JPH10166128A - 加熱通路の溶融通路区分用の接続装置 - Google Patents

加熱通路の溶融通路区分用の接続装置

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JPH10166128A
JPH10166128A JP9328034A JP32803497A JPH10166128A JP H10166128 A JPH10166128 A JP H10166128A JP 9328034 A JP9328034 A JP 9328034A JP 32803497 A JP32803497 A JP 32803497A JP H10166128 A JPH10166128 A JP H10166128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融物用の流れ開口を備えた側を加熱通路式
分配装置に対して確実にシールできるようにする。 【解決手段】 射出成形工具の加熱通路ノズルもしくは
キャビテーに溶融物を案内もしくは分配するための加熱
通路式射出成形工具内に設けられた、特に射出成形工具
用の加熱通路式分配装置内に設けられた溶融通路区分用
の接続装置おいて、前記シール作用を達成するために、
例えばねじとして構成された締付け部材が、接続装置
の、開口を備えた面を高い面圧で加熱通路式分配装置の
対応する壁部にシール作用をもって押し付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形工具の加
熱通路ノズルもしくはキャビテー（Kavitaeten）に溶融
物を案内もしくは分配するための、加熱通路式射出成形
工具内に設けられた、特に射出成形工具用の加熱通路式
分配装置内に設けられた溶融通路区分用の接続装置であ
って、溶融通路の少なくとも２つの部分区分の接続領域
に接続装置が設けられていて、該接続装置が少なくとも
１つの端面を有する有利には回転対称的な構成部材から
構成されており、接続すべき溶融通路区分の第１の区分
が、有利には回転対称的な接続装置の端面に流入もしく
はこの端面から流出しており、これに対応して第１の区
分に接続される単数又は複数の区分が、端面に対して角
度を成して延びる隣接する壁部に流入もしくはこの端面
から流出している形式のものに関する。
【０００２】
【従来の技術】このような接続装置を実現するために、
従来では多くの解決策が提案された。本発明においては
特に、加熱通路の互いに整合して及び／又は角度を成し
て延びる溶融通路区分がシール作用をもって互いに接続
されることが、重要である。
【０００３】このような適用例は、ヨーロッパ特許公開
第０２２６７９８号明細書に開示されている。
【０００４】このような公知の接続装置の欠点は、溶融
通路区分の一方の端部、例えば溶融物用の流入又は流出
開口が平面の端面に形成されているのに対して、第２の
端部が円筒状の面で流出していることにある。本発明に
おいては、接続装置の通路のどの端部で溶融物が流入又
は流出するかは重要ではない。以下の明細書の全ての部
分では簡単に、溶融物が端面で流入しかつ周壁面の一個
所又は複数個所で流出することから出発する。
【０００５】公知の構成では、接続装置をねじ装置によ
ってケーシングに対して不動に締め付けることによっ
て、接続装置と加熱通路式分配装置との間の互いに適合
する平面の端面を適当にシールできることが開示されて
いる。しかしながらこのようなねじ装置は一方向にのみ
作用し、従って、接続装置の円筒状の外面はそのシール
作用に関し両構成部材間の嵌合い特性によってのみ規定
され、この場合、接続装置を浄化目的のために再度簡単
に取り外し可能にすることが考慮されねばならず、従っ
てこれに相応して嵌合い部も形成されねばならない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
欠点を回避して、接続装置を、高い溶融圧力に対して確
実なシール作用を達成するために、端面でもまた周壁面
でも十分な面圧をもって隣接する部分に接触できるよう
に、改良することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によれ
ば、特許請求の範囲第１項の特徴部分に記載の構成によ
って解決された。
【０００８】有利な構成はその他の請求項並びに明細書
中並びに図面に記載されている。
【０００９】
【発明の実施の形態】第１図では、分配通路３，４に連
通する充填又は供給通路２を有する加熱通路式分配装置
１が図示されている。加熱通路式分配装置１の端部領域
１３では、分配通路３，４自体は接続装置８において変
向、記述の実施例では充填通路２に対して平行に延びる
流出通路５に変向されている。本来の接続は、加熱通路
式分配装置１の平面１１に接触する平面１２を有する接
続装置８において行われる。
【００１０】第１図による接続装置８は、テーパ形の周
壁面１４を有していてかつテーパ形の孔１５を備えた中
間スリーブ９によって取り囲まれている。この場合、テ
ーパ形状は互いに適合している。
【００１１】テーパ形の中間スリーブ９の壁厚さは、比
較的薄い。これによって中間スリーブ９は、比較的フレ
キシブルでありかつこれにより同時に、平面１１，１２
を押圧するという機能、並びに、接続装置の外周壁と孔
６の壁部との間で面圧作用下で弾性変形可能に設置され
るという、機能を担う。このようにして、圧着ねじ１０
を締め付けることによって両限界方向でシール作用を生
ぜしめる面圧を発生させることができる。更に、接続装
置及び／又は中間スリーブ９を規格部材として切欠き１
６用いずに使用することもまた第３図によるような同心
的な切欠き１８を用いて使用することも、本発明の範疇
である。この場合、単個部材が取り付けられかつ切欠き
１６，１７が、例えばボーリング又はフライス加工によ
り流出開口５を介して設けられる。この場合、例えば浄
化目的のために接続装置８及び中間スリーブ９を外した
後では、接続装置８を再度使用せずに新たな接続装置８
が使用され、この場合、流出開口５及び切欠き１６の区
分はずれを生ぜしめることなく形成される。
【００１２】第１図では、加熱通路式分配装置１の、分
配通路４に面した右側端部において、溶融物が周壁面で
流入するように、接続装置を使用できることが図示され
ている。
【００１３】接続装置及び／又は中間スリーブは、ねじ
山２２等を備えることができ、このねじ山は、引抜き装
置等を介して加熱通路のケーシングから引き出すことが
できる。
【００１４】第４図の実施例では、第１図による中間ス
リーブはダブルテーパ２０を備えていて、この場合、ダ
ブルテーパ２０内では一方のテーパ２１が締付け部材、
実施例ではねじの作用を受けて中間スリーブ１９を加熱
通路式分配装置内に押し付けている。この場合、シール
作用は第１図実施例で記述のシール作用に相応するが、
ダブルテーパに基づき付加的な半径方向のシール作用も
得られる。
【００１５】第５図で図示の接続装置では、切欠き１
６，１７は角度を成して延びるばかりでなく、Ｔ字形形
状を有しかつこのようにして複数回屈曲している。第５
図で図示の水平に延びる通路２４は、図示のように整合
して形成する必要はなく、互いに角度を成す区分から形
成することもできる。
【００１６】第３図では、通路２３の予め製作された区
分１８を有する接続装置が図示されている。鎖線で図示
の区分１８ａは、加熱通路式分配装置のケーシング内に
取り付けた後でボーリング又はフライス加工により製作
される。
【００１７】第６図では本発明の別の２つの実施例が図
示されている。この場合、同様に充填通路３２及び分配
通路３３，３４を備えた加熱通路式分配装置３１が図示
されている。加熱通路式分配装置の左側では、自体平面
４２を有する接続装置３８が図示されていて、前記平面
には加熱通路式分配装置３１の平面４１が接触する。平
面４２とは反対側に接続装置３８は別の面５０を有して
いて、この面は同様に平面ではあるが、接続装置３８の
中央軸線に対して鋭角を成して延びている。面５０は加
圧片５２の斜面５１と共に楔を形成し、この楔は、圧着
ねじ４０を締め付けた場合に接続装置３８を面５０と斜
面５１との角度の選択に応じて平面４１に、並びに、孔
壁４６の、流出開口３５に隣接する部分に押し付ける。
【００１８】加熱通路式分配装置３１の右側では、別の
実施例が図示されている。この実施例では極めて僅かな
費用で実現される簡単なコーナ変向部が図示されてい
る。加熱通路式分配装置３１内に完全に埋め込むことが
できる加圧部材、例えば圧着ねじ５５は、接続装置５７
の斜めの端面５６を直接押圧する。
【００１９】第８図乃至第１０図の実施例によれば、圧
着ねじ５５の代わりに、締付け面５９等を有するピン５
８を側部から打ち込み、これによって同様に高い圧着力
を得ることができる。
【００２０】接続装置が切欠き６０を備え、この切欠き
内にこれに適合する突起、例えばピン６１が係合する場
合には、接続装置は取り外した後で再び位置的に正確に
使用することができる。
【００２１】第１１図で図示されているように、端面６
２に作用する締付け部材、例えばねじを使用すること
も、並びに、締付け部材を接続装置の、開口とは反対側
で使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】加熱通路式分配装置の部分的な断面図。
【図２】第１図ＩＩーＩＩ線に沿った加熱通路式分配装
置の断面図。
【図３】予め製作された不完全な溶融通路を有する接続
装置を示した図。
【図４】加熱通路式分配装置の右側端部を示した変化実
施例図。
【図５】多数の流入及び／又は流出開口を有する加熱通
路式分配装置の部分領域の別の実施例図。
【図６】加熱通路式分配装置の別の実施例の部分的な断
面図。
【図７】加圧片の斜視図。
【図８】加熱通路式分配装置の右側の端部領域の別の実
施例の断面図。
【図９】第８図の実施例の平面図。
【図１０】締付けピンの斜視図。
【図１１】別個の締付け部材を有する別の実施例図。
【符号の説明】
１，３１ 加熱通路式分配装置 ２，３２ 充填通路 ３，４，３３，３４ 分配通路 ５ 流出通路 ８，３８，５７ 接続装置 ９ 中間スリーブ １０，４０，５５ 圧着ねじ １１，１２，４１，４２ 平面 １４ 周壁面 １５ 孔 １６，１７ 切欠き ２０ ダブルテーパ ２２ ねじ山 ５１ 斜面 ５２ 加圧片 ５８，６１ ピン ５９ 締付け面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 射出成形工具の加熱通路ノズルもしくは
    キャビテーに溶融物を案内もしくは分配するための、加
    熱通路式射出成形工具内に設けられた、特に射出成形工
    具用の加熱通路式分配装置内に設けられた溶融通路区分
    用の接続装置であって、溶融通路の少なくとも２つの部
    分区分の接続領域に接続装置が設けられていて、該接続
    装置が少なくとも１つの端面を有する有利には回転対称
    的な構成部材から構成されており、接続すべき溶融通路
    区分の第１の区分が、有利には回転対称的な接続装置の
    端面に流入もしくはこの端面から流出しており、これに
    対応して第１の区分に接続される単数又は複数の区分
    が、円筒状／テーパ形の隣接する壁部に流入もしくはこ
    の壁部から流出している形式のものにおいて、接続装置
    が端面並びに周壁面の開口部のところで、壁部に作用す
    る締付け部材の作用を受けていて、これにより、適当に
    高い面圧で加熱通路式分配装置の対応する壁部にシール
    作用をもって押し付けられていることを特徴とする、加
    熱通路の溶融通路区分用の接続装置。
  2. 【請求項２】 締付け部材がその操作時に接続装置の開
    口部におけるのと同時に加熱通路式分配装置の壁部に対
    して面圧を作用させる、請求項１記載の接続装置。
  3. 【請求項３】 接続装置が円錐台形でテーパ状に形成さ
    れており、加熱通路式分配装置に面した大きなテーパ端
    面に流入又は流出開口が形成されており、テーパがスリ
    ーブによって取り囲まれていて、該スリーブが、加熱通
    路端部内に支承された締付け部材、例えば圧着ねじによ
    ってテーパ状の接続装置に押し付けられていて、これに
    より、テーパ形状によって生ぜしめられる一方の力成分
    が端面の方向に作用しかつ面圧縮式のシール作用を生ぜ
    しめかつ別の力成分が周壁面の方向に作用するようにな
    っている、請求項１又は２記載の接続装置。
  4. 【請求項４】 スリーブがダブルテーパとして形成され
    ており、スリーブが付加的に、締付け部材、特にねじの
    作用を受けている一方のテーパと協働している、請求項
    ３記載の接続装置。
  5. 【請求項５】 接続装置及び／又はテーパ状のスリーブ
    が、引抜き装置と協働するのに適する装置、特にねじ山
    区分を有している、請求項１から４までのいずれか１項
    記載の記載の接続装置。
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