JPH10162979A - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents
無電極放電灯点灯装置Info
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- JPH10162979A JPH10162979A JP31531196A JP31531196A JPH10162979A JP H10162979 A JPH10162979 A JP H10162979A JP 31531196 A JP31531196 A JP 31531196A JP 31531196 A JP31531196 A JP 31531196A JP H10162979 A JPH10162979 A JP H10162979A
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Abstract
が小さく、無電極放電灯の始動性の良い点灯装置を提供
する。 【解決手段】高周波電力を電力増幅するスイッチング素
子Q3 を含むメインアンプ5の出力端間に、無電極放電
灯7の高周波電力供給用コイル8を接続し、メインアン
プ5に電力を供給する第1の直流電源Eと、前記高周波
電力を発生させるドライブ装置(発振回路1とプリアン
プ2)に電力を供給する第2の直流電源Vcとを有し、
メインアンプ5は第1の直流電源Eの電圧レベルの上昇
に応じて出力が増加する無電極放電灯点灯装置におい
て、無電極放電灯7が少なくとも点灯状態に移行するま
で第2の直流電源Vcの電圧レベルを上昇させる。
Description
周波電力を供給して発光させる無電極放電灯点灯装置に
関するものである。
は、図7及び図8に示すように、直流電源Eと、この直
流電源Eからの電力供給を受けて高周波電力を出力する
高周波電力供給手段Aと、この高周波電力供給手段Aの
出力端間に接続される高周波電力供給用コイル8と、こ
の高周波電力供給用コイル8の近傍に配置され、透明な
ガラスバルブ或いは内面に蛍光体が塗布された球状のガ
ラスバルブ内に不活性ガス、金属蒸気等の放電ガス(例
えば、水銀及び稀ガス)を封入した無電極放電灯7とを
備えて構成されている。ここで、高周波電力供給手段A
は、直流電源Eの両端に接続される発振回路1と、直流
電源Eの両端に接続され発振回路1の信号を受けて増幅
された高周波電力を出力する増幅部2、5と、無電極放
電灯7と増幅部2、5との間に設けられるマッチング回
路4とから構成されている。
た回路であり、コイルL1 、コンデンサC3 により低Q
の同調回路を構成し、無調整の発振器としている。ま
た、増幅部2、5は、発振回路1の発振出力を増幅する
プリアンプ2と、プリアンプ2の出力をさらに高周波電
力増幅するメインアンプ5とから構成されている。ここ
で、プリアンプ2は、コイルL2 とコンデンサC7 によ
り発振周波数に同調させ、トランジスタQ2 により発振
回路1の発振出力をC級増幅するように構成されてい
る。抵抗R5 乃至抵抗R7 は減衰器を構成し、抵抗R8
は、コイルL2 のQを下げるために入れている。そし
て、メインアンプ5は、パワーMOSFET(以下、ト
ランジスタと称する)Q3 等により、プリアンプ2の出
力を更に高周波電力増幅している。コイルL4 は、トラ
ンジスタQ3 の入力キャパシタンスを打ち消すために接
続されてあり、抵抗R10はトランジスタQ3 の入力イン
ピーダンスをプリアンプ2の出力と整合させるために接
続されてある。フィルター回路3は、コイルL5 、コン
デンサC12等から構成され、高周波が電源に帰還するこ
とを防いでいる。マッチング回路4は、コンデンサC9
乃至C11等から構成され、メインアンプ5の出力と後段
の無電極放電灯7及び高周波電力供給用コイル8との間
に設けられ、両方のインピーダンスのマッチングを取
り、反射を無くして無電極放電灯7に効率良く高周波電
力を伝達するようにインピーダンス整合を行っているも
のである。また、コンデンサC10は電源電圧の直流成分
を除去する役目も果たしている。
に不活性ガス、金属蒸気などの放電ガスを封入したもの
であり、この外周には近接して数ターンの空心コイルで
ある高周波電力供給用コイル8が巻回され、数MHzか
ら数100MHzの高周波電力を無電極放電灯7内の放
電ガスに供給している。これにより、高周波電力供給用
コイル8に高周波電磁界を発生させ、無電極放電灯7に
高周波電力を供給し、無電極放電灯7内に高周波プラズ
マ電流を発生させて紫外線もしくは可視光を発生するよ
うになっている。
SFET等)と、ゲートに接続された放電抵抗R45から
なり、トランジスタQ9 のドレインは、プリアンプ2の
トランジスタQ2 のベースに、ソースはグランドに接続
されている。そして、トランジスタQ9 のゲートには外
部より調光制御信号が入力されるようになっている。
(MOSFET等)と、ゲートに接続された放電抵抗R
44と、抵抗Rsと、比較器CP1 と、直流電源Eの両端
に接続される抵抗R41と抵抗R42との直列回路と、抵抗
Rsの両端に接続される抵抗R43とコンデンサC41との
直列回路とを備え、抵抗R41と抵抗R42の接続点と前記
比較器CP1 の−端子とが接続され、抵抗R43とコンデ
ンサC41の接続点と前記比較器CP1 の+端子とが接続
されている。そして、過電流が流れると過電流保護回路
11の作用により無電極放電灯7は消灯する。
流電源Eからの直流電圧を受けると発振回路1が発振を
開姶し、プリアンプ2に発振回路1の信号が伝達されて
増幅され、メインアンプ5に増幅された信号が伝達され
てさらに増幅される。このメインアンプ5にて増幅され
た高周波電圧は、この無電極放電灯7の球状の外周に沿
って近接配置された高周波電力供給用コイル8に印加さ
れる。そして、高周波電力供給用コイル8に数MHzか
ら数100MHzの高周波電流を流すことにより、高周
波電力供給用コイル8に高周波電磁界を発生させ、無電
極放電灯7に高周波電力を供給し、無電極放電灯7内に
高周波プラズマ電流を発生させて紫外線もしくは可視光
を発生するようになっている。
された場合を説明する。Lレベルの調光制御信号が入力
された場合、この状態は、先に説明した場合と同様とな
り、トランジスタQ9 のドレイン・ソース間はオープン
状態となり、トランジスタQ 2 のベースには発振回路1
からの出力が正常に加わり、無電極放電灯7は点灯す
る。また、Hレベルの調光制御信号が入力された場合、
トランジスタQ9 のゲートに十分高い電圧(例えばNE
C製の2SK654では6V以上)が印加されると、ト
ランジスタQ9 のドレイン・ソース間はオン状態とな
り、その結果、トランジスタQ2 のベース・エミッタ間
が短絡され、ベース電圧は0となり、プリアンプ2での
増幅が行われず、無電極放電灯7は消灯する。ここで、
抵抗R5 乃至抵抗R8 は、負荷変動の影響を小さくする
ために設けられている。
レベルの信号の比率を適当に設定し、無電極放電灯7を
目にちらつき感を与えない程度の高い繰り返し周期で点
滅させる時分割制御により、任意の調光特性が得られ
る。また、このような時分割制御では、発振回路1の発
振が停止しないので、無電極放電灯7の立ち上がり時間
は、調光制御信号、トランジスタQ9 、Q2 、Q3 の立
ち上がりにより決まるため比較的高速になる。点灯中
は、発振回路1及びトランジスタQ9 、抵抗R45により
消費される電力のみ必要なため、不要電力もあまり大き
くならない。点灯時10Wの入力の回路で、1W程度で
ある。そして、点滅周期を100Hz程度以上にすれ
ば、いわゆるデューティ調光も可能である。
明する。何らかの原因、例えば、無電極放電灯7の異常
によるインピーダンスの変化、無電極放電灯7の未装
着、無電極放電灯7の破損又は高周波電力供給手段Aの
異常等により過電流が抵抗Rsに流れると、抵抗Rsの
両端に過電圧が発生する。そして、抵抗R42の両端電圧
(所定値に設定されている基準電圧)Vaより、コンデ
ンサC41の両端電圧Vbの方が上昇すると、トランジス
タQ8 がオン状態となり、トランジスタQ2 のベース・
エミッタ間が短絡され、ベース電圧は0となり、プリア
ンプ2での増幅が行われず、無電極放電灯7は消灯す
る。
放電灯7が消灯すると、抵抗Rsには過電流が流れなく
なる。そうすると、抵抗R42の両端電圧Vaより、コン
デンサC41の両端電圧Vbの方が低下し、トランジスタ
Q8 がオフ状態となり、トランジスタQ2 のベース・エ
ミッタ間が開放されてベース電圧が発生し、プリアンプ
2での増幅が行われ、無電極放電灯7は点灯する。この
ように、何らかの異常が発生した場合には、その異常が
解除されるまで無電極放電灯7を点滅制御して、直流電
源Eからの入力電流の平均値を制限して高周波電力供給
手段Aを保護している。
よるインピーダンスの変化、無電極放電灯7の未装着、
無電極放電灯7の破損により過電流が抵抗Rsに流れる
場合、その電流の通常時と比較したときの増分は、主に
メインアンプ5、マッチング回路4及び高周波電力供給
用コイル8からのものであり、発振回路1、プリアンプ
2からの電流は異常の前後で殆ど変化しない。
図を図9に示すが、メインアンプ5、マッチング回路
4、高周波電力供給用コイル8と電流検出用の抵抗Rs
との距離は離れてしまうため、パターンから不要輻射雑
音を発生したり、又は、外部からの誘導により雑音が発
生したりして、抵抗Rsに流れる電流に雑音が乗り、検
出精度が悪くなる恐れがある。
プである増幅回路5にE級増幅回路を用いた場合の回路
図を図10に示す。このE級増幅回路は、直流電源Eに
直列接続されたMOS−FETよりなるスイッチング素
子Q3 と、直流電源Eから入力電流を一定にするための
RFチョークL3 と、スイッチング素子Q3 に並列接続
されたコンデンサC9 と、動作周波数付近に共振点を持
つ共振用コイルL5 、共振用コンデンサC24の直列回路
からなり、さらに、RFチョークL3 と並列に第2のR
FチョークL3 ’とスイッチング素子S1 との直列回路
が接続され、コンデンサC9 と並列にコンデンサC9 ’
とスイッチング素子S2 の直列回路が接続されている。
素子S1 をオン状態にする。そのため、RFチョーク全
体の定数はL3 単体の場合よりも小さくなり、その結
果、インピーダンスが小さくなって入力電流の立ち上が
り時間が短くなり、従って点弧始動期間も短くなる。し
かし、RFチョークの値を小さくすると、入力電流のリ
ップルが増加し、スイッチング素子Q3 の電流ID 、電
圧VDSの波形は図11に示すようになる。同図の電流I
D のスパイク電流はスイッチング素子Q3 に過大なスト
レスを加え、スイッチング素子Q3 の発熱、破壊を招
く。そこで、スイッチング素子S1 と同時にスイッチン
グ素子S2 もオンしておくと、電流ID の波形は図12
のように補正され、スイッチング素子Q3 に過大なスト
レスが加わることがない。次に、無電極放電灯7が点灯
すると、スイッチング素子S1 、S2をオフにして回路
定数を元に戻し、E級増幅回路として効率良く点灯状態
を維持する。
L3 ’の2つを設け、スイッチング素子S1 ,S2 によ
り切り換えていたが、この限りではなく、要するにRF
チョークのインピーダンスを放電灯の点灯までは小さ
く、点灯後はRFチョークのインピーダンスを大きくす
るような手段であれば良い。
補正手段としては、コンデンサC9’に限らず、インダ
クタンスL5 、コンデンサC24の定数を変化させても良
い。本例のように構成すれば、点弧始動期間と始動点灯
後とで、E級増幅回路の定数を変化させることにより、
点弧始動期間を短くすることができる。
図13に示す。増幅回路2は、スイッチング素子Q2 、
S3 、インダクタンスL2 、L2 ’、コンデンサC7 に
より構成されており、それ以外は図10と同様の構成で
ある。その動作について説明する。スイッチング素子S
3 は最初ONにしておき、電源スイッチSWをONにし
て、直流電源Eを投入し、無電極放電灯7が点灯した後
はスイッチング素子S 3 をOFFにする。ここで、スイ
ッチング素子S3 がONのとき、インダクタンスL2 と
L2 ’の合成インピーダンスを小さくすることによって
増幅回路2及び5の増幅度が増し、高周波電力供給用コ
イル8の両端に発生する電圧も上昇する。したがって、
無電極放電灯7の始動が容易になり、無電極放電灯7の
点灯後は、スイッチング素子S3 をOFFにして効率良
く点灯させる。
L2 のインピーダンスを低くしたが、他にも、始動時の
みコンデンサC7 のインピーダンスを小さくする、スイ
ッチング素子Q2 のドレイン・ソース間にコンデンサを
挿入して、ドレイン・ソース間のインピーダンスを小さ
くする等、共振を強めて始動時に増幅回路2、5の増幅
度を上げる方法であれば何でも良い。さらに、始動性を
向上させる方法の一つに、始動時のみ電源電圧Eを増加
させるといった方法もある。
ため始動時に直流電源電圧Eを増加させたり、また、コ
イルL3 (図10)やL2 (図13)のインダクタンス
を小さくすることにより共振を強めたりした場合、スイ
ッチング素子Q3 にかかるストレスが大きくなり、スイ
ッチング素子Q3 の寿命が短くなるといった欠点があ
る。
スイッチング素子にかかるストレスが小さく、無電極放
電灯の始動性の良い無電極放電灯点灯装置を提供するこ
とである。
の課題を解決するために、図1に示すように、高周波電
力を発生させるドライブ装置(発振回路1とプリアンプ
2)と、前記ドライブ装置からの出力を電力増幅する少
なくとも1個のスイッチング素子Q3 を含むメインアン
プ5と、前記メインアンプ5の出力端間に接続される高
周波電力供給用コイル8と、ガラスバルブ内に不活性ガ
ス、金属蒸気等の放電ガスを封入し、高周波電力供給用
コイル8に近接配置されて点灯する無電極放電灯7と、
前記メインアンプ5に電力を供給する第1の直流電源E
と、前記ドライブ装置に電力を供給する第2の直流電源
Vcとを有し、前記メインアンプ5は第1の直流電源E
の電圧レベルの上昇に応じて出力が増加する無電極放電
灯点灯装置において、前記無電極放電灯7が少なくとも
点灯状態に移行するまで第2の直流電源Vcの電圧レベ
ルを上昇させることを特徴とするものである。
態として、様々な実施例を説明する。まず、図1に本発
明の無電極放電灯点灯装置の実施例1の回路図を示す。
この回路では、交流電源ACをダイオードブリッジDB
とコンデンサCoにより完全平滑することにより直流電
源Eを得ている。チョッパ平滑回路6は、直流電源Eの
電源電圧をスイッチングすることにより、平滑コンデン
サC13の両端間に低周波リップル成分の含まれない安定
な直流電圧Vcを得る。また、これと同時に、スイッチ
ング素子Q4 によるスイッチング動作により平滑コンデ
ンサC13へ間欠的に充電電流を流すことにより、交流電
源ACからの入力電流を高調波成分の少ないほぼ正弦波
電流とするものである。この技術については、従来から
良く知られているもので、詳細な説明は省く。チョッパ
平滑回路6には、上記各素子の他に、チョッパコイルL
6 、抵抗R11、R12、ダイオードD1 が構成素子として
含まれる。また、このチョッパ平滑回路6の動作周波数
は、数kHzないし数百kHzに設定されている。
発振回路であり、コイルL1 とコンデンサC3 とにより
低Qの同調回路を構成し、無調整の発振回路としてい
る。この高周波発振器1には、上記各素子の他に、トラ
ンジスタQ1 、抵抗R1 、R2、R3 、R4 、コンデン
サC1 、C2 、C3 、C4 、C5 が構成素子として含ま
れる。なお、水晶振動子Xによる発振周波数は、数MH
zないし数百MHzの範囲の周波数、例えば工業周波数
バンドである13.56MHzに設定される。
プ2は、トランジスタQ2 によりC級増幅を行ってお
り、コイルL2 とコンデンサC7 とにより発振周波数に
同調するように構成している。抵抗R5 、R6 、R7 か
らなる回路は減衰器を構成しており、抵抗R8 はコイル
L2 のQを下げるために挿入されている。プリアンプ2
には、上記各素子の他に、抵抗R9 、コンデンサC6 が
構成素子として含まれる。なお、抵抗R8 は省くことも
できる。
幅するメインアンプ5は、パワーMOSFET(以下、
トランジスタと称する)Q3 による増幅器となってい
る。コイルL4 は、トランジスタQ3 の入力キャパシタ
ンスを打ち消すために挿入してあり、抵抗R10はトラン
ジスタQ3 の入力インピーダンスをプリアンプ2の出力
と整合させるために接続してある。メインアンプ5に
は、上記各素子の他に、コイルL3 、コンデンサC8 が
構成素子として含まれる。なお、コイルL4 、抵抗R10
は省くこともできる。
11で構成され、メインアンプ5の出力と後段の無電極放
電灯7および誘導コイル8とのインピーダンス整合をと
っている。無電極放電灯7は、ガラスバルブ内に希ガス
と水銀蒸気等を封入したものであり、この無電極放電灯
7の外周には、数ターンの空心コイルからなる誘導コイ
ル8が近接して配置されており、この誘導コイル8によ
り整合回路4から入力された高周波電力を無電極放電灯
7内の発光ガスに供給している。
L5 、L7 、コンデンサC12、C20から構成され、高周
波が交流電源に帰還することを防いでいる。
によってチョッパ平滑回路6の平滑コンデンサC13の両
端電圧Vcを安定化するものであり、スイッチングレギ
ュレータ用集積回路(μPC494;日本電気株式会社
製)IC1 、出力用のトランジスタQ5 、駆動トランス
T1 、抵抗R14、R15、R16、R17、R18、R19、
R 20、R21、R22、R23、R24、R29、R30、R31、コ
ンデンサC15、C16、C17、C18から構成されている。
そして、抵抗R24を介してチョッパ平滑回路6の出力電
圧を検出し、この電圧に基づいてスイッチングレギュレ
ータ用集積回路IC 1 がトランジスタQ5 のオン・オフ
を制御し、それが駆動トランスT1 を介してスイッチン
グ素子Q4 に伝達される。
7 、抵抗R25、R26、R27、R28、R32、コンデンサC
19、スイッチSxから構成されており、無電極放電灯7
の始動を改善するために、一定期間、チョッパ平滑回路
6の出力電圧を上昇させるよう働く。スイッチSxは、
トランジスタQ6 のベースとグラウンド間に設けてお
り、トランジスタQ6 を強制的にOFFさせるためのも
のである。また、直流電源EのON/OFFを行うため
にスイッチSWを設けている。
図2は本実施例におけるチョッパ出力電圧Vcとコイル
8に供給される高周波電圧Voの時間特性を示してい
る。この実施例では、スイッチSxは常にOFFしてお
くものとする。スイッチSWをONすると(t=
t11)、チョッパー制御回路9が動作し、チョッパー平
滑回路6の平滑コンデンサC13の両端には直流電圧Vc
が発生し、さらに、高周波発振器1、プリアンプ2、メ
インアンプ5が動作し、メインアンプ5で発生した高周
波電力は整合回路4を介して高周波電力供給用コイル8
に印加される。
源Vccが印加されるが、コンデンサC19の電荷は最初
はゼロであり、トランジスタQ7 のベース・エミッタ間
電圧は低いため、トランジスタQ7 はOFF状態であ
り、その結果、抵抗R26、R25を介してトランジスタQ
6 にはベース電流が流れ、トランジスタQ6 はONとな
り、抵抗R31の両端を略短絡する。よって、IC1 の1
ピンへの印加電圧は低くなって、コンデンサC13の両端
電圧Vcは高くなり、さらに、高周波電圧Voも高くな
り、ある時間後、無電極放電灯7は点灯する(t=
t12)。
荷が充電され、コンデンサC19の電圧が上昇することに
より、トランジスタQ7 のベース・エミッタ間に電流が
流れ、トランジスタQ7 はONとなり、その結果、トラ
ンジスタQ6 のベース・エミッタ間電圧は低くなって、
トランジスタQ6 はOFFとなり(t=t13)、トラン
ジスタQ6 のコレクタ・エミッタ間は高インピーダンス
となって、IC1 の1ピンへの印加電圧は高くなり、コ
ンデンサC13の電圧Vcは低くなる。なお、スイッチS
Wを投入して、少なくとも無電極放電灯7が点灯するま
では、トランジスタQ6 がONであるように、コンデン
サC19の値が設定されているものとする。このように、
スイッチSWをONしてから少なくとも無電極放電灯7
が点灯するまでは、チョッパ出力電圧Vcを高くするこ
とにより、無電極放電灯7の始動性が改善する。
る。構成は図1に示した実施例1と同一である。本実施
例では、スイッチSWをON(t=t21)した後、スイ
ッチSxを或る時間間隔でON、OFFさせる。スイッ
チSxがOFFのときには、実施例1と同様にして、ト
ランジスタQ6 がONとなり、抵抗R31の両端を略短絡
し、チョッパ出力電圧Vcは高くなり、高周波電圧Vo
も高くなる。スイッチSxがONのときには、トランジ
スタQ6 がOFFになり、チョッパ出力電圧Vcは低く
なり、高周波電圧Voも低くなる。このようにして、高
周波電力が高周波電力供給用コイル8に印加されること
により、無電極放電灯7は点灯する(t=t22)。そし
て、コンデンサC19の両端電圧が上昇してトランジスタ
Q7 がONすれば、スイッチSxのON・OFFにかか
わらず、トランジスタQ6 は常にOFFになる(t=t
23)。なお、スイッチSWを投入してから、少なくとも
無電極放電灯7が点灯するまではトランジスタQ6 がO
NであるようにコンデンサC19の値が設定されているも
のとする。
ル8に断続的に高い電圧を印加することにより、無電極
放電灯7の始動性が良くなり、また、連続的でなく、断
続的に高い電圧を印加することにより、回路素子に与え
るストレスを低減させることができる。
施例1と同一の構成および動作については説明を省略す
る。始動補助回路10はトランジスタQ6 、ダイオード
D2、抵抗R25、R33、R34、コンデンサC21、スイッ
チS1から構成されている。その動作について説明す
る。この実施例では、スイッチSxはOFFしておくも
のとする。図5に本実施例におけるチョッパ出力電圧V
cと高周波電圧Voの時間特性を示す。スイッチSWを
ONすると(t=t31)、実施例1と同様に、高周波電
力が高周波電力供給用コイル8に印加される。このと
き、高周波電圧VoはダイオードD2 で整流され、コン
デンサC23で平滑化され、トランジスタQ6のベース・
エミッタ間に直流電圧が印加される。ここで、無電極放
電灯7が点灯するまでは、マッチング回路4のコンデン
サとコイル8の間で生じる共振が強いために、高周波電
圧Voは点灯時より高くなっており、このとき、トラン
ジスタQ6 をONするに十分な電圧が抵抗R34の両端に
発生するよう設計されている。そのため、無電極放電灯
7が点灯するまでは、トランジスタQ6 はONになり、
実施例1と同様に、高周波電圧Voは増加する。そし
て、或る時間後、無電極放電灯7が点灯(t=t32)す
ると、高周波電圧Voが減少し、このとき、トランジス
タQ6 はOFFになるように設計されている。このた
め、無電極放電灯7が点灯すると、トランジスタQ6 は
OFFとなり、高周波電圧Voは減少する。
から、無電極放電灯7が点灯するまでの期間では、高周
波電圧Voが増加し、始動性が良くなる。また、無電極
放電灯7の点灯後、すぐに高周波電圧Voが減少するた
め、高い電圧が回路素子に発生する時間を短縮すること
ができ、部品ストレスを減少させることができる。
り、本実施例におけるチョッパ出力電圧Vcと高周波電
圧Voの時間特性を示す。構成は図4に示した実施例3
と同一である。スイッチSWをON(t=t41)する
と、実施例3で説明したように、トランジスタQ6 はO
Nになり、高周波電圧Voは増加する。その後、実施例
2で説明したように、スイッチSxを或る時間間隔でO
N/OFFさせることにより、高周波電力供給用コイル
8に断続的に高い電圧を印加させ、或る時間後、無電極
放電灯7は点灯する(t=t42)。無電極放電灯7が点
灯すると、高周波電圧Voが減少し、実施例3と同様に
してトランジスタQ6 はOFFになり、高周波電圧Vo
は減少する。
から無電極放電灯7が点灯するまでの期間だけ、高周波
電圧Voが断続的に増加し、始動性が良くなる。また、
連続的でなく断続的に高周波電圧Voを増加させるこ
と、さらに、無電極放電灯7の点灯後、すぐに高周波電
圧Voを減少させることにより、高い電圧が回路素子に
発生する時間を短縮することができ、部品ストレスを減
少させることができる。
Rsに流れる電流を検出していたので、無電極放電灯の
異常等により回路素子に過電流が発生した場合、電流の
検出精度に問題があった。そこで、図14の回路では、
電流検出用の抵抗RxをコイルL4 の一端とトランジス
タQ2 のエミッタ間に接続している。過電流保護回路1
1は、トランジスタQ8 (MOSFET等)と、ゲート
に接続された放電抵抗R44と、抵抗Rxと、比較器CP
1 と、直流電源Eの両端に接続される抵抗R41と抵抗R
42との直列回路と、抵抗Rxの両端に接続される抵抗R
43とコンデンサC41との直列回路とを備え、抵抗R41と
抵抗R42との接続点と前記比較器CP1の−端子とが接
続され、抵抗R43とコンデンサC41との接続点と前記比
較器CP 1 の+端子が接続されている。そして、過電流
が流れると過電流保護回路11の作用により無電極放電
灯7は消灯する。
従来例との相違点は、メインアンプ5、マッチング回路
4及び高周波電力供給用コイル8に流れる電流のみが検
出用の抵抗Rxに流れる点であり、また、パターンの概
略図を図15に示すように、メインアンプ5、マッチン
グ回路4、高周波電力供給用コイル8と、電流検出用の
抵抗Rxとの距離も近いため、パターンからの不要輻射
雑音も小さくなり、また、外部からのパターンに雑音も
誘導しにくく、抵抗Rxでの電流検出精度は高くなる。
と、従来例において、抵抗Rsに流れる電流とを比較し
た場合、本実施例の方が少なく、また、過電流保護回路
11が動作して無電極放電灯7が消灯するときの検出用
抵抗の両端電圧が、本実施例(抵抗Rx)と従来例(抵
抗Rs)とで等しいとすれば、検出用の抵抗での電力損
失は本実施例の方が少なくなり、回路効率がより高いと
いう利点がある。
す。図14の実施例と同一の構成及び動作については説
明を省略する。本実施例では、交流電源ACをダイオー
ドブリッジDBとコンデンサCoにより完全平滑してメ
インアンプ5の電源(電圧E)とし、さらに、電圧Eを
DC−DCコンバータ6により電圧変換して発振回路1
とプリアンプ2の電源(電圧Vc)とし、フィルタ回路
3はコンデンサC20、コイルL7 、コンデンサC12、コ
イルL5 からなり、電圧Eの両端にはコンデンサC20が
接続され、また、電圧EはコイルL7 を介してコイルL
3 の一端と接続され、電圧Vcの両端にはコンデンサC
12が接続され、また、電圧VcはコイルL 5 を介してコ
ンデンサC8 の一端に接続されている。なお、過電流保
護回路11における抵抗R41、R42の直列接続は電圧V
cの両端に接続されている。
が、抵抗Rxのグラウンドパターンと発振回路1、プリ
アンプ2のグランドパターンとを遠ざけることにより、
図14の実施例と比較して、さらに、抵抗Rxに流れる
電流の雑音が減少し、検出精度を上げることができる。
回路及び高周波電力供給用コイルに流れる電流のみで過
電流検出を行うことにより、外部からの誘導雑音を受け
にくく、精度の良い検出を行うことができるという効果
がある。
回路のように、無電極放電灯7と高周波電力供給手段の
間を同軸ケーブル13を用いて接続している。この回路
では、メインアンプ5と無電極放電灯1との間で、比較
的低い電圧となる出力用トランジスタQ3 の両端に同軸
ケーブル13を接続している。その理由は、インピーダ
ンス整合回路4のコンデンサC11及び可変容量コンデン
サCvの両端に同軸ケーブル13を接続することも考え
られるが、高周波電力供給用コイル8の両端電圧は、メ
インアンプ5の出力用トランジスタQ3 の両端電圧より
高いので、同軸ケーブル13の形状が大きくなるという
問題があったからである。特に、無電極放電灯7の始動
時において高周波電力供給用コイル8の両端電圧は高く
なる。なお、出力用トランジスタQ3 の両端に接続され
るコンデンサC9 は、コンデンサC91のようにメインア
ンプ5の側に接続しても良く、コンデンサC92のように
無電極放電灯7側に接続しても良い。
ジスタQ3 のドレイン端子と、コンデンサC10の一端間
に同軸ケーブル13を接続しており、この間の配線が長
くなっている。この配線とグラウンドとの間には正弦波
状でない不安定な電圧が発生しており、このため、配線
から不要輻射雑音が発生し易く、また、外部からの誘導
も受け易く回路動作が不安定になる恐れがある。そこ
で、回路の負荷側に同軸ケーブルが接続されている場合
であっても、配線から不要輻射雑音が発生しにくく、ま
た、外部からの誘導も受けにくく、回路動作が安定した
無電極放電灯点灯装置を実現する配線手段を以下に説明
する。
8の回路と同一の構成及び動作については、説明を省略
する。インピーダンス整合回路4は、コンデンサC10、
C11、可変容量コンデンサCv、同軸ケーブル13で構
成される。このように、同軸ケーブル13をコンデンサ
C10と高周波電力供給用コイル8との間に接続すること
により、正弦波でない不安定な電圧が発生している出力
用トランジスタQ3 のドレイン端子とコンデンサC10の
一端の間の配線の長さが短く、配線からの不要輻射雑
音、外部からの誘導が少なく、安定した回路動作を行う
ことができる。
商用電源ACの両端には、スイッチSWを介してダイオ
ードブリッジDBの入力端が接続され、ダイオードブリ
ッジDBの出力端には平滑用の電解コンデンサCoが接
続されている。電解コンデンサCoの両端には昇圧チョ
ッパ回路16が接続され、昇圧チョッパ回路16の出力
端には起動回路14が接続されている。昇圧チョッパ回
路16は、電解コンデンサCoに直列にインダクタ
L6 、ダイオードD1 、コンデンサC13が接続され、イ
ンダクタL6 とダイオードD1 の接続点と平滑用の電解
コンデンサC13の負極端子間にはスイッチング素子Q4
が接続され、スイッチング素子Q4 のゲートは制御回路
19の出力端子に接続されている。
端に抵抗R51、R52の直列回路を接続し、抵抗R51、R
52の接続点にトリガー素子Q10(例えばダイアック)の
一端を接続し、トリガー素子Q10の他端をダイオードD
3 を介してスイッチング素子Q11のゲート端子に接続
し、さらに、抵抗R51、R52の接続点とスイッチング素
子Q11及びスイッチング素子Q12の接続点の間にコンデ
ンサC31を接続し、コンデンサC31と並列に抵抗R53と
ダイオードD4 (図示された方向)の直列回路を接続し
て構成される。なお、ダイオードD3 は特に無くても構
わない。
イッチング素子Q11、Q12の直列回路を接続し、両スイ
ッチング素子Q11、Q12の接続点と電解コンデンサC13
の負極端子との間に、インダクタL5 とコンデンサC9
で構成される直列共振回路と駆動トランスT2 の一次巻
線n1 を接続し、さらにインダクタL5 とコンデンサC
9 の接続点と電解コンデンサC13の負極端子との間には
コンデンサC10と誘導コイル8の直列回路が接続されて
いる。
助するための抵抗R55が接続されている。また、コンデ
ンサC10と誘導コイル9との間には同軸ケーブル13が
接続され、誘導コイル9と並列にコンデンサC11が接続
され、そして、誘導コイル8の近傍には放電灯として、
無電極放電灯7が配置される。コンデンサC9 と駆動ト
ランスT2 の1次巻線n1 との接続点は制御回路19の
制御端子に接続されている。
Q12を駆動するための2次巻線n2、n3 を有した駆動
トランスT2 を備え、2次巻線n2 の一端を抵抗R54を
介してスイッチング素子Q11のゲート端子に接続し、他
端をスイッチング素子Q12のソース端子に接続し、2次
巻線n3 をスイッチング素子Q12のゲート端子に接続
し、他端をスイッチング素子Q12のソース端子に接続
し、また、2次巻線n3 と並列にコンデンサC32を接続
して構成される。なお、抵抗R54は起動回路14により
回路起動時にスイッチング素子Q11のゲート・ソース間
に印加される電圧の振幅を大きくし、起動を確実に行う
ためのものである。スイッチング素子Q11、Q12及び駆
動回路15、インダクタL5 とコンデンサC9 で構成さ
れる直列共振回路により、高周波電力供給手段Aが構成
されている。
チSWがONになると、商用電源ACより供給された電
圧によりダイオードブリッジDBを介して電解コンデン
サCoに整流平滑された直流電圧E1 が発生する。直流
電圧E1 が制御回路19の電源端子間に印加されると、
制御回路19の働きによりスイッチング素子Q4 がON
/OFFを繰り返し、コンデンサC13の両端には直流電
圧E2 が発生する。そして、電解コンデンサC13、抵抗
R51、コンデンサC31、インダクタL5 、抵抗R55、誘
導コイル8、電解コンデンサC13からなる閉ループで電
流が流れることによりコンデンサC31が充電され、コン
デンサC31の両端電圧がダイアックQ10のブレークオー
バー電圧に達すると、ダイアックQ10がONになり、コ
ンデンサC31に蓄積されていた電荷によりコンデンサC
31、ダイアックQ10、ダイオードD3 、抵抗R54、駆動
トランスT2 の2次巻線n2 、コンデンサC31のループ
で電流が流れ、その結果、スイッチング素子Q11のゲー
ト・ソース間に電圧が発生し、スイッチング素子Q11が
ONとなる。スイッチング素子Q11がONとなると、電
解コンデンサC13、スイッチング素子Q1 、インダクタ
L5 、コンデンサC 9 、駆動トランスT2 の1次巻線n
1 、電解コンデンサC13の閉ループで電流が流れる。こ
れにより、駆動トランスT2 の2次巻線n2 、n3 に誘
起電圧が発生するので、以後、両スイッチング素子
Q11、Q12は交互にON/OFFを繰り返す。したがっ
て、インダクタL5 とコンデンサC9 からなるLC直列
共振回路に振動電流が流れ、高周波電力供給手段Aが自
励発振を継続し高周波電力を発生する。なお、高周波電
力供給手段Aが発振すると、スイッチング素子Q11がO
Nしたとき、電解コンデンサC13、スイッチング素子Q
11、ダイオードD4 、抵抗R 53、抵抗R52、電解コンデ
ンサC13の閉ループで電流が流れるため、起動回路14
の動作は停止する。このように、高周波電力供給手段A
で発生した高周波電力は、誘導コイル8に供給され、無
電極放電灯7が点灯する。
ダンス変化等により、無電極放電灯7に流れる電流が増
加した場合を考える。このとき、スイッチング素子Q12
のドレイン・ソース間電圧も高くなり、駆動トランスT
2 の巻線n1 の両端電圧も増加し、この電圧V1 が制御
回路19の制御端子に印加される。ここで、制御回路1
9は電圧V1 の大小によって、制御回路19の出力端子
に出力するON−OFF信号のデューティ比を変化さ
せ、電圧V1 が大きくなるほど、昇圧チョッパ回路16
の出力電圧E2 は小さくなるように設定されているもの
とする。したがって、電圧V1 が増加したとき出力電圧
E2 は減少し、同様に電圧V1 が減少すれば出力電圧E
2 は増加するので、無電極放電灯7に印加されるパワー
を一定化するように働く。
の両端にとる場合と本実施例の駆動トランスT2 の巻線
n1 の両端とする場合とを比較すると、誘導コイル8の
両端からとる場合では、大電流の流れる誘導コイル8で
発生する不要輻射雑音により、電圧検出を行う回路に雑
音が誘導し、誤動作しやすいという欠点があるが、本実
施例の場合、誘導コイル8からも離れており、雑音の影
響が小さい。
図20の回路と同一の構成及び動作については説明を省
略する。コンデンサCoの両端にスイッチング素子Q11
とQ 12とが直列接続され、さらに、スイッチング素子Q
12のON/OFFを制御する制御回路17の電源端子が
接続され、コンデンサC9 と駆動トランスT2 の巻線n
1 の直列回路と並列に抵抗R61、R62の直列回路が接続
され、抵抗R61とR62の接続点が制御回路17の入力端
子に接続され、制御回路17の出力端子はスイッチング
素子Q12のゲートに接続されている。なお、図21の回
路では、図20の回路と異なり、昇圧チョッパ回路、起
動回路は接続されていない。
チSWを投入すると、コンデンサCoの両端に直流電圧
E1 が発生し、直流電圧E1 が制御回路17に印加され
ることにより、制御回路17はON/OFFを繰り返す
矩形波信号を発生し、スイッチング素子Q12のゲート・
ソース間に印加する。これにより、スイッチング素子Q
12とQ11は交互にON/OFFを繰り返し、高周波電力
供給手段Aが自励発振を継続し、高周波電力を発生し、
これが誘導コイル8に供給され、無電極放電灯7が点灯
する。また、制御回路17は抵抗R61の両端の電圧位
相を検出し、スイッチング素子Q12のゲートに出力する
ON/OFFの矩形波の位相を変えてスイッチング素子
Q12及びQ11でのスイッチング損失が最小となるように
制御される。このような制御回路17による位相制御機
能を付加することにより、高周波での遅延によるスイッ
チング損失が大幅に低減できるといった利点がある。
が少なくとも点灯状態に移行するまで第2の直流電源の
電圧レベルを上昇させることにより、無電極放電灯の始
動性が良くなる、という効果がある。また、請求項3の
発明によれば、第2の直流電源の上昇レベルを間欠的に
上昇させることにより、無電極放電灯の始動性が良く、
かつ、回路素子に与えられるストレスが小さい、という
効果がある。また、請求項4の発明によれば、無電極放
電灯が点灯状態に移行するまで、第2の直流電源の電圧
レベルを上昇させることにより、無電極放電灯の始動性
が良く、かつ、回路素子に与えられるストレスが小さ
い、という効果がある。
アンプ、マッチング回路及び高周波電力供給用コイルに
流れる電流のみで過電流検出を行うことにより、外部か
らの誘導雑音を受けにくく、精度の良い検出を行うこと
ができるという効果がある。
ーブル接続による不要輻射雑音の発生が少なく、安定し
た回路動作が得られるといった特徴を持った無電極放電
灯点灯装置を提供することができる。
回路図である。
図である。
図である。
示す回路図である。
る。
図である。
る。
図である。
の配置を示す回路図である。
ある。
である。
回路図である。
Claims (19)
- 【請求項1】 高周波電力を発生させるドライブ装置
と、 前記ドライブ装置からの出力を電力増幅する少なくとも
1個のスイッチング素子を含むメインアンプと、 前記メインアンプの出力端間に接続される高周波電力供
給用コイルと、 ガラスバルブ内に不活性ガス、金属蒸気等の放電ガスを
封入し、高周波電力供給用コイルに近接配置されて点灯
する無電極放電灯と、 前記メインアンプに電力を供給する第1の直流電源回路
と、 前記ドライブ装置に電力を供給する第2の直流電源回路
とを有し、 前記メインアンプは第1の直流電源回路の電圧レベルの
上昇に応じて出力が増加する無電極放電灯点灯装置にお
いて、 前記無電極放電灯が少なくとも点灯状態に移行するまで
第2の直流電源回路の電圧レベルを上昇させることを特
徴とする無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項2】 第2の直流電源回路の電圧の上昇レベ
ルは、無電極放電灯が点灯状態に移行するに十分なレベ
ルであることを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯
点灯装置。 - 【請求項3】 第2の直流電源回路の電圧レベルを間
欠的に上昇させることを特徴とする請求項1又は2に記
載の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項4】 前記無電極放電灯が点灯状態に移行す
るまでの間、第2の直流電源回路の電圧レベルを上昇さ
せることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項5】 第2の直流電源回路はチョッパ電源回
路であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
記載の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項6】 無電極放電灯の両端電圧を検出する手
段を備え、無電極放電灯の両端電圧が低下するまで第2
の直流電源回路の電圧レベルを上昇させることを特徴と
する請求項1乃至4のいずれかに記載の無電極放電灯点
灯装置。 - 【請求項7】 第1の直流電源回路は交流電源電圧を
整流して完全平滑する回路であることを特徴とする請求
項1乃至5のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項8】 第2の直流電源回路は第1の直流電源
回路の出力電圧を変換する手段であることを特徴とする
請求項1乃至7のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装
置。 - 【請求項9】 第1の直流電源回路の出力電圧を変換
する手段としてチョッパ回路を用いたことを特徴とする
請求項8記載の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項10】 高周波電力を発生させるドライブ装
置と、 前記ドライブ装置からの出力を電力増幅する少なくとも
1個のスイッチング素子を含むメインアンプと、 前記メインアンプの出力端間に接続される高周波電力供
給用コイルと、 ガラスバルブ内に不活性ガス、金属蒸気等の放電ガスを
封入し、高周波電力供給用コイルに近接配置されて点灯
する無電極放電灯と、 前記メインアンプと前記ドライブ装置に電力を供給する
直流電源と、 前記直流電源の一端に接続され、前記ドライブ装置、前
記メインアンプ及び前記高周波電力供給用コイルの少な
くとも一つに流れる電流を検出する電流検出回路と、 を含む無電極放電灯点灯装置において、 前記電流検出回路は前記メインアンプ及び前記高周波電
力供給用コイルに流れる電流を検出することを特徴とす
る無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項11】 前記電流検出回路は前記直流電源の
負極側に接続されていることを特徴とする請求項10記
載の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項12】 前記直流電源は一つの電源回路から
前記メインアンプと前記ドライブ装置とに対し同一の電
圧を供給することを特徴とする請求項10又は11に記
載の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項13】 前記直流電源は、前記メインアンプ
に直流電圧を供給する第1の直流電源回路と、前記ドラ
イブ装置に電力を供給する第2の直流電源回路とから構
成されることを特徴とする請求項10又は11に記載の
無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項14】 第1の直流電源回路の出力電圧と、
第2の直流電源回路の出力電圧とが異なることを特徴と
する請求項13記載の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項15】 第1の直流電源回路は交流電源電圧
を完全平滑する回路であることを特徴とする請求項14
記載の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項16】 第2の直流電源回路は第1の直流電
源回路の出力電圧を変換する手段であることを特徴とす
る請求項14又は15に記載の無電極放電灯点灯装置。 - 【請求項17】 高周波電源と、 前記高周波電源の出力端間に接続される高周波電力供給
用コイルと、 前記高周波電力供給用コイルの近傍に配置されガラスバ
ルブ内に不活性ガス、金属蒸気等の放電ガスを封入した
無電極放電灯と、 前記高周波電源と前記高周波電力供給用コイルとの間に
接続されインピーダンス整合を行うマッチング回路と、 前記高周波電源の一端と前記マッチング回路の一端との
間に接続されるコンデンサとを有する無電極放電灯点灯
装置において、 前記コンデンサと前記マッチング回路との間に同軸ケー
ブルを接続したことを特徴とする無電極放電灯点灯装
置。 - 【請求項18】 前記高周波電源は、高周波を電力増
幅するメインアンプを含み、前記メインアンプはC級構
成であることを特徴とする請求項17記載の無電極放電
灯点灯装置。 - 【請求項19】 前記高周波電源は、高周波を電力増
幅するメインアンプを含み、前記メインアンプはE級構
成であることを特徴とする請求項17記載の無電極放電
灯点灯装置。
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---|---|---|---|
JP31531196A JP3385885B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | 無電極放電灯点灯装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JPH10162979A true JPH10162979A (ja) | 1998-06-19 |
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