物理恒数
を有していた。
【0048】IR:1614cm-1 1 H−NMR(δ:D2 SO4 ):8.7(2H)、
7.8(2H)、7.4(4H)、6.9(4H)、
3.8(3H)、2.1(3H)13 C−NMR(δ:D2 SO4 ):164.5(4級炭
素)、160.8(3級炭素)160.6(4級炭
素)、144.3(3級炭素)、140.6(4級)、
132.5(4級炭素)、124.8(3級炭素)、1
22.4(3級炭素および4級炭素)、69.1(1級
炭素)、20.9(1級炭素) 固有粘度:ηinh=0.85(c=0.2、98%濃
硫酸) 熱分解開始温度:400℃ 引っ張り強度:1125Kgf/cm2 破断時伸び:30%
【0049】なお、芳香族ポリイミンオリゴマー溶液お
よび芳香族ポリイミンの各物性は、以下の方法により測
定した。
【0050】<芳香族ポリイミンオリゴマー溶液> (イ)動粘度 ウベローデ粘度計を用い、30℃における芳香族ポリイ
ミンオリゴマーの溶液の粘度(動粘度)を測定した。
【0051】(ロ)数平均重合度 二重サンプル管に、芳香族ポリイミンオリゴマーの溶液
0.3mlと少量のテトラメチルシランを添加したクロ
ロホルム−d(CDCl3 )0.2mlをサンプリング
し、ブルッカー社製のARX−300核磁気共鳴スペク
トル測定装置を用い 1H−NMRを測定した。10.5
ppm付近で測定された末端アルデヒドのプロトンのシ
グナルおよび9.0ppm付近で観測されたイミンのプ
ロトンのシグナルの積分値から、以下の式に基づいて重
合度を計算した。
【0052】数平均重合度:n=1/2×(イミンのH
の積分値/アルデヒドのHの積分値+1)
【0053】<芳香族ポリイミン> (ハ)IR ATR法により測定した。
【0054】(ニ) 1H−NMRおよび13C−NMR フィルム(10mg)を、テトラメチルシランを少量添
加した硫酸−d2(D2 SO4 )0.5mlに溶解し測
定した。
【0055】(ホ)熱分解開始温度 熱重量測定(TG)により、昇温速度20℃/分で測定
した。
【0056】(ヘ)固有粘度 フィルムを濃度が0.2g/100cm3 となるように
98%硫酸に溶解させた溶液を用い、ウベローデ粘度計
にて30℃で測定した。 (ト)引っ張り強度および破断時伸び率 JIS K−7127に規定の方法にしたがった。サン
プルの幅は10mm、長さは50mmであり、引っ張り
速度50mm/分で測定した。
【0057】実施例2 実施例1で得られた芳香族ポリイミンオリゴマーの溶液
をガラス基板状にキャストし、減圧下(1Torr)に
100℃で1時間、ついで150℃で6時間放置し、厚
さ0.020mmの淡黄色のフィルムを得た。該フィル
ムは以下の物理恒数を有していた。
【0058】IR、 1H−NMR、13C−NMRは実施
例1と同様であった。 熱分解開始温度:400℃ 固有粘度:ηinh=0.71(c=0.2、98%濃
硫酸) 引っ張り強度:820Kgf/cm2 破断時伸び:32%
【0059】実施例3 実施例1と同様の反応装置に、2,6−ジホルミル−4
−メチルアニソール1.78g(0.01モル)、4,
4’−ジアミノジフェニルエーテル2.00g(0.0
1モル)およびメタクレゾール30mlを加えて攪拌し
て内容物を溶解させた。溶解後室温下で直ちに反応が開
始し反応溶液は黄色となり更に8時間室温で攪拌し反応
を終了した。溶解後、室温下で直ちに反応が開始し、反
応溶液は黄色となり、更に8時間室温で攪拌し反応を終
了した。この溶液(濃度10.3重量%)の動粘度は4
8cStであった。また、NMR測定によりこの溶液中
のオリゴマーの数平均重合度は9.0であった。
【0060】次に、得られた反応液をガラス基板状にキ
ャストし、減圧下(1Torr)に100℃で1時間、
ついで200℃で2時間放置し、厚さ0.028mmの
淡黄色のフィルムを得た。該フィルムは以下の物理恒数
を有していた。
【0061】IR、 1H−NMR、13C−NMRは実施
例1と同様であった。 熱分解開始温度:400℃ 固有粘度:ηinh=0.60(c=0.2、98%濃
硫酸) 引っ張り強度:915Kgf/cm2 破断時伸び:20%
【0062】実施例4 実施例1と同様の反応装置に、2,6−ジホルミル−4
−t−ブチルアニソール2.2g(0.01モル)、
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル2.0g(0.
01モル)およびN−メチルピロリドン30mlを加え
て攪拌して内容物に溶解させた。溶解後室温下で直ちに
反応が開始し反応溶液は黄色となり更に8時間室温で攪
拌し反応を終了した。この溶液(濃度11.3重量%)
の動粘度は45cStであった。また、NMR測定によ
りこの溶液中のオリゴマーの数平均重合度は8.0であ
った。
【0063】次に、得られた反応液をガラス基板状にキ
ャストし、減圧下(1Torr)に100℃で1時間、
ついで200℃で2時間放置し、厚さ0.030mmの
淡黄色のフィルムを得た。該フィルムは以下の物理恒数
を有していた。
【0064】IR:1614cm-1 熱分解開始温度:350℃ なお、該フィルムは濃硫酸に完全には溶解しなかった。
このためNMR測定、固有粘度測定はできなかった。 引っ張り強度:725Kgf/cm2 破断時伸び:28%
【0065】実施例5 実施例1と同様の反応装置に、2,6−ジホルミル−4
−メチルアニソール1.78g(0.01モル)、1、
3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン2.93g
(0.01モル)およびN−メチルピロリドン8mlを
加えて攪拌して内容物を溶解させた。溶解後室温下で直
ちに反応が開始し反応溶液は黄色となり更に2時間室温
で攪拌し反応を終了した。この溶液(濃度35重量%)
の動粘度は390cStであった。また、NMR測定に
よりこの溶液中のオリゴマーの数平均重合度は7.0で
あった。
【0066】次に、得られた反応液をガラス基板状にキ
ャストし、減圧下(1Torr)に100℃で1時間、
ついで180℃で2時間放置し、厚さ0.028mmの
淡黄色のフィルムを得た。該フィルムは以下の物理恒数
を有していた。
【0067】IR:1615cm-1 熱分解開始温度:400℃ なお、該フィルムは濃硫酸に完全には溶解しなかった。
このためNMR測定、固有粘度測定はできなかった。 引っ張り強度:865Kgf/cm2 破断時伸び:23%
【0068】実施例6 実施例5において4,4’−ジアミノジフェニルメタン
1.98g(0.01モル)に代えて1、3−ビス(4
−アミノフェノキシ)ベンゼン2.93g(0.01モ
ル)を用い、N−メチルピロリドンの使用量を8mlに
代えた以外は実施例5と同様の操作を行なった。得られ
た溶液(濃度35重量%)の動粘度は120cStであ
った。また、NMR測定によりこの溶液中のオリゴマー
の数平均重合度は2.5であった。
【0069】次に、得られた反応液をガラス基板状にキ
ャストし、減圧下(1Torr)に100℃で1時間、
ついで180℃で2時間放置し、厚さ0.028mmの
淡黄色のフィルムを得た。該フィルムは以下の物理恒数
を有していた。
【0070】IR:1615cm-1 熱分解開始温度:380℃ なお、該フィルムは濃硫酸に完全には溶解しなかった。
このためNMR測定、固有粘度測定はできなかった。 引っ張り強度:725Kgf/cm2 破断時伸び:28%
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、芳香族ポリイミンオリ
ゴマーおよび芳香族ポリイミンを容易に製造することが
でき、得られた本発明の芳香族ポリイミンはフィルムや
繊維に容易に成形しうると同時に、すぐれた耐熱性を有
し各種高分子工業材料として好適に使用しうる。しか
も、フィルムは淡黄色を呈し、着色も少ない。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示し、R1
    2 およびR3 はそれぞれ独立して水素原子、アルキル
    基またはアリール基を示す。ただし、R1 、R2および
    3 の炭素数の総和が10以下である。)で表されるア
    ルコキシ基を有する芳香族ジアルデヒドと、一般式
    (2): 【化2】 (式中、Xは単結合、炭素数6以下の直鎖状または分岐
    鎖状のアルキレン基もしくはアルキリデン基、アリーレ
    ン基、酸素原子、イオウ原子、−SO2 −、−Y1 −A
    r−Y1 −(式中、Arはフェニレン基、Y1 は単結
    合、炭素数6以下のアルキレン基もしくはアルキリデン
    基、アリーレン基、酸素原子、イオウ原子または−SO
    2 −を示す。)で表される基または−Y1 −Ar−Y1
    −Ar−Y1−(式中、Ar、Y1 は前記と同じ。)で
    表される基を示す。)で表される芳香族ジアミンとから
    なり、一般式(3): 【化3】 (式中、R、R1 、R2 、R3 およびXは前記と同
    じ。)で表される繰り返し単位を有し、数平均重合度が
    2〜20である芳香族ポリイミンオリゴマー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の芳香族ポリイミンオリゴ
    マーを、アミド系溶剤およびフェノール系溶剤から選ば
    れた少なくとも1種の溶剤中に含有してなる芳香族ポリ
    イミンオリゴマーの溶液。
  3. 【請求項3】 一般式(1): 【化4】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示し、R1
    2 およびR3 はそれぞれ独立して水素原子、アルキル
    基またはアリール基を示す。ただし、R1 、R2および
    3 の炭素数の総和が10以下である。)で表されるア
    ルコキシ基を有する芳香族ジアルデヒドと、一般式
    (2): 【化5】 (式中、Xは単結合、炭素数6以下の直鎖状または分岐
    鎖状のアルキレン基もしくはアルキリデン基、アリーレ
    ン基、酸素原子、イオウ原子、−SO2 −、−Y1 −A
    r−Y1 −(式中、Arはフェニレン基、Y1 は単結
    合、炭素数6以下のアルキレン基もしくはアルキリデン
    基、アリーレン基、酸素原子、イオウ原子または−SO
    2 −を示す。)で表される基または−Y1 −Ar−Y
    1 −Ar−Y1 −(式中、Ar、Y1 は前記と同じ。)
    で表される基を示す。)で表される芳香族ジアミンと
    を、アミド系溶剤およびフェノール系溶剤から選ばれた
    少なくとも1種の溶剤の存在下で脱水縮合させることを
    特徴とする一般式(3): 【化6】 (式中、R、R1 、R2 、R3 およびXは前記と同
    じ。)で表される繰り返し単位を有し、数平均重合度が
    2〜20である芳香族ポリイミンオリゴマーの溶液の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の芳香族ポリイミンオリゴ
    マーまたは請求項2記載の該芳香族ポリイミンオリゴマ
    ーの溶液を、加熱脱水処理して得られる一般式(3): 【化7】 (式中、Rは炭素数1〜4のアルキル基を示し、R1
    2 およびR3 はそれぞれ独立して水素原子、アルキル
    基またはアリール基を示す。ただし、R1 、R2および
    3 の炭素数の総和が10以下である。Xは単結合、炭
    素数6以下の直鎖状または分岐鎖状のアルキレン基もし
    くはアルキリデン基、アリーレン基、酸素原子、イオウ
    原子、−SO2 −、−Y1 −Ar−Y1 −(式中、Ar
    はフェニレン基、Y1 は単結合、炭素数6以下のアルキ
    レン基もしくはアルキリデン基、アリーレン基、酸素原
    子、イオウ原子または−SO2 −を示す。)で表される
    基または−Y1 −Ar−Y1 −Ar−Y1 −(式中、A
    r、Y1 は前記と同じ。)で表される基を示す。)で表
    される繰り返し単位を有する芳香族ポリイミン。
  5. 【請求項5】 濃度が0.2g/100cm3 の濃硫酸
    の溶液における30℃での固有粘度が0.2〜4である
    請求項4記載の芳香族ポリイミン。
  6. 【請求項6】 引っ張り強度100〜5000Kgf/
    cm2 および破断時伸び率は0.5〜80%を有する請
    求項4または5記載の芳香族ポリイミン。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の芳香族ポリイミンオリゴ
    マーまたは請求項2記載の芳香族ポリイミンオリゴマー
    の溶液を、加熱脱水処理することを特徴とする請求項
    4、5または6記載の芳香族ポリイミンの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017512244A (ja) * 2014-03-12 2017-05-18 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ コロラド,ア ボディー コーポレイトTHE REGENTS OF THE UNIVERSITY OF COLORADO,a body corporate 共有結合で架橋された可鍛性ポリマーおよび使用方法
JP2021075604A (ja) * 2019-11-07 2021-05-20 群栄化学工業株式会社 ポリイミン、ポリイミンイミド、ワニス、フィルム及びその製造方法、並びに積層体及びその製造方法

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