JPH10164221A - 伝送路障害処理方式および電子交換機 - Google Patents
伝送路障害処理方式および電子交換機Info
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- JPH10164221A JPH10164221A JP8323794A JP32379496A JPH10164221A JP H10164221 A JPH10164221 A JP H10164221A JP 8323794 A JP8323794 A JP 8323794A JP 32379496 A JP32379496 A JP 32379496A JP H10164221 A JPH10164221 A JP H10164221A
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- Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】共通線信号方式を用いた蓄積プログラム制御方
式の電子交換機と、ＴＤＭを用いて構成されるプライベ
ートネットワークで、ＴＤＭ間伝送路の障害発生の検出
をＴＤＭからの個別線信号で認識し、自局と対向局の共
通線信号トランクを閉塞することにより伝送路の障害対
策を行う。 【解決手段】対向する電子交換機１，１’間は、共通線
信号トランク５，５’をＴＤＭ８，８’を介して接続し
通話路を構成する。また、対向する共通線信号処理装置
６，６’を接続し共通線信号路９を構成する。共通線信
号トランクとして、個別線信号を送受できるハードウェ
アを用い、かつＴＤＭの既保有機能である個別線信号送
信機能を利用する。
式の電子交換機と、ＴＤＭを用いて構成されるプライベ
ートネットワークで、ＴＤＭ間伝送路の障害発生の検出
をＴＤＭからの個別線信号で認識し、自局と対向局の共
通線信号トランクを閉塞することにより伝送路の障害対
策を行う。 【解決手段】対向する電子交換機１，１’間は、共通線
信号トランク５，５’をＴＤＭ８，８’を介して接続し
通話路を構成する。また、対向する共通線信号処理装置
６，６’を接続し共通線信号路９を構成する。共通線信
号トランクとして、個別線信号を送受できるハードウェ
アを用い、かつＴＤＭの既保有機能である個別線信号送
信機能を利用する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は伝送路障害処理方式
に関する。
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、伝送路の障害検出方式は特開平５
−６３７６２号公報に記載のようにパス（伝送路）をチ
ェックする方式があった。
−６３７６２号公報に記載のようにパス（伝送路）をチ
ェックする方式があった。
【０００３】しかし回線の設定状態に関係なく、簡単に
パスチェックが行える方式であるものの、通信装置の各
チャネル毎にパスチェックコード発生部、挿入部、検出
部および比較部が必要となりコスト高となる。
パスチェックが行える方式であるものの、通信装置の各
チャネル毎にパスチェックコード発生部、挿入部、検出
部および比較部が必要となりコスト高となる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は伝送路の障
害をチェックする方式であるものの、回線交換システム
で使用するには回線コストが増大し、回線交換呼制御部
とパスチェック部共存化のための処理の最適化について
は考慮されていなかった。
害をチェックする方式であるものの、回線交換システム
で使用するには回線コストが増大し、回線交換呼制御部
とパスチェック部共存化のための処理の最適化について
は考慮されていなかった。
【０００５】本発明の目的は、個別線信号方式のプライ
ベートネットワークで使用されるＴＤＭが保有している
伝送路障害の発生、復旧を個別線信号により通知する機
能を利用し、共通線信号方式のトランクであっても個別
線信号を認識することにより、対向する電子交換機間を
共通線信号トランクにより接続するＴＤＭ間の伝送路障
害発生又は障害修復を電子交換機が共通線信号により認
識し、自局の共通線トランクを障害閉塞又は障害閉塞解
除とすると共に対向する電子交換機の共通線トランクも
閉塞又は閉塞解除する事により、伝送路障害中に発生す
る回線交換呼に対し通話不能等の異常な事象の発生を排
除すると共に、他方路への迂回接続等により電子交換機
のサービス性向上を図るものである。
ベートネットワークで使用されるＴＤＭが保有している
伝送路障害の発生、復旧を個別線信号により通知する機
能を利用し、共通線信号方式のトランクであっても個別
線信号を認識することにより、対向する電子交換機間を
共通線信号トランクにより接続するＴＤＭ間の伝送路障
害発生又は障害修復を電子交換機が共通線信号により認
識し、自局の共通線トランクを障害閉塞又は障害閉塞解
除とすると共に対向する電子交換機の共通線トランクも
閉塞又は閉塞解除する事により、伝送路障害中に発生す
る回線交換呼に対し通話不能等の異常な事象の発生を排
除すると共に、他方路への迂回接続等により電子交換機
のサービス性向上を図るものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項に記載の発明は、
個別線信号処理方式により構築されるプライベートネッ
トワークにおいて、ＴＤＭが伝送路障害発生、障害修復
を検出すると、電子交換機に対し個別線信号による起動
信号又は起動復旧信号を通知する機能を使用して実現す
るものである。電子交換機において、ＴＤＭの持つこの
機能を使用するため、ＴＤＭから送信される個別線信号
方式による起動信号を共通線トランクで受信する機能を
設ける。
個別線信号処理方式により構築されるプライベートネッ
トワークにおいて、ＴＤＭが伝送路障害発生、障害修復
を検出すると、電子交換機に対し個別線信号による起動
信号又は起動復旧信号を通知する機能を使用して実現す
るものである。電子交換機において、ＴＤＭの持つこの
機能を使用するため、ＴＤＭから送信される個別線信号
方式による起動信号を共通線トランクで受信する機能を
設ける。
【０００７】電子交換機は、通話回線用トランク端末を
制御するプログラム（以下、端末制御プログラムと称
す）、および端末制御プログラムより個別線信号を受け
該当の共通線トランクの障害閉塞又は障害閉塞解除する
と共に共通線信号により回線交換サービスを行うプログ
ラム（以下、交換処理プログラムと称す）により構成さ
れる。
制御するプログラム（以下、端末制御プログラムと称
す）、および端末制御プログラムより個別線信号を受け
該当の共通線トランクの障害閉塞又は障害閉塞解除する
と共に共通線信号により回線交換サービスを行うプログ
ラム（以下、交換処理プログラムと称す）により構成さ
れる。
【０００８】交換システムは、回線交換呼の制御は共通
線信号方式により行うが、伝送路障害発生時、又は障害
修復時ＴＤＭから送信される個別線信号を端末制御プロ
グラム経由で受信し、該当する共通線トランクを障害閉
塞および障害閉塞解除する機能と共通線信号トランクを
障害閉塞および障害閉塞解除した後、対向の電子交換機
に対し共通線信号により通知する機能を設ける。
線信号方式により行うが、伝送路障害発生時、又は障害
修復時ＴＤＭから送信される個別線信号を端末制御プロ
グラム経由で受信し、該当する共通線トランクを障害閉
塞および障害閉塞解除する機能と共通線信号トランクを
障害閉塞および障害閉塞解除した後、対向の電子交換機
に対し共通線信号により通知する機能を設ける。
【０００９】また、伝送路障害発生時に共通線信号トラ
ンクで個別線信号を受信すると障害閉塞にするが、対向
する電子交換機によっては、通常の回線交換接続時、共
通線信号トランクであっても並行して個別線信号を送信
している場合がある。
ンクで個別線信号を受信すると障害閉塞にするが、対向
する電子交換機によっては、通常の回線交換接続時、共
通線信号トランクであっても並行して個別線信号を送信
している場合がある。
【００１０】この場合、伝送路障害によりＴＤＭが送信
した個別線信号か又は、対向する電子交換機が呼接続制
御時に送信した個別線信号かを区別する機能を設ける。
した個別線信号か又は、対向する電子交換機が呼接続制
御時に送信した個別線信号かを区別する機能を設ける。
【００１１】端末制御プログラムは交換処理プログラム
と論理的なインタフェースを持ち、交換処理プログラム
からの指示により個別線信号を監視し、検出するとその
旨を交換処理プログラムへ通知する。本発明は交換処理
プログラムが共通線トランクの空き状態時又は障害閉塞
中状態時、端末制御プログラムから通知される個別線信
号を受信し、障害閉塞又は障害閉塞解除を行う。共通線
トランクが空き状態時又は障害閉塞状態以外の時は、端
末制御プログラムから通知される個別線信号は交換処理
プログラムで無効とする。
と論理的なインタフェースを持ち、交換処理プログラム
からの指示により個別線信号を監視し、検出するとその
旨を交換処理プログラムへ通知する。本発明は交換処理
プログラムが共通線トランクの空き状態時又は障害閉塞
中状態時、端末制御プログラムから通知される個別線信
号を受信し、障害閉塞又は障害閉塞解除を行う。共通線
トランクが空き状態時又は障害閉塞状態以外の時は、端
末制御プログラムから通知される個別線信号は交換処理
プログラムで無効とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図１から図５を
用いて詳細に説明する。
用いて詳細に説明する。
【００１３】図１、図２、図３、図４は、一般的な共通
線信号方式を採用した電子交換機に本発明による伝送路
の障害処理機構を組み込んだ例で、図２、図３、図４で
は本発明のシーケンスを示す。また、図５は本発明の交
換処理プログラムを説明する。
線信号方式を採用した電子交換機に本発明による伝送路
の障害処理機構を組み込んだ例で、図２、図３、図４で
は本発明のシーケンスを示す。また、図５は本発明の交
換処理プログラムを説明する。
【００１４】まず、図１について説明する。図１は、共
通線信号方式を採用した一般的な電子交換機の例であ
る。電子交換機１，１’は交換スイッチ２，２’、中央
制御装置３，３’、メモリ４，４’通話用トランク５，
５’、および共通線信号処理装置６，６’を含むように
して構成されており、これら電子交換機１，１’は通話
路７とＴＤＭ８，８’および共通線信号路９によって接
続されている。一方、電子交換機１，１’には端末１
０，１０’が収容されている。なお以上は本発明に密接
に関係する部分の論理的構成を示している。一般的には
以上の他、電子交換機には外部記憶装置や保守端末など
が構成要素として存在するが、これらは本発明に直接関
係しないため図示省略されているものである。
通線信号方式を採用した一般的な電子交換機の例であ
る。電子交換機１，１’は交換スイッチ２，２’、中央
制御装置３，３’、メモリ４，４’通話用トランク５，
５’、および共通線信号処理装置６，６’を含むように
して構成されており、これら電子交換機１，１’は通話
路７とＴＤＭ８，８’および共通線信号路９によって接
続されている。一方、電子交換機１，１’には端末１
０，１０’が収容されている。なお以上は本発明に密接
に関係する部分の論理的構成を示している。一般的には
以上の他、電子交換機には外部記憶装置や保守端末など
が構成要素として存在するが、これらは本発明に直接関
係しないため図示省略されているものである。
【００１５】図２と図３及び図４に電子交換機１と電子
交換機１’およびＴＤＭ８，８’間で送受される個別線
信号と共通線信号のシーケンスを示す。図中のシーケン
ス図に記される縦線は構成図に示す構成部をシーケンス
図用に線にしたものであり、その符号は上部の構成図の
符号と一致している。
交換機１’およびＴＤＭ８，８’間で送受される個別線
信号と共通線信号のシーケンスを示す。図中のシーケン
ス図に記される縦線は構成図に示す構成部をシーケンス
図用に線にしたものであり、その符号は上部の構成図の
符号と一致している。
【００１６】まず、図２について説明する。図２ではＴ
ＤＭ８とＴＤＭ８’間の伝送路の障害が発生し、ＴＤＭ
８から電子交換機１の共通線トランク５に対し個別線起
動信号１０が送信され、電子交換機１の共通線トランク
５を障害閉塞に設定後、共通線信号装置６，６’を介し
て対向の電子交換機１’に対し該当トランク５’の閉塞
要求信号１２を送信する。
ＤＭ８とＴＤＭ８’間の伝送路の障害が発生し、ＴＤＭ
８から電子交換機１の共通線トランク５に対し個別線起
動信号１０が送信され、電子交換機１の共通線トランク
５を障害閉塞に設定後、共通線信号装置６，６’を介し
て対向の電子交換機１’に対し該当トランク５’の閉塞
要求信号１２を送信する。
【００１７】閉塞要求信号１２を受信した電子交換機
１’は該当する共通線トランク５’を閉塞中に設定す
る。
１’は該当する共通線トランク５’を閉塞中に設定す
る。
【００１８】その後、伝送路障害が修復したことをＴＤ
Ｍが検出すると電子交換機１に対し個別線起動復旧信号
１３が送信され、電子交換機１の共通線トランク５を障
害閉塞中から空き状態に設定後、共通線信号装置６，
６’を介して対向の電子交換機１’に対し該当トランク
５’の閉塞解除要求信号１４を送信する。閉塞解除要求
信号を受信した電子交換機１’は該当する共通線トラン
ク５’を閉塞中から空き状態に設定する。
Ｍが検出すると電子交換機１に対し個別線起動復旧信号
１３が送信され、電子交換機１の共通線トランク５を障
害閉塞中から空き状態に設定後、共通線信号装置６，
６’を介して対向の電子交換機１’に対し該当トランク
５’の閉塞解除要求信号１４を送信する。閉塞解除要求
信号を受信した電子交換機１’は該当する共通線トラン
ク５’を閉塞中から空き状態に設定する。
【００１９】次に、図３は共通線信号制御による発着信
接続の例である。端末１５と通話するために端末１５’
から１６に示すように端末１５の番号がダイアルされた
場合、発信出接続を行うべく電子交換機１’から共通線
信号としてアドレス信号ＩＡＩ１８が共通線信号路９を
介して送信される。また、これと同時に個別線信号とし
て起動信号１７が通話回線７を介して電子交換機１に送
信される。この場合において図３に示すように、電子交
換機１で個別線信号である起動信号１７を共通線信号で
あるアドレスＩＡＩ信号１８より先に受信した場合、電
子交換機１は、該当する共通線トランク５を障害閉塞中
とする。その後、共通線ＩＡＩ信号１８を障害閉塞中に
受信すると正常に受け付けＩＡＩ信号１８の受信分析を
行い、２１に示すように端末１０を呼び出すと共に電子
交換機１’に共通線アドレス完了信号ＡＣＭ１９を返送
する。端末１０が応答すると共通線応答信号ＡＮＣ２０
を送信し通話中状態に設定する。以後、通話中となった
後の処理は通常の共通線信号による制御による処理であ
る。
接続の例である。端末１５と通話するために端末１５’
から１６に示すように端末１５の番号がダイアルされた
場合、発信出接続を行うべく電子交換機１’から共通線
信号としてアドレス信号ＩＡＩ１８が共通線信号路９を
介して送信される。また、これと同時に個別線信号とし
て起動信号１７が通話回線７を介して電子交換機１に送
信される。この場合において図３に示すように、電子交
換機１で個別線信号である起動信号１７を共通線信号で
あるアドレスＩＡＩ信号１８より先に受信した場合、電
子交換機１は、該当する共通線トランク５を障害閉塞中
とする。その後、共通線ＩＡＩ信号１８を障害閉塞中に
受信すると正常に受け付けＩＡＩ信号１８の受信分析を
行い、２１に示すように端末１０を呼び出すと共に電子
交換機１’に共通線アドレス完了信号ＡＣＭ１９を返送
する。端末１０が応答すると共通線応答信号ＡＮＣ２０
を送信し通話中状態に設定する。以後、通話中となった
後の処理は通常の共通線信号による制御による処理であ
る。
【００２０】図４は、図３で示した例とは逆に電子交換
機１において個別線信号の起動信号１７より先に共通線
信号のアドレス信号ＩＡＩ１８を受信した場合の例であ
る。電子交換機１では、先に受信したＩＡＩ１８信号に
より受信分析を行い、端末１０を呼び出すと共に電子交
換機１’に共通線アドレス完了信号ＡＣＭ１９を返送
し、接続中状態に遷移する。その後、個別線で起動信号
１７を受信した場合、電子交換機１は該当する共通線ト
ランクが空き状態でなく接続中状態であるためこの信号
を無効とし呼の接続を続行し、端末１０が応答すると共
通線応答信号ＡＮＣ２０を送信し通話中状態に設定す
る。その後の処理は図３と同様、通常の共通線信号によ
る制御である。
機１において個別線信号の起動信号１７より先に共通線
信号のアドレス信号ＩＡＩ１８を受信した場合の例であ
る。電子交換機１では、先に受信したＩＡＩ１８信号に
より受信分析を行い、端末１０を呼び出すと共に電子交
換機１’に共通線アドレス完了信号ＡＣＭ１９を返送
し、接続中状態に遷移する。その後、個別線で起動信号
１７を受信した場合、電子交換機１は該当する共通線ト
ランクが空き状態でなく接続中状態であるためこの信号
を無効とし呼の接続を続行し、端末１０が応答すると共
通線応答信号ＡＮＣ２０を送信し通話中状態に設定す
る。その後の処理は図３と同様、通常の共通線信号によ
る制御である。
【００２１】最後に図５について説明する。図５は一般
的な交換処理プログラムに本発明による共通線信号トラ
ンクの伝送路障害処理機能を組み込んだ例を示すソフト
ウェア構成図である。図５により共通線信号網における
伝送路障害処理内容を説明する。まず正常時の着信接続
動作について説明する。
的な交換処理プログラムに本発明による共通線信号トラ
ンクの伝送路障害処理機能を組み込んだ例を示すソフト
ウェア構成図である。図５により共通線信号網における
伝送路障害処理内容を説明する。まず正常時の着信接続
動作について説明する。
【００２２】対向電子交換機から送信されたアドレス信
号を共通線信号処理装置ハードウェア２で受信し、これ
を共通線信号制御プログラム３に報告する。さらに共通
線信号制御プログラム３では、５に示すように受信した
アドレス信号を交換処理プログラム４に報告する。交換
処理プログラム４は通常状態遷移方式により制御され、
トランクの種別、サービス等の分析を行い、６に示すよ
うにアドレス完了信号を送信する様、共通線信号制御プ
ログラム３へ処理要求する。以下同様にして交換処理が
実行される。
号を共通線信号処理装置ハードウェア２で受信し、これ
を共通線信号制御プログラム３に報告する。さらに共通
線信号制御プログラム３では、５に示すように受信した
アドレス信号を交換処理プログラム４に報告する。交換
処理プログラム４は通常状態遷移方式により制御され、
トランクの種別、サービス等の分析を行い、６に示すよ
うにアドレス完了信号を送信する様、共通線信号制御プ
ログラム３へ処理要求する。以下同様にして交換処理が
実行される。
【００２３】次に伝送路障害発生時の動作について説明
する。
する。
【００２４】ＴＤＭ７により伝送路の障害を検出すると
電子交換機に対し個別線信号で通知する。電子交換機で
は端末制御プログラム８ではこれを個別線での起動信号
として認識し、１０に示すようにこれを交換処理プログ
ラム４に報告する。交換処理プログラム４は空きの共通
線信号トランク２０に対し個別線の起動信号１０の検出
報告を受けた場合、対向電子交換機１に対し、１１に示
すように共通線信号により該当トランクの閉塞要求を共
通線信号制御プログラムへ行う。
電子交換機に対し個別線信号で通知する。電子交換機で
は端末制御プログラム８ではこれを個別線での起動信号
として認識し、１０に示すようにこれを交換処理プログ
ラム４に報告する。交換処理プログラム４は空きの共通
線信号トランク２０に対し個別線の起動信号１０の検出
報告を受けた場合、対向電子交換機１に対し、１１に示
すように共通線信号により該当トランクの閉塞要求を共
通線信号制御プログラムへ行う。
【００２５】ＴＤＭ７により伝送路障害の修復を検出す
ると、電子交換機に対し個別線信号で通知する。電子交
換機では端末制御プログラム８ではこれを個別線での起
動復旧信号として認識し、１４に示すようにこれを交換
処理プログラム４に報告する。交換処理プログラム４は
障害閉塞中の共通線信号トランク２０に対し個別線起動
復旧信号１４の検出報告を受けた場合、１５に示すよう
に対向電子交換機１に対し共通線信号により該当トラン
クの閉塞解除要求を共通線信号制御プログラム３へ行
う。また端末制御プログラム９に対し、個別線起動信号
の監視要求を行い空き状態とする。
ると、電子交換機に対し個別線信号で通知する。電子交
換機では端末制御プログラム８ではこれを個別線での起
動復旧信号として認識し、１４に示すようにこれを交換
処理プログラム４に報告する。交換処理プログラム４は
障害閉塞中の共通線信号トランク２０に対し個別線起動
復旧信号１４の検出報告を受けた場合、１５に示すよう
に対向電子交換機１に対し共通線信号により該当トラン
クの閉塞解除要求を共通線信号制御プログラム３へ行
う。また端末制御プログラム９に対し、個別線起動信号
の監視要求を行い空き状態とする。
【００２６】次に伝送路の障害発生ではなく、通常の回
線交換接続時、対向電子交換機１が共通線信号と個別線
信号の両方を制御する場合について説明する。電子交換
機において共通線信号トランク２０に対する端末制御プ
ログラム９からの個別線起動信号１０および起動復旧信
号１４はトランクが空きの状態と障害閉塞中に限定し受
け付ける様にする事は前述したとおりである。
線交換接続時、対向電子交換機１が共通線信号と個別線
信号の両方を制御する場合について説明する。電子交換
機において共通線信号トランク２０に対する端末制御プ
ログラム９からの個別線起動信号１０および起動復旧信
号１４はトランクが空きの状態と障害閉塞中に限定し受
け付ける様にする事は前述したとおりである。
【００２７】まず、対向電子交換機１が送信した共通線
アドレス信号を個別線起動信号より先に受け付けた場
合、着信側電子交換機の動作は前述したとおりである。
次に、共通線アドレス信号より後に報告された個別線起
動信号は電子交換機において無効とする。次に対向電子
交換機１が送信した個別線起動信号を共通線アドレス信
号より先に受け付けた場合、着信側電子交換機の動作は
前述した様に該当する共通線信号トランクを障害閉塞中
とする。障害閉塞中に遷移した後、報告された共通線ア
ドレス信号は有効とし、回線交換接続処理を進める。
アドレス信号を個別線起動信号より先に受け付けた場
合、着信側電子交換機の動作は前述したとおりである。
次に、共通線アドレス信号より後に報告された個別線起
動信号は電子交換機において無効とする。次に対向電子
交換機１が送信した個別線起動信号を共通線アドレス信
号より先に受け付けた場合、着信側電子交換機の動作は
前述した様に該当する共通線信号トランクを障害閉塞中
とする。障害閉塞中に遷移した後、報告された共通線ア
ドレス信号は有効とし、回線交換接続処理を進める。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、電子交換機において共
通線信号方式のトランクに対する個別線信号の受信を空
きまたは障害閉塞中状態に限定し受け付ける様に制御す
ることで容易に伝送路の障害対策が実現できる。共通線
信号方式の通話回線（トランク）に個別線信号機能を持
ったハードウェアを準備すれば本発明を実現するための
コストは他の方式に比べ大幅に押さえることができる。
通線信号方式のトランクに対する個別線信号の受信を空
きまたは障害閉塞中状態に限定し受け付ける様に制御す
ることで容易に伝送路の障害対策が実現できる。共通線
信号方式の通話回線（トランク）に個別線信号機能を持
ったハードウェアを準備すれば本発明を実現するための
コストは他の方式に比べ大幅に押さえることができる。
【図１】共通線信号方式で制御されるトランクに対する
個別線信号の受信を制御する機能を組み込んだソフトウ
ェア構成例を示す説明図。
個別線信号の受信を制御する機能を組み込んだソフトウ
ェア構成例を示す説明図。
【図２】本発明の一実施例を示す説明図。
【図３】本発明実現時の個別線信号と共通線信号の信号
シーケンスを示す説明図。
シーケンスを示す説明図。
【図４】本発明実現時の共通線信号制御による発着信接
続の信号シーケンスを示す説明図。
続の信号シーケンスを示す説明図。
【図５】本発明実現時の共通線信号制御による発着信接
続の信号シーケンスを示すブロック図。
続の信号シーケンスを示すブロック図。
１，１’…電子交換機、 ５，５’…通話用トランク、 ６，６’…共通線信号処理装置、 ８，８’…ＴＤＭ、 ９…共通線信号路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｑ 3/545 Ｈ０４Ｌ 11/20 １０３Ｚ 11/04 Ｈ０４Ｑ 11/04 Ｌ (72)発明者 阿讃坊 義明 神奈川県横浜市中区尾上町６丁目81番地日 立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 内
Claims (7)
- 【請求項１】ＴＤＭからの伝送路障害の発生、復旧の通
知を個別線信号により受信する共通線信号方式のトラン
クと、対向する電子交換機間を共通線信号トランクによ
り接続する上記ＴＤＭ間の伝送路障害発生又は障害修復
を個別線信号により認識する通話回線用トランク端末制
御プログラムと、通話回線用トランク端末制御プログラ
ムより個別線信号を受信し、共通線トランクを障害閉塞
又は障害閉塞解除とすると共に対向する電子交換機の共
通トランクも閉塞又は閉塞解除する交換処理プログラム
を具備することを特徴とする電子交換機。 - 【請求項２】請求項１において、上記ＴＤＭから送信さ
れる個別線信号方式による起動信号を共通線トランクで
受信する電子交換機。 - 【請求項３】共通線信号方式を用いた蓄積プログラム制
御方式の電子交換機とＴＤＭを用いて構成されるプライ
ベートネットワークにおいて、電子交換機が共通線信号
トランクで個別線信号を受信した場合、伝送路障害発生
によりＴＤＭが送信した個別線信号であるか、又は対向
の電子交換機が通常の呼設定時に共通信号と並行して送
信している個別線信号であるかを区別し、前者の場合、
伝送路障害に対応する共通線信号トランクを障害閉塞
し、後者の場合、共通線信号による正常な回線交換呼の
接続制御を可能とすることを特徴とする伝送路障害処理
方式。 - 【請求項４】請求項３において、上記伝送路の障害発生
により電子交換機が共通線信号トランクを障害閉塞とし
た場合、上記ＴＤＭを介して対向する電子交換機の上記
共通線信号トランクも通常の呼接続で使用しないよう、
共通線信号により閉塞通知を行う伝送路障害処理方式。 - 【請求項５】請求項４において、伝送路障害が発生した
上記共通線信号トランクを電子交換機が障害閉塞した
後、伝送路の障害が修復しＴＤＭから電子交換機の共通
線信号トランクに対し送信される個別線信号を電子交換
機が認識し、障害閉塞中の共通線信号トランクを障害閉
塞解除し、回線交換接続で使用可能とする伝送路障害処
理方式。 - 【請求項６】請求項５において、上記電子交換機が共通
線トランクを障害閉塞解除した場合、上記ＴＤＭを介し
て対向する交換システムの該当共通線トランクも通常の
呼接続で使用できる様、共通線信号により閉塞解除通知
を行うとする伝送路障害処理方式。 - 【請求項７】回線交換呼の制御は共通線信号方式により
行うが、伝送路障害発生時、又は障害修復時、ＴＤＭか
ら送信される個別線信号を受信し、該当する共通線トラ
ンクを障害閉塞および障害閉塞解除する機能と共通線信
号トランクを障害閉塞および障害閉塞解除した後、対向
の電子交換機に対し共通線信号により共通線信号トラン
クを障害閉塞および障害閉塞解除した事を通知する機能
を設けたことを特徴とする電子交換機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8323794A JPH10164221A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 伝送路障害処理方式および電子交換機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8323794A JPH10164221A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 伝送路障害処理方式および電子交換機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10164221A true JPH10164221A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18158697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8323794A Pending JPH10164221A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 伝送路障害処理方式および電子交換機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10164221A (ja) |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP8323794A patent/JPH10164221A/ja active Pending
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