JP2001127849A - 多機能携帯用通信装置 - Google Patents

多機能携帯用通信装置

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JP2001127849A
JP2001127849A JP2000276873A JP2000276873A JP2001127849A JP 2001127849 A JP2001127849 A JP 2001127849A JP 2000276873 A JP2000276873 A JP 2000276873A JP 2000276873 A JP2000276873 A JP 2000276873A JP 2001127849 A JP2001127849 A JP 2001127849A
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receiver
communication device
audio
audio signal
antenna
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JP2000276873A
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English (en)
Inventor
Furiise John
ジョン・フリーセ
L Chaaraa Michael
マイケル・エル・チャーラー
Faei Jennifer
ジェニファー・ファエイ
Krenz Eric
エリック・クレンツ
M Aramee Rashid
ラシッド・エム・アラメー
Luis J Vannatta
ルイス・ジェイ・バナッタ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多機能携帯用通信装置が提供される。 【解決手段】 多機能携帯用無線通信装置10,40,
100,120,140,370は、音声出力装置7
4,ラジオ放送送信を受信し、かつラジオ放送送信に関
連する第1音声信号を生成するように構成される第1受
信機46,104,通信情報を受信し、かつ、通信情報
に関連する第2音声信号を生成するように構成される第
2受信機44,122,ならびに第1受信機46,10
4および第2受信機44,122と通信可能な形で結合
される音声処理ブロック60であって、第1音声信号と
第2音声信号のうち1つを、音声出力装置74に選択的
に結合するように構成される音声処理ブロック60を含
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、2つの異なる
形式の通信信号を受信する装置に関し、さらに詳しく
は、AM/FMラジオ信号を受信し、かつ携帯電話情報
またはページング情報を受信するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、消費者市場で入手可能なパーソナ
ルで身に付けられる(wearable)電子装置が数多く存在
する。これらの装置には、ヘッドホン、形態電話などの
パーソナル通信装置を有するパーソナルAM/FMラジ
オ(例:アナログおよびデジタル・セルラ電話、Global
system for mobile communications[GSM]電話,
およびパーソナル移動通信システム[PCS]電話)お
よびページャ(例:片方向ページャおよび双方向ページ
ャ)が含まれる。
【0003】上記の装置は、これらに付随する機能を提
供するが、歩き,バス,列車またはバイクで移動する消
費者が、AM/FMラジオを聞くという基本的な通信機
能を得られ、しかもパーソナル移動通信装置を介して通
信も受信できるようにするには、複数の装置を携帯しな
ければならないことが多い。例えば、列車で移動する人
は、パーソナルAM/FMラジオを聞きたい一方、携帯
電話を介して通信を受信できる状態にあることを望む。
しかしながら、パーソナルAM/FMラジオを聞いてい
る間に、消費者は、ページャの電子ブザー音や、携帯電
話の呼び出し音が聞こえないことがあるため、着信を見
逃す場合もある。多くのパーソナル通信装置は「振動モ
ード」があるが、このモードでは、消費者は、これらの
装置を身に付けて振動を感じるようにする必要があり、
単に書類鞄や財布の中に入れて、携帯電話またはページ
ャを携行するだけでは、着信があっても消費者は装置の
振動を感知できないので用をなさない。それらは小型で
はあっても、複数のパーソナルなウエアラブル装置を装
着するのは煩わしい。
【0004】たとえ、消費者が、パーソナルAM/FM
ラジオを聞いている間に、パーソナル通信装置の呼び出
し音または電子ブザー音を聞こえたとしても、AM/F
Mラジオのスイッチをoffにするか、または消音状態
にして、パーソナル通信装置のスイッチをonにして、
着信を受信するには、多くの装置操作を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】要するに、パーソナル
AM/FMラジオとパーソナル通信装置とを携帯するこ
とは、極めて煩わしい。消費者は、パーソナルAM/F
Mラジオを使用している間、呼び出し音または振動を感
じないので、パーソナル通信装置への着信に気づかない
場合もある。更に、消費者が着信に気づいたとしても、
パーソナルAM/FMラジオとパーソナル通信装置とを
迅速に操作して、通信を受信しなければならない。
【0006】
【課題を解決するための手段】全般に、本発明の教示
は、AM/FM受信機をパーソナル通信装置に統合する
ことに関係する。このような統合の結果を、多機能携帯
用通信装置(以下「二重目的通信装置」)という。この
二重目的通信装置によって、利用者は、単一の装置を介
して、AMまたはFMの放送信号から音声信号を聞くこ
とができるほか、パーソナル通信情報を送受信すること
もできる。当業者には理解されるように、また本明細書
で開示されるように、パーソナル通信装置は、携帯電話
(例:アナログまたはデジタル・セルラ電話,PCS電
話など)およびページャ(例:片方向および双方向ペー
ジャ)を含むことができるが、これらに限定されない。
本明細書に開示されるように、AM/FM受信機とパー
ソナル通信装置との統合に関係する側面としては、AM
アンテナの設計,既存の携帯電話のアンテナをFM受信
機に整合させること,AM/FM受信機をパーソナル通
信装置のハードウェアに統合すること,および既存のパ
ーソナル通信装置のハードウェアの再利用が含まれる
が、これらに限定されない。
【0007】
【実施例】ここで図1を参照して、二重目的通信装置1
0は一般に、パーソナル通信部分12と、AM/FM受
信機部分14とを含む。パーソナル通信部分12は、携
帯電話またはページャとして具体化でき、発光ダイオー
ド(LED)ディスプレイまたは液晶ディスプレイ(L
CD)などのディスプレイ16と、プロセッサ18とを
含む。プロセッサ18は、当業者に知られている方法に
より、ディスプレイ16とインタフェースをとり、これ
を制御する。また、プロセッサ18は、AM/FM受信
機部分14とインタフェースをとり、これを制御する。
【0008】一般に、AM/FM受信機部分14は、ラ
ジオ統合回路(ラジオIC)20を含み、これはシンセ
サイザ22と通信可能な形で結合される。ラジオIC2
0とシンセサイザ22とは、プロセッサ18によって制
御され、AMまたはFMラジオ信号を受信し、かつ受信
した信号を、スピーカまたはイヤピース(図示せず)な
どの音声生成装置を介して、消費者に配信するように協
調動作する。AM/FM受信機部分14の幾つかの実施
例では、ラジオIC20とシンセサイザ22とが、1つ
のハードウェア構成部品に組み込まれる。別の方法で
は、ラジオIC20とシンセサイザ22とは別個の構成
部品である。ラジオIC20とシンセサイザ22とが、
1つのハードウェア構成部品に組み込まれる実施例につ
いて、図2および図4と合わせて以下に説明し、一方、
これらの構成部品が別個のものである実施例について
は、図3と図5と合わせて以下に説明する。
【0009】図2に示されるように、二重目的通信装置
40は、アンテナ42を含み、このアンテナは、携帯電
話の受信機44とAM/FM受信機46との両方に動作
可能な形で結合される。AM/FM受信機46は、53
5キロヘルツから1705キロヘルツの間のAM信号
と、88メガヘルツから108メガヘルツのFM信号を
受信するように構成され、AM/FM受信機IC48
と、AM/FM受信機IC48と動作可能な形で結合さ
れる外部チューニング素子50とを含む。プロセッサ5
4は、二重目的通信装置40の機能性を制御して、キー
パッド(図示せず)からの入力を受け取る。特に、プロ
セッサ54は、AM/FM受信機IC48とディスプレ
イ・ドライバ56の両方の機能性を制御し、これによ
り、LCDまたはLEDディスプレイなど、ディスプレ
イ(図示せず)の機能性を制御する。
【0010】携帯電話の受信機44とAM/FM受信機
IC48は、音声処理ブロック60と動作可能な形で結
合されており、このブロックは、第1,第2および第3
アナログ・スイッチ62,64,66をそれぞれ含む。
携帯電話の受信機44から出力される音声はモノラルで
あり、そのため、第1アナログ・スイッチ62と結合さ
れる単一音声チャネルを有する。AM/FM受信機IC
48(統合型シンセサイザを有するフィリップス社製T
EA5757構成部品とすることができる)により生成
される音声はステレオであり、そのため、第2スイッチ
および第3スイッチ64,66それぞれと結合される左
右のチャンネルを有する。音声処理ブロック60は、利
用者に伝達される音声信号を制御するのに使用される。
【0011】二重目的通信装置40の外側にある専用ボ
タン68は、74HC04などのインバータ論理ゲート
70と組み合わせて動作し、音声処理ブロック60の第
1,第2および第3スイッチ62,64,66を制御す
る。また、ボタン68は、プロセッサ54とインタフェ
ースをとり、携帯電話のフックスイッチの働きをし、こ
れにより、ボタン68の状態が変化するに伴い、携帯電
話のスイッチをon,offにする。音声処理ブロック
60は、74HC4066として具体化されるのが望ま
しい。ボタン68が、第1の位置にあるとき、第1スイ
ッチ62は、携帯電話の受信機44からの出力を、音量
調節ブロックなどの音声出力装置74と結合し、第2ス
イッチおよび第3スイッチ64,66は、AM/FM受
信機IC48の出力が、音声出力装置74に達するのを
妨げる。逆に、ボタン68が、第2の位置にあるとき、
第2スイッチ64および第3スイッチ66は、AM/F
M受信機IC48からの出力を、音声出力装置74と結
合し、第1スイッチ62は、携帯電話の受信機44から
の出力が、音声出力装置ブロック74に達するのを防
ぐ。
【0012】音声出力装置74は、音量アップ・ボタン
76と音量ダウン・ボタン78とによって制御され、こ
れらのボタンはそれぞれ、二重目的通信装置40の外側
に配置される。二重目的通信装置40が、パーソナル通
信情報を受信するように使用される際、これらの音量ア
ップおよび音量ダウン・ボタン76,78は、スピーカ
80から発せられる音声信号の音量を調節する。また、
二重目的通信装置40が、AMまたはFMラジオ信号を
受信するように使用される場合、音量アップおよび音量
ダウン・ボタン76,78は、ヘッドホン・ジャック8
4と結合される音声信号の振幅を制御し、ヘッドホン・
ジャックは、ステレオ・ヘッドホン(図示せず)を収容
する。したがって、二重目的通信装置40が動作してい
るモードに依存して(プロセッサ54とインタフェース
をとっているボタン68により制御される)、音声出力
装置74は、音量アップおよび音量ダウン・ボタン7
6,78と相互に作用して、利用者の耳に届けられる音
声信号の大きさを調節する。
【0013】二重目的通信装置40は、電話音声加算ポ
イント(phone audio summing point)86を含み、こ
れは、ヘッドホン・ジャック84にどのような信号が存
在してもスピーカ80に渡すことができる。また、警告
音声加算ポイント(alert audio summing points)88
が、警告信号を,AM/FM受信機IC48からのAM
/FM音声信号と結合するように設けられて、利用者が
AMまたはFMラジオ局を聞いているときに、コール・
ウェイティング音声信号(call waiting audiosignal)
と同様の音声警告信号が、利用者に与えられて、呼の着
信を利用者に警告できるようにする。
【0014】同様に、二重目的通信装置に含められるの
が、携帯電話の送信機90であり、これは、アンテナ4
2と、マイクロホンなどの入力装置91と通信可能な形
で結合される。当業者には理解されるように、送信機
は、音声信号を、アンテナ42から送信される電気信号
に変換するために使用される既知または所望の任意の送
信機とすることができる。
【0015】AM/FM受信機46により受信されて、
ヘッドホン・ジャック84に接続されるヘッドホンを介
して、利用者に伝達されるAMまたはFMラジオ局を、
利用者が聞いている間、電話などのパーソナル通信は、
携帯電話受信機44により受信できる。二重目的通信装
置40は警告信号を生成し、この信号は、警告音声加算
ポイント88と結合されて、着信を利用者に知らせる。
警告信号に応答して、利用者はボタン68の状態を変更
し、これにより、AM/FM音声信号をヘッドホンから
切断して、携帯電話の受信機44から受信した音声信号
をスピーカ80に接続して、これにより、利用者は携帯
電話の呼に入る。電話の呼の間ずっと、携帯電話の受信
機44と携帯電話の送信機90は、アンテナ42を介し
て、電話の会話に関連する情報を送受信する。
【0016】一部の例では、利用者は、起呼者を待機さ
せることを所望することができる。起呼者が待機状態に
ある期間中、AM/FM受信機46からのAM/FM音
声信号は、送信機と結合されて、起呼者は、AM/FM
の音声を待機中の音楽として聞こえるようにする。利用
者が電話の呼を完了した場合には、ボタン68の状態を
変更し、これにより電話の呼を終了して、AM/FMの
音声を、ヘッドホン・ジャック84を介してヘッドホン
に経路設定する。
【0017】図2に示される二重目的通信装置40の代
替的実施例が図3に示され、参照番号100として表示
される。同じ参照番号は、二重目的通信装置40と、二
重目的通信装置100との間の同様の素子を表すのに使
用される。利用者の観点では、二重目的通信装置100
の機能性は、図2に即して説明されたものと同一であ
る。図2と図3に示される実施例間の相違は、AM/F
M受信機とプロセッサを実現するのに用いられるハード
ウェアである。図3を参照して示される次の説明では、
これらの違いに焦点を当てる。
【0018】図3に示されるように、AM/FM受信機
104は一般に、AM/FM受信機IC106(ソニー
のCXA1538N構成部品において具体化できる)、
および外部シンセサイザまたは位相同期ループ(PL
L)108(ローム社のBU2616構成部品で具体化
できる)とを含む。同様に、多くの同調コイルとフィル
タ110,バッファ112および低域フィルタ114も
含まれ、これらはすべて、AM/FM受信機IC106
およびシンセサイザ108と動作可能な形で結合され
る。更に、プロセッサ116が設けられて、AM/FM
受信機IC106,シンセサイザ108,および携帯電
話のキーパッド(図示せず)と動作可能な形で結合され
る。一般に、AM/FM受信機IC106(アンテナ4
2と結合される),シンセサイザ108,同調コイルお
よびフィルタ110,バッファ112および低域フィル
タ114は、AMまたはFM信号を受信および復調し
て、音声信号を得、これらの信号はついで音声処理ブロ
ック60と結合される。特に、AM/FM受信機IC1
06は、アンテナ42からAM/FM信号を受信して、
同調コイルとフィルタ110によって生成される中間周
波数を使用してこれらをダウンコンバート(downconver
t)し、その振動周波数は、シンセサイザ108からの
信号によって制御される。シンセサイザ108は、消費
者が選択する同調周波数(例:消費者が聞きたい局の周
波数)に基づいて、AM同調コイルとFM同調コイルの
両方の振動周波数を制御する。
【0019】ページャとAM/FM受信機の機能性を統
合する二重目的通信装置120が、図4に示される。二
重目的通信装置40に見られる同様の素子は、同じ参照
番号によって識別される。従来機能の実施、またはテキ
ストと数字などのページング情報の受信および表示に加
え、二重目的通信装置120により、利用者は、AMま
たはFMラジオ局を聞くことができる。二重目的通信装
置120は、ページャ受信機122,アンテナ124,
警報/スピーカ126,プロセッサ128およびディス
プレイ130を含む。また、二重目的通信装置120
は、AM/FM受信機46を含み、この受信機はAM/
FM受信機IC48,同調コイルとフィルタ50,ディ
スプレイ・ドライバ56,ヘッドホン・ジャック84お
よび警告音声加算ノード88を含む。
【0020】従来の動作では、ページャ受信機122
は、アンテナ124と結合され、アンテナは、ページン
グ・システムから信号を受信する。従来、また本実施例
に関して、ページング情報がアンテナ124によって受
信されるとき、ページャ受信機122は、警告信号を生
成する。警告信号は、警報/スピーカ126と結合さ
れ、これは、利用者に、ページが受信されたことを知ら
せる。警告信号の生成とほとんど同時に、ページャ受信
機122が、受信されたページング情報を、動作可能な
形でプロセッサ128と結合する。プロセッサ128
は、ディスプレイ・ドライバ56とインタフェースをと
り、これらの構成部品と一緒になって、ディスプレイ1
30を稼動させて、情報を利用者に表示する。また、音
声シンセサイザを利用して、ページ情報を表す音声信号
を合成することができ、この音声信号を直接ヘッドホン
・ジャック84と結合することができる。このような装
置は、ページング情報が受信された時に、利用者がディ
スプレイを見る必要を軽減する。
【0021】本発明によるAM/FM受信機IC48
(積分合成器を有するフィリップス社のTEA5757
構成部品とすることができる)は、アンテナ124から
AM/FM信号を受信し、AM信号とFM信号からの音
声情報を表す左右の音声チャンネルを作る。この左右の
音声チャネルは、音声出力装置74と、また更にヘッド
ホン・ジャック84と結合され、このジャックは、多く
のパーソナルAM/FMラジオで通常使用される従来型
ヘッドホンを収容するように構成される。利用者が、ペ
ージング・システムから1つのページを受信するとき
に、AM/FM受信機46により生成されるAMまたは
FM音声を聞いている場合には、ページャ受信機122
は、警告信号を生成し、この信号は、警告音声加算ポイ
ント88を介して、ヘッドホン・ジャック84と結合さ
れる。したがって、ラジオを聞いている利用者は、ペー
ジを受信したことを、音声警告を介して警告される。
【0022】ページャとAM受信機の機能性を統合する
二重目的通信装置140の代替的実施例が、図5に示さ
れる。図5に示される実施例は、AM/FM受信機46
が、AM/FM受信機IC106,シンセサイザ10
8,同調コイルとフィルタ110,バッファ112およ
び低域フィルタ114を含むAM/FM受信機104に
置き換わっている点で、図4に示される実施例とは異な
る。また、図4のプロセッサ128が、図5ではプロセ
ッサ142と置き換わっている。AM/FM受信機10
4は、図3に示されるAM/FM受信機に即して説明さ
れた通りに機能する。利用者にとっては、図4と図5に
示される実施例は、同一またはほぼ同一の働きをする。
【0023】図2から図5に示される上述の実施例はす
べて、独立型アーキテクチャを採用しているが、これ
は、AM/FM受信機46,104が、携帯電話の受信
機44またはページャ受信機122とは独立して機能す
るからである。このようなアーキテクチャのために、A
M/FM受信機は、携帯電話の受信機44またはページ
ャ受信機122が使用されると同時に、利用できる。こ
のアーキテクチャは利点があるが、携帯電話またはペー
ジャ内部の既存のハードウェアを使用して、携帯電話ま
たはページャ内のAM/FM受信機の機能性を付加し、
これにより、コスト,重量寸法および電流ドレインを最
小化すれば、更に利点が得られよう。
【0024】図6の統合方式に示されるように、本発明
の教示により設計された無線周波数(RF)および音声
セクション150は、携帯電話においてAM/FM受信
機能を提供し、かつ携帯電話からの既存のハードウェア
を使用する。RFおよび音声セクション150は、携帯
電話アンテナ152,携帯電話フロント・エンド回路1
54,AMアンテナ158,AMプリセレクト回路16
0,AMフロント・エンド回路162,FMアンテナ1
66,FMプリセレクト回路168およびFMフロント
・エンド回路170を含む。携帯電話のフロント・エン
ド回路154,AMフロント・エンド回路162および
FMフロント・エンド回路170はそれぞれ、シンセサ
イザ174からの入力信号を受信し、その出力を、セレ
クタ178に結合させる。セレクタ178はついで、ゼ
ロ中間周波数集積回路(ZIFIC)180と結合さ
れ、その出力は、AM検出器182とFM検出器184
とに結合される。一部の実施例では、AM検出器182
および/またはFM検出器184は、ZIF IC18
0に組み込まれることができる。AM検出器182とF
M検出器184それぞれの出力は、デコーダ186と結
合される。図6に示される構成部品のうち、携帯電話フ
ロント・エンド回路154およびZIFIC180は、
携帯電話内で既に使用されている構成部品である。
【0025】動作において、携帯電話アンテナ152
は、携帯電話フロント・エンド154に信号を渡し、こ
れは信号を処理して、第1中間周波数(IF)の携帯電
話信号を生成する。同様に、AMアンテナ158,AM
プリセレクト回路160およびAMフロント・エンド回
路162は、IF AM信号を生成し、FMアンテナ1
66,FMプリセレクト回路168およびFMフロント
・エンド回路170は、IF FM信号を生成する。I
F携帯電話信号,IF AM信号およびIF FM信号が
それぞれ、セレクタ178に与えられる。
【0026】セレクタ178は、トランジスタ・スイッ
チまたはピン・スイッチとして具体化でき、これは、プ
ロセッサ(図示せず)により制御され、IF携帯電話信
号,IF AM信号およびIF FM信号のうち1つを選
択して、ZIF IC180と結合するのに使用され
る。ZIF IC180は、選択された信号を、無線周
波数信号からAM変調またはFM変調されるベースバン
ド信号にダウンコンバートする。このベースバンド信号
がAM変調される場合には、これは、ZIF IC18
0から、AM検出器182へと結合され、後者は、AM
変調信号を復調する。ベースバンド信号がFM変調され
る場合には、これは、ZIF IC180からFM検出
器184に結合され、後者はFM変調信号を復調する。
AM検出器182およびFM検出器184からの出力信
号は、デコーダ186と結合され、後者はこれらの信号
を、左右の音声チャンネルに処理する。IF携帯電話信
号は、音声情報の他に、携帯電話に着信を警告するバー
カー(barker)情報を含むことができる。このような信
号は、デコーダ186によって認識され、当業者には周
知の方法により、利用者に着信を警告するために使用さ
れる。
【0027】利用者が、例えば、FMラジオ局を聞いて
いるとき、セレクタ178は、ZIF IC180と結
合されるFMフロント・エンド回路170の出力を選択
する。ZIF IC180は、FM検出器184および
デコーダ186と組み合わさって、FM信号の情報を表
す左右のチャンネルの音声を生成する。同様に、携帯電
話フロント・エンド154またはAMフロント・エンド回
路162からの信号は、セレクタ178によって、ZI
F IC180と結合されて、最終的にそれらの信号に
基づいて音声を生成する。
【0028】ZIF IC180の使用により、RFお
よび音声セクション150は、1度に1つのRF信号の
みを受信して処理することができる。しかしながら、A
MまたはFMの音声を聞いている利用者は、着信があっ
た場合に、携帯電話への着信を受信することを所望する
可能性が高い。本発明の教示により、利用者が、AMま
たはFMラジオを聞いている間、RFおよび音声セクシ
ョン150は、AMまたはFMの第1IF信号から、携
帯電話の第1IF信号へと、シンセサイザ174を同調
させ、一方、セレクタ178は、携帯電話フロント・エ
ンド154からの出力を、ZIF IC180と結合す
る。AMまたはFM信号から同調を外すことは、RFお
よび音声セクション150が、携帯電話の着信を示すバ
ーカーを確認できるようにするために必要である。バー
カーを探すためにAM信号またはFM信号などの音声源
から同調を外すことは、適切な音声のフィルタリングや
処理が使用される場合には、音声源を聞いている利用者
には知覚できないようにできる。
【0029】本発明により、音声のフィルタリングと処
理は、音声源を聞いている利用者には知覚できない形で
バーカーを探すために音声源から同調を外すのに使用さ
れる。同調を外すことは定期的(例:0.5秒,1.0
秒または2.1秒間隔)に行なわれ、約20ミリ秒(m
s)間続き、これは、利用者が聞いているFMまたはA
Mの音声が、0.5秒からは2.1秒ごとに20ms間
中断されることを意味する。AMまたはFMの音声の突
然の中断は利用者に知覚される。本発明による音声中断
の段階的平滑化を使用すれば、音声の中断はより知覚し
にくくなる。音声は、20msの音声中断に先立ち、利
用者が聞いているレベルから、ほぼゼロ・レベルへと
1.25msに渡って減衰される。この方式では、段階
的な減衰が始まってから、1.25ms後に音声が完全
に中断される。段階的減衰を用いることにより、中断が
スムーズで、聴覚上より知覚しにくくなる。12.5m
sの段階的減衰と20msの音声中断の後、音声は、次
の1.25msに渡って、ゼロから、減衰される前のレ
ベルへと次第に増加していく。
【0030】20msの中断に先立つ段階的な減衰と、
20msの中断後の段階的増加に加えて、音声充填(au
dio filling)が、20msの中断の間に使用される。
音声充填は,20msの中断の直前の20msの音声セ
グメントをメモリに格納する段階と、ついで、当該20
msセグメントを遅延させて、これを20ms中断の間
に音声経路に挿入する段階によって構成される。音声充
填が完了すると、音声信号が、3極15キロヘルツ(K
Hz)ベッセル・フィルタを用いて、デコーダ186内
でフィルタリングされて、20msの中断の両縁におけ
る急激な位相の変化を平滑化する。音声レベルの段階的
減衰、音声充填の使用、および段階的な音声レベルの増
加は、15KHzのフィルタリングと組み合わせて使用
される場合、AMまたはFM音声源から同調を外すこと
に関連する音声中断が、聴覚上極めて知覚しにくいシス
テムを生じる。
【0031】また、他の、もしくは更なる方式を使用し
て、音声中断の知覚を最小化することができる。このよ
うな方式は、中断前に音声を段階的に減衰する段階、お
よび中断後に音声を段階的に増加する段階の他に、中断
前に行なわれた音声セグメント、および中断後の音声セ
グメントによって、20msの中断を充填する段階を含
む。次に来る音声セグメントを使用して、音声中断を充
填すると、音声システムに時間遅延が導入される。しか
しながら、AMまたはFMの音声の受信は単信方式であ
るので、このような時間遅延は、システム内ではなんら
問題を起こさず、聴覚上知覚できない。20msの中断
の開始時と終了時における連続性を確保する別の方法
は、前後にくる音声セグメントを、ずらすのではなく、
はじき入れる(flip)ことである。中断の知覚性を減少
させるのに使用できる他の方式は、IEEE Transactions
on Acoustics,Speech and Signal Processing1986
年12月号の“Waveform Substitution Techniques for
Recovering Missing SpeechSegments in Packet Voice
Communications”;同誌1988年3月号の“TheEffe
ct of Waveform Substitution on the Quality of PCM
Packet Communication”;および同誌1989年10月
号の“A Class Oriented Replacement Technique for L
ost Speech Packets”に認められる。
【0032】AM/FM受信機が、図2から図5に示さ
れるように独立した構成部品であるにせよ、または図6
に示されるように、携帯電話のハードウェアに組み込ま
れて使用されるにせよ、二重目的通信装置は、AM信号
を受信するのにAMアンテナを必要とする。図7および
図8と合わせて以下に説明するように、AMアンテナは
種々の形態を採ることができる。
【0033】図7を参照して、ヘッドホン・セット20
0は、AMアンテナ202の第1実施例を含み、これ
は、ループスティック(loopstick)アンテナおよびヘ
ッドホン・スピーカ204の形態を採ることができる。
ヘッドホン200は、1組のワイヤ208を介して、二
重目的通信装置の回路板206とインタフェースする。
ワイヤ208は、ヘッドホン・スピーカ204に音声を
伝送するほかに、差分により(differentially)ロッド
AMアンテナ202を供給し、このアンテナは、フェラ
イト・ロッドAMアンテナとすることができる。回路板
26は、音声源210を含み、これは、AMまたはFM
受信機からの音声出力を表し、コイル212を介してワ
イヤ208と結合され、AM信号とFM RF信号とを
妨げて、音声信号をヘッドホン・スピーカ204に渡
す。AMアンテナ202は、ワイヤ208を介して、A
Mアンテナ端子214と結合されて、受信されたAM信
号をAM受信機(図7には示さず)に送るコンデンサで
ある。
【0034】2つめの実施例では、AMアンテナは、プ
リント回路板の1つの層の上に印刷されるエアワウンド
(air-wound) プレーナ・コイルとして実現される。こ
のようなAMアンテナは、約50回の巻きを有し、か
つ、2500平方ミリメートル(mm)の断面積を有す
るように構築される。幾つかの実施例では、この種のア
ンテナは、めっきされた通し穴またはビア(図示せず)
を使用することにより直列に接続された5から10のル
ープを有する多層プリント回路板の周囲にあるプリント
・ループ(printed loop)として実現される。このよう
なアンテナは極めて低コストで、軽量である。
【0035】3つめのAMアンテナ構成は、AMループ
・アンテナであり、これは、二重目的通信装置のハウジ
ング内に埋め込まれる。既に述べたプリント回路板のA
Mアンテナと同様、このAMアンテナは、約50回の巻
きを利用し、約2500平方ミリメートルの断面積を有
する。しかしながら、このAMアンテナは、二重目的通
信装置のハウジング内に埋め込まれる。図8から図13
に示されるように、AMアンテナ216は、二重目的通
信装置のハウジング218内の、種々の位置に埋め込む
ことができる。例えば、AMアンテナ216は、ハウジ
ング218の前面上部(図8),ハウジング218の前
面上部と前面下部(図9),ハウジング218の前面の
周囲(図10),ハウジング218の側面に沿って(図
11),ハウジング218の背面の周囲(図12),ま
たはハウジング218の底部周囲(図13)に埋め込む
ことができる。ハウジング218内におけるアンテナ2
16の配置を決定するに際しての主たる考慮事項は、二
重目的通信装置の回路とのインタフェースである。一般
に、アンテナ216は、プロセッサまたはマイクロコン
トローラのクロック信号から離れていて、かつ、利用者
が、二重目的通信装置を保持するのに手を置く位置から
離れた、ハウジング内の場所に配置される。
【0036】図14を参照して、FM周波数帯域信号を
受信するように構成されるアンテナを有するヘッドセッ
ト219は、一般に、共通のDC接地線221を有し、
かつそれぞれ音声信号線222a,222bを有する2
つのヘッドホン・スピーカ220a,220bを含む。
ヘッドホン・スピーカ220a,220bに配信される
音声は、二重目的通信装置の動作モードに依存する。例
えば、二重目的通信装置が、携帯電話モードの場合に
は、携帯電話の音声が、ヘッドセット・スピーカ220
a,220bに配信される。逆に、二重目的通信装置
が、FMラジオ信号を受信するモードにある場合には、
FMラジオの音声が、ヘッドセット・スピーカ220
a,220bと結合される。
【0037】マイクロホン223が設けられて、DC接
地線221と接続されて、利用者の音声を、携帯電話の
動作中、携帯電話に届ける。DC接地線221は、接地
メッシュ(ground mesh)233によって遮蔽され、イ
ンダクタ224を通して接地に接続される。インダクタ
224は、FM信号または音声信号が、接地に短絡する
のを防ぐ一方で、スピーカ220a,220bにDC接
地を提供する。DC接地線221は、マイクロホン22
3によって生成される音声を伝送し、これが、携帯電話
システムへの放送のために、携帯電話の送信機と結合さ
れる。
【0038】コンデンサ225a,225bは、音声信
号線222a,222bを一緒に接続して、FM周波数
帯域無線信号を受信するFMアンテナを形成するのに用
いられる。FMアンテナにより受信されるFM周波数帯
域無線信号は、コンデンサ226と結合され、コンデン
サは、FM周波数帯域信号を伝え、音声信号を妨げる大
きさに調整される。直列インダクタ227は、コンデン
サ226と接続されて、FM周波数帯域信号を伝え、携
帯電話周波数信号(例、GSMおよびDCS帯域信号)
を妨げる大きさに調整される。
【0039】インダクタ228aとコンデンサ228b
によって構成され、290ナノヘンリー(nH)と6.
8ピコファラド(pF)という高い値をそれぞれ有する
FM整合は、FM周波数帯域信号を、FM受信機と結合
する。FM受信機は、信号源229によって表すことが
でき、FM周波数帯域信号に基づき音声を生成し、この
音声信号を、インダクタ230a,230bを介して、
ヘッドホン・スピーカ220a,220bと結合する。
携帯電話が動作中のとき、携帯電話の受信機により生成
される音声は、信号源229によって表され、ヘッドホ
ン・スピーカ220a,220bと結合される。
【0040】AM/FM受信機が、図2から図5に示さ
れるように、独立型の構成部品であるにせよ、または図
6に示されるように、携帯電話のハードウェアに組み込
まれるにせよ、二重目的通信装置は、FM信号を受信す
るのにFMアンテナを必要とする。独立型または統合型
用途において、特に利点のある1つの方式は、従来また
は既存の携帯電話アンテナの使用を含み、このアンテナ
は、二重目的通信装置によって、パーソナル通信情報を
受信するために既に使用されている。パーソナル通信信
号とFMラジオ信号を受信するために、従来または既存
の携帯電話のアンテナを使用するに際しては、従来また
は既存の携帯電話のアンテナのインピーダンスが、携帯
電話の受信機とFM受信機の両方に整合されることが必
要である。
【0041】図15に示されるように、インピーダンス
整合回路231の第1実施例は、一般に、携帯電話アン
テナ234を、携帯電話のトランシーバ・インピーダン
ス整合236,FM受信機インピーダンス整合238お
よび1組の同調バラクタ240と接続する伝送路232
を含む。FM受信機インピーダンス整合238は、携帯
電話アンテナ234を、AM/FM受信機242と結合
し、携帯電話受信機インピーダンス整合236は、携帯
電話アンテナ234を、携帯電話トランシーバ244と
結合する。
【0042】携帯電話トランシーバ・インピーダンス整
合236は、コンデンサ246,248およびインダク
タ250,252,254,256を含み、これらは図
15に示されるように接続される。インダクタ254,
256はそれぞれ、モデル番号LL1608-FS10
NおよびLL1608-FS12Nの下で、Toko Americ
a(Toko)から商業的に入手できる構成部品とすること
ができ、これらはそれぞれ、10nHと12nHのイン
ダクタンスを有する。動作中、インダクタ250,25
2は、FM帯域において、3.3pFの値を有するコン
デンサ246と共振され、アンテナ234によって受信
されるFM信号が、接地に分路されることを防ぐ。コン
デンサ248は、インダクタ254をインダクタ256
と結合する。
【0043】FM受信機インピーダンス整合238は、
インダクタ258,260を含み、これらは携帯電話ア
ンテナ234から、接地に至る静電放電(ESD)を提
供する。これらのインダクタ258,260は、それぞ
れ、モデル番号LQN1HR50J04およびLQN1
H54NK04の下で、村田から商業的に入手可能な構
成部品とすることができ、それぞれ500nHと54n
Hの値を有する。携帯電話の受信機インピーダンス整合
236は、インダクタ250,252によって、同調バ
ラクタ240の静電容量からバッファされる。
【0044】同調バラクタ240は、モデル番号KV1
471の下でTokoから商業的に入手でき、同調電圧によ
って制御されて、同調電圧が0.8Vから1.9Vまで
の間であるときに、FM受信機インピーダンス整合23
6が、FM周波数帯域全体に渡って動作できるようにす
る。また、同調バラクタ240は、図17に示される電
圧範囲拡張(extender)回路によって駆動でき、これ
は、0.8Vから4.75Vの同調電圧範囲をもたら
す。
【0045】図16に示されるように、インピーダンス
整合回路270のもう1つの実施例は、一般に、携帯電
話アンテナ274を携帯電話トランシーバ・インピーダ
ンス整合276と接続する伝送路272を含み、これ
は、モデル番号LQN1HR75J04の下で、村田に
より販売される750nHインダクタとすることがで
き、これはFM受信機インピーダンス整合の働きをす
る。携帯電話トランシーバ・インピーダンス整合276
は、伝送路272を、携帯電話トランシーバ280と接
続し、インダクタ278は、伝送路272を、AM/F
M受信機282と接続する。インピーダンス整合回路2
70はまた、FM帯域内での同調に用いられる同調バラ
クタ284を含む。インダクタ286は、モデル番号L
QN1HR39J04の下で、村田により販売される3
90nHのインダクタであり、2つのインダクタ-コン
デンサ回路288,290と並列して接続され、インダ
クタ-コンデンサ回路288,290を、FM周波数に
おいて共振させて、FM信号が、他の整合回路を通し
て、接地へと分路するのを防ぐ。インダクタ-コンデン
サ回路288は、インダクタ292(モデル番号LL1
608-FS3N3の下で、Tokoにより販売される3.
3nHのインダクタとすることができる)と、コンデン
サ294(2.2pF)とを含む。インダクタ-コンデ
ンサ回路290は、インダクタ296(モデル番号LL
1608-FS4N7の下でTokoにより販売される4.
7nHインダクタ)と、コンデンサ298(6.8p
F)とを含む。インダクタ-コンデンサ回路288,2
90はそれぞれ、GSM周波数(800MHz)および
DCS周波数(1800MHz)において短絡するよう
に同調されて、携帯電話受信機インピーダンス整合27
6を、同調バラクタ284の静電容量から分離する。
【0046】携帯電話受信機インピーダンス整合276
は、3.6pFの値を有するコンデンサ300と、イン
ダクタ302とを含み、後者はモデル番号LL1608
-FS5N6の下でTokoにより販売される5.6nHイ
ンダクタとすることができる。215nHの値を有する
インダクタ304は、コンデンサ300と並列に接続さ
れ、これらの構成部品が協調して、FM帯域と共振す
る。
【0047】電圧範囲拡張回路310は、図17に示さ
れるように、入力ポート312,演算増幅器(op-amp)
314,抵抗器315,316,317,演算増幅器3
18,帰還(feedback)抵抗器320,出力ポート32
2およびフェージング機構(phasing arrangement)3
24を含む。電圧範囲拡張回路310は、入力ポート3
12における電圧の範囲を、出力ポート322では、よ
り広い電圧範囲に拡張する。この機能が所望されるの
は、同調バラクタ(図14および図15に示される)
が、限られた範囲の電圧源を用いて、より広い静電容量
範囲に渡って駆動できるからである。例えば、電圧範囲
拡張回路310により、0.8Vから1.9Vの入力電
圧範囲を、0.8Vから4.75Vに拡張することがで
きる。
【0048】フェージング機構324は、接地抵抗器3
30,供給抵抗器(supply resistor)332,3つの
フェージング抵抗器334,336,338,3つのフ
ェージング・トランジスタ340,342,344,3
つのフェージング入力接続350,352,354およ
びフェージング供給接続(phasing supply connectio
n)356を含み、後者は、4.75Vまたは5Vの電
源電圧と接続される。一般に、フェージング機構324
の種々の構成部品は、Vthというしきい電圧を生じるよ
うに協調動作する。詳しくは、フェージング入力接続3
50から354は、フェージング供給接続356におけ
る電圧電位と等しい電圧電位にあるとき、フェージング
・トランジスタ340から344は、動作の遮断モード
になり、そのため、電流は、フェージング抵抗器334
から338を通って流れない。このような状況の下、し
きい電圧(Vth)は、抵抗器330と332の間に作ら
れる分圧器によって設定される。しきい電圧(Vth)
は、抵抗器330と332によって、0.58Vに設定
されるのが望ましい。しかしながら、抵抗器330,3
32に関連する許容差があるので、フェージング入力接
続350から354、これらに関連するフェージング・
トランジスタ340から344、およびフェージング抵
抗器334から338が、しきい電圧を0.58Vに同
調するのに使用される。例えば、Vthが低すぎる場合に
は、フェージング入力接続350は、低い論理レベルに
保持できる。このような状況下では、フェージング・ト
ランジスタ340は飽和し、これによって、抵抗器33
4を抵抗器332と効果的に並列配置し、抵抗器330
の両端の電圧を高める。抵抗器の値は、Vthが0.58
Vで、フェージング機構324がその値域の中央値に設
定されるように選択されるのが望ましく、これにより、
Vthを高すぎたり、または低すぎたりする可能性がある
抵抗器330,332の許容差を、フェージング機構3
24が補正できるようにする。
【0049】電圧範囲拡張回路310の動作中、同調電
圧が、入力ポート312と結合されて、演算増幅器31
4によりバッファされ、これは単位利得バッファとして
構成される。抵抗器315,316,317に沿って位
置する演算増幅器318,しきい電圧(Vth)および帰
還抵抗器320は、出力ポート322において、出力電
圧を生成する。出力ポート322の出力電圧は、等式1
によって表される。等式1 V_322=(3.6)*
(V_312_Vth) ここで、V322は、出力ポー
ト322の電圧であり、V312は、入力ポートの電圧、
Vthは、しきい電圧である。定数3.6は、回路内の抵
抗器の抵抗比によって設定される。詳しくは、抵抗器3
20対抵抗器317の比率、および抵抗器315対抵抗
器316の比率は、3.6に等しくなるように設定さ
れ、抵抗器330と332は、抵抗器315と320の
値を大幅に下回るように選択される。
【0050】等式1から分かるように、Vthが0.58
Vに設定されるとき、0.8Vの入力電圧は、0.8V
の出力電圧を生じ、入力電圧が1.9Vのとき、出力電
圧は4.75Vであり、そのため、図16および図17
の同調バラクタが同調できる電圧範囲を拡張する。
【0051】図18に示されるように、二重目的通信装
置370の利用者インタフェース(AM/FM受信機を
有する携帯電話として具体化される)は、ディスプレイ
372,キーパッド374,イヤピース376,ヘッド
ホン・ジャック378,アンテナ380および専用ボタ
ン382を含む。既に明記されたように、専用ボタン3
82は、二重目的通信装置370が、AM/FMラジオ
信号を受信するモードにあるか、または携帯電話の通信
を受信するモードにあるかを制御する。二重目的通信装
置370が,携帯電話の通信を受信するモードにあると
きには、従来の携帯電話のように動作する。例えば、キ
ーパッド374を使って、利用者はダイアルすることが
でき、ダイアルされた番号がディスプレイ372上に現
れる。
【0052】しかしながら、二重目的通信装置370
が、AM/FMラジオ信号を受信するモードにあるとき
には、キーパッド374は、AM/FMラジオ信号の受
信を制御するための利用者インタフェースとして用いら
れ、ディスプレイ372は、AM/FMラジオの受信に
関連する情報を表示するのに用いられる。AM/FMラ
ジオ受信用のキーパッド374の制御機構は、ミュー
ト,チューニングの増分増加(incremental increasin
g)および増分減少(incremental decreasing),チャ
ンネル・シーク(channel seek)チューニングおよびチ
ャンネル・スキャン・チューニング,およびプログラマ
ブル・チューニング・プリセットなど、従来のAM/F
M受信機の制御機構を含むことができる。プログラマブ
ル・チューニング・プリセットは、キーパッド374の
キー1から8を用いてアクセスするのが望ましい。キー
パッド374のキー1から9は、利用者が聞きたいラジ
オ局の周波数を直接入力するのに用いられる。例えば、
利用者が、93.1MHzのFMを聞きたい場合には、
「9」キー,「3」キー,「1」キーを押す。二重目的
通信装置370のキー読み取り機構は、入力された
「3」と,入力された「1」との間に小数点が入ること
を認識するようにプログラムされる。しかしながら、
「1」キーが最初に押された場合には、二重目的通信装
置は、利用者が更に3つの数字を入力するのを待ってか
ら、AM/FM受信機に局をプログラミングする。キー
読み取り機構またはプロセスの詳しい説明は、図19に
関して以下に示される。
【0053】ディスプレイ372は、ステレオまたはモ
ノラル・インジケータ386,プリセット・チャンネル
・インジケータ388,チューニング・インジケータ3
90,AM/FMインジケータ392,信号強度インジ
ケータ394,およびバッテリ・レベル・インジケータ
396を含むことが望ましい。ディスプレイ372は、
利用者が、キーパッド374を介して、AM/FM受信
機の設定を変更するときに、ディスプレイ372が、自
動的かつ瞬時にして、更新されるようになる。当業者に
は理解されるように、ディスプレイ372が含むインジ
ケータはこれより少ない場合も、多い場合もある。
【0054】ここで図19を参照して、二重目的通信装
置370がキー押下をどのように処理するかについての
流れ図が示される。このようなプロセスは、プロセッサ
または他の手段によって実行されるソフトウェアを用い
て実現できる。ブロック404は、キーパッド374上
のいずれかのキーが押下されるのを待機している。キー
の押下が検出されると、制御が、ブロック406に渡さ
れて、ここで、AM/FM受信機が、AMモードにある
かどうか判断する。受信機がAMモードの場合には、制
御は,ブロック408に渡されて、ここで、押下された
キーを復号して、どの機能を実施すべきか判断する。キ
ーの押下が復号された後、制御はブロック410に渡さ
れ、ここでは、押下されたキーに基づき、ディスプレイ
372に関連情報を書き込む。ディスプレイ372が更
新された後、制御がブロック412に渡され、ここで、
行なわれたばかりのキー押下が、一続きのキー押下の最
後であるか、または更なるキーの押下が予想されるかに
ついて判断する。これ以上のキー押下がないことが予想
される場合には、制御はブロック414に渡され、ここ
で、以前復号されたキー押下に基づき、AM/FM受信
機を所望の周波数に合わせるようにプログラミングする
機能を実施する。
【0055】ブロック412で、最も新しく復号された
キー押下が最後のキー押下でないと判断する場合には、
制御はブロック416に渡され、これはブロック418
に結合される。ブロック416と418は一緒になっ
て、キー押下を待ち、キー押下を受け取る場合には、制
御をブロック408に戻して、復号する。キー押下が受
け取られない場合には、制御は、ブロック416からブ
ロック418に渡されて、ここで、タイムアウトが生じ
たか判断定する。タイムアウトによって、利用者は、キ
ー押下間に特定の時間間隔を置くことができる。最終キ
ー押下ではないキー押下が発生し、タイムアウトが来る
前に、その後のキー押下が受け取られない場合には、制
御は、ブロック418からブロック420に渡され、こ
れは、最初のキー押下がブロック404によって検出さ
れる前の以前表示された局に復帰する。タイムアウトが
発生しなかった場合には、制御は、ブロック418から
ブロック416に渡される。ブロック416と418は
共に、タイムアウトが発生するまで、キー押下を待つ。
【0056】動作において,ブロック404から420
は、次のように動作する。1つのキー押下が、ブロック
404によって検出されて、AM/FM受信機がAMモ
ードにあるとき、ブロック408は当該キー押下を検出
する。こでは例として、これを「1」と想定する。ブロ
ック410は、ディスプレイ372上のチューニング・
インジケータに「1」と書き込む。ブロック412は、
「1」キー押下の後に、更なるキー押下が行なわれるに
違いないと判断し、ブロック416は、タイムアウトが
発生しない限りの間、後続のキー押下の発生を確認す
る。後続のキー押下が検出される場合には、ブロック4
08は、キー押下を検出し、ブロック410は、新しい
キー押下をディスプレイ372に書き込む。この動作
は、キー押下間にタイムアウトが発生するまで、または
最終キー押下が入力されるまで、反復して発生する。
【0057】最終キー押下の判定は、既に行なわれたキ
ー押下に依存する。例えば、AM/FM受信機がAMモ
ードにあり、「6」と「7」と「0」とキー入力された
場合には、ブロック412は、「0」が最終キー押下で
あることが分かる。どうしてこの想定が行なわれるかと
いえば、「6」で始まる4桁のAM局はないからであ
る。同様に、「1」と「2」と「0」が入力される場合
に、ブロック412が「0」を最終桁ではないと把握す
るのは、「1」で始まる3桁のAM局はなく、そのた
め、ブロック416は4番目のキー押下を待つ。
【0058】二重目的通信装置370が、AMモードに
ないとブロック406が判断する場合には、制御はブロ
ック430に渡され、ここで、二重目的通信装置がFM
モードにあるか判断する。二重目的通信装置がFMモー
ドである場合には、キーの復号は、ブロック408から
420に関する上記説明と合わせて開示されたのと実質
的に同一のやり方で実施される。ブロック432は、キ
ー押下を復号し、これらのキー押下が復号された後、制
御をブロック434に渡し、ここで、当該キー押下を反
映するようにディスプレイを更新する。ブロック436
は、最終キー押下が行なわれたかを判断し、行なわれた
場合には、制御をブロック438に渡し、ここで、AM
/FM受信機を、当該キー押下により指定される周波数
に同調する。最終キー押下が受け取られなかった場合に
は、制御は、ブロック440とブロック442とに渡さ
れ、これらは、タイムアウトの発生までに発生する後続
のキー押下を検出する。タイムアウトが発生する場合に
は、ディスプレイ372は、ブロック404がキー押下
を検出する以前の状態に復帰する。しかしながら、タイ
ムアウト前に、キー押下が、ブロック440により検出
される場合には、制御は、ブロック432に渡されて、
当該キー押下を復号する。最終キー押下が受け取られる
まで、またはタイムアウトが発生するまで、ブロック4
32,434,436,440が、キー押下の検出と復
号を反復する。
【0059】ブロック404によって、キー押下が検出
された後、二重目的通信装置が、AMモードでもFMモ
ードでもない場合には、携帯通信モードであるに違いな
く、その場合、制御はブロック430からブロック45
0に渡される。ブロック450は、携帯電話で行なわれ
る従来のキー復号動作すべてを表す。ブロック450
が、携帯電話が動作する任意の所望のやり方で動作する
のは、携帯電話の動作が、AM/FM受信機の存在とは
独立しており、利用者は、AM/FM受信が存在する場
合と、存在しない場合とで、携帯電話の動作間に実質的
な違いに気づかないからである。
【0060】上記の説明は、例を引いて説明する目的の
ために示したものであって、本発明を網羅すること、ま
たは開示された厳密な形式に限定することを意図するも
のではない。上記の教示に鑑み、多くの変形およびバリ
エーションが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 独立型のAM/FM受信機を有する二重目的
通信装置を示すブロック図である。
【図2】 本発明の教示による独立型AM/FM受信機
を有する携帯電話の第1実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】 本発明の教示による独立型AM/FM受信機
を有する携帯電話の第2実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】 本発明の教示による独立型AM/FM受信機
を有するページャの第1実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】 本発明の教示による独立型AM/FM受信機
を有するページャの第2実施例を示すブロック図であ
る。
【図6】 本発明の教示による既存のパーソナル通信装
置と組み合わされた統合型AM/FM受信機のハードウ
ェア実現を示すブロック図である。
【図7】 AMアンテナがヘッドセットに組み込まれた
実施例の概略図である。
【図8】 AMアンテナがヘッドセットに組み込まれた
実施例の概略図である。
【図9】 AMアンテナがヘッドセットに組み込まれた
実施例の概略図である。
【図10】 AMアンテナがヘッドセットに組み込まれ
た実施例の概略図である。
【図11】 AMアンテナがヘッドセットに組み込まれ
た実施例の概略図である。
【図12】 AMアンテナがヘッドセットに組み込まれ
た実施例の概略図である。
【図13】 二重目的通信装置内での、AMアンテナの
種々の配置を示す。
【図14】 ヘッドセットに組み込まれたFMアンテナ
の実施例の回路図である。
【図15】 本発明の教示により、携帯電話のアンテナ
を、携帯電話の回路およびAM/FM受信機に整合させ
るために用いられる整合回路の第1実施例の回路図であ
る。
【図16】本発明の教示により、携帯電話のアンテナ
を、携帯電話の回路およびAM/FM受信機に整合させ
るために用いられるマッチング回路の第2実施例の回路
図である。
【図17】 本発明の教示による電圧拡張回路の回路図
である。
【図18】 本発明によりAM/FM受信機を有する携
帯電話に具体化された二重目的通信装置の正面図であ
る。
【図19】 本発明の教示により、二重目的通信装置が
どのようにキー押下を処理するかについて示す流れ図で
ある。
【符号の説明】
10,40,100,120,140,370 多機能
携帯用無線通信装置 42 アンテナ 44,122 第2受信機 46,104 第1受信機 48,106 AM/FM受信機IC 50 外部チューニング素子 54 プロセッサ 56 ディスプレイ・ドライバ 60 音声処理ブロック 62,64,66 アナログ・スイッチ 68 専用ボタン 70 インバータ論理ゲート 74 音声出力装置 76 音量アップ・ボタン 78 音量ダウン・ボタン 80 スピーカ 84 ヘッドホン・ジャック 86 電話音声加算ポイント 88 警告音声加算ポイント 90 送信機 91 入力装置
フロントページの続き (72)発明者 マイケル・エル・チャーラー アメリカ合衆国イリノイ州パラティーン、 ノース・サラトガ・ドライブ931 (72)発明者 ジェニファー・ファエイ アメリカ合衆国イリノイ州リバティービ ル、グリーンツリー330 (72)発明者 エリック・クレンツ アメリカ合衆国イリノイ州クリスタル・レ ーク、ミラード・アベニュー364 (72)発明者 ラシッド・エム・アラメー アメリカ合衆国イリノイ州シャンバーグ、 アパート304、トラビス・コート205 (72)発明者 ルイス・ジェイ・バナッタ アメリカ合衆国イリノイ州クリスタル・レ ーク、チェリー4712

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多機能携帯用無線通信装置(10,4
    0,100,120,140,370)であって:音声
    出力装置(74);ラジオ放送を受信し、前記ラジオ放
    送に関連する第1音声信号を生成する第1受信機(4
    6,104);通信情報を受信し、前記通信情報に関連
    する第2音声信号を生成する第2受信機(44,12
    2);および前記第1受信機(46,104)および第
    2受信機(44,122)と通信可能に結合される音声
    処理ブロック(60)であって、前記第1音声信号と前
    記第2音声信号のうち1つを前記音声出力装置(74)
    に選択的に結合する音声処理ブロック(60);によっ
    て構成されることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 多機能携帯用無線通信装置(10,4
    0,100,120,140,370)は更に:第3音
    声信号を受信し、前記第3音声信号に関連する送信信号
    を生成する入力装置(91,223);および前記入力
    装置と通信可能に結合され、前記送信信号を送信する送
    信機(90);によって構成されることを特徴とする請
    求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記第2受信機(44,122)および
    前記送信機(90)は、携帯電話網と通信するセルラ携
    帯電話用の部品によって構成されることを特徴とする請
    求項2記載の多機能携帯用無線通信装置(10,40,
    100,120,140,370)。
  4. 【請求項4】 多機能携帯用無線通信装置(10,4
    0,100,120,140,370)は更に、前記第
    1受信機(46,104)と動作可能な形に結合され、
    前記第2受信機(44,122)と動作可能に結合され
    るアンテナ(42,124,234,274)を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 多機能携帯用無線通信装置は更に:前記
    第1受信機(46,104)と動作可能に結合される第
    1アンテナ(158,166);および前記第2受信機
    (44,122)と動作可能に結合される第2アンテナ
    (152);によって構成されることを特徴とする請求
    項4記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 多機能携帯用無線通信装置(10,4
    0,100,120,140,370)は更に、前記第
    1受信機(46,104)が同調される周波数を表示す
    るディスプレイ(16,130,372)を備えること
    を特徴とする、請求項4記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記ディスプレイ(16,130,37
    2)は更に、プリセット・チャンネル・インジケータ
    (388)を表示するように構成されることを特徴とす
    る請求項6記載の多機能携帯用無線通信装置(10,4
    0,100,120,140,370)。
  8. 【請求項8】 多機能携帯用無線通信装置(10,4
    0,100,370)であって:音声出力装置(7
    4);ラジオ放送を受信し、前記ラジオ放送に関連する
    第1音声信号を生成する第1受信機(46);電話での
    会話に関連する通信情報を受信し、電話での会話に関連
    する前記通信情報に関連する第2音声信号を生成する第
    2受信機(44);および前記第1受信機(46)およ
    び前記第2受信機(44)と、通信可能に結合される音
    声処理ブロック(60)であって、前記第1音声信号お
    よび前記第2音声信号のうち1つを、前記音声出力装置
    に選択的に結合する音声処理ブロック(60);によっ
    て構成されることを特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 前記ラジオ放送は、振幅変調信号によっ
    て構成されることを特徴とする請求項8記載の多機能携
    帯用無線通信装置(10,40,100,370)。
  10. 【請求項10】 前記ラジオ放送は、周波数変調信号よ
    り成ることを特徴とする請求項8記載の多機能携帯用無
    線通信装置(10,40,100,370)。
  11. 【請求項11】 多機能携帯用無線通信装置(10,4
    0,100,370)は更に:第3音声信号を受信し、
    前記第3音声信号に関連する送信信号を生成する入力装
    置(91,223);および前記入力装置(91,22
    3)と通信可能に結合され、前記送信信号を送信する送
    信機(90);によって構成されることを特徴とする、
    請求項8記載の通信装置。
  12. 【請求項12】 前記第2受信機(44)および前記送
    信機(90)は、携帯電話用の部品によって構成される
    ことを特徴とする請求項11記載の多機能携帯用無線通
    信装置(10,40,100,370)。
  13. 【請求項13】 セルラ電話(10,40,100,3
    70)であって:音声出力装置(74);ラジオ放送を
    受信し、前記ラジオ放送に関連する第1音声信号を生成
    する第1受信機(46);電話での会話に関連する通信
    情報を受信し、電話での会話に関連する前記通信情報に
    関連する第2音声信号を生成する第2受信機(44);
    前記第1受信機(46)および前記第2受信機(44)
    と通信可能に結合される音声処理ブロック(60)であ
    って、前記第1音声信号と前記第2音声信号のうち1つ
    を、前記音声出力装置と選択的に結合する音声処理ブロ
    ック(60);第3音声信号を受信し、前記第3音声信
    号に関連する送信信号を生成する入力装置(91,22
    3);前記入力装置(91,223)と通信可能に結合
    され、前記送信信号を送信する送信機(90);前記第
    1受信機(46)および前記第2受信機(44)の一方
    に、動作可能に結合される少なくとも1つのアンテナ
    (42,124,234,274);前記少なくとも1
    つのアンテナ(42,124,234,274)を、前
    記第1受信機(46)および前記第2受信機(44)の
    少なくとも1つに結合する少なくとも1つのインピーダ
    ンス整合回路(236,238);および前記第1受信
    機(46)が同調される任意の周波数、または前記第2
    受信機(44)の電話情報を表示するディスプレイ(1
    6,130,372);によって構成されることを特徴
    とするセルラ電話。
JP2000276873A 1999-09-14 2000-09-12 多機能携帯用通信装置 Pending JP2001127849A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007006442A (ja) * 2005-05-25 2007-01-11 Kyocera Corp 放送受信装置
JP2007104051A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc 携帯端末

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