JPH10167979A - 抗菌性/抗ウィルス性植物成分を含む抗菌性加工品の加工方法とその加工品 - Google Patents

抗菌性/抗ウィルス性植物成分を含む抗菌性加工品の加工方法とその加工品

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JPH10167979A
JPH10167979A JP8346718A JP34671896A JPH10167979A JP H10167979 A JPH10167979 A JP H10167979A JP 8346718 A JP8346718 A JP 8346718A JP 34671896 A JP34671896 A JP 34671896A JP H10167979 A JPH10167979 A JP H10167979A
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antibacterial
antiviral
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JP8346718A
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Takaharu Numata
貴治 沼田
Shuji Hojo
修二 北條
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KANTOKU HIGHTECH KK
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KANTOKU HIGHTECH KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗菌性/抗ウィルス性を持つ複数植物成分の
単体ないし複合体使用により、広範囲の抗菌性スペクト
ルを持つ抗菌性/抗ウイルス植物成分を使用し、併せ
て、人体にも無害な低コストの抗菌性/抗ウィルス性植
物成分を含む抗菌性加工品の加工方法とその加工品の提
供を目的としたものである。 【解決手段】 抗菌性ないし抗ウィルス性具備の植物成
分設定段階10aでカテキンを設定し、ついで、該成分
の単体または複合体設定段階11aで単体設定をなし、
ついで、加工部材構成段階12aで、[(−)−エピカ
テキン、融点245℃ ] をABS系樹脂材料と混練ペ
レット化したのち、射出成形加工をして、抗菌性を持た
せた筐体機器を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌作用ないし抗
ウイルス作用を持つ抗菌性植物の成分を単体あるいは複
合体として利用し、工業部材分野、薬品部材分野、食品
部材分野で、特に食品部材分野及び薬品部材分野におけ
る加工部材に抗菌性/抗ウイルス性植物ないし植物成分
を使用して加工品を形成した、抗菌性/抗ウィルス性植
物成分を含む加工品の加工方法とその加工品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より抗菌剤としては、無機系では、
銀系、銅系、亜鉛系等の金属置換型が使用されている。
例えば、 a、特開平3−103707号公報には、層状珪酸塩に
含有されるイオン交換可能な金属の少なくとも一部を、
銅イオンと有機配位子との配位化合物で置換した抗菌性
珪酸塩が抗菌性組成物として開示され、 b、特開平3−252308号公報には、シリカゲル表
面に、銅等の抗菌性イオンを含むアルミの珪酸塩の皮膜
を設けた抗菌性組成物が開示され、 c、特開平4−182312号公報には、ZSM−5類
似構造を持ち、且つ結晶内に銅アルカリ土金属が高度に
分散した結晶珪酸塩が開示され、 d、特開昭63−265958号公報には、銀、銅、及
び亜鉛イオンを含有した抗菌性ゼオライトを練り込んだ
抗菌性樹脂組成物が開示されている。
【0003】上記従来の金属イオンを使用した抗菌性組
成物には問題があるため、最近下記種々提案がなされて
いる。例えば、 a)特開平8−283013号公報には、上記珪酸銅の
合成には高圧力を必要とし工業的生産には問題があり、
また、層状珪酸塩にイオン交換で銅イオンの導入して銅
含有化合物で被覆する方法は抗菌性が低い問題がある。
対策として、非晶質珪酸銅の使用の提案が開示されてい
る。 b)また、特開平8−283620号公報には、銀、
銅、亜鉛イオンを含んだ抗菌性ゼオライトは、抗菌性粉
末が高価なため、大型成形品はコスト高になる。この問
題を解決するため、抗菌性塗膜や被膜を形成する方法が
提案されたきた。然し、樹脂内部まで抗菌剤を練り込ま
ないため、抗菌性が低く、特に銀イオンの場合は、光や
紫外線や水分、酸、アルカリに対して不安定である、等
の問題があるため、別の提案が開示されている。 c)また、特開平8−291229号公報には、殺菌作
用を有する金属イオンを担持したゼオライトを含有する
抗菌性樹脂組成物の経時的変色の問題に対処する対策が
開示されている。
【0004】医療器具に起因する感染症を防止するた
め、上記抗菌剤を使用した医療器具材料や創傷治療剤が
開発されてきた。この場合、 a、広範囲の抗菌スペクトルを持つ抗菌剤の使用が必要
である、 b、抗菌剤を材料に浸透、ないし被覆の場合、人体に無
害な有機溶媒の使用が必要である、 c、ゴム加硫時抗菌剤が分解して人体に有害な分解物を
生成しないこと、等が要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、無機系
抗菌剤としては、従来より銀系、銅系、亜鉛系の金属置
換型が用いられ、幾多の問題点解決のため種々提案が今
尚なされている状況であるが、それに反し有機系では僅
かに殺菌剤として薬剤が一般に使用されているだけであ
る。即ち、植物が含有する抗菌性ないし抗ウィルス性の
成分を使用した、抗菌性ないし抗ウィルス性の抗菌性加
工品は未だ実用化の域を出ていない状況である。特に、
食品部材分野においては、食品容器ないし包装関係部材
に抗菌性を具備させるものが主で、食品自体への前記抗
菌性/抗ウィルス性植物成分を使用した抗菌加工は殆ど
皆無に等しい状況である。本発明は、上記従来の金属イ
オンに代表される抗菌剤の問題点に鑑みなされたもの
で、抗菌性/抗ウィルス性を持つ複数植物成分の使用に
より、広範囲の抗菌性スペクトルを持つ抗菌性/抗ウイ
ルス性成分の構成を可能とするとともに、人体にも無害
な低コストの抗菌性/抗ウィルス性植物成分を使用した
抗菌性加工品の加工方法とその加工品の提供を目的とし
たものである。
【0006】そこで、本発明の請求項1記載の発明は、
抗菌性/抗ウィルス性作用を持つ植物成分の使用によ
り、加工部材に対し抗菌/抗ウィルス処理をする、抗菌
性/抗菌ウィルス性植物成分を含んだ抗菌性加工品の加
工方法の提供を目的としたものである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の目的に加え、単体としての抗菌性・抗ウィル
ス性植物成分を使用するようにした、抗菌性/抗ウィル
ス性植物成分を含む加工品の加工方法の提供を目的とし
たものである。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明の目的に加え、複数異種の植物成分を複合さ
せ、広範囲の抗菌性/抗ウィルス性スペクトルを持つ、
抗菌性/抗ウィルス性植物成分を使用するようにした抗
菌性/抗ウィルス性植物成分を含む抗菌性加工品の加工
方法の提供を目的としたものである。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1の
発明の目的に加え、前記抗菌性/抗ウィルス性植物成分
の加工部材に対する内部分散の構成を特定した、抗菌性
/抗ウィルス植物成分を含む抗菌性加工品の加工方法の
提供を目的としたものである。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項1の
発明の目的に加え、前記抗菌性/抗ウイルス性植物の使
用種を特定した、抗菌性/抗ウィルス性植物成分を含む
抗菌性加工品の加工方法の提供を目的としたものであ
る。
【0011】また、請求項6、請求項7、請求項8記載
の発明は、抗菌性/抗ウィルス性植物成分を使用した、
抗菌性/抗ウィルス性植物成分を含む抗菌性加工品の提
供を目的としたものである。
【0012】また、請求項9記載の発明は、請求項6、
請求項7、請求項8記載の発明の目的に加え、前記抗菌
性/抗ウイルス性植物の使用種を特定した、抗菌性/抗
ウィルス性植物成分を含む抗菌性加工品の提供を目的と
したものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
抗菌作用/抗ウイルス性植物成分を用い、該成分を加工
部材に対し、その表面塗布、浸漬浸透ないし内部分散を
させた、ことを特徴としたものである。
【0014】上記構成を持つ加工方法により、抗菌性/
抗ウィルス性植物成分を使用して、加工部材である工業
部材、薬品部材、食品部材に、粉末状ないし溶液状で直
接混練により該部材の内部に均一分散させるか、または
溶液状部材に混合分散させるか、または前記粉末状ない
し溶液状の植物成分を溶剤化させて浸漬、塗布により内
部浸透ないし表面被膜形成をして、人体に安全且つ副作
用を伴うことのない抗菌性/抗ウィルス性植物成分を含
む抗菌性加工物を得ることができる。
【0015】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の抗菌性/抗ウィルス性植物成分は、単体で構成した
ことを特徴としたものである。
【0016】上記構成により、特定の使用に供すること
のできる、抗菌性ないし抗ウィルス性の工業加工品ない
し薬品加工品、食品加工品等を提供することができる。
【0017】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の抗菌性/抗ウィルス性植物成分は、複合体で構成し
たことを特徴としたものである。
【0018】上記構成により、前記単体の植物成分の使
用に比較し、その抗菌性/抗ウィルス性機能に単体植物
成分では期待し得ない特異性且つ多様性機能を持たせる
ことができる。特に感染防止用薬品部材分野の加工品
(院内感染防止用)及び創傷治療部材に対しては、最適
の広範囲の抗菌スペクトル性を持つ器材の提供が可能で
ある。
【0019】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の内部分散は、前記抗菌性/抗ウィルス性植物成分を
粉末状ないし液状となし、加工部材に対し混練分散成形
する構成とした、ことを特徴としたものである。
【0020】上記構成により、抗菌性ないし抗ウィルス
性の植物成分の単体ないし複合体を粉末状ないし液状に
形成し、工業部材や薬品部材及び食品部材に対し混練混
合して、材料内部に均一分散させた成形加工品を得るこ
とができる。
【0021】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載の抗菌性/抗ウィルス性植物成分は、表1記載の植物
を使用する構成とした、ことを特徴としたものである。
【0022】上記構成により、抗菌性/抗ウィルス性植
物成分は、表1に記載するものが一般に挙げられるが、
これに限定されるものでない。
【0023】また、請求項6記載の発明は、抗菌性/抗
ウィルス性植物成分を含む抗菌性加工品において、抗菌
性/抗ウィルス性植物成分を粉末状ないし溶液状の形態
で、工業部材、薬品部材及び食品部材からなる加工部材
に混練、混合成形したことを特徴としたものである。
【0024】上記構成により、工業部材の場合は、例え
ば、不特定多数の接触にさらされる樹脂加工品及びゴム
加工品等、最近は化学薬品過敏症の人に問題になる例え
ばカビの発生防止及びダニ駆除処理用家屋内装建材等の
加工品等に、又、薬品部材の場合は、例えば、畜産用薬
品、家畜用薬品等の加工品等に、又、食品部材の場合
は、例えば、食品に添加される従来の保存料に代わり抗
菌性/抗ウイルス性植物成分を使用した加工品等に、適
宜適用が可能となる。
【0025】また、請求項7記載の発明は、抗菌性/抗
ウィルス性植物成分を含む抗菌性加工品において、抗菌
性/抗ウィルス性植物成分を粉末状ないし溶液状の形態
で、溶媒と混して、浸漬ないし塗布加工による被膜形成
した、ことを特徴としたものである。
【0026】上記構成により、工業部材の場合は、例え
ば、不特定多数の接触にさらされる樹脂加工品及びゴム
加工品等、最近は化学薬品過敏症の人に問題になる例え
ばカビの発生防止及びダニ駆除処理用家屋内装建材等の
加工品等に、また、薬品部材の場合は、例えば、薬品容
器の加工品等に、また、食品部材の場合は、例えば、食
品容器の加工品等に、適宜適用が可能となる。
【0027】また、請求項8記載の発明は、抗菌性/抗
ウィルス性植物成分を含む抗菌性加工品において、抗菌
性及び防腐性を持つ植物成分を粉末状ないし溶液状の形
態で、溶媒と混合して、食品全面に噴霧塗布被膜形成し
た、ことを特徴としたものである。
【0028】上記食品全面への適用以外に、穀物の貯蔵
倉庫内の防虫散布薬に適用できる。
【0029】また、請求項9記載の発明は、請求項6、
請求項7、請求項8記載の前記抗菌性/抗ウィルス性植
物成分は、表1記載の植物を単体ないし複合体で使用す
る構成とした、ことを特徴としたものである。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、この実施
例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対的配置等は特に記載がない限り、この発明の範囲を
それに限定する趣旨ではなく、単なる説明に過ぎない。
【0031】図1には、本発明の抗菌性/抗ウィルス性
植物成分を含む抗菌性加工品の加工過程の実施例の1を
示すブロック図が示してある。図1に示すように、抗菌
性を持たせた筐体機器の加工において、抗菌性ないし抗
ウィルス性具備の植物成分設定段階10aで、表1を参
照してカテキンを設定し、ついで、該成分の単体または
複合体設定段階11aで単体設定をなし、ついで、加工
部材構成段階12aで、[(−)−エピカテキン、融点
245℃ ]をABS系樹脂材料と混練し、ペレット化
し、ついで、射出成形加工段階13aを経て、抗菌性筐
体機器14aを得るようにしてある。上記エピカテキン
はカテキンの立体異性体で、茶葉の中に含有され、融点
は245℃であるため、射出成形品には適応できる。な
お、各種用途に対する抗菌性/抗ウィルス性を具備した
植物成分の選択設定に当たっては、混練時、加工時の加
熱温度、混練種に対する相溶性に適した成分種の選定が
必要である。
【0032】上記加工部材と、粉末状ないし溶液状の抗
菌性/抗ウィルス性植物成分との混練は、例えば魚肉練
り製品に添加する従来の保存料に代わり上記抗菌性/抗
ウィルス性植物成分による混練にも、法の適用のもとに
適用可能と考えられる。即ち、食品衛生法及び薬事法の
適用のもとに、抗菌性/抗ウィルス性植物成分の有効利
用は可能となる。
【0033】また、本発明の抗菌性/抗ウィルス性植物
成分を含む抗菌性加工品の形成に、浸漬・塗布部材を使
用する場合についての別の実施例を示すと、例えば使い
捨てタイプの紙食器等の表面に抗菌性被膜を形成させる
加工過程がある。即ち、図2に示すように、抗菌性ない
し抗ウィルス性具備の植物成分設定段階10bでカテキ
ンを、表1を参照して設定し、ついで、該成分の単体ま
たは複合体設定段階11bで単体設定をなし、ついで、
加工部材構成段階12bで、[(+)−カテキン<四水
和物>、融点96℃]をエタノール中に混合攪拌し、つ
いで、塗布加工乾燥段階13bを経て、抗菌性紙食器1
4bを得る。上記−カテキン<四水和物>はエタノール
に対する吸収は最大で、また、融点96℃であるため、
塗布後の乾燥温度により支障を受ける事がない。また、
上記浸漬塗布部材は医療用創傷治療剤にも広範囲の抗菌
性/抗ウィルス性植物成分を含む抗菌性加工品として有
効な利用分野を形成する。なお、各種用途に対する抗菌
性/抗ウィルス性を具備した植物成分の選択設定に当た
っては、混練時、加工時の加熱温度、混練種に対する相
溶性に適した成分種の選定が必要である。
【0034】また、食品の防腐性向上のため、抗菌性と
防腐性を合わせ持ったササ類の成分を使用して、食品全
面に噴霧塗布被膜形成により、抗菌性/抗ウィルス性植
物成分を含んだ加工品を構成することができる。
【0035】なお、本発明は、抗菌性/抗ウィルス性植
物成分を対象としてきたが、該成分を含む植物そのもの
を利用しても良い。
【0036】本発明の利用分野は、図3に示すように、
抗菌性/抗ウィルス性具備の植物成分の選択20から派
生する、複合利用の組合せ21a及び単体利用21bと
に分類でき、これらの複数グループの利用分野からそれ
ぞれ派生する工業部材分野への利用22、食品部材分野
への利用23及び薬品部材分野への利用24と、多数の
利用分野に分類することができ、従来の無機系抗菌性部
材に見られる限定された利用分野に比較し巨大な利用分
野の開拓が可能で、その貢献度は測りし得ないものがあ
る。本発明の抗菌性樹脂加工品やゴム加工品の用途とし
ては、室内装備品、内装部品、食器類、水洗具、身回り
品、育児用品、日用雑貨類、一般容器、包装材、車両内
装品、医療器材、文房具、電化製品、不特定多数の人の
手に触れるもの、等があげられる。最近は化学薬品過敏
症の人に問題になる例えばカビの発生防止及びダニ駆除
処理用家屋内装建材等に使用する、抗菌性/抗ウイルス
性植物成分の塗布被膜形成の壁紙、天井、床材、建具材
等の加工品が挙げられる。また、薬品部材の場合は、例
えば、畜産用薬品、家畜用薬品等に対する、抗菌性/抗
ウイルス性植物成分の混練ないし塗布被膜形成の加工品
が挙げられ、また、食品部材の場合は、例えば、食品に
添加される従来の保存料に代わりに、抗菌性/抗ウイル
ス性植物成分を法のもと適宜使用した加工品が挙げられ
る。
【0037】抗菌性/抗ウィルス性植物成分を表1に示
す。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】上記構成により、広範囲の抗菌性/抗ウ
ィルス性スペクトルを持つ、工業部材分野、薬品部材分
野、食品部材分野の諸分野に亘る加工品を提供できる。
また、人体に無害な溶剤の使用により、無害処理でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抗菌性/抗ウィルス性植物成分を含む
抗菌性加工品の加工過程の実施例の1を示すブロック図
である。
【図2】本発明の抗菌性/抗ウィルス性植物成分を含む
抗菌性加工品を形成する、別の実施例である、使い捨て
タイプの紙食器等の表面に抗菌性被膜を形成させる加工
過程を示すブロック図である。
【図3】本発明の抗菌性/抗ウィルス性植物成分を含む
抗菌性加工品の加工方法の利用分野を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
10a、10b 植物成分設定段階 11a、11b 単体または複合体設定段階 12a、12b 加工部材構成段階 13a 射出成形加工段階 13b 塗布加工乾燥段階 14a 抗菌性筐体機器 14b 抗菌性紙食器 20 植物成分選択 21a 複合利用の組合せ 21b 単体利用 22 工業部材分野への利用 23 食品部材分野への利用 24 薬品部材分野への利用

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌性/抗ウイルス性植物成分を用い、
    該成分を加工部材に対し、その表面塗布、浸漬浸透ない
    し内部分散させた、ことを特徴とした抗菌性/抗ウィル
    ス性植物成分を含む抗菌性加工品の加工方法。
  2. 【請求項2】 前記抗菌性/抗ウィルス性植物成分は、 単体で構成した請求項1記載の抗菌性/抗ウィルス性植
    物成分を含む抗菌性加工品の加工方法。
  3. 【請求項3】 前記抗菌性/抗ウィルス性植物成分は、 複合体で構成した請求項1記載の抗菌性/抗ウィルス性
    植物成分を含む抗菌性加工品の加工方法。
  4. 【請求項4】 前記内部分散は、 前記抗菌性/抗ウィルス性植物成分を粉末状ないし液状
    となし、加工部材に混練分散成形及び混合する構成とし
    た、請求項1記載の抗菌性/抗ウイルス性植物成分を含
    む抗菌性加工品の加工方法。
  5. 【請求項5】 前記抗菌性/抗ウィルス性植物成分は、 表1記載の植物を使用する構成とした、請求項1記載の
    抗菌性/抗ウィルス性植物成分を含む抗菌性加工品の加
    工方法。
  6. 【請求項6】 抗菌性/抗ウィルス性植物成分を含む抗
    菌性加工品において、抗菌性/抗ウィルス性植物成分を
    粉末状ないし溶液状の形態で、工業部材、薬品部材及び
    食品部材からなる加工部材に混練、混合成形したことを
    特徴とした、抗菌性/抗ウィルス性植物成分を含む抗菌
    性加工品。
  7. 【請求項7】 抗菌性/抗ウィルス性植物成分を含む抗
    菌性加工品において、抗菌性/抗ウィルス性植物成分を
    粉末状ないし溶液状の形態で、溶媒と混合して、浸漬な
    いし塗布加工による被膜形成したことを特徴とした、抗
    菌性/抗ウィルス性植物成分を含む抗菌性加工品。
  8. 【請求項8】 抗菌性/抗ウィルス性植物成分を含む抗
    菌性加工品において、抗菌性/抗ウィルス性植物成分を
    粉末状ないし溶液状の形態で、溶媒と混合して、食品全
    面に噴霧塗布被膜を形成したことを特徴とした、抗菌性
    /抗ウィルス性植物成分を含む抗菌性加工品。
  9. 【請求項9】 前記抗菌性/抗ウィルス性植物成分は、 表1記載の植物成分を単体ないし複合体で使用する構成
    とした請求項6、請求項7、請求項8記載の抗菌性/抗
    ウィルス性植物成分を含む抗菌性加工品。
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