JPH10165049A - ルアー及びその製造方法 - Google Patents
ルアー及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH10165049A JPH10165049A JP32663496A JP32663496A JPH10165049A JP H10165049 A JPH10165049 A JP H10165049A JP 32663496 A JP32663496 A JP 32663496A JP 32663496 A JP32663496 A JP 32663496A JP H10165049 A JPH10165049 A JP H10165049A
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- JP
- Japan
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- lure
- scale
- fish
- ink
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明又は半透明のウロコを透かして体表が見
える表面を有するルアー、及び、このようなウロコが頭
部から尾部にかけて異なる大きさに設けられたルアーを
安価に製造できる方法を提供する。 【解決手段】 餌となる魚に類似する形状に成形し、か
つ、該魚に似せて着色してなる本体表面1に、透明又は
微量の着色を施した半透明のインクによってウロコ模様
を印刷してなることを特徴とする。製造方法にあって
は、餌となる魚に類似する形状にプラスチック又木材を
成形し、この表面にモデルの魚に似た色彩及び模様の印
刷又は塗装をし、さらに、印刷又は塗装した表面から、
透明又は微量の着色を施した半透明のインクによってウ
ロコ模様を印刷することを特徴とする。
える表面を有するルアー、及び、このようなウロコが頭
部から尾部にかけて異なる大きさに設けられたルアーを
安価に製造できる方法を提供する。 【解決手段】 餌となる魚に類似する形状に成形し、か
つ、該魚に似せて着色してなる本体表面1に、透明又は
微量の着色を施した半透明のインクによってウロコ模様
を印刷してなることを特徴とする。製造方法にあって
は、餌となる魚に類似する形状にプラスチック又木材を
成形し、この表面にモデルの魚に似た色彩及び模様の印
刷又は塗装をし、さらに、印刷又は塗装した表面から、
透明又は微量の着色を施した半透明のインクによってウ
ロコ模様を印刷することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、餌となる魚に似た
表面を有するルアーとその製造方法に関するものであ
る。
表面を有するルアーとその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ルアーを餌となる魚に似せる
ために、ルアーの表面にウロコの模様を設けており、そ
の方法としては、交差した筋状の凹部を設けた金型を使
用して射出成形加工するもの、又は、六角形の目を有す
る網を被せて塗装する方法があり、これらの方法によっ
て製造されるルアーの表面は、射出成形されたウロコ模
様の凸部が設けられたもの、又は、塗装されていない六
角形模様が設けられたものがあった。
ために、ルアーの表面にウロコの模様を設けており、そ
の方法としては、交差した筋状の凹部を設けた金型を使
用して射出成形加工するもの、又は、六角形の目を有す
る網を被せて塗装する方法があり、これらの方法によっ
て製造されるルアーの表面は、射出成形されたウロコ模
様の凸部が設けられたもの、又は、塗装されていない六
角形模様が設けられたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金型に
筋状の凹部を設けるものにあっては、実際の魚は頭部か
ら尾部にかけてウロコの大きさが徐々に小さくなってい
るにもかかわらず、そのように微妙に変化するウロコの
模様を金型によって設けることは非常に困難であるうえ
に、仮に微妙に変化するウロコの模様の金型ができたと
しても、餌となる魚の種類によってウロコの大きさ又は
密度が異なり、これらの全ての特徴に合わせて複数の金
型を用意することは製造コストが高くなり、非常に高価
なものとなるものであった。さらに、上記の方法ではル
アーの本体に交差する筋状の凸部を設けることによって
ウロコに似た模様を表すために、不自然な凹凸が現物の
ウロコ模様とは異なる違和感を生じさせるものであっ
た。一方、六角形の目を有する網を使用する方法にあっ
ては、網の目はその性質上同じ大きさの六角形を有する
こととなるため、ルアーの表面全体には同じ大きさの六
角形を設けられるだけであり、前記の金型の場合と同様
に魚の頭部から尾部にかけて徐々に小さくしたウロコの
模様を表すことは事実上不可能であるとともに、表面の
着色のみによってウロコ模様を構成しているため、これ
もまた現物のウロコ模様とは異なる違和感を生じさせて
いた。
筋状の凹部を設けるものにあっては、実際の魚は頭部か
ら尾部にかけてウロコの大きさが徐々に小さくなってい
るにもかかわらず、そのように微妙に変化するウロコの
模様を金型によって設けることは非常に困難であるうえ
に、仮に微妙に変化するウロコの模様の金型ができたと
しても、餌となる魚の種類によってウロコの大きさ又は
密度が異なり、これらの全ての特徴に合わせて複数の金
型を用意することは製造コストが高くなり、非常に高価
なものとなるものであった。さらに、上記の方法ではル
アーの本体に交差する筋状の凸部を設けることによって
ウロコに似た模様を表すために、不自然な凹凸が現物の
ウロコ模様とは異なる違和感を生じさせるものであっ
た。一方、六角形の目を有する網を使用する方法にあっ
ては、網の目はその性質上同じ大きさの六角形を有する
こととなるため、ルアーの表面全体には同じ大きさの六
角形を設けられるだけであり、前記の金型の場合と同様
に魚の頭部から尾部にかけて徐々に小さくしたウロコの
模様を表すことは事実上不可能であるとともに、表面の
着色のみによってウロコ模様を構成しているため、これ
もまた現物のウロコ模様とは異なる違和感を生じさせて
いた。
【0004】また、上記のいずれのウロコ模様も、外観
はウロコのようであるが、単に凹凸や色の有無によって
ウロコのように見せているだけであって、実際の魚が水
中において見せているウロコの状態とは大きく異なって
いる。即ち、透明又は半透明のウロコの奥には本体表面
の模様が存在するのであって、光の照射角や見る方向に
よって体表がはっきり見えたり、逆に体表が見えずにウ
ロコがくっきり見えたりするものであるが、上記のルア
ーは、このような見え方のするものではなかった。
はウロコのようであるが、単に凹凸や色の有無によって
ウロコのように見せているだけであって、実際の魚が水
中において見せているウロコの状態とは大きく異なって
いる。即ち、透明又は半透明のウロコの奥には本体表面
の模様が存在するのであって、光の照射角や見る方向に
よって体表がはっきり見えたり、逆に体表が見えずにウ
ロコがくっきり見えたりするものであるが、上記のルア
ーは、このような見え方のするものではなかった。
【0005】本発明は、上記諸点にかんがみ、透明又は
半透明のウロコを透かして体表が見える表面を有するル
アー、及び、このようなウロコが頭部から尾部にかけて
異なる大きさに設けられたルアーを安価に製造できる方
法を提供することを目的とする。
半透明のウロコを透かして体表が見える表面を有するル
アー、及び、このようなウロコが頭部から尾部にかけて
異なる大きさに設けられたルアーを安価に製造できる方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
又木材によって餌となる魚に類似する形状に成形し、か
つ、該魚に似せて着色してなる本体表面に、透明又は微
量の着色を施した半透明のインクによってウロコ模様を
印刷してなることを特徴とするルアーを要旨とする。
又木材によって餌となる魚に類似する形状に成形し、か
つ、該魚に似せて着色してなる本体表面に、透明又は微
量の着色を施した半透明のインクによってウロコ模様を
印刷してなることを特徴とするルアーを要旨とする。
【0007】そして、前記インクが、アルミニウムなど
の金属粉を含有して僅かに着色されてなるインクであ
り、また、前記インクが、雲母などの天然素材の粉末を
含有して僅かに着色されてなるインクであり、さらに、
前記インクが、魚鱗の粉末を含有して僅かに着色されて
なるインクであってもよい。また、製造方法の発明にあ
っては、餌となる魚に類似する形状にプラスチック又木
材を成形し、この表面にモデルの魚に似た色彩及び模様
の印刷又は塗装をし、さらに、印刷又は塗装した表面か
ら、透明又は微量の着色を施した半透明のインクによっ
てウロコ模様を印刷することを特徴とするルアーの製造
方法を要旨としている。
の金属粉を含有して僅かに着色されてなるインクであ
り、また、前記インクが、雲母などの天然素材の粉末を
含有して僅かに着色されてなるインクであり、さらに、
前記インクが、魚鱗の粉末を含有して僅かに着色されて
なるインクであってもよい。また、製造方法の発明にあ
っては、餌となる魚に類似する形状にプラスチック又木
材を成形し、この表面にモデルの魚に似た色彩及び模様
の印刷又は塗装をし、さらに、印刷又は塗装した表面か
ら、透明又は微量の着色を施した半透明のインクによっ
てウロコ模様を印刷することを特徴とするルアーの製造
方法を要旨としている。
【0008】そして、前記ウロコ模様を曲面パット印刷
の方法によって印刷してなるものでもよい。
の方法によって印刷してなるものでもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。便宜上、初めにルアーの製造方法
の実施形態を説明する。本実施形態は、図1に示すよう
に、まず、プラスチック又は木材を所定の大きさ及び形
状に構成してルアーの本体1を設ける。このルアー本体
1は、各種のルアーに合わせて釣糸連結用リング2と釣
針用リング3,4を所定箇所に設けられ、また、リップ
ルアーであればリップ5(唇状の水流抵抗板)を頭部6
に設けられている。なお、従来の金型によって構成され
るウロコ模様は、この本体作成時に、既に凹凸したウロ
コ模様を設けていた。そして、この状態におけるルアー
本体1の表面は、真空蒸着加工又はホットスタンプ加工
によって反射性のある皮膜が設けられており、さらに、
このような表面上に餌となる魚の体表に似た色彩に塗装
されている。この塗装には、筋状の模様や斑点のような
模様などのように、餌となる魚の特徴が十分に再現され
ている。
に基づいて説明する。便宜上、初めにルアーの製造方法
の実施形態を説明する。本実施形態は、図1に示すよう
に、まず、プラスチック又は木材を所定の大きさ及び形
状に構成してルアーの本体1を設ける。このルアー本体
1は、各種のルアーに合わせて釣糸連結用リング2と釣
針用リング3,4を所定箇所に設けられ、また、リップ
ルアーであればリップ5(唇状の水流抵抗板)を頭部6
に設けられている。なお、従来の金型によって構成され
るウロコ模様は、この本体作成時に、既に凹凸したウロ
コ模様を設けていた。そして、この状態におけるルアー
本体1の表面は、真空蒸着加工又はホットスタンプ加工
によって反射性のある皮膜が設けられており、さらに、
このような表面上に餌となる魚の体表に似た色彩に塗装
されている。この塗装には、筋状の模様や斑点のような
模様などのように、餌となる魚の特徴が十分に再現され
ている。
【0010】次に、図2に示すように、大きさがルアー
本体1の頭部6から尾部7にかけて徐々に小さくなるウ
ロコ模様を表面に印刷する。この印刷は、曲面パット印
刷によって行われ、柔軟なパット印刷用の版を曲面の押
しつけるようにして印刷される。この柔軟な版には、餌
となる魚のウロコのパターン(魚の種類によって異なる
ウロコの大きさ・密度・これらの変化などを規則的に整
列させたもの)が、予めデザインされており、この版を
使用して透明のインクでウロコ模様を曲面上に印刷する
のである。このとき、ルアーに使用する魚の種類によっ
て、ウロコに微妙な色彩や光沢の有無などの特徴があ
り、そのために、上記透明インクにアルミニウム粉末、
雲母粉末、銅粉末、真鍮粉末、又は鉛箔や魚鱗の粉末を
混入することによって、そのような種々の魚が有する独
特の色彩のウロコ模様を表面に印刷することができるの
である。
本体1の頭部6から尾部7にかけて徐々に小さくなるウ
ロコ模様を表面に印刷する。この印刷は、曲面パット印
刷によって行われ、柔軟なパット印刷用の版を曲面の押
しつけるようにして印刷される。この柔軟な版には、餌
となる魚のウロコのパターン(魚の種類によって異なる
ウロコの大きさ・密度・これらの変化などを規則的に整
列させたもの)が、予めデザインされており、この版を
使用して透明のインクでウロコ模様を曲面上に印刷する
のである。このとき、ルアーに使用する魚の種類によっ
て、ウロコに微妙な色彩や光沢の有無などの特徴があ
り、そのために、上記透明インクにアルミニウム粉末、
雲母粉末、銅粉末、真鍮粉末、又は鉛箔や魚鱗の粉末を
混入することによって、そのような種々の魚が有する独
特の色彩のウロコ模様を表面に印刷することができるの
である。
【0011】そして、上記の曲面パット印刷は、柔軟な
素材によって構成される版を印刷すべき曲面に押しつけ
ることによって行われるものであるから、曲面に印刷す
ることは可能であるが、ルアー本体1の表面全部、特に
左右の側面を一体的に印刷することはできず、ルアー本
体1の左右側面において印刷したウロコ模様が必ずしも
一致しない。そこで、図3に示すように、背部8の印刷
合わせ目付近を再度塗装してウロコ模様を若干消去して
修正する。このときの塗装においても、当然に餌となる
魚の種類に合わせた色彩と模様が選択される。さらに、
目玉を印刷するか又は別に設けた目玉を貼着することに
より目玉をルアーに組み込み、それら全体に透明の紫外
線硬化塗料又はウレタン塗料によってコーティングす
る。
素材によって構成される版を印刷すべき曲面に押しつけ
ることによって行われるものであるから、曲面に印刷す
ることは可能であるが、ルアー本体1の表面全部、特に
左右の側面を一体的に印刷することはできず、ルアー本
体1の左右側面において印刷したウロコ模様が必ずしも
一致しない。そこで、図3に示すように、背部8の印刷
合わせ目付近を再度塗装してウロコ模様を若干消去して
修正する。このときの塗装においても、当然に餌となる
魚の種類に合わせた色彩と模様が選択される。さらに、
目玉を印刷するか又は別に設けた目玉を貼着することに
より目玉をルアーに組み込み、それら全体に透明の紫外
線硬化塗料又はウレタン塗料によってコーティングす
る。
【0012】最後に図4に示すように、ルアー本体1を
構成する段階で(図1)既に設けられている釣針用リン
グ3,4には釣針9,10が連設され、また、そのほか
にルアーとしての要素が付与されて完成する。上記のよ
うな方法によって製造されるルアーは、実在する魚と同
様にウロコの下側に体表と同様に塗装された色彩が施さ
れ、その色彩の上を覆うようにして透明又は若干の色彩
を有する半透明のウロコが印刷されているので、ウロコ
を透かして見える状態がまさに本物の酷似するものであ
る。つまり、透明又は半透明のウロコが透ける場合、体
表の模様及び色彩をはっきり現れるのであり、常にウロ
コによって少しぼやけた体表が現れているのではなく、
しかも、ウロコが十分に透けていない場合には、ウロコ
によってぼやけた体表が現れるようになるのである。ま
た、印刷されたウロコ模様は、光の照射又は反射角度に
よって、はっきり見える場合、全く見えない場合、又
は、ウロコの輪郭だけが僅かに見える程度の場合など様
々であり、このような見え方は、まさに本物の魚と同様
の見え方であり、このような餌を捕食する魚、即ち対象
となる魚を釣ることに効果的である。
構成する段階で(図1)既に設けられている釣針用リン
グ3,4には釣針9,10が連設され、また、そのほか
にルアーとしての要素が付与されて完成する。上記のよ
うな方法によって製造されるルアーは、実在する魚と同
様にウロコの下側に体表と同様に塗装された色彩が施さ
れ、その色彩の上を覆うようにして透明又は若干の色彩
を有する半透明のウロコが印刷されているので、ウロコ
を透かして見える状態がまさに本物の酷似するものであ
る。つまり、透明又は半透明のウロコが透ける場合、体
表の模様及び色彩をはっきり現れるのであり、常にウロ
コによって少しぼやけた体表が現れているのではなく、
しかも、ウロコが十分に透けていない場合には、ウロコ
によってぼやけた体表が現れるようになるのである。ま
た、印刷されたウロコ模様は、光の照射又は反射角度に
よって、はっきり見える場合、全く見えない場合、又
は、ウロコの輪郭だけが僅かに見える程度の場合など様
々であり、このような見え方は、まさに本物の魚と同様
の見え方であり、このような餌を捕食する魚、即ち対象
となる魚を釣ることに効果的である。
【0013】なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々なる実施の態様をとることができることは無
論である。例えば、実施形態において図示したルアーは
リップルアーのみであるが、その他の種々のルアーでも
同様であり、リップレスルアーであってもよく、バイブ
レーションルアーであるか否かを問うものではない。ま
た、ウロコを印刷するためのインクに着色材料として金
属金属などの粉末を含有させたが、その他の材質によっ
て着色するものであってもよい。
いて、種々なる実施の態様をとることができることは無
論である。例えば、実施形態において図示したルアーは
リップルアーのみであるが、その他の種々のルアーでも
同様であり、リップレスルアーであってもよく、バイブ
レーションルアーであるか否かを問うものではない。ま
た、ウロコを印刷するためのインクに着色材料として金
属金属などの粉末を含有させたが、その他の材質によっ
て着色するものであってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明は、プラスチック
又木材によって餌となる魚に類似する形状に成形し、か
つ、該魚に似せて着色してなる本体表面に、透明又は微
量の着色を施した半透明のインクによってウロコ模様を
印刷してなることを特徴とするルアーを要旨とするの
で、透明又は半透明のウロコを透かしつつ本体表面が現
れることとなり、ルアーに対する光の照射若しくは反射
の角度又は見る方向などによって、ウロコがはっきり見
える場合、ウロコが見えずに表面の着色がはっきり見え
る場合、ウロコの輪郭部分が僅かに見えつつ表面の着色
も見える場合など、同一のルアーによって様々な態様を
させることができる。
又木材によって餌となる魚に類似する形状に成形し、か
つ、該魚に似せて着色してなる本体表面に、透明又は微
量の着色を施した半透明のインクによってウロコ模様を
印刷してなることを特徴とするルアーを要旨とするの
で、透明又は半透明のウロコを透かしつつ本体表面が現
れることとなり、ルアーに対する光の照射若しくは反射
の角度又は見る方向などによって、ウロコがはっきり見
える場合、ウロコが見えずに表面の着色がはっきり見え
る場合、ウロコの輪郭部分が僅かに見えつつ表面の着色
も見える場合など、同一のルアーによって様々な態様を
させることができる。
【0015】そして、前記インクが、アルミニウムなど
の金属粉を含有して僅かに着色されてなるインクであれ
ば、ウロコの印刷部分がルアーの表面とは異なるように
光を反射することとなり、ルアーに一体となっていない
ウロコを実現させることができる。また、前記インク
が、雲母などの天然素材の粉末を含有して僅かに着色さ
れてなるインクであれば、ウロコによる光の反射が自然
界に存在する普通の反射に近似させることができる。さ
らに、前記インクが、魚鱗の粉末を含有して僅かに着色
されてなるインクであれば、より一層ウロコの反射に近
似させることができるものである。
の金属粉を含有して僅かに着色されてなるインクであれ
ば、ウロコの印刷部分がルアーの表面とは異なるように
光を反射することとなり、ルアーに一体となっていない
ウロコを実現させることができる。また、前記インク
が、雲母などの天然素材の粉末を含有して僅かに着色さ
れてなるインクであれば、ウロコによる光の反射が自然
界に存在する普通の反射に近似させることができる。さ
らに、前記インクが、魚鱗の粉末を含有して僅かに着色
されてなるインクであれば、より一層ウロコの反射に近
似させることができるものである。
【0016】また、製造方法の発明にあっては、餌とな
る魚に類似する形状にプラスチック又木材を成形し、こ
の表面にモデルの魚に似た色彩及び模様の印刷又は塗装
をし、さらに、印刷又は塗装した表面から、透明又は微
量の着色を施した半透明のインクによってウロコ模様を
印刷することを特徴とするルアーの製造方法を要旨とし
ているので、ルアー表面に印刷又は塗装した色彩及び模
様と、ウロコとを分離させることができ、ウロコの透明
又は半透明に関係のないルアー表面を得ることができ
る。従って、ウロコの見え方に応じてルアー表面が異な
って見えるようにできる。また、ウロコはインクを使用
する印刷であるため、印刷用の版を作成すればよいこと
となり、金型によって凹凸を設ける必要はなく、かつ、
仕上げの段階で網を使用しつつ塗装する必要もなく、ま
た、印刷の版にウロコの大きさ・密度・大きさの変化す
る状態をデザインすれば自由に所望の魚のウロコを印刷
できることから、非常に安価にウロコ模様をルアーに設
けることができる。
る魚に類似する形状にプラスチック又木材を成形し、こ
の表面にモデルの魚に似た色彩及び模様の印刷又は塗装
をし、さらに、印刷又は塗装した表面から、透明又は微
量の着色を施した半透明のインクによってウロコ模様を
印刷することを特徴とするルアーの製造方法を要旨とし
ているので、ルアー表面に印刷又は塗装した色彩及び模
様と、ウロコとを分離させることができ、ウロコの透明
又は半透明に関係のないルアー表面を得ることができ
る。従って、ウロコの見え方に応じてルアー表面が異な
って見えるようにできる。また、ウロコはインクを使用
する印刷であるため、印刷用の版を作成すればよいこと
となり、金型によって凹凸を設ける必要はなく、かつ、
仕上げの段階で網を使用しつつ塗装する必要もなく、ま
た、印刷の版にウロコの大きさ・密度・大きさの変化す
る状態をデザインすれば自由に所望の魚のウロコを印刷
できることから、非常に安価にウロコ模様をルアーに設
けることができる。
【0017】そして、前記ウロコ模様を曲面パット印刷
の方法によって印刷してなるものであれば、通常曲面に
なっているルアーの表面に簡単かつ確実に印刷すること
ができる。
の方法によって印刷してなるものであれば、通常曲面に
なっているルアーの表面に簡単かつ確実に印刷すること
ができる。
【図1】製造方法の第1工程を示す説明図である。
【図2】製造方法の第2工程を示す説明図である。
【図3】製造方法の第3工程を示す説明図である。
【図4】製造方法の第4工程を示す説明図である。
1 ルアー本体 2 釣糸連結用リング 3,4 釣針用リング 5 リップ 6 頭部 7 尾部 8 背部
Claims (9)
- 【請求項1】 プラスチック又木材によって餌となる魚
に類似する形状に成形し、かつ、該魚に似せて着色して
なる本体表面に、透明又は微量の着色を施した半透明の
インクによってウロコ模様を印刷してなることを特徴と
するルアー。 - 【請求項2】 前記インクが、アルミニウムなどの金属
粉を含有して僅かに着色されてなるインクである請求項
1記載のルアー。 - 【請求項3】 前記インクが、雲母などの天然素材の粉
末を含有して僅かに着色されてなるインクである請求項
1記載のルアー。 - 【請求項4】 前記インクが、魚鱗の粉末を含有して僅
かに着色されてなるインクである請求項1記載のルア
ー。 - 【請求項5】 餌となる魚に類似する形状にプラスチッ
ク又木材を成形し、この表面にモデルの魚に似た色彩及
び模様の印刷又は塗装をし、さらに、印刷又は塗装した
表面から、透明又は微量の着色を施した半透明のインク
によってウロコ模様を印刷することを特徴とするルアー
の製造方法。 - 【請求項6】 前記ウロコ模様を曲面パット印刷の方法
によって印刷してなる請求項5記載の製造方法。 - 【請求項7】 前記インクが、アルミニウムなどの金属
粉を含有して僅かに着色されてなるインクである請求項
5又は6記載の製造方法。 - 【請求項8】 前記インクが、雲母などの天然素材の粉
末を含有して僅かに着色されてなるインクである請求項
5又は6記載の製造方法。 - 【請求項9】 前記インクが、魚鱗の粉末を含有して僅
かに着色されてなるインクである請求項5又は6記載の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32663496A JPH10165049A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | ルアー及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32663496A JPH10165049A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | ルアー及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10165049A true JPH10165049A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18189990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32663496A Pending JPH10165049A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | ルアー及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10165049A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002238403A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-08-27 | Tetoratekku:Kk | 魚釣り具及びルアー |
KR20220002699U (ko) * | 2021-05-06 | 2022-11-15 | 배길용 | 낚시용 루어 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP32663496A patent/JPH10165049A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002238403A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-08-27 | Tetoratekku:Kk | 魚釣り具及びルアー |
KR20220002699U (ko) * | 2021-05-06 | 2022-11-15 | 배길용 | 낚시용 루어 |
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