JPH10162756A - 高精細ブラウン管及びその製造方法 - Google Patents

高精細ブラウン管及びその製造方法

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JPH10162756A
JPH10162756A JP8322864A JP32286496A JPH10162756A JP H10162756 A JPH10162756 A JP H10162756A JP 8322864 A JP8322864 A JP 8322864A JP 32286496 A JP32286496 A JP 32286496A JP H10162756 A JPH10162756 A JP H10162756A
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solution
layer
dye
tio
surface treatment
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JP8322864A
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English (en)
Inventor
Takao Ishikawa
敬郎 石川
Daigoro Kamoto
大五郎 嘉本
Tomoji Oishi
知司 大石
Ken Takahashi
高橋  研
Norikazu Uchiyama
則和 内山
Seiji Miura
清司 三浦
Shoko Nishizawa
昌紘 西沢
Toshio Tojo
利雄 東條
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より低反射及びより低抵抗を得る他、さらに
波長選択吸収効果をも高めること。 【解決手段】 高屈折率の特性を有するTiO2に良導
体としての特性を有するAgを添加することにより、第
一層9を低反射でかつ低抵抗化することができ、しかも
第一層9及び第二層10の両層に色素を配分することに
より、表面処理膜11全体としての色素濃度を高めるこ
とができ、そのため、より低反射及びより低抵抗の状態
のままで波長選択吸収効果を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高精細ブラウン管に
係り、特に、第一層とその上に形成される第二層との酸
化物からなる表面処理膜を有するブラウン管に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】高精細ブラウン管の開発を目的として、
該ブラウン管の表面に各種表面処理膜が形成されるよう
になってきており、例えば、特開平4−334853号
公報に示されるように、反射帯電防止膜が形成されるも
のの、また特開平4−144738号公報に示されるよ
うに、ブラウン管のRGB発光の発光スペクトルが幅広
く、色のにじみが生じるため、色素添加により発光スペ
クトルのサイドバンドを選択的に吸収させ、発光体の色
純度を向上させる波長選択吸収膜が付いているもの等が
ある。
【0003】このうち、反射帯電防止膜として、互いに
屈折率の異なる酸化物薄膜を形成して、光干渉作用によ
り反射防止効果を持たせるものがあり、ブラウン管の表
面にIn23を主体とするITO(In23−Sn
2)膜を第一層(下層)として設けると共に、その上
にSiO2膜からなる第二層(上層)を積層したものが
主流で、さらに反射防止膜は、ITO膜が導電性である
ことから、帯電防止効果が得られるものである(以下、
第一の従来技術と云う)。
【0004】また、波長選択吸収膜としては、赤紫系の
色素を薄膜中に添加して、緑と赤の発光スペクトルのサ
イドバンドを吸収させたものがあり、高コントラスト化
したブラウン管を得ることができる(以下、第二の従来
技術と云う)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記に示す従
来技術は、以下の点について配慮されておらず、高精細
ブラウンとしてなお不十分な点がある。
【0006】即ち、一般にブラウン管の表面処理膜は、
帯電防止効果だけでなく、電磁シールドとしての機能が
要求されており、近年、低抵抗化された膜が要求されて
いる。上記第一の従来技術は、反射防止膜として導電性
のITO膜を用い、導電性酸化物の微粒子化を分散とし
ているために、いっそうの低抵抗化には限界があるとい
う問題がある。
【0007】一方、ブラウン管の高コントラスト化につ
いては、色素を添加した波長選択性と屈折率のある膜を
積層して反射率を制御するように反射防止特性とが求め
られている。但し、色素を添加した場合、色素の吸収波
長で屈折率が変化することが知られている。光の干渉作
用により反射防止を行う場合、色素の屈折率の以上分散
により屈折率が変化するため、光干渉作用に悪影響が生
じる。このため反射率曲線に異常な領域が生じる。
【0008】ここで、色素添加時の反射率変化を考える
と、赤,青,緑の色素を添加した場合、それぞれの吸収
領域で屈折率は波長が小さくなるに従い、一旦大きくな
り、次いで小さくなるというように変化するため、上下
層の膜の屈折率の関係が逆転して反射率の制御が困難と
なる問題がある。また、積層膜に色素を添加した場合、
上層に添加するか、下層に添加するかによって反射率曲
線が変化する。従って、特定波長において反射率を減少
させることは、色素の屈折率変化を用いれば可能である
が、屈折率が反転する領域では、上下層の膜の屈折率が
逆転してしまうため、反射率が大きくなってしまうおそ
れがある。
【0009】しかし、色素の添加により膜の屈折率は、
酸化物の屈折率と色素の屈折率が平均化し、結果として
もとの高屈折率の酸化物より小さな値となる。従って、
反射率曲線としては上下層の屈折率差が小さくなるとた
めにボトムの値が大きくなってしまう問題がある。
【0010】さらに、ブラウン管には帯電防止や電磁シ
ールドとしての機能が要求されるため、低抵抗の膜が必
要である。現在最も広範囲にしようされているものがI
TO膜であり、ITO膜にも色素を添加することが容易
に考えられるが、そのようにすると、抵抗値が大きくな
ってしまう問題がある。また、波長選択吸収効果を高め
るため、色素濃度の高濃度化が進められ、抵抗値はより
大きくなる方向となり、低抵抗化の要求とは逆行する。
【0011】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、より低反射及びより低抵抗の得ることができる高
精細ブラウン管を提供することにあり、他の目的は、よ
り低反射及びより低抵抗を得ることができると共に、波
長選択吸収効果のある表面処理膜を有する高精細ブラウ
ン管を提供することにある。
【0012】また、本発明のさらなる目的は、上記高精
細ブラウン管を的確にかつ簡単に製造し得る高精細ブラ
ウン管の製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の高精細ブラウン
管では、表面処理膜の第一層が、TiO2分散溶液に硝
酸銀或いは硝酸銅の何れか一種類からなる溶液を加えた
コーティング液を塗布して形成することを特徴とするも
のである。
【0014】表面処理膜における反射曲率のボトムを低
くするためには、第一層と第二層間の屈折率差を拡げる
必要がある。このためには、高屈折率層に屈折率のでき
るだけ大きな材料を用いる必要がある。
【0015】本発明では、上述の如く、高屈折率の特性
をもつTiO2を用い、これに硝酸銀(或いは硝酸銅)
を添加して高屈折率でかつ低抵抗の第一膜を形成するこ
とができる。この場合、TiO2は光吸収により生じた
電子とホールとにより酸化還元反応が生じる。この効果
を利用してTiO2分散ゾル中に硝酸銀(或いは硝酸
銅)を添加しておくと、酸化還元反応によりAg(C
u)添加のTiO2膜を得ることができる。従って、T
iO2にAgを添加することにより高屈折率及び低抵抗
の膜を形成できるので、第一層をより低反射でかつより
低抵抗にすることができる。
【0016】また、本発明の高精細ブラウン管を製造す
る方法では、フェイスプレートの表面上に、TiO2
散したアルコール溶液中に硝酸銀溶液または硝酸銅溶液
の何れか一種類を加えたコーティング液を塗布しかつ乾
燥してAg添加色素含有またはCu添加色素含有のTi
2膜からなる表面処理膜の第一層を形成し、該第一層
上に、色素の溶液を加えたSiO2コーティング液を塗
布しかつ乾燥して表面処理膜の第二層を形成することを
特徴とするものであり、これにより、上記高精細ブラウ
ン管を、塗布処理と加熱処理との簡単な工程で的確に製
造することができる。
【0017】また、本発明の高精細ブラウン管では、第
一層が、TiO2分散溶液に硝酸銀或いは硝酸銅の何れ
か一種類からなる溶液と、各種色素の溶液と、In23
を主成分とするITOまたはSnO2を主成分とするA
TOの何れか一種類の溶液と、ZrO2,ZnO,Nb2
5の少なくとも一種類の溶液とを加えたコーティング
液を塗布して形成し、第二層が、第一層上に、SiO2
を主体とする溶液に各種の色素を第一層における各種の
色素と同wt%加えたコーティング液を塗布して形成す
ることを特徴とするものである。
【0018】上述の如く、第一層と第二層とに同様の色
素を添加することにより、両層の屈折率差を大きくとる
ことができ、そのため、両層の屈折率変化がなくなる結
果、表面処理膜全体として、反射率曲線の低い平坦化し
た低抵抗膜であって、波長吸収効果の高い膜を得ること
ができる。しかも、第一層に、導電性酸化物であるIn
23(またはSnO2)の微粒子を混合することによ
り、さらに低抵抗の表面処理膜を得ることができる。ま
た、第一層にZrO2,ZnO,Nb25を混入するこ
とにより、屈折率をより大きくでき、反射率特性をいっ
そう向上することができる。従って、低抵抗及び低反射
をより向上できると共に、波長吸収効果のいっそう高い
ブラウンを得ることができる。そして、本発明の高精細
ブラウン管の製造方法では、フェイスプレートの表面上
に、TiO2分散したアルコール溶液中に硝酸銀溶液ま
たは硝酸銅溶液の何れか一種類と、各種色素の溶液と、
In23を主成分とITOまたはSnO2を主成分とす
るATOの何れか一種類の溶液と、ZrO2,In
23,ZnO,Nb25の少なくとも一種類の溶液とを
それぞれ加えたコーティング液を塗布しかつ乾燥してA
g添加色素含有またはCu添加色素含有のTiO2膜か
らなる表面処理膜の第一層を形成し、該第一層上に、第
一層における各種の色素と同wt%を加えたSiO2
ーティング液を塗布しかつ乾燥して表面処理膜の第二層
を形成するので、上記低抵抗及び低反射で並びに波長吸
収効果の高いブラウン管を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図3により説明する。 〔実施例1〕図1に示す実施例の示す高精細ブラウン管
1は、内部が排気された気密性のガラス製れ外囲器2か
らなっている。この外囲器2は、ネック3と、該ネック
3から連続すると共に彎曲して形成されたコーン4と、
該コーン4の表面をフリットガラスにより封着するフェ
イスプレート5とを有している。
【0020】このフェイスプレート5の側壁の外周には
防曝のために金属製のテンションバンド6が巻固されて
いる。また、フェイスプレート5の内面には電子銃7か
ら放射されて光の三原色(赤色,緑色,青色)に発光す
るストライプ状の蛍光体層と、各蛍光体層の間に配置さ
れたストライプ状の黒色吸収層とからなる蛍光体スクリ
ーン8が設けられている。
【0021】さらに、フェイスプレート5の外表面に
は、酸化物からなる表面処理膜11が設けられている。
該表面処理膜11としては、Ag添加色素含有のTiO
2膜からなる第一層9と、色素含有のSiO2膜からなる
第二層10との積層膜からなっている。即ち、第一層9
として、TiO2が高屈折率を有する材料であり、該T
iO2にAgを添加することにより高屈折率及び低抵抗
の膜を形成できるので、第一層9をより低反射でかつよ
り低抵抗にすることができる。
【0022】次に、この表面処理膜11の作製法につい
て述べる。まず、TiO2微粒子を分散したアルコール
溶液に、硝酸銀の水溶液と、赤紫系色素であるアシッド
レッド,青色系色素であるCuフタロシアニン,黄色系
色素であるフルオレセインナトリウムからなる各種色素
とを加えてコーティング液を作成し、この作成したコー
ティング液をフェイスプレート5の表面に160rpm
でスピンコートし、これを60℃で5分間加熱して乾燥
することにより、フェイスプレート5上にAg添加色素
含有のTiO2膜からなる第一層9を形成する。
【0023】この場合、前記コーティング液の組成は、
以下のとおりである。 TiO2 5wt% 硝酸銀 3wt% エタノール 20wt% 水 10wt% ローダミンB 0.05wt% Cuフタロシアニン 0.06wt% フルオレセインナトリウム 0.02wt% プロパノール 残り 次いで、上記と同様の赤紫系色素,青色系色素,黄色系
色素を同じwt%で添加したSiO2コーティング液を
作成し、このコーティング液を、フェイスプレート5の
第一層9上に160rpmでスピンコートし、これを6
0℃で5分間加熱して乾燥することにより、前記第一層
9上に色素含有SiO2膜からなる第二層10を積層す
る。
【0024】しかる後、上記フェイスプレート5を20
℃/minの速度で160℃まで昇温し、160℃で1
5分間処理した後、20℃/minの速度で室温まで降
温することにより、フェイスプレート5上にAg添加色
素含有TiO2膜の第一層9と色素含有SiO2膜の第二
層10とからな表面処理膜11を形成する。
【0025】上記表面処理膜11の作成時、第一層9の
原料である、TiO2を分散した色素含有アルコール溶
液に硝酸銀の水溶液を加えて作成されるコーティング液
中の硝酸銀は、TiO2の微粒子12上で還元されるこ
とにより、Ag微粒子13を析出し、第一層9の微粒子
12内で図1に拡大図にて示す如くなる。
【0026】ここで、作製したブラウン管1について反
射率及び波長について測定すると、図2に示す実線14
の如き結果となり、反射率が可視光領域で最大2.2
%、最小値が560nmで0.3%のほぼ平坦な曲線と
なった。
【0027】図2には比較のため、表面処理膜の第二層
(SiO2膜)にのみ、及び第一層(TiO2膜)にのみ
に、赤紫系,青色系,黄色系の各色素を添加して表面処
理膜を形成した場合の曲線15,16をそれぞれ示す。
この場合、比較例のように第二層(SiO2膜)にのみ
色素を添加した曲線15,第一層(TiO2膜)にのみ
色素を添加した曲線16では、何れも可視光領域で最大
3%を越えてしまうと共に、最小値が0.5,0.3程
度であり、反射率が大きく変化することがわかる。
【0028】従って、図2からわかるように、表面処理
膜11として、比較例の曲線15,16に示す如く、第
一層或いは第二層の何れか一方のみに色素を設けただけ
では反射率が急激に変化する部分があるが、実施例の曲
線14に示す如く、第一,第二の両層9,10に同様の
色素を添加することにより、両層の屈折率差を大きくす
ることができると共に、反射率を平坦化させることがで
き、しかも反射率のボトムを低い値にすることができ
る。このような特性を有する表面処理膜11は、両層
9,10に同量加えることにより、波長領域でおよそ3
50〜800nmで吸収効果を得ることができる。
【0029】また、色素濃度が大きいと、成膜時に滲み
だしが生じることにより、成膜が困難となるおそれがあ
る。即ち、比較例の曲線15及び曲線16をなす表面処
理膜の形成時、第一層,第二層の何れかのみに色素が添
加されると、コーティング液中における色素濃度が高い
ため、滲みだしが生じた。これに対し、実施例の如き第
一,第二の両層9,10に色素を添加した場合、各層に
添加される色素が半分となり、成膜時に色素の滲みだし
を防止することができ、成膜を確実に行うことができ
る。しかも、両層に色素を添加すると、表面処理膜11
全体としてそれだけ色素の含有率を高めることも可能と
なる。
【0030】即ち、実施例によれば、高屈折率の特性を
有するTiO2に良導体としての特性を有するAgを添
加することにより、第一層9を低反射でかつ低抵抗化す
ることができ、しかも第一層9及び第二層10の両層に
色素を配分することにより、表面処理膜11全体として
の色素濃度を高めることができ、そのため、より低反射
及びより低抵抗の状態のままで波長選択吸収効果を高め
ることができる。
【0031】なお、本例では、第一層9,第二層10の
両層に各種の色素を同様に加えた例を示したが、これに
限らず、例えば第一層9と第二層10との何れか一方の
層に各種の色素を添加すると共に、他の層には、一方の
層の反射率の内容に応じた色素、即ち、赤紫系,青色
系,黄色系に対応した波長に吸収をもつ色素を添加する
だけでも、反射率を小さくすることができる。
【0032】〔実施例2〕この実施例においては、表面
処理膜11として形成する第一層9と第二層10とのう
ち、第一層9のTiO2膜におけるAgの配合割合を変
えることにより、第一層9の表面抵抗と透過率とを小さ
くできるようにしたものである。
【0033】即ち、TiO2微粒子を分散したアルコー
ル溶液に、硝酸銀の水溶液を加えてコーティング液を作
成し、これを実施例1と同様の温度時間で処理すること
により、Ag添加のTiO2膜からなる第一層9を形成
する。この場合、硝酸銀の水溶液としては、それぞれ
1,2,5,10wt%のものを用意し、これによって
形成された第一層9の表面抵抗と透過率とを測定した結
果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】なお、コーティング液の組成は以下のとお
りである。
【0036】 TiO2 5wt% 硝酸銀 1〜10wt% エタノール 20wt% 水 10wt% プロパノール 残り 表1の結果より、Agの添加量が多くなるに従い、第一
層9の抵抗値が減少すると共に、透過率も減少すること
が理解できよう。これは、高屈折率を有するTiO2
硝酸銀の水溶液を加えることによって第一層9を作成す
ると、高屈折率及び低抵抗の膜を形成できるので、第一
層9をより低反射でかつより低抵抗にすることができる
ことに起因するものである。但し、Agの添加量が10
wt%の場合、透過率が75%と減少しているため、A
gの添加量は10wt%が限界と考えられるが、そのと
きの抵抗値は104Ω/□であることから、帯電防止及
び電磁シールド膜として有効である。
【0037】なお、Agの添加量が10wt%より少な
いと、抵抗が大きくなり、電子シールド機能が不十分と
なるおそれがあるので、帯電防止膜としての使用のみと
いう結果となった。
【0038】この実施例においては、抵抗値をさらに低
くするため、硝酸銀3wt%の溶液を用いると共に、I
23を主成分とするITO(In23/SnO2
を、0.5,1,2,5wt%添加することによってA
g及びITO添加のTiO2膜からなる第一層9を形成
し、その結果を表2に示す。
【0039】
【表2】
【0040】なお、この場合の組成は以下のとおりであ
る。 TiO2 5wt% 硝酸銀 3wt% エタノール 20wt% 水 10wt% ITO 0.5〜5wt% プロパノール 残り 表2より、ITOを添加することにより、Ag添加効果
だけでなく、ITOによる導電性が付加される結果、1
4Ω/□代の抵抗値が得られるので、より低抵抗化で
きることがわかった。
【0041】さらに、Agの添加量を増大させること
で、103Ω/□代の抵抗値も得ることができる。但
し、表2に示したように、屈折率の値はITOが多くな
るほど小さくなり、高屈折率及び低抵抗化の条件として
は、仕様に応じてAg濃度とITO濃度とを適宜に調整
する必要がある。
【0042】このようにITOを添加することにより、
より低抵抗化できるが、これはITOのみならず、Sn
2を主成分とするATOを用いても同様の効果を得る
ことができる。
【0043】また、本実施例においては、屈折率と表面
抵抗とをさらに向上させようとするため、Ag,ITO
(またはATO)の濃度を変えるだけでは、限界がある
ことがわかった。そこで、高屈折率の材料として、Zr
2,ZnO,Nb25等の高屈折率材料の酸化物をそ
れぞれ独自に混合することにより、Ag,ITO,高屈
折率材料添加のTiO2膜からなる第一層9をそれぞれ
形成してみた。その結果を表3に示す。
【0044】
【表3】
【0045】その場合のコーティング液の組成は、以下
のとおりである。 TiO2 5wt% エタノール 20wt% ITO 2wt% ZrO2,ZnO,Nb25 5wt% 硝酸銀 3wt% 水 10wt% プロパノール 残り 一般に、TiO2分散溶液はコーティングしても、微粒
子分散膜しか得られず、多孔質膜となり、TiO2がも
つ本来の屈折率を得ることができないおそれがある。そ
こで、上述の如く、Zr,Zn,Nb,Tiのアルコキ
シドをプロパノールに溶解して作成した溶液を添加して
Ag添加色素含有のTiO2膜9を形成すれば、TiO2
微粒子膜の間隔を高屈折率の酸化物で埋めることができ
る結果、表3に示す如き高屈折率を得ることができ、従
って、低抵抗でよりいっそうの高屈折率の膜を得ること
ができる。
【0046】そこで、本実施例では、上述した表3中の
ZrO2,ZnO,Nb25のうち、該Nb25を添加
したコーティング液に、赤紫系,青系,黄色系の各色素
を添加して形成されたAg,ITO,Nb25添加色素
含有のTiO2膜からなる第一層9と、実施例1で用い
た色素含有のSiO2膜からなる第二層10とを用い、
これを表面処理膜11としてフェイスプレート2の表面
上に実施例1の場合と同様に処理して形成した。
【0047】その場合、第一層9の組成は以下のとおり
である。 TiO2 5wt% 硝酸銀 5wt% エタノール 20wt% 水 10wt% ITO 5wt% ローダミンB 0.05wt% Cuフタロシアニン 0.06wt% フルオレセインナトリウム 0.02wt% Nb25 5wt% プロパノール 残り その結果、表面処理膜11全体としての表面抵抗値が6
×104Ω/□で、反射率及び透過率は図3に示すよう
な結果を得た。即ち、反射率にあっては、曲線14′に
示す如く、可視光領域が最大値2.2%程度であって最
小値0.2%程度まで下がっており、透過率にあって
は、曲線17に示す如く、波長572nmでの吸収が6
5%に低下しており、65%程度の選択吸収効果を得る
ことができる。
【0048】従って、この実施例によれば、より低反射
及び低抵抗で、選択吸収効果の高い機能を兼ねた高精細
ブラウン管1を得ることができる。
【0049】なお、これまで述べた実施例では、TiO
2分散の溶液に硝酸銀の水溶液を添加することによって
Ag添加の第一層9を形成した例を示したが、本発明に
おいてはそれに限定されるものではなく、硝酸銀の代わ
りとして、例えば硝酸銅を添加してCu添加の第一層を
形成しても、同様の作用効果を得ることができる。
【0050】〔実施例3〕この実施例においては、図4
に示すように、パイレックス基板18の表面に、TiO
2微粒子を分散したアルコール溶液を160rpmでス
ピンコートして塗布し、これを60℃で5分間乾燥する
ことにより、基板表面にTiO2膜からなる第一層19
を形成する。
【0051】次いで、第一層19の上に、硝酸銀水溶液
を添加したSiO2コーティング液を同様に160rp
mでスピンコートして塗布し、これを60℃で5分間乾
燥することにより、第一層19上にAg添加のSiO2
膜からなる第二層20を形成する。その後、これを20
℃/minの速度で160℃まで昇温すると共に、その
160℃の温度で15分間処理し、さらに20℃/mi
nの速度で室温まで降温することにより、結果的に、T
iO2/5wt%Ag添加のSiO2からなる表面処理膜
21を形成した。
【0052】この表面処理膜21は、表面抵抗値が10
6Ω/□であり、直接TiO2分散液に硝酸銀を添加しな
くとも、積層膜の状態でTiO2膜と接触した硝酸銀が
還元されることがわかった。なお、この場合は、成膜後
に銀粒子の析出に起因した着色がなく、成膜後数時間放
置することで徐々に銀が析出してくることがわかった。
そこで、実験では析出過程で時間と透過率との変化を調
べたところ、透過率の時間変化は1時間後で95%、3
時間後で90%、5時間後で83%と変化し、これにと
もない抵抗値も低下すると云う結果となった。
【0053】従って、この実施例では、銀の析出が安定
した状態となったところではより低抵抗を図ることがで
き、また高屈折率のTiO2を用いることによって低反
射を得ることができるものである。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1〜
4,6によれば、フェイスプレートの表面上に、TiO
2分散溶液に硝酸銀(或いは硝酸銅)の溶液を加えたコ
ーティング液を塗布して表面処理膜の第一層を形成する
ので、より低反射でより低抵抗の表面処理膜を確実に得
ることができる効果がある。特に、請求項2,3,4に
よれば、低反射及び低抵抗の他、色素の溶液を混入する
ことで波長選択吸収効果を得ることができ、従って、三
つの機能を兼ね備えたブラウン管を得ることができる。
【0055】そして、請求項6によれば、導電性酸化物
を混入することで低抵抗及び低反射をより向上でき、し
かも第一層と第二層とに同wt%の各色素を加えるの
で、高い色素濃度を得ることができる結果、波長選択吸
収効果のいっそう高いブラウンを得ることができる効果
がある。
【0056】さらに、請求項7〜10によれば、請求項
1〜4,6の高精細ブラウン管を塗布処理と加熱処理と
の簡単な工程で確実にかつ容易に製造することができる
効果がある。特に、請求項10によれば、各色素のwt
%が第一層と第二層とで同じになり、両層に添加する色
素が半分となって、色素の滲みだしを防止できる結果、
各層の成膜を良好に行うこともできると云う効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高精細ブラウン管による実施例1及び
実施例2を示す一部破断と要部拡大の説明用断面図。
【図2】実施例1における酸化物薄膜の反射率と波長と
の関係を示す説明図。
【図3】実施例2における酸化物薄膜としての透過率と
反射率と波長との関係を示す説明図。
【図4】本発明の実施例3を示す説明用断面図。
【符号の説明】
1…高精細ブラウン管、2…フェイスプレート、9…A
g添加色素含有のTiO2からなる第一層、10…色素
含有のSiO2膜からなる第二層、11…酸化物薄膜。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月19日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 9/00 G02B 1/10 Z (72)発明者 大石 知司 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 高橋 研 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 内山 則和 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 三浦 清司 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 西沢 昌紘 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 東條 利雄 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェイスプレートの表面上に、少なくと
    も順次形成される第一層と第二層とからなる酸化物の表
    面処理膜を有する高精細ブラウン管において、表面処理
    膜の第一層は、TiO2分散溶液に硝酸銀或いは硝酸銅
    の何れか一種類からなる溶液を加えたコーティング液を
    塗布して形成することを特徴とする高精細ブラウン管。
  2. 【請求項2】 フェイスプレートの表面上に、少なくと
    も順次形成される第一層と第二層とからなる酸化物の表
    面処理膜を有する高精細ブラウン管において、表面処理
    膜の第一層は、TiO2分散溶液に硝酸銀或いは硝酸銅
    の何れか一種類からなる溶液と色素の溶液とを加えたコ
    ーティング液を塗布して形成し、第二層は、第一層上に
    SiO2を主体とする溶液に色素の溶液を加えたコーテ
    ィング液を塗布して形成することを特徴とする高精細ブ
    ラウン管。
  3. 【請求項3】 フェイスプレートの表面上に、少なくと
    も順次形成される第一層と第二層とからなる酸化物の表
    面処理膜を有する高精細ブラウン管において、表面処理
    膜の第一層は、TiO2分散溶液に硝酸銀或いは硝酸銅
    の何れか一種類からなる溶液と、色素の溶液と、In2
    3を主成分とするITOまたはSnO2を主成分とする
    ATOの何れかの溶液とを加えたコーティング液を塗布
    して形成し、第二層は、第一層上にSiO2を主体とす
    る溶液に色素の溶液を加えたコーティング液を塗布して
    形成することを特徴とする高精細ブラウン管。
  4. 【請求項4】 フェイスプレートの表面上に、少なくと
    も順次形成される第一層と第二層とからなる酸化物の表
    面処理膜を有する高精細ブラウン管において、第一層
    は、TiO2分散溶液に硝酸銀或いは硝酸銅の何れか一
    種類からなる溶液と、色素の溶液と、In23を主成分
    とするITOまたはSnO2を主成分とするATOの何
    れか一種類の溶液と、ZrO2,ZnO,Nb25の少
    なくとも一種類の溶液とを加えたコーティング液を塗布
    して形成し、第二層は、第一層上に、SiO2を主体と
    する溶液に色素を加えたコーティング液を塗布して形成
    することを特徴とする高精細ブラウン管。
  5. 【請求項5】 前記第一層のTiO2分散溶液に加えら
    れる色素と、前記第二層のSiO2を主体とする溶液に
    加えられる色素とは、何れか一方の層のものが各種の色
    素であり、その他方の層のものが前記一方の層の色素に
    対応した波長に吸収をもつ色素であることを特徴とする
    請求項2〜4の何れか一項に記載の高精細ブラウン管。
  6. 【請求項6】 フェイスプレートの表面上に、少なくと
    も順次形成される第一層と第二層とからなる酸化物の表
    面処理膜を有する高精細ブラウン管において、第一層
    は、TiO2分散溶液に硝酸銀或いは硝酸銅の何れか一
    種類からなる溶液と、各種色素の溶液と、In23を主
    成分とするITOまたはSnO2を主成分とするATO
    の何れか一種類の溶液と、ZrO2,ZnO,Nb25
    の少なくとも一種類の溶液とを加えたコーティング液を
    塗布して形成し、第二層は、第一層上に、SiO2を主
    体とする溶液に各種の色素を第一層における各種の色素
    と同wt%加えたコーティング液を塗布して形成するこ
    とを特徴とする高精細ブラウン管。
  7. 【請求項7】 フェイスプレートの表面上に酸化物の表
    面処理膜を形成すると共に、熱処理して高精細ブラウン
    管を製造する方法において、フェイスプレートの表面上
    に、TiO2分散したアルコール溶液中に硝酸銀溶液ま
    たは硝酸銅溶液の何れか一種類を加えたコーティング液
    を塗布しかつ乾燥してAg添加色素含有またはCu添加
    色素含有のTiO2膜からなる表面処理膜の第一層を形
    成し、該第一層上に、色素の溶液を加えたSiO2コー
    ティング液を塗布しかつ乾燥して表面処理膜の第二層を
    形成することを特徴とする高精細ブラウン管の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 フェイスプレートの表面上に酸化物の表
    面処理膜を形成すると共に、熱処理して高精細ブラウン
    管を製造する方法において、フェイスプレートの表面上
    に、TiO2分散したアルコール溶液中に硝酸銀溶液ま
    たは硝酸銅溶液の何れか一種類と、色素の溶液とを加え
    たコーティング液を塗布しかつ乾燥してAg添加色素含
    有またはCu添加色素含有のTiO2膜からなる表面処
    理膜の第一層を形成し、該第一層上に、色素の溶液を加
    えたSiO2コーティング液を塗布しかつ乾燥して表面
    処理膜の第二層を形成することを特徴とする高精細ブラ
    ウン管の製造方法。
  9. 【請求項9】 フェイスプレートの表面上に酸化物の表
    面処理膜を形成すると共に、熱処理して高精細ブラウン
    管を製造する方法において、フェイスプレートの表面上
    に、TiO2分散したアルコール溶液中に硝酸銀溶液ま
    たは硝酸銅溶液の何れか一種類と、色素の溶液と、In
    23を主成分とITOまたはSnO2を主成分とするA
    TOの一種類の溶液とを加えたコーティング液を塗布し
    かつ乾燥してAg添加色素含有またはCu添加色素含有
    のTiO2膜からなる表面処理膜の第一層を形成し、該
    第一層上に、各種色素を加えたSiO2コーティング液
    を塗布しかつ乾燥して表面処理膜の第二層を形成するこ
    とを特徴とする高精細ブラウン管の製造方法。
  10. 【請求項10】 フェイスプレートの表面上に酸化物の
    表面処理膜を形成すると共に、熱処理して高精細ブラウ
    ン管を製造する方法において、フェイスプレートの表面
    上に、TiO2分散したアルコール溶液中に硝酸銀溶液
    または硝酸銅溶液の何れか一種類と、各種色素の溶液
    と、In23を主成分とITOまたはSnO2を主成分
    とするATOの何れか一種類の溶液と、ZrO2,In2
    3,ZnO,Nb25の少なくとも一種類の溶液とを
    それぞれ加えたコーティング液を塗布しかつ乾燥してA
    g添加色素含有またはCu添加色素含有のTiO2膜か
    らなる表面処理膜の第一層を形成し、該第一層上に、第
    一層における各種の色素と同wt%を加えたSiO2
    ーティング液を塗布しかつ乾燥して表面処理膜の第二層
    を形成することを特徴とする高精細ブラウン管の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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