JPH10163050A - フライバックトランス - Google Patents

フライバックトランス

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Publication number
JPH10163050A
JPH10163050A JP8319119A JP31911996A JPH10163050A JP H10163050 A JPH10163050 A JP H10163050A JP 8319119 A JP8319119 A JP 8319119A JP 31911996 A JP31911996 A JP 31911996A JP H10163050 A JPH10163050 A JP H10163050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
flyback transformer
width
primary coil
outer case
Prior art date
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Pending
Application number
JP8319119A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Nakata
俊宏 中太
Zenichi Kuse
善一 久瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8319119A priority Critical patent/JPH10163050A/ja
Publication of JPH10163050A publication Critical patent/JPH10163050A/ja
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フライバックトランス同一本体で2種類以上
のコアを組むことができるフライバックトランスを提供
することを目的とする。 【解決手段】 コアの回動を防止する外装ケース7のコ
ア回り止め8および一次コイルボビン9のコの字形状部
9aに段差を設ける。すなわち、例えばコア回り止め8
は、第1のコア回り止め幅D1寸法が第1のコア10の
コア幅A1寸法より広く、第2のコア回り止め幅D2寸
法は第2のコア11のコア幅A2寸法より広い形状とす
る。ただし、第1のコア回り止め幅D1寸法は第2のコ
ア11の第2コア幅A2寸法より狭い形状とする。こう
して、コアを挟持する間隔を複数設けることにより、同
一本体に複数のコアを組むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機、ディスプレイモニター装置等に用いられるフライバ
ックトランスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一次コイルと二次コイルを有する
高圧トランスを収納する外装ケース本体には、1種類の
サイズのフェライトコアを取り付ける構造が主流となっ
ている。
【0003】以下、従来のフライバックトランスの構造
について図5を参照しながら説明する。図5(a)は従
来のフライバックトランスの上面図、同(b)は同フラ
イバックトランスのフェライトコアの挿入状態を示す説
明図、同(c)は同フライバックトランスの下面図であ
る。なお、図5(b)では、説明の便宜上、上下フェラ
イトコアをコア回り止めおよびコイルボビンのコの字形
状部の位置で切断した状態を記載している。
【0004】図5に示すように、フライバックトランス
は、一次コイルを巻いた円筒の端面にコアを挿設するコ
の字形状部4aを一体成形した一次コイルボビン4をフ
ライバックトランスの外装ケース2にその開口面より挿
入し、その後、上側フェライトコア5と下側フェライト
コア6とがフライバックトランスの上下から挿設されて
いる。また、フライバックトランスの外装ケース2の上
部にはフェライトコア回り止め3が互いに対向した位置
に一体成形されている。
【0005】コア回り止め3の間隔D3は上側フェライ
トコア5の横幅A3より広く、一次コイルを巻いた一次
コイルボビン4のコの字形状部4aの間隔F3は下側フ
ェライトコア6の横幅A3より広い構造になっている。
【0006】上下フェライトコア5、6、外装ケース
2、一次コイルボビン4の寸法公差を含めたコア回り止
め3の間隔D3と上側フェライトコア5の横幅A3、一
次コイルボビン4のコの字形状部4aの間隔F3と下側
フェライトコア6の横幅A3の差は、一般的に0.5mm
〜1.0mmになっている。
【0007】以上のように構成されたフライバックトラ
ンスについて、以下その特性について説明する。このよ
うな従来のフライバックトランスでは、パソコン用ディ
スプレイモニター又は高品位テレビジョン受信機の高周
波化に伴い、磁芯である上下フェライトコア5、6のヒ
ステリス損失及びうず電流損失の増加による発熱が大き
くなるため、それを抑制することが求められている。
【0008】上下フェライトコア5、6の発熱が大きく
なるとフライバックトランス自身の内部温度が上がり、
フライバックトランスの絶縁材であるエポキシ樹脂、巻
線の絶縁用ワニス、コイルボビンのプラスチック樹脂等
の絶縁抵抗が下がることにより信頼性及び長期寿命の低
下の要因となる。
【0009】このため、コア等による損失のための発熱
が高くなった時に発熱を抑える手段として、従来はフェ
ライトコアの径を大きくし、かつ長さを長くする方法が
用いられていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法においては、フライバックトランスのコイル
ボビン4を大きくしたり、上下フェライトコア5、6を
固定する外装ケース2を上下フェライトコア5、6の幅
に合わせて寸法変更しなければならなかった。そのた
め、2種類以上の成形品が必要となり、これに伴う外装
ケース2やコイルボビン4の金型の二重投資、生産設備
の新規治具製作、生産切り替え等が、生産性、稼働率の
低下の要因となっていた。
【0011】本発明は上記の問題を解決するものであ
り、複数のコアが選択可能なフライバックトランスを提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の第1のフライバックトランスは、少なくと
も一次コイルを備えたコイル部と、前記コイル部を収納
する外装ケースと、前記コイル部および前記外装ケース
に少なくとも一部を挿入されるコア部と、前記外装ケー
スに設けられるとともに前記コア部が挿設され前記コア
部の回動を防止する回動防止部とを備え、前記回動防止
部を前記コア部の挿入方向に向かって狭くしたものであ
る。
【0013】また、本発明の第2のフライバックトラン
スは、少なくとも一次コイルを備えたコイル部と、前記
一次コイルが巻回されるコイルボビンと、前記コイル部
に少なくとも一部を挿入されるコア部と、前記コイルボ
ビンに設けられるとともに前記コア部が挿設され前記コ
ア部の回動を防止する回動防止部とを備え、前記回動防
止部を前記コア部の挿入方向に向かって狭くしたもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は上記した構成により、フ
ライバックトランス同一本体で二種類以上のコアを組む
ことができるものである。
【0015】以下、本発明の一実施の形態について図面
を参照しながら説明する。図1(a)は本発明の一実施
の形態におけるフライバックトランス(コアなし)の上
面図、同(b)は同側面図、同(c)は同下面図であ
り、図2(a)は本発明の一実施の形態におけるフライ
バックトランスに用いられる第1のコアの正面図、同
(b)は同側面図、同(c)は同コアを組んだ場合の説
明図、図3(a)は同第2のコアの正面図、同(b)は
同側面図、同(c)は同コアを組んだ場合の説明図であ
る。なお、図2(c)、図3(c)は、それぞれコアを
上下に組んだ状態で縦に切断した状態を示している。
【0016】図1に示すように、フライバックトランス
の外装ケース7の上部に一体化されているコア回り止め
8は、第1のコア回り止め幅D1寸法が第1のコア10
のコア幅A1寸法より広く、第2のコア回り止め幅D2
寸法は第2のコア11のコア幅A2寸法より広い形状と
する。ただし、第1のコア回り止め幅D1寸法は第2の
コア11のコア幅A2寸法より狭い形状とする。
【0017】また、フライバックトランスの外装ケース
7の開口面12より挿入される一次コイルボビン9の、
一次コイルを巻いた円筒状の端面に一体成形され、コア
が挿設されるコの字形状部9aは、第1のコの字幅F1
寸法が第1のコア10のコア幅A1寸法より広く、第2
のコの字幅F2寸法は第2のコア11のコア幅A2寸法
より広い形状とする。ただし、第1のコの字幅F1寸法
は第2のコア11のコア幅A2寸法より狭い形状とす
る。
【0018】さらに、一次コイルを巻いた一次コイルボ
ビン9の円筒の内径Hは、第2のコア11の径A2より
広い形状とする。
【0019】例えば第1のコア幅A1が12.5mm、第
2のコア幅A2が14.0mmとすれば、第1のコア回り
止め幅D1、一次コイルボビン9の第1のコの字幅F1
は13.0mmとし、第2のコア回り止め幅D2、一次コ
イルボビン9の第2のコの字幅F2は14.5mmとす
る。その結果、第1のコア10はD1、F1の間隔には
挿入できるが、第2のコア11はD1、F1より寸法が
大きい為、D1、F1の間には挿入できない。
【0020】また、第1のコア10を組み合わせた場合
のコア脚の長さC1は、第1のコア10の脚の長さB1
+B1+α1+α2(α1:インダクタンス調整の寸
法、α2:寸法公差)である。これは外装ケース7の第
1のコア挿入部の長さE寸法より長い構造である。第2
のコア11を組み合わせた場合のコア脚の長さC2は、
第2のコア11の脚の長さB2+B2+α1+α2(α
1:インダクタンス調整の寸法、α2:寸法公差)であ
る。これは外装ケース7の第2のコア挿入部の長さG寸
法より長い構造である。ただし、コア脚の長さC1は外
装ケース7の第2のコア挿入部の長さG寸法より短い構
造である。
【0021】このように本実施の形態のフライバックト
ランスによれば、フライバックトランス同一本体で二種
類以上のコアを組むことができる。
【0022】なお、図4(a)は本発明の一実施の形態
のフライバックトランスにおいて第1のコアを用いた状
態の説明図、同(b)は同じく第2のコアを用いた状態
の説明図である。これらの図面は説明の便宜上、図5
(b)と同様に記載した。
【0023】なお、本実施の形態では、フライバックト
ランスの上下双方(コア回り止め8および一次コイルボ
ビンのコの字形状部9a)に段差を設けたが、上下いず
れか一方とすることもできる。また、コアに当接する双
方の壁に段差を設けたが左右いずれか一方とすることも
できる。さらに、この段差に代えて、コア回り止め8同
士の間隔やコイルボビンのコの字形状部9aの幅を挿入
方向に向かって斜めに狭くしてもよい。さらにまた、一
次コイルボビン9にコア回り止め8を設けたり、外装ケ
ース7にコの字形状部9aを設けることもできる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フライバックトランス本体を変更することな
く二種類以上のコア部を温度特性等により選択できるた
め、フライバックトランスの外装ケースやコイルボビ
ン、生産設備および治具等の共有化ができる。従って生
産性向上、稼働率アップを画ることができ、金型設計・
加工費用の削減ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施の形態におけるフライ
バックトランス(コアなし)の上面図 (b)は同側面図 (c)は同下面図
【図2】(a)は本発明の一実施の形態におけるフライ
バックトランスに用いられる第1のコアの正面図 (b)は同側面図 (c)は同コアを組んだ場合の説明図
【図3】(a)は同第2のコアの正面図 (b)は同側面図 (c)は同コアを組んだ場合の説明図
【図4】(a)は本発明の一実施の形態のフライバック
トランスにおいて第1のコアを用いた状態の説明図 (b)は同じく第2のコアを用いた状態の説明図
【図5】(a)は従来のフライバックトランスの上面図 (b)は同フライバックトランスのフェライトコアの挿
入状態を示す説明図 (c)は同フライバックトランスの下面図
【符号の説明】
7 外装ケース 8 コア回り止め(回動防止部) 9 一次コイルボビン 9a 一次コイルボビンのコの字形状部(回動防止部) 10 第1のコア 11 第2のコア 12 外装ケースの開口面 A1 第1のコアのコア幅 A2 第2のコアのコア幅 B1 第1のコアのコア脚の長さ B2 第2のコアのコア脚の長さ C1 第1のコアを組み合わせた場合のコア脚部分の長
さ C2 第2のコアを組み合わせた場合のコア脚部分の長
さ D1 コア回り止めの第1の幅 D2 コア回り止めの第2の幅 E 第1のコア挿入部の長さ F1 一次コイルボビンの第1のコの字幅 F2 一次コイルボビンの第2のコの字幅 G 第2のコア挿入部の長さ H 一次コイルボビンの円筒部内径 α1 インダクタンス調整の寸法 α2 寸法公差

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一次コイルを備えたコイル部
    と、前記コイル部を収納する外装ケースと、前記コイル
    部および前記外装ケースに少なくとも一部を挿入される
    コア部と、前記外装ケースに設けられるとともに前記コ
    ア部が挿設され前記コア部の回動を防止する回動防止部
    とを備え、前記回動防止部を前記コア部の挿入方向に向
    かって狭くしたフライバックトランス。
  2. 【請求項2】少なくとも一次コイルを備えたコイル部
    と、前記一次コイルが巻回されるコイルボビンと、前記
    コイル部に少なくとも一部を挿入されるコア部と、前記
    コイルボビンに設けられるとともに前記コア部が挿設さ
    れ前記コア部の回動を防止する回動防止部とを備え、前
    記回動防止部を前記コア部の挿入方向に向かって狭くし
    たフライバックトランス。
  3. 【請求項3】回動防止部に段差を設けた請求項1または
    2記載のフライバックトランス。
  4. 【請求項4】回動防止部が複数の突出部からなる請求項
    1〜3のいずれかに記載のフライバックトランス。
  5. 【請求項5】回動防止部がコの字形状の凹部からなる請
    求項1〜3のいずれかに記載のフライバックトランス。
JP8319119A 1996-11-29 1996-11-29 フライバックトランス Pending JPH10163050A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8319119A JPH10163050A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 フライバックトランス

Applications Claiming Priority (1)

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JP8319119A JPH10163050A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 フライバックトランス

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Publication Number Publication Date
JPH10163050A true JPH10163050A (ja) 1998-06-19

Family

ID=18106682

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8319119A Pending JPH10163050A (ja) 1996-11-29 1996-11-29 フライバックトランス

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JP (1) JPH10163050A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002089158A1 (fr) * 2001-04-19 2002-11-07 Hitachi Media Electronics Co., Ltd. Transformateur

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002089158A1 (fr) * 2001-04-19 2002-11-07 Hitachi Media Electronics Co., Ltd. Transformateur

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 20040302