JPH10163900A - Amラジオ機能付き電子機器、fm多重受信機及び回路制御方法 - Google Patents

Amラジオ機能付き電子機器、fm多重受信機及び回路制御方法

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JPH10163900A
JPH10163900A JP33146396A JP33146396A JPH10163900A JP H10163900 A JPH10163900 A JP H10163900A JP 33146396 A JP33146396 A JP 33146396A JP 33146396 A JP33146396 A JP 33146396A JP H10163900 A JPH10163900 A JP H10163900A
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JP
Japan
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radio
function
circuit unit
sound
driving
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JP33146396A
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Inventor
Hiroyuki Nakada
浩之 中田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストアップや装置の小型を妨げることな
く、AM電波のノイズ源となる回路部による必要な機能
を発生でき、且つAMラジオ受信時のノイズの乗った音
声の受聴を回避するようにする。 【解決手段】 AMラジオモードが設定されると、DT
Sマイコン11は、多重ブロック2をオフにし、よっ
て、LCD16が駆動されることに起因するノイズが、
スピーカ9a,9bからのAMラジオ音声に乗ることが
なく、使用者はノイズのない明瞭なAMラジオ音声を快
適に受聴できる。また、KEY部10に設けられている
所定のキーが操作されると、アンプ8をミユーティング
状態にして、スピーカ9a,9bからのAMラジオ音声
を、所定の音量レベルに低下させあるいは停止させる。
これと同時に、多重ブロック2をオンにし、この多重ブ
ロック2のオンに伴ってLCD16が駆動される。ま
た、X秒間又は所定のキーが再度操作されると、再度多
重ブロックをオフにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AMラジオ機能が
付加された電子機器とFM多重受信機及びこれらの回路
制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、AMラジオ機能が付加されている
FM多重受信機が普及しつつある。このFM多重受信機
は、多重モードが設定されている状態においては、FM
放送電波を受信するとともに、このFM放送波に波多重
化されて送信されてくる文字や数字等の情報とFM放送
電波とを分離し、この分離した情報をLCDに表示す
る。また、AMラジオモードが設定されると、その受信
周波数等をLCDに表示させるとともに、AM放送電波
を受信してAMラジオ機能に基づく放送音声を発生させ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、AM電
波はノイズの影響を受けやすく、前記LCD等のAM電
波のノイズ源となる回路部が駆動されていると、放送音
声にノイズが乗ってしまい聞き苦しく、使用者に不快感
を与えてしまう。無論、AMラジオモード中は、AM電
波のノイズ源となる回路部を完全にオフにすれば、ノイ
ズの発生を抑制することは可能となるが、LCD等の回
路部を完全にオフにすると、周波数表示等の当該回路部
による必要な機能を発生できなくなり、受信周波数を確
認する場合等に支障を来たしてしまう。そこで、FM多
重受信機においては、情報を表示するためのメインLC
DとこのメインLCDよりも小型であって状態表示をす
るためのサブLCDとを設け、AMラジオモード中は、
メインLCDをオフにし、小型のサブLCDのみをオン
にすることにより、状態表示を可能にしつつノイズを可
及的に抑制することも考えられている。しかし、このメ
イン、サブ両LCDのように、同一機能を有する回路部
を一対設ける構造とすると、コストアップを招いてしま
うのみならず、装置の小型化が妨げられてしまう。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、コストアップや装置の小型を妨げ
ることなく、AM電波のノイズ源となる回路部による必
要な機能を発生でき、且つAMラジオ受信時のノイズの
乗った音声の受聴を回避したAMラジオ機能付き電子機
器、FM多重受信機及びこれらの回路制御方法提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1記載の発明にあっては、AMラジオ機能を備え
るとともに、FM放送波に多重化されて送信されてくる
FM多重情報を受信し、この受信したFM多重情報を表
示する表示手段を備えたFM多重受信機において、前記
AMラジオ機能を動作させるモード中、AM電波のノイ
ズ源となる前記表示手段の駆動を停止させる第1の制御
手段と、前記モード中に、前記表示手段の機能を動作さ
せるための所定の操作が行われた場合、該表示手段を駆
動させるとともに、前記AMラジオ機能に基づく音声を
ミューティングする第2の制御手段とを備えている。か
かる構成において、AMラジオ受信機能を動作させたモ
ード中は、第1の制御手段により、AM電波のノイズ源
となる表示手段の駆動が停止されることから、AMラジ
オ機能に基づく音声にノイズが乗ることがなく、使用者
は明瞭なラジオ音声を快適に受聴することができる。ま
た、表示手段の機能を動作させるための所定の操作が行
われると、第2の制御手段は、表示手段を駆動すること
から、これに伴ってAMラジオ機能に基づく音声にノイ
ズが乗ることとなる。しかし、これと同時に第2の制御
手段は、前記AMラジオ機能に基づく音声をミューティ
ングすることから、ノイズの乗った音声を使用者が受聴
することによる不快感の発生は回避される。
【0006】なお、請求項2記載の発明にあっては、前
記表示手段は、前記AMラジオ機能の状態を更に表示す
るように構成されている。したがって、受信している周
波数等のAMラジオ機能の状態を確認すべく、所定の操
作を行うと、表示手段が駆動されて、受信している周波
数等のAMラジオ機能を表示手段に表示させ、このとき
第2の制御手段は、AMラジオ機能に基づく音声をミュ
ーティングすることから、ノイズの乗った音声を使用者
が受聴することによる不快感の発生がない。
【0007】また、請求項3記載の発明にあっては、A
Mラジオ機能を備え、且つAM電波のノイズ源となる回
路部を備える電子機器において、前記AMラジオ機能を
動作させるモード中、前記回路部の駆動を停止させる第
1の制御手段と、前記モード中に、前記回路部の機能を
動作させるための所定の操作が行われた場合、該回路部
を駆動させるとともに前記AMラジオ機能に基づく音声
をミューティングし、前記回路部を駆動させてから所定
時間後、該回路部の駆動を停止させるとともに、前記音
声のミューティングを解除する第2の制御手段とを備え
る。かかる構成において、AMラジオ受信機能を動作さ
せたモード中は、第1の制御手段により、AM電波のノ
イズ源となる回路部の駆動が停止されることから、AM
ラジオ機能に基づく音声にノイズが乗ることがなく、使
用者は明瞭なラジオ音声を快適に受聴することができ
る。また、前記回路部の機能を動作させるための所定の
操作が行われると、第2の制御手段は、該回路部を駆動
することから、回路部の駆動により対応する機能が発生
するが、この回路部の駆動に伴ってAMラジオ機能に基
づく音声にノイズが乗ることとなる。しかし、これと同
時に第2の制御手段は、前記音声をミューティングする
ことから、ノイズの乗った音声を使用者が受聴すること
による不快感の発生は回避される。そして、回路部が所
定時間駆動された後停止されることにより、その時点で
ラジオ音声にノイズが乗らない状態となり、該時点でミ
ューティングが解除されることにより、操作を行うこと
なく引き続き使用者は明瞭なラジオ音声を快適に受聴す
ることができる。
【0008】また、請求項4記載の発明にあっては、A
Mラジオ機能を備え、且つAM電波のノイズ源となる回
路部を備える電子機器において、前記AMラジオ機能を
動作させるモード中、前記回路部の駆動を停止させる第
1の制御手段と、前記モード中に、前記回路部の機能を
動作させるための所定の操作が行われた場合、該回路部
を駆動させるとともに前記AMラジオ機能に基づく音声
をミューティングし、所定の操作に応答して、前記回路
部の駆動を停止させるとともに前記音声のミューティン
グを解除する第2の制御手段とを備えている。かかる構
成において、AMラジオ受信機能を動作させたモード中
は、第1の制御手段により、AM電波のノイズ源となる
回路部の駆動が停止されることから、AMラジオ機能に
基づく音声にノイズが乗ることがなく、使用者は明瞭な
ラジオ音声を快適に受聴することができる。また、前記
回路部の機能を動作させるための所定の操作が行われる
と、第2の制御手段は、該回路部を駆動することから、
回路部の駆動により対応する機能が発生するが、この回
路部の駆動に伴ってAMラジオ機能に基づく音声にノイ
ズが乗ることとなる。しかし、これと同時に第2の制御
手段は、前記音声をミューティングすることから、ノイ
ズの乗った音声を使用者が受聴することによる不快感の
発生は回避される。そして、使用者が回路部の機能を動
作させた後、任意の時点で回路部の機能を停止させるべ
く所定の操作を行うと、回路部の駆動が停止されて、ラ
ジオ音声にノイズが乗らない状態となり、その時点でミ
ューティングが解除されることにより、使用者は任意の
時点から明瞭なラジオ音声の受聴を再開することができ
る。
【0009】また、請求項5記載の発明にあっては、A
Mラジオ機能を備えるとともに、FM放送波に多重化さ
れて送信されてくるFM多重情報を受信し、この受信し
たFM多重情報を表示する表示手段を備えたFM多重受
信機の回路制御方法において、前記AMラジオ機能を動
作させるモード中、AM電波のノイズ源となる前記表示
手段の駆動を停止する第1の処理と、前記モード中に、
前記表示手段の機能を動作させるための所定の操作が行
われた場合、該表示手段を駆動するとともに、前記AM
ラジオ機能に基づく音声をミューティングする第2の制
御手段とを備えるている。かかる構成において、AMラ
ジオ受信機能を動作させたモード中は、第1の処理によ
り、AM電波のノイズ源となる表示手段の駆動が停止さ
れることから、AMラジオ機能に基づく音声にノイズが
乗ることがなく、使用者は明瞭なラジオ音声を快適に受
聴することができる。また、表示手段の機能を動作させ
るための所定の操作が行われると、第2の処理により、
表示手段を駆動することから、これに伴ってAMラジオ
機能に基づく音声にノイズが乗ることとなる。しかし、
これと同時に第2の処理で、前記AMラジオ機能に基づ
く音声をミューティングすることから、ノイズの乗った
音声を使用者が受聴することによる不快感の発生は回避
される。
【0010】また、請求項6記載の発明にあっては、A
Mラジオ機能を備え、且つAM電波のノイズ源となる回
路部を備える電子機器の回路制御方法において、前記A
Mラジオ機能を動作させるモード中、前記回路部の駆動
を停止する第1の処理と、前記モード中に、前記回路部
の機能を動作させるための所定の操作が行われた場合、
該回路部を駆動するとともに、前記AMラジオ機能に基
づく音声をミューティングする第2の処理とを実行する
ように構成されている。かかる構成において、AMラジ
オ受信機能を動作させたモード中は、第1の処理によ
り、AM電波のノイズ源となる回路部の駆動が停止され
ることから、AMラジオ機能に基づく音声にノイズが乗
ることがなく、使用者は明瞭なラジオ音声を快適に受聴
することができる。また、前記回路部の機能を動作させ
るための所定の操作が行われると、第2の処理により、
該回路部を駆動することから、回路部の駆動により対応
する機能が発生するが、この回路部の駆動に伴って音声
にノイズが乗ることとなる。しかし、これと同時に第2
の処理で、前記AMラジオ機能に基づく音声をミューテ
ィングすることから、ノイズの乗った音声を使用者が受
聴することによる不快感の発生は回避される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面に従って説明する。図1は、本実施の形態にか
かる多重放送受信機の構成を示すブロック図である。こ
の多重放送受信機は、AM放送電波及びFM放送電波を
受信し対応する放音に必要な処理を行うラジオブロック
1と、このラジオブロック1により受信したFM放送電
波に多重化されている多重データに対する各種の処理を
行う多重ブロック2とを具備している。ラジオブロック
1は、AM放送電波及びFM放送電波を受信するアンテ
ナ3と、この受信された電波のうちチューニング設定さ
れた周波数のみを増幅する高周波増幅部4と、AM信号
の復調を行うAM検波器5、FM信号の復調を行うFM
復調器6と、復調されたFM信号をステレオ信号にする
ステレオ復調器5と、AM検波器5及びステレオ復調器
5の出力信号を増幅するアンプ8と、アンプ8で増幅さ
れた信号を音声として出力する一対のスピーカ9a,9
bとを具備している。なお、図示しないヘッドホン用ジ
ャックにヘッドホンを装着して、AM放送音声及びFM
放送音声を聴取することも勿論可能である。
【0012】さらに、ラジオブロック1は、KEY部1
0とDTSマイコン11とを具備している。KEY部1
0には、電源スイッチやAMラジオモードあるいはFM
多重モードを設定するためのモードキー、後述するフロ
ー中に示したチューニングキー、表示ON/OFFキー
等の各種キーが設けられている。DTSマイコン11
は、後述するフローチャートに従って動作することによ
り、本実施の形態において第1及び第2の制御手段を構
成するものであって、これらキーの操作情報を取り込ん
でメインマイコン12との情報の送受信を行い、該メイ
ンマイコン12の電源オン・オフ制御、アンプ8に対す
るミユーティング制御等を行うとともに、後述するX秒
を計時するタイマを有している。
【0013】多重ブロック2は、FM検波器6とDTS
マイコン11とに接続されており、FM放送電波に多重
化されている多重データを分離する多重復調回路13
と、前記メインマイコン12、及びこのメインマイコン
12に接続されたフォントROM14、ワーク用のRA
M15、及び表示手段としてのLCD16を具備してい
る。
【0014】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、AMラジオモードが設定されると、DTSマイコン
11は、メインマイコン12の電源をオフにすることに
より、多重ブロック2をオフにし、したがって、AMラ
ジオモードが設定されている状態においては、ラジオブ
ロック1はオン、多重ブロック2はオフの状態にある。
よって、KEY部10にて設定されている周波数のAM
放送波が、高周波増幅部5、AM検波器5、アンプ8を
介してスピーカ9a,9bに与えられ、該スピーカ9
a,9bからは、KEY部10にて設定されている周波
数のAMラジオ音声が、KEY部10にて設定されてい
る音量にて放音される。また、多重ブロック2がオフ状
態であることにより、図3のS1に示すように、LCD
16もオフとなっており、よって、LCD16が駆動さ
れることに起因するノイズが、スピーカ9a,9bから
のAMラジオ音声に乗ることがなく、使用者はノイズの
ない明瞭なAMラジオ音声を快適に受聴することができ
る。
【0015】一方、かかるAMラジオモードが設定され
ると、DTSマイコン11は図2に示すフローに従って
動作を開始し、常時KEY部10に設けられている表示
ON/OFFキーの状態を監視する(ステップA1)。
そして、表示ON/OFFキーが操作されると、音声ミ
ュート処理を実行して、アンプ8をミユーティング状態
にし(ステップA2)、これによりスピーカ9a,9b
からのAMラジオ音声は、所定の音量レベルに低下しあ
るいは停止する。引き続き、メインマイコン12の電源
をオンにすることにより、多重ブロック2をオンにし
(ステップA3)、この多重ブロック2のオンに伴って
LCD16が駆動される。
【0016】次に、DTSマイコン11は、KEY部1
0に設けられているチューニングキーの操作状態を示す
キー情報をメインマイコン12に送信し、このとき前記
タイマをスタートさせる(ステップA4)。引き続きメ
インマイコン12は、予め記憶してある周波数テーブル
からキー情報に対応する周波数情報を読み出して、この
周波数情報が示す周波数の画面表示をLCD16に指示
する(ステップA5)。この指示に従って、LCD16
が駆動することにより、図3のS2に例示するように、
高周波増幅部4に現在設定されているAMラジオ放送の
受信周波数が「955KHz」と表示されることなり、
使用者はこの表示を視認することにより、現在受信中の
AMラジオ放送の周波数(放送局)を知ることができ
る。
【0017】このように多重ブロック2をオンにしてL
CD16を駆動して表示を行うと、これに伴ってスピー
カ9a,9bからのAMラジオ音声にノイズが乗ること
となる。しかし、前述のステップA2の処理により、ア
ンプ8がミユーティング状態にされ、スピーカ9a,9
bからのAMラジオ音声は、所定の音量レベルに低下し
あるいは停止している。よって、使用者がノイズの乗っ
たAMラジオ音声を設定音量で受聴することはなく、ノ
イズの乗ったAMラジオ音声を設定音量で受聴すること
による不快感の発生を回避することができる。
【0018】また、DTSマイコン11は、この周波数
画面の表示を、X秒間又は表示ON/OFFキーが再度
操作されるまで継続させ(ステップA6)、前記タイマ
がX秒を計時し又はON/OFFキーが再度操作される
と、メインマイコン12の電源をオフにすることにより
多重ブロックをオフにする(ステップA7)。これによ
り、図3のS3に示すように、LCD16もオフとなっ
て駆動を停止され、よって、スピーカ9a,9bからの
AMラジオ音声にLCD16の駆動に起因するノイズが
乗ることはない。したがって、次に音声ミュートをオフ
にして(ステップA8)、KEY部10にて設定されて
いる音量でスピーカ9a,9bからAMラジオ音声を放
音させると、使用者は再度ノイズの乗らない明瞭なAM
ラジオ音声を快適に受聴することができる。
【0019】図4は、本発明の第2の実施の形態におけ
るDTSマイコン11の処理手順を主として示すもので
ある。すなわち、前述と同様に、AMラジオモードが設
定されていると、ラジオブロック1はオン、多重ブロッ
ク2はオフの状態にあり、スピーカ9a,9bからは、
KEY部10にて設定されている周波数のAMラジオ音
声が、KEY部10にて設定されている音量にて放音さ
れている。また、多重ブロック2がオフ状態であること
により、LCD16が駆動されることに起因するノイズ
が、スピーカ9a,9bからのAMラジオ音声に乗るこ
とはなく、使用者はノイズのない明瞭なAMラジオ音声
を快適に受聴している。
【0020】このAMラジオモード中において、DTS
マイコン11は図4に示すフローに従って動作し、常時
KEY部10に設けられているチューニングキーの状態
を監視している(ステップB1)。そして、チューニン
グキーが操作されると、音声ミュート処理を実行して、
アンプ8をミユーティング状態にし(ステップB2)、
これによりスピーカ9a,9bからのAMラジオ音声
は、所定の音量レベルに低下しあるいは停止する。引き
続き、メインマイコン12の電源をオンにすることによ
り、多重ブロック2をオンにし(ステップB3)、この
多重ブロック2のオンに伴ってLCD16が駆動され
る。
【0021】次に、DTSマイコン11は、KEY部1
0に設けられているチューニングキーの操作状態を示す
キー情報をメインマイコン12に送信する(ステップB
4)。すると、メインマイコン12は、予め記憶してあ
る周波数テーブルからキー情報に対応する周波数情報を
読み出して、これをDTSマイコン11に送信し、DT
Sマイコン11はこの送信された周波数情報を受信し
て、この周波数情報により高周波増幅部4をチューニン
グ設定する(ステップB5)。引き続き、DTSマイコ
ン11は、前記タイマをスタートさせ、メインマイコン
12は、この送信した周波数情報が示す周波数の画面表
示をLCD16に指示する(ステップB6)。この指示
に従って、LCD16が駆動することにより、チューニ
ングキーの操作により設定されたAMラジオ放送の受信
周波数がLCD16に表示されることなり、使用者はこ
の表示を視認することにより、今回設定したAMラジオ
放送の周波数(放送局)を知ることができる。
【0022】このように多重ブロック2をオンにしてL
CD16を駆動して表示を行うと、前述と同様に、これ
に伴ってスピーカ9a,9bからのAMラジオ音声にノ
イズが乗ることとなる。しかし、前述のステップB2の
処理により、アンプ8がミユーティング状態にされ、ス
ピーカ9a,9bからのAMラジオ音声は、所定の音量
レベルに低下しあるいは停止していることから、使用者
がノイズの乗ったAMラジオ音声を設定音量で受聴する
ことはない。
【0023】また、この周波数画面の表示は、X秒間継
続させ(ステップB7)、前記タイマがX秒を計時する
と、メインマイコン12の電源をオフにすることにより
多重ブロックをオフにする(ステップB8)。これによ
り、LCD16もオフとなって駆動を停止され、よっ
て、スピーカ9a,9bからAMラジオ音声にLCD1
6の駆動に起因するノイズが乗ることはない。したがっ
て、次に音声ミュートをオフにすると(ステップB
9)、チューニングキーの操作により新たに設定した周
波数のAMラジオ音声が、ノイズを伴わずにチューニン
グキー操作開始前に設定されている音量でスピーカ9
a,9bから放音されることとなる。
【0024】図5は、本発明の第3の実施の形態におけ
るDTSマイコン11の処理手順を主として示すもので
あり、前述した第2の実施の形態においては、チューニ
ングキーのキー情報に対応する周波数情報がメインマイ
コン12側に記憶されていたのに対し、この周波数情報
がDTSマイコン11側に記憶されている。そして、ス
テップC1〜C3では、第2の実施の形態のステップB
1〜B3と同様の処理を行い、ステップC4では、DT
Sマイコン11は、予め記憶してある周波数テーブルか
らキー情報に対応する周波数情報を読み出して、この周
波数情報に基づく周波数を高周波増幅部4にチューニン
グ設定するとともに、メインマイコン12に送信する。
引き続き、DTSマイコン11は、前記タイマをスター
トさせ、メインマイコン12は、この送信した周波数情
報が示す周波数の画面表示をLCD16に指示する(ス
テップC5)。すると、これに伴ってスピーカ9a,9
bからのAMラジオ音声にノイズが乗ることとなるが、
前述のステップC2の処理により、アンプ8がミユーテ
ィング状態にされていることから使用者がノイズの乗っ
たAMラジオ音声を設定音量で受聴することはない。
【0025】そして、この周波数画面の表示は、第1の
実施の形態と同様に、X秒間又は表示ON/OFFキー
が再度操作されるまで継続させ(ステップC6)、前記
タイマがX秒を計時し又はON/OFFキーが再度操作
されると、メインマイコン12の電源をオフにすること
により多重ブロックをオフにした後(ステップC7)、
音声ミュートをオフにし(ステップC8)、これによ
り、チューニングキーの操作により新たに設定した周波
数のAMラジオ音声が、ノイズを伴わずにチューニング
キー開始前に設定されている音量でスピーカ9a,9b
から放音されることとなる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、AMラジ
オ受信機能を備え、且つAM電波のノイズ源となる回路
部を備える電子機器において、AMラジオ受信機能を実
現させたモード中は、前記回路部の駆動を停止させ、前
記モード中に、前記回路部の機能を実現させるための所
定の操作が行われた場合には、該回路部を駆動するとと
もに、前記AMラジオ機能に基づく音声をミューティン
グするようにしたことから、ノイズの乗ったAMラジオ
音声を使用者が受聴することによる不快感の発生を回避
しつつ、必要に応じて回路部の駆動によりその機能を発
生させることができる。したがって、同一の機能のメイ
ン及びサブ回路部を設ける必要はなく、コストアップを
招いたり装置の小型を妨げることなく、AM電波のノイ
ズ源となる回路部による必要な機能を発生でき、且つA
Mラジオ受信時のノイズの乗った音声の受聴を回避する
ことができる。
【0027】また、AM電波のノイズ源となる回路部を
駆動してから所定時間後、該回路部の駆動を停止させる
とともに、音声のミューティングを解除するようにした
ことから、必要に応じて回路部の駆動による対応する機
能が発生させた後、操作を伴わずに、再度ノイズの乗ら
ない明瞭なAMラジオ音声を快適に受聴することができ
る。また、所定の操作により、前記回路部の駆動を停止
させるとともに、前記音声のミューティングを解除する
ようにしたことから、回路部を任意の時間駆動させる自
由度を確保しつつ、AMラジオ受信時のノイズの乗った
音声の受聴を回避することができる。
【0028】また、AMラジオ機能を備えるとともに、
FM放送波に多重化されて送信されてくるFM多重情報
を受信し、この受信したFM多重情報を表示する表示手
段を備えた情報受信機において、前記AMラジオ機能を
実現させたモード中、AM電波のノイズ源となる前記表
示手段の駆動を停止させ、前記モード中に、前記表示手
段の機能を実現するための所定の操作が行われた場合、
該表示手段を駆動するとともに、前記AMラジオ機能に
基づく音声をミューティングするようにしたことから、
ノイズの乗ったAMラジオ音声を使用者が受聴すること
による不快感の発生を回避しつつ、必要に応じて表示手
段の駆動により情報を視認することができる。したがっ
て、メイン及びサブの表示手段を設ける必要はなく、コ
ストアップを招いたり装置の小型を妨げることなく、A
Mラジオ受信時のノイズの乗った音声の受聴を回避した
AMラジオ受信機能付きFM多重受信機を達成すること
ができる。また、表示手段が、AMラジオ機能の状態を
更に表示する構成であることにより、必要に応じてAM
ラジオ機能の状態表示を行いつつ、AMラジオ受信時の
ノイズの乗った音声の受聴を回避することができる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる多重放送受信機
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるDTSマイ
コンの処理手順を主として示すフローチャートである。
【図3】同実施の形態におけるLCDの表示遷移図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるDTSマイ
コンの処理手順を主として示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるDTSマイ
コンの処理手順を主として示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ラジオブロック 2 多重ブロック 10 KEY部 11 DTSマイコン 16 LCD

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AMラジオ機能を備えるとともに、FM
    放送波に多重化されて送信されてくるFM多重情報を受
    信し、この受信したFM多重情報を表示する表示手段を
    備えたFM多重受信機において、 前記AMラジオ機能を動作させるモード中、AM電波の
    ノイズ源となる前記表示手段の駆動を停止させる第1の
    制御手段と、 前記モード中に、前記表示手段の機能を動作させるため
    の所定の操作が行われた場合、該表示手段を駆動させる
    とともに、前記AMラジオ機能に基づく音声をミューテ
    ィングする第2の制御手段とを備えることを特徴とする
    FM多重受信機。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、前記AMラジオ機能の
    状態を更に表示することを特徴とする請求項1記載のF
    M多重受信機。
  3. 【請求項3】 AMラジオ機能を備え、且つAM電波の
    ノイズ源となる回路部を備える電子機器において、 前記AMラジオ機能を動作させるモード中、前記回路部
    の駆動を停止させる第1の制御手段と、 前記モード中に、前記回路部の機能を動作させるための
    所定の操作が行われた場合、該回路部を駆動させるとと
    もに前記AMラジオ機能に基づく音声をミューティング
    し、前記回路部を駆動させてから所定時間後、該回路部
    の駆動を停止させるとともに、前記音声のミューティン
    グを解除する第2の制御手段とを備えることを特徴とす
    るAMラジオ受信機能付き電子機器。
  4. 【請求項4】 AMラジオ機能を備え、且つAM電波の
    ノイズ源となる回路部を備える電子機器において、 前記AMラジオ機能を動作させるモード中、前記回路部
    の駆動を停止させる第1の制御手段と、 前記モード中に、前記回路部の機能を動作させるための
    所定の操作が行われた場合、該回路部を駆動させるとと
    もに前記AMラジオ機能に基づく音声をミューティング
    し、所定の操作に応答して、前記回路部の駆動を停止さ
    せるとともに前記音声のミューティングを解除する第2
    の制御手段とを備えることを特徴とするAMラジオ受信
    機能付き電子機器。
  5. 【請求項5】 AMラジオ機能を備えるとともに、FM
    放送波に多重化されて送信されてくるFM多重情報を受
    信し、この受信したFM多重情報を表示する表示手段を
    備えたFM多重受信機の回路制御方法において、 前記AMラジオ機能を動作させるモード中、AM電波の
    ノイズ源となる前記表示手段の駆動を停止する第1の処
    理と、 前記モード中に、前記表示手段の機能を動作させるため
    の所定の操作が行われた場合、該表示手段を駆動すると
    ともに、前記AMラジオ機能に基づく音声をミューティ
    ングする第2の制御手段とを備えることを特徴とするF
    M多重受信機の回路制御方法。
  6. 【請求項6】 AMラジオ機能を備え、且つAM電波の
    ノイズ源となる回路部を備える電子機器の回路制御方法
    において、 前記AMラジオ機能を動作させるモード中、前記回路部
    の駆動を停止する第1の処理と、 前記モード中に、前記回路部の機能を動作させるための
    所定の操作が行われた場合、該回路部を駆動するととも
    に、前記AMラジオ機能に基づく音声をミューティング
    する第2の処理とを実行することを特徴とするAMラジ
    オ受信機能付き電子機器の回路制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006055431A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Olympus Corp 受信装置および被検体内導入システム
WO2006051839A1 (ja) * 2004-11-11 2006-05-18 Niigata Seimitsu Co., Ltd. Amラジオ付き携帯機器

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