JPH10165953A - 洗車機の排水浄化装置 - Google Patents

洗車機の排水浄化装置

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JPH10165953A
JPH10165953A JP8342607A JP34260796A JPH10165953A JP H10165953 A JPH10165953 A JP H10165953A JP 8342607 A JP8342607 A JP 8342607A JP 34260796 A JP34260796 A JP 34260796A JP H10165953 A JPH10165953 A JP H10165953A
Authority
JP
Japan
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water
tank
filter
car washer
injector
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Application number
JP8342607A
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English (en)
Inventor
Tatsumi Maeda
巽 前田
Yoshio Okada
好生 岡田
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AZU FLEX KK
Original Assignee
AZU FLEX KK
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗車機から排出される水を浄化して、これの
再使用を可能にするため、洗車機の排水浄化装置を設け
た場合に、この装置による浄化能力を低下させることな
く、この装置を小形にさせて、その周りの作業空間を、
より広くさせるようにする。 【解決手段】 洗車機1から排出された水3を貯留する
第1タンク15と、この第1タンク15内の水3を濾過
する濾過器31,41と、この濾過器31,41で濾過
された水3を貯留する第2タンク46と、この第2タン
ク46内の水3を上記洗車機1に還元させる還元ポンプ
53とを備える。上記第1タンク15もしくは第2タン
ク46内に貯留した水3に上記濾過器31,41を沈め
るようにして、この濾過器31,41を上記第1タンク
15もしくは第2タンク46内に収納させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガソリンスタンド
や、自動車の整備工場等に設置された洗車機から排出さ
れる水を浄化し、これを上記洗車機にて再使用させるよ
うにした洗車機の排水浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の洗車機は、通常、自動車の車体に
多量の水を注ぐ一方、電動機による動力で回転するブラ
シにより、上記車体をブラッシングして水洗するよう構
成されている。
【0003】ところで、上記洗車機での使用水量は、例
えば、0,25ton/台×25台/日=6,25to
n/日のように極めて多量であるため、その全量につ
き、上水道の水を使用するとすれば、洗車が高価にな
り、かつ、下水道の排水処理の負担が過大になるという
問題がある。
【0004】そこで、近時、上記洗車機から排出される
水を浄化して、この浄化後の水を上記洗車機で再使用可
能とさせる洗車機の排水浄化装置が提案されている。
【0005】上記洗車機の排水浄化装置には、従来、洗
車機から排出された水を貯留する第1タンクと、この第
1タンク内の水を濾過する濾過器と、この濾過器で濾過
された水を貯留する第2タンクと、この第2タンク内の
水を上記洗車機に還元させる還元ポンプとを備えたもの
がある。
【0006】そして、上記したように、濾過されて浄化
された水が上記還元ポンプで洗車機に還元され、この水
が上記洗車に再使用されることとなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記濾過器
の外面には、通常、上記第1タンク内の水を同上濾過器
に供給するための供給管や、同上濾過器で濾過された水
を排出させて上記第2水タンクに向わせるための排出管
等が連結され、これら各管等の間の空間は、いわゆる
「デッドスペース」となっている。
【0008】このため、上記濾過器は、それ自体よりも
かなり大きい空間を占有して設置されることから、これ
に伴い、上記洗車機の排水浄化装置が大形となり、これ
は、この洗車機の排水浄化装置の周りの作業空間を狭め
ることとなって好ましくない。
【0009】一方、上記洗車機から排出される水の多く
は、洗車後の水であるが、このような水には、洗剤や雑
菌が混入しているため、上記した濾過だけでは、十分な
浄化ができないおそれがある。
【0010】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、洗車機から排出される水を浄化して、こ
れの再使用を可能にするため、洗車機の排水浄化装置を
設けた場合に、この装置による浄化能力を低下させるこ
となく、この装置を小形にさせて、その周りの作業空間
を、より広くさせるようにすることを課題とする。
【0011】また、上記洗車機の排水浄化装置により、
水を浄化させる場合に、その水がより清浄に浄化される
ようにすることを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の洗車機の排水浄化装置は、次の如くである。
【0013】請求項1の発明は、洗車機1から排出され
た水3を貯留する第1タンク15と、この第1タンク1
5内の水3を濾過する濾過器31,41と、この濾過器
31,41で濾過された水3を貯留する第2タンク46
と、この第2タンク46内の水3を上記洗車機1に還元
させる還元ポンプ53とを備えた場合において、
【0014】上記第1タンク15もしくは第2タンク4
6内に貯留した水3に上記濾過器31,41を沈めるよ
うにして、この濾過器31,41を上記第1タンク15
もしくは第2タンク46内に収納させたものである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記濾過器31,41を、上端部に開口32を有す
る濾過容器33と、上記開口32を通して上記濾過容器
33内に挿抜自在に挿入され上記第1タンク15内の水
3を濾過するエレメント34と、上記開口32を開閉自
在に閉じる蓋体35とで構成し、上記濾過器31,41
を沈めさせた水3の最上水面の上方に、上記濾過容器3
3の上端部を位置させたものである。
【0016】請求項3の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、上記濾過器31,41で濾過された水
3を加圧させて圧縮された水3にする加圧ポンプ61
と、この圧縮された水3を通過させるインジェクタ63
と、このインジェクタ63を上記水3が通過することに
より生じる負圧発生部64にオゾン67を供給するオゾ
ン発生器66とを備えたものである。
【0017】請求項4の発明は、請求項3の発明に加え
て、上記濾過器31,41で濾過された水3と、上記イ
ンジェクタ63を通過した後の水3とを互いに接触させ
る接触器70を設けたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0019】図において、符号1は自動車2の車体を水
3で洗車するため、ガソリンスタンドに設けられた洗車
機である。
【0020】上記洗車機1は、洗車対象となる自動車2
を収容可能とさせるハウジング6と、このハウジング6
の内面に沿って配管される洗車管7と、この洗車管7の
適所に配置される洗車ノズル8とを備えている。そし
て、上記各洗車ノズル8から噴射されるスプレー状の水
3や、図示しないが回転するブラシ等によって、自動車
2が洗浄されるようになっている。
【0021】上記自動車2の洗車後の水3であって、上
記洗車機1から排出された水3を溜める排水貯留部10
が床に形成されている。上記洗車機1から排水貯留部1
0に至る水3の流通経路には、大きな固形異物を除去す
る不図示の除去槽が設けられている。また、上記排水貯
留部10には、雨水等の他の水3も溜められるようにな
っている。
【0022】上記排水貯留部10内の水3を浄化して、
上記自動車2の洗車に再使用させるための洗車機の排水
浄化装置13が設けられている。
【0023】上記洗車機の排水浄化装置13は、上記洗
車機1から排出された水3である排水貯留部10内の水
3を貯留する第1タンク15を備えている。この第1タ
ンク15は、上端部に開口16を有するタンク本体17
と、上記開口16を開閉自在とする蓋体18とで構成さ
れている。また、上記第1タンク15のタンク本体17
内は、一対の仕切壁20,20により、上流側貯留部2
1、中間流側貯留部22、および下流側貯留部23の複
数の貯留部に区画されている。
【0024】上記排水貯留部10内の水3を上記第1タ
ンク15の上流側貯留部21内に供給する第1ポンプ2
5が設けられ、この第1ポンプ25により供給された水
3を、まず、上記上流側貯留部21の底部に案内する案
内パイプ26が設けられている。この案内パイプ26に
より上記上流側貯留部21の底部に案内された水3は、
上記案内パイプ26の下端から上記上流側貯留部21内
を上方に向って折り返されるよう流動し、この際、上記
水3に含まれる粒子の大きい異物は、上記上流側貯留部
21の底部に沈殿させられ、これがスラッジとなる。
【0025】上記スラッジを下水溝27に排出させるス
ラッジポンプ28が設けられ、これにより、上記スラッ
ジが上記上流側貯留部21の底部に多量に溜まることが
防止される。そして、上記上流側貯留部21の上澄みの
水3が上記中間流側貯留部22に流入させられる。
【0026】上記第1タンク15の中間流側貯留部22
内の水3を濾過する濾過器31が設けられている。この
濾過器31は、上端部に開口32を有する濾過容器33
と、上記濾過容器33内に挿入された複数(4本)の円
筒状のエレメント34と、上記開口32を開閉自在に閉
じる蓋体35とで構成されている。
【0027】上記蓋体35を取り外せば、上記開口32
は上方に向って開放され、かつ、この開口32は、上記
蓋体18の取り外しにより開かれた上記第1タンク15
の開口16を通して、第1タンク15の上方外部に向っ
て開放されている。そして、上記両開口16,32を通
して、上記エレメント34は濾過容器33内に挿抜自在
に挿入されている。
【0028】上記第1タンク15の中間流側貯留部22
内の水3を加圧し、供給管37を通して上記濾過器31
の濾過容器33内でエレメント34の外面側に供給する
第2ポンプ38が設けられている。また、上記濾過器3
1のエレメント34の内面側を上記下流側貯留部23に
連通させる排出管39が設けられている。
【0029】上記供給管37を通して上記第2ポンプ3
8により、上流側貯留部21内の水3が上記エレメント
34の外面側に供給されれば、上記水3は上記エレメン
ト34の外面側で濾過されて、その濾過後の水3は上記
エレメント34の内面側に流入させられ、この水3は上
記排出管39を通して上記下流側貯留部23内に供給さ
れる。
【0030】上記第1タンク15の下流側貯留部23内
の水3を濾過する他の濾過器41が設けられている。こ
の他の濾過器41は、前記濾過器31と同じ構成であ
り、開口32、濾過容器33、エレメント34、および
蓋体35で構成されている。
【0031】上記第1タンク15の下流側貯留部23内
の水3を加圧し、供給管42を通して上記他の濾過器4
1に供給する第3ポンプ43が設けられている。また、
上記他の濾過器41を上記第1タンク15の外部に連通
させる排出管44が設けられている。上記他の濾過器4
1の濾過作用は、上記濾過器31と同様である。
【0032】上記他の濾過器41で濾過された水3を貯
留する第2タンク46が設けられている。この第2タン
ク46内は仕切壁47により上流側貯留部48と下流側
貯留部49の複数の貯留部に区画され、上記他の濾過器
41から延出した上記排出管44の延出端は、上記上流
側貯留部48内に連通させられ、この上流側貯留部48
に上記他の濾過器41で濾過された水3が供給される。
【0033】上記第2タンク46と別体に他の第2タン
ク51が設けられている。上記第2タンク46内の水3
を供給管52を通して上記他の第2タンク51に供給す
る還元ポンプ53が設けられている。また、上記他の第
2タンク51内の水3を供給管54を通し前記洗車機1
の洗車管7に還元させる他の還元ポンプ55が設けられ
ている。つまり、上記還元ポンプ53,55は、上記第
2タンク46,51内の水3を上記洗車機1に還元さ
せ、この水3は、洗車機1で洗車に再使用される。
【0034】上記の場合、他の第2タンク51や他の還
元ポンプ55は無くてもよく、上記第2タンク46内の
水3を上記供給管52と還元ポンプ53とにより、上記
洗車機1に直接的に還元させてもよい。
【0035】上記構成において、第1タンク15内に貯
留した水3に上記濾過器31,41の全部もしくは一部
を沈めるようにして、これら濾過器31,41は上記第
1タンク15の中間流側貯留部22と下流側貯留部23
とに収納されている。
【0036】このため、上記濾過器31,41を上記水
3に沈めた分、その周りの「デッドスペース」が、上記
第1タンク15内の水3の貯留に有効に利用されること
となる。
【0037】よって、上記濾過器31,41自体の形状
をそのままとして、その濾過能力を低下させることな
く、つまり、洗車機の排水浄化装置13の浄化能力を低
下させない状態のままで、上記したように、濾過器3
1,41周りの「デッドスペース」が有効に利用される
のであり、その分、上記洗車機の排水浄化装置13が小
形になり、その周りの作業空間を、より広くさせること
ができる。
【0038】なお、上記第2タンク46内に貯留した水
3に上記濾過器31,41を沈めるようにして、この濾
過器31,41を上記第2タンク46内に収納させても
よく、この場合も、上記したと同じ効果が生じる。
【0039】上記第1タンク15の中間流側貯留部22
と下流側貯留部23内の水3の水面が所定高さを越えな
いよう、上記中間流側貯留部22と下流側貯留部23内
の上部を下水溝27に連通させる逃し管57が設けられ
ている。そして、上記した水3の所定高さが水3の最上
水面(図1中実線図示の位置)に相当する。上記中間流
側貯留部22と下流側貯留部23内において、上記濾過
器31,41を沈めた水3の上記最上水面の上方に、上
記各濾過容器33の上端部、つまり、開口32や蓋体3
5が位置させられている。
【0040】このため、上記開口32を通しての上記濾
過容器33に対するエレメント34の挿抜は、上記水3
に影響されることなく、上記濾過容器33の上端部の開
口32を通して、容易にできる。
【0041】よって、上記濾過器31,41は水3に沈
められて収納されるものではあるが、この水3に影響さ
れずに、この濾過器31,41に対する保守、点検作業
が容易にできる。
【0042】上記供給管52の中途部から分岐して、上
記第2タンク46の上流側貯留部48に連通する供給管
58が設けられ、上記分岐部に三方切換式の切換弁59
が設けられている。上記濾過器31,41で濾過され第
2タンク46に貯留された水3を加圧させて圧縮された
水3にする加圧ポンプ61が設けられ、この加圧ポンプ
61は前記還元ポンプ53と兼用されている。
【0043】上記供給管58において切換弁59よりも
下流側にインジェクタ63が設けられている。上記切換
弁59が上記供給管58を開いたとき、上記加圧ポンプ
61で圧縮された水3が上記切換弁59と供給管58と
を通って上記インジェクタ63を高速で通過可能とされ
ている。上記インジェクタ63において、上記水3が高
速で通過することにより生じる負圧発生部64に、供給
管65を通しオゾン発生器66が連通させられている。
上記負圧発生部64の負圧により、上記オゾン発生器6
6で発生させられたオゾン67が上記インジェクタ63
内に吸入されるようになっている。
【0044】このため、上記インジェクタ63を通過す
る水3は上記オゾン67と撹拌され混合させられ、この
際、上記水3に溶存している洗剤が酸化されて少なくと
もその一部が水3に分解されると共に、殺菌されて水3
がより清浄となるよう浄化される。
【0045】そして、上記の場合、オゾン67と混合さ
せられる水3は、上記したように濾過器31,41で濾
過された後の浄化水であるため、上記濾過器31,41
で除去されるべき異物と、オゾン67とが反応するとい
うことが回避され、その分、上記オゾン67による浄化
がより効果的に行われることとなる。
【0046】上記濾過器31,41で濾過された水3
と、上記インジェクタ63でオゾン67と混合させられ
た水3とを互いに接触させる接触器70が設けられ、こ
の接触器70は上記第2タンク46の上流側貯留部48
内に収納されている。
【0047】上記接触器70は、縦長の容器71と、こ
の容器71内に充填される無数の充填材72とで構成さ
れている。上記他の濾過器41から延出した前記排出管
44の下流端と、上記加圧ポンプ61から延出した前記
供給管58の下流端とが、それぞれ上記接触器70の容
器71の下部に連結されている。
【0048】そして、上記第3ポンプ43により上記他
の濾過器41から接触器70に供給された水3と、上記
加圧ポンプ61によりインジェクタ63から同上接触器
70に供給された水3とは、上記容器71内で各充填材
72間の隙間を通過して上昇し、このときに、互いに接
触して混合させられ、この混合させられた水3は上記容
器71の上端から溢れて、上記第2タンク46の上流側
貯留部48内に流入し、その後、下流側貯留部49に流
入することとなる。
【0049】このため、上記濾過器31,41で濾過さ
れた水3の一部だけを上記インジェクタ63を通過させ
て、オゾン67と混合させたとしても、この水3の一部
と、上記濾過器31,41で濾過された水3の他部と
は、上記接触器70で十分に混合させられ、つまり、上
記水3の全体とオゾン67とが混合させられることとな
る。
【0050】よって、上記水3は、その全体がオゾン6
7と反応して、より清浄となるよう浄化され、また、水
3の全量を上記加圧ポンプ61で圧縮して上記インジェ
クタ63を通過させることに比べて、上記水3の一部だ
けをインジェクタ63を通過させることで足りる分、上
記加圧ポンプ61の動力が少なくて済み、これは、洗車
機の排水浄化装置13の運転上有益である。
【0051】なお、上記切換弁59は、還元ポンプ53
(加圧ポンプ61)からの水3を他の第2タンク51
側、もしくはインジェクタ63側のいずれか一方に切り
換え可能とされ、所定時間で交互に自動的に切り換える
こととされている。
【0052】上記接触器70の上方を上記下水溝27に
連通させる排出管74が設けられている。そして、上記
接触器70で生じ上昇する泡は、上記排出管74を通し
て上記下水溝27に排出されるようになっている。
【0053】前記ガソリンスタンドで、モップなどを洗
濯する洗濯機77が設けられている。上記第2タンク4
6の下流側貯留部49内の水3を供給管78を通し上記
洗濯機77に供給する第4ポンプ79が設けられてい
る。また、上記他の第2タンク51にボールタップ81
を介し水道水82の水3が供給可能とされ、また、上記
水道水82の水3は、上記洗濯機77にも供給可能とさ
れている。
【0054】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0055】請求項1の発明は、洗車機から排出された
水を貯留する第1タンクと、この第1タンク内の水を濾
過する濾過器と、この濾過器で濾過された水を貯留する
第2タンクと、この第2タンク内の水を上記洗車機に還
元させる還元ポンプとを備えた洗車機の排水浄化装置に
おいて、
【0056】上記第1タンクもしくは第2タンク内に貯
留した水に上記濾過器を沈めるようにして、この濾過器
を上記第1タンクもしくは第2タンク内に収納させてあ
る。
【0057】このため、上記濾過器を上記水に沈めた
分、その周りの「デッドスペース」が、上記第1タンク
もしくは第2タンク内の水の貯留に有効に利用されるこ
ととなる。
【0058】よって、上記濾過器自体の形状をそのまま
として、その濾過能力を低下させることなく、つまり、
洗車機の排水浄化装置の浄化能力を低下させない状態の
ままで、上記したように、濾過器周りの「デッドスペー
ス」が有効に利用されるのであり、その分、上記洗車機
の排水浄化装置が小形にされ、その周りの作業空間を、
より広くさせることができる。
【0059】請求項2の発明は、上記濾過器を、上端部
に開口を有する濾過容器と、上記開口を通して上記濾過
容器内に挿抜自在に挿入され上記第1タンク内の水を濾
過するエレメントと、上記開口を開閉自在に閉じる蓋体
とで構成し、上記濾過器を沈めさせた水の最上水面の上
方に、上記濾過容器の上端部を位置させてあり、次の効
果がある。
【0060】即ち、請求項1の発明で説明したように、
第1タンクもしくは第2タンク内に貯留した水に上記濾
過器を沈めるようにしてこの濾過器を上記第1タンクも
しくは第2タンク内に収納させると、上記濾過器におけ
るエレメントの交換など、保守、点検作業がしにくくな
ると考えられる。
【0061】そこで、上記したように、濾過器を沈めた
水の最上水面の上方に上記濾過容器の上端部を位置させ
たのであり、このため、上記開口を通しての上記濾過容
器に対するエレメントの挿抜は、上記水に影響されるこ
となく、上記濾過容器の上端部の開口を通して、容易に
できる。
【0062】よって、上記濾過器は水に沈められて収納
されるものではあるが、この水に影響されずに、この濾
過器に対する保守、点検作業が容易にできる。
【0063】請求項3の発明は、上記濾過器で濾過され
た水を加圧させて圧縮された水にする加圧ポンプと、こ
の圧縮された水を通過させるインジェクタと、このイン
ジェクタを上記水が通過することにより生じる負圧発生
部にオゾンを供給するオゾン発生器とを備えてある。
【0064】このため、上記インジェクタを通過する水
は上記オゾンと撹拌され混合させられ、この際、上記水
に溶存している洗剤が酸化されて少なくともその一部が
水に分解されると共に、殺菌されて水がより清浄となる
よう浄化される。
【0065】そして、上記の場合、オゾンと混合させら
れる水は、上記したように濾過器で濾過された後の浄化
水であるため、上記濾過器で除去されるべき異物と、オ
ゾンとが反応するということが回避され、その分、上記
オゾンによる浄化がより効果的に行われることとなる。
【0066】請求項4の発明は、上記濾過器で濾過され
た水と、上記インジェクタを通過した後の水とを互いに
接触させる接触器を設けてある。
【0067】このため、上記濾過器で濾過された水の一
部だけを上記インジェクタを通過させて、オゾンと混合
させたとしても、この水の一部と、上記濾過器で濾過さ
れた水の他部とは、上記接触器で十分に混合させられ、
つまり、上記水の全体とオゾンとが混合させられること
となる。
【0068】よって、上記水は、その全体がオゾンと反
応して、より清浄となるよう浄化され、また、水の全量
を上記加圧ポンプで圧縮して上記インジェクタを通過さ
せることに比べて、上記水の一部だけをインジェクタを
通過させることで足りる分、上記加圧ポンプの動力が少
なくて済み、これは、洗車機の排水浄化装置の運転上有
益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗車機の排水浄化装置の上流側を示す図であ
る。
【図2】洗車機の排水浄化装置の下流側を示す図であ
り、本図のAと、図1のAとが互いに接続され、本図の
Bと、図1のBとが互いに接続される。
【符号の説明】
1 洗車機 2 自動車 3 水 10 排水貯留部 13 洗車機の排水浄化装置 15 第1タンク 31 濾過器 32 開口 33 濾過容器 34 エレメント 35 蓋体 41 他の濾過器 46 第2タンク 51 他の第2タンク 53 還元ポンプ 55 他の還元ポンプ 61 加圧ポンプ 63 インジェクタ 64 負圧発生部 66 オゾン発生器 67 オゾン 70 接触器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗車機から排出された水を貯留する第1
    タンクと、この第1タンク内の水を濾過する濾過器と、
    この濾過器で濾過された水を貯留する第2タンクと、こ
    の第2タンク内の水を上記洗車機に還元させる還元ポン
    プとを備えた洗車機の排水浄化装置において、 上記第1タンクもしくは第2タンク内に貯留した水に上
    記濾過器を沈めるようにして、この濾過器を上記第1タ
    ンクもしくは第2タンク内に収納させた洗車機の排水浄
    化装置。
  2. 【請求項2】 上記濾過器を、上端部に開口を有する濾
    過容器と、上記開口を通して上記濾過容器内に挿抜自在
    に挿入され上記第1タンク内の水を濾過するエレメント
    と、上記開口を開閉自在に閉じる蓋体とで構成し、上記
    濾過器を沈めさせた水の最上水面の上方に、上記濾過容
    器の上端部を位置させた請求項1に記載の洗車機の排水
    浄化装置。
  3. 【請求項3】 上記濾過器で濾過された水を加圧させて
    圧縮された水にする加圧ポンプと、この圧縮された水を
    通過させるインジェクタと、このインジェクタを上記水
    が通過することにより生じる負圧発生部にオゾンを供給
    するオゾン発生器とを備えた請求項1、もしくは2に記
    載の洗車機の排水浄化装置。
  4. 【請求項4】 上記濾過器で濾過された水と、上記イン
    ジェクタを通過した後の水とを互いに接触させる接触器
    を設けた請求項3に記載の洗車機の排水浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003093802A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Daicel Chem Ind Ltd 排水処理装置及びその運転方法
CN114522932A (zh) * 2022-01-20 2022-05-24 中建八局第一建设有限公司 一种洗泵水处理装置及处理方法

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