JPH10166617A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH10166617A
JPH10166617A JP32971696A JP32971696A JPH10166617A JP H10166617 A JPH10166617 A JP H10166617A JP 32971696 A JP32971696 A JP 32971696A JP 32971696 A JP32971696 A JP 32971696A JP H10166617 A JPH10166617 A JP H10166617A
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JP
Japan
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ink
voltage
ink cartridge
recording apparatus
jet recording
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Application number
JP32971696A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiko Oikawa
達彦 及川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジの装着の有無を検出する
構成が複雑になる。 【解決手段】 インクカートリッジ6に設けた一対の電
極25,26間に交流電圧印加回路41からの交流電圧
を印加し、一対の電極25,26間に発生する電圧を検
出してAC−DC変換回路42で直流電圧に変換し、こ
の直流電圧と基準電圧発生部44からの複数の基準電圧
とを比較して、判定部45でインク残量及びインクカー
トリッジ装着有無を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、特に交換型インクカートリッジを用いるイ
ンクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、記録時の振
動、騒音が殆どなく、カラー化が容易なことから、コン
ピュータ等のデジタル処理装置のデータを出力するプリ
ンタの他、ファクシミリやコピー等にも用いられるよう
になっている。このような記録装置は、例えば記録ヘッ
ドをキャリッジに搭載して、記録ヘッドを主走査方向に
移動させると共に、記録媒体(インク滴を付着させるも
の)を主走査方向と直交する副走査方向に移動させなが
ら、記録ヘッドのノズル列から記録信号に応じてインク
滴を記録媒体に吐出することによって、高速、高密度、
高品質の記録を行なうようにしている。
【0003】ところで、インクジェット記録装置におい
ては、記録ヘッドにインクを供給するために多孔質体
(フォーム体)を内蔵してこれにインクを充填したイン
クカートリッジ(インクタンクとも称される。)が用い
られており、インク残量が減少したことを検知してイン
クカートリッジの交換時期を知らせるようにしている。
【0004】このようにインク残量を検出表示するた
め、従来のインクジェット記録装置においては、例えば
特開平3−277558号公報、特開平4−25006
4号公報などに記載されているように、インクカートリ
ッジに設けた検知ピン(一対の電極)によってインクエ
ンド等を検出する検知ピン方式を採用している。これ
は、インクを保持したフォーム体を収納したカートリッ
ジケース内に先端が臨む2本の検知ピン(一対の電極)
を設け、この2本の検知ピンに電圧を印加することによ
って、2本の検知ピン間に発生する電圧を検出し、その
検出電圧を基準値と比較することによって、インクカー
トリッジのインク残量がインクエンド状態、或いはイン
クニアーエンド状態になったことを検出する。
【0005】その他、検知ピンを用いない方式のものと
しては、例えば特開昭55−158977号公報に記載
されているように、柔らかいインクタンク内にインクが
減少すると確認できるインクと異なる色の部材又は着色
を施したインク残量警告機構、特公平3−60670号
公報に記載されているように、インク容器内に可塑性を
有するインク袋を収納し、インク袋中央部に袋の変位に
伴って変位する板状部材を設けて、その変位をリードス
イッチ等の素子で検出するようにしたインクジェットプ
リンタ、特公平4−63780号公報に記載されている
ように、インク供給路内に圧力変化を検出する半導体セ
ンサなどの圧力検出器を設けたインク残量検知装置など
が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな交換型のインクカートリッジを用いる場合、インク
無しの状態には、装着されているインクカートリッジ内
のインクがないインクエンド状態のときもあれば、そも
そもインクカートリッジが装着されていないときもあ
る。
【0007】しかしながら、上述した従来のインク残量
検知方式では、インクカートリッジの検知ピンを用いて
インクカートリッジの装着の有無(装填の有無)を検知
することができないので、別途インクカートリッジに突
起部を設け、キャリッジ側にインクカートリッジの突起
部で作動するマイクロスイッチなどの装着検知手段を設
け、この装着検知手段の検知結果によってインクカート
リッジの有無を検出するようにしている。
【0008】ところが、インクジェット記録装置におい
ては、カラー記録を行なうためにイエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色
のインクを用いるのが一般的であるため、各色のインク
カートリッジの装着の有無を検知するためには、4個の
装着検知手段及びそのための検出回路を別途設けなけれ
ばならず、構成が複雑になり、コストが高くなる。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、簡単な構成で、低コストでインクカートリッジの
装着の有無を検出できるインクジェット記録装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1のインクジェット記録装置は、インクカー
トリッジに設けた一対の電極間に電圧を印加して、この
一対の電極間に発生する電圧を検出する電圧検出手段
と、この電圧検出手段の検出結果を予め定めた基準値と
比較して前記インクカートリッジが装着されているか否
かを判別する判別手段とを備えている構成とした。
【0011】請求項2のインクジェット記録装置は、イ
ンクカートリッジに設けた一対の電極間に電圧を印加し
て、この一対の電極間に発生する電圧を検出する電圧検
出手段と、この電圧検出手段の検出結果を予め定めた複
数の基準値と比較して、前記インクカートリッジのイン
ク残量及び前記インクカートリッジが装着されているか
否かを判別する判別手段とを備えている構成とした。
【0012】請求項3のインクジェット記録装置は、上
記請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置にお
いて、前記電圧検出手段が、前記インクカートリッジの
一対の電極間に交流電圧を印加する交流電圧印加手段
と、前記電極間に発生する交流電圧を直流電圧に変換す
る交−直変換手段とを備えている構成とした。
【0013】請求項4のインクジェット記録装置は、上
記請求項1又は2のインクジェット記録装置において、
前記電圧検出手段が、前記インクカートリッジの一対の
電極間に交流電圧を印加する交流電圧印加手段と、前記
電極間に発生する交流電圧を直流電圧に変換する交−直
変換手段と、この交−直変換手段から出力する検出電圧
をデジタル値に変換するA/D変換手段とを備えている
構成とした。
【0014】請求項5のインクジェット記録装置は、上
記請求項1乃至4のいずれかのインクジェット記録装置
において、環境温度を検出する温度検出手段と、この温
度検出手段の検出結果に基づいて、前記基準値を設定す
る手段を備えている構成とした。
【0015】請求項6のインクジェット記録装置は、上
記請求項1乃至5のいずれかのインクジェット記録装置
において、インクの色の異なる複数のインクカートリッ
ジを装着可能であり、前記判別の対象となるインクカー
トリッジを選択する手段を備えている構成とした。
【0016】請求項7のインクジェット記録装置は、上
記請求項6のインクジェット記録装置において、前記一
対の電極間に電圧を印加するインクカートリッジを選択
して、前記判別の対象となるインクカートリッジを選択
する構成とした。
【0017】請求項8のインクジェット記録装置は、上
記請求項2乃至7のいずれかのインクジェット記録装置
において、前記インク残量はインクニアエンド状態及び
/又はインクエンド状態である構成とした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1は本発明を適用したイン
クジェット記録装置の機構部の概略図、図2は記録ヘッ
ドの要部拡大断面図、図3は記録ヘッドとインクカート
リッジ回りの説明図である。
【0019】このインクジェット記録装置は、フレーム
1に横架したガイドレール2,3にキャリッジ4を移動
可能に装着し、このキャリッジ4に記録ヘッド5(図3
参照)を搭載すると共に、インクカートリッジ6を交換
可能に装着し、図示しないモータ等の駆動源によってキ
ャリッジ4を矢示A方向に移動可能とすると共に、ガイ
ド板7にセットされる記録媒体(インク滴が付着するも
の)である用紙8を、図示しない駆動源によってドライ
ブギヤ9及びスプロケットギヤ10を介して回動される
送りノブ11を備えたプラテン12にて取込み、プラテ
ン12周面とこれに圧接するプレッシャローラ13とに
よって矢示B方向に搬送可能としている。
【0020】記録ヘッド5は、図2及び図3に示すよう
に多数のノズル孔14を形成したノズルプレート15
と、ノズル孔14が連通するインク液室16を形成する
液室形成部材17と、インク液室16内のインクを加圧
する圧電素子等の電気機械変換素子或いは発熱抵抗体等
の電気熱変換素子などのエネルギー発生手段とを備え
て、エネルギー発生素子で発生したエネルギーでインク
液室16内のインクを加圧することによって、ノズル孔
14からインク滴18を吐出させるインクジェットヘッ
ドである。この記録ヘッド5は、イエロー(Y)イン
ク、マゼンタ(M)インク、シアン(C)インク、ブラ
ック(Bk)インクをそれぞれ吐出する4個のヘッドか
らなる。
【0021】同様に、インクカートリッジ6も各色のイ
ンクを供給するための4個のカートリッジ6y,6m,
6c,6kからなる。なお、記録ヘッド5は、複数のノ
ズル孔を有するマルチノズルインクジェットヘッドであ
り、各色毎に独立したヘッドを用いているが、1個のヘ
ッドに各色のインク滴を吐出する複数のノズル列を備え
ものでもよい。また、インクカートリッジ6の構成は後
述する。
【0022】このように構成したこのインクジェット記
録装置では、記録ヘッド5(キャリッジ4)を主走査方
向に移動走査させながら、用紙8を副走査方向に搬送し
て、記録ヘッド5のノズルからインク滴を噴射させるこ
とによって、用紙8上に所要のカラー画像を記録する。
【0023】ここで、図3を参照してインクカートリッ
ジ6及び記録ヘッド5との接続関係について説明する。
インクカートリッジ6は、カートリッジケース21内に
インクを充填したフォーム体22を有し、このカートリ
ッジケース21の底部には記録ヘッド5と接続するため
のフィルタ23を備えたインク供給口24を設け、また
カートリッジケース21の上部にはインクカートリッジ
6内の圧力を制御するための大気連通口23を設けてい
る。さらに、カートリッジケース21には先端部がフォ
ーム体22に臨む一対の電極(検知ピン)25,26を
設けている。
【0024】このインクカートリッジ6と記録ヘッド5
との接続はインク供給口24を記録ヘッド5のフィルタ
27を有するインク供給口28に装着して行なう。一
方、インクカートリッジ6を装着(搭載)するキャリッ
ジ4側にはインクカートリッジ6の一対の電極25,2
6に接続可能な受電口31,32を配設し、この受電口
31,32はコネクタ33を介して本体制御部に接続す
る。なお、記録ヘッド6もコネクタ34を介して本体制
御部に接続する。
【0025】次に、このインクジェット記録装置に備え
ているインク残量/カートリッジ装着有無検出部の第1
例について図4を参照して説明する。なお、このインク
残量/カートリッジ装着有無検出部は1つのインクカー
トリッジ6(6y,6m,6c,6kのいずれか)につ
いてのみ図示している。
【0026】このインク残量/カートリッジ装着有無検
出部は、インクカートリッジ6に設けた一対の電極2
5,26間に交流電圧を印加する交流電圧印加手段であ
る交流電圧印加回路41と、一対の電極25,26間に
発生する交流電圧を直流電圧に変換する交−直変換手段
であるAC−DC変換回路42と、このAC−DC変換
回路42で変換された直流電圧を予め定めた複数の基準
値(基準電圧)と比較して、インク残量及びインクカー
トリッジ装着有無を示す信号を出力する比較回路43
と、予め設定した複数の基準電圧を発生する基準電圧発
生部44と、比較回路43の各信号に基づいてインク残
量及びインクカートリッジ装着有無を判別する判別部4
5とからなる。
【0027】なお、交流電圧印加回路41及びAC−D
C変換回路42でインクカートリッジ6に設けた一対の
電極25,26間に電圧を印加して、この一対の電極2
5,26間に発生する電圧を検出する電圧検出手段を構
成し、比較回路43、基準電圧発生部44及び判別部4
5で、インクカートリッジ6のインク残量及びインクカ
ートリッジが装着されているか否かを判別する判別手段
を構成している。
【0028】交流電圧印加回路41は、発振器(OS
C)46を有し、このOSC46から発生した交流電圧
V0(電圧値±V0)を電流制限用の抵抗R1を介して
インクカートリッジ6の一方の電極25に印加し、他方
の電極26を共通グランド(GND)に接続している。
AC−DC変換回路42は、交流電圧印加回路41から
インクカートリッジ6の一対の電極25,26間に交流
電圧が印加されることによって、一対の電極25,26
間のインクの抵抗成分(抵抗R2という。)によって発
生する交流電圧V1をダイオードD1及びコンデンサC
1によって整流して直流の検出電圧V2として出力す
る。
【0029】比較回路43は、AC−DC変換回路42
からの検出電圧V2をそれぞれ一方の入力とし、基準電
圧発生部44からの基準電圧E1,E2,E3をそれぞ
れ他方入力とする3個の比較器43a,43b,43c
からなる。比較器43aは検出電圧V2を基準電圧E1
と比較し、V2≧E1のときに信号S1を出力する。比
較器43bは検出電圧V2を基準電圧E2と比較し、V
2≧E2のときに信号S2を出力する。比較器43cは
検出電圧V2を基準電圧E3と比較し、V2≧E3のと
きに検知信号S3を出力する。
【0030】判別部45は、比較回路43の比較器43
a〜43cの各比較結果に基づいて信号S1,S2,S
3がいずれも「L」レベルのときにインクカートリッジ
が装着されていない(装着無)と、信号S1,S2が
「L」レベルで、信号S3が「H」レベルのときにイン
クエンド状態と、信号S1が「L」レベルで、信号S
2,S3が「H」レベルのときにインクエンド状態と判
別する。
【0031】次に、このインク残量/インクカートリッ
ジ装着有無検出部の作用について図5及び図6を参照し
て説明する。交流電圧印加回路41のOSC46から図
5(a)に示すような交流電圧V0を、抵抗R1を介し
てインクカートリッジ6の一方の電極25に印加する
と、インクの抵抗成分(抵抗R2)があるので、交流電
圧V0は固定の抵抗R1とインクの抵抗R2とによって
分圧される。したがって、交流電圧印加回路41から出
力される検出電圧V1は同図(b)に示すようにインク
残量に応じて変化し、検出電圧V1は、V1=R2/
(R1+R2)×V0で表わされる電圧になる。
【0032】この検出電圧V1をAC−DC変換回路4
2で直流電圧に変換することによって、同図(c)に示
すような直流の検出電圧V2が得られる。この検出電圧
V2は、ダイオードD1の順方向降下電圧をVFとする
と、V2=V1−VF=R2/(R1+R2)×V0−
VFで表わされる電圧となる。
【0033】ここで、インクの抵抗成分R2がインクの
残量によって変化し、インク残量が多いときには抵抗値
は比較的低い値で一定であるが、インク残量が少なくな
るに従って急激に高くなる。したがって、検出電圧V2
は、図6に示すようにインク残量が多いときには比較的
一定の低い電圧値になるが、インク残量が減少すること
によって急激に高い電圧値になる。
【0034】そこで、同図に示すようにインクカートリ
ッジ6内のインク残量がインクニアエンド残量P1にな
ったときの検出電圧V2に対応する電圧を基準電圧E1
として設定し、これを比較器43aに入力してAC−D
C変換回路42からの検出電圧V2と比較する。これに
よって、比較器43aからは検出電圧V2が基準電圧E
1以上になった(V2≧E1)ときに「L」レベルの信
号S1を出力することができる。
【0035】また、同図に示すようにインクカートリッ
ジ6内のインク残量がインクエンド残量P2(P2<P
1)になったときの検出電圧V2に対応する電圧を基準
電圧E2として設定し、これを比較器43bに入力して
AC−DC変換回路42からの検出電圧V2と比較す
る。これによって、比較器43bからは検出電圧V2が
基準電圧E2以上になった(V2≧E2)ときに「L」
レベルになる信号S2を出力することができる。なお、
このとき、V2≧E1にもなるので、比較器43aの信
号S1も「L」レベルになる。
【0036】さらに、インクカートリッジ6を装着して
いないときの検出電圧V2(これを「V2open」で表わ
す。)は、インクの電気的抵抗成分が無限大であるの
で、V2open=V0−VFで表わされる。また、インク
カートリッジ6が装着されているが、インクエンド位置
を過ぎてある程度インクを消費した段階では、検出電圧
V2は、図6に示すように電圧V3で飽和して上昇しな
くなる。これは、インクカートリッジ6内のインクが少
なくなると、インクの表面張力によってインクカートリ
ッジ6から記録ヘッド5へ供給されなくなり、インクカ
ートリッジ6内に残ったままの状態になるからである。
【0037】ここで、飽和電圧V3は、インクの成分に
よっても異なるが、インクカートリッジ6を装着してい
ないときの検出電圧V2openよりも低く、インクエンド
残量P2の検出電圧V2(=E1)よりも高い電圧にな
る(V2(open)<V3<E2)。したがって、インク
カートリッジ6を装着していないときの検出電圧V2
(open)よりも低く飽和電圧V3よりも高い電圧を基準
電圧E3(V2open<E3<V3)として設定して、こ
れを比較器43cに入力して検出電圧V2と比較する。
これによって、比較器43cからは検出電圧V2が基準
電圧E3以上になった(V2≧E3)ときに「L」レベ
ルの信号S3を出力することができる。なお、このとき
にはV2>E2>E1となるので、各比較器43a,4
3bの信号S2,S1も「L」レベルになる。
【0038】したがって、判別部46では、各比較器4
3a,43b,43cからの各信号S1,S2,S3を
組合わせることによって、インクニアエンド状態(S1
が「L」)、インクエンド状態(S1,S2が
「L」)、インクカートリッジ装着無しの状態(S1,
S2,S3がいずれも「L」)を判別することができ
る。
【0039】このように、インクカートリッジに設けら
れた一対の電極間に交流電圧を印加して、一対の電極間
に発生する交流電圧を直流電圧に変換して検出し、この
検出電圧を複数の基準値と比較することによって、イン
クニアエンド状態及びインクエンド状態のインク残量と
インクカートリッジ装着の有無を判別することができ、
インクカートリッジ装着有無(装着/非装着)を検知す
るためにインク残量を検知する電極(検知ピン)とは別
にマイクロスイッチなどの検知手段を設ける必要がなく
なり、特に複数のインクカートリッジを使用する場合の
構成を簡単にすることが可能になる。
【0040】次に、インク残量/カートリッジ装着検出
部の第2例について図7を参照して説明する。このイン
ク残量/カートリッジ装着検出部は、このインクジェッ
ト記録装置全体の制御を司る主制御部50を構成するマ
イクロコンピュータ(以下、「CPU」と略称する。)
51で検出電圧と基準値(基準電圧)とを比較すること
によって、インクニアエンド状態、インクエンド状態及
びインクカートリッジ装着有無を判別するようにしたも
のである。
【0041】すなわち、交流電圧印加回路41はOSC
46からの交流電圧V0を直流カット用コンデンサC2
及び電流制限用抵抗R1を介してインクカートリッジ6
の電極25に印加する。なお、コンデンサC2と並列に
抵抗R3を接続している。そして、インクカートリッジ
6の電極25,26間に発生する電圧V1をAC−DC
変換回路42で直流の検出電圧V2に変換する。一方、
主制御部50にはこの検出電圧V2をA/D(アナログ
/デジタル)変換するA/D変換器(以下「ADC」と
いう。)52を備え、このA/D変換器52からのデジ
タル値である検出電圧値V2をCPU51に入力してい
る。
【0042】また、インクカートリッジ6の環境温度を
検出するサーミスタ53を設け、このサーミスタ53に
は抵抗R4を介して電源電圧Vccを給電して、サーミ
スタ53の両端電圧(検出温度電圧)VthをADC5
3によってA/D変換して検出環境温度のデータとして
CPU51に入力している。なお、これらのADC5
2,54はCPU50に内蔵されたものでもよい。
【0043】そして、主制御部50には基準値のデータ
をテーブル化して格納したメモリ55を備えている。こ
のメモリ54に格納した基準値は、前記図6で説明した
ようにインクニアエンド状態、インクエンド状態及びイ
ンクカートリッジ無し(非装着)の各状態を検出するた
めの基準電圧E1,E2,E3に相当するデータ(以
下、「基準値E1,E2,E3」で表わす。)である。
ここで、これら3つの基準値(これを「基準値群」と称
する。)を格納したテーブルは、複数の温度若しくは温
度範囲に対して複数種設けている。
【0044】次に、このインク残量/インクカートリッ
ジ装着有無検出部の作用について図8を参照して説明す
る。先ず、CPU51はADC53から検出環境温度を
取り込んで、この検出環境温度に応じた基準値のテーブ
ルを選択して、検出電圧値V2と比較する基準値E1,
E2,E3を選択設定する。そして、ADC51から検
出電圧値V2を取り込む。
【0045】これを設定した基準値テーブルから読み出
した基準値E3と比較して、検出電圧値V2が基準値E
3以上(V2≧E3)か否かを判別する。このとき、検
出電圧値V2が基準値E3以上(V2≧E3)であれ
ば、インクカートリッジ無しと判別して、その旨を表示
器に表示すると共に、記録装置(システム)の停止動作
を行う。これに対して、V2≧E3でなければ、検出電
圧値V2が基準値E2以上(V2≧E2)か否かを判別
し、V2≧E2であれば、インクエンド状態と判別し
て、その旨を表示器に表示すると共に共にシステムの停
止動作を行う。さらに、V2≧E2でなければ、検出電
圧値V2が基準値E1以上(V2≧E1)か否かを判別
し、V2≧E1であれば、インクニアエンド状態と判別
して、その旨を表示器に表示する。なお、V2≧E1で
なければ、インクカートリッジが装着され、且つインク
残量も十分であるので、そのままこの処理を抜ける。
【0047】ここで、環境温度と検出電圧値との関係に
ついて前述した図6をも参照して説明すると、インクの
電気的抵抗値R2は環境温度によって変化し、常温(2
5℃)に対して、高温時には低くなり、低温時には高く
なるので、検出電圧V2も同図に示すように環境温度に
応じて変化する。なお、同図では常温時の検出温度V2
を実線で、環境温度50℃のときの検出温度V2の変化
を破線で、環境温度5℃のときの検出温度V2を一点鎖
線で示している。
【0048】したがって、同じインク残量であっても検
出電圧V2が環境温度に応じて異なることになり、同図
に示すようにインクニアエンドを検出するための基準電
圧を電圧E1で固定した場合、高温時のインク残量はP
1Hとなり、低温時のインク残量はP1Lとなって、所
定のインクニアエンド量P1になったことを検出できな
い。
【0049】そこで、サーミスタ53などを用いてイン
クカートリッジ6の環境温度を検出し、この環境温度に
応じて基準値を変化させる。例えば、インクニアエンド
状態を検出するための基準電圧E1は、高温時には電圧
E1Lに設定し、低温時にはE1Hに設定する。このよ
うに、例えば環境温度0℃〜15℃のときには基準電圧
E1H、15℃〜30℃のときには基準電圧E1、30
℃〜50℃のときには基準電圧E1Lというように複数
種設定しておき、検出した環境温度に応じて使用する基
準値を選択することによって、インクニアエンド状態、
インクエンド状態、インクカートリッジ装着無しの状態
を正確に検出することができる。
【0050】次に、インク残量/カートリッジ装着有無
検出部の第3例について図9を参照して説明する。この
インク残量/カートリッジ装着有無検出部は、この実施
例のインクジェット記録装置のように複数のインクカー
トリッジ6y,6m,6c,6k(なお、y,m,c,
kのすべてを表わすときには「y〜k」を用いる。)を
装着可能なときに判別対象とするインクカートリッジを
選択できるようにして構成の簡易化を図ったものであ
る。
【0051】すなわち、OSC46からの交流電圧V0
y〜V0kを直流カット用コンデンサC2y〜C2k及
び抵抗R1y〜R1kを介してそれぞれ各インクカート
リッジ6y〜6kの一方の電極25に印加する。なお、
コンデンサC2y〜C2kと並列に抵抗R3y〜R3k
をそれぞれ接続し、また電源電圧VccとコンデンサC
2y〜C2kと間に直列に抵抗R6を接続している。
【0052】また、各インクカートリッジ6y〜6kの
一方の電極25側に発生する電圧V1y〜V1kを、そ
れぞれダイオードD1y〜D1kとコンデンサC1及び
抵抗R7からなるAC−DC変換回路でAC−DC変換
してADC51に入力し、このADC52の変換結果を
CPU51に入力している。さらに、各インクカートリ
ッジ1y〜1kの他方の電極26と接地間にはそれぞれ
アナログスイッチASy〜ASkを介挿し、これらのア
ナログスイッチASy〜ASkをオン/オフ制御するた
めの制御信号ドライバDVy〜DVkを設け、CPU5
1からの制御信号Yo,Mo,Co,Koでアナログス
イッチASy〜ASkをオン/オフ制御する。
【0053】次に、このインク残量/カートリッジ装着
有無検出部の作用について図10及び図11を参照して
説明する。先ず、図11(a)に示すようにOSC46
からは交流電圧V0が出力されてインクカートリッジ6
y〜6kの各電極25に交流電圧V0y〜V0kがそれ
ぞれ印加されているが、CPU51からの制御信号Y
o,Mo,Co,Koが出力されていないときにはアナ
ログスイッチASy〜ASkがオフ状態になるので、電
圧V1y〜V1kはいずれも出力されない状態にある。
【0054】そこで、図10を参照して、CPU51
は、まず図11(b)に示すように制御信号Yoを所定
時間出力してドライバDVyを介してアナログスイッチ
ASyをオン状態にしてYインクのインクカートリッジ
6yを判別対象インクカートリッジとして選択する。こ
れによって、図11(f)に示すようにインクカートリ
ッジ6yの電極25,26間に発生する電圧V1yが出
力され、これがAC−DC変換されて同図(j)に示す
ように検出電圧V2としてADC52に入力される。
【0055】このときADC52から出力される検出電
圧値V2を取り込んで、前述した第2例で説明したと同
様にして、検出電圧値V2を基準値と比較することによ
って、インクカートリッジ6yについて装着有無、イン
クエンド状態、インクニアエンド状態の判別を行う。な
お、図11(j)に示す検出電圧V2の例ではYインク
のインクカートリッジ6yはインクニアエンド状態であ
る。
【0056】次いで、同様に図11(c)に示すように
制御信号Moを所定時間出力してドライバDVmを介し
てアナログスイッチASmをオン状態にしてMインクの
インクカートリッジ6mを判別対象インクカートリッジ
として選択する。これによって、図11(g)に示すよ
うにインクカートリッジ6mの電極25,26間に発生
する電圧V1mが出力され、これがAC−DC変換され
て同図(j)に示すように検出電圧V2としてADC5
2に入力される。
【0057】このときADC52から出力される検出電
圧値V2を取り込んで、前述した第2例で説明したと同
様にして、検出電圧値V2を基準値と比較することによ
って、インクカートリッジ6mについて装着有無、イン
クエンド状態、インクニアエンド状態の判別を行う。な
お、図11(j)に示す検出電圧V2の例ではMインク
のインクカートリッジ6mはインクエンド状態である。
【0058】次いで、同様に図11(d)に示すように
制御信号Coを所定時間出力してドライバDVcを介し
てアナログスイッチAScをオン状態にしてCインクの
インクカートリッジ6cを判別対象インクカートリッジ
として選択する。これによって、図11(h)に示すよ
うにインクカートリッジ6cの電極25,26間に発生
する電圧V1cが出力され、これがAC−DC変換され
て同図(j)に示すように検出電圧V2としてADC5
2に入力される。
【0059】このときADC52から出力される検出電
圧値V2を取り込んで、前述した第2例で説明したと同
様にして、検出電圧値V2を基準値と比較することによ
って、インクカートリッジ6cについて装着有無、イン
クエンド状態、インクニアエンド状態の判別を行う。な
お、図11(j)に示す検出電圧V2の例ではCインク
のインクカートリッジ6cはインクエンド状態である。
【0060】次いで、同様に図11(e)に示すように
制御信号Koを所定時間出力してドライバDVkを介し
てアナログスイッチASkをオン状態にしてKインクの
インクカートリッジ6kを判別対象インクカートリッジ
として選択する。これによって、図11(i)に示すよ
うにインクカートリッジ6kの電極25,26間に発生
する電圧V1kが出力され、これがAC−DC変換され
て同図(j)に示すように検出電圧V2としてADC5
2に入力される。
【0061】このときADC52から出力される検出電
圧値V2を取り込んで、前述した第2例で説明したと同
様にして、検出電圧値V2を基準値と比較することによ
って、インクカートリッジ6kについて装着有無、イン
クエンド状態、インクニアエンド状態の判別を行う。な
お、図11(j)に示す検出電圧V2の例ではKインク
のインクカートリッジ6kは装着無しの状態である。
【0062】このように、判別対象インクカートリッジ
を選択できるようにすることによって、回路構成が簡単
になり、複数色のインクカートリッジを使用するカラー
インクジェット記録装置における構成を一層簡素化する
ことができる。
【0063】次に、インク残量/カートリッジ装着有無
検出部の第4例について図12を参照して説明する。こ
のインク残量/カートリッジ装着有無検出部も上述した
第3例と同様に複数のインクカートリッジを装着可能な
ときに検出対象インクカートリッジを選択できるように
して構成の簡易化を図ったものである。
【0064】すなわち、OSC46からの交流電圧V0
をゲート回路Gy〜Gkと直流カット用コンデンサC2
y〜C2k及び抵抗R1y〜R1kを介して、それぞれ
各インクカートリッジ6y〜6kの一方の電極25に印
加する。なお、コンデンサC2y〜C2kと並列に抵抗
R3y〜R3kをそれぞれ接続し、また電源電圧Vcc
とコンデンサC2y〜C2kと間に直列に抵抗R6y〜
R6kを接続している。そして、CPU51からの制御
信号Yo,Mo,Co,Koでゲート回路Gy〜Gkを
開閉制御する。
【0065】また、各インクカートリッジ6y〜6kの
一方の電極25側に発生する電圧V1y〜V1kをそれ
ぞれダイオードD1y〜D1kとコンデンサC1及び抵
抗R7からなるAC−DC変換回路を介して直流の電圧
V2に変換してADC52に入力し、このADC52か
らの検出電圧値V2をCPU51に入力している。さら
に、各インクカートリッジ6y〜6kの他方の電極26
はいずれも接地している。
【0066】したがって、CPU51から制御信号Yo
を出力してゲート回路Gyを開くことによって交流電圧
V0yがインクカートリッジ6yの電極25に印加され
ので、インクカートリッジ6yを判別対象インクカート
リッジとして選択できる。同様に、CPU51から制御
信号Moを出力してゲート回路Gmを開くことによって
交流電圧V0mがインクカートリッジ6mの電極25に
印加されので、インクカートリッジ6mを判別対象イン
クカートリッジとして選択できる。同様に、CPU51
から制御信号Coを出力してゲート回路Gcを開くこと
によって交流電圧V0cがインクカートリッジ6cの電
極25に印加されので、インクカートリッジ6cを判別
対象インクカートリッジとして選択できる。同様に、C
PU51から制御信号Koを出力してゲート回路Gkを
開くことによって交流電圧V0kがインクカートリッジ
6kの電極25に印加されので、インクカートリッジ6
kを判別対象インクカートリッジとして選択できる。
【0067】このようにして交流電圧V0(V0y〜V
0k)を印加するインクカートリッジ6y〜6kを選択
した後の処理は、上記第3例で説明したのと同様であ
る。
【0068】なお、上記実施例においては、インクカー
トリッジのインクニアエンド状態、インクエンド状態及
びインクカートリッジ装着有無を検出判別できるように
しているが、インクカートリッジ装着有無のみを検出す
るようにしてもよく、またインクエンド状態及びインク
カートリッジ装着有無を検出するようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のインク
ジェット記録装置によれば、インクカートリッジに設け
た一対の電極間に電圧を印加して、この一対の電極間に
発生する電圧を検出し、この検出結果を予め定めた基準
値と比較してインクカートリッジが装着されているか否
かを判別するようにしたので、インクカートリッジに設
けられる残量検出用の一対の電極を用いてインクカート
リッジの有無を判別できるようになり、簡単な構成で、
低コストでインクカートリッジの有無を検出することが
可能になる。
【0070】請求項2のインクジェット記録装置によれ
ば、インクカートリッジに設けた一対の電極間に電圧を
印加して、この一対の電極間に発生する電圧を検出し、
この検出結果を予め定めた複数の基準値と比較して、イ
ンクカートリッジのインク残量及び前記インクカートリ
ッジが装着されているか否かを判別するようにしたの
で、簡単な構成で、低コストでインク残量及びインクカ
ートリッジの有無を検出することできる。
【0071】請求項3のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1又は2に記載のインクジェット記録装
置において、電圧検出手段がインクカートリッジの一対
の電極間に交流電圧を印加する交流電圧印加手段と電極
間に発生する交流電圧を直流電圧に変換する交−直変換
手段とを備えている構成としたので、簡単な構成で、低
コストでインクカートリッジの有無又はインク残量及び
インクカートリッジの有無を検出することできる。
【0074】請求項4のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1又は2のインクジェット記録装置にお
いて、電圧検出手段がインクカートリッジの一対の電極
間に交流電圧を印加する交流電圧印加手段と電極間に発
生する交流電圧を直流電圧に変換する交−直変換手段
と、この交−直変換手段から出力する検出電圧をデジタ
ル値に変換するA/D変換手段とを備えている構成とし
たので、デジタル処理で判別を行うことができて、一層
構成が簡単になる。
【0075】請求項5のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1乃至4のいずれかのインクジェット記
録装置において、環境温度を検出し、この検出結果に基
づいて基準値を設定するようにしたので、インクカート
リッジ装着有無若しくはインク残量及びインクカートリ
ッジ装着有無をより正確に判別することができる。
【0076】請求項6のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項1乃至5のいずれかのインクジェット記
録装置において、インクの色の異なる複数のインクカー
トリッジを装着可能であり、判別の対象となるインクカ
ートリッジを選択する手段を備えている構成としたの
で、カラーインクジェット記録装置におけるインクカー
トリッジの装着有無若しくはインク残量及びインクカー
トリッジの装着有無を簡単な構成で判別できる。
【0077】請求項7のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項6のインクジェット記録装置において、
一対の電極間に電圧を印加するインクカートリッジを選
択して判別の対象となるインクカートリッジを選択する
構成としたので、簡単な構成で判別対象インクカートリ
ッジを選択することが可能になる。
【0078】請求項8のインクジェット記録装置によれ
ば、上記請求項2乃至7のいずれかのインクジェット記
録装置において、インク残量はインクニアエンド状態及
び/又はインクエンド状態である構成とので、インクカ
ートリッジの装着だけでなくインクニアエンド状態、イ
ンクエンド状態を既存のインクカートリッジの電極を用
いて検出、判別できるようになり、極めて構成が簡単に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の機
構部の概略図
【図2】記録ヘッドの要部拡大断面図
【図3】記録ヘッドとインクカートリッジ回りの説明図
【図4】インク残量/インクカートリッジ装着有無検出
部の第1例を示す回路図
【図5】同検出部の説明に供する電圧波形図
【図6】同検出部の説明に供する検出電圧とインク残
量、インクカートリッジ装着有無の関係を示す説明図
【図7】インク残量/インクカートリッジ装着有無検出
部の第2例を示す回路図
【図8】図7の作用説明に供する概略フロー図
【図9】インク残量/インクカートリッジ装着有無検出
部の第3例を示す回路図
【図10】図9の作用説明に供する概略フロー図
【図11】図9の作用説明に供する各部の信号波形の一
例を示すタイミング図
【図12】インク残量/インクカートリッジ装着有無検
出部の第4例を示す回路図
【符号の説明】
4…キャリッジ、5…記録ヘッド、6,6y,6m,6
c,6k…インクカートリッジ、25,26…電極、4
1…交流電圧印加回路、42…AC−DC変換回路、4
3…比較回路、44…基準電圧発生部、45…判定部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドにインクを供給するインクカ
    ートリッジを交換可能に装着できるインクジェット記録
    装置おいて、前記インクカートリッジに設けた一対の電
    極間に電圧を印加して、この一対の電極間に発生する電
    圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段の検出
    結果を予め定めた基準値と比較して前記インクカートリ
    ッジが装着されているか否かを判別する判別手段とを備
    えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 記録ヘッドにインクを供給するインクカ
    ートリッジを交換可能に装着できるインクジェット記録
    装置おいて、前記インクカートリッジに設けた一対の電
    極間に電圧を印加して、この一対の電極間に発生する電
    圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段の検出
    結果を予め定めた複数の基準値と比較して、前記インク
    カートリッジのインク残量及び前記インクカートリッジ
    が装着されているか否かを判別する判別手段とを備えた
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録装置において、前記電圧検出手段が、前記インクカ
    ートリッジの一対の電極間に交流電圧を印加する交流電
    圧印加手段と、前記電極間に発生する交流電圧を直流電
    圧に変換する交−直変換手段とを備えていることを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載のインクジェット
    記録装置において、前記電圧検出手段が、前記インクカ
    ートリッジの一対の電極間に交流電圧を印加する交流電
    圧印加手段と、前記電極間に発生する交流電圧を直流電
    圧に変換する交−直変換手段と、この交−直変換手段か
    ら出力する検出電圧をデジタル値に変換するA/D変換
    手段とを備えていることを特徴とするインクジェット記
    録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、環境温度を検出する温度
    検出手段と、この温度検出手段の検出結果に基づいて、
    前記基準値を設定する手段を備えていることを特徴とす
    るインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、インクの色の異なる複数
    のインクカートリッジを装着可能であり、前記判別の対
    象となるインクカートリッジを選択する手段を備えてい
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のインクジェット記録装
    置において、前記一対の電極間に電圧を印加するインク
    カートリッジを選択して、前記判別の対象となるインク
    カートリッジを選択することを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項2乃至7のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置において、前記インク残量はインク
    ニアエンド状態及び/又はインクエンド状態であること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
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