JPH10165796A - 攪拌機及び研削装置 - Google Patents

攪拌機及び研削装置

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JPH10165796A
JPH10165796A JP33355196A JP33355196A JPH10165796A JP H10165796 A JPH10165796 A JP H10165796A JP 33355196 A JP33355196 A JP 33355196A JP 33355196 A JP33355196 A JP 33355196A JP H10165796 A JPH10165796 A JP H10165796A
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JP
Japan
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slurry
liquid
stirrer
grinding
stirring
Prior art date
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Application number
JP33355196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Doi
健 土井
Shiyouzou Katamachi
省三 片町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】研削部材と被加工物との間に供給されるスラリ
ー等の液体の流量変動を防止することができる攪拌機、
及びこれにより切削精度の向上を図ることができる研削
装置を提供する。 【解決手段】スラリーSlを攪拌する攪拌機200にお
いて、その液面LS付近に泡防止板24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を攪拌する攪
拌機及びこれを用いる研削装置に係り、特に、研削部材
と被加工物との間に供給されるスラリー等の液体の流量
変動を防止することができる攪拌機及び研削装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体チップを製造する過程で
は、丸棒状の半導体単結晶材料を、その結晶軸に直交す
る方向に切断して、多数の半導体ウェーハに切り分ける
工程がある。この工程では、従来、次のような研削装置
が用いられている。即ち、砥粒を含むスラリーを用いて
研削切断するワイヤソー切断機であり、被加工物として
の半導体単結晶材料を研削する研削部材としてのワイヤ
と、ワイヤに砥粒を含むスラリーを供給するスラリー供
給機構とを備え、スラリー供給機構は、スラリーを貯留
するスラリー貯留部を有している。
【0003】また、近頃、スラリー貯留部が、スラリー
貯留容器と、スラリー貯留容器に貯留されたスラリーを
攪拌する攪拌機とを有するものが提案されている。この
攪拌機は、スラリー内の砥粒の混合率を均等化し、その
品質を向上しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな従来のワイヤソー切断機等の研削装置では、攪拌機
によりスラリー内の砥粒の混合率は均等化され、その品
質は向上されるのであるが、その攪拌によりスラリー中
に生じる負圧で、その上方の液面から吸い込まれる空気
がスラリー内に気泡として混ざり、それにより、スラリ
ー供給機構のポンプ内に空気が溜まるなどしてスラリー
の吐出量、即ち、流量が低下してしまうという問題があ
る。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、研削部材と被加工物との間に供給されるスラ
リー等の液体の流量変動を防止することができる攪拌
機、及びこれにより切削精度の向上を図ることができる
研削装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明の攪拌機は前記目的
を達成するために、液体を攪拌する攪拌機において、前
記液体中の液面付近に泡防止板を設けることを特徴とす
る。従って、攪拌機の攪拌により液体中に生じる負圧
で、その上方の液面から吸い込まれ混入しようとする空
気(気泡)は、泡防止板で遮断される。よって、気泡の
混入が低減される。
【0007】また、本発明の研削装置は前記目的を達成
するために、被加工物を研削する研削部材と、該研削部
材と前記被加工物との間に砥粒を含むスラリーを供給す
るスラリー供給機構とを備え、該スラリー供給機構は、
前記スラリーを貯留するスラリー貯留部を有し、該スラ
リー貯留部は、スラリー貯留容器と、該スラリー貯留容
器に貯留されたスラリーを攪拌する攪拌機とを有する研
削装置において、攪拌機は、スラリー中の液面付近に設
けられた泡防止板を有することを特徴とする。従って、
まず、攪拌機を駆動することで、スラリー中の砥粒の混
合率が均質化される。また、その際、攪拌機の攪拌によ
りスラリー中に生じる負圧で、その上方の液面から吸い
込まれ混入しようとする空気(気泡)は、泡防止板で遮
断される。よって、気泡の混入が低減される。これによ
り、掘削部材と被加工物との間に供給されるスラリーの
流量変動を防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る研削装置の好ましい実施の形態について詳説する。図
2は、本発明の研削装置の一実施形態としてのワイヤソ
ー切断機100の全体を示す斜視図である。
【0009】このワイヤソー切断機100は、同図に示
すように、被加工物としての丸棒状の半導体単結晶材料
1を切断する、研削部材としてのワイヤ11を有する切
断機本体10と、半導体単結晶材料1を支持し、ワイヤ
11に押し付ける結晶材料支持機構30とを備えてい
る。切断機本体10は、ワイヤ11が巻き掛けられて張
られるワイヤ巻掛け躯体12と、ワイヤ11の両端部に
それぞれ設けられ、ワイヤ11を往復走行させるワイヤ
走行駆動リール19、19と、ワイヤ11に砥粒Grを
含む液体であるスラリーSlを供給するスラリー供給機
構20とを有している。
【0010】ワイヤ巻掛け躯体12は、水平方向に平行
に設けられた一対の上部溝付ローラ13、14と、一対
の上部溝付ローラ13、14の下方に平行に配置された
下部溝付ローラ15とを有しており、ワイヤ11は、こ
の一対の上部溝付ローラ13、14及び下部溝付ローラ
15に巻き掛けられ、一対の上部溝付ローラ13、14
間に上部溝付ローラ13、14の軸方向(図中矢印X
1、X2方向)に等間隔に離間するワイヤ列17を形成
している。
【0011】スラリー供給機構20は、図1に示すスラ
リーSlを貯留するスラリー貯留部21と、図2のワイ
ヤ11に図1のスラリー貯留部21のスラリーSlを圧
送するスラリー送給部25と、図2のワイヤ11に供給
されたスラリーSlを図1のスラリー貯留部21に回収
するスラリー回収部27と、スラリー貯留部21のスラ
リーSlの温度を所望の温度に保つ温度調整部29とを
備えている。
【0012】スラリー貯留部21は、スラリー貯留容器
22と、スラリー貯留容器22に貯留されたスラリーS
lを攪拌する攪拌機200とを有しており、攪拌機20
0は、攪拌機本体23と、スラリー貯留容器22に貯留
されたスラリーSl中の液面LS付近に設けられた泡防
止板24とを有している。攪拌機本体23は、スラリー
Sl中に配置され、回転駆動される攪拌羽根23aを有
するものであり、泡防止板24は、ドーナツ円板状を成
しており、攪拌羽根23aの直上に水平に配置され、ス
ラリー貯留容器22に対して固定されている。
【0013】図2のワイヤソー切断機100は、以上の
ように構成されているので、以下のようにスラリーSl
を高品質に保つことができる。即ち、図1の攪拌機本体
23を駆動して、攪拌羽根23aを回転させることで、
スラリー貯留容器22に貯留されたスラリーSl中の砥
粒Grの混合率を均質にすることができる。また、その
際、攪拌機本体23の攪拌によりスラリーSl中に生じ
る負圧で、その上方の液面LSから吸い込まれ混入しよ
うとする空気(気泡)は、泡防止板24で遮断される。
よって、気泡の混入が低減される。
【0014】また、このスラリーSlは、温度調整部2
9でその温度を所望の温度に保持される。これにより、
気泡がスラリー送給部25に溜まるなどして、スラリー
Slの供給流量が変動してしまう事態を防止することが
できる。また、気泡の混入に伴うスラリーSlの流量変
動、即ち、その濃さの変動等を含む品質低下を防ぐこと
ができる。
【0015】即ち、図2のワイヤソー切断機100は、
スラリー貯留容器22に回収され、再びワイヤ11に供
給されるスラリーSlの品質の向上を図ることができる
ので、切断精度の向上を図ることができる。尚、本発明
の攪拌機は、研削装置100に限らず、なるべく気泡を
含まぬように液体を攪拌する構成を必要とする装置全般
に適用することができる。
【0016】また、本発明の研削装置は、砥粒Grを含
むスラリーSlを用いる研削装置であれば、如何なるも
のにも適用することができ、例えば、研磨装置であって
も良いことは勿論である。また、本発明は、泡防止板2
4を液面LSに設ける場合に限定されるものではなく、
液面LSと攪拌羽根23aとの間であれば、どの位置に
配置した構成も含む。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の攪拌機に
よれば、攪拌機の攪拌により液体中に生じる負圧で、そ
の上方の液面から吸い込まれ混入しようとする空気(気
泡)は、泡防止板で遮断される。よって、気泡の混入が
低減されるので、液体の流量変動を防止することができ
る。
【0018】また、本発明の研削装置によれば、前記攪
拌機により攪拌され、研削部材に供給されるスラリーの
流量変動を防止することができるので、切削精度の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研削装置の一実施形態としてのワイヤ
ソー切断機の攪拌機を示す正面断面図
【図2】図1のワイヤソー切断機の全体図
【符号の説明】
1…半導体単結晶材料(被加工物) 11…ワイヤ(研削部材) 20…スラリー供給機構 21…スラリー貯留部 22…スラリー貯留容器 24…泡防止板 100…ワイヤソー切断機(研削装置) 200…攪拌機 Sl…スラリー Gr…砥粒 LS…液面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を攪拌する攪拌機において、 前記液体中の液面付近に泡防止板を設けることを特徴と
    する攪拌機。
  2. 【請求項2】 被加工物を研削する研削部材と、該研
    削部材と前記被加工物との間に砥粒を含むスラリーを供
    給するスラリー供給機構とを備え、 該スラリー供給機構は、前記スラリーを貯留するスラリ
    ー貯留部を有し、 該スラリー貯留部は、スラリー貯留容器と、該スラリー
    貯留容器に貯留されたスラリーを攪拌する攪拌機とを有
    する研削装置において、 該攪拌機は、前記スラリー中の液面付近に設けられた泡
    防止板を有することを特徴とする研削装置。
JP33355196A 1996-12-13 1996-12-13 攪拌機及び研削装置 Pending JPH10165796A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1764223A3 (en) * 2005-09-02 2007-10-17 Canon Kabushiki Kaisha Liquid container
KR100850179B1 (ko) 2003-12-22 2008-08-04 동부일렉트로닉스 주식회사 슬러리 탱크에 슬러리 순환부를 갖는 슬러리 공급 장치
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