JPH10167533A - シート張力調整装置 - Google Patents

シート張力調整装置

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JPH10167533A
JPH10167533A JP33083696A JP33083696A JPH10167533A JP H10167533 A JPH10167533 A JP H10167533A JP 33083696 A JP33083696 A JP 33083696A JP 33083696 A JP33083696 A JP 33083696A JP H10167533 A JPH10167533 A JP H10167533A
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sheet roll
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Hiroyasu Hamada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートロールからのシートに張力を大小に変
動することなく適切にかけられるようにすること。 【解決手段】 シートロールRの巻芯Pにシートの巻取
量を記憶する手段43を設けた。また、シートロールR
を回動自在に支持する手段1と、シートロールRから引
き出されたシートの引出量を測定する手段と、この引出
量と記憶手段43の巻取量とに基づいてシートロールR
の回転に対して負荷をかける手段20とでシート張力調
整装置を構成した。巻芯Pの記憶手段43に巻取量(巻
取残量)が個々に記憶されるので常に適切な張力をかけ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートロールか
らシートを適切に緊張した状態で引き出すための巻芯及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】薬剤分包装置として、熱融着性分包紙の
シートを巻き取ったシートロールを回転自在に支持した
シート供給部からシートを引き出して移送する移送路に
シール装置が設けられ、このシール装置の上流側でシー
トを2つ折りにすると共にその間に薬剤を供給した後シ
ール装置によりシートを幅方向と両側縁部とを帯状に加
熱融着して薬剤を分包するようにしたものが知られてい
る。
【0003】シートが使用され無くなると新しいシート
ロールに交換され、その新しいロールからシートが引き
出されて分包装置にセットされる。このシートロールか
ら引き出されるシートは、2つ折りされた後周縁等を融
着する際に正確に2つ折りされず、少しずれた状態で融
着されることのないように常に一定の張力をかけて緊張
させた状態で引き出すのが好ましいが、実際にはシート
の引出量に応じてロール径が変化するため、引出張力も
少しずつ変動する。
【0004】このため、上記シートロールの径の変化が
生じても張力がほぼ一定となるように調整するシート張
力調整装置が実公平1−36832号公報により提案さ
れている。この公報によるシート張力調整装置は、シー
トロールをロール支持筒に着脱自在に嵌合装着し、シー
トロール側方に複数の巻径検出センサを径方向に配置
し、この検出センサの信号によりロール支持筒内部に設
けた電磁力を調整してロール径が小さくなるにつれて段
階的にブレーキ力(負荷力)を弱めることにより張力を
一定となるように調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
のシート張力調整装置では、シートの使用による巻取量
の変化を径方向に配置した巻径検出センサで段階的に検
出する方式を採用しているため、検出センサのランクが
切替わる径になると、芯管軸の偏心、シートの重量、巻
き歪みなどの原因により電磁ブレーキのブレーキ力ラン
クが1回転毎に上下に変動するバイブレーション現象が
生じる。
【0006】このため、張力変動によりシートを2つ折
りした際にシートの縁部が正確に重ならない、いわゆる
頁ずれが生じ、包装不良部分が生じることがある。又、
ブレーキ力のランクが急激に変動するため幅方向に裂傷
が生じたりすることもある。
【0007】検出センサの誤動作の原因は、上記以外に
も、光反射式のものを用いていることによるものもあ
る。薬剤包装装置に使用されるシートの材料として、グ
ラン紙(半透明)、セロポリ紙(透明)等種々のものが
あるが、これらシートの端面位置が各層毎に微妙に変化
すると反射される反射光の戻りが異なり信号として検出
されないため検出精度が悪化したり、特にセロポリ紙で
は湿度変化による影響が大きいため蛇行巻きされ易く、
端面の凹凸が原因で検出精度が悪くなることもある。
【0008】さらに、シートを2つ折りする位置より上
流側に一般には分包紙に印字するためのサーマルプリン
タが設けられるが、このサーマルプリンタにおいて印字
ドットの欠けや印字装置の残量表示機構が、バイブレー
ション現象によりランプの耐久性の低下を起こしたりす
る。
【0009】そこで、この発明は、シートロールにかけ
る負荷力がシートロールに回転毎に大小に変動しないよ
うにして、シートの裂傷や包装不良を抑えることを課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、シートの巻取量をデータとして記憶し送信するデ
ータ記憶手段を備えたシートロール用巻芯と、この巻芯
を着脱自在かつ回動自在に支持する手段と、上記巻芯の
データ記憶手段からの巻取量データを受けるデータ通信
手段と、上記シートロールのシートの引出量を測定する
手段と、シートの引き出しに伴なうシートロールの回転
に対して負荷をかける手段と、このシートロールの回転
にかける負荷力を上記データ通信手段からの巻取量デー
タと上記測定手段からの引出量データとに基づいて調整
する手段とで、シート張力調整装置を構成した。
【0011】この発明に係るシート張力調整装置におい
ては、測定したシートの引出量と巻芯へのシートの巻取
量とに基づいてシートロールの回転に対して負荷をかけ
るようにしたので、シートロールの巻径を検出するセン
サが不要となる。このシートロールにかける負荷につい
ては、巻取量から引出量を差し引いて使用中のシートロ
ールにおけるシートの残量を求め、この残量とシートの
厚みとからシートロールの巻径を算出して、この巻径に
応じた負荷力をかけるようにしてもよいし、巻取量と引
出量とから適切な負荷力を求める式や表を予め設定して
おくようにしてもよい。
【0012】また、シートロールを外すときに、その時
点のシートの残量を巻芯のデータ記憶手段に記憶させる
ようにしてもよい。このようにすると、シートロールを
途中で外し、後にそのシートロールを再び使用する場合
にも、巻芯のデータ記憶手段からシートの残量を読み出
し処理することによって適切な負荷をかけることができ
る。
【0013】さらに、シートロールの装着又は取り外し
時に、その日付や時刻も上記データ記憶手段に書き込む
ようにすると、データ記憶手段にシート消費の時間的経
過が残る。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明に係るシートロールの巻
芯及びシート張力調整装置の実施の一形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0015】図1は薬剤分包機の主として給紙部と分包
部とを取り出した概略構成図である。給紙部は水平に支
持された支持軸1に巻芯Pに薬剤分包用のシートをロー
ル状に巻いたRが回転自在に装着され、上記シートロー
ルRから引き出された包装シートSが印字ユニット7、
7a間と送りローラ2、3を通り、次の分包部へ供給さ
れるように形成されている。
【0016】分包部は、三角板4で2つ折りにされた際
にホッパ5から所定量の薬剤が投入された後ミシン目カ
ッタを有する加熱ローラ6により所定間隔で幅方向と両
側縁部とを帯状にヒートシールして分包袋Wを形成する
ように設けられている。なお、分包部はこれ以外の構成
部材も多数あるが、複雑になるのを避けるため必要な部
材のみを示している。
【0017】図2は給紙部にシートロールRと巻芯Pを
装着した状態の主縦断面図である。図示のように、支持
軸1はその一端がナットにより支持板11に取付固定さ
れた中心軸1aと、これに一体に嵌合された外軸1b
と、上記外軸1bの左右両端寄り位置に設けた軸受1
2、12を介して回転自在に取り付けられる中空軸1c
とから成る。
【0018】13は中心軸1aの片端の軸ヘッド、14
は外軸1bの片端のフランジ部である。中空軸1cの反
対側端にもフランジ部15が設けられている。上記支持
軸1に巻芯Pとこれに巻回されたシートロールRが装着
されると中空軸1cにより回転自在に支持されると共
に、フランジ部15の内径面に適宜間隔に配置された複
数個の磁石16とこれに対向して予め巻芯Pの端面円周
に沿って配設させた強磁性体(鉄部)17に対する吸着
力により、装着された巻芯PとシートロールRが中空軸
1cに着脱自在に固定される。
【0019】上記中空軸1cにはモータブレーキ20が
係合し、このモータブレーキ20が中空軸1c及び巻芯
Pの回転に対して負荷となるブレーキ力をかけることに
より、シートロールRから引き出される包装シートSに
適度な張力を付与している。モータブレーキ20は支持
板11に取付けられており、図示しない伝動ベルトを介
して歯車ユニット21を回転させ、その出力軸上に設け
たピニオン22が、フランジ部15の外端面に設けた大
歯車23に係合してシートロール12の回転に対してブ
レーキ力を与えるようになっている。
【0020】モータブレーキ20は、小さな交流モータ
(AC)であり、供給電源として直流電圧を加えること
によりブレーキ力を与えるように使用される。この場
合、後で説明するように、直流の印加電圧を変化させて
繰り出される包装シートSの張力の大きさに応じてブレ
ーキ力を変化させる。なお、符号12はベアリングであ
る。
【0021】また、巻芯Pには、巻き取ったシートの巻
取量を記憶するトランスポンダ43が埋込まれている。
【0022】このトランスポンダ43は、図3に示すよ
うに、フェライトアンテナ46とICチップ47及び電
源用コンデンサ48とを硬質ガラス製のチューブ4aに
封入したもので、代表的なカプセル剤とよく似た形状と
なっている。また、前記ICチップ47には不揮発性の
メモリと、通信に必要な制御回路等が形成されており、
送・受信電波によってメモリにコード化した分包情報の
読取り/書込みが繰り返し行えるようになっている。さ
らに、ICチップ47はC−MOSのICとして極低消
費電力化を図り、図4のブロック図に示すように、電源
用コンデンサ48によって受信電波から電力を得られる
ようにして無電源化を図っている。このため、このトラ
ンスポンダ43は電力の補充なしに繰り返し使用するこ
とができる。そして、このトランスポンダ43は、上記
のメモリに巻芯Pの包装シートSの巻取量が書き込ま
れ、この初期値として通常出荷時のシートロールRにお
ける巻取量を記憶する。シートロールRの出荷時に巻取
量データを書き込むには、次のような方法による。ま
ず、工場でトランスポンダ43に巻取量データ書込装
置から電波を送信して電力を与える。すると、与えら
れた電力によりトランスポンダ43が起動してREAD
Y信号を発信する。このREADY信号を受け取るこ
とにより、巻取量データ書込装置は、トランスポンダ4
3が起動しておりデータの書込可能な状態であることを
確認する。この後、巻取量データ書込装置からシート
の初期巻取量を表わすデータを送信して、トランスポン
ダ43のメモリへ書き込むのである。
【0023】図5は給紙部から包装シートを分包部へ送
り薬剤を分包する装置の主要部材を制御する回路の概略
ブロック図である。制御回路30は、エンドセンサ31
からの信号、送りローラ3に設けられたロータリエンコ
ーダ32からの信号、あるいは加熱ローラ6の軸に連結
されるモータ6aの出力軸上でその回転数を計測する回
転数カウンタ33からの信号のいずれかによりモータブ
レーキ20へブレーキ力を与えるための制御指令、及び
モータ6aへの制御指令を出力するように構成されてい
る。なお、34は外部からデータを入力するための入力
部である。
【0024】また、制御回路30には、巻芯P内のトラ
ンスポンダ43に対して包装シート5の巻取量の読み取
りや書き込みを随時行うデータ通信用のRWユニット3
5が接続されている。
【0025】このRWユニット35は、図4に示すよう
に、RFモジュール36とコントロールモジュール37
とで構成されており、コントロールモジュール37は送
/受信用デコード回路を有し、書込み時には、制御回路
30から送られる巻取の残量(後述する)をトランスポ
ンダ43との間で決められた所定のデータ書込み用の通
信手順に従った送信信号を作成し、RFモジュール36
がその送信信号を所定の周波数の例えば、FSK信号に
変調した送信電波をアンテナ38から送信して、巻取り
の残量を、トランスポンダ43のメモリに書き込む。ま
た、読取り時には、アンテナ38が受信したトランスポ
ンダ43からの送信信号をRFモジュールが復調し、復
調した信号をコントロールモジュール37がデジタル信
号に変換することによって、トランスポンダ43のメモ
リからシートロールRの巻取量を読み取るのである。
【0026】シートロールRを支持軸1にセットしたと
きは、RWユニット35は、以下の要領でシートロール
Rの巻取量をトランスポンダ43から読み取る。
【0027】まず、RFモジュール36からトランス
ポンダ43に送信要求信号を発信して、応答用エネルギ
ーをトランスポンダ43に与える。すると、トランスポ
ンダ43は、そのエネルギーより動作を開始し、送信要
求信号に応答してメモリー内の巻取量のデータの送信を
行うので、上記送信状態から受信状態に切り替わって
トランスポンダ43からの信号を受信する。受信信号
を受信すると巻取量を読みとりデジタル信号に変換(エ
ンコード)し、制御回路30に伝送する。
【0028】以上の構成とした薬剤分包記のシート張力
調整装置によりシート張力を次のように調整しながら薬
剤の分包作業が行われる。
【0029】このシート張力調整装置では給紙部にセッ
トされるシートロールRは、最小径dmin (実質は巻芯
Pの径と略同一)が予め分かっているものとし、ロータ
リエンコーダ32からの測長信号によってモータブレー
キ20のブレーキ力を制御してシートロールRの直径d
の変化に応じて以下の要領で最適なブレーキ力で張力調
整を行う。
【0030】未使用のシートロールRを支持軸1にセッ
トすると、まず制御回路30が、磁石16と強磁性体1
7との接合を検知してトランスポンダ43をRWユニッ
ト35を介して励起し、この励起したトランスポンダ4
3から出荷時の包装シート5の巻取量Lmax を読み取
る。ここで、包装シートSの巻取量Lは、シートSの厚
みをγとして、
【0031】
【数1】
【0032】で表され、一方シートロールRの巻径d
は、 d=dmin +2nγ ……(2) で表される。上記(1) 、(2) 式よりnを消去すると、 d=2L/nπ−2γ−dmin となる。
【0033】したがって、ロータリエンコーダ32によ
り包装シートSの引出量Lpが測定されると、シートロ
ールRにおける包装シートSの巻取の残量は、Lmax
Lpとなるから、 d=2(Lmax −Lp)/nπ−2γ−dmin により、包装シートSをLpだけ引き出したときのシー
トロールRの巻径dが求められる。
【0034】そして、シートロールの巻径dが得られた
ら、この巻径dに基づいて以下の要領でモータブレーキ
20の印加電圧を変化させて、シートロールRの回転に
対するブレーキ力を調整する。
【0035】まず、未使用の完全なシートロールRを支
持軸1に装着した場合には、RWユニット35を介して
シートロールRのトランスポンダ43から包装シートS
の巻取量Lmax を読み取ると共にトランスポンダ43に
装着時(日付と時刻)を書き込む。そして、制御回路3
0は、エンドセンサ31の作動検出 ジョイントシ
ールの作動検出 インチングの作動検出 シートロ
ールの逆回転検出を行い、〜のいずれかが検出され
ると、特殊モードと認識し、通常に包装シートSを送り
出す通常モードに入り易くするための予備的な行為を行
う。シートロールRの装着時にはエンドセンサ31が作
動するので特殊モードと認識される。なお、ジョイント
シールの作動とは、1つのシートロールRが消費されシ
ート切れとなっている間に、次のシートロールRを給紙
部にセットし前のシートロールRとの連結動作をするこ
とである。
【0036】特殊モードが認識されると、図6に示すよ
うに、モータブレーキ20に最大の直流電圧Vs を印加
して、シートロールRの回転に最大のブレーキ力をかけ
る。この状態でインチング動作を行いながら包装シート
Sを順次引き出しエンドセンサ31を通過させ加熱ロー
ラ6間に差し入れて包装シートSを包装機にたわみなく
セットする。そしてインチングを停止させると、上記
〜のいずれも検出されなくなるので、通常モードとな
って、シートロールRから包装シートSが引き出されて
包装機での薬剤の包装に供される。このとき、図6に示
すように、通常モードへの切り替わりと同時にモータブ
レーキ20への印加電圧をシートロールRの巻径d0
合うような電圧V0 に低下させて、包装シートSを適度
に緊張した状態でスムーズに引き出されるようにする。
【0037】制御回路30は、適時のサイクルでシート
ロールRの巻取量Lmax をロータリエンコーダ32によ
り得られる引出量LpとからシートロールRの巻径dを
計算しており、シートロールRから包装シートSが引き
出されてシートロールRの巻径dが小さくなると、図6
に示すように、その巻径dに合うブレーキ力をかけるた
めにモータブレーキ20への印加電圧を随時低減させ
る。
【0038】したがって、このシート張力調整装置によ
れば、常に適切な張力で包装シートSが引き出されるの
で、包装シートSの裂傷や二ツ折り時のずれによる包装
不良を抑えることができるのである。モータブレーキ2
0への印加電圧は、図6のように連続的に変化させるよ
うにしてもよいし、ステップ状に変化させるようにして
もよい。
【0039】また、各種の点検や包装機の清掃等により
シートロールRを支持軸1から一旦取り外す場合には、
制御回路30は、RWユニット35を介してシートロー
ルRの巻芯P内のトランスポンダ43を励起して、この
トランスポンダ43に、取り外し時(日付と時刻)とそ
の時の包装シートSの巻取の残量Lとを書き込む。そし
て、取り外したシートロールRを支持軸1に再装着する
と、まず特殊モードとなった後に、未使用のシートロー
ルRの時と同様の手順で、制御回路30がシートロール
Rのトランスポンダ43から取り外し時の包装シートS
の残量Lを読み取ると共にトランスポンダ43に再装着
時(日付と時刻)を書き込み、シートロールRの巻径d
1 を計算して、この巻径d1 に合う電圧V1 をモータブ
レーキ20に印加する。なお、再装着時直後の特殊モー
ドのときは、最大電圧Vs が印加される。そして、制御
回路30が随時巻径dを計算して、その巻径dに合う印
加電圧に変化させるのである。さらに、次に再び中途で
シートロールRを支持軸1から取り外して再々装着する
場合も、同様にシートロールRの巻径d2 に合う電圧V
2 が印加されて適切なブレーキ力がシートロールRの回
転にかかるのである。
【0040】このように、このシート張力調整装置は、
途中まで使用していたシートロールRを装着した場合で
も、その巻径d1 、d2 に合った適切な張力を包装シー
トSにかけることができるのである。
【0041】また、シートロールRのトランスポンダ4
3に支持軸1への装着時と取り外し時が書き込まれるの
で、シートロールRのメーカーにとっては、包装シート
Sが全て引き出された後の巻芯Pを回収し、そのトラン
スポンダ43に記憶されている装着時及び取り外し時を
解析することによって、病院ごとの包装シートSの消費
具合が明確に把握できるので、病院ごとのシートロール
Rの供給プランがたて易くなる。
【0042】なお、図2及び図3に示す磁石24とホー
ル素子センサ25、及び近接スイッチ26と突起27に
ついては、磁石24及びホール素子センサ25が回転角
度センサを構成し、近接スイッチ26及び突起27がシ
ートずれ検出センサを構成している。そして、これらセ
ンサの信号が、図5に示すように、制御回路に入力され
処理することによって、巻芯Pや包装シートSの滑りに
起因する張力のずれが制御されるのである。詳細は本出
願人がした特願平8−250492号の明細書及び図面
を参照されたい。
【0043】この実施形態では、シート張力調整装置を
薬剤包装機に組み込んで両者を1個の制御回路30で制
御することとしたが、シート張力調整装置と薬剤包装機
を互いに切り離すようにし、別体の制御回路でそれぞれ
制御するようにしてもよい。また、巻芯Pに設ける記憶
手段は、トランスポンダ43のような非接触データ通信
ができるようなものでもよいし、コネクタ等で接触して
データ通信を行うICデバイスのようなものでもよい。
この場合は、ICデバイス等にコネクタ等を介してシー
ト張力調整装置から給電されることとなる。
【0044】
【発明の効果】この発明に係るシートの巻芯及びシート
張力調整装置は、以上のように構成されているので、た
とえ中途のシートロールを装着したとしても、その巻径
に応じた適切な張力でシートを引き出すことができると
共に、この張力のためにシートロールへかける負荷力が
シートロールの回転毎に大小に変動することもなくシー
トの裂傷や包装不良を抑えることができる。
【0045】また、シートロールのメーカーは、巻芯を
回収してデータ記憶手段内のデータを解析することによ
って、顧客毎のシートの消費具合を明確にすることがで
きるので、シートロールの供給プランや営業戦略に役立
つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートロールの引出状態の説明図
【図2】シートロールの支持部分を示す断面図
【図3】トランスポンダの斜視図
【図4】トランスポンダのブロック図
【図5】シート張力調整装置及び包装機のブロック図
【図6】モータブレーキへの印加電圧を示すグラフ
【符号の説明】
1 支持軸 20 モータブレーキ 30 制御回路 32 ロータリエンコーダ 35 RWユニット 43 トランスポンダ P 巻芯 R シートロール S 包装シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの巻取量をデータとして記憶し送
    信するデータ記憶手段を備えたシートロール用巻芯と、
    この巻芯を着脱自在かつ回動自在に支持する手段と、上
    記巻芯のデータ記憶手段からの巻取量データを受けるデ
    ータ通信手段と、上記シートロールのシートの引出量を
    測定する手段と、シートの引き出しに伴なうシートロー
    ルの回転に対して負荷をかける手段と、このシートロー
    ルの回転にかける負荷力を上記データ通信手段からの巻
    取量データと上記測定手段からの引出量データとに基づ
    いて調整する手段とからなるシート張力調整装置。
  2. 【請求項2】 上記データ記憶手段がトランスポンダで
    あることを特徴とする請求項1に記載のシート張力調整
    装置。
  3. 【請求項3】 上記シートロールを上記支持手段から取
    り外すときに、その時点のシートの残量を上記データ通
    信手段を介して上記巻芯のデータ記憶手段に書き込むよ
    うにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のシー
    ト張力調整装置。
  4. 【請求項4】 上記シートロールの支持手段への装着又
    は取り外し時に、その日付や時刻を、上記データ通信手
    段を介して上記巻芯のデータ記憶手段に書き込むように
    したことを特徴とする請求項1乃至3に記載のシート張
    力調整装置。
  5. 【請求項5】 シートロールの巻芯に設けたトランスポ
    ンダに電波を送出して電力を与え、この供電されたトラ
    ンスポンダから送信される信号を受け取ることによりト
    ランスポンダの起動を確認し、この起動したトランスポ
    ンダにシートロールのシートの巻取量を表わすデータを
    送信して書き込むシートの巻取量の書き込み方法。
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Cited By (5)

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