JPH10164472A - 画像情報処理方法及び電子カメラ - Google Patents

画像情報処理方法及び電子カメラ

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JPH10164472A
JPH10164472A JP8313746A JP31374696A JPH10164472A JP H10164472 A JPH10164472 A JP H10164472A JP 8313746 A JP8313746 A JP 8313746A JP 31374696 A JP31374696 A JP 31374696A JP H10164472 A JPH10164472 A JP H10164472A
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JP
Japan
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image
image information
processing method
information processing
electronic camera
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Application number
JP8313746A
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English (en)
Inventor
Yusuke Shimizu
祐介 清水
Koji Tsuchiya
公二 土谷
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Sega Corp
Original Assignee
Sega Enterprises Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子カメラ等により連続的に撮像された複数
の画像情報を処理することができる画像情報処理方法を
提供する。 【解決手段】 操作キー74による1回の撮像操作によ
り、CCD76は、設定された時間間隔をもって連続し
た複数の画像情報を撮像する。撮像された画像情報は、
デジタル化されて作業用メモリ86に一旦蓄積される。
動き検出部84は、作業用メモリ86に格納された複数
の画像情報を画素単位で比較し、相違している画素を検
出して、互いに相違している画素からなる相違部分画像
か、共通する画素からなる共通部分画像を抽出する。こ
れにより、連続した複数の画像情報の撮像中に動いた動
体を検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に撮像され
た複数の画像情報を処理する画像情報処理方法に係り、
特に、電子カメラで撮像する画像情報の処理に適した画
像情報処理方法、及び電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人物、風景等の被写界を撮像する
カメラとして、フィルムを用いた従来のカメラに代わっ
て、デジタル情報として画像を撮影することが可能な電
子カメラが急速に普及してきている。電子カメラは、フ
ィルムのような撮像画像の現像処理が不要であり、撮像
したその場で画像を確認することができるという利点が
ある。また、デジタル情報であるので、画像情報をパー
ソナルコンピュータや編集専用機に取り込んで、撮像画
像に対して自由にユーザが手を加えて様々な処理を施し
た画像を生成することができるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パーソ
ナルコンピュータや編集専用機を用いて画像情報を編集
したり処理したりするのは、通常、撮像した後のことで
ある。このため、編集時になって満足できる画像が得ら
れないとしても、新たに撮像し直して必要な画像情報を
得ることは不可能であり、満足できる結果が得られない
ことがある。したがって、電子カメラにより撮像時に一
定の画像処理を行うことが望まれている。
【0004】また、従来、パーソナルコンピュータや編
集専用機を持っていないユーザの場合、電子カメラによ
り撮像しても、従来のスチールカメラと同等な機能は楽
しめるものの、デジタル情報であることの利点を生かし
た自由な編集を楽しむことができなかった。本発明の目
的は、電子カメラ等により連続的に撮像された複数の画
像情報を処理することができる画像情報処理方法を提供
することにある。
【0005】本発明の他の目的は、連続的に撮像された
複数の画像情報を処理する機能を内蔵した電子カメラを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、所定の撮像
操作により連続的に撮像された複数の画像情報を比較し
て、互いに相違する相違部分画像及び/又は互いに共通
する共通部分画像を抽出し、前記複数の画像情報、前記
相違部分画像、及び/又は前記共通部分画像を合成し
て、所望の合成画像を生成することを特徴とする画像情
報処理方法によって達成される。
【0007】上記目的は、所定の撮像操作により連続的
に撮像される複数の画像情報を処理する画像情報処理方
法において、前記複数の画像情報のうち、最初に撮像さ
れる画像情報を取り込み、画像情報メモリに格納する第
1のステップと、続いて撮像される画像情報を取り込
み、前記画像情報メモリに格納された画像情報と所定の
合成処理を行う第2のステップとを有し、前記第2のス
テップを繰り返して、連続的に撮像される前記複数の画
像情報を合成処理することを特徴とする画像情報処理方
法によって達成される。
【0008】上述した画像情報処理方法において、前記
所定の合成処理は、前記複数の画像情報を加算する加算
処理や、前記複数の画像情報を平均する平均処理であっ
てもよい。また、前記平均処理は、前記複数の画像情報
のうち、特定の画像情報に重み付けをして強調する加重
平均処理であってもよい。上記目的は、被写界を撮像し
て画像情報を生成する撮像手段と、前記撮像手段により
撮像した画像情報を表示する表示手段とを有する電子カ
メラにおいて、上述した画像情報処理方法を実施する画
像情報処理手段を更に有することを特徴とする電子カメ
ラによって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態による電子カ
メラを図面を参照しながら説明する。本実施形態の電子
カメラ10の外観を図1に示す。図1(a)は電子カメ
ラ10の平面図であり、図1(b)は電子カメラ10の
正面図である。電子カメラ10は全体として平べったい
直方体形状をしている。図1(a)に示すように、電子
カメラ10の上面には、右側にシャッタボタン12が設
けられ、左側にピント合わせのためのボリューム14が
設けられている。電子カメラ10上面は正面側が斜めに
カットされており、この斜めにカットされた面に各種の
操作ボタン16が設けられている。
【0010】電子カメラ10の図1(b)に示す正面左
側には、撮影者が撮像画像を見るためのファインダ18
が設けられている。このファインダ18にはLCD素子
上の表示画像を拡大するための凸レンズ光学系20が設
けられている。電子カメラ10内には、被写界を撮像す
るためのCCDモジュール、CCDモジュールにより撮
像された画像情報を表示するためのLCD素子、LCD
素子の表示画像を拡大表示するためのレンズ光学系が設
けられている。
【0011】次に、本実施形態の電子カメラの具体的構
成を図2のブロック図を用いて説明する。電子カメラ1
0全体を制御するために1チップマイコン30が設けら
れている。1チップマイコン30は後述するCPU、R
OM等の回路を内蔵している。電子カメラ10の電源と
しては、4本の単三電池からなるバッテリ32又はAC
アダプタ34が設けられている。ACアダプタ34はD
Cジャック36に差し込まれる。電源スイッチ38によ
り、バッテリ32又はACアダプタ34からの電力の供
給をオンオフする。
【0012】電源回路40は、バッテリ30又はACア
ダプタ32からの6Vの直流電圧から、5V、18V、
−10V、13.5V、12Vの各電圧の直流電圧を生
成し、必要に応じて各内部回路に供給する。パワーマネ
ージャ42は、電力の供給状態を監視し、1チップマイ
コン30に電力の状態を知らせる。操作ボタン16のパ
ワーボタンの操作信号により、電力の供給を開始する。
リセットIC44は、電源回路40からの起動信号によ
り1チップマイコン30等をリセットする。
【0013】操作ボタン16は、撮影者が各種操作をす
るために設けられている。操作ボタン16としては、モ
ードボタン、設定ボタン、セルフタイマボタン、メモボ
タン、録画/再生ボタン、戻りボタン、送りボタン、シ
ャッターボタン、パワーボタンが設けられている。これ
ら操作ボタン16は1チップマイコン30に接続されて
いる。
【0014】CCDモジュール22は、被写界を撮像し
て画像情報を生成する。1チップマイコン30からの指
令信号によりCCD素子上に結像した画像を取り込み画
像情報として出力する。ビデオバッファ46は、CCD
モジュール22からの画像情報を一時的に格納するカラ
ーLCD48は、ビデオバッファ46に格納された画像
情報をカラー表示する。ビデオバッファ46の画像情報
を、RGBデコーダ50によりRGB信号に変換し、L
CDドライバ52によりカラーLCD48にカラー描画
する。バックライトユニット26は、カラーLCD48
を背後から照明する。
【0015】4MDRAM54は、画像メモリや圧縮用
ワークメモリ等に用いられ、バスコントローラ56に接
続されている。外部から着脱自在なメモリカード(SS
FDC)58は、SSFDCコネクタ60に接続され
る。メモリカード(SSFDC)58には画像情報の他
に、後述するように所定のプログラムを格納することが
できる。SSFDCコネクタ60はバスコントローラ5
6に接続されている。
【0016】セルフタイマLED62は、使用時に点滅
してセルフタイマ動作を使用者にしらせる。セルフタイ
マLED62はバスコントローラ56に接続されてい
る。電子カメラ10から外部の機器に画像信号を出力す
るためにビデオコネクタ64が設けられている。このビ
デオコネクタ64にテレビ受像機等を接続することによ
り大きな画面で画像情報を見ることができる。
【0017】電子カメラ10から外部の機器に画像信号
を含む各種信号を出力するためにシリアルコネクタ66
が設けられている。このシリアルコネクタ66にパーソ
ナルコンピュータ等を接続することにより、画像情報を
含む情報やデータのやりとりが可能である。次に、本実
施形態の電子カメラの機能を図3を用いて説明する。本
実施形態の電子カメラを機能の面から見れば、図3の機
能ブロック図のようになる。
【0018】電子カメラの全体を制御するためにCPU
70が設けられている。CPU70には、基本的なプロ
グラムやデータ等が格納されたメモリ(図示せず)が内
蔵されている。CPU70には、バスライン72を介し
て、画像メモリやワークエリア等として用いられる作業
用メモリ86が接続されている。CPU70は、図2の
1チップマイコン30に相当している。作業用メモリ8
6は、図2の4MDRAM54に相当している。
【0019】バスライン72には、キー入力I/F73
を介して、ユーザが操作するための操作キー74が接続
され、CCDI/F75を介して、被写界を撮像するた
めのCCD76が接続され、ディスプレイI/F77を
介して、撮像画像を表示するためのディスプレイ78が
接続されている。操作キー74は、図2の操作スイッチ
16に相当し、CCD76は、図2のCCDモジュール
22に相当し、ディスプレイ78は、図2のカラーLC
D48に相当している。
【0020】また、バスライン72には、記憶装置I/
F79を介して、撮像画像や合成画像を格納するための
記憶装置80が接続され、外部端子I/F81を介し
て、パーソナルコンピュータ等の外部装置に接続する外
部端子82が接続されている。記憶装置80は、図2の
メモリカード(SSFDC)58に相当し、外部端子8
2は、図2のビデオコネクタ64及びシリアルコネクタ
66に相当している。
【0021】さらに、電子カメラには、バスライン72
に接続されて、撮像した画像を圧縮したり展開したりす
る圧縮・展開部84、複数の画像情報から動きのある動
体を検出する動き検出部88、複数の画像情報を合成し
て合成画像を生成する画像合成部90が設けられてい
る。次に、本実施形態の電子カメラを用いた画像情報処
理の概要について簡単に説明し、その後、画像の具体例
を用いて詳細に説明する。
【0022】動き検出・画像合成 本実施形態の電子カメラでは、操作キー74による1回
の撮像操作により、CCD76は、設定された時間間隔
をもって連続した複数の画像情報を撮像する。撮像され
た画像情報は、デジタル化されて作業用メモリ86に一
旦蓄積される。動き検出部84は、作業用メモリ86に
格納された複数の画像情報を画素単位で比較し、相違し
ている画素を検出して、互いに相違している画素からな
る相違部分画像か、共通する画素からなる共通部分画像
を抽出する。これにより、連続した複数の画像情報の撮
像中に動いた動体を検出することができる。
【0023】画像合成部86は、もとの複数の画像情
報、動き検出部84により生成された相違部分画像、共
通部分画像から適宜選択された画像を用いて所定の合成
処理を行う。例えば、複数の画像を加算したり、ある画
像から他の画像を減算したり、加算や減算時に一方の画
像に重み付けをしたり、一方の画像の大きさを変更した
り、変形したり、表示位置を変えたりする。合成画像は
再び作業用メモリ86に格納される。
【0024】合成処理後、ユーザはディスプレイ78に
より、作業用メモリ86に格納された合成画像を確認す
ることができる。したがって、合成結果を確認すること
ができ、満足できる結果が得られない場合には、その場
で撮像をやり直すことができる。次に、図4乃至図9に
示す具体例を用いて、画像情報処理の詳細について説明
する。
【0025】2枚の画像情報を用いた処理 図4及び図5を用いて、1回の撮像操作により連続した
2枚の画像を撮像し、それら2枚の画像を用いて画像情
報を処理する具体例について説明する。図4に示すよう
に、1枚目の画像101では、背景に対して人が左側に
位置している。2枚目の画像102では、1枚の画像1
01と同じ背景で人が右側に移動している。
【0026】2枚の画像101、102から相違部分画
像又は共通部分画像を抽出する。共通部分画像は2つの
人の像が背景からくり抜かれた画像110(図5
(a))となり、相違部分画像は2つの人の形だけの画
像111(図5(b))となる。2枚の原画像101、
102、共通部分画像110、及び/又は相違部分画像
111を用いて、様々な画像を生成することができる。
【0027】例えば、相違部分画像111と2枚目の画
像102から、1枚目の画像の人の像だけの画像112
(図5(c))が得られる。また、相違部分画像111
と1枚目の画像101から、2枚目の画像の人の像だけ
の画像113(図5(d))が得られる。また、1枚目
の画像101と図5(c)の画像112から、人の像の
形の部分だけの背景画像114(図5(e))が得られ
る。
【0028】また、2枚目の画像102と図5(d)の
画像113から、人の像の形の部分だけの背景画像11
5(図5(f))が得られる。さらに、原画像101、
102と、これら画像110、111、112、11
3、114、115を適宜組み合わせれば、所望の合成
画像を自由に得ることができる。
【0029】3枚の画像情報を用いた処理 図6乃至図11を用いて、1回の撮像操作により連続し
た3枚の画像を撮像し、それら3枚の画像を用いて画像
情報を処理する具体例について説明する。図6に示すよ
うに、1枚目の画像121では、背景に対して人が左側
に位置している。2枚目の画像122では、1枚目の画
像121と同じ背景で人が右側に移動してほぼ中央に位
置してる。3枚目の画像123では、1、2枚目の画像
121、122と同じ背景で、人がさらに移動して右側
に位置している。
【0030】3枚の画像121、122、123から相
違部分画像又は共通部分画像を抽出する。共通部分画像
130は3つの人の像が背景からくり抜かれた画像13
0(図7(a))となり、相違部分画像は3つの人の像
の画像131(図7(b)))となる。3枚の原画像1
21、122、123、相違部分画像131、及び/又
は共通部分画像130を用いて、様々な画像を生成する
ことができる。図7乃至図9を用いて具体例を説明す
る。
【0031】例えば、2枚目の画像122と3枚目の画
像123から共通部分を抽出すると、2つの人の形がく
り抜かれた背景の画像132(図7(c))が得られ
る。また、図7(a)に示す画像130と図7(b)に
示す画像131から相違部部を抽出すると、左側に位置
する人の形にくり抜かれた背景の画像133(図7
(d))が得られる。
【0032】また、1枚目の画像121から図7(d)
に示す画像133をくり抜くと、左側に位置する人の像
のみの画像134(図7(e))が得られる。また、1
枚目の画像121と3枚目の画像123から共通部分を
抽出すると、2つの人の形がくり抜かれた背景の画像1
35(図8(a))が得られる。また、図7(a)に示
す画像130と図8(a)に示す画像135から相違部
分を抽出すると、中央に位置する人の形の背景の画像1
36(図8(b))が得られる。
【0033】また、2枚目の画像122から図8(b)
に示す画像135をくり抜くと、中央に位置する人の像
の画像139(図8(c))が得られる。また、1枚目
の画像121と2枚目の画像122から共通部分を抽出
すると、2つの人の形がくり抜かれた背景の画像138
(図8(d))が得られる。また、図7(a)に示す画
像130と図8(d)に示す画像138から相違する部
分を抽出すると、右側の人の形の背景の画像139(図
8(e))が得られる。
【0034】また、3枚目の画像123から図8(e)
に示す画像139をくり抜くと、右側に位置する人の像
の画像140(図8(f))が得られる。また、2枚目
の画像122又は3枚目の画像123から図7(d)に
示す画像133の部分をくり抜くと、左側に位置する人
の像の画像141(図9(a))が得られる。
【0035】また、1枚目の画像121又は3枚目の画
像123から図8(b)に示す画像136の部分をくり
抜くと、中央に位置する人の像の画像142(図9
(b))が得られる。また、1枚目の画像121又は2
枚目の画像122から図8(e)に示す画像139の部
分をくり抜くと、右側に位置する人の像の画像143
(図9(c))が得られる。
【0036】さらに、原画像121、122、123
と、これら画像130〜143を適宜組み合わせれば、
所望の合成画像を自由に得ることができる。図10及び
図11を用いて具体例を説明する。例えば、図7(a)
に示す画像130に、画像134(図7(e))、画像
136(図8(b))、画像140(図8(f))を合
成すると、背景に全ての人の像が表された画像150
(図10(a))が得られる。
【0037】また、図7(a)に示す画像130に、画
像141(図9(a))、画像142(図9(b))、
画像143(図9(c))を合成すると、背景だけの画
像151(図10(b))が得られる。また、図10
(a)に示す画像151に、画像134(図7
(e))、画像136(図8(b))、画像140(図
8(f))を合成すると、全ての人の像の形がくり抜か
れた画像152(図10(c))が得られる。
【0038】また、図7(a)に示す画像130に、画
像136(図8(b))、画像140(図8(f))を
合成すると、背景に中央と右側の人の像が表された画像
153(図10(d))が得られる。また、図7(a)
に示す画像130に、画像134(図7(e))、画像
140(図8(f))を合成すると、背景に左側と右側
の人の像が表された画像154(図10(e))が得ら
れる。
【0039】また、図7(a)に示す画像130に、画
像134(図7(e))、画像136(図8(b))を
合成すると、背景に左側と中央の人の像が表された画像
155(図10(f))が得られる。また、1枚目の画
像121に、画像137(図8(c))又は画像140
(図8(f))を合成すると、背景に左側の人の像が表
され、中央と右側の人の像がくり抜かれた画像156
(図11(a))が得られる。
【0040】また、2枚目の画像122に、画像134
(図7(e))又は画像140(図8(f))を合成す
ると、背景に中央の人の像が表され、左側と右側の人の
像がくり抜かれた画像157(図11(b))が得られ
る。また、3枚目の画像123に、画像134(図7
(e))又は画像140(図8(f))を合成すると、
背景に左側の人の像が表され、左側と中央の人の像がく
り抜かれた画像158(図11(c))が得られる。
【0041】多重露光 本実施形態の電子カメラでは、操作キー74による1回
の撮像操作により、CCD76は、設定された時間間隔
をもって連続した複数の画像情報を撮像する。多重露光
処理においては、作業用メモリ86を用いて、連続的に
撮像された画像情報を順次処理していく。その画像情報
処理方法を図12のフローチャートを用いて説明する。
【0042】まず、最初に撮像された画像情報を取り込
み(ステップS170)、デジタル化して作業用メモリ
86に格納する(ステップS171)。続いて、次に撮
像された画像情報を取り込み(ステップS172)、作
業用メモリ86に格納された画像情報と所定の合成処理
を行う(ステップS173)。合成後の画像は作業用メ
モリ86に格納される(ステップS174)。
【0043】続いて、撮像画像の取り込みが終了したか
否か判定し(ステップS175)、終了していない場合
にはステップS172からステップS174の処理を繰
り返す。本実施形態の多重露光処理における所定の合成
処理としては、様々なものが考えられるが、例えば、2
つの画像を画素毎の平均値を求める合成処理を具体例と
して、図13及び図14を用い、多重露光処理の詳細に
ついて説明する。平均値を求める合成処理は、ゴルフや
テニスのフォーム撮影などに有効である。写真撮影技術
のストロボ露光に相当する合成画像を得ることができ
る。
【0044】まず、最初に撮像された画像(図13(a
1))を取り込み(ステップS170)、作業用メモリ
86に格納する(ステップS171)。作業用メモリ8
6の画像は図13(a2)に示す画像となる。続いて、
次に撮像された画像(図13(b1))を取り込み(ス
テップS172)、作業用メモリ86の画像(図13
(a2))と合成処理を行う(ステップS173)。合
成後の画像(図13(b2))は作業用メモリ86に格
納される(ステップS175)。
【0045】同様にして、次に撮像された画像(図13
(c1))を取り込み(ステップS172)、作業用メ
モリ86の画像(図13(b2))と合成処理を行う
(ステップS173)。合成後の画像(図13(c
2))は作業用メモリ86に格納される(ステップS1
75)。同様にして、次に撮像された画像(図14(a
1))を取り込み(ステップS172)、作業用メモリ
86の画像(図13(c2))と合成処理を行う(ステ
ップS173)。合成後の画像(図14(a2))は作
業用メモリ86に格納される(ステップS175)。
【0046】同様にして、次に撮像された画像(図14
(b1))を取り込み(ステップS172)、作業用メ
モリ86の画像(図14(a1))と合成処理を行う
(ステップS173)。合成後の画像(図14(b
2))は作業用メモリ86に格納される(ステップS1
75)。同様にして、次に撮像された画像(図14(c
1))を取り込み(ステップS172)、作業用メモリ
86の画像(図14(b2))と合成処理を行う(ステ
ップS173)。合成後の画像(図14(c2))は作
業用メモリ86に格納される(ステップS175)。
【0047】このようにして、撮像された一連の画像が
合成処理され、最終的には図14(c2)に示すよう
な、6枚の画像が重なった合成画像を得ることができ、
ゴルフのフォームの長所、短所を把握することができ
る。その他の合成処理の具体例として、例えば、2つの
画像を画素毎に単純に加算する合成処理がある。星空
や、夜景撮影などに有効である。写真撮影技術のバルブ
露光に相当する合成画像を得ることができる。
【0048】また、他の具体例として、平均値処理の一
種ではあるが、特定の画像、例えば、最初の画像又は最
後の画像等の重み付けを大きくして平均値を求めて合成
する処理がある。躍動感ある効果の合成画像を得ること
ができる。写真撮影技術のスローシンクロに相当する合
成画像を得ることができる。また、他の具体例として、
特定の色、例えば、青色などを透明扱いにし、それ以外
の色は不透明として合成する処理がある。写真撮影技術
のクロマキーに相当する合成画像を得ることができる。
【0049】なお、上述した画像情報処理を行うための
プログラムは、電子カメラ内のROMやRAMに格納し
てもよいし、画像情報を格納するメモリカード等に格納
してもよい。さらに、メモリカード以外の他の情報記憶
媒体、例えば、パーソナルコンピュータ用のメモリカー
ド、フロッピーディスク、CD−ROM、MOディスク
等の情報記憶媒体に格納するようにしてもよい。
【0050】このように、本実施形態によれば、電子カ
メラにより一定の画像情報処理を行うことができるの
で、ユーザは手軽に様々な画像処理を行うことができ
る。また、電子カメラによる撮像時に、画像情報処理の
結果を確認することができ、満足する結果が得られなけ
れば、撮影し直すなどの対処を行うことができる。本発
明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
【0051】例えば、上記実施形態では、写真を撮影す
る電子スチルカメラに本発明を適用したが、動画映像を
撮像する電子ビデオカメラに本発明を適用してもよい。
【0052】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、所定の撮
像操作により連続的に撮像された複数の画像情報を比較
して、互いに相違する相違部分画像及び/又は互いに共
通する共通部分画像を抽出し、複数の画像情報、相違部
分画像、及び/又は共通部分画像を合成して、所望の合
成画像を生成するようにしたので、電子カメラ等により
連続的に撮像された複数の画像情報を処理することがで
きる。
【0053】また、本発明によれば、被写界を撮像して
画像情報を生成する撮像手段と、撮像手段により撮像し
た画像情報を表示する表示手段とを有する電子カメラ
に、上述した画像情報処理方法を実施する画像情報処理
手段を設けたので、連続的に撮像された複数の画像情報
を処理する機能を内蔵した電子カメラを実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電子カメラの外観図
である。
【図2】本発明の一実施形態による電子カメラのブロッ
ク図である。
【図3】本発明の一実施形態による電子カメラの機能ブ
ロック図である。
【図4】本発明の一実施形態による画像情報処理方法の
一具体例を説明するための図(その1)である。
【図5】本発明の一実施形態による画像情報処理方法の
一具体例を説明するための図(その2)である。
【図6】本発明の一実施形態による画像情報処理方法の
他の具体例を説明するための図(その1)である。
【図7】本発明の一実施形態による画像情報処理方法の
他の具体例を説明するための図(その2)である。
【図8】本発明の一実施形態による画像情報処理方法の
他の具体例を説明するための図(その3)である。
【図9】本発明の一実施形態による画像情報処理方法の
他の具体例を説明するための図(その4)である。
【図10】本発明の一実施形態による画像情報処理方法
の他の具体例を説明するための図(その5)である。
【図11】本発明の一実施形態による画像情報処理方法
の他の具体例を説明するための図(その6)である。
【図12】本発明の一実施形態による画像情報処理方法
の多重露光方法を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施形態による画像情報処理方法
の多重露光方法の一具体例を説明するための図(その
1)である。
【図14】本発明の一実施形態による画像情報処理方法
の多重露光方法の一具体例を説明するための図(その
2)である。
【符号の説明】
10…電子カメラ 12…シャッタボタン 14…ボリューム 16…操作ボタン 18…ファインダ 20…凸レンズ光学系 22…CCDモジュール 24…LCD素子 26…バックライト 30…1チップマイコン 32…バッテリ 34…ACアダプタ 36…電源スイッチ 40…電源回路 42…パワーマネージャ 44…リセットIC 46…ビデオバッファ 48…カラーLCD 50…RGBデコーダ 52…LCDドライバ 54…4MDRAM 56…バスコントローラ 58…メモリカード(SSFDC) 60…SSFDCコネクタ 62…セルフタイマLED 64…ビデオコネクタ 66…シリアルコネクタ 70…CPU 72…バスライン 73…キー入力I/F 74…操作キー 75…CCDI/F 76…CCD 77…ディスプレイI/F 78…ディスプレイ 79…記憶装置I/F 80…記憶装置 81…外部端子I/F 82…外部端子 84…圧縮・展開部 86…作業用メモリ 88…動き検出部 90…画像合成部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の撮像操作により連続的に撮像され
    た複数の画像情報を比較して、互いに相違する相違部分
    画像及び/又は互いに共通する共通部分画像を抽出し、 前記複数の画像情報、前記相違部分画像、及び/又は前
    記共通部分画像を合成して、所望の合成画像を生成する
    ことを特徴とする画像情報処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像情報処理方法におい
    て、 前記相違部分画像は、撮像中に動いた動体の画像である
    ことを特徴とする画像情報処理方法。
  3. 【請求項3】 所定の撮像操作により連続的に撮像され
    る複数の画像情報を処理する画像情報処理方法におい
    て、 前記複数の画像情報のうち、最初に撮像される画像情報
    を取り込み、画像情報メモリに格納する第1のステップ
    と、 続いて撮像される画像情報を取り込み、前記画像情報メ
    モリに格納された画像情報と所定の合成処理を行う第2
    のステップとを有し、 前記第2のステップを繰り返して、連続的に撮像される
    前記複数の画像情報を合成処理することを特徴とする画
    像情報処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像情報処理方法におい
    て、 前記所定の合成処理は、前記複数の画像情報を加算する
    加算処理であることを特徴とする画像情報処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の画像情報処理方法におい
    て、 前記所定の合成処理は、前記複数の画像情報を平均する
    平均処理であることを特徴とする画像情報処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像情報処理方法におい
    て、 前記平均処理は、前記複数の画像情報のうち、特定の画
    像情報に重み付けをして強調する加重平均処理であるこ
    とを特徴とする画像情報処理方法。
  7. 【請求項7】 被写界を撮像して画像情報を生成する撮
    像手段と、前記撮像手段により撮像した画像情報を表示
    する表示手段とを有する電子カメラにおいて、 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像情報処理方
    法を実施する画像情報処理手段を更に有することを特徴
    とする電子カメラ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    画像情報処理方法を実行するプログラムを記録したこと
    を特徴とする記録媒体。
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