JPH10165730A - ガス状不純物吸着フィルタ - Google Patents

ガス状不純物吸着フィルタ

Info

Publication number
JPH10165730A
JPH10165730A JP8353234A JP35323496A JPH10165730A JP H10165730 A JPH10165730 A JP H10165730A JP 8353234 A JP8353234 A JP 8353234A JP 35323496 A JP35323496 A JP 35323496A JP H10165730 A JPH10165730 A JP H10165730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheets
gaseous
sheet
gaseous impurity
adsorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8353234A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Okada
孝夫 岡田
Soichiro Sakata
総一郎 阪田
Hideto Takahashi
秀人 高橋
Katsumi Sato
克己 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Original Assignee
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Thermal Engineering Co Ltd filed Critical Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority to JP8353234A priority Critical patent/JPH10165730A/ja
Publication of JPH10165730A publication Critical patent/JPH10165730A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低い通気抵抗でありながら,フィルタ単位体積
当たりの吸着剤量が従来のケミカルフィルタよりも格段
に大きく,寿命の長いガス状不純物吸着フィルタを提供
する。 【課題手段】 本発明のガス状不純物吸着フィルタ1
は,対向する一対の側面が空気の流入口と流出口に形成
された外枠2の内部に,波形板もしくは山形板の形状を
したガス状不純物を吸着する性質のある複数枚の吸着シ
ート3を,空気の流通方向5と平行にして互いに隙間を
空けた状態で重ねて配置したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば半導体素子
(LSI)や液晶ディスプレイ(LCD)を製造するク
リーンルームなどにおいて好適に使用される,気体を清
浄化するためのガス状不純物除去フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板やLCD基板を通常のクリー
ンルーム雰囲気中に放置すると,それら基板の表面にク
リーンルーム内の雰囲気由来の酸またはアルカリの無機
物や有機物などのガス状不純物が付着する。これらの不
純物の発生原因,発生及び汚染のメカニズム,影響,低
減対策を表1にまとめて示す。
【0003】
【表1】
【0004】この表1に示すように,クリーンルーム雰
囲気由来のガス状不純物は,半導体素子等の製造に対し
て種々の障害をもたらす。そこで最近では,このような
クリーンルーム雰囲気中のガス状不純物を除去するた
め,ケミカルフィルタと称する吸着剤を利用したガス状
不純物除去設備が実用化されている。通常,このケミカ
ルフィルタは活性炭をベースとしており,酸系ガス(塩
酸,フッ化水素,硝酸,硫酸,ボロン,硫化水素など)
の除去については炭酸カリウムのような塩基性薬品,ア
ルカリ系ガス(アンモニアなど)の除去についてはりん
酸のような酸性薬品をそれぞれ活性炭表面に添着したも
のが使用されている。また,ガス状有機不純物について
はこれら薬品を無添着の活性炭の表面に不純物をそのま
ま物理吸着させて除去することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで,活性炭をベー
スとしたケミカルフィルタには,様々な種類がある。最
も簡素なものとしては,容器内に粒状活性炭を詰め込ん
だ構成の充填塔がある。この充填塔は,例えば充填層の
厚みを大きくするなどの方法によって単位処理流量当た
りに使用する活性炭重量を多くすれば,吸着効率を高く
することができるが,その反面,圧力損失(通気抵抗)
が高くなるという欠点を有する。
【0006】また,他の種類として,繊維状活性炭を低
融点ポリエステルやポリエステル不織布のバインダと複
合してフェルト形状にしたケミカルフィルタ,粒状活性
炭をウレタンフォームや不織布に接着剤で強固に付着さ
せたブロック形状またはシート形状のケミカルフィルタ
などが知られている。これらフェルト形状やブロック形
状またはシート形状のケミカルフィルタは優れた通気性
を有するが,活性炭重量を増加することが困難であり,
使用し始めの初期での吸着効率は高いものの,短期間の
使用で破過現象によって吸着効率が大幅に低下するため
に寿命が短く,交換頻度が高いという欠点を有する。
【0007】従って本発明の目的は,低い通気抵抗であ
りながら,フィルタ単位体積当たりの吸着剤量が従来の
ケミカルフィルタよりも格段に大きく,寿命の長いガス
状不純物吸着フィルタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明の請求項1のガス状不純物吸着フィルタは,
対向する一対の側面が空気の流入口と流出口に形成され
た外枠の内部に,波形板もしくは山形板の形状をしたガ
ス状不純物を吸着する性質のある複数枚の吸着シート
を,空気の流通方向と平行にして互いに隙間を空けた状
態で重ねて配置したことを特徴とする。
【0009】この請求項1のガス状不純物吸着フィルタ
において,吸着シートは,請求項2に記載したように,
波形板もしくは山形板の形状をしたシート基板の表面に
ガス状不純物の吸着剤を接着した構成とすることができ
る。また,請求項3に記載したように,吸着シートは,
ガス状不純物の吸着剤をバインダによって波形板もしく
は山形板の形状に固めた構成としても良い。
【0010】また,請求項4に記載したように,互いに
隣り合う吸着シートの稜線同士が所定の角度を持って交
差するように配置することが好ましい。その場合,請求
項5に記載したように,互いに隣り合う吸着シートの稜
線同士が空気の流通方向に対して線対称を成すように配
置することができる。
【0011】また,請求項6に記載したように,互いに
隣り合う吸着シート同士の間に,平板形状のセパレータ
を配置することが好ましい。その場合,請求項7に記載
したように,セパレータをガス状不純物を吸着する性質
のある吸着シートで構成することができる。また,セパ
レータは例えば多孔板の如き通気性のある材質で構成す
ることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下,本発明にかかるガス状不純
物吸着フィルタの好ましい実施の形態を図面を用いて説
明する。図1は,本発明の実施の形態にかかるガス状不
純物吸着フィルタ1を概略的に示した分解組立図であ
る。
【0013】ガス状不純物吸着フィルタ1は,外枠2の
内部に,ガス状不純物を吸着する性質のある複数枚の吸
着シート3を互いに隙間を空けた状態で重ねて配置した
構成になっている。外枠2は,例えばアルミニウム製の
板材4a,4b,4c,4dを組み立てた構成を有し,
図示の例では前面と後面が開口した状態になっている。
この外枠2の外形および寸法は設置空間に合わせて任意
に設計することができる。例えば300mm×300m
m×150mmの略矩形の構造とし,開口寸法を270
mm×270mmとすることができる。図中,白抜きの
矢印5は空気の流れ方向を示しており,外枠2の前面か
ら空気が外枠2内に流入し,後面から空気が流出するよ
うに構成されている。吸着シート3は,この空気の流通
方向と平行に配置されている。
【0014】吸着シート3は,図2に示す如き波形板形
状,もしくは図5に示す如き山形板形状をなしている。
図2に示す吸着シート3は,図3に示す波形板形状をし
たシート基板6の表面に,図4に示すように,ガス状不
純物の吸着剤7を接着剤を用いて隙間無く接着した構成
になっている。同様に図5に示す吸着シート3は,図6
に示す山形板形状をしたシート基板6’の表面に,図7
に示すように,ガス状不純物の吸着剤7を隙間無く接着
した構成になっている。吸着剤7としては,例えば直径
0.5mmの球状活性炭が使用される。活性炭に限ら
ず,ゼオライト,シリカゲル,アルミナ,モレキュラー
シーブ,イオン交換樹脂など,他のガス状不純物の吸着
剤も使用される。また,その形態も球形以外の例えば懸
濁液を塗布した形態,粉状,粒状,塊状等の吸着剤の接
着,繊維状の吸着剤の接着であっても良い。なお,図示
はしないが,これら吸着シート3は,ガス状不純物の吸
着剤7をバインダなどによって波形板もしくは山形板の
形状に固めた構成とすることもできる。
【0015】図2に示す波形板形状の吸着シート3に
は,波の最頂部を結んだ曲げ線aと最底部を結んだ曲げ
線bが表れる。また,図5に示す山形板形状の吸着シー
ト3には,山側の折り線aと谷側の折り線bが表れる。
本発明では,これら曲げ線a,bおよび折り線a,b
は,吸着シート3の配置方向を決定するための重要な因
子である。以下,これら曲げ線a,bと折り線a,bを
稜線cと総称し,図8,9を参照にしながら,吸着シー
ト3の配置について説明する。
【0016】図8は,互いに隣り合う二枚の吸着シート
3A,3Bを重ねる様子を拡大して示した説明図であ
る。この実施の形態においては,図9に示すように,吸
着シート3Aの稜線cと吸着シート3Bの稜線cとが2
θ゜(例えば60゜)の角度を持って交差するように配
置されている。また,これら吸着シート3Aの稜線cと
吸着シート3Bの稜線cは,空気の流通方向5に対して
互いにθ゜(例えば30゜)ずつ反対側に傾いて配置さ
れた構成になっており,これにより,吸着シート3Aの
稜線cと吸着シート3Bの稜線cは,空気の流通方向5
に対して線対称を成す配置となっている。
【0017】このように,互いに隣り合う二枚の吸着シ
ート3A,3Bを重ねるに際し,吸着シート3Aの稜線
cと吸着シート3Bの稜線cとが所定の角度を持って交
差するように配置されているので,吸着フィルタ3A,
3Bを重ねた際に両者の稜線c同士が一致して重なるこ
とがない。従って,隣接する吸着シート3Aの山(波も
しくは山の最頂部)同士,谷(波もしくは山の最底部)
同士が重ならないので,吸着フィルタ3A,3B同士を
互いに隙間を空けた状態で平行に配置でき,空気5の良
好な流通が確保される。
【0018】また,隣接する吸着シート3A,3Bの稜
線c同士を空気の流通方向5に対して線対称を成す配置
としているので,流通方向5に流れる空気流は,外枠2
内部において吸着シート3A,3Bの稜線cに沿って流
れる際に撹拌や混合を生じ,吸着シート3A,3B表面
の吸着剤7と空気が効率よく接触して,ガス状不純物が
吸着作用によって除去される。従って,吸着シート3の
稜線cと空気流方向5を平行に配置した場合と比較し
て,外枠2内部における空気の撹拌や混合の作用が飛躍
的に増大し,乱流も生じやすくなって空気と吸着剤7と
の接触機会も増大し,ガス状有機物の除去効率も増大す
る結果となる。
【0019】次に図10は,本発明の他の実施の形態に
かかるガス状不純物吸着フィルタ20を概略的に示した
分解組立図である。このガス状不純物吸着フィルタ20
においても同様に,外枠2の内部に,ガス状不純物を吸
着する性質のある複数枚の吸着シート3を互いに隙間を
空けた状態で重ねて配置した構成になっている。外枠2
及び吸着シート3の具体的な構成は,先に図1及び図2
〜7で説明したものと同様であるため,これらについて
の詳細な説明は省略する。
【0020】ただし,この実施の形態にあっては,互い
に隣り合う吸着シート3同士の間に,平板形状のセパレ
ータ21が配置されている。この実施の形態のように吸
着シート3の間にセパレータ21を配置する場合は,隣
り合う吸着シート3とセパレータ21によって囲まれる
流路同士の間を空気が流通できるようにするために,セ
パレータ21は通気性を持った平板構造,例えば多孔板
などで構成することが望ましい。図11は,波形板形状
をなす吸着シート3の間にセパレータ21を配置した構
成を示す拡大断面図である。同様に,図12は,山形板
形状をなす吸着シート3の間にセパレータ21を配置し
た構成を示す拡大断面図である。これら図11,12に
示すように,セパレータ21は薄い平板形状をした基板
22の表面に,ガス状不純物の吸着剤23を接着剤を用
いて隙間無く接着した構成になっている。先と同様に,
吸着剤23としては,例えば直径0.5mmの球状活性
炭が使用されるが,その他,ゼオライト,シリカゲル,
アルミナ,モレキュラーシーブ,イオン交換樹脂など,
他のガス状不純物の吸着剤も使用される。なお,図示は
しないが,このセパレータ21も,ガス状不純物の吸着
剤23をバインダなどによって平板形状に固めた構成と
することもできる。この実施の形態では,吸着シート3
同士の間にセパレータ21を挟むことによって,空気
は,図11に示すような細い疑似半月形断面の筒状空間
24,もしくは図12に示すような細い三角形断面の筒
状空間24を通過することとなるので,ガス状不純物が
吸着シート3とセパレータ21の表面に接触する機会
は,セパレータ21を挟まない場合よりも一層増すこと
になり,不純物の吸着率が高い。
【0021】なお,この実施の形態にあっては,隣接す
る吸着シート3の間にはセパレータ21が挟まれている
ため,図10に示すように,互いに隣り合う吸着シート
3の稜線cを同じ方向に一致させて配置しても,隣接す
る吸着シート3同士が密着する心配が無く,空気5の良
好な流通が確保される。ただし,このように吸着シート
3同士の間にセパレータ21を配置した場合でも,図1
3に示すように,互いに隣り合う吸着シート3の稜線c
同士が所定の角度を持って交差するように配置しても構
わない。
【0022】
【実施例】先ず比較例として,薬品無添着の粒状活性炭
をウレタンフォームに接着剤で付着させたシート形状の
ケミカルフィルタを用いてクリーンルーム雰囲気を処理
した。比較例のケミカルフィルタでは,フィルタ単位体
積当たりの活性炭担持量の最大値は250g/リットル
であった。フィルタの通気方向の厚み65mm,面風速
0.5m/s,圧力損失4mmH20の条件下で,通常
のクリーンルーム雰囲気中(非メタン炭化水素濃度0.
5ppm)に含まれる有機系のガス状不純物を除去し
た。図14は,クリーンルーム雰囲気と,前記条件下
(250g/リットル,厚み65mm,面風速0.5m
/s)の粒状活性炭を使用した市販のケミカルフィルタ
により処理したクリーンルーム雰囲気と,クリーンルー
ムエアを液体窒素で冷却し不純物を凝縮除去した後のド
ライエア雰囲気の3つの雰囲気中に放置した酸化膜付き
ウェハ表面の接触角について経時変化を測定した結果で
ある。なお,ウェハの表面に超純水を滴下して測定され
る接触角は,表面の有機物汚染の程度を簡便に評価する
方法である。有機物汚染のない酸化膜付きシリコンウェ
ハやガラスの表面は水に馴染みやすい性質,つまり親水
性であり,接触角は小さい。ところが,有機物で汚染さ
れたそれらの表面は水をはじく性質,つまり疎水性であ
り,接触角は大きくなる。洗浄直後の3つのウェハ表面
を前述の3種の雰囲気に1日間(24時間)放置して,
洗浄直後と比較してどれだけ接触角が増加したかを縦軸
に,経過日数を横軸にそれぞれ示した。
【0023】クリーンルーム雰囲気にはガス状有機物が
含まれるため,1日放置で約25゜接触角が増加した。
ドライエア雰囲気には,ガス状有機物はほとんど含まれ
ないから接触角は増加しない。一方,市販のケミカルフ
ィルタは,使用開始後1週間程度では1日放置で約10
゜の接触角の増加に留まるが,使用開始後1ヶ月程度で
1日放置で約25゜の増加になり,ガス状有機物の吸着
能力は全く失われたことが分かった。
【0024】次に本発明の実施例として,高さ3mmの
波形状の凹凸を有するアルミニウムシート表面に隙間な
く0.5mm直径の球状活性炭を接着し,吸着シートを
構成した。この吸着シートを外枠の内部に複数枚平行に
重ねて配置し,図1に示す如きガス不純物吸着フィルタ
を製作した。このガス不純物吸着フィルタについて圧力
損失と吸着性能を調べたところ,薬品無添着の粒状活性
炭の担持量は300g/リットル,通気方向の厚み13
0mm,面風速0.5m/sにおける圧力損失はわずか
3mmH2Oであった。また,通常のクリーンルーム雰
囲気(非メタン炭化水素濃度0.5ppm)を処理した
ところ,洗浄直後の酸化膜付きウェハを24時間処理後
の雰囲気に放置した場合の接触角の増加は,経過時間が
40日に達するまで20゜以下に抑えられた。従来のケ
ミカルフィルタでは,洗浄直後の酸化膜付きウェハを2
4時間処理後の雰囲気に放置した場合の接触角の増加
は,経過時間が18日において20゜を超えた。本発明
のガス状不純物吸着フィルタは,従来のケミカルフィル
タと比較して,フィルタ単位体積当たりの吸着剤担持量
をより多くすることができ,より低い通気抵抗を示し,
かつ吸着性能において長寿命である。
【0025】
【発明の効果】本発明のガス状不純物吸着フィルタによ
れば,吸着シートの表面に処理対象の空気を接触させる
機会を高めることができ,圧力損失を低く押さえつつ,
処理空気中に含まれるガス状不純物を効果的に除去する
ことが可能となる。また本発明のガス状不純物吸着フィ
ルタは,長期間使用しても吸着性能の劣化が少なく,長
寿命である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるガス状不純物吸着
フィルタを概略的に示した分解組立図である。
【図2】波形板形状の吸着シートの斜視図である。
【図3】波形板形状のシート基板の断面図である。
【図4】波形板形状の吸着シートの断面図である。
【図5】山形板形状の吸着シートの斜視図である。
【図6】山形板形状のシート基板の断面図である。
【図7】山形板形状の吸着シートの断面図である。
【図8】互いに隣り合う二枚の吸着シートを重ねる様子
を拡大して示した説明図である。
【図9】互いに隣り合う二枚の吸着シートの稜線同士の
なす角度の説明図である。
【図10】本発明の他の実施の形態にかかるガス状不純
物吸着フィルタを概略的に示した分解組立図である。
【図11】図10の実施の形態にかかる波形板形状の吸
着シートの断面図である。
【図12】図10の実施の形態にかかる山形板形状の吸
着シートの断面図である。
【図13】本発明の他の実施の形態にかかるガス状不純
物吸着フィルタを概略的に示した分解組立図である。
【図14】従来のケミカルフィルタにより処理したクリ
ーンルーム雰囲気中におけるウェハ表面の接触角の経時
変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ガス状不純物吸着フィルタ 2 外枠 3 吸着シート 5 空気の流通方向

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対の側面が空気の流入口と流
    出口に形成された外枠の内部に,波形板もしくは山形板
    の形状をしたガス状不純物を吸着する性質のある複数枚
    の吸着シートを,空気の流通方向と平行にして互いに隙
    間を空けた状態で重ねて配置したことを特徴とするガス
    状不純物吸着フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記吸着シートは,波形板もしくは山形
    板の形状をしたシート基板の表面にガス状不純物の吸着
    剤を接着した構成であることを特徴とする請求項1に記
    載のガス状不純物吸着フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記吸着シートは,ガス状不純物の吸着
    剤をバインダによって波形板もしくは山形板の形状に固
    めた構成であることを特徴とする請求項1に記載のガス
    状不純物吸着フィルタ。
  4. 【請求項4】 互いに隣り合う吸着シートの稜線同士が
    所定の角度を持って交差するように配置したことを特徴
    とする請求項1,2または3のいずれかに記載のガス状
    不純物吸着フィルタ。
  5. 【請求項5】 互いに隣り合う吸着シートの稜線同士が
    空気の流通方向に対して線対称を成すことを特徴とする
    請求項4に記載のガス状不純物吸着フィルタ。
  6. 【請求項6】 互いに隣り合う吸着シート同士の間に,
    平板形状のセパレータを配置したことを特徴とする請求
    項1,2または3のいずれかに記載のガス状不純物吸着
    フィルタ。
  7. 【請求項7】 前記セパレータをガス状不純物を吸着す
    る性質のある吸着シートで構成したことを特徴とする請
    求項6に記載のガス状不純物吸着フィルタ。
JP8353234A 1996-12-16 1996-12-16 ガス状不純物吸着フィルタ Pending JPH10165730A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8353234A JPH10165730A (ja) 1996-12-16 1996-12-16 ガス状不純物吸着フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8353234A JPH10165730A (ja) 1996-12-16 1996-12-16 ガス状不純物吸着フィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10165730A true JPH10165730A (ja) 1998-06-23

Family

ID=18429468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8353234A Pending JPH10165730A (ja) 1996-12-16 1996-12-16 ガス状不純物吸着フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10165730A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6171932B1 (en) 1998-07-23 2001-01-09 Canon Kabushiki Kaisha Semiconductor substrate and production method thereof
JP2002523207A (ja) * 1998-08-20 2002-07-30 エクストラクシヨン・システムズ・インコーポレーテツド 多孔質の強酸性重合体を用いたフィルター
JP2002535111A (ja) * 1998-08-27 2002-10-22 コスロウ テクノロジーズ コーポレイション 複合濾過媒体と複合濾過媒体を含む流体フィルター
US6784494B2 (en) 2000-12-18 2004-08-31 Shin-Etsu Handotai, Co., Ltd. Production method for SOI wafer and SOI wafer
US7922791B2 (en) 2006-07-13 2011-04-12 Entegris, Inc. Filtering system for a semiconductor processing tool
CN103237586A (zh) * 2010-11-15 2013-08-07 埃克森美孚上游研究公司 动力学分馏器和分馏气体混合物的循环方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6171932B1 (en) 1998-07-23 2001-01-09 Canon Kabushiki Kaisha Semiconductor substrate and production method thereof
US6472711B1 (en) 1998-07-23 2002-10-29 Canon Kabushiki Kaisha Semiconductor substrate and production method thereof
JP2002523207A (ja) * 1998-08-20 2002-07-30 エクストラクシヨン・システムズ・インコーポレーテツド 多孔質の強酸性重合体を用いたフィルター
JP2002535111A (ja) * 1998-08-27 2002-10-22 コスロウ テクノロジーズ コーポレイション 複合濾過媒体と複合濾過媒体を含む流体フィルター
US6784494B2 (en) 2000-12-18 2004-08-31 Shin-Etsu Handotai, Co., Ltd. Production method for SOI wafer and SOI wafer
US7922791B2 (en) 2006-07-13 2011-04-12 Entegris, Inc. Filtering system for a semiconductor processing tool
CN103237586A (zh) * 2010-11-15 2013-08-07 埃克森美孚上游研究公司 动力学分馏器和分馏气体混合物的循环方法
CN103237586B (zh) * 2010-11-15 2015-12-02 埃克森美孚上游研究公司 动力学分馏器和分馏气体混合物的循环方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7377963B2 (en) Adsorption filter and manufacturing method thereof
KR100568093B1 (ko) 공기 청정 방법 및 이것에 이용하는 공기 청정 장치
CN1140314C (zh) 空气过滤器、其制造方法以及空气净化设备
TW422725B (en) An air filter, the manufacturing method, and a high efficiency air cleaning apparatus
US20060042209A1 (en) Alkaline impregnated filter element, and methods
JPH10165730A (ja) ガス状不純物吸着フィルタ
US20050022671A1 (en) Chemical filter and method for manufacturing same
JPH0824534A (ja) 再生可能な空気清浄用イオン交換フィルタユニット及びそれを用いる空気清浄方法
CN209034059U (zh) 气液接触体
JP3750800B2 (ja) 空気清浄装置
JP4312878B2 (ja) 高度清浄装置
JP3552141B2 (ja) ケミカルフィルタおよびそれを用いた空気濾過方法
JPH11128643A (ja) フィルタユニット
JP2001145816A (ja) 気体浄化用フィルタ
US20200009500A1 (en) Membrane Device for Water and Energy Exchange
JPH0796938B2 (ja) ガス吸収装置を備えたクリーンルーム及びガス吸収装置
JP2000015020A (ja) 空気浄化フィルタとその製造方法及び高度清浄装置
JPH09220425A (ja) ケミカルフィルタ
JP2002263415A (ja) エアフィルタ濾材およびエアフィルタユニット
JPH10128040A (ja) コルゲート積層型エアフィルタ
JP2002233718A (ja) エアフィルタ用ろ材
JPH04247207A (ja) エアフィルター
JP2005342603A (ja) コルゲート状積層体フィルタ
JPH0889729A (ja) エアフィルタ用ろ材
JP2005342602A (ja) 波板積層体フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021029