JPH10167439A - 偏動修正ユニット - Google Patents

偏動修正ユニット

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JPH10167439A
JPH10167439A JP33523196A JP33523196A JPH10167439A JP H10167439 A JPH10167439 A JP H10167439A JP 33523196 A JP33523196 A JP 33523196A JP 33523196 A JP33523196 A JP 33523196A JP H10167439 A JPH10167439 A JP H10167439A
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JP
Japan
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belt
roller
deviation
control roller
deflection
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP33523196A
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English (en)
Inventor
Michizo Kozuki
陸三 上月
Masayoshi Nagai
正義 永井
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルトの偏動の検出及びその修正を自動的に
行う機能をベルト駆動装置に容易に適用可能とする。 【解決手段】 ベルトコンベアに対して着脱自在な偏動
修正ユニット10を設ける。偏動修正ユニット10に、
コンベアベルト5が掛けられる偏動制御ローラ20と、
偏動制御ローラ20の一方の軸端部に設けられ、該偏動
制御ローラ20と独立して回転自在とされた偏動検知リ
ング40とを組み付ける。ベルト5に偏動が発生した
際、偏動検知リング40に作用する回転トルクを偏動制
御ローラ20の軸端部の変位運動に変換してベルト5に
逆方向の偏動成分を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトコンベア等
に代表されるベルト駆動装置に、ベルトの幅方向の偏動
を修正する機能を備えさせるための改良に係る。特に、
偏動制御ローラを備え、ベルトに偏動が生じた際には、
この偏動制御ローラの軸端部を変位させることによって
偏動修正を行う機構を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば実開平6−20331号
公報に開示されているようなベルトコンベアにおいて、
搬送物の搬送状態を安定して得るための条件の一つとし
て、走行する搬送ベルトが幅方向に偏動しないことが挙
げられる。
【0003】従来より、このようなベルトの偏動を防止
するための構成として様々なものが提案されている。例
えば、上述した公報のように平ベルトの偏動を強制的に
防止するものや、実公昭54−43508号公報に示さ
れるように、各ローラの軸心が互いに平行になるよう
に、ローラ軸心位置を強制的に位置決めするものなどが
ある。
【0004】しかしながら、上述したような従来の構成
は、実用性の面で課題が残されていた。つまり、ベルト
の偏動を強制的に防止するものでは、ベルトが損傷しな
いようにその強度を増大させておく必要がある。このた
め、厚さの薄いベルトを使用することができない。ま
た、ローラの軸心位置を強制的に位置決めするもので
は、ローラの軸受け部分に高い剛性を要する。このた
め、ローラに無理な荷重が作用するなどして装置の長寿
命化が図れない。
【0005】これらの点を解決するために、本発明の発
明者らは、自動的に偏動を検出、修正することができる
ベルト駆動装置について、その構造の改良を進め、様々
な構成について提案している(例えば特開平6−110
01号公報参照)。
【0006】詳しくは、複数のローラのうち1本を偏動
制御ローラとし、この偏動制御ローラと同軸上に、該偏
動制御ローラと独立して回転自在な偏動検知リングを備
えさせておく。平ベルトの走行時に、該平ベルトが、そ
の偏動よって偏動検知リングに乗り上げると、この接触
により偏動検知リングが回転し、この回転力を偏動制御
ローラの軸端部を移動させる力に変換する。これによ
り、平ベルトに上記偏動とは逆方向の偏動成分を与え、
上記偏動を修正させるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
偏動修正機能をベルト駆動装置に備えさせようとした場
合には、このベルト駆動装置の組立て時に偏動制御ロー
ラや偏動検知リング等の偏動修正のための機能部材を組
み込んでおく必要がある。
【0008】このため、偏動修正機能を備えていない既
存のベルト駆動装置に対して、偏動修正機能を備えさせ
ようした場合には、このベルト駆動装置を分解し、偏動
制御ローラや偏動検知リング等の機能部品を組付けた後
に再びベルト駆動装置を組み立てるといった煩雑な作業
が必要になる。
【0009】従って、このような偏動修正機能を既存の
ベルト駆動装置に容易に適用可能とする改良が要求され
ていた。
【0010】また、このような改良がなされた場合に
は、既存のベルト駆動装置に対してばかりでなく、新た
に組み立てられるベルト駆動装置に対しても機能部品を
容易に組み込むことが可能になり、ベルト駆動装置の組
立て作業の簡素化を図ることができるといった利点もあ
る。
【0011】本発明は、この点に鑑みてなされたもので
あって、ベルトの偏動の検出及びその修正を自動的に行
う機能をベルト駆動装置に容易に適用可能とすることを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、偏動修正のための機能部品をユニット化
し、これをベルト駆動装置に対して着脱自在とする構成
とした。
【0013】具体的に、請求項1記載の発明が講じた手
段は、複数本のローラに掛け渡されたベルトがローラの
回転駆動に伴って走行するベルト駆動装置に対して着脱
自在とされたユニットを対象とする。上記ベルトが掛け
られる偏動制御ローラと、該偏動制御ローラの少なくと
も一方の軸端部に設けられ、該偏動制御ローラと独立し
て回転自在とされた偏動検出部材と、上記ベルトに偏動
が発生した際、この偏動に伴って偏動検出部材に作用す
る回転トルクによる該偏動検出部材の回転運動を、偏動
制御ローラの軸端部が所定方向に変位する運動に変換す
ることで、ベルトを偏動発生前の初期位置に向って移動
させるローラ端部変位手段と、上記偏動制御ローラ、偏
動検出部材及びローラ端部変位手段が組付けられると共
に、ベルト駆動装置に対して着脱自在に構成されたユニ
ット本体とを備えさせた構成としている。
【0014】この特定事項により、ユニット本体をベル
ト駆動装置に対して取り付けることで、このベルト駆動
装置は、ベルトの偏動修正機能を備えたものとなる。つ
まり、ベルトが偏動すると偏動検出部材に作用する回転
トルクによる回転運動が、ローラ端部変位手段によって
偏動制御ローラの軸端部を所定方向に変位する運動に変
換される。これにより、ベルトに上記偏動方向とは逆方
向の偏動変位が与えられて偏動が修正される。つまり、
初期の偏動に応じた偏動制御ローラの軸端部の変位量が
自動的に与えられ、ベルトの偏動を修正する。このた
め、ベルトは安定した走行を行うことができる。
【0015】請求項2記載の発明は、ユニット本体の構
成を具体化したものである。つまり、ユニット本体に、
偏動制御ローラの各軸端部を支持する一対の支持フレー
ムと、長手方向の両端部で上記各支持フレームを支持す
るセンタフレームとを備えさせる。そして、上記センタ
フレームの長さ寸法を、一対の支持フレーム同士が偏動
制御ローラの長さ寸法に略一致した所定間隔を存するよ
うに設定した構成としている。
【0016】この特定事項により、一対の支持フレーム
とセンタフレームとを組み付けるのみで、支持フレーム
同士が偏動制御ローラの長さ寸法に略一致した所定間隔
を存することになる。このため、比較的簡素な構造で、
偏動制御ローラの各軸端部を適切な位置で支持すること
が可能となる。
【0017】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の偏動修正ユニットにおいて、ユニット本体に、ベルト
に対して所定の張力を付与する張力付与手段を設けた構
成としている。
【0018】この特定事項により、ユニット本体に、偏
動検出のための機能部品及びローラ端部変位のための機
能部品ばかりでなく、ベルトに張力を付与するための機
能部品をも備えさせることができる。
【0019】請求項4記載の発明は、偏動制御ローラの
偏動修正機能を向上させるための構成を特定したもので
ある。つまり、偏動制御ローラに対し、ベルト長手方向
の両側部近傍位置に、該偏動制御ローラと略平行で、且
つ偏動制御ローラのベルト巻き付き方向に対して逆方向
からベルトが巻き付くように配置されたリターンローラ
を設けた構成としている。
【0020】この構成により、偏動制御ローラに対する
ベルトの巻き掛け中心角を比較的大きく設定することが
できる。従って、この偏動制御ローラの軸端部が変位し
た際に、この偏動制御ローラからベルトに与えられる初
期偏動とは逆方向の偏動成分を確実に発生させることが
できる。
【0021】請求項5記載の発明は、上記リターンロー
ラの支持構造の簡素化を図るためのものである。上記請
求項4記載の偏動修正ユニットにおいて、ユニット本体
に、ベルト幅方向に所定間隔を存して対向配置されて偏
動制御ローラの各軸端部を支持する一対の支持フレーム
を備えさせる。この支持フレームに、リターンローラの
軸端部を支持する溝を有するリターンローラ受けを備え
させ、このリターンローラ受けの各溝を支持フレームの
中央側に向って水平方向に開放した構成としている。
【0022】この特定事項により、各リターンローラの
軸端部をリターンローラ受けの溝に嵌め込んだ状態で、
このリターンローラ及び偏動制御ローラにベルトが掛け
られると、このベルトの張力がリターンローラの軸端部
をリターンローラ受けの溝に押込む方向に作用する。つ
まり、このベルトの張力を有効に利用することによりリ
ターンローラの離脱が防止できる構成となっている。
【0023】請求項6記載の発明は、各リターンローラ
の偏動制御ローラに対する配設位置を具体化したもので
ある。つまり、リターンローラの配設位置を、偏動制御
ローラの軸心を通り且つ該軸心に沿って延びる鉛直面に
対して対称となる位置とした構成としている。
【0024】この特定事項により、ベルトの走行方向が
何れの方向であっても同様の偏動修正機能が発揮される
ことになる。このため、偏動修正ユニットのベルト駆動
装置に対する組み付け方向を特に考慮する必要がなくな
り、組み付け作業性が良好である。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)次に、本発明の第1実施形態を図面に
基いて詳細に説明する。また、本実施形態では、本発明
に係る偏動修正ユニットをベルトコンベアに搭載した場
合について説明する。
【0026】図1は、偏動修正ユニット10が取り付け
られたベルトコンベア1の全体構成を示している。この
図に示すように、4本の脚2a,2a,…を有するアル
ミニウム製のコンベアシャーシ2の長手方向の両端部に
コンベアローラ3,4が備えられている。一方のローラ
3は図示しない駆動モータに連結された駆動側ローラで
ある。他方のローラ4は従動側ローラである。これらロ
ーラ3,4にはコンベアベルト5が掛け渡されている。
つまり、駆動モータの駆動に伴って駆動側ローラ3が回
転駆動してベルト5が走行し(図1の矢印参照)、これ
によりベルト5の上面で搬送物の搬送が可能となる構成
である。尚、図1における6は駆動装置等が収納された
制御ボックスである。この制御ボックス6には、コンベ
ア1の駆動,停止を切換える駆動スイッチ6aや搬送速
度を調整する調整ダイヤル6b等が備えられている。
【0027】次に、偏動修正ユニット10について説明
する。この偏動修正ユニット10は、ベルト5の上下両
スパンのうち下側のスパンに装着され、この下側のスパ
ンに対して偏動修正動作を行う。図2に示すように、こ
の偏動修正ユニット10は、互いに対向配置された一対
の第1及び第2の支持フレーム11,12を備えてい
る。この各支持フレーム11,12は、略台形状の板材
で成るフレーム本体部11a,12aと、該フレーム本
体部11a,12aの各辺から僅かに内側(相手支持フ
レームに向かう側)に折曲げられたフランジ11b,1
1c,12b,12cとを備えている。各フランジ11
b,11c,12b,12cのうちフレーム本体部11
a,12aの上端縁に連続するフランジ11b,12b
は、コンベアシャーシ2に取り付けられる取り付けフラ
ンジである。この取り付けフランジ11b,12bは、
その取り付け強度を確保するために、フレーム本体部1
1a,12aの両端部よりも水平方向外側(図2の左右
方向外側)に延長されている。
【0028】この支持フレーム11,12には複数箇所
に開口が形成されている。先ず、取り付けフランジ11
b,12bの長手方向の両端部近傍位置には、本支持フ
レーム11,12をコンベアシャーシ2に取り付けるた
めのボルト孔11d,12dが形成されている。フレー
ム本体部11a,12aの上端両隅角部には、後述する
リターンローラ受け13,13,…を取り付けるための
捩子N1,N1,…(図3参照)が螺合する第1捩子孔
11e,11e及びリターンローラ21,22の脱落を
防止するための止め捩子N2,N2,…が螺合する第2
捩子孔11f,11fが夫々形成されている。
【0029】上記リターンローラ受け13,13,…
は、フレーム本体部11a,12aの内面(両者11
a,12aが互いに対向する面)で、且つその上端部の
左右両隅角部に上記捩子N1,N1,…により捩子止め
されている。このリターンローラ受け13はフレーム本
体部11a,12aの中央側に向って水平方向に開放す
る溝13aを備えている。この溝13aにリターンロー
ラ21,22の各軸端部が嵌め込まれるようになってい
る。また、これらリターンローラ受け13,13,…の
配設位置よりも僅かに下方位置にはフレーム本体部11
a,12aの内面から水平方向に延びるガイドプレート
14が突設されている。このガイドプレート14は、リ
ターンローラ受け13の溝13aへリターンローラ2
1,22の各軸端部を嵌め込む際に該軸端部を案内する
ためのものである。
【0030】尚、フレーム本体部11a,12aの外面
中央部分はカバー部材15によって覆われている。この
カバー部材15は、下端部が支持フレーム11,12の
下端のフランジ11c,12cに形成された開口に係止
されて着脱自在となっている。このカバー部材15によ
り覆われたフレーム本体部11a,12aの中央部分に
も複数の開口が形成されている。この開口に関しては後
述する。
【0031】各支持フレーム11,12の取付けフラン
ジ11b,12b同士はセンタフレーム16によって連
結されている。このセンタフレーム16は矩形状の板材
で成り、その長手方向の寸法は後述する各ローラ20,
21,22の長さ寸法に略一致している。センタフレー
ム16の両端部は各取付けフランジ11b,12bの中
央部分の下面に捩子止め等の手段によって取付けられて
いる。これにより、各フレーム本体部11a,12a
は、各ローラ20,21,22の長さ寸法に略一致した
間隔寸法を存して対向配置されている。このようにして
各支持フレーム11,12及びセンタフレーム16によ
り本発明でいうユニット本体が構成されている。
【0032】以下、支持フレーム11,12に支持され
る各ローラ20,21,22について説明する。図2に
おける20は偏動制御ローラである。この偏動制御ロー
ラ20は、図4に示す如く、軸部材20aに対してベア
リングB1により支持されたステンレス製のローラ本体
部20bを有している。この偏動制御ローラ20の各軸
端部は支持フレーム11,12の中央部分に支持されて
いる。両軸端部のうち図3及び図4において左側に位置
する軸端部はコンベアベルト5に所定の張力を付与する
ための張力付与手段としてのテンション機構25によっ
て支持されている。一方、図3及び図4において右側に
位置する軸端部は偏動修正機構30によって支持されて
いる。この偏動修正機構30は、偏動制御ローラ20の
軸端部を水平方向に変位させることによりコンベアベル
ト5の偏動を修正するものである。また、この右側に位
置する軸端部の周辺には上記と同様のテンション機構2
5等の機構が一体的に組み込まれている。これらテンシ
ョン機構25及び偏動修正機構30等の構成については
後述する。
【0033】上記リターンローラ21,22も、図3及
び図4に示すように、軸部材21a,22aに対してベ
アリングB2により支持されたステンレス製のローラ本
体部21b,22bを有している。これらリターンロー
ラ21,22は、図5(図4のX矢視図)及び図6(図
4のY矢視図)に示す如く、偏動制御ローラ20の両側
で、且つ該偏動制御ローラ20よりも高い位置に配置さ
れている。つまり、これらリターンローラ21,22
は、上述したように、その軸端部が上記リターンローラ
受け13の溝13aに嵌め込まれた状態で支持フレーム
11,12に支持されている。上記第2捩子孔11f
は、リターンローラ受け13の溝13aの開放部分に対
応して形成されている。このため、この溝13aにリタ
ーンローラ21,22の軸端部が嵌め込まれて捩子N
2,N2,…が第2捩子孔11fに螺合されると、溝1
3aからのリターンローラ21,22の脱落が防止され
る構成である(図5参照)。このような各ローラ20,
21,22の配置状態であるために、本偏動修正ユニッ
ト10がベルトコンベア1に装着された状態では、図2
の仮想線、図5及び図6に示すように、コンベアベルト
5は、リターンローラ21,22に対してはその上側か
ら、偏動制御ローラ20に対してはその下側から夫々巻
き掛けられる。これにより、偏動制御ローラ20におけ
るコンベアベルト5の巻き掛け中心角が大きく設定され
る構成となっている。
【0034】次に、偏動制御ローラ20の支持構造につ
いて詳述する。先ず、偏動制御ローラ20の図3及び図
4における右側の軸端部の支持構造について説明する。
この右側の軸端部の支持構造としては、上記テンション
機構25、バックテンション機構26及び偏動修正機構
30が備えられている。
【0035】この右側の軸端部を支持する第1支持フレ
ーム11は、図7の如く、フレーム本体部11aの中央
に比較的大型の開口11gが形成されている。この開口
11gの下端縁部には、該下端縁部から外側に折り曲げ
られて成るスプリング係止片11hが設けられている。
この第1支持フレーム11の開口11gの周辺部の3箇
所には、ピンP,P,…がかしめられるかしめ孔11
i,11i,…が形成されている。このピンP,P,…
は、後述するテンションプレート31をスライド移動自
在にかしめ支持するためのものである。
【0036】この第1支持フレーム11のフレーム本体
部11aの外側には、該第1支持フレーム11に対して
所定ストロークをもって鉛直方向へスライド移動自在と
された上記テンションプレート31が組付けられてい
る。このテンションプレート31は、第1支持フレーム
11のフレーム本体部11aの外側面に重ね合わされる
鉛直部31aと該鉛直部31aの上端から外側に折り曲
げられたスプリング係止片31bとを備えている。鉛直
部31aの中央には偏動制御ローラ20の右側の軸端部
が挿入されて該軸端部を回転自在に支持する支持孔31
cが開口されている。この支持孔31cは水平方向に延
びる長孔で形成されており、偏動制御ローラ20の軸端
部の水平方向の変位移動を可能としている。
【0037】また、このテンションプレート31は、上
記第1支持フレーム11のかしめ孔11i,11i,…
に対応した位置に長孔でなるピン挿入孔31d,31
d,…が形成されている。このピン挿入孔31dの延長
方向は、上記支持孔31cに対して直交する方向、つま
り鉛直方向に設定されている。ピン挿入孔31d,31
d,…及びかしめ孔11i,11i,…に亘ってピン
P,P,…が挿入され、且つ第1支持フレーム11とテ
ンションプレート31との間に、上記ピンPが挿通され
る自己潤滑材で成る滑りワッシャ32,32,…が配設
されている。この状態で各ピンP,P,…が第1支持フ
レーム11のかしめ孔11i,11i,…に対してかし
められている。これにより、テンションプレート31
は、上記ピン挿入孔31dの長手方向の寸法だけ第1支
持フレーム11に対してスライド移動が自在となってい
る。つまり、テンションプレート31は鉛直方向にスラ
イド移動可能であり、この移動に伴って、偏動制御ロー
ラ20の右側の軸端部の鉛直方向の変位移動が可能とさ
れている。
【0038】更に、このテンションプレート31におけ
る支持孔31cの上側における水平方向外側に僅かにず
れた位置には、検知紐係止ピン33,33を装着するた
めの一対の係止ピン装着孔31e,31eが形成されて
いる。各検知紐係止ピン33,33の一端部がこの係止
ピン装着孔31e,31eにかしめられることによりテ
ンションプレート31に取付けられている。第1支持フ
レーム11にテンションプレート31が組付けられた状
態では、各検知紐係止ピン33,33は、第1支持フレ
ーム11の開口11gを挿通して、該第1支持フレーム
11のフレーム本体部11aから偏動制御ローラ20側
に突出されるようになっている(図3及び図4参照)。
【0039】また、上記支持孔31cの上下2箇所には
後述するバックテンションホルダ34を取付けるための
捩子孔31f,31fが形成されている。
【0040】図4及び図8に示すように、上記各スプリ
ング係止片11h,31b間にはコイルスプリングで成
る第1テンションスプリング35が伸長状態で架設され
ている。このため、この第1テンションスプリング35
はテンションプレート31に対して下向きの付勢力を与
えている。つまり、偏動制御ローラ20の軸端部にテン
ションプレート31を介して図4における矢印A方向の
付勢力が与えられ、所定のベルト張力が得られるように
なっている。このようにしてコンベアベルト5に所定の
張力を与えるテンション機構25が構成されている。
【0041】また、図7の如く、第1支持フレーム11
のフレーム本体部11aにおける内側面には上記バック
テンションホルダ34が捩子止めされる。このバックテ
ンションホルダ34は、ポリアスタール樹脂若しくはナ
イロン樹脂等の潤滑性エンジニアリングプラスチック材
料で形成されていて、軸端支持部34aと、該軸端支持
部34aの左右両側に一体形成されたスプリング保持部
34b,34bとを備えている。軸端支持部34aに
は、上記テンションプレート31に形成されている支持
孔31cの形状に略合致し、且つ偏動制御ローラ20の
軸端部が挿入されるスライド長孔34cが形成されてい
る。各スプリング保持部34bには、その長手方向に貫
通し、一端がスライド長孔34cに開放するシャフト挿
入孔34dが形成されている。
【0042】このシャフト挿入孔34dにはバックテン
ションシャフト36が挿入されている。このバックテン
ションシャフト36は、その先端が上記スライド長孔3
4c内に臨むことによって上記偏動制御ローラ20の軸
端部の外周面に当接するようになっている。また、この
バックテンションシャフト36におけるその延長方向の
中間部には、上記シャフト挿入孔34dの内径寸法に略
一致した外径寸法を有する大径部36aが形成されてい
る。このバックテンションシャフト36の背面側からは
上記シャフト挿入孔34dにバックテンションスプリン
グ37が挿入されており、このバックテンションスプリ
ング37が上記バックテンションシャフト36の大径部
36a背面に当接されるようになっている。更に、この
バックテンションスプリング37の背部側からは、スト
ッパ38がスプリング保持部34bに装着されている。
このストッパ38はL型の金属製板材で成り、上記スプ
リング保持部34bの背面に捩子N3により捩子止めさ
れている。これにより、シャフト挿入孔34dにバック
テンションシャフト36及びバックテンションスプリン
グ37が挿入された状態でシャフト挿入孔34dはスト
ッパ38によって塞がれる。つまり、上記バックテンシ
ョンスプリング37は、上記バックテンションシャフト
36の大径部36aとストッパ38との間に圧縮された
状態で収容されることになる。これにより、バックテン
ションスプリング37の付勢力によって上記各バックテ
ンションシャフト36,36の先端が偏動制御ローラ2
0の軸端部を押圧するようになっている。従って、図3
及び図9に示すように、この偏動制御ローラ20の軸端
部は水平方向両側からバックテンションシャフト36,
36によって押圧されており、該偏動制御ローラ20に
外力が作用していない状態では、軸端部の位置がテンシ
ョンプレート31の支持孔31cの長手方向の中央に位
置するようになっている(図5参照)。
【0043】このように構成されたバックテンションホ
ルダ34は、軸端支持部34aに形成された捩子孔34
e,34eに挿通され且つ上記テンションプレート31
の鉛直部31aの捩子孔31f,31fに螺合される捩
子39,39により、該テンションプレート31に取付
けられている。つまり、このテンションプレート31と
の間で第1支持フレーム11を挾持するように配置され
ている。このようにして偏動制御ローラ20の軸端部に
水平方向の付勢力を与えるバックテンション機構26が
構成されている。
【0044】次に、偏動制御ローラ20の右側の軸端部
に設けられた偏動修正機構30について説明する。図4
及び図8に示すように、上記偏動制御ローラ20の右側
の軸端部における上記第1支持フレーム11の内側位置
には偏動検出部材としての偏動検知リング40が配設さ
れている。この偏動検知リング40は、その中心部に偏
動制御ローラ20の軸端部と略同径の挿通孔40aが形
成されている。この挿通孔40aに上記偏動制御ローラ
20の軸端部が挿通されている。これにより、偏動検知
リング40は、偏動制御ローラ20と同軸上で且つ、該
偏動制御ローラ20から独立して回動自在となるように
軸端部に支持されている。また、この偏動検知リング4
0は、コンベアベルト5との間の摩擦係数が高く且つ耐
摩耗性に優れたウレタンエラストマ等によって形成され
ている。この偏動検知リング40は、その内側端面が、
上記偏動制御ローラ20のローラ本体部20bの端面に
対向して配置されている。また、この偏動検知リング4
0は、偏動制御ローラ20のローラ本体部20bの端面
に対向する部分の外径が偏動制御ローラ20の外径と同
径に設定され、且つローラ本体部20b端面から離れる
に従って次第にその径が大きくなるテーパ状に傾斜され
た乗り上げ面40bを有している。これによって、コン
ベアベルト5に図3及び図4における矢印B方向の偏動
が発生すると、その偏動によりコンベアベルト5の端縁
部が偏動検知リング40の乗り上げ面40bに乗り上げ
るようになっている。また、この偏動検知リング40の
外側端面にはボス部40cが形成されている。
【0045】上記テンションプレート31に設けられて
いる一対の検知紐係止ピン33,33には検知紐41が
掛け渡されている。この検知紐41は、その両端部が巻
き込まれて係止部41a,41aが形成されており、図
10に示すように、偏動検知リング40のボス部40c
に2巻き状態で巻き付けられ、上記各係止部41a,4
1aが検知紐係止ピン33,33に夫々係止されてい
る。尚、この検知紐41と偏動検知リング40のボス部
40cの外周面との間での滑りを確実に防止するため
に、この検知紐41の一部をボス部40cの外周面に固
定する止め金具を設けるようにしてもよい。
【0046】また、偏動制御ローラ20の軸端部におけ
る偏動検知リング40外側位置及びテンションプレート
31の外側位置には夫々Eリング42,42が嵌め込ま
れて各部材31,11,40に対する偏動制御ローラ2
0の軸端部の抜け止めがなされている。
【0047】このような構成により、上記コンベアベル
ト2の走行に伴う偏動(図3及び図4の矢印B方向)に
より、該コンベアベルト2が偏動検知リング40の乗り
上げ面40bに乗り上げると、偏動検知リング40に回
転トルクが作用する(図10の矢印E参照)。この偏動
検知リング40の回転により上記検知紐41が偏動検知
リング40のボス部40cにより一方に送り出されて、
上記偏動制御ローラ20の右側の軸端部が、上記長孔で
なる支持孔31cに沿って移動する(図3の矢印D参
照)。これにより、偏動制御ローラ20がベルト進行方
向に向って所定方向(例えば左側)に傾けられる。つま
り、偏動制御ローラ20に沿って巻回されるコンベアベ
ルト5を、図3及び図4における矢印B方向とは逆方向
の矢印C方向に移動させるように構成されている。これ
によって、偏動検知リング40に回転トルクが作用した
ときに上記偏動制御ローラ20の軸端部をローラ軸心に
対して直交する方向に変位させるローラ端部変位手段と
しての偏動修正機構30が構成されている。即ち、偏動
制御ローラ20の右側の軸端部が図3における矢印D方
向に変位されると、初期の偏動成分(B方向成分)とは
逆の偏動成分が発生し、初期の偏動成分と打ち消し合う
まで偏動制御ローラ20の軸端部が変位されることにな
る。
【0048】また、上述したように、偏動制御ローラ2
0の軸端部には、バックテンションシャフト36を介し
てバックテンションスプリング37の付勢力が作用して
いる。このため、コンベアベルト5の検知リング40へ
の乗り上げ動作が解消すると、このバックテンションス
プリング37の付勢力によって偏動制御ローラ20の軸
端部が所定位置(図3または図5に示す位置)に戻され
るようになっている。このような構成により、偏動制御
ローラ20の軸端部の変位による逆方向の偏動成分が初
期偏動成分より大きくなると、コンベアベルト5は逆方
向に偏動を開始し、検知リング40の乗り上げ面40b
への乗り上げ量は減少するから、検知リング40の回転
トルクも減少し、その結果、バックテンションスプリン
グ37によって偏動制御ローラ20の軸端部の変位量も
小さくなるようになっている。
【0049】一方、偏動制御ローラ20の左側の軸端部
を支持するテンション機構25は、上述した右側の軸端
部を支持しているものと略同様の構成である。つまり、
第2支持フレーム12の外側にテンションプレート44
が設けられている。このテンションプレート44と第2
支持フレーム12との間には第2テンションスプリング
45が設けられている。つまり、テンションプレート4
4によって軸端部を支持した状態で、第2テンションス
プリング45の付勢力によって該テンションプレート4
4を第2支持フレーム12に対して下方(図4における
矢印A´方向)への付勢力を与え、これによってコンベ
アベルト5に張力を付与する構成となっている。このよ
うに、各支持フレーム11,12同士、テンションプレ
ート31,44として同一形状のものを使用することに
より、部品の共通化を図り、製作コストの削減が図れる
ようになっている。
【0050】上述した各テンションスプリング35,4
5は、左右の付勢力が異なるように設定されている。つ
まり、第2支持フレーム12に取付けられている第2テ
ンションスプリング45の付勢力が第1支持フレーム1
1に取付けられている第1テンションスプリング35の
付勢力よりも大きく設定されている。これによって、図
4における左側のベルト張力が右側のベルト張力よりも
大きくなるように構成されている。コンベアベルト5の
走行時にはベルト張力の大きい側から小さい側へ、つま
り、図4の矢印B方向へコンベアベルト5が予め偏動す
るような構成とされている。つまり、本形態では、偏動
検知リング40に向う初期偏動がコンベアベルト5に与
えられるようになっている。
【0051】また、このような初期偏動を与える手段の
構成として、ベルト左右両端の周長さを変えるようにし
たり、各ローラ3,4,20,21,22のうち少なく
とも1本の軸心を傾けることによっても図4の矢印B方
向への偏動を行わせることができる。
【0052】次に、偏動修正ユニット10をコンベアシ
ャーシ2に取付ける際の作業について説明する。先ず、
偏動修正ユニット10を構成する各部品のうち各リター
ンローラ21,22以外の部品を一体的に組付けてお
く。その後、この一体的に組付けられた偏動修正ユニッ
ト10を、図2の如く、コンベアベルト5の下側のスパ
ンに対して、その上側から偏動制御ローラ20を押し当
てるようにしながら、各支持フレーム11,12の取り
付けフランジ11b,12bをコンベアシャーシ2の下
面に当てる。この状態で、ボルト孔11d,12dに下
側からボルトを挿通してコンベアシャーシ2に螺合す
る。この取り付けフランジ11b,12bが取付けられ
る部分では、コンベアシャーシ2の下面にボルト挿通孔
が形成され、このボルト挿通孔に対向してナットが配設
されており、上記ボルトは、ボルト孔11d,12d及
びコンベアシャーシ2のボルト挿通孔を挿通してナット
に螺合する。この際、コンベアベルト5は、偏動制御ロ
ーラ20に対しその下側から接触するように配置され
る。これにより、各支持フレーム11,12、センタフ
レーム16、偏動制御ローラ20、テンション機構2
5、バックテンション機構26、偏動修正機構30が一
体的にコンベアシャーシ2に組付けられる。
【0053】この後、リターンローラ21,22の組付
け作業に移る。この作業では、図2に破線の矢印で示す
ように、リターンローラ21,22を、コンベアベルト
5を下側から押圧しながら軸端部をガイドプレート14
の上面に載置する。この状態で、各軸端部をリターンロ
ーラ受け13の溝13aに嵌め込む。この嵌め込み状態
では、リターンローラ21,22にはコンベアベルト5
の張力による反力(図5の矢印F参照)が作用してい
る。この反力は、リターンローラ21,22の軸端部を
リターンローラ受け13の溝13aに押込む方向に作用
する。このため、リターンローラ21,22が溝13a
から離脱する可能性は低い。この離脱の防止を確実にす
るため、各支持フレーム11,12の第2捩子孔11f
には捩子N2が螺合される。
【0054】このようにして偏動修正ユニット10のコ
ンベアシャーシ2に対する取付け作業が終了する。この
状態では、各リターンローラ21,22が偏動制御ロー
ラ20の軸心を通る鉛直面(図6において仮想線Gで示
す)に対して対称位置に配置される。このため、コンベ
アベルト5が何れの方向に走行する場合であっても同様
の偏動修正機能が得られるようになっている。
【0055】尚、この偏動修正ユニット10のコンベア
シャーシ2に対する取付け位置は、特に制約はなく、コ
ンベアシャーシ2の下面であれば任意の位置に取付けが
可能である。
【0056】次に、上記の構成によるベルトコンベア1
の動作について説明する。駆動モータの駆動に伴って駆
動側ローラ3が回転し、これによって、例えば図1に矢
印で示す方向にコンベアベルト5が走行する。この走行
しているコンベアベルト5上に搬送物を載置することに
より、この搬送物が搬送される。
【0057】このような搬送動作において、上述したよ
うにコンベアベルト5は、左右のベルト張力が異なって
いるために、常に図3及び図4における矢印B方向へ偏
動する。つまり、このコンベアベルト5は、走行しなが
ら偏動検知リング40に向かって偏動する。
【0058】コンベアベルト5の偏動により該コンベア
ベルト5の端部が偏動検知リング40の乗り上げ面40
bに乗り上げると、コンベアベルト5と偏動検知リング
40の乗り上げ面40bとの間に作用する摩擦力によ
り、偏動検知リング40が回転し(図10の矢印E)、
その回転によって検知紐41が一方向に送り出されるこ
とになる。
【0059】この検知紐41の送り出し動作により、偏
動検知リング40が配置されている偏動制御ローラ20
の軸端部が図3における矢印D方向へ変位する。この変
位によりコンベアベルト5はB方向と逆方向(C方向)
に巻回されながら走行することになって、コンベアベル
ト5のB方向への偏動が制限される。それと共に、上記
軸端部の変位により、一方のバックテンションシャフト
(図3において上側に位置するもの)36がスライド孔
34cから抜け出る方向へ移動され、これによってバッ
クテンションスプリング37が押し縮められてスプリン
グ反力も大きくなるので、検知紐41の巻取り力とバッ
クテンションスプリング37のスプリング反力とのバラ
ンスにより、偏動制御ローラ20の変位量が規制され、
ある一定位置にコンベアベルト5の端部の位置が維持さ
れることになる。
【0060】このようにしてコンベアベルト5の走行が
行われるために、該コンベアベルト5の大きな偏動が防
止され、例えば、コンベアベルト5の偏動量を数mm以下
に抑えることができる。つまり、予めコンベアベルト5
を一方向へ偏動させながら、その偏動を自動的に修正す
るようにしていることにより、偏動量を微量にすること
ができ、コンベアベルト5に安定した走行を行わせるこ
とができ、搬送物を安定的に搬送できる。
【0061】このように、本形態の構成によれば、偏動
するコンベアベルト5が偏動検知リング40に乗り上
げ、これによって偏動検知リング40に発生する回転力
を偏動制御ローラ20の軸端部の移動力に変換してコン
ベアベルト5の偏動を修正させて、自動的に偏動を検
出、修正できる。
【0062】以上説明してきたように、本形態では、ベ
ルト偏動の検知及び修正を行う機構を偏動修正ユニット
10として一体的にユニット化し、これをコンベアシャ
ーシ2に対して着脱自在となるようにした。このため、
既存のベルトコンベア1に、偏動修正機能を備えさせる
ような場合に、このベルトコンベア1を一旦分解して偏
動修正の機能部品を組み込むといった作業が不要にな
る。従って、極めて簡単な作業でもって既存のベルトコ
ンベア1に偏動修正機能を備えさせることができる。
【0063】また、既存のベルトコンベア1に対してば
かりでなく、新たに組み立てられるコンベア1に対して
も、この偏動修正ユニット10を取付けるだけで偏動修
正のための機能部品を容易に組み込むことが可能にな
る。従って、この場合にも、コンベア1の組立て作業の
簡素化を図ることができる。
【0064】(変形例)次に、偏動修正ユニット10に
対する第1及び第2の変形例について説明する。−第1
の変形例−本変形例は、図11に示すように偏動制御ロ
ーラ20及び各リターンローラ21,22をケーシング
46内に収容することにより偏動修正ユニット10を構
成したものである。
【0065】つまり、各支持フレーム11,12の側面
同士及び下面同士を板材によって連結し、各ローラ2
0,21,22の側方及び下方を覆うようにしている。
【0066】このような構成における偏動修正ユニット
10のコンベアシャーシ2への取付け作業では、先ず、
偏動制御ローラ20を除いた各部品を一体的に組付けて
おく。その後、各支持フレーム11,12の取付けフラ
ンジ11b,12bをコンベアシャーシ2に取付ける。
この状態では、コンベアベルト5は各リターンローラ2
1,22の上側に位置している。
【0067】この状態で偏動制御ローラ20の組付け作
業を行う。この作業では、偏動制御ローラ20を、コン
ベアベルト5の下側のスパンに対してその上側から押圧
するようにしてケーシング46内に挿入し、各軸端部を
偏動修正機構30及びテンション機構25に装着する。
これにより、図11に仮想線で示すように、コンベアベ
ルト5は、各リターンローラ21,22に対してはその
上側から、偏動制御ローラ20に対してはその下側から
夫々巻き掛けられた状態となって取付け作業が終了す
る。
【0068】−第2の変形例− 本変形例も、偏動制御ローラ20及び各リターンローラ
21,22をケーシング内に収容することにより偏動修
正ユニット10を構成したものである。また、本例のケ
ーシング47は、図12に示すように各リターンローラ
21,22を支持するケーシング本体部47aと、偏動
制御ローラ20を支持し且つケーシング本体部47aに
対して着脱自在に支持されたサブフレーム47bとから
成る。
【0069】詳しく説明すると、ケーシング本体部47
aは、上述した第1変形例のケーシングと同様に上方が
開放された箱体で成る。
【0070】上記サブフレーム47bは、ケーシング本
体部47aの長手方向に延びる一対の第1フレーム47
c,47cと、この第1フレーム47c,47cの両端
に掛け渡された第2フレーム47d,47dとを備えて
いる。第2フレーム47dには、その長手方向の中央部
から下方へ折曲げられた支持フランジ47eが形成され
ている。この支持フランジ47e,47e同士の間に偏
動制御ローラ20の各軸端部が支持されている。
【0071】また、上記ケーシング本体部47aにおけ
る支持フレーム11,12の上面11A,12Aには支
持フランジ47eを挿入するための凹陥部11Bが形成
されている。
【0072】このような構成により、偏動修正ユニット
10のベルトコンベア1に対する組み付け時には、ケー
シング本体部47aに各リターンローラ21,22を支
持させる一方、サブフレーム47bに偏動制御ローラ2
0を支持させる。この状態で、各リターンローラ21,
22と偏動制御ローラ20との間にコンベアベルト5の
下側のスパンを挟み込むように配置する。その後、ケー
シング本体部47aとサブフレーム47bとを一体的に
組付ける。この際、サブフレーム47bの支持フランジ
47eは、支持フレーム11,12の上面11A,12
Aの凹陥部11Bに挿入される。
【0073】これにより、コンベアベルト5は、各リタ
ーンローラ21,22に対してはその上側から、偏動制
御ローラ20に対してはその下側から夫々巻き掛けられ
た状態となる。このように、本形態では、ケーシング本
体部47aとサブフレーム47bとの組付け作業と同時
にコンベアベルト5を所定の巻き掛け状態にすることが
でき、作業性が良好である。
【0074】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を図面に基いて詳細に説明する。また、本実施形態
は、偏動制御ローラ20及びその軸端部の支持構造の変
形例である。その他の構成は上述した第1実施形態のも
のと同様である。従って、ここでは、主に偏動制御ロー
ラ20及びその軸端部の支持構造について説明する。
【0075】図13は本形態における偏動修正ユニット
10の斜視図であり、図14は偏動修正ユニット10の
正面図である。これら図に示すように、偏動制御ローラ
20は、その長手方向の中央部において分割され、図1
4の右側に位置する第1制御ローラ51と左側に位置す
る第2制御ローラ52とで成る。
【0076】第1制御ローラ51及び第2制御ローラ5
2の外側の軸端部(支持フレーム11,12に支持され
ている軸端部)には、上述した第1実施形態のものと同
様の偏動修正機構30A,30Bが夫々備えられてい
る。一方、各制御ローラ51,52の内側の軸端部(分
割部分の軸端部)にはローラ本体部51b,52bを図
示しないベアリングを介して支持する軸部材51a,5
2aが突設されている。この各軸部材51a,52a
が、センタフレーム16に取付けられた軸端支持フレー
ム53により支持されている。
【0077】この軸端支持フレーム53は、板材が略コ
字状に折曲げられて成る。この軸端支持フレーム53
は、開放部分が下側を向くように配置され、その上端部
分がセンタフレーム16の下面中央部に捩子止めされて
いる。軸端支持フレーム53の各下端部には各制御ロー
ラ51,52の軸部材51a,52aよりも僅かに大径
の支持孔が水平方向に貫通して形成されている。
【0078】各制御ローラ51,52の内側の軸部材5
1a,52aは、この軸端支持フレーム53の支持孔に
挿通されている。各制御ローラ51,52は、この挿通
部分を中心として他方の軸端部が偏動修正機構30A,
30Bにより変位可能となっている。尚、この内側の軸
端部にはEリング54が装着されて支持孔からの脱落を
防止している。
【0079】更に、本形態では、コンベアベルト5に偏
動が生じていない状態では、該コンベアベルト5の両端
部が夫々偏動検知リング40A,40Bの乗り上げ面4
0b,40bに僅かに乗り上げるように設定されてい
る。つまり、ベルト5が偏動していない状態での走行中
には、常に各偏動検知リング40A,40Bに回転トル
クが作用する構成となっている。また、各偏動修正機構
30A,30Bに備えられたバックテンションホルダ3
4,34に内装されている図示しないバックテンション
スプリングの付勢力は、上記偏動検知リング40A,4
0Bにベルト5が僅かに乗り上げている状態で作用して
いる回転トルクと釣合う程度に設定されている。つま
り、偏動検知リング40A,40Bにベルト5が僅かに
乗り上げている状態では、各制御ローラ51,52の外
側の軸端部が変位しないような構成、つまり、この軸端
部がテンションプレート31の支持孔31cの長手方向
(水平方向)の中央に位置するようになっている。従っ
て、このベルト5の乗り上げ量が大きくなる場合にはバ
ックテンションスプリングの付勢力よりも偏動検知リン
グ40に作用する回転トルクが大きくなって軸端部が一
方向に変位する。一方、ベルト5の乗り上げ量が小さく
なる場合には偏動検知リング40に作用する回転トルク
がバックテンションスプリング37の付勢力よりも小さ
くなって軸端部が他方向に変位する構成となっている。
【0080】尚、本形態のものは左右のベルト張力が一
致されている。つまり、予め一方向にベルト5を偏動さ
せる手段は設けられていない。
【0081】次に、本形態の構成における偏動修正動作
について説明する。図14に示すようなコンベアベルト
5に偏動が発生していない状態では、各制御ローラ5
1,52の偏動修正機構30,30では、偏動検知リン
グ40に作用する回転トルクとバックテンションスプリ
ングの付勢力とが軸端部の初期位置で釣合っている。こ
のため、各軸端部は変位せず、これら各制御ローラ5
1,52は、他のローラ3,4,21,22と平行状態
を維持する。
【0082】ベルト5に偏動が発生した場合、例えば、
図14においてベルト5が右方向へ偏動した場合には、
右側の偏動検知リング40Aに対する乗り上げ量は増大
し、逆に、左側の偏動検知リング40Bに対する乗り上
げ量は減少する。このため、右側の偏動修正機構40A
では、バックテンションスプリングの付勢力よりも偏動
検知リング40Aに作用する回転トルクが大きくなって
第1制御ローラ51の軸端部は一方向(図15における
上方向)に変位する。逆に、左側の偏動修正機構30で
は、偏動検知リング40Bに作用する回転トルクがバッ
クテンションスプリングの付勢力よりも小さくなって第
2制御ローラ52は軸端部が他方向(図15における下
方向)に変位する。これにより、偏動制御ローラ20
は、その全体が、長手方向の中央部分を回動中心として
各軸端部が互いに逆方向へ変位する。これにより、コン
ベアベルト5の右方向への偏動が制限される。
【0083】このように、本形態においても、ベルト偏
動の検知及び修正を行う機構を偏動修正ユニット10と
して一体的にユニット化しているので、簡単な作業でも
って既存のベルトコンベア1に偏動修正機能を備えさせ
ることができる。
【0084】また、本形態の構成によれば、偏動制御ロ
ーラ20の各軸端部が互いに逆方向へ変位することによ
りベルト5の偏動修正を行うようにしている。このた
め、上述した第1実施形態のように一方の軸端部を中心
に変位させる場合に比べて、個々の軸端部の変位量を大
きくすることなしに、偏動制御ローラ20を傾ける角度
を大きく設定することが可能になる。従って、短時間で
迅速な偏動修正を行うことができる。
【0085】尚、本第2実施形態では、偏動制御ローラ
20は、互いに切り離された第1及び第2制御ローラ5
1,52により構成したが、これらローラ51,52の
軸端部同士を連結した構成。つまり、図16に示すよう
に、各ローラ51,52のローラ本体51b,52bを
共通の軸部材55で支持する構成としてもよい。
【0086】上述した各実施形態では、偏動修正ユニッ
ト10をベルトコンベア1に搭載した場合について説明
したが、本発明は、これに限らず、複写機の転写ベルト
の駆動装置、プリンタ装置のベルト駆動装置等種々のベ
ルト駆動装置に適用可能である。
【0087】また、偏動検知リング40の回転運動を偏
動制御ローラ20の軸端部の変位に変換する手段として
は、上述したような検知紐41に限らず、ベルト状の部
材やラックアンドピニオン機構等を採用してもよい。こ
のラックアンドピニオン機構を採用した場合について簡
単に説明すると、偏動検知リング40のボス部40cの
外周面に歯車(ピニオン)を形成しておき、これを偏動
制御ローラ20の軸部の変位に方向に沿って配置したラ
ックに噛合させるようにする。
【0088】
【発明の効果】上述してきたように、本発明によれば、
以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載の
発明では、ベルトに偏動が生じた際、ローラの軸端部を
変位させることで偏動を修正するための機能部品をユニ
ット化し、このユニットをベルト駆動装置に対して着脱
自在とした。このため、既存のベルト駆動装置に、偏動
修正機能を備えさせるような場合に、このベルト駆動装
置を一旦分解して偏動修正の機能部品を組み込むといっ
た作業が不要になる。従って、極めて簡単な作業でもっ
て既存のベルト駆動装置に偏動修正機能を備えさせるこ
とができる。また、既存のベルト駆動装置に対してばか
りでなく、新たに組み立てられるベルト駆動装置に対し
ても、このユニットを取付けるだけで偏動修正のための
機能部品を容易に組み込むことが可能になる。従って、
この場合にも、ベルト駆動装置の組立て作業の簡素化を
図ることができる。
【0089】請求項2記載の発明では、偏動制御ローラ
の各軸端部を支持する一対の支持フレーム同士を連結す
るセンタフレームの長さ寸法を、一対の支持フレーム同
士が偏動制御ローラの長さ寸法に略一致した所定間隔を
存するように設定した。これにより、一対の支持フレー
ムとセンタフレームとを組み付けるといった比較的簡単
な作業で偏動制御ローラの各軸端部を適切な位置で支持
することが可能なユニット本体を得ることができる。
【0090】請求項3記載の発明では、ユニット本体
に、ベルトに対して所定の張力を付与する張力付与手段
を設けることで、ユニット本体に、偏動検出のための機
能部品及びローラ端部変位のための機能部品ばかりでな
く、ベルトに張力を付与するための機能部品をも備えさ
せることができる。従って、ベルト駆動装置自体にはベ
ルトに張力を与えるための手段は必要なくなり、構成の
簡素化が図れる。
【0091】請求項4記載の発明では、偏動制御ローラ
の両側部に、該偏動制御ローラのベルト巻き付き方向に
対して逆方向からベルトが巻き付くように配置されたリ
ターンローラを設けた。これにより、偏動制御ローラに
対するベルトの巻き掛け中心角を比較的大きく設定する
ことができ、この偏動制御ローラの軸端部が変位した際
に、この偏動制御ローラからベルトに与えられる初期偏
動とは逆方向の偏動成分を確実に発生させることができ
る。従って、偏動修正動作の信頼性の向上を図ることが
できる。
【0092】請求項5記載の発明では、支持フレーム
に、リターンローラの軸端部を支持する溝を有するリタ
ーンローラ受けを備えさせ、このリターンローラ受けの
各溝を支持フレームの中央側に向って水平方向に開放さ
せた。これにより、ベルトの張力を、リターンローラの
軸端部をリターンローラ受けの溝に押込む方向に作用す
る力として利用でき、ベルトの張力を有効に利用してリ
ターンローラの離脱が防止できる。
【0093】請求項6記載の発明では、リターンローラ
の配設位置を、偏動制御ローラの軸心を通り且つ該軸心
に沿って延びる鉛直面に対して対称となる位置とした。
これにより、ベルトの走行方向が何れの方向であっても
同様の偏動修正機能が発揮でき、偏動修正ユニットのベ
ルト駆動装置に対する組み付け方向を特に考慮する必要
がなくなり、組み付け作業性が良好になる。また、偏動
修正ユニットの汎用性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るベルトコンベアの斜視図で
ある。
【図2】偏動修正ユニットのコンベアシャーシへの組み
付け作業を説明するための斜視図である。
【図3】偏動修正ユニットの一部を破断した平面図であ
る。
【図4】偏動修正ユニットの一部を破断した正面図であ
る。
【図5】図4におけるX矢視図である。
【図6】図4におけるY矢視図である。
【図7】テンション機構及びバックテンション機構の分
解斜視図である。
【図8】支持フレームに対する偏動検知リング及び偏動
制御ローラの組み付け作業を示す斜視図である。
【図9】バックテンションシャフトによる軸端部の押圧
状態を示す断面図である。
【図10】偏動検知リングに対する検知紐の巻き付き状
態を示す斜視図である。
【図11】第1の変形例に係る偏動修正ユニットの斜視
図である。
【図12】第2の変形例に係る偏動修正ユニットの斜視
図である。
【図13】第2実施形態における図2相当図である。
【図14】第2実施形態における偏動修正ユニットの正
面図である。
【図15】第2実施形態の偏動修正動作を説明する偏動
制御ローラの平面図である。
【図16】第2実施形態の変形例における図14相当図
である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベア(ベルト駆動装置) 3,4 コンベアローラ 5 コンベアベルト 10 偏動修正ユニット 11,12 支持フレーム 13 リターンローラ受け 13a 溝 16 センタフレーム 20 偏動制御ローラ 21,22 リターンローラ 25 テンション機構(張力付与手段) 30 偏動修正機構(ローラ端部変位手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のローラに掛け渡されたベルトが
    ローラの回転駆動に伴って走行するベルト駆動装置に対
    して着脱自在とされたユニットであって、 上記ベルトが掛けられる偏動制御ローラと、 該偏動制御ローラの少なくとも一方の軸端部に設けら
    れ、該偏動制御ローラと独立して回転自在とされた偏動
    検出部材と、 上記ベルトに偏動が発生した際、この偏動に伴って偏動
    検出部材に作用する回転トルクによる該偏動検出部材の
    回転運動を、偏動制御ローラの軸端部が所定方向に変位
    する運動に変換することで、ベルトを偏動発生前の初期
    位置に向って移動させるローラ端部変位手段と、 上記偏動制御ローラ、偏動検出部材及びローラ端部変位
    手段が組付けられると共に、ベルト駆動装置に対して着
    脱自在に構成されたユニット本体とを備えていることを
    特徴とする偏動修正ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の偏動修正ユニットにおい
    て、 ユニット本体は、 偏動制御ローラの各軸端部を支持する一対の支持フレー
    ムと、 長手方向の両端部で上記各支持フレームを支持するセン
    タフレームとを備えており、 上記センタフレームの長さ寸法は、一対の支持フレーム
    同士が偏動制御ローラの長さ寸法に略一致した所定間隔
    を存するように設定されていることを特徴とする偏動修
    正ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の偏動修正ユニットにおい
    て、 ユニット本体には、ベルトに対して所定の張力を付与す
    る張力付与手段が設けられていることを特徴とする偏動
    修正ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の偏動修正ユニットにおい
    て、 偏動制御ローラに対し、ベルト長手方向の両側部近傍位
    置には、該偏動制御ローラと略平行で、且つ偏動制御ロ
    ーラのベルト巻き付き方向に対して逆方向からベルトが
    巻き付くように配置されたリターンローラが設けられて
    いることを特徴とする偏動修正ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の偏動修正ユニットにおい
    て、 ユニット本体は、ベルト幅方向に所定間隔を存して対向
    配置されて偏動制御ローラの各軸端部を支持する一対の
    支持フレームを備え、 該支持フレームには、リターンローラの軸端部を支持す
    る溝を有するリターンローラ受けが備えられ、 該リターンローラ受けの各溝は、支持フレームの中央側
    に向って水平方向に開放していることを特徴とする偏動
    修正ユニット、
  6. 【請求項6】 請求項4記載の偏動修正ユニットにおい
    て、 リターンローラの配設位置は、偏動制御ローラの軸心を
    通り且つ該軸心に沿って延びる鉛直面に対して対称とな
    る位置であることを特徴とする偏動修正ユニット。
JP33523196A 1996-12-16 1996-12-16 偏動修正ユニット Withdrawn JPH10167439A (ja)

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JP33523196A JPH10167439A (ja) 1996-12-16 1996-12-16 偏動修正ユニット
DE1997155965 DE19755965A1 (de) 1996-12-16 1997-12-16 Schlupfkorrektureinheit für Bandantriebssystem

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010280467A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Okura Yusoki Co Ltd ローラ支持具および搬送装置
CN103274175A (zh) * 2013-04-12 2013-09-04 大连交通大学 胶带输送机液压张紧力智能控制仪表
CN104773575A (zh) * 2015-03-30 2015-07-15 余嗜裔 一种布料输送机

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