JPH10163814A - ディジタルフィルタ - Google Patents

ディジタルフィルタ

Info

Publication number
JPH10163814A
JPH10163814A JP8337736A JP33773696A JPH10163814A JP H10163814 A JPH10163814 A JP H10163814A JP 8337736 A JP8337736 A JP 8337736A JP 33773696 A JP33773696 A JP 33773696A JP H10163814 A JPH10163814 A JP H10163814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adder
filter
output
bit
multiplier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8337736A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Igai
和則 猪飼
Hiroki Niide
弘紀 新出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8337736A priority Critical patent/JPH10163814A/ja
Publication of JPH10163814A publication Critical patent/JPH10163814A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話等でスペクトル整形を行なうディジ
タルフィルタにおいて、回路規模を低減化して、装置の
小型化・低価格化・低消費電力化を図る。 【解決手段】 4.096MHzサンプリング4チャネル7bit
ディジタル入力信号I0〜I3を時間多重して遅延器106
〜128からなるシフトレジスタに入力する。次いで、上
記シフトレジスタの入力信号と上記各遅延器出力を加算
器129〜140で加算する。この加算出力を各乗算器141〜1
52にて係数(h0〜h11)乗算する。上記係数乗算の内で
係数h0、h4、h8との積を加算してポリフェーズフィ
ルタH0(z4)の出力を計算する。同様に、係数h1
5、h9との積を加算してポリフェーズフィルタH
1(z4)の、係数h2、h6、h10との積を加算してポリ
フェーズフィルタH2(z4)の、係数h3、h7、h11
の積を加算してポリフェーズフィルタH3(z4)の、各
出力を計算し、上記4つのポリフェーズフィルタを16.3
84MHzクロック単位で並び替えて取り出すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話のスペクト
ラム整形を行なうディジタルフィルタに関し、特にm倍
補間フィルタ回路をm個のポリフェーズフィルタに分割
して時分割動作させてN(Nはmの約数)チャネルのフ
ィルタ処理を1フィルタ分の回路で実現して小型・低消
費電力化を図るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】24タップのFIRフィルタの伝達関数H
(z)は以下の式(1)で表される。 H(z)=h0+h1-1+h2-2+h3-3+h4-4+h5-5+h6-6 +h7-7+h8-8+h9-9+h10-10+h11-11+h12-12 +h13-13+h14-14+h15-15+h16-16+h17-17+h18-18 +h19-19+h20-20+h21-21+h22-22+h23-23 ・・・(1) なお通信分野で用いられる場合、遅延歪みのないように
フィルタ係数はh0=h23、h1=h22,・・・というよ
うに偶対象になっているので、上記式(1)は以下の式
(2)のように変形され、乗算回数を1/2に削減して
実行する。 H(z)=(1+z-23)h0 +(z-1+z-22)h1 +(z-2+z-21)h2 +(z-3+z-20)h3+(z-4+z-19)h4+(z-5+z-18)h5 +(z-6+z-17)h6+(z-7+z-16)h7+(z-8+z-15)h8 +(z-9+z-14)h9+(z-10+z-13)h10+(z-11+z-12)h11 ・・・(2)
【0003】図13に上記式(2)による従来のFIR
4倍補間フィルタの構成ブロック図を示す。図13にお
いて、クロック入力端61から入力される16.384MHzクロ
ックに同期して受信入力端1より7ビット2の補数表現
のディジタル信号(4.096MHzサンプリング)が4回に1
回サンプル入力すると、遅延器2、3、4、5、6、
7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、1
9、20、21、22、23、24から構成されるシフトレジスタ
はクロック入力端61から入力される16.384MHzクロック
に同期して更新される。次に加算器25は入力端1と遅延
器24の信号を足した8ビットの和、加算器26は遅延器2
と遅延器23の信号を足した8ビットの和、加算器27は遅
延器3と遅延器22の信号を足した8ビットの和、加算器
28は遅延器4と遅延器21の信号を足した8ビットの和、
加算器29は遅延器5と遅延器20の信号を足した8ビット
の和、加算器30は遅延器6と遅延器19の信号を足した8
ビットの和、加算器31は遅延器7と遅延器18の信号を足
した8ビットの和、加算器32は遅延器8と遅延器17の信
号を足した8ビットの和、加算器33は遅延器9と遅延器
16の信号を足した8ビットの和、加算器34は遅延器10と
遅延器15の信号を足した8ビットの和、加算器35は遅延
器11と遅延器14の信号を足した8ビットの和、加算器36
は遅延器12と遅延器13の信号を足した8ビットの和を出
力する。8×10ビット乗算器37、38、39、40、41、42、
43、44、45、46、47、48は各々、加算器25と10ビット係
数h0、加算器26と10ビット係数h1、加算器27と10ビッ
ト係数h2、加算器28と10ビット係数h3、加算器29と10
ビット係数h4、加算器30と10ビット係数h5、加算器31
と10ビット係数h6、加算器32と10ビット係数h7、加算
器33と10ビット係数h8、加算器34と10ビット係数h9
加算器35と10ビット係数h10、加算器36と10ビット係数
11の積を18ビットで出力する。
【0004】すると加算器49は乗算器37と乗算器38、加
算器50は乗算器39と乗算器40、加算器51は乗算器41と乗
算器42、加算器52は乗算器43と乗算器44、加算器53は乗
算器45と乗算器46、加算器54は乗算器47と乗算器48の出
力を加算する。さらに加算器55は加算器49と加算器50、
加算器56は加算器51と加算器52、加算器57は加算器53と
加算器54の出力を加算し、加算器58は加算器56と加算器
57および加算器59は加算器58と加算器55の出力を加算し
て22ビットの出力を得、出力端60に出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のFIR補間フィルタでは、従来例に示したように24タ
ップのフィルタのために8×10ビットの乗算器が12個も
必要な上、回路全体が高いクロック16.384MHzで動作す
るため、装置の小型・低消費電力化が困難であるという
問題を有していた。特に携帯電話のスペクトラム整形を
行なうディジタル送信フィルタでは同相チャネル(以下
Iチャネル)と直交チャネル(以下Qチャネル)の2チ
ャネル分のフィルタ処理が必要であり、加えて入力語長
が大きい場合は乗算器の回路規模が比例して大きくなる
のでさらに小型・低消費電力化が困難であるという問題
を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、m倍補間フィルタ回路をm個のポリフェ−ズフィル
タに分割して時分割動作させてN(Nはmの約数)チャ
ネルのフィルタ処理を1フィルタ分の回路にて実現でき
るようにしたものである。なおN(<m)チャネルの場
合、本回路の動作クロックはN/m倍に低減できるので
低消費電力化が図れる。また1チャネルのフィルタ処理
の場合も入力語長をN分割してNチャネル信号と見なし
て処理を行なえば、入力語長が1/Nなので乗算器等の
演算回路の規模は約1/Nに削減できる。以上のことか
ら、小型・低消費電力化が可能なFIRm倍補間フィル
タを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記問題を解決するため
に本発明は、m倍補間フィルタ回路をm個のポリフェ−
ズフィルタに分割して時分割動作させてN(Nはmの約
数)チャネルのフィルタ処理を同規模の回路にて実現し
たものである。ここでポリフェ−ズフィルタとは上記式
(1)を以下の式(3)のように分解して得られるH
0(z4)、H1(z4)、H2(z4)、H3(z4)をいう。 H(z)=h0+h1-1+h2-2+h3-3+ ・・・ +h23-23 =(h0+h4-4+h8-8+h12-12+h16-16+h20-20) +z-1(h1+h5-4+h9-8+h13-12+h17-16+h21-20) +z-2(h2+h6-4+h10-8+h14-12+h18-16+h22-20) +z-3(h3+h7-4+h11-8+h15-12+h19-16+h23-20) =H0(z4) +z-11(z4) +z-22(z4)+z-33(z4) ・・・(3) 上記式(3)による4倍補間フィルタは、入力が4出力
サンプルに1回しかないので、出力サンプリング周波数
に対して1サンプル時刻ずつずれながらH0(z4)、H1(z
4)、H2(z4)、H3(z4)のフィルタ演算を逐次選択実行す
ればよい。
【0008】従って各ポリフェ−ズフィルタは出力サン
プリング周波数の1/4のクロックで動作することがで
きるので、これらを時分割で動作させれば最大4チャネ
ルのフィルタ演算を行なわせることができ、N(Nは4
の約数)チャネル以下の処理の場合にはN/4倍のクロ
ックで動作させることができる。
【0009】また1チャネル動作の場合も入力デ−タの
語長をN分割してNチャネル処理と見なして行なうこと
により、乗算器等の演算器のハ−ド規模を1/Nに削減
できる。
【0010】なお、上記に示した従来例やこれから説明
する実施の形態のように係数乗算を乗算器で行なう場合
には、本発明により語長を1/Nにして処理を行なうと
回路規模は1/Nになるが、これをROMで実現する場
合はアドレス長が1/Nになるのでメモリ容量が激減す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、上記式(3)のように展開されたディジタルフィル
タにおいて、 1.4.096MHzサンプリング4チャネル7bitディジタル
入力信号I0、I1、I2、 I3を時間多重してシフ
トレジスタに入力する処理 2.上記シフトレジスタの入力信号と各遅延器出力を加
算する処理 3.上記8bit加算出力と係数乗算を行なう処理 4.上記係数乗算の内でh0、h4、h8との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH0(z4)の出力を計算する処理 5.上記係数乗算の内でh1、h5、h9との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH1(z4)の出力を計算する処理 6.上記係数乗算の内でh2、h6、h10との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH2(z4)の出力を計算する処理 7.上記係数乗算の内でh3、h7、h11との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH3(z4)の出力を計算する処理 8.上記4つのポリフェ−ズフィルタを16.384MHzクロ
ック単位で並び替えて取り出すことにより、16.384MHz
サンプリング4チャネル出力を得る処理 により4チャネルのフィルタ処理を1フィルタ分の回路
で実行できるようにしたディジタルフィルタであり、装
置の小型化・低価格化・低消費電力化を図れるという作
用を有する。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、上記式
(3)のように展開されたディジタルフィルタにおい
て、 1. 4.096MHzサンプリング2チャネル7bitディジタル
入力信号I0、I1を時間多重してシフトレジスタに入力
する処理 2.上記シフトレジスタの入力信号と各遅延器出力を加
算する処理 3.上記8bit加算出力と係数乗算を行なう処理 4.上記係数乗算の内でh0、h4、h8との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH0(z4)の出力を計算する処理 5.上記係数乗算の内でh1、h5、h9との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH1(z4)の出力を計算する処理 6.上記係数乗算の内でh2、h6、h10との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH2(z4)の出力を計算する処理 7.上記係数乗算の内でh3、h7、h11との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH3(z4)の出力を計算する処理 8.上記4つのポリフェ−ズフィルタを8.192MHzクロッ
ク単位で選択して取り出すことにより、16.384MHzサン
プリング2チャネル出力を得る処理 により2チャネルのフィルタ処理を出力サンプリングの
1/2のクロックで動作する1フィルタ分の回路で実行
できるようにしたディジタルフィルタであり、装置の小
型化・低価格化・低消費電力化を図れるという作用を有
する。
【0013】本発明の請求項3に記載の発明は、上記式
(3)のように展開されたディジタルフィルタにおい
て、 1.4.096MHzサンプリング13bitディジタル入力信号I
の語長を4分割して4ビットのI3、I2、I1、I0とし
た後に時間多重してシフトレジスタに入力する処理 2.上記シフトレジスタの入力信号と各遅延器出力を加
算する処理 3.上記8bit加算出力と係数乗算を行なう処理 4.上記係数乗算の内でh0、h4、h8との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH0(z4)の出力を計算する処理 5.上記係数乗算の内でh1、h5、h9との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH1(z4)の出力を計算する処理 6.上記係数乗算の内でh2、h6、h10との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH2(z4)の出力を計算する処理 7.上記係数乗算の内でh3、h7、h11との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH3(z4)の出力を計算する処理 8.上記4つのポリフェ−ズフィルタを各々適当な時間
でクリアされる4サンプル加算回路で積分する処理 9.上記4つの積分出力を16.384MHzクロック単位で選
択して取り出すことにより、16.384MHzサンプリング出
力を得る処理 によりフィルタ処理を約1/3の規模の回路で実行でき
るようにしたディジタルフィルタであり、装置の小型化
・低価格化・低消費電力化を図れるという作用を有す
る。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明は、上記式
(3)のように展開されたディジタルフィルタにおい
て、 1.4.096MHzサンプリング13bitディジタル入力信号I
の語長を2分割して7ビットのI1、I0とした後に時間
多重してシフトレジスタに入力する処理 2.上記シフトレジスタの入力信号と各遅延器出力を加
算する処理 3.上記8bit加算出力と係数乗算を行なう処理 4.上記係数乗算の内でh0、h4、h8との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH0(z4)の出力を計算する処理 5.上記係数乗算の内でh1、h5、h9との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH1(z4)の出力を計算する処理 6.上記係数乗算の内でh2、h6、h10との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH2(z4)の出力を計算する処理 7.上記係数乗算の内でh3、h7、h11との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH3(z4)の出力を計算する処理 8.上記4つのポリフェ−ズフィルタを各々適当な時間
でクリアされる2サンプル加算回路で積分する処理 9.上記4つの積分出力を8.192MHzクロック単位で選択
して取り出すことにより、16.384MHzサンプリング出力
を得る処理 によりフィルタ処理を約1/2の規模の回路で実行でき
るようにしつつかつ出力サンプリングの1/2のクロッ
クで動作する1フィルタ分の回路で実行できるようにし
たディジタルフィルタであり、装置の小型化・低価格化
・低消費電力化を図れるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項5に記載の発明は、上記式
(3)のように展開されたディジタルフィルタにおい
て、 1.4.096MHzサンプリング13bit2チャネルディジタル
入力信号I0、I1の語長を各々2分割して7ビットのI
0h、I0l、I1h、I1lとした後に時間多重してシフトレ
ジスタに入する処理 2.上記シフトレジスタの入力信号と各遅延器出力を加
算する処理 3.上記8bit加算出力と係数乗算を行なう処理 4.上記係数乗算の内でh0、h4、h8との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH0(z4)の出力を計算する処理 5.上記係数乗算の内でh1、h5、h9との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH1(z4)の出力を計算する処理 6.上記係数乗算の内でh2、h6、h10との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH2(z4)の出力を計算する処理 7.上記係数乗算の内でh3、h7、h11との積を加算し
てポリフェ−ズフィルタH3(z4)の出力を計算する処理 8.上記4つのポリフェ−ズフィルタを各々適当な時間
でクリアされる2サンプル加算回路で積分する処理 9.上記4つの積分出力を16.384MHzクロック単位で選
択して取り出すことにより、2チャネル16.384MHzサン
プリング出力を得る処理 によりフィルタ処理を約1/2の規模の回路で実行でき
るようにしたディジタルフィルタであり、装置の小型化
・低価格化・低消費電力化を図れるという作用を有す
る。
【0016】本発明の請求項6に記載の発明は、上記式
(3)のように展開されたディジタルフィルタにおい
て、 1.4.096MHzサンプリング7bitディジタル入力信号I0
と13bitディジタル入力信号I1の語長を2分割して得ら
れる7ビットのI1h、I1lの3デ−タを時間多重してシ
フトレジスタに入力する処理 2.上記シフトレジスタの入力信号と各遅延器出力を加
算する処理 3.上記8bit加算出力と係数乗算を行なう処理 4.上記係数乗算の内でh0、h6との積を加算してポリ
フェ−ズフィルタH0(z4)の出力を計算する処理 5.上記係数乗算の内でh1、h7との積を加算してポリ
フェ−ズフィルタH1(z4)の出力を計算する処理 6.上記係数乗算の内でh2、h8との積を加算してポリ
フェ−ズフィルタH2(z4)の出力を計算する処理 7.上記係数乗算の内でh3、h9との積を加算してポリ
フェ−ズフィルタH3(z4)の出力を計算する処理 8.上記係数乗算の内でh4、h10との積を加算してポ
リフェ−ズフィルタH4(z4)の出力を計算する処理 9.上記係数乗算の内でh5、h11との積を加算してポ
リフェ−ズフィルタH5(z4)の出力を計算する処理 10.上記6つのポリフェ−ズフィルタ出力を12.288MHz
クロック単位で選択して取り出すことにより、I0入力
に対する24.576MHzサンプリング出力を得る処理 11.上記6つのポリフェ−ズフィルタ出力を各々適当な
時間でクリアされる2サンプル加算回路で積分する処理 12.上記6つの積分出力を12.288MHzクロック単位で選
択して取り出すことにより、24.576MHzサンプリング出
力を得る処理 によりフィルタ処理を約1/2の規模の回路で実行でき
るようにしつつかつ出力サンプリングの1/2のクロッ
クで動作する1フィルタ分の回路で実行できるようにし
たディジタルフィルタであり、装置の小型化・低価格化
・低消費電力化を図れるという作用を有する。
【0017】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図12を用いて説明する。
【0018】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態のディジタルフィルタの構成を示すブロッ
ク図であり、図2にその動作タイミングを示す。図1に
おいて、受信入力端101、102、103、104より各々7ビッ
ト4チャネルのディジタル信号I0、I1、I2、I3が4.
096MHzサンプリングで1サンプル入力すると、セレクタ
105はこれらを時間多重して遅延器106、107、108、10
9、110、111、112、113、114、115、116、117、118、11
9、120、121、122、123、124、125、126、127、128から
構成されるシフトレジスタへ入力し更新する。次に加算
器129はセレクタ105出力と遅延器128の信号を足した8
ビットの和、加算器130は遅延器106と遅延器127の信号
を足した8ビットの和、加算器131は遅延器107と遅延器
126の信号を足した8ビットの和、加算器132は遅延器10
8と遅延器125の信号を足した8ビットの和、加算器133
は遅延器109と遅延器124の信号を足した8ビットの和、
加算器134は遅延器110と遅延器123の信号を足した8ビ
ットの和、加算器135は遅延器111と遅延器122の信号を
足した8ビットの和、加算器136は遅延器112と遅延器12
1の信号を足した8ビットの和、加算器137は遅延器113
と遅延器120の信号を足した8ビットの和、加算器138は
遅延器114と遅延器119の信号を足した8ビットの和、加
算器139は遅延器115と遅延器118の信号を足した8ビッ
トの和、加算器140は遅延器116と遅延器117の信号を足
した8ビットの和を出力する。8×10ビット乗算器14
1、142、143、144、145、146、147、148、149、150、15
1、152は各々加算器129と10ビット係数h0、加算器130
と10ビット係数h1、加算器131と10ビット係数h2、加
算器132と10ビット係数h3、加算器133と10ビット係数
4、加算器134と10ビット係数h5、加算器135と10ビッ
ト係数h6、加算器136と10ビット係数h7、加算器137と
10ビット係数h8、加算器138と10ビット係数h9、加算
器139と10ビット係数h10、加算器140と10ビット係数h
11の積を18ビットで出力する。
【0019】すると加算器153は乗算器145と乗算器14
9、加算器154は乗算器146と乗算器150、加算器155は乗
算器147と乗算器151、加算器156は乗算器148と乗算器15
2の出力を加算する。さらに加算器157は乗算器141と加
算器153、加算器158は乗算器142と加算器154、加算器15
9は乗算器143と加算器155、加算器160は乗算器144と加
算器156の出力を加算し、おのおのポリフェ−ズフィル
タH0(z4)、H1(z4)、H2(z4)、H3(z4)の出力を得る。
【0020】セレクタ161はこれら4つのポリフェ−ズ
フィルタからI0入力に対する出力を選択して出力端165
に、またセレクタ162はこれら4つのポリフェ−ズフィ
ルタからI1入力に対する出力を選択して出力端166に、
セレクタ163はこれら4つのポリフェ−ズフィルタから
2入力に対する出力を選択して出力端167に、セレクタ
164はこれら4つのポリフェ−ズフィルタからI3入力に
対する出力を選択して出力端168に16.384MHzサンプリン
グで出力する。なお、これらの動作は図2に示す通りで
あり、クロック入力端169からの32.768MHzクロックを2
bitカウンタ170で分周して得た16.384MHzおよび8.192MH
zクロックに同期して進められ、4チャネルのフィルタ
処理を16.384MHzクロック動作する1フィルタ分の回路
で実行できる。
【0021】(第2の実施の形態)図3は本発明の第2
の実施の形態のディジタルフィルタの構成を示すブロッ
ク図であり、図4にその動作タイミングを示す。図3に
おいて、受信入力端201、202より各々7ビット2チャネ
ルのディジタル信号I0、I1が4.096MHzサンプリングで
1サンプル入力すると、セレクタ203はこれらを時間多
重して遅延器204、205、206、207、208、209、210、21
1、212、213、214から構成されるシフトレジスタへ入力
し更新する。次に加算器215はセレクタ203出力と遅延器
214の信号を足した8ビットの和、加算器216は遅延器20
4と遅延器213の信号を足した8ビットの和、加算器217
は遅延器205と遅延器212の信号を足した8ビットの和、
加算器218は遅延器206と遅延器211の信号を足した8ビ
ットの和、加算器219は遅延器207と遅延器210の信号を
足した8ビットの和、加算器220は遅延器208と遅延器20
9の信号を足した8ビットの和を出力する。8×10ビッ
ト乗算器221、222、223、224、225、226、227、228、22
9、230、231、232は各々加算器215と10ビット係数h0
加算器215と10ビット係数h1、加算器216と10ビット係
数h2、加算器216と10ビット係数h3、加算器217と10ビ
ット係数h4、加算器217と10ビット係数h5、加算器218
と10ビット係数h6、加算器218と10ビット係数h7、加
算器219と10ビット係数h8、加算器219と10ビット係数
9、加算器220と10ビット係数h10、加算器220と10ビ
ット係数h11の積を18ビットで出力する。
【0022】すると加算器233は乗算器225と乗算器22
9、加算器234は乗算器226と乗算器230、加算器235は乗
算器227と乗算器231、加算器236は乗算器228と乗算器23
2の出力を加算する。さらに加算器237は乗算器221と加
算器233、加算器238は乗算器222と加算器234、加算器23
9は乗算器223と加算器235、加算器240は乗算器224と加
算器236の出力を加算し、おのおのポリフェ−ズフィル
タH0(z4)、H1(z4)、H2(z 4)、H3(z4)の出力を得る。
セレクタ241はこれら4つのポリフェ−ズフィルタからI
0入力に対する出力を選択して出力端243に、セレクタ24
2はこれら4つのポリフェ−ズフィルタからI1入力に対
する出力を選択して出力端244に16.384MHzサンプリング
で出力する。なお、これらの動作は図4に示す通りであ
り、クロック入力端245からの16.384MHzクロックを2bi
tカウンタ246で分周して得た8.192MHzおよび4.096MHzク
ロックに同期して進められ、2チャネルのフィルタ処理
を8.192MHzクロック動作する1フィルタ分の回路で実行
できる。
【0023】(第3の実施の形態)図5は本発明の第3
の実施の形態のディジタルフィルタの構成を示すブロッ
ク図であり、図6にその動作タイミングを示す。図5に
おいて、受信入力端301より13ビットのディジタル信号
Iが4.096MHzサンプリングで1サンプル入力すると、語
長分割器302は上位ビットから入力デ−タを4、3、
3、3ビットで切り出し、下位3ブロックの上位に符号
ビット'0'を付加して4ビットのI3、I2、I1、I0
号にする。セレクタ203はこれらを時間多重して遅延器3
04、305、306、307、308、309、310、311、312、313、3
14、315、316、317、318、319、320、321、322、323、3
24、325、326から構成されるシフトレジスタへ入力し更
新する。
【0024】次に加算器327はセレクタ303出力と遅延器
326の信号を足した5ビットの和、加算器328は遅延器30
4と遅延器325の信号を足した5ビットの和、加算器329
は遅延器305と遅延器324の信号を足した5ビットの和、
加算器330は遅延器306と遅延器323の信号を足した5ビ
ットの和、加算器331は遅延器307と遅延器322の信号を
足した5ビットの和、加算器332は遅延器308と遅延器32
1の信号を足した5ビットの和、加算器333は遅延器309
と遅延器320の信号を足した5ビットの和、加算器334は
遅延器310と遅延器319の信号を足した5ビットの和、加
算器335は遅延器311と遅延器318の信号を足した5ビッ
トの和、加算器336は遅延器312と遅延器317の信号を足
した5ビットの和、加算器337は遅延器313と遅延器316
の信号を足した5ビットの和、加算器338は遅延器314と
遅延器315の信号を足した5ビットの和を出力する。
【0025】5×10ビット乗算器339、340、341、342、
343、344、345、346、347、348、349、350は各々加算器
327と10ビット係数h0、加算器328と10ビット係数h1
加算器329と10ビット係数h2、加算器330と10ビット係
数h3、加算器331と10ビット係数h4、加算器332と10ビ
ット係数h5、加算器333と10ビット係数h6、加算器334
と10ビット係数h7、加算器335と10ビット係数h8、加
算器336と10ビット係数h9、加算器337と10ビット係数
10、加算器338と10ビット係数h11の積を18ビットで
出力する。
【0026】すると加算器351は乗算器343と乗算器34
7、加算器352は乗算器344と乗算器348、加算器353は乗
算器345と乗算器349、加算器354は乗算器346と乗算器35
0の出力を加算する。さらに加算器355は乗算器339と加
算器351、加算器356は乗算器340と加算器352、加算器35
7は乗算器341と加算器353、加算器358は乗算器342と加
算器354の出力を加算し、おのおのポリフェ−ズフィル
タH0(z4)、H1(z4)、H2(z4)、H3(z4)の出力を得る。
【0027】加算器359はその出力を遅延器360で1サン
プル遅延させ結線論理によるシフタ361で3ビットシフ
トダウンしたものと加算器355の出力を加算し、加算器3
62はその出力を遅延器363で1サンプル遅延させ結線論
理によるシフタ364で3ビットシフトダウンしたものと
加算器356の出力を加算し、加算器365はその出力を遅延
器366で1サンプル遅延させ結線論理によるシフタ367で
3ビットシフトダウンしたものと加算器357の出力を加
算し、加算器368はその出力を遅延器369で1サンプル遅
延させ結線論理によるシフタ370で3ビットシフトダウ
ンしたものと加算器358の出力を加算する。ここで、遅
延器360、363、366、369はデコ−ダ371の出力にて16.38
4MHz4クロックに1回1サンプル時刻ズレながらクリア
される。
【0028】セレクタ372はこれら4つの加算出力から
クリアする直前の出力を選択して出力端373に16.384MHz
サンプリングで出力する。なお、これらの動作は図6に
示す通りであり、クロック入力端374からの32.768MHzク
ロックを2bitカウンタ375で分周して得た16.384MHzお
よび8.192MHzクロックに同期して進められ、4チャネル
のフィルタ処理を16.384MHzクロック動作する1フィル
タ分の回路で実行でき、そのレジスタ、加算器、乗算器
などの演算回路は入力13ビットに対して5ビット相当で
よく約1/3で済む。
【0029】(第4の実施の形態)図7は本発明の第4
の実施の形態のディジタルフィルタの構成を示すブロッ
ク図であり、図8にその動作タイミングを示す。図7に
おいて、受信入力端401より13ビットディジタル信号I
が4.096MHzサンプリングで1サンプル入力すると、語長
分割器402は上位ビットから入力デ−タを7、6ビット
で切り出し、下位ブロックの上位に符号ビット'0'を付
加して7ビットのI1、I0信号にする。
【0030】セレクタ403はこれらを時間多重して遅延
器404、405、406、407、408、409、410、411、412、41
3、414から構成されるシフトレジスタへ入力し更新す
る。次に加算器415はセレクタ403出力と遅延器414の信
号を足した8ビットの和、加算器416は遅延器404と遅延
器413の信号を足した8ビットの和、加算器417は遅延器
405と遅延器412の信号を足した8ビットの和、加算器41
8は遅延器406と遅延器411の信号を足した8ビットの
和、加算器419は遅延器407と遅延器410の信号を足した
8ビットの和、加算器420は遅延器408と遅延器409の信
号を足した8ビットの和を出力する。
【0031】8×10ビット乗算器421、422、423、424、
425、426、427、428、429、430、431、432は各々加算器
415と10ビット係数h0、加算器415と10ビット係数h1
加算器416と10ビット係数h2、加算器416と10ビット係
数h3、加算器417と10ビット係数h4、加算器417と10ビ
ット係数h5、加算器418と10ビット係数h6、加算器418
と10ビット係数h7、加算器419と10ビット係数h8、加
算器419と10ビット係数h9、加算器420と10ビット係数
10、加算器420と10ビット係数h11の積を18ビットで
出力する。
【0032】すると加算器433は乗算器425と乗算器42
9、加算器434は乗算器426と乗算器430、加算器435は乗
算器427と乗算器431、加算器436は乗算器428と乗算器43
2の出力を加算する。さらに加算器437は乗算器421と加
算器433、加算器438は乗算器422と加算器434、加算器43
9は乗算器423と加算器435、加算器440は乗算器424と加
算器436の出力を加算し、おのおのポリフェ−ズフィル
タH0(z4)、H1(z4)、H2(z4)、H3(z4)の出力を得る。
【0033】加算器441はその出力を遅延器442で1サン
プル遅延させ結線論理によるシフタ443で6ビットシフ
トダウンしたものと加算器437の出力を加算し、加算器4
44はその出力を遅延器445で1サンプル遅延させ結線論
理によるシフタ446で6ビットシフトダウンしたものと
加算器438の出力を加算し、加算器447はその出力を遅延
器448で1サンプル遅延させ結線論理によるシフタ449で
6ビットシフトダウンしたものと加算器435の出力を加
算し、加算器450はその出力を遅延器451で1サンプル遅
延させ結線論理によるシフタ452で6ビットシフトダウ
ンしたものと加算器440の出力を加算する。
【0034】ここで、遅延器442、445、448、451はデコ
−ダ453の出力にて8.192MHz2クロックに1回1サンプ
ル時刻ズレながらクリアされる。セレクタ454はこれら
4つの加算出力からクリアする直前の出力を選択して出
力端455に16.384MHzサンプリングで出力する。なお、こ
れらの動作は図8に示す通りであり、クロック入力端45
6からの16.384MHzクロックを2bitカウンタ457で分周し
て得た8.192MHzおよび4.096MHzクロックに同期して進め
られ、フィルタ処理を8.192MHzクロックで動作する1フ
ィルタ分の回路で実行でき、そのレジスタ、加算器、乗
算器などの演算回路は入力13ビットに対して7ビット相
当でよく約1/2で済む。
【0035】(第5の実施の形態)図9は本発明の第5
の実施の形態のディジタルフィルタの構成を示すブロッ
ク図であり、図10にその動作タイミングを示す。図9
において、受信入力端501、502より各々13ビットのディ
ジタル信号I0、I1が4.096MHzサンプリングで1サンプ
ル入力すると、語長分割器503、504は各々上位ビットか
ら入力デ−タを7、6ビットで切り出し、下位ブロック
の上位に符号ビット'0'を付加して7ビットのI0h、I0
lおよびI1h、I1l信号にする。セレクタ505はこれらを
時間多重して遅延器506、507、508、509、510、511、51
2、513、514、515、516、517、518、519、520、521、52
2、523、524、525、526、527、528から構成されるシフ
トレジスタへ入力し更新する。
【0036】次に加算器529はセレクタ505出力と遅延器
528の信号を足した8ビットの和、加算器530は遅延器50
6と遅延器527の信号を足した8ビットの和、加算器531
は遅延器507と遅延器526の信号を足した8ビットの和、
加算器532は遅延器508と遅延器525の信号を足した8ビ
ットの和、加算器533は遅延器509と遅延器524の信号を
足した8ビットの和、加算器534は遅延器510と遅延器52
3の信号を足した8ビットの和、加算器535は遅延器511
と遅延器522の信号を足した8ビットの和、加算器536は
遅延器512と遅延器521の信号を足した8ビットの和、加
算器537は遅延器513と遅延器520の信号を足した8ビッ
トの和、加算器538は遅延器514と遅延器519の信号を足
した8ビットの和、加算器539は遅延器515と遅延器518
の信号を足した8ビットの和、加算器540は遅延器516と
遅延器517の信号を足した8ビットの和を出力する。
【0037】8×10ビット乗算器541、542、543、544、
545、546、547、548、549、550、551、552は各々加算器
529と10ビット係数h0、加算器530と10ビット係数h1
加算器531と10ビット係数h2、加算器532と10ビット係
数h3、加算器533と10ビット係数h4、加算器534と10ビ
ット係数h5、加算器535と10ビット係数h6、加算器536
と10ビット係数h7、加算器537と10ビット係数h8、加
算器538と10ビット係数h9、加算器539と10ビット係数
10、加算器540と10ビット係数h11の積を18ビットで
出力する。
【0038】すると加算器553は乗算器545と乗算器54
9、加算器554は乗算器546と乗算器550、加算器555は乗
算器547と乗算器551、加算器556は乗算器548と乗算器55
2の出力を加算する。さらに加算器557は乗算器541と加
算器553、加算器558は乗算器542と加算器554、加算器55
9は乗算器543と加算器555、加算器560は乗算器544と加
算器556の出力を加算し、おのおのポリフェ−ズフィル
タH0(z4)、H1(z4)、H2(z4)、H3(z4)の出力を得る。
加算器561はその出力を遅延器562で1サンプル遅延させ
結線論理によるシフタ563で6ビットシフトダウンした
ものと加算器557の出力を加算し、加算器564はその出力
を遅延器565で1サンプル遅延させ結線論理によるシフ
タ566で6ビットシフトダウンしたものと加算器558の出
力を加算し、加算器567はその出力を遅延器568で1サン
プル遅延させ結線論理によるシフタ569で6ビットシフ
トダウンしたものと加算器559の出力を加算し、加算器5
70はその出力を遅延器571で1サンプル遅延させ結線論
理によるシフタ572で6ビットシフトダウンしたものと
加算器560の出力を加算する。
【0039】ここで、遅延器562、565、568、571はデコ
−ダ573の出力にて16.384MHz2クロックに1回1サンプ
ル時刻ズレながらクリアされる。セレクタ574はこれら
4つの加算出力からクリアする直前の出力を選択して出
力端576に、セレクタ575はこれら4つの加算出力からク
リアする直前の出力を選択して出力端577に16.384MHzサ
ンプリングで出力する。なお、これらの動作は図10に
示す通りであり、クロック入力端578からの32.768MHzク
ロックを2bitカウンタ579で分周して得た16.384MHzお
よび8.192MHzクロックに同期して進められ、2チャネル
のフィルタ処理を16.384MHzクロック動作する1フィル
タ分の回路で実行でき、そのレジスタ、加算器、乗算器
などの演算回路は入力13ビットに対して7ビット相当で
よく約1/2で済む。
【0040】(第6の実施の形態)図11は本発明の第
6の実施の形態のディジタルフィルタの構成を示すブロ
ック図であり、図12にその動作タイミングを示す。図
11において、受信入力端601より7ビットディジタル
信号I0、受信入力端602より13ビットディジタル信号I
1が4.096MHzサンプリングで1サンプル入力すると、語
長分割器603はI1の上位ビットから入力デ−タを7、6
ビットで切り出し、下位ブロックの上位に符号ビット'
0'を付加して7ビットのI1h、I1l信号にする。セレク
タ604はこれらを時間多重して遅延器605、606、607、60
8、609、610、611、612、613、614、615から構成される
シフトレジスタへ入力し更新する。
【0041】次に加算器616はセレクタ604出力と遅延器
615の信号を足した8ビットの和、加算器617は遅延器60
5と遅延器614の信号を足した8ビットの和、加算器618
は遅延器606と遅延器613の信号を足した8ビットの和、
加算器619は遅延器607と遅延器612の信号を足した8ビ
ットの和、加算器620は遅延器608と遅延器611の信号を
足した8ビットの和、加算器621は遅延器609と遅延器61
0の信号を足した8ビットの和を出力する。
【0042】8×10ビット乗算器622、623、624、625、
626、627、628、629、630、631、632、633は各々加算器
616と10ビット係数h0、加算器616と10ビット係数h1
加算器617と10ビット係数h2、加算器617と10ビット係
数h3、加算器618と10ビット係数h4、加算器618と10ビ
ット係数h5、加算器619と10ビット係数h6、加算器619
と10ビット係数h7、加算器620と10ビット係数h8、加
算器620と10ビット係数h9、加算器621と10ビット係数
10、加算器621と10ビット係数h11の積を18ビットで
出力する。
【0043】すると加算器634は乗算器622と乗算器62
8、加算器635は乗算器623と乗算器629、加算器636は乗
算器624と乗算器630、加算器637は乗算器625と乗算器63
1、加算器638は乗算器626と乗算器632、加算器639は乗
算器627と乗算器633の出力を加算し、各々ポリフェ−ズ
フィルタH0(z4)、H1(z4) 、H2(z4)、H3(z4) 、H
4(z4)、H5(z4) の出力を得る。
【0044】加算器640はその出力を遅延器641で1サン
プル遅延させ結線論理によるシフタ642で6ビットシフ
トダウンしたものと加算器634の出力を加算し、加算器6
43はその出力を遅延器644で1サンプル遅延させ結線論
理によるシフタ645で6ビットシフトダウンしたものと
加算器635の出力を加算し、加算器646はその出力を遅延
器647で1サンプル遅延させ結線論理によるシフタ648で
6ビットシフトダウンしたものと加算器636の出力を加
算し、加算器649はその出力を遅延器650で1サンプル遅
延させ結線論理によるシフタ651で6ビットシフトダウ
ンしたものと加算器637の出力を加算し、加算器652はそ
の出力を遅延器653で1サンプル遅延させ結線論理によ
るシフタ654で6ビットシフトダウンしたものと加算器6
38の出力を加算し、加算器655はその出力を遅延器656で
1サンプル遅延させ結線論理によるシフタ657で6ビッ
トシフトダウンしたものと加算器639の出力を加算す
る。
【0045】ここで、遅延器641、644、647、650、65
3、656はデコ−ダ658の出力にて12.288MHz2クロックに
1回1サンプル時刻ズレながらクリアされる。セレクタ
659はこれら6つのポリフェ−ズフィルタ出力からI0
力に対する出力を選択して出力端661に24.576MHzサンプ
リングで出力する。セレクタ660はこれら6つの加算出
力からクリアする直前の出力を選択して出力端662に24.
576MHzサンプリングで出力する。なお、これらの動作は
図12に示す通りであり、クロック入力端663からの49.
152MHzクロックを3bitカウンタ664で分周して得た24.5
76MHz、12.288MHzおよび6.144MHzクロックに同期して進
められ、フィルタ処理を12.288MHzクロックで動作する
1フィルタ分の回路で実行でき、そのレジスタ、加算
器、乗算器などの演算回路は入力13ビットに対して7ビ
ット相当でよく約1/2で済む。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、m倍補間フィルタ回路をm個のポリフェ−ズフィル
タに分割して時分割動作させてN(Nはmの約数)チャ
ネルのフィルタ処理を1フィルタ分の回路にて実現でき
る。なおN(<m)チャネルの場合、本回路の動作クロ
ックはN/m倍に低減できるので低消費電力化が図れ
る。
【0047】また1チャネルのフィルタ処理の場合も入
力語長をN分割してNチャネル信号と見なして処理を行
なえば、入力語長が1/Nなので乗算器等の演算回路の
規模は約1/Nに削減できる。以上により、小型・低消
費電力化が可能な優れたディジタルフィルタを容易に実
現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のディジタルフィル
タの構成を示すブロック図、
【図2】本発明の第1の実施の形態における動作を説明
するタイミングチャ−ト、
【図3】本発明の第2の実施の形態のディジタルフィル
タの構成を示すブロック図、
【図4】本発明の第2の実施の形態における動作を説明
するタイミングチャ−ト、
【図5】本発明の第3の実施の形態のディジタルフィル
タの構成を示すブロック図、
【図6】本発明の第3の実施の形態における動作を説明
するタイミングチャ−ト、
【図7】本発明の第4の実施の形態のディジタルフィル
タの構成を示すブロック図、
【図8】本発明の第4の実施の形態における動作を説明
するタイミングチャ−ト、
【図9】本発明の第5の実施の形態のディジタルフィル
タの構成を示すブロック図、
【図10】本発明の第5の実施の形態における動作を説
明するタイミングチャ−ト、
【図11】本発明の第6の実施の形態のディジタルフィ
ルタの構成を示すブロック図、
【図12】本発明の第6の実施の形態における動作を説
明するタイミングチャ−ト、
【図13】従来例のディジタルフィルタの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1、301、401 入力端I 2〜24、106〜128、204〜214、304〜326 遅延器 360、363、366、369、404〜414、442 遅延器 445、448、451、506〜528、562、565 遅延器 568、571、605〜615、641、644、647 遅延器 650、653、656 遅延器 25〜36、49〜59、129〜140、153〜160 加算器 215〜220、233〜240、327〜338、351〜359 加算器 362、365、368、415〜420、433〜441、444 加算器 447、450、529〜540、553〜561、564、567 加算器 570、616〜621、634〜640、643、646、649 加算器 652、655 加算器 37〜48、141〜152、221〜232、421〜432 8×10乗算器 541〜552、622〜633 8×10乗算器 60、373、455 出力端I 61、245、456 16.384MHzクロック入力端 101、201、501、601 入力端I0 102、202、502、602 入力端I1 103 入力端I2 104 入力端I3 105、161〜164、241〜242、303、372 4to1セレクタ 454、505、574〜575 4to1セレクタ 165、243、576、661 出力端I0 166、244、577、662 出力端I1 167 出力端I2 168 出力端I3 169、374、578 32.768MHzクロック入力端 170、246、375、457、579 2bitカウンタ 203、403 2to1セレクタ 302 語長4分割器 339〜350 5×10乗算器 361、364、367、370 3ビットシフタ 402、503〜504、603 語長2分割器 443、446、449、452、563、566、569 6ビットシフタ 572、642、645、648、651、654、657 6ビットシフタ 453、573、658 デコ−ダ 604 3to1セレクタ 659〜660 6to1セレクタ 663 49.152MHzクロック入力端 664 3bitカウンタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル回路で実現する非巡回型m倍
    補間フィルタ(以下FIRm倍補間フィルタ)におい
    て、フィルタ回路をm個のポリフェ−ズフィルタに分割
    して時分割動作させることによりN(=m)チャネルの
    フィルタ処理をフィルタ1個分の回路で実現できるよう
    にしたディジタルフィルタ。
  2. 【請求項2】 ディジタル回路で実現するFIRm倍補
    間フィルタにおいて、フィルタ回路をm個のポリフェ−
    ズフィルタに分割し、時分割動作させることによりN
    (Nはmの約数)チャネルのフィルタ処理をフィルタ1
    個分の回路で実現し、N/m倍のクロックによる低消費
    電力動作を可能にしたディジタルフィルタ。
  3. 【請求項3】 ディジタル回路で実現するFIRm倍補
    間フィルタにおいて、入力デ−タの語長kビットをN
    (=m)個に分割するとともにフィルタ回路をm個のポ
    リフェ−ズフィルタに分割して入力し、時分割動作させ
    ることにより、乗算器回路規模を(k+N−1)/Nkに
    削減可能にしたディジタルフィルタ。
  4. 【請求項4】 ディジタル回路で実現するFIRm倍補
    間フィルタにおいて、入力デ−タの語長kビットをN
    (Nはmの約数)個に分割するとともにフィルタ回路を
    m個のポリフェ−ズフィルタに分割して入力し、時分割
    動作させることにより、乗算器回路規模を(k+N−1)
    /Nk倍に削減しかつN/m倍のクロックによる低消費
    電力動作を可能にしたディジタルフィルタ。
  5. 【請求項5】 ディジタル回路で実現するFIRm倍補
    間フィルタにおいて、iチャネルの入力デ−タの各語長
    iビットをNi(i=1,・・・,L,N=ΣNiはmの約数)
    個に分割するとともにフィルタ回路をm個のポリフェ−
    ズフィルタに分割して入力し、時分割動作させることに
    より、iチャネルのフィルタ処理をフィルタ1個分の回
    路で実現し、乗算器回路規模を(k+N−1)/Nk倍
    (k=maxki)に削減することを可能にしたディジタル
    フィルタ。
  6. 【請求項6】 ディジタル回路で実現するFIRm倍補
    間フィルタにおいて、iチャネルの入力デ−タの各語長
    iビットをNi(i=1,・・・,L,N=ΣNiはmの約数)
    個に分割するとともにフィルタ回路をm個のポリフェ−
    ズフィルタに分割して入力し時分割動作させることによ
    りiチャネルのフィルタ処理をフィルタ1個分の回路で
    実現し、乗算器回路規模を(k+N−1)/Nk倍(k=ma
    xki)に削減しかつN/m倍クロックによる低消費電力
    動作を可能にしたディジタルフィルタ。
JP8337736A 1996-12-04 1996-12-04 ディジタルフィルタ Pending JPH10163814A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8337736A JPH10163814A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 ディジタルフィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8337736A JPH10163814A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 ディジタルフィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10163814A true JPH10163814A (ja) 1998-06-19

Family

ID=18311483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8337736A Pending JPH10163814A (ja) 1996-12-04 1996-12-04 ディジタルフィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10163814A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004146945A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Mitsubishi Electric Corp 高速ディジタル相関器およびそれを用いた受信信号の周波数検出処理器
JP2020057837A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社富士通ゼネラル A/d変換処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004146945A (ja) * 2002-10-22 2004-05-20 Mitsubishi Electric Corp 高速ディジタル相関器およびそれを用いた受信信号の周波数検出処理器
JP2020057837A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 株式会社富士通ゼネラル A/d変換処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Bellanger et al. TDM-FDM transmultiplexer: Digital polyphase and FFT
US4131766A (en) Digital filter bank
AU756733B2 (en) A method and apparatus for digital channelisation and de-channelisation
US8626808B2 (en) Digital signal processing circuit and method comprising band selection
US20040095951A1 (en) Digital filter of a mobile communication system and operating method thereof
JP2000040942A (ja) デジタルフィルタ
US20060224649A1 (en) Interpolation and decimation using newton polyphase filters
JP4295428B2 (ja) Firフィルタ、firフィルタの制御方法、およびfirフィルタを有する半導体集積回路、firフィルタでフィルタリングされたデータを送信する通信システム
JPH10163814A (ja) ディジタルフィルタ
US6073151A (en) Bit-serial linear interpolator with sliced output
CA2216128C (en) Efficient digital filter and method using coefficient precombining
US6345077B1 (en) Correlation detecting method and matched filter unit
JP3451253B2 (ja) 無線トランスミッタにおける伝送信号のスペクトル形成をするためのデバイスおよび方法
Zhu et al. ASIC implementation architecture for pulse shaping FIR filters in 3G mobile communications
WO2005002051A1 (ja) デジタルフィルタ
Tammali et al. FPGA Implementation of Polyphase Mixing and Area efficient Polyphase FIR Decimation algorithm for High speed Direct RF sampling ADCs
JP2002271431A (ja) 低域通過フィルタ
Kotha et al. An lut based rns fir filter implementation for reconfigurable applications
WO1996023264A1 (en) Architecture for efficient interpolator
JPH0832409A (ja) デジタルfirフィルタ回路
JPH0837444A (ja) オーバサンプルディジタルフィルタ
JP3370952B2 (ja) ディジタル内挿補間フィルタ
JPH11243432A (ja) タイミング同期回路
JP2001320261A (ja) 波形整形デジタルフィルタ回路
JPH1056358A (ja) ディジタルフィルタ