JPH10164645A - 携帯移動通信端末装置 - Google Patents

携帯移動通信端末装置

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Publication number
JPH10164645A
JPH10164645A JP8320178A JP32017896A JPH10164645A JP H10164645 A JPH10164645 A JP H10164645A JP 8320178 A JP8320178 A JP 8320178A JP 32017896 A JP32017896 A JP 32017896A JP H10164645 A JPH10164645 A JP H10164645A
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JP
Japan
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base station
unit
control unit
signal
code
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Application number
JP8320178A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Hata
善之 畑
Kenzo Urabe
健三 占部
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の携帯移動通信端末装置では、実用的な
手段で現在通信している基地局の基地局情報を報知する
ことができず、利便性が低いという問題点があったが、
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、現在通信し
ている基地局の基地局情報を実用的な手段によって報知
できる携帯移動通信端末装置を提供する。 【解決手段】 無線部1がアンテナに到来した信号を受
信して復調して制御部2に出力し、制御部2が無線部1
から入力された信号から基地局コードを抽出して、テー
ブル部3から該基地局コードを検索し、該基地局コード
に対応づけて格納されている基地局情報を表示部4に表
示出力する携帯移動通信端末装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やPHS
等に代表される携帯移動通信端末装置に係り、特に基地
局の情報を提供することができる、利便性の高い携帯移
動通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯移動通信端末装置は、電波の有効利
用のために、電界強度を弱めて近距離にある基地局と通
信を行っており、携帯移動通信端末装置が移動して、当
該基地局と通信できない距離に到達する前に、より近い
基地局と通信を行うように切り替える、ハンドオーバー
と称される技術を利用している。
【0003】従来の携帯移動通信端末装置について説明
する。従来の携帯移動通信端末装置は、上記のハンドオ
ーバーを行って、移動中は、次々に通信する基地局を切
り替えながら通信を行っているが、携帯者に対して現在
どの基地局と通信を行っているかを伝達する手段は備え
ていなかった。
【0004】また、どの基地局と通信を行っているかを
検知するために、別途基地局を識別するための信号を授
受することも考えられるが、このようにすると、基地局
が自己の識別信号を送信する手段を備える必要があっ
て、コストがかかって、実用的でなく、また、かかる識
別信号の送信のため、無線通信のトラヒックが混雑する
ことになって、技術的に実用的でなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の携帯移動通信端末装置では、実用的な手段で現在通信
している基地局の基地局情報を報知することができず、
利便性が低いという問題点があった。
【0006】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、現在通信している基地局の基地局情報を実用的な手
段によって報知でき、利便性を高めることができる携帯
移動通信端末装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、携帯移動通信端末
装置において、各地に設置されている基地局の基地局コ
ードと基地局情報とを対応づけて記憶している携帯移動
通信端末装置であって、基地局コードを基地局から受信
して、該基地局コードに対応づけて記憶している前記基
地局情報を報知することを特徴としており、利便性を高
めることができる。
【0008】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、無線部と、制御部と、各地に設置さ
れている基地局の基地局コードと当該基地局の所在地を
表す基地局情報とを対応づけて格納しているテーブル部
と、表示部と、操作部とを備える携帯移動通信端末装置
であって、前記無線部は、アンテナに到来した信号を受
信して復調し、前記制御部に出力する無線部であり、前
記制御部は、前記無線部から入力された信号から基地局
コードを抽出して、前記テーブル部から前記抽出した基
地局コードを検索し、該基地局コードに対応づけて格納
されている基地局情報を前記表示部に表示出力する制御
部であることを特徴としており、利便性を高めることが
できる。
【0009】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、無線部と、制御部と、各地に設置さ
れている基地局の基地局コードに対応づけて、当該基地
局の所在地を表す基地局情報を発音記号として格納して
いるテーブル部と、スピーカと、操作部とを備える携帯
移動通信端末装置であって、前記無線部は、アンテナに
到来した信号を受信して復調し、前記制御部に出力する
無線部であり、前記制御部は、前記無線部から入力され
た信号から基地局コードを抽出して、前記テーブル部か
ら前記抽出した基地局コードを検索し、該基地局コード
に対応づけて格納されている基地局情報の発音記号に従
って音声信号を形成し、前記スピーカから鳴動出力する
制御部であることを特徴としており、利便性を高めるこ
とができる。
【0010】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、無線部と、制御部と、各地に設置さ
れている基地局の基地局コードに対応づけて、当該基地
局の所在地を表す基地局情報を発音記号として格納して
いるテーブル部と、スピーカと、操作部とを備える携帯
移動通信端末装置であって、前記無線部は、アンテナに
到来した信号を受信して復調し、前記制御部に出力し、
前記制御部から入力される信号を変調してアンテナを介
して送信出力する無線部であり、前記制御部は、前記無
線部から入力された信号から基地局コードを抽出して、
前記テーブル部から前記抽出した基地局コードを検索
し、該基地局コードに対応づけて格納されている基地局
情報の発音記号に従って音声信号を形成し、前記無線部
に出力する制御部であることを特徴としており、携帯者
の位置を発呼者が音声によって確認できる。
【0011】上記従来例の問題点を解決するための請求
項5記載の発明は、請求項2又は請求項3又は請求項4
記載の携帯移動通信端末装置において、制御部がコネク
タを具備し、前記コネクタを介して基地局コードと基地
局情報との入力を受けて、テーブル部の内容を書き換え
る制御部であることを特徴としており、より利便性を高
めることができる。
【0012】上記従来例の問題点を解決するための請求
項6記載の発明は、請求項1又は請求項2又は請求項3
又は請求項4又は請求項5記載の携帯移動通信端末装置
において、制御部が指示によって、基地局コードの抽出
と基地局情報の検索と基地局情報の報知の処理を選択的
にオン又はオフとする制御部であることを特徴としてお
り、消費電力を低減できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。本発明に係る第1の携帯移動通信端
末装置(第1の装置)は、受信した信号と、あらかじめ
設定してある情報とから基地局を識別し、現在通信を行
っている基地局を携帯者に伝達するものであり、利便性
を高めることができる。
【0014】第1の装置を図1〜図4を使って説明す
る。図1は、第1の装置の構成ブロック図であり、図2
は、テーブル部が格納するテーブルの内容の一例を表す
説明図であり、図3は、制御部のエリア検出処理のフロ
ーチャート図であり、図4は、表示部4の表示内容の一
例を表す説明図である。
【0015】第1の装置は、図1に示すように、無線部
1と、制御部2と、テーブル部3と、表示部4と、操作
部5と、報知部6と、スピーカ7と、マイク8とから構
成されている。また、制御部2は、基地局コード抽出手
段21と、検索手段22とを備えている。
【0016】以下、各部を具体的に説明する。無線部1
は、アンテナに到来した信号を受信して復調し、制御部
2に出力するものである。また、無線部1は、制御部2
から入力される音声信号及び発呼の制御信号を変調し
て、アンテナを介して送信出力するものである。
【0017】制御部2は、無線部1から入力された信号
から呼出の信号を検出して、それが自己を呼出する信号
であるか否かを判定し、自己を呼出する信号であれば、
報知部6に着信の報知を行わせるものである。制御部2
は、呼出されて着信すると、無線部1から入力される音
声信号をスピーカ7から鳴動出力するとともに、マイク
8から入力される音声信号を無線部1に出力するもので
ある。
【0018】また、制御部2は、操作部5から携帯者の
指示を受けて、発呼を行い、また、別の指示を受けて、
後に説明する処理(以下、「エリア検出処理」と称す
る)を行って、現在通信をしている基地局の所在地や名
称等の情報(以下、「基地局情報」と称する)表示部4
に表示出力するものである。
【0019】テーブル部3は、図2に示すように、基地
局コードと基地局情報とを対応づけて格納しているもの
である。具体的には、基地局情報は「東京都中野区XX
町3丁目」や、「盛岡駅屋上」のように、なっているこ
とが考えられる。尚、以下の説明で基地局コードを便宜
的にアルファベット(A〜Z)で表わしている。表示部
4と操作部5と報知部6とスピーカ7とマイク8とは、
通常の携帯電話機等と同様のものであれば十分であるの
で、説明を省略する。
【0020】制御部2の基地局コード抽出手段21は、
無線部1から入力される復調された信号の入力を受け
て、該信号から基地局コードを抽出して検索手段22に
出力するものである。検索手段22は、基地局コード抽
出手段21から基地局コードの入力を受けると、該基地
局コードをテーブル部3から検索し、検索されると、該
基地局コードに対応づけて格納されている基地局情報を
引き出して、表示部4に表示出力するものである。
【0021】ここで、制御部2のエリア検出処理につい
て図3を参照しつつ説明する。制御部2は、無線部1か
ら入力される復調された信号から基地局コード抽出手段
21によって、基地局コードを抽出し(S1)、さら
に、検索手段22によって、テーブル部3から該基地局
コードを検索する(S2)。
【0022】そして、検索手段22が、当該基地局コー
ドに対応づけて格納されている基地局情報をテーブル部
3から引き出し、制御部2が表示部4に該基地局情報を
表示出力する(S3)。
【0023】次に、第1の装置の動作について具体的に
説明する。第1の装置の無線部1がアンテナに到来した
信号を受信して復調し、制御部2に出力する。すると、
制御部2の基地局コード抽出部21が復調された信号か
ら基地局コードを抽出し、検索手段22に出力する。
【0024】すると、検索手段22がテーブル部3から
該基地局コードを検索し、その基地局コードに対応づけ
て格納されている基地局情報を引き出す。そして、制御
部2が当該基地局情報を表示部4に表示出力し、表示部
4には、図4に示すような表示が行われているようにな
る。
【0025】尚、制御部2は、従来から広く用いられて
いる手段によって、受信電界強度の大きさと、着呼した
相手の電話番号とを表示部4に表示出力していることが
考えられる。さらに、第1の装置の制御部2は、エリア
検出処理を指示に応じてオン又はオフとできるようにな
っていることが考えられる。このようにすれば、現在通
信を行っている基地局を知る必要のないときには、無駄
な表示を停止し、消費電力を低減できる効果がある。
【0026】第1の装置によれば、復調された信号に含
まれる基地局コードを利用しているので、現在通信を行
っている基地局の基地局情報を実用的な手段で表示出力
することができ、携帯者が通話できるエリアの範囲を予
測することができて、不意に不感地帯に突入することを
防止でき、利便性を高めることができる効果がある。
【0027】次に、本発明の第2の実施の形態に係る通
信端末装置(第2の装置)について説明する。第2の装
置は、第1の装置と同様に現在通信を行っている基地局
の基地局情報を携帯者に報知するものであるが、表示出
力するのではなくて、音声によって報知するものである
ところが異なっている。
【0028】第2の装置は、図1に示した第1の装置と
ほぼ同様のものであるが、制御部2における処理と、テ
ーブル部3に格納されているテーブルの内容とが少々異
なっている。制御部2は、検索手段22によって検索さ
れた基地局情報を音声信号として、スピーカ7を介して
鳴動出力するものである。
【0029】テーブル部3は、図5に示すように、基地
局コードに対応づけて、基地局情報として音声データを
格納しているものである。図5は、テーブル部3の内容
の一例を表す説明図である。尚、図5では、便宜的に音
声データを片仮名で表現しているが、音声データは、音
声信号そのものを格納してあっても、また、音声信号を
形成するための文字列(以下、「発音記号」と称する)
を格納してあっても構わない。
【0030】ここで、制御部2の処理について図6を用
いて説明する。図6は、第2の装置の制御部2の処理を
表すフローチャート図である。制御部2は、無線部1か
ら入力される復調された信号から、基地局コード抽出手
段21によって、基地局コードを抽出する(S11)。
【0031】そして、制御部2は、検索手段22によっ
て、テーブル部3から、抽出された基地局コードを検索
する(S12)。そして、制御部2は、該基地局コード
に対応づけて格納されている、基地局情報を表す発音記
号から、音声信号を形成して、スピーカ7を介して鳴動
出力する(S13)。
【0032】尚、テーブル部3が基地局情報として音声
信号そのものを格納している場合には、制御部2は、処
理S13において、該基地局情報をそのままスピーカ7
を介して鳴動出力するようにしておけばよい。
【0033】第2の装置によれば、第1の装置の効果に
加えて、例えば運転中等で、表示部4を見ることができ
ない状況においても、現在通信を行っている基地局の基
地局情報を携帯者が知ることができる効果がある。
【0034】さらに、第2の装置において、制御部2が
基地局情報の音声信号を無線部1を介して送信するよう
にしておくことも考えられる。つまり、具体的には、例
えば第2の装置が着信すると、制御部2が現在通信して
いる基地局の基地局情報を音声信号として、無線部1を
介して、第2の装置の発呼者に対して送信出力するよう
にしておけばよい。
【0035】このようにすれば、第2の装置の位置を発
呼者が音声によって確認でき、例えば、第2の装置を徘
徊老人に携帯させれば、徘徊老人の位置を発呼者が特定
できる効果がある。
【0036】さらに、この第2の装置は、基地局情報の
音声信号を無線部1を介して送信した後に、通常の通話
ができるようにするか、通常の通話をせずに単に回線を
切断するかを設定できるようにしておいても構わない。
このようにしておけば、単に携帯者の位置を発呼者が特
定したい場合と、携帯者の位置を確認しつつ通話を行い
たい場合とで使い分けることができ、さらに利便性を高
めることができる効果がある。
【0037】次に、本発明の第3の実施の形態に係る携
帯移動通信端末装置(第3の装置)について説明する。
第3の装置は、外部からの指示に応じてテーブル部3の
内容を書き換えることができるようになっているもので
あり、基地局情報を常に正しいものとすることができ
て、より利便性を高めることができる。
【0038】第3の装置は、図7に示すように、無線部
1と、制御部2と、テーブル部3と、表示部4と、操作
部5と、報知部6と、スピーカ7と、マイク8と、コネ
クタ9とから構成されている。図7は、第3の装置の構
成ブロック図である。また、制御部2は、基地局コード
抽出手段21と、検索手段22とを備えている。
【0039】尚、以下で、第3の装置にコネクタ9を介
して接続され、コネクタ9を介して情報を出力する機器
(以下、「書き込み端末」と称する)として、図8に示
すような機器を仮定している。図8は、書き込み端末の
一例の構成ブロック図である。
【0040】ここで、まず、書き込み端末について説明
すると、書き込み端末は、図8に示すように、操作部3
1と、表示部32と、制御部33と、バッファメモリ3
4と、コネクタ35とから基本的に構成されている。
【0041】以下、書き込み端末の各部を具体的に説明
すると、操作部31は、キーボードであり、押下された
キーに対応する信号を制御部33に出力するものであ
る。表示部32は、例えば液晶のディスプレイ装置であ
り、制御部33から入力される信号に従って表示を行う
ものである。
【0042】制御部33は、操作部31から入力される
情報を表示部32に表示出力しつつ、バッファメモリ3
4に蓄積して格納するものである。また、制御部33
は、コネクタ35を介して、第3の装置から接続を確認
する信号(接続検出信号)の入力を受けて、接続が確実
に為されているか否かを調べるための応答信号をコネク
タ35を介して出力するものである。
【0043】さらに、制御部33は、情報を要求する信
号の入力をコネクタ35を介して受けて、バッファメモ
リ34に格納した情報をコネクタ35を介して送信出力
し、バッファメモリ34の内容を送信終了すると、終了
したことを表す信号をコネクタ35を介して出力するも
のである。
【0044】次に、第3の装置の各部について説明する
が、第3の装置は、上記の第1、第2の装置とほぼ同様
のものであり、制御部2が第1、第2の装置の動作に加
えて、コネクタ9から入力される情報をテーブル部3に
格納するようにしているところが異なっているだけであ
るので、以下、当該処理の動作について説明する。
【0045】ここで、第3の装置の制御部2について、
図9を参照しつつ説明する。図9は、第3の装置の制御
部2が情報をテーブル部3に格納する動作を表すフロー
チャート図である。
【0046】制御部2は、外部から情報の入力をする指
示の入力を操作部5から受けて、コネクタ9に接続検出
信号を出力しつつ、応答信号が入力されるのを待つ(S
21)。そして、制御部2は、コネクタ9を介して応答
信号が入力されると、該応答にエラーがあるか否かを調
べ(S22)、エラーがあると(Yesであると)、接
続が不良である旨のエラーを表示部4に表示出力して
(S23)、処理S21に戻る。
【0047】そして、制御部2は、処理S22におい
て、応答信号にエラーがないと(Noであると)、コネ
クタ9に情報を要求する信号を出力する(S24)。そ
して、制御部2は、コネクタ9から基地局コードと基地
局情報との入力を受けて、該基地局コードを検索手段2
2によって、テーブル部3から検索し(S25)、検索
されると(Yesであると)、該基地局コードにコネク
タ9から入力された基地局情報を対応づけて上書きして
格納して(S26)、処理S28に移行する。
【0048】また、処理S25において、テーブル部3
から基地局コードが検索されないと(Noであると)、
該基地局コードと入力された基地局情報とを新たに対応
づけてテーブル部3に格納する(S27)。
【0049】そして、制御部2は、終了を表す信号の入
力をコネクタ9から受けるか否かを調べ(S28)、終
了信号の入力を受けると(Yesであると)、処理終了
し、そうでないと(Noであると)、さらにコネクタ9
から基地局コードと基地局情報との入力を受けて、処理
S25に戻って処理を続行する。
【0050】次に、書き込み端末によって、第3の装置
のテーブル部3の内容を書き換える動作について説明す
る。まず、書き込み端末の操作部31を操作して基地局
コードと、該基地局コードに対応する基地局情報を入力
する。
【0051】すると、該基地局コードと基地局情報とが
対応づけられて、表示部32に表示されるとともに、バ
ッファメモリ34に格納される。そして、書き込みをす
る基地局コードと基地局情報とを入力し終えたところ
で、書き込み端末のコネクタ35と第3の装置のコネク
タ9とを接続し、第3の装置の操作部5から情報の書き
込みを行う信号を入力する。
【0052】すると、第3の装置の制御部2がコネクタ
9とコネクタ35とを介して書き込み端末の制御部33
に接続検出信号を出力し、書き込み端末の制御部33が
応答信号を出力する。そして、第3の装置の制御部2が
応答信号にエラーがあるか否かを調べ、エラーがなけれ
ば、情報を要求する信号を出力して、バッファメモリ3
4に格納された基地局コードと基地局情報との入力を受
けるようになる。
【0053】そして、第3の装置の制御部2が、検索手
段22によって、入力を受けた基地局コードをテーブル
部3から検索して、既に当該基地局コードに対応する基
地局情報が格納されていれば、入力された基地局情報を
上書きして格納し、当該基地局コードに対応する基地局
情報が格納されていなければ、新たにテーブル部3に入
力された基地局コードと基地局情報とを対応づけて格納
する。
【0054】第3の装置によれば、基地局情報を常に正
しいものとすることができて、より利便性を高めること
ができる効果がある。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、携帯者が
携帯移動通信端末装置が現在通信を行っている基地局の
位置を特定できる携帯移動通信端末装置としているの
で、現在通信を行っている基地局の基地局情報を実用的
な手段で表示出力することができ、携帯者が通話できる
エリアの範囲を予測することができて、不意に不感地帯
に突入することを防止でき、利便性を高めることができ
る効果がある。
【0056】請求項2記載の発明によれば、制御部が受
信した信号から基地局コードを抽出し、該基地局コード
をテーブル部から検索して、該基地局コードに対応づけ
て格納されている基地局情報を表示部に表示出力する携
帯移動通信端末装置としているので、現在通信を行って
いる基地局の基地局情報を実用的な手段で表示出力する
ことができ、携帯者が通話できるエリアの範囲を予測す
ることができて、不意に不感地帯に突入することを防止
でき、利便性を高めることができる効果がある。
【0057】請求項3記載の発明によれば、テーブル部
が基地局コードに対応づけて、基地局情報を格納してい
るテーブル部であり、当該基地局情報は音声信号を形成
するための発音記号であって、制御部が受信した信号か
ら基地局コードを抽出し、該基地局コードをテーブル部
から検索して、該基地局コードに対応づけて格納されて
いる基地局情報から音声信号を形成して、スピーカを介
して鳴動出力する携帯移動通信端末装置としているの
で、現在通信を行っている基地局の基地局情報を実用的
な手段で音声によって知ることができ、携帯者が表示部
を見ることなしに通話できるエリアの範囲を予測するこ
とができて、不意に不感地帯に突入することを防止で
き、利便性を高めることができる効果がある。
【0058】請求項4記載の発明によれば、テーブル部
が基地局コードに対応づけて、基地局情報を格納してい
るテーブル部であり、当該基地局情報は、音声信号を形
成するための発音記号であって、制御部が受信した信号
から基地局コードを抽出し、該基地局コードをテーブル
部から検索して、該基地局コードに対応づけて格納され
ている基地局情報から音声信号を形成して、無線部を介
して送信出力する携帯移動通信端末装置としているの
で、該携帯移動通信端末装置を発呼すれば、携帯者の位
置を発呼者が音声によって確認できる効果があり、例え
ば、第2の装置を徘徊老人に携帯させれば、徘徊老人の
位置を発呼者が特定できる効果がある。
【0059】請求項5記載の発明によれば、請求項2又
は請求項3又は請求項4記載の携帯移動通信端末装置に
おいて、制御部がコネクタを具備し、前記コネクタを介
して基地局コードと基地局情報との入力を受けて、テー
ブル部の内容を書き換える制御部である携帯移動通信端
末装置としているので、基地局情報を常に正しいものと
することができて、より利便性を高めることができる効
果がある。
【0060】請求項6記載の発明によれば、指示によっ
て、基地局情報の報知をオン又はオフとできる携帯移動
通信端末装置としているので、現在通信を行っている基
地局を知る必要のないときには、無駄な表示を停止し、
消費電力を低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の装置の構成ブロック図である。
【図2】テーブル部が格納するテーブルの内容の一例を
表す説明図である。
【図3】制御部のエリア検出処理のフローチャート図で
ある。
【図4】表示部4の表示内容の一例を表す説明図であ
る。
【図5】テーブル部3の内容の一例を表す説明図であ
る。
【図6】第2の装置の制御部2の処理を表すフローチャ
ート図である。
【図7】第3の装置の構成ブロック図である。
【図8】書き込み端末の一例の構成ブロック図である。
【図9】第3の装置の制御部2が情報をテーブル部3に
格納する動作を表すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…無線部、 2…制御部、 3…テーブル部、 4…
表示部、 5…操作部、 6…報知部、 7…スピー
カ、 8…マイク、 9…コネクタ、 21…基地局コ
ード抽出手段、 22…検索手段、 31…操作部、
32…表示部、33…制御部、 34…バッファメモ
リ、 35…コネクタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各地に設置されている基地局の基地局コ
    ードと基地局情報とを対応づけて記憶している携帯移動
    通信端末装置であって、基地局コードを基地局から受信
    して、該基地局コードに対応づけて記憶している前記基
    地局情報を報知することを特徴とする携帯移動通信端末
    装置。
  2. 【請求項2】 無線部と、制御部と、各地に設置されて
    いる基地局の基地局コードと当該基地局の所在地を表す
    基地局情報とを対応づけて格納しているテーブル部と、
    表示部と、操作部とを備える携帯移動通信端末装置であ
    って、 前記無線部は、アンテナに到来した信号を受信して復調
    し、前記制御部に出力する無線部であり、 前記制御部は、前記無線部から入力された信号から基地
    局コードを抽出して、前記テーブル部から前記抽出した
    基地局コードを検索し、該基地局コードに対応づけて格
    納されている基地局情報を前記表示部に表示出力する制
    御部であることを特徴とする携帯移動通信端末装置。
  3. 【請求項3】 無線部と、制御部と、各地に設置されて
    いる基地局の基地局コードに対応づけて、当該基地局の
    所在地を表す基地局情報を発音記号として格納している
    テーブル部と、スピーカと、操作部とを備える携帯移動
    通信端末装置であって、 前記無線部は、アンテナに到来した信号を受信して復調
    し、前記制御部に出力する無線部であり、 前記制御部は、前記無線部から入力された信号から基地
    局コードを抽出して、前記テーブル部から前記抽出した
    基地局コードを検索し、該基地局コードに対応づけて格
    納されている基地局情報の発音記号に従って音声信号を
    形成し、前記スピーカから鳴動出力する制御部であるこ
    とを特徴とする携帯移動通信端末装置。
  4. 【請求項4】 無線部と、制御部と、各地に設置されて
    いる基地局の基地局コードに対応づけて、当該基地局の
    所在地を表す基地局情報を発音記号として格納している
    テーブル部と、スピーカと、操作部とを備える携帯移動
    通信端末装置であって、 前記無線部は、アンテナに到来した信号を受信して復調
    し、前記制御部に出力し、前記制御部から入力される信
    号を変調してアンテナを介して送信出力する無線部であ
    り、 前記制御部は、前記無線部から入力された信号から基地
    局コードを抽出して、前記テーブル部から前記抽出した
    基地局コードを検索し、該基地局コードに対応づけて格
    納されている基地局情報の発音記号に従って音声信号を
    形成し、前記無線部に出力する制御部であることを特徴
    とする携帯移動通信端末装置。
  5. 【請求項5】 制御部がコネクタを具備し、前記コネク
    タを介して基地局コードと基地局情報との入力を受け
    て、テーブル部の内容を書き換える制御部であることを
    特徴とする請求項2又は請求項3又は請求項4記載の携
    帯移動通信端末装置。
  6. 【請求項6】 制御部が指示によって、基地局コードの
    抽出と基地局情報の検索と基地局情報の報知の処理を選
    択的にオン又はオフとする制御部であることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は
    請求項5記載の携帯移動通信端末装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19913884A1 (de) * 1999-03-26 2000-10-05 Siemens Ag Mobiles Telekommunikations-Endgerät
DE10110577B4 (de) * 2000-03-24 2007-05-24 International Business Machines Corp. Optimierung der Mobilkommunikation im Bereich von Funk-Totzonen

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