JPH1016609A - シート乗り心地評価用解析装置 - Google Patents
シート乗り心地評価用解析装置Info
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- JPH1016609A JPH1016609A JP8188425A JP18842596A JPH1016609A JP H1016609 A JPH1016609 A JP H1016609A JP 8188425 A JP8188425 A JP 8188425A JP 18842596 A JP18842596 A JP 18842596A JP H1016609 A JPH1016609 A JP H1016609A
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- driver
- behavior
- measuring
- data
- pressure distribution
- Prior art date
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- Pending
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両の挙動及びドライバの挙動と関連付けさ
せて体圧分布状態を把握することができるようにする。 【解決手段】 車両の挙動を計測する車両挙動計測手段
1、ドライバの挙動を計測するドライバ挙動計測手段
2、シートの体圧分布を計測する体圧分布計測手段3、
計測された各データを同期させた状態で同一画面上に表
示させる合成表示手段5を設ける。車両挙動計測手段1
は、車体9の3次元方向の加速度を検出する加速度セン
サ11及びステアリング装置の操舵角を計測する操舵角
センサ12等からなる。ドライバ挙動計測手段2は、ド
ライバ25の頭部の動きを検出する頭部挙動センサ21
と、腰部の加速度を検出する腰部挙動センサ23と、背
筋の働きを検出する背筋計測手段22とからなる。体圧
分布計測手段3はシートクッション部側体圧分布計測手
段31とシートバック部側体圧分布計測手段32とから
なる。
せて体圧分布状態を把握することができるようにする。 【解決手段】 車両の挙動を計測する車両挙動計測手段
1、ドライバの挙動を計測するドライバ挙動計測手段
2、シートの体圧分布を計測する体圧分布計測手段3、
計測された各データを同期させた状態で同一画面上に表
示させる合成表示手段5を設ける。車両挙動計測手段1
は、車体9の3次元方向の加速度を検出する加速度セン
サ11及びステアリング装置の操舵角を計測する操舵角
センサ12等からなる。ドライバ挙動計測手段2は、ド
ライバ25の頭部の動きを検出する頭部挙動センサ21
と、腰部の加速度を検出する腰部挙動センサ23と、背
筋の働きを検出する背筋計測手段22とからなる。体圧
分布計測手段3はシートクッション部側体圧分布計測手
段31とシートバック部側体圧分布計測手段32とから
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の運転状況下
での、車両及びドライバの挙動と、それにともなうドラ
イバ座席における動的な体圧分布変化を同時に計測し、
車両挙動あるいはドライバ挙動と体圧分布とを関連付け
させて合成表示し、これによって、シート乗り心地の評
価及び解析を行なうようにしたシート乗り心地評価用解
析装置に関するものである。
での、車両及びドライバの挙動と、それにともなうドラ
イバ座席における動的な体圧分布変化を同時に計測し、
車両挙動あるいはドライバ挙動と体圧分布とを関連付け
させて合成表示し、これによって、シート乗り心地の評
価及び解析を行なうようにしたシート乗り心地評価用解
析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の装置は、例えば特開昭
62−178449号公報記載の如く、運転者の体圧分
布状態を計測するとともに、その計測結果を、所定の方
式に則って演算処理をし、その結果をCRT等からなる
ディスプレイ画面上に表示させるようにしているもので
ある。また、このような運転者(ドライバ)等の体圧分
布状態を計測するに当っては、当該ドライバ等に着座時
の違和感を与えることの無いようにした改良型の姿勢認
識装置が、実開昭55−5360号公報により公知とな
っている。
62−178449号公報記載の如く、運転者の体圧分
布状態を計測するとともに、その計測結果を、所定の方
式に則って演算処理をし、その結果をCRT等からなる
ディスプレイ画面上に表示させるようにしているもので
ある。また、このような運転者(ドライバ)等の体圧分
布状態を計測するに当っては、当該ドライバ等に着座時
の違和感を与えることの無いようにした改良型の姿勢認
識装置が、実開昭55−5360号公報により公知とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものは、ドライバを初めとしたシート着座者によるシー
ト表面部の体圧分布を静的に計測しているにすぎず、シ
ート着座者の人体挙動等との関連性は明確にされていな
い。そこで、このような問題点を解決するために、走行
する車両の振動及び加減速加速度、及び当該車両の加減
速状況によってもたらされるドライバを初めとした乗員
の人体挙動と、シートの体圧分布状態とを関連付けさせ
たうえで計測するとともに、これらを同期させた状態で
表示させるようにしたシート乗り心地評価用解析装置を
提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
ものは、ドライバを初めとしたシート着座者によるシー
ト表面部の体圧分布を静的に計測しているにすぎず、シ
ート着座者の人体挙動等との関連性は明確にされていな
い。そこで、このような問題点を解決するために、走行
する車両の振動及び加減速加速度、及び当該車両の加減
速状況によってもたらされるドライバを初めとした乗員
の人体挙動と、シートの体圧分布状態とを関連付けさせ
たうえで計測するとともに、これらを同期させた状態で
表示させるようにしたシート乗り心地評価用解析装置を
提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、シート
の動的乗り心地性能を評価する、その解析装置に関し
て、車両の走行状態を計測する車両挙動計測手段と、ド
ライバの運転姿勢に起因するドライバの挙動状態を計測
するドライバ挙動計測手段と、ドライバの運転時の体圧
分布を計測する体圧分布計測手段と、これら各計測手段
にて計測されたデータを基に所定の演算処理をするとと
もに、当該演算処理されたデータを同期させた状態で所
定の表示手段に合成表示するように制御を行なう制御手
段と、当該制御手段からの信号に基づき、上記各計測デ
ータを合成表示する合成表示手段と、を有する構成を採
ることとした。
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、シート
の動的乗り心地性能を評価する、その解析装置に関し
て、車両の走行状態を計測する車両挙動計測手段と、ド
ライバの運転姿勢に起因するドライバの挙動状態を計測
するドライバ挙動計測手段と、ドライバの運転時の体圧
分布を計測する体圧分布計測手段と、これら各計測手段
にて計測されたデータを基に所定の演算処理をするとと
もに、当該演算処理されたデータを同期させた状態で所
定の表示手段に合成表示するように制御を行なう制御手
段と、当該制御手段からの信号に基づき、上記各計測デ
ータを合成表示する合成表示手段と、を有する構成を採
ることとした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
においては次のような作用を呈することとなる。すなわ
ち、車体の一部に、加速度センサ等からなる車両挙動計
測手段を取り付けるとともに、このような車両に、頭部
あるいは腰部等、所定の位置に所定のセンサを取り付け
たドライバが搭乗して、当該車両を、所定の走行パター
ンに従って走行させる。そして、このような走行中にお
いて、上記各計測手段にて、それぞれのデータを取り込
むとともに、所定の記憶装置に入力させる。
においては次のような作用を呈することとなる。すなわ
ち、車体の一部に、加速度センサ等からなる車両挙動計
測手段を取り付けるとともに、このような車両に、頭部
あるいは腰部等、所定の位置に所定のセンサを取り付け
たドライバが搭乗して、当該車両を、所定の走行パター
ンに従って走行させる。そして、このような走行中にお
いて、上記各計測手段にて、それぞれのデータを取り込
むとともに、所定の記憶装置に入力させる。
【0006】また、これら各種データの上記記憶装置へ
の入力は、すべて同期させた状態で行なうようにする。
このようにして取り込まれた(記憶された)データは、
制御手段にて所定の演算処理が成されて、合成表示手段
のディスプレイ上に表示されることとなる(図5参
照)。そして、このディスプレイ上へは、上記車両の挙
動状態あるいはドライバの挙動状態と当該ドライバが着
座しているシートの体圧分布状態とが同期された状態で
表示されるようになっているので、例えば、ロール旋回
時等、所定の状況下における上記体圧分布状態を、上記
ディスプレイの同一画面上に表示させることができる。
従って、この体圧分布図を見ることによって、シートの
ホールディング性能等を評価することができるようにな
る。
の入力は、すべて同期させた状態で行なうようにする。
このようにして取り込まれた(記憶された)データは、
制御手段にて所定の演算処理が成されて、合成表示手段
のディスプレイ上に表示されることとなる(図5参
照)。そして、このディスプレイ上へは、上記車両の挙
動状態あるいはドライバの挙動状態と当該ドライバが着
座しているシートの体圧分布状態とが同期された状態で
表示されるようになっているので、例えば、ロール旋回
時等、所定の状況下における上記体圧分布状態を、上記
ディスプレイの同一画面上に表示させることができる。
従って、この体圧分布図を見ることによって、シートの
ホールディング性能等を評価することができるようにな
る。
【0007】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1記載
のものと同じである。その特徴とするところは、車両走
行時の各種データを、一時的にデータレコーダ等からな
るデータ記録手段に記録させておき、この記録されたデ
ータを基に、後に、所定の演算処理を行なうことによっ
て、シートの乗り心地性能の評価解析を行なうようにし
たことである。すなわち、本発明においては、車両の走
行状態を計測する車両挙動計測手段及びドライバの運転
姿勢に起因するドライバの挙動を計測するドライバ挙動
計測手段のうちの少なくともいずれか一つのものと、ド
ライバの運転時の体圧分布を計測する体圧分布計測手段
と、これら各計測手段にて計測されたデータを時間的な
同期を採ったうえで一時的に記録しておくデータ記録手
段と、当該データ記録手段に記録されたデータを所定の
方式に則って演算処理するとともに、当該演算処理され
た上記車両挙動及びドライバ挙動の各データのうちの少
なくともいずれか一つのデータに基づいて体圧分布のデ
ータを選択し、当該選択された体圧分布のデータを所定
の表示手段に表示するように制御を行なう制御手段と、
当該制御手段からの信号に基づき上記選択された体圧分
布のデータを同一画面上に合成表示する合成表示手段
と、を有する構成を採ることとした。
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1記載
のものと同じである。その特徴とするところは、車両走
行時の各種データを、一時的にデータレコーダ等からな
るデータ記録手段に記録させておき、この記録されたデ
ータを基に、後に、所定の演算処理を行なうことによっ
て、シートの乗り心地性能の評価解析を行なうようにし
たことである。すなわち、本発明においては、車両の走
行状態を計測する車両挙動計測手段及びドライバの運転
姿勢に起因するドライバの挙動を計測するドライバ挙動
計測手段のうちの少なくともいずれか一つのものと、ド
ライバの運転時の体圧分布を計測する体圧分布計測手段
と、これら各計測手段にて計測されたデータを時間的な
同期を採ったうえで一時的に記録しておくデータ記録手
段と、当該データ記録手段に記録されたデータを所定の
方式に則って演算処理するとともに、当該演算処理され
た上記車両挙動及びドライバ挙動の各データのうちの少
なくともいずれか一つのデータに基づいて体圧分布のデ
ータを選択し、当該選択された体圧分布のデータを所定
の表示手段に表示するように制御を行なう制御手段と、
当該制御手段からの信号に基づき上記選択された体圧分
布のデータを同一画面上に合成表示する合成表示手段
と、を有する構成を採ることとした。
【0008】このような構成を採ることにより、本発明
においては、ドライバが所定の走行パターンに従って車
両を運転したときの、車体振動あるいはロール時の加速
度等、車両の挙動データ、及びこのときのドライバの頭
部の動き(変位)あるいは腰部の加速度等のドライバの
挙動データ、更には、これらに起因するシートの表面部
の体圧分布状態がデータ記録手段(データレコーダ)に
記録される。そして、この記録データを、車両とは離れ
た別の場所にて、コンピュータ等からなる所定の制御手
段にて、所定の演算処理をし、各計測データの整理を行
なう。そして、この演算処理の成されたデータ(情報)
が、合成された状態で、かつ、同期された状態で、合成
表示手段の同一画面上に表示されることとなる。このよ
うな表示データ(情報)を基に、シートの乗り心地性能
等が評価・解析されることとなる。
においては、ドライバが所定の走行パターンに従って車
両を運転したときの、車体振動あるいはロール時の加速
度等、車両の挙動データ、及びこのときのドライバの頭
部の動き(変位)あるいは腰部の加速度等のドライバの
挙動データ、更には、これらに起因するシートの表面部
の体圧分布状態がデータ記録手段(データレコーダ)に
記録される。そして、この記録データを、車両とは離れ
た別の場所にて、コンピュータ等からなる所定の制御手
段にて、所定の演算処理をし、各計測データの整理を行
なう。そして、この演算処理の成されたデータ(情報)
が、合成された状態で、かつ、同期された状態で、合成
表示手段の同一画面上に表示されることとなる。このよ
うな表示データ(情報)を基に、シートの乗り心地性能
等が評価・解析されることとなる。
【0009】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1及び
請求項2記載のものと同じである。その特徴とするとこ
ろは、シート乗り心地評価用解析装置において、上記車
両挙動計測手段を、車体の一部に設置されるものであっ
て3次元方向の加速度を検出する加速度センサを主体と
して形成するようにするとともに、上記ドライバ挙動計
測手段を、ドライバの頭部の前後方向及び左右方向の変
位を計測する変位センサと、ドライバの腰部に設けられ
るものであって当該腰部の上下方向及び左右方向の加速
度を検出する加速度センサと、ドライバの背中・腰部に
取り付けられるものであって背筋の働きを計測する背筋
計測手段と、からなるようにし、更に、上記体圧分布計
測手段を、シートバック部及びシートクッション部に設
けられた感圧センサからなるようにしたことである。こ
のような構成を採ることにより、本発明においては、車
体の一部に設けられた加速度センサにて車両走行中にお
ける車体の3次元方向の加速度が計測されることとな
る。また、これと同時に、ドライバの頭部の動きを計測
する変位センサ、及びドライバの腰部に取り付けられた
加速度センサ、更には背中・腰部に取り付けられた背筋
計測手段からは、所定のデータが取り出される(得られ
る)こととなる。また更に、これら各データと同期した
状態で、ドライバの着座しているシートの体圧分布状態
が計測されることとなる。なお、これら体圧分布データ
は、その計測用のセンサがシートのクッション部とバッ
ク部とに取り付けられるようになっているものであると
ころから、シートクッション部側体圧分布データ(体圧
分布図)及びシートバック部側体圧分布データ(体圧分
布図)として同一画面上に表示されることとなる。
る。このものも、その基本的な点は、上記請求項1及び
請求項2記載のものと同じである。その特徴とするとこ
ろは、シート乗り心地評価用解析装置において、上記車
両挙動計測手段を、車体の一部に設置されるものであっ
て3次元方向の加速度を検出する加速度センサを主体と
して形成するようにするとともに、上記ドライバ挙動計
測手段を、ドライバの頭部の前後方向及び左右方向の変
位を計測する変位センサと、ドライバの腰部に設けられ
るものであって当該腰部の上下方向及び左右方向の加速
度を検出する加速度センサと、ドライバの背中・腰部に
取り付けられるものであって背筋の働きを計測する背筋
計測手段と、からなるようにし、更に、上記体圧分布計
測手段を、シートバック部及びシートクッション部に設
けられた感圧センサからなるようにしたことである。こ
のような構成を採ることにより、本発明においては、車
体の一部に設けられた加速度センサにて車両走行中にお
ける車体の3次元方向の加速度が計測されることとな
る。また、これと同時に、ドライバの頭部の動きを計測
する変位センサ、及びドライバの腰部に取り付けられた
加速度センサ、更には背中・腰部に取り付けられた背筋
計測手段からは、所定のデータが取り出される(得られ
る)こととなる。また更に、これら各データと同期した
状態で、ドライバの着座しているシートの体圧分布状態
が計測されることとなる。なお、これら体圧分布データ
は、その計測用のセンサがシートのクッション部とバッ
ク部とに取り付けられるようになっているものであると
ころから、シートクッション部側体圧分布データ(体圧
分布図)及びシートバック部側体圧分布データ(体圧分
布図)として同一画面上に表示されることとなる。
【0010】そして、これら各体圧分布図は、上記合成
表示手段のディスプレイ画面上に、上記車両の挙動デー
タあるいはドライバの挙動データと連動した(同期し
た)状態で合成表示されることとなる。具体的には、車
体の上下方向の最大加速度時等を基準にして、そのとき
のドライバの腰部の上下方向加速度データあるいは筋電
図の内容等と、シートクッション部及びシートバック部
における体圧分布図とが、上記合成表示手段のディスプ
レイ画面上に同期した状態で表示されることとなる。こ
の表示結果(データ)を解析することによって、シート
の諸性能が評価されることとなる。
表示手段のディスプレイ画面上に、上記車両の挙動デー
タあるいはドライバの挙動データと連動した(同期し
た)状態で合成表示されることとなる。具体的には、車
体の上下方向の最大加速度時等を基準にして、そのとき
のドライバの腰部の上下方向加速度データあるいは筋電
図の内容等と、シートクッション部及びシートバック部
における体圧分布図とが、上記合成表示手段のディスプ
レイ画面上に同期した状態で表示されることとなる。こ
の表示結果(データ)を解析することによって、シート
の諸性能が評価されることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図5を基に説明する。本発明の実施の形態に関
するものの、その構成は、図1に示す如く、車体9の一
部に設けられるものであって、当該車体9の上下方向の
加速度等を計測する車両挙動計測手段1と、当該車体9
に設置されたシート35上に着座して本車両を運転する
ドライバ25の、その頭部の動き、あるいは腰部の挙動
等を計測するドライバ挙動計測手段2と、当該ドライバ
25の着座しているシート35のシートクッション部及
びシートバック部に設けられるものであって、その表面
部の体圧分布状態を計測する体圧分布計測手段3と、こ
れら計測手段1、2、3にて計測された諸データを所定
の方式に則って演算処理するとともに、これらデータを
同期させた状態で表示手段に表示させるように制御を行
なう制御手段6と、当該制御手段6からの制御信号に基
づき、上記各計測手段にて計測されたデータを、同一画
面上に、時系列的に、かつ、同期させた状態で表示する
合成表示手段5と、からなることを基本とするものであ
る。
1ないし図5を基に説明する。本発明の実施の形態に関
するものの、その構成は、図1に示す如く、車体9の一
部に設けられるものであって、当該車体9の上下方向の
加速度等を計測する車両挙動計測手段1と、当該車体9
に設置されたシート35上に着座して本車両を運転する
ドライバ25の、その頭部の動き、あるいは腰部の挙動
等を計測するドライバ挙動計測手段2と、当該ドライバ
25の着座しているシート35のシートクッション部及
びシートバック部に設けられるものであって、その表面
部の体圧分布状態を計測する体圧分布計測手段3と、こ
れら計測手段1、2、3にて計測された諸データを所定
の方式に則って演算処理するとともに、これらデータを
同期させた状態で表示手段に表示させるように制御を行
なう制御手段6と、当該制御手段6からの制御信号に基
づき、上記各計測手段にて計測されたデータを、同一画
面上に、時系列的に、かつ、同期させた状態で表示する
合成表示手段5と、からなることを基本とするものであ
る。
【0012】このような基本構成において、上記車両挙
動計測手段1は、図1に示す如く、車体9のフロア上等
に取り付けられるものであって、上下方向及び前後・左
右方向の3次元方向の加減速加速度を計測することので
きる加速度センサ11を主体に形成されるようになって
いるものである。すなわち、このような加速度センサ1
1を主体に、この外に、ステアリングホイールの回転角
(操舵角)を検出する操舵角センサ12、更には車両の
速度を検出する速度センサ(図示せず)等が設けられる
ようになっているものである。
動計測手段1は、図1に示す如く、車体9のフロア上等
に取り付けられるものであって、上下方向及び前後・左
右方向の3次元方向の加減速加速度を計測することので
きる加速度センサ11を主体に形成されるようになって
いるものである。すなわち、このような加速度センサ1
1を主体に、この外に、ステアリングホイールの回転角
(操舵角)を検出する操舵角センサ12、更には車両の
速度を検出する速度センサ(図示せず)等が設けられる
ようになっているものである。
【0013】このような車両挙動計測手段1の取り付け
られた車両に搭乗して、当該車両を所定の走行パターン
等に従って運転するドライバ25の、その人体的挙動を
計測するドライバ挙動計測手段2は、図1に示す如く、
ドライバ25の頭部の動き、すなわち、当該ドライバ頭
部の前後方向及び左右方向の変位量を計測する頭部挙動
センサ21と、ドライバ25の腰部に取り付けられるも
のであって、当該ドライバ腰部の上下方向及び左右方向
の加速度を検出する腰部挙動センサ23と、ドライバ2
5の背中・腰部に取り付けられるものであって、当該背
中・腰部の腰腸肋筋の働きを計測する背筋計測手段22
と、からなるものである。このような構成において、上
記頭部挙動センサ21は、具体的には、図2に示す如
く、ドライバ25が着用するヘルメットに取り付けられ
た反射板251、252と、これら反射板251、25
2に向って超音波を発信するとともに、その反射波を計
測するようになっている超音波センサと、からなるもの
である。そして、この超音波センサは、上記ドライバ2
5側のサンバイザのところに設けられるもの(211)
と、助手席のヘッドレストのところに設けられるもの
(212)と、からなるものである。これら各超音波セ
ンサ211、212のところから発信された超音波が上
記ドライバ25のヘルメットのところに設けられた反射
板251、252のところで、それぞれ反射されて、各
超音波センサ211、212のところに戻るとともに、
その反射量が計測されるようになっているものである。
この反射量(反射率)を計測することによってドライバ
25の頭部の変位(挙動)が計測されるようになってい
るものである。
られた車両に搭乗して、当該車両を所定の走行パターン
等に従って運転するドライバ25の、その人体的挙動を
計測するドライバ挙動計測手段2は、図1に示す如く、
ドライバ25の頭部の動き、すなわち、当該ドライバ頭
部の前後方向及び左右方向の変位量を計測する頭部挙動
センサ21と、ドライバ25の腰部に取り付けられるも
のであって、当該ドライバ腰部の上下方向及び左右方向
の加速度を検出する腰部挙動センサ23と、ドライバ2
5の背中・腰部に取り付けられるものであって、当該背
中・腰部の腰腸肋筋の働きを計測する背筋計測手段22
と、からなるものである。このような構成において、上
記頭部挙動センサ21は、具体的には、図2に示す如
く、ドライバ25が着用するヘルメットに取り付けられ
た反射板251、252と、これら反射板251、25
2に向って超音波を発信するとともに、その反射波を計
測するようになっている超音波センサと、からなるもの
である。そして、この超音波センサは、上記ドライバ2
5側のサンバイザのところに設けられるもの(211)
と、助手席のヘッドレストのところに設けられるもの
(212)と、からなるものである。これら各超音波セ
ンサ211、212のところから発信された超音波が上
記ドライバ25のヘルメットのところに設けられた反射
板251、252のところで、それぞれ反射されて、各
超音波センサ211、212のところに戻るとともに、
その反射量が計測されるようになっているものである。
この反射量(反射率)を計測することによってドライバ
25の頭部の変位(挙動)が計測されるようになってい
るものである。
【0014】次に、ドライバ25の腰部のところに取り
付けられ、当該腰部の挙動を計測する腰部挙動センサ2
3は、図3に示す如く、L字型の固定金具233と、当
該固定金具233を基礎に、当該固定金具233のとこ
ろに取り付けられるものであってドライバ腰部の上下方
向の加速度を検出する上下方向加速度センサ231と、
ドライバ腰部の左右方向の加速度を検出する左右方向加
速度センサ232と、これら各部品をドライバ25の腰
部、具体的には腰部ベルトのところに取り付けるクリッ
プ235とからなるものである。すなわち、このような
腰部挙動センサ23がドライバ25の腰部ベルトのとこ
ろに取り付けられるようになっているものである。
付けられ、当該腰部の挙動を計測する腰部挙動センサ2
3は、図3に示す如く、L字型の固定金具233と、当
該固定金具233を基礎に、当該固定金具233のとこ
ろに取り付けられるものであってドライバ腰部の上下方
向の加速度を検出する上下方向加速度センサ231と、
ドライバ腰部の左右方向の加速度を検出する左右方向加
速度センサ232と、これら各部品をドライバ25の腰
部、具体的には腰部ベルトのところに取り付けるクリッ
プ235とからなるものである。すなわち、このような
腰部挙動センサ23がドライバ25の腰部ベルトのとこ
ろに取り付けられるようになっているものである。
【0015】次に、ドライバ25の車両運転中における
背筋の働きを計測する背筋計測手段22は、図4に示す
如く、ドライバ25の背中・腰部に貼り付けられるもの
であって、複数の筋電図電極221等からなるものであ
る。
背筋の働きを計測する背筋計測手段22は、図4に示す
如く、ドライバ25の背中・腰部に貼り付けられるもの
であって、複数の筋電図電極221等からなるものであ
る。
【0016】次に、これら各種センサ類の取り付けられ
た(身に付けた)ドライバ25の着座するシート35
の、その表面部の体圧分布状態を計測する体圧分布計測
手段3は、図1に示す如く、シートクッション部側に設
けられるシートクッション部側体圧分布計測手段31
と、シートバック部側に設けられるシートバック部側体
圧分布計測手段32と、からなるものである。なお、こ
のような構成からなる各体圧分布計測手段31、32
は、柔軟性のあるゴム製シートを基礎に、当該ゴム製シ
ート内に感圧センサの配置された感圧シート等からなる
ものであり、体圧を電気信号に変換するようになってい
るものである。
た(身に付けた)ドライバ25の着座するシート35
の、その表面部の体圧分布状態を計測する体圧分布計測
手段3は、図1に示す如く、シートクッション部側に設
けられるシートクッション部側体圧分布計測手段31
と、シートバック部側に設けられるシートバック部側体
圧分布計測手段32と、からなるものである。なお、こ
のような構成からなる各体圧分布計測手段31、32
は、柔軟性のあるゴム製シートを基礎に、当該ゴム製シ
ート内に感圧センサの配置された感圧シート等からなる
ものであり、体圧を電気信号に変換するようになってい
るものである。
【0017】次に、これら各計測手段1、2、3にて計
測された各データを所定の方式に則って演算処理すると
ともに、次の合成表示手段5に表示させるように制御作
用を行なう制御手段6は、マイクロプロセッサユニット
(MPU)を主体としたマイクロコンピュータ等にて形
成されるようになっているものである。なお、このよう
な構成からなる各計測手段にて計測を行なう方法として
は、上記各計測データをリアルタイムで表示手段(合成
表示手段)5に表示させ、同時に評価・解析を行なう方
法と、各データを一時的に記録しておき、評価・解析は
別の場所(研究室)等にて行なう方法とがある。後者の
ものにおいては、図1に示す如く、各計測手段1、2、
3と制御手段6との間にデータレコーダ等からなるデー
タ記録手段7が別途設けられることとなる。従って、こ
の場合には、所定の車両走行によって得られた各データ
は、一時的に上記データ記録手段7に記録されるととも
に、このデータを基に、別の場所にて演算処理等が成さ
れ、これら演算処理されたデータが合成表示手段5に表
示されて、シート乗り心地の評価及び解析が行なわれる
こととなる。
測された各データを所定の方式に則って演算処理すると
ともに、次の合成表示手段5に表示させるように制御作
用を行なう制御手段6は、マイクロプロセッサユニット
(MPU)を主体としたマイクロコンピュータ等にて形
成されるようになっているものである。なお、このよう
な構成からなる各計測手段にて計測を行なう方法として
は、上記各計測データをリアルタイムで表示手段(合成
表示手段)5に表示させ、同時に評価・解析を行なう方
法と、各データを一時的に記録しておき、評価・解析は
別の場所(研究室)等にて行なう方法とがある。後者の
ものにおいては、図1に示す如く、各計測手段1、2、
3と制御手段6との間にデータレコーダ等からなるデー
タ記録手段7が別途設けられることとなる。従って、こ
の場合には、所定の車両走行によって得られた各データ
は、一時的に上記データ記録手段7に記録されるととも
に、このデータを基に、別の場所にて演算処理等が成さ
れ、これら演算処理されたデータが合成表示手段5に表
示されて、シート乗り心地の評価及び解析が行なわれる
こととなる。
【0018】次に、これら演算処理された各種データを
同期させた状態で表示する合成表示手段5は、CRT等
のディスプレイ手段からなるものである。そして、本実
施の形態においては、図1に示す如く、車両挙動計測手
段1にて計測されたデータ及びドライバ挙動計測手段2
にて計測されたデータと、シート35に設置された体圧
分布計測手段3にて計測されたデータとが、同一画面上
に、時系列的に同期した状態で表示されるようになって
いるものである。具体的には、図5において、本合成表
示手段5を形成するディスプレイ画面上の左側に、上記
シートクッション部側体圧分布計測手段31及びシート
バック部側体圧分布計測手段32にて計測されたデータ
を基に、上記制御手段6にて適宜演算処理されたデータ
(情報)が体圧分布図52として表示されるようになっ
ている。また、同一画面の右側には車両挙動計測手段1
及びドライバ挙動計測手段2にて計測されたデータが、
上記制御手段6にて所定の演算処理が成されるととも
に、これらの各種データのうち、特定のものがピックア
ップされた状態で時系列的に表示されるようになってい
るものである。そして、これら各種データの表示される
画面上には、カーソル55が設けられるようになってお
り、このカーソル55を左右方向に移動させることによ
って、特定時における車両挙動データ及びドライバ挙動
データが選び出されるようになっているものである。ま
た、これと同時に、当該カーソル55にて特定された時
間(時刻)と同時期における上記シート35の各体圧分
布図52が画面の左側に、同期した状態で表示されるよ
うになっているものである。すなわち、車両及びドライ
バの挙動状態図51とシートの体圧分布図52とが同期
した状態でディスプレイ画面上に合成表示されるように
なっているものである。
同期させた状態で表示する合成表示手段5は、CRT等
のディスプレイ手段からなるものである。そして、本実
施の形態においては、図1に示す如く、車両挙動計測手
段1にて計測されたデータ及びドライバ挙動計測手段2
にて計測されたデータと、シート35に設置された体圧
分布計測手段3にて計測されたデータとが、同一画面上
に、時系列的に同期した状態で表示されるようになって
いるものである。具体的には、図5において、本合成表
示手段5を形成するディスプレイ画面上の左側に、上記
シートクッション部側体圧分布計測手段31及びシート
バック部側体圧分布計測手段32にて計測されたデータ
を基に、上記制御手段6にて適宜演算処理されたデータ
(情報)が体圧分布図52として表示されるようになっ
ている。また、同一画面の右側には車両挙動計測手段1
及びドライバ挙動計測手段2にて計測されたデータが、
上記制御手段6にて所定の演算処理が成されるととも
に、これらの各種データのうち、特定のものがピックア
ップされた状態で時系列的に表示されるようになってい
るものである。そして、これら各種データの表示される
画面上には、カーソル55が設けられるようになってお
り、このカーソル55を左右方向に移動させることによ
って、特定時における車両挙動データ及びドライバ挙動
データが選び出されるようになっているものである。ま
た、これと同時に、当該カーソル55にて特定された時
間(時刻)と同時期における上記シート35の各体圧分
布図52が画面の左側に、同期した状態で表示されるよ
うになっているものである。すなわち、車両及びドライ
バの挙動状態図51とシートの体圧分布図52とが同期
した状態でディスプレイ画面上に合成表示されるように
なっているものである。
【0019】このような構成からなる本実施の形態のも
のについての、その作用等について説明する。すなわ
ち、このような各種センサ類の取り付けられた車両に、
頭部あるいは腰部等、所定の位置に所定のセンサを取り
付けたドライバ25が、図1に示す如く、搭乗して、当
該車両を所定の走行パターン等に従って走行させる。そ
して、このような走行中において、上記各計測手段1、
2、3にて、各種データが計測されるとともに、所定の
記憶装置あるいはデータレコーダ等からなるデータ記録
手段7に、それぞれのデータが取り込まれる。
のについての、その作用等について説明する。すなわ
ち、このような各種センサ類の取り付けられた車両に、
頭部あるいは腰部等、所定の位置に所定のセンサを取り
付けたドライバ25が、図1に示す如く、搭乗して、当
該車両を所定の走行パターン等に従って走行させる。そ
して、このような走行中において、上記各計測手段1、
2、3にて、各種データが計測されるとともに、所定の
記憶装置あるいはデータレコーダ等からなるデータ記録
手段7に、それぞれのデータが取り込まれる。
【0020】具体的には、車体9の一部に設けられた車
両挙動計測手段1を形成する加速度センサ11からの加
速度信号、あるいはステアリング装置のところに設けら
れた操舵角センサ12からの操舵角信号等、所定のデー
タが上記制御手段6に入力され、所定の演算処理が成さ
れる。また、これと同時にドライバ25の挙動を計測す
る頭部挙動センサ21あるいは腰部挙動センサ23等か
らの変位信号、あるいは加速度信号等、各種信号等から
なる諸データが入力され、上記制御手段6にて所定の演
算処理が成される。更には、これらと同時に、ドライバ
25の着座しているシート35の体圧分布状態が時間経
過に連動した状態で、すなわち、上記シートクッション
部側体圧分布計測手段31とシートバック部側体圧分布
計測手段32とにて、動的に計測される。そして更に、
これらのデータが動的な体圧分布図として合成表示手段
5のディスプレイ上に表示されることとなる。すなわ
ち、このように演算処理された上記体圧分布データ(体
圧分布図)52が、図5の合成表示手段5のディスプレ
イ画面上の左側に表示されるとともに、上記車両挙動計
測手段1にて計測された諸データあるいはドライバ挙動
計測手段2にて計測された諸データが適宜選択されて、
上記合成表示手段5のディスプレイ画面の右側51に表
示されることとなる。また、このような各表示データの
うち、各挙動データ表示部(図5の画面右側の表示部)
51のところをカーソル55にて適宜スキャンニングす
ることによって、そのカーソル55の位置(時)におけ
るシート表示部の体圧分布図52が画面左側に表示され
ることとなる。このようなスキャンニングを行なうこと
によって、例えば最大ロール時のシートのホールディン
グ性能、あるいは最大バンプ時のシートクッション部の
乗り心地性能等が評価・解析されることとなる。
両挙動計測手段1を形成する加速度センサ11からの加
速度信号、あるいはステアリング装置のところに設けら
れた操舵角センサ12からの操舵角信号等、所定のデー
タが上記制御手段6に入力され、所定の演算処理が成さ
れる。また、これと同時にドライバ25の挙動を計測す
る頭部挙動センサ21あるいは腰部挙動センサ23等か
らの変位信号、あるいは加速度信号等、各種信号等から
なる諸データが入力され、上記制御手段6にて所定の演
算処理が成される。更には、これらと同時に、ドライバ
25の着座しているシート35の体圧分布状態が時間経
過に連動した状態で、すなわち、上記シートクッション
部側体圧分布計測手段31とシートバック部側体圧分布
計測手段32とにて、動的に計測される。そして更に、
これらのデータが動的な体圧分布図として合成表示手段
5のディスプレイ上に表示されることとなる。すなわ
ち、このように演算処理された上記体圧分布データ(体
圧分布図)52が、図5の合成表示手段5のディスプレ
イ画面上の左側に表示されるとともに、上記車両挙動計
測手段1にて計測された諸データあるいはドライバ挙動
計測手段2にて計測された諸データが適宜選択されて、
上記合成表示手段5のディスプレイ画面の右側51に表
示されることとなる。また、このような各表示データの
うち、各挙動データ表示部(図5の画面右側の表示部)
51のところをカーソル55にて適宜スキャンニングす
ることによって、そのカーソル55の位置(時)におけ
るシート表示部の体圧分布図52が画面左側に表示され
ることとなる。このようなスキャンニングを行なうこと
によって、例えば最大ロール時のシートのホールディン
グ性能、あるいは最大バンプ時のシートクッション部の
乗り心地性能等が評価・解析されることとなる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、シートの動的乗り心地
性能を評価及び解析する装置に関して、車両の走行状態
を計測する車両挙動計測手段と、ドライバの挙動状態を
計測するドライバ挙動計測手段と、ドライバの運転時の
体圧分布を計測する体圧分布計測手段と、これら各計測
手段にて計測されたデータを基に所定の演算処理をする
とともに、当該演算処理されたデータを同期させた状態
で所定の表示手段に合成表示するように制御を行なう制
御手段と、当該制御手段からの信号に基づき、上記各計
測データを合成表示する合成表示手段と、からなる構成
を採ることとしたので、車両の挙動及びこのときのドラ
イバの姿勢(挙動)と関連付けさせて、そのときのシー
ト表面部の体圧分布状態(体圧分布図)を表示させるこ
とができるようになった。すなわち、車両の走行中にお
けるロール旋回時等、着目すべき車両挙動時におけるシ
ート表面部の体圧分布図を、ドライバの挙動とも関連付
けさせた状態で、かつ、同期させた状態で、合成表示手
段の同一画面上に表示させることができるようになっ
た。従って、この体圧分布図を見ることによって、シー
トのホールディング性能等を評価及び解析することがで
きるようになった。また、本評価用解析装置を用いるこ
とによって、車両走行中の、動的なシート乗り心地性能
の評価・解析を行なうことができるようになった。
性能を評価及び解析する装置に関して、車両の走行状態
を計測する車両挙動計測手段と、ドライバの挙動状態を
計測するドライバ挙動計測手段と、ドライバの運転時の
体圧分布を計測する体圧分布計測手段と、これら各計測
手段にて計測されたデータを基に所定の演算処理をする
とともに、当該演算処理されたデータを同期させた状態
で所定の表示手段に合成表示するように制御を行なう制
御手段と、当該制御手段からの信号に基づき、上記各計
測データを合成表示する合成表示手段と、からなる構成
を採ることとしたので、車両の挙動及びこのときのドラ
イバの姿勢(挙動)と関連付けさせて、そのときのシー
ト表面部の体圧分布状態(体圧分布図)を表示させるこ
とができるようになった。すなわち、車両の走行中にお
けるロール旋回時等、着目すべき車両挙動時におけるシ
ート表面部の体圧分布図を、ドライバの挙動とも関連付
けさせた状態で、かつ、同期させた状態で、合成表示手
段の同一画面上に表示させることができるようになっ
た。従って、この体圧分布図を見ることによって、シー
トのホールディング性能等を評価及び解析することがで
きるようになった。また、本評価用解析装置を用いるこ
とによって、車両走行中の、動的なシート乗り心地性能
の評価・解析を行なうことができるようになった。
【図1】本発明の全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる頭部挙動センサ周りの構成を示
す図である。
す図である。
【図3】本発明にかかる腰部挙動センサ周りの構成を示
すスケルトン図である。
すスケルトン図である。
【図4】本発明にかかる背筋計測手段周りの構成を示す
図である。
図である。
【図5】本発明にかかる合成表示手段の全体構成を示す
図である。
図である。
1 車両挙動計測手段 11 加速度センサ 12 操舵角センサ 2 ドライバ挙動計測手段 21 頭部挙動センサ 211 超音波センサ 212 超音波センサ 22 背筋計測手段 221 筋電図電極 23 腰部挙動センサ 231 上下方向加速度センサ 232 左右方向加速度センサ 233 固定金具 235 クリップ 25 ドライバ 251 反射板 252 反射板 3 体圧分布計測手段 31 シートクッション部側体圧分布計測手段 32 シートバック部側体圧分布計測手段 35 シート 5 合成表示手段 51 挙動データ表示部(画面右側の表示部) 52 体圧分布図(画面左側の表示部) 55 カーソル 6 制御手段 7 データ記録手段 9 車体
Claims (3)
- 【請求項1】 車両の走行状態を計測する車両挙動計測
手段と、ドライバの挙動状態を計測するドライバ挙動計
測手段と、ドライバの運転時の体圧分布を計測する体圧
分布計測手段と、これら各計測手段にて計測されたデー
タを演算処理するとともに、当該演算処理されたデータ
を同期させた状態で所定の表示手段に合成表示するよう
に制御を行なう制御手段と、当該制御手段からの信号に
基づき上記各計測データを合成表示する合成表示手段
と、を有することを特徴とするシート乗り心地評価用解
析装置。 - 【請求項2】 車両の走行状態を計測する車両挙動計測
手段及びドライバの挙動状態を計測するドライバ挙動計
測手段のうちの少なくともいずれか一つのものと、ドラ
イバの運転時の体圧分布を計測する体圧分布計測手段
と、これら各計測手段にて計測されたデータを時間的な
同期を採ったうえで一時的に記録しておくデータ記録手
段と、当該データ記録手段に記録されたデータを所定の
方式に則って演算処理するとともに、当該演算処理され
た上記車両挙動及びドライバ挙動の各データのうちの少
なくともいずれか一つのデータに基づいて体圧分布のデ
ータを選択し、当該選択された体圧分布のデータを所定
の表示手段に表示するように制御を行なう制御手段と、
当該制御手段からの信号に基づき上記選択された体圧分
布のデータを同一画面上に合成表示する合成表示手段
と、を有することを特徴とするシート乗り心地評価用解
析装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のシート乗
り心地評価用解析装置において、上記車両挙動計測手段
を、車体の一部に設置されるものであって3次元方向の
加速度を検出する加速度センサを主体に形成させるよう
にするとともに、上記ドライバ挙動計測手段を、ドライ
バの頭部の前後方向及び左右方向の変位を計測する変位
センサと、ドライバの腰部に設けられるものであって当
該腰部の上下方向及び左右方向の加速度を検出する加速
度センサと、ドライバの背中・腰部に取り付けられるも
のであって背筋の働きを計測する背筋計測手段と、から
なるようにし、更に、上記体圧分布計測手段を、シート
バック部及びシートクッション部に設けられた感圧セン
サからなるようにしたことを特徴とするシート乗り心地
評価用解析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8188425A JPH1016609A (ja) | 1996-06-29 | 1996-06-29 | シート乗り心地評価用解析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8188425A JPH1016609A (ja) | 1996-06-29 | 1996-06-29 | シート乗り心地評価用解析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1016609A true JPH1016609A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16223453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8188425A Pending JPH1016609A (ja) | 1996-06-29 | 1996-06-29 | シート乗り心地評価用解析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1016609A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002286744A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-10-03 | Kayaba Ind Co Ltd | 加速度計測装置及びその計測方法 |
JP2002286743A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-10-03 | Kayaba Ind Co Ltd | 振動・揺動レベル計測装置及びその計測方法 |
JP2006263333A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Hiroshima Univ | 体幹伸展筋力測定装置 |
JP2007524134A (ja) * | 2003-11-30 | 2007-08-23 | ボルボ テクノロジー コーポレイション | 運転者の障害を認識するための方法およびシステム |
CN100386604C (zh) * | 2005-06-30 | 2008-05-07 | 西安交通大学 | 汽车乘驾体位生物力学特性测试平台 |
JP2010227483A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 車両のロール感の評価方法および車両のロール感の評価装置 |
JP2010256284A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 車両の評価方法および車両の評価装置 |
JP2010256292A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 車両の評価方法および車両の評価装置 |
US8973432B2 (en) | 2011-02-18 | 2015-03-10 | Jatco Ltd | Gear shift shock evaluation apparatus and evaluation method of the same |
GB2548368A (en) * | 2016-03-15 | 2017-09-20 | Jaguar Land Rover Ltd | Monitoring accelerations within a vehicle |
CN109353252A (zh) * | 2018-12-06 | 2019-02-19 | 吉林大学 | 一种具有体压感知的智能汽车座椅装置和应用方法 |
CN118082636A (zh) * | 2024-04-23 | 2024-05-28 | 南昌智能新能源汽车研究院 | 一种智能座舱内汽车座椅优化方法及系统 |
-
1996
- 1996-06-29 JP JP8188425A patent/JPH1016609A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002286743A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-10-03 | Kayaba Ind Co Ltd | 振動・揺動レベル計測装置及びその計測方法 |
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JP4711826B2 (ja) * | 2003-11-30 | 2011-06-29 | ボルボ テクノロジー コーポレイション | 運転者の障害を認識するための方法およびシステム |
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CN100386604C (zh) * | 2005-06-30 | 2008-05-07 | 西安交通大学 | 汽车乘驾体位生物力学特性测试平台 |
JP2010227483A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 車両のロール感の評価方法および車両のロール感の評価装置 |
JP2010256284A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 車両の評価方法および車両の評価装置 |
JP2010256292A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 車両の評価方法および車両の評価装置 |
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CN109353252B (zh) * | 2018-12-06 | 2023-06-23 | 吉林大学 | 一种具有体压感知的智能汽车座椅装置和应用方法 |
CN118082636A (zh) * | 2024-04-23 | 2024-05-28 | 南昌智能新能源汽车研究院 | 一种智能座舱内汽车座椅优化方法及系统 |
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