JPH10162587A - 強誘電体メモリ - Google Patents

強誘電体メモリ

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JPH10162587A
JPH10162587A JP8314609A JP31460996A JPH10162587A JP H10162587 A JPH10162587 A JP H10162587A JP 8314609 A JP8314609 A JP 8314609A JP 31460996 A JP31460996 A JP 31460996A JP H10162587 A JPH10162587 A JP H10162587A
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plate
line
lines
circuit
memory cells
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JP8314609A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Tanigawa
博之 谷川
Miki Takeuchi
幹 竹内
Yasuhisa Shimazaki
靖久 島崎
Koshi Yamada
孔司 山田
Junichi Nishimoto
順一 西本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プレート駆動型の強誘電体メモリのアクセス時
間を短縮する。 【解決手段】メモリセルは、1つのMOSトランジスタ
QMと1つの強誘電体キャパシタCFEからなり、ワー
ド線WLに並行にプレート線PLが配置される。ビット
線BLを電源電位にプリチャージした後、ワード線WL
を活性化してメモリセルMCを読み出し、その後プレー
ト線PLを駆動して、再書き込みを行う。このワード線
の駆動からプレート線の駆動までの間、プレート線PL
の他端をプレート電位安定回路PSにより接地電圧に保
つ。これによりワード線駆動によるプレート線PLの電
位変動を押さえ、この電位変動によるアクセス時間の増
大を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体メモリセ
ルを使用した不揮発性の強誘電体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】不揮発性のメモリとして強誘電体メモリ
が注目されている。例えば、特開昭63−201998
号(以下、第1の参考文献と呼ぶ)、特開平4−424
98号(以下、第2の参考文献と呼ぶ)あるいはVLS
Iシンポジウム回路会議ダイジェスト、第48頁から4
9頁、1996年(以下、第3の参考文献と呼ぶ)参
照。強誘電体メモリは、基本的には、印加される電界と
発生する分極電荷の間にヒステリシス特性を有する強誘
電体絶縁体を使用するメモリセルから構成されたメモリ
である。強誘電体メモリセルには、いろいろのタイプが
あるが、最も構造が簡単なメモリセルは、MOSトラン
ジスタと強誘電体絶縁膜を使用した強誘電体キャパシタ
との直列接続からなる1トランジスタ型のメモリセルで
ある。MOSトランジスタのゲートはワード線に接続さ
れ、そのドレインはビット線に接続され、そのソースは
強誘電体キャパシタの一端に接続され、強誘電体キャパ
シタの他端はプレート線に接続される。この強誘電体キ
ャパシタの分極はヒステリシスを有し、各メモリセル
は、外部からの印加電圧が0の状態での残留分極が正で
あるか負であるかにより、2値の情報を記憶する。強誘
電体絶縁膜としては、例えばPZTが使用され、強誘電
体キャパシタの電極としては、酸化物であるPZTの膜
を生成するときに電極表面が酸化されないように、例え
ば白金が使用される。
【0003】各メモリセルへのデータの書き込みは、そ
のメモリセルを選択した状態で、すなわち、そのメモリ
セルに接続されたワード線を駆動してそのメモリセルの
MOSトランジスタをオンとした状態で、そのメモリセ
ルに接続されたビット線とプレート線に、書き込むべき
データに依存して電源電位あるいは接地電位を印加する
ことにより行われる。例えば、そのビット線に電源電位
を印加し、そのプレート線に接地電位を印加することに
より、第1のデータ、例えば1を書き込み、逆にそのビ
ット線に接地電位を印加し、そのプレート線に電源電位
を印加することにより、第2のデータ、例えば0を書き
込む。この例では、強誘電体キャパシタはそれが正の分
極状態にあるときにデータ0を記憶し、それが負の分極
状態にあるときにデータ1を記憶していると仮定してい
る。
【0004】各メモリからのデータの読み出しには、ビ
ット線のプリチャージ電位に依存するいくつかの方法が
提案されている。最も原理的な方法は、ビット線を接地
電位にプリチャージした状態で、読み出すべきメモリセ
ルが接続されたワード線を駆動し、かつ、そのメモリセ
ルに接続されたプレート線を電源電位に向けて駆動し、
その結果としてそのメモリセルに接続されたビット線に
現れる電圧信号を検出することである。以下、この方法
をプレート線駆動型と呼ぶことがある。他の方法は、ビ
ット線を電源電位にプリチャージし、プレート線に接地
電位を印加した状態で、読み出すべきメモリセルに接続
されたワード線を駆動し、その結果としてそのメモリセ
ルに接続されたビット線に現れる電圧信号を検出するこ
とである。以下、この方法をプレート線非駆動型と呼ぶ
ことがある。いずれの方法によっても、ビット線上の信
号の検出に当たっては、そのビット線と対をなす今一つ
のビット線に基準信号を与え、それらの一対のビット線
の電圧を差動検出する方法が採られる。この基準信号を
生成するには、例えば、ダミーセルが使用される。
【0005】この種の強誘電体メモリでは、読み出し時
には、読み出されたメモリセルの内容が破壊されること
があり、そのメモリセルに元の内容を再書き込みする必
要がある。上記プレート駆動型の読み出し方法を適用す
るメモリでは、あるメモリセルから読み出されたデータ
が1である場合(すなわち、そのメモリセルの強誘電体
キャパシタが負の分極状態にあった場合)、そのメモリ
セルは読み出し動作の後にその強誘電体キャパシタは正
の分極状態に変化し、元の記憶されたデータ1に代えて
0を記憶してしまう。このため、この読み出し動作の後
に再書き込みする必要がある。具体的には、読み出し動
作の完了後にアクセスされたメモリセルを選択した状態
でそのメモリセルのプレート線の電位を接地電位に下げ
ることにより、そのメモリセルにデータ1を書き込む。
同様に、上記プレート線非駆動型の読み出し方法を適用
するメモリでは、データ0を記憶したメモリセルが読み
出された場合には、このメモリセルの内容が破壊される
ために、そのメモリセルに接続されたプレート線を電源
電位に上げることにより、このメモリセルに新たにデー
タ0を再書き込みする必要がある。
【0006】このようなメモリセルを複数配列してメモ
リを構成する場合に、それらのメモリセルとワード線お
よびプレート線との接続の仕方にはいくつかの方法があ
る。その一つは、同じワード線に接続された一群のメモ
リセルを共通のプレート線に接続することである。以下
では、簡単のためのこのタイプのプレート線をワード線
平行型と呼ぶことがある。他の方法は、同じビット線に
接続された一群のメモリセルを共通のプレート線に接続
することである。以下、このタイプのプレート線をビッ
ト線平行型と呼ぶことがある。
【0007】例えば、上記第1の参考文献には、ワード
線平行型のプレート線を使用し、ビット線を接地電位V
ssにプリチャージした状態でプレート線駆動型の読み
出し方法を適用するメモリと、ビット線平行型のプレー
ト線を使用し、ビット線を接地電位Vssにプリチャー
ジした状態でプレート線駆動型の読み出し方法を適用す
るメモリが示されている。また、いずれの場合も読み出
し動作の完了後に全てのプレート線の電位を電源電位に
上げることにより再書き込みをする技術を示している。
【0008】上記第2の参考文献には、ビット線平行型
のプレート線を使用し、ビット線を接地電位Vssにプ
リチャージした状態でプレート線駆動型の読み出し方法
を適用するメモリと、ビット線平行型のプレート線を使
用し、ビット線を電源電位Vccにプリチャージした状
態でプレート線非駆動型の読み出し方法を適用するメモ
リとを示している。前者のメモリでは、読み出し動作の
完了後に全てのプレート線の電位を接地電位に下げるこ
とにより再書き込みを実行している。後者の場合には、
読み出し動作の完了後に全てのプレート線の電位を電源
電位に上げることにより再書き込みを実行している。
【0009】また、上記第3の参考文献には、ワード線
平行型のプレート線を使用し、ビット線を電源電位にプ
リチャージした状態でプレート線非駆動型の読み出し方
法を適用するメモリの動作速度のシミュレーション結果
が示され、このプレート線非駆動型の読み出し方法が高
速に適していると示されている。また、ここでも、読み
出し動作の完了後に全てのプレート線の電位を電源電位
に上げることにより再書き込みをしている。なお、プロ
シーディング オブ ザ 1995 エロクトロニクス
ソサイエティ コンファランス オブ IEICE、
C509(以下、第4の参考文献と呼ぶ)には、ビット
線を電源電位の二分の一にプリチャージした上でメモリ
セルからデータを読み出す方法も提案されているが、低
電圧動作に向かないなどの欠点を有する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記プレート駆動型の
読み出し方法では、読み出し動作開始時にプレート線を
駆動する。従って、このプレート線の立ち上がり時間が
メモリのアクセス時間を増大させる。とくに、ワード線
平行型のプレート線を使用した場合には、各プレート線
に接続された一群のメモリセルが選択されている状態で
それらのメモリセルの強誘電体キャパシタが同時にその
プレート線に接続される。強誘電体キャパシタに使用す
る強誘電体としては、例えばPZTが使用されると、そ
の誘電率が大きい。このため、強誘電体キャパシタの容
量はワード線の容量に比べて20倍あるいはそれ以上に
大きくなることが生じ、そのため、プレート線の容量が
ワード線のそれより増大する。さらに、強誘電体キャパ
シタの電極としては、酸化物であるPZTの膜を生成す
るときに、電極表面が酸化されないように、例えば白金
が使用される。ワード線にはアルミニウムなどの比抵抗
の小さな導電体が使用されるが、白金の比抵抗は大き
く、プレート線の抵抗はワード線の抵抗よりかなり大き
くなる。従って、プレート線の立ち上がりがワード線に
比べてかなり遅くなる。従って、参考文献1に記載のよ
うに、ワード線平行型のプレートを使用したメモリでこ
のプレート線駆動型の読み出し方法を使用すると、アク
セス時間が著しく大きくなるという問題がある。
【0011】一方、ビット線平行型のプレート線を使用
したメモリにおいては、ワード線とプレート線の間の容
量はそれほど大きくない。また各プレート線に接続され
た複数のメモリセルの一つのみが選択されるので、プレ
ート線自体の容量を増大するメモリセルは実質的に一つ
であると言える。このため、プレート線自体の容量は、
ワード線平行型のプレートの場合よりは小さいが、ワー
ド線と比較するとその立ち上がり時間が依然として遅
い。従って、ビット線平行型のプレート線を使用したメ
モリにおいてもプレート駆動型の読み出し方法ではアク
セス時間が問題となる。
【0012】一方、プレート線非駆動型の読み出し方法
では、メモリ読み出し動作開始時にはプレート線は駆動
されないため、プレート線の立ち上がり時間はアクセス
時間に影響しないと言う利点がある。従って、ワード線
平行型のプレートを使用したメモリでもビット線平行型
のプレートを使用したメモリでもプレート線非駆動型の
読み出し方法がより小さいアクセス時間を有すると期待
される。事実、上記第3の参考文献では、ワード線平行
型のプレート線を使用し、ビット線を電源電位にプリチ
ャージした状態でプレート線非駆動型の読み出し方法が
高速に適していると示されている。
【0013】しかし、本発明者等がメモリ動作のシミュ
レーションを行った結果、ワード線平行型のプレートを
有するメモリでプレート線非駆動型の読み出し方法を使
用した場合にもプレート線の大きなキャパシタ容量が依
然として問題であり、アクセス時間がほとんど減少しな
いことが分かった。すなわち、ワード線活性時に、プレ
ート線電位がメモリセルキャパシタを介してビット線電
位方向に変動する。変動したプレート線電位が回復する
までの時間は、プレート線を駆動する時間とほぼ同程度
になる。従って、プレート非駆動型の読み出し方法にお
いても、プレート駆動型の読み出し方法と同様にアクセ
ス時間の遅延が生じる。
【0014】さらに、ビット線平行型のプレートを有す
るメモリにおいては、ワード線並行型のプレートを有す
るメモリよりもプレート線容量が低減される分、アクセ
ス時間は改善されることが予想される。しかし、読み出
し動作の後の再書き込みのためにプレート線を駆動する
ことにより生じる電力消費が大きいという問題は残る。
とくに、個人携帯端末等に使用する用途では、この消費
電力の改善が望ましい。
【0015】従って、本発明の目的は、ワード線に平行
に設置されたプレート線を有し、プレート線を駆動しな
いでメモリセルを読み出すときのアクセス時間を短縮し
た強誘電体メモリを提供することである。
【0016】さらに、本発明の他の目的は、ビット線に
平行に設置されたプレート線を有し、再書き込みのため
にプレート線を駆動したときに生じる消費電力を低減し
た強誘電体メモリを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る強誘電体メモリは、ワード線に平行に
設置されたプレート線を有し、かつ、プレート線を駆動
しないでメモリセルを読み出す第1種の強誘電体メモリ
であり、複数のプレート線のそれぞれの他端に接続され
たプレート電位安定化回路を有する。このプレート電位
安定化回路は、ワード線駆動回路により一つのワード線
が駆動されてから、プレート線駆動回路により所定の電
源電位が印加されるまでの間、そのワード線に対応する
一つのプレート線に接地電位を印加して、プレート線の
電位変動を急減させ、それによりアクセス時間の増大を
防ぐ。
【0018】上記目的を達成するために、本発明に係る
他の強誘電体メモリは、ビット線に平行に設置されたプ
レート線を有し、かつ、プレート線を駆動しないでメモ
リセルを読み出す第2種の強誘電体メモリであり、ビッ
ト線を電源電位にプリチャージするプリチャージ回路
と、プレート線駆動回路を有する。このプレート線駆動
回路は、有ワード線駆動回路によりいずれか一つのワー
ド線が駆動されている間、所定の接地電位を複数のプレ
ート線のそれぞれの一端に印加し、該駆動された一つの
ワード線に接続された一群のメモリセルの読み出し動作
の完了後に、該一群のメモリセルの内、再書き込みをす
べき少なくとも一部のメモリセルに接続された少なくと
も一部のビット線に対応する少なくとも一部のプレート
線に、再書き込みをするために所定の電源電位を印加す
るプレート線駆動回路を有する。このようなメモリは、
再書き込み時に駆動されるプレート線の数を減少するの
に適している。
【0019】本発明に係る第2種の強誘電体メモリの具
体的な態様では、プレート線駆動回路は、該一群のメモ
リセルの内、再書き込みをすべき一部のメモリセルに再
書き込みをするために、該一部のメモリセルに接続され
た一部のプレート線に所定の電源電位を選択的に印加す
る回路を有する。これにより再書き込み時に駆動される
プレート線の数を減少する。
【0020】本発明に係る第2種の強誘電体メモリの他
の望ましい態様では、新しく情報を書き込む際には予め
第1のビット反転回路により、まとめて読み書きするデ
ータ群の0、1信号の内、多い方を読み出し時に非破壊
となるような強誘電体分極方向に割り当てておく。この
とき、同時にどちらに割り当てたかを示すステータスビ
ットを併せてメモリに書き込み、読み出し時にこのステ
ータスビットが書き込みときビット反転したことを示す
ときに、読み出されたデータを第2のビット反転回路に
よりビット反転する。これにより再書き込み時に駆動さ
れるプレート線の数を減少する。
【0021】本発明に係る第2種の強誘電体メモリのさ
らに他の望ましい態様では、第1の読み出し動作では、
ビット線を電源電位にプリチャージし、プレート線を接
地電位に保持した状態で、ワード線を駆動してメモリセ
ルを読み出し、その後プレート線を立ち上げて再書き込
みを行い、その後はプレート線を立ち下げないままワー
ド線を不活性化する第1の読み出し動作と、ビット線を
接地電圧にプリチャージし、プレート線を電源電位に保
持した状態で、ワード線を駆動してメモリセルを読み出
し、その後プレート線を接地電位に立ち下げて再書き込
みを行い、その後はプレート線を接地電位に保持したま
まワード線を不活性化する第2の読み出し動作とを交互
に行うように、ワード線駆動回路、プレート線駆動回
路、プリチャージ回路を制御する回路を有する。これに
より、プレート線の駆動回数が、読み出しのためのアク
セス回数の半分にできる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る強誘電体メモ
リを図面に示したいくつかの実施の形態を参照してさら
に詳細に説明する。なお、以下においては、同じ参照番
号は同じものもしくは類似のものを表すものとする。ま
た、発明の第2の実施の形態以降においては、発明の第
1の実施の形態との相異点を主に説明するに止める。
【0023】<発明の実施の形態1>図1は本発明に係
るワード線平行型のプレート線を使用した強誘電体メモ
リの概略回路図を示す。本実施の形態では、ワード線平
行型のプレート線が使用されているメモリにおいて、各
プレート線の、プレート駆動回路PDから見た遠端にプ
レート電位安定回路PSを設けた点に特徴がある。
【0024】図において、2本のビット線BL、BBの
対が、列方向に複数個配置され、複数のワード線WL
1、WL2、、WL2nー1、WL2nと一対のビット
線BL、BBとの交点に強誘電体メモリセルMCが接続
され、一対のダミーワード線DWL1、DWL2と一対
のビット線BL、BBとの交点にダミーメモリセルDC
が接続され、これによりメモリアレイが構成されてい
る。但し、この実施の形態では、メモリセルMCは、偶
数番目のワード線と各対の一方のビット線BLとの交点
および奇数番目のワード線と各対の他方のビット線BB
との交点にのみ配置され、ダミーセルDCも同様であ
る。すなわち、いわゆる折り返しビット線構成に従っ
て、メモリセルとダミーセルが配置されている。各ワー
ド線に対応するプレート線PL1、PL2、、、、PL
2nー1またはPL2nが、そのワード線に平行に、か
つ、そのワード線に近接して設けられ、各プレート線は
対応するワード線に接続されたメモリセルに接続されて
いる。同様に、ダミーワード線DPL1、DPL2に対
応するダミープレート線DPL1、DPL2が、それぞ
れのダミーワード線に平行に、かつ、それに近接して設
けられている。それぞれのダミープレート線DPL1,
DPL2は、対応するダミーワード線DWL1、DWL
2に接続されたメモリセルに接続されている。各プレー
ト線PL1、PL2、、およびダミープレート線DPL
1、DPL2の一端にはプレート駆動回路PDが接続さ
れ、他端には本実施の態様で特徴的なプレート電位安定
回路PSが設けられている。このプレート電位安定回路
PSは、ワード線が駆動されたときに、そのワード線に
対応するプレート線の電位を接地電位から変動するのを
防止するためのものである。具体的には、各プレート線
PL1、、、またはPL2nまたはダミープレート線D
PL1またはDPL2に対応した複数のN型MOSトラ
ンジスタQPの並列接続からなり、各MOSトランジス
タQPは接地電位Vssに接続され、それぞれのトラン
ジスタのドレインが対応するプレート線あるいはダミー
プレート線に接続され、それぞれのトランジスタのソー
スが接地電位Vssに接続され、それらのトランジスタ
のゲートには制御信号S1が供給される。
【0025】ワード線WL1、WL2、、、は、ワード
線ドライバWDにより駆動され、このワード線ドライバ
WDは、外部から与えられる行アドレスに応答する行デ
コーダCDにより起動される。これらのワード線、プレ
ート線、ダミーワード線には他の複数対のビット線が交
叉するように設けられ、これらのワード線とそれらのビ
ット線対との交点に多数のメモリセルが接続されてい
る。図では簡単化のために一対のビット線とそれらに接
続されたメモリセルおよび周辺回路が示されている。
【0026】各ビット線対BL、BBには、そのビット
線対に対応して設けられたプリチャージ回路PCC、セ
ンスアンプSAが接続され、各ビット線対は、出力スイ
ッチ用の一対のN型MOSトランジスタQ20、Q2
1、センスラインSLを介してそのビット線対に対応す
るメインアンプMAに接続される。このメインアンプM
Aには他のビット線対に対するセンスラインSLも接続
される。
【0027】列デコーダRDは、複数対のビット線の
内、予め定められた数、例えば32対のビット線を外部
から与えられる列アドレス信号により同時に選択し、そ
れらの選択されたビット線対のスイッチ用MOSトラン
ジスタQ20、Q21をオンする。この結果、読み出し
動作により選択された一つのワード線に接続された全て
のメモリセル、例えば、128個のメモリセルの記憶情
報が読み出された後、列アドレスで指定された32列か
らの読み出し信号だけがメインアンプMAに並列に供給
される。
【0028】メインアンプMAは、予め定められた数、
例えば32個の図示しないメインアンプを有し、列デコ
ーダRDで選択された32列からの読み出し信号を増幅
して、リードバッファRBを介して共通のデータ線2に
出力する。また、メインアンプMAは、線2、ライトバ
ッファWBを介して与えられる32ビットの書き込みデ
ータを図示したメモリアレイに書き込むときにも使用さ
れる。
【0029】各メモリセルMCは1個の強誘電体キャパ
シタCFEと1個のMOSトランジスタQMからなり、
MOSトランジスタQMのゲートにワード線WLi(i
=1、2、、、または2n)が、ソース及びドレインの
一方にビット線BL、他方に強誘電体キャパシタCFE
の一方の電極が結合されている。強誘電体キャパシタC
FEの他方の電極はプレート線PLiに接続されてい
る。本実施の形態でも各メモリセルMC内の強誘電体キ
ャパシタCFEを構成する強誘電体はPZTにより構成
され、そのキャパシタCFEの電極は白金により構成さ
れる。各プレート線およびダミープレート線も白金によ
り構成される。
【0030】ダミーセルDCは、メモリセルMCと類似
の構造を有し、各ビット線対の内、選択されたメモリセ
ルが接続されていない方のビット線に参照電位を発生さ
せるためのものであり、すでにいろいろの構造のダミー
セルが公知であり、ここでもそれらの一つを使用する。
他の参照電位を発生させる手段であってもよい。
【0031】センスアンプSAもそれ自体公知であり、
トランジスタQ10からQ13により構成され、一対の
ビット線の電位を差動で増幅する。プリチャージ回路P
CCは、N型MOSトランジスタ回路Q2からQ4より
構成される。この回路自体は公知である。
【0032】プレート線駆動回路PDは、図9(a)に
示す回路を使用する。この回路は、ワード線駆動パル
ス、例えばWL1を遅延するtp1遅延回路71と,そ
の出力をさらに遅延するtp2遅延回路72と,これら
の遅延回路の出力が入力されるNANDゲート73と、
その出力が入力されるインバータ74から構成されてい
る。 tp1遅延回路71とtp2遅延回路72は、そ
れぞれ直列に接続された偶数段のインバータからなり、
遅延時間tp1,tp2だけの遅延時間を有する。プレ
ート線駆動回路PDは、これらの回路の働きにより、ワ
ード線パルスWL1がが入力されると、その時点から時
間tp1+tp2後に入力パルスよりも時間tp2だけ
短いパルスを出力し、プレート線、例えばPL1を駆動
する。 tp1遅延回路71とtp2遅延回路72を構
成するインバータの段数を変更することにより、遅延時
間tp1、tp2を変え、プレート線駆動のタイミング
を調整することができる。
【0033】S1信号発生回路SGは、図9(b)に示
すように、プリチャージ信号PCが入力されるインバー
タ75と、その出力を時間tsだけ遅延するts遅延回
路76と、これらのインバータ75とts遅延回路76
の出力が入力されるANDゲート77と、その出力が入
力されるインバータ78とから構成される。ts遅延回
路76は、直列に接続された偶数段のインバータからな
る。こうして、この回路SGの出力S1は、プリチャー
ジ信号PCが電源電圧Vccから接地電位Vssに変化
してから時間ts後に、N型MOSトランジスタ回路Q
Pの活性化電圧Vchから接地電位Vssに変化する。
さらに、プリチャージ信号PCが接地電圧Vssから電
源電位Vccに変化すると同時に、接地電位Vssから
N型MOSトランジスタ回路QPの活性化電圧Vchに
変化する。 tp遅延回路76を構成するインバータの
段数を変更することにより、遅延時間tpを変え、制御
信号S1のタイミングを調整することができる。
【0034】本実施の形態で使用するいろいろの制御信
号を発生する制御回路があるが、ここでは簡単化のため
に図示していない。以下の説明および図2に示すタイム
チャートに従ってそれらの信号を生成するようにこの制
御回路を構成することは容易である。
【0035】このメモリの読み出し動作は、以下に示す
通り、各ビット線を電源電位Vccにプリチャージした
状態でプレート線非駆動型の読み出し動作を行う。この
とき、ワード線を駆動する間、プレート電位安定回路P
Sにより各プレート線のプレート駆動回路PDと反対側
にある他端を接地電位に維持する点に特徴がある。
【0036】まず、メモリアクセス開始前には、全ビッ
ト線BL、BB、、に接続されたプリチャージ回路PC
Cに供給されるプリチャージ信号PCは電源電位Vcc
に維持される。プリチャージ回路PCCは、対応するビ
ット線BL、BBに接続された一対のN型MOSトラン
ジスタQ2、Q3と、それらのビット線対の電位を等し
くするためのN型MOSトランジスタQ4とからなり、
これらのMOSトランジスタはプリチャージ信号PCが
電源電位のときにオンとなり、ビット線BL、BBを電
源電位にプリチャージする。
【0037】さらに、この期間にはプレート駆動回路P
Dは後に再書き込み動作を行うまでは駆動されず、全て
のプレート線PL1、PL2、、ダミープレート線DP
L1、DPL2の一端を接地電位に保持する。さらに、
本実施の形態では、プレート電位安定回路PSに供給さ
れる信号S1は読み出し動作が終了するまでは電源電位
VccよりトランジスタQPの閾値Vth以上高い電位
(活性化電圧)Vchに維持され、それによりプレート
電位安定回路PSが全てのプレート線PL1、PL
2、、ダミーワード線DWL1、DWL2の他端を接地
電位Vssに保持する。
【0038】その後、プリチャージ信号PCを接地電位
に下げプリチャージを終了する。この状態で、行デコー
ダCDはメモリアクセスアドレスを解読し、ワード線ド
ライバWDを駆動する。ワード線ドライバWDは、駆動
されると、上記アドレスが指定するワード線、例えばW
L1を駆動する。ワード線WL1が駆動されると、それ
に接続された一群のメモリセルが同時に読み出される。
これらのメモリセルの各々が接続されたビット線BLと
対をなすビット線BBに接続されたダミーセルDCも読
み出すために、ワード線ドライバWDはそのダミーセル
DCに接続されたダミーワード線、今の例ではDWL2
も同時に駆動し、このダミーワード線DWL2に接続さ
れた複数のダミーセルDCも読み出される。
【0039】ワード線WL1を駆動した結果、それに接
続された複数のメモリセルMCの各々では、MOSトラ
ンジスタQMがオンとされ、このメモリセルの強誘電体
キャパシタCFEの分極状態に依存する信号がそのメモ
リセルが接続されたビット線BLに現れる。具体的に
は、ビット線BLの容量と、強誘電体キャパシタCFE
の容量との間の容量分割で決まる信号電圧がビット線B
Bに読み出される。強誘電体キャパシタCFEの容量
は、その分極状態に依存して異なるために、ビット線B
Bには強誘電体キャパシタCFEの分極状態に依存して
異なる信号電圧が読み出されることになる。同様に、ビ
ット線BBにはダミーセルDCから信号電圧が読み出さ
れる。ダミーセルDCは、メモリセルMCに記憶された
信号が1または0のときにそのメモリセルに接続された
ビット線BLが採る二つの電位の中間の電位をそのビッ
ト線BLと対をなすビット線BBに与える。
【0040】センスアンプSAは、起動されると、ビッ
ト線BL、BB上の信号電圧を差動で増幅する。こうし
て、ビット線BBとBLの一方が電源電位Vccに上昇
し、他方が接地電位Vssに下降する。図2では、読み
出されたメモリセルMCに記憶されていた情報が0のと
きのビット線BL、BBの電位の波形に0を付し、その
情報が1のときのビット線BL、BBの電位の波形に1
を付している。なお、センスアンプSAの起動は、N型
MOSトランジスタQ10から13に印加する起動信号
SAP、SANをそれぞれそれまでの接地電位Vss、
電源電位Vccから電源電位Vcc、接地電位Vssに
切り換えることにより行う。
【0041】センスアンプ動作が完了した時点で、列デ
コーダRDが、列アドレスに応答して、図1のメモリア
レイの全ての列の内、予め定められた数、例えば32個
の列に対して設けられた列選択信号YSをハイとし、そ
れによりそれらの選択された列の各々の一対の出力スイ
ッチ用MOSトランジスタQ20、Q21をオンとす
る。その結果、それぞれの列に対してセンスされた信号
がメインアンプMA、読み出しバッファRBを介して信
号線2に出力される。
【0042】本実施の形態では、ワード線WL1を駆動
している間も信号S1は高レベル(活性化電圧)Vch
に保持されるので、プレート電位安定回路PSがワード
線WL1の他端を接地電位に維持する。このため、ワー
ド線WL1の活性化に伴って発生する、対応するプレー
ト線PL1の電位変動を抑える。これにより、ビット線
対BL、BBに発生する信号電圧と参照電位との差、す
なわちセンス信号量を高速に確定させる。
【0043】ワード線WL1が立ち上がったとき、ビッ
ト線BL1とプレート線PL1との間のメモリセルキャ
パシタCFEを介してプレート線PL1の電位がビット
線電位方向に変動する。各メモリセルMC内の強誘電体
キャパシタCFEの絶縁体はPZTにより構成され、そ
のキャパシタCFEの電極は白金により構成され、各プ
レート線も白金により構成されるので、各プレート線の
抵抗と負荷容量は大きい。従って、プレート線PL1の
電位が局所的に変動したとき、その変動はすぐには収斂
しない。このため、プレート線PL1上に発生するノイ
ズは局所的に大きな値を保つことになる。プレート線P
L1の一端にはプレート駆動回路PDが接続され、この
プレート駆動回路PDはワード線WL1を駆動している
間プレート線PL1の一端の電位を接地電位に保持して
いる。しかし、プレート線の抵抗と負荷容量が大きいた
めに、プレート線PL1の他端近くに発生した電位変動
はすぐには収斂しない。このために、プレート線PL1
の他端近くに接続されたキャパシタCFEに対してはす
ぐには電圧がかからず、ビット線BLに読み出される信
号電位が確定するまで時間が掛かる。この電位が確定す
る前に上記センスアンプSAを起動すると、正しい信号
の検出ができない。従って、センスアンプSAの起動タ
イミングを遅らせる必要がある。このことは、メモリセ
ルのアドレスを入力してからデータが出力されるまでの
時間、すなわちアクセスタイムが大きくなることを意味
する。本実施の形態では、各プレート線の他端に接続し
てプレート電位安定回路PSを使用することにより、プ
レート線に発生する電位変動を迅速に収斂させ、もって
ビット線の信号電圧を早期に確定させ、それだけセンス
アンプSAの起動を早める。それによりこのアクセス時
間を短縮できる。
【0044】プレート電位安定回路PSは各プレート線
に対して一つのN型MOSトランジスタのみを必要とす
るだけであり、この回路PSを駆動するための信号線S
1も1本のみである。従って、プレート電位安定回路P
Sの面積は、プレート駆動回路PDの面積と比較して小
さくて済む。従って、プレート電位安定回路PSを追加
してもメモリチップの面積は特別には増大しない。
【0045】なお、いずれかのメモリセルから読み出さ
れたビットが1のときには、読み出し動作の結果、その
メモリセルの内容は破壊されず、従って、再書き込みは
不要である。しかし、メモリセルから読み出されたビッ
トが0のときには、読み出し動作の結果、そのメモリセ
ルには値1が書き込まれ、読み出し動作後に値0を再書
き込みする必要がある。そのために、読み出しの完了後
にプレート駆動回路PDによりプレート線PL1を駆動
し、アクセスされた一群のメモリセルMCへの情報の再
書き込みを行う。なお、信号S1はプレート線PL1を
駆動する以前にオフにしておく。そのタイミングとして
は、センス信号量への影響を避けるために、センスアン
プSAによる増幅を行った後が望ましい。
【0046】こうして再書き込みを行った後、ワード線
WL1、ダミーワード線DW2を不活性化してプレート
線PL1を立ち下げ、センスアンプSAを不活性化し、
プリチャージ信号PCを駆動してプリチャージを行う。
信号S1はプリチャージ期間中に再びオンにしておく。
以上で読み出しサイクルが終了する。
【0047】以上から明らかなように、本実施の形態で
は、ワード線平行型のプレート線を有し、同じワード線
に接続された複数のメモリセルを同時に読み出せる構成
を有し、プレート線非駆動型の読み出しを行うのメモリ
において、ワード線駆動時にプレート線に発生する電位
変動によるアクセス時間の遅延を防止できる。
【0048】なお、メモリセルへの書き込み動作のとき
には、線2、ライトバッファWBを介して与えられた3
2ビットのデータに従い、メインアンプMAは、このデ
ータを書き込むべき32個のメモリセルが接続された、
32列のビット線の内、情報1が読み出されたビット線
を電源電位Vccに駆動し、情報0が読み出されたビッ
ト線を接地電位に駆動する。一方、ワード線駆動回路W
Dによりこれらのメモリセルが接続されたワード線を駆
動し、それらのメモリセルにそのメモリセルが接続され
たビット線の電位を書き込む。この間、プレート駆動回
路PDは、選択されたワード線に対応するプレート線の
電位を接地電位に維持する。これにより情報1が書き込
まれる。次にプレート線の電位を電源電位に変える。こ
れにより情報0が書き込まれる。
【0049】<発明の実施の形態1の変形例> (1)プレート電位安定回路PSとして、図3に示す回
路を用いることもできる。この回路では、各プレート線
あるいはダミープレート線に対応してN型MOSトラン
ジスタQSが設けられ、それらのトランジスタがシリー
ズに接続され、そのシリーズ接続の先頭のトランジスタ
および最後のトランジスタのソースもしくはドレインが
ともに接地電位Vssに接続され、かつ、これらのトラ
ンジスタのゲートには制御信号S1が印加されるように
なっている。すなわち、この信号が高レベル(活性化電
圧)Vchのときに、これらのトランジスタは全てオン
となり、全てのプレート線あるいはダミープレート線を
接地電位に維持する。
【0050】非選択メモリセルに接続するプレート線あ
るいはダミープレート線の負荷容量が極めて小さい場
合、選択されたプレート線が、プレート電位安定回路P
SのN型MOSトランジスタQSを通して複数の非選択
のプレート線のプレート駆動回路に直接接続できると見
なすことができる。このため、図1に示したプレート電
位安定回路PSと比較してN型MOSトランジスタQS
を約1/2倍以下の面積で設計できる。従って、メモリ
チップ面積を削減することができる。
【0051】(2)各プレート線の電位変動をさらに完
全に押さえるには、各プレート線の中間等の途中位置に
他の一つ又は複数のプレート電位安定回路PSを設ける
ことが望ましい。とくに、同一のプレート線に接続され
たメモリセルを増大させる場合、プレート線の長さも長
くなる。このような場合には、これらの複数のプレート
電位安定回路PSの使用が有効である。
【0052】(3)実施の形態1で示した技術は、折り
返しビット線配置とは異なる他の形態のメモリセルの配
置にも適用できることは言うまでもない。
【0053】<発明の実施の形態2>発明の実施の形態
1で記載したワード線平行型のプレートを有する強誘電
体メモリで問題となった、ワード線駆動時のプレート線
の駆動時間の増大によるアクセス時間の増大という問題
は、ビット線平行型のプレート線を有する強誘電体メモ
リでは、それほど問題とならない。強誘電体メモリでプ
レート線非駆動型の読み出しを行った場合には、先の実
施の形態に示したように、再書き込み時にプレート線を
駆動する必要があり、それによる消費電力が発生する。
このことは先の実施の形態で採用したワード線平行型の
プレートを有する強誘電体メモリでもビット線平行型の
プレート線を有する強誘電体メモリでも同じである。し
かし、本発明者は、ビット線平行型のプレート線を有す
る強誘電体メモリでは、この再書き込みのための消費電
力を低減できることを見い出した。以下、本実施の形態
およびその後の実施の形態において、この再書き込みの
ための消費電力を低減したいくつかの強誘電体メモリを
示す。
【0054】図4において、プレート線PLは各ビット
線対BL、BBに対応してそれに平行に、かつ、それに
近接して設けられている。各プレート線PLは、そのビ
ット線対に接続されている全てのメモリセルMCの強誘
電体キャパシタCFEとダミーセルDCとに接続されて
いる。さらに、各プレート線PLに対応して選択的プレ
ート線駆動回路PDが設けられ、そのプレート線PLの
一端に接続されている。
【0055】本実施の態様でも、全ビット線は電源電位
Vccにプリチャージされていると仮定する。従って、
本実施の形態によるメモリの動作は、図5のタイムチャ
ートに示されるように再書き込み時にプレート線PLを
駆動するか否かを各列ごとに設けた選択的プレート駆動
回路PDにより行う点で先の述べた実施の形態とは異な
る。
【0056】強誘電体メモリにおいて、選択されたメモ
リセルMCを読み出した後にそのメモリセルに再書き込
みをする必要は、その読み出しによりそのメモリセルの
強誘電体キャパシタCFEの強誘電性分極の方向が反転
したときのみでよい。ビット線平行型のプレート線を有
するメモリでは、同一のプレート線に接続された複数の
メモリの内、選択されたワード線に接続された一つのメ
モリセルのみが読み出される。従って、このメモリセル
が読み出しの後に再書き込みを要するか否かを判断し、
このメモリセルが読み出しの後に再書き込みを要すると
きのみ、再書き込みを実行するようにすることができ
る。これにより、再書き込みの回数を減じることがで
き、再書き込みのためのプレート線の駆動による消費電
力を減少できる。
【0057】より具体的には、各プレート線に対して設
けられた選択的プレート駆動回路PDは、そのプレート
線に接続されたメモリセルの読み出し動作によって、そ
のメモリセルMC内の強誘電体キャパシタCFEの強誘
電性分極の方向が反転したか否かを、再書き込み前にそ
のメモリセルが接続されたビット線BLまたはBBの電
圧から判定する。そのメモリセルMCの強誘電性分極の
方向が反転したと判定したとき、すなわち図5で‘0’
情報を読み出したときのみ、そのプレート線PLを駆動
し再書き込みを行う。この回路PDは、ダミーワード線
DWL1、DWL2にそれぞれゲートが接続されたN型
MOSトランジスタQD1、QD2の直列接続を有し、
それぞれのトランジスタは、ビット線BL、BBにソー
スたはドレインが接続されている。それらのトランジス
タの接続点の電位の反転信号とタイミング信号PEに応
答してANDゲート14がプレート線PLを駆動するか
否かを制御する。すなわち、再書き込み開始前に制御タ
イミング信号PEが入力されると、ビット線対BL、B
Bの内、選択されたメモリセルが接続されているビット
線の電圧が接地電位であるときに限り、電源電位Vcc
に向けてプレート線PLを駆動する。選択されたメモリ
セルが接続するビット線は、ダミーワード線DWL1、
DWL2の内、駆動されていないダミーワード線に接続
されたダミーセルが接続するビット線に等しい。例え
ば、ビット線BLに接続されたメモリセルが選択された
ときには、ダミーワード線DWL2が駆動されているの
で、トランジスタQD2がオンになる。したがって、ト
ランジスタQD1,QD2はそれぞれ選択されたメモリ
セルがビット線BL、BBに接続されているときに、ビ
ット線BL、BBの電位を線12を介してANDゲート
14に供給し、ANDゲート14は、この供給された電
位が接地電位のとき、すなわち、選択されたメモリセル
の読み出し信号が’0’を表すときに、プレート線PL
を駆動する。そうでないときには、駆動しない。従っ
て、選択的プレート駆動回路PDは、一つのメモリセル
の読み出しに対して対応するプレートを駆動する回数
は、このような選択的な駆動をしない場合に比べて半分
になる。
【0058】<発明の実施の形態3>本実施の形態で
は、実施の形態2と同様に、ビット線平行型のプレート
線を有し、再書き込みのための消費電力を実施の形態2
よりさらに小さな値に低減できる他の強誘電体メモリを
示す。すなわち、再書き込みを要しないデータが再書き
込みを要するデータより多くなるように書き込みデータ
を変換してメモリに書き込む。それにより再書き込みの
ために駆動されるプレート線の数を減らす。
【0059】図6に示すメモリは、図4に示したメモリ
にビット変換回路30A、30Bを付加したメモリであ
る。すなわち、メモリアレイ20は、図4で示したメモ
リの内、メインアンプMA、ライトバッファWB、リー
ドバッファRB以外のものと基本的に同じ構造を有す
る。但し、このメモリアに外部回路(例えば、CPU)
から線2を介して送られてくる書き込みデータの長さは
実施の形態2で例示した32ビットとする。また、この
メモリアレイ20に同時に読み書きされるビット線対、
すなわち、外部より同時に読み書きされるデータのビッ
ト数はこの外部から供給される書き込みデータより1ビ
ット多い33ビットとする。
【0060】図4に関連して説明したように、このメモ
リアレイ20に書き込まれたいずれかのビットが0のと
きには、このビットが読み出されたときには、そのビッ
トを記憶したメモリセルには値1が書き込まれ、読み出
し動作後に値0を再書き込みする必要がある。一方、書
き込まれたビットが1のときには、このビットがいずれ
かのメモリセルから読み出されても、そのメモリセルの
内容は破壊されず、従って、再書き込みは不要である。
【0061】ビット変換回路30Aでは、書き込みデー
タの‘0’‘1’情報の個数を調べ、その数の多い方の
ビットの値が、メモリセルからの読み出し時に破壊され
る値(今の例では値0)を有するときには、その書き込
みデータの全ビットを反転し、書き込みデータの‘0’
‘1’情報の個数の内、多い方が読み出しとき破壊され
ない値(今の例では値1)を有するときあるいは‘0’
‘1’情報の個数が同じときには、その書き込みデータ
のいずれのビットを反転することなくそのまま出力す
る。結果として、このビット変換回路30Aは、読み出
し時に破壊される値を有するビットの数が破壊されない
値を有するビットの数より多くならないように、書き込
みデータを変換してメモリアレイ20に供給する。併せ
てビット反転したか否かを示すステータスビットを生成
し、メモリアレイ20に書き込みデータの一部として供
給する。
【0062】具体的には、多数決回路32が書き込みデ
ータの‘0’‘1’情報の個数を調べ、その数の多い方
のビットの値をステータスビットSTとして出力する。
このステータスビットSTが0のときに、書き込みデー
タを反転してメモリアレイ20に書き込み、ステータス
ビットSTが1のときに、書き込みデータをそのままメ
モリアレイ20に出力すればよい。EX−NOR回路3
4は32ビットの書き込みデータの各ビットに対応した
32個のEX−NORゲートからなり、各ゲートには、
書き込みデータの内の1ビットとステータスビットST
とが入力される。その結果、EX−NOR回路34は、
ステータスビットSTが0のときには、書き込みデータ
の各ビットを反転した書き込みデータを生成してメモリ
アレイ20に出力し、ステータスビットSTが1のとき
には、書き込みデータをそのままメモリアレイ20に出
力する。EX−NOR回路34により反転されたまたは
反転されていない書き込みデータとそれに付加されたス
テータスビットSTとが新たに33ビットの書き込みデ
ータとしてライトバッファWBを介してメモリアレイ2
0に書き込まれる。書き込まれたステータスビットST
は、書き込まれたデータが元の書き込みデータに対して
反転された書き込みデータであるか否かを示す。すなわ
ち、今の例では、ステータスビットSTが0のときに
は、書き込まれたデータが反転されたデータであること
を示す。このステータスビットSTは、この新たな書き
込みデータの中の所定のビット位置を有するビット、例
えば、第33番目のビットとして同じワード線に接続さ
れた33個のメモリセルに書き込まれる。
【0063】このようにして書き込まれた33ビットの
データがメモリアレイ20から読み出されると、この読
み出しデータはメインアンプMA、リードバッファRB
を介してビット変換回路30Bに供給される。この回路
30Bは、EX−NOR回路38よりなる。このEX−
NOR回路38は32ビットの元の書き込みデータの各
ビットに対応した32個のEX−NORゲートからな
り、各ゲートには、元の書き込みデータに対応する32
ビットの内の1ビットとステータスビットSTとが入力
される。その結果、EX−NOR回路38はステータス
ビットSTが0のときには、読み出されたデータの各ビ
ットを反転して出力し、ステータスビットSTが1のと
きには、読み出されたデータの各ビットをそのまま出力
する。こうして、線2に供給された元の書き込みデータ
が読み出される。
【0064】なお、この読み出し動作のときには、メモ
リアレイ20内に含まれた、図4に示した各ビット線対
応の選択的プレート線駆動回路PDは、そのビット線対
から読み出されたデータが値0を有するときのみ対応す
るプレート線を駆動するが、ビット変換回路30Aによ
る変換の結果、32ビットの書き込みデータの内、実際
に再書き込みを要するビットの数がそうでないビットの
数よりは大きくはならないので、本実施の形態によれ
ば、実施の形態2よりも、実際に駆動されるプレートの
数が一般には少ない。それだけ、プレート駆動に伴う消
費電力を低減できる。なお、本実施の形態でも、一つの
ワード線に接続されるビット線対の数は33より多いと
仮定しているので、上記33ビットのデータの読み出し
のときには、これらの33ビットのデータを記憶したメ
モリセル以外の他の複数のメモリセルも読み出される。
これらの他のメモリセルにも本実施の形態によりデータ
変換されたデータが書き込まれるので、それらの他の複
数のメモリセルに接続されたプレート線の内、再書き込
みのために駆動されるものの数は、実施の形態2よりは
一般には少ない。本実施の形態によれば、どのようなビ
ット分布を有する書き込みデータに対しても、各プレー
ト線の駆動回数を読み出しのためのメモリアクセスの回
数の1/2以下に減らすことができる。従って、消費電
力の低減が実現される。
【0065】<発明の実施の形態3の変形例>上記ステ
ータスビットSTとして、書き込みデータのビットを反
転する必要があるときに1となり、そうでないときには
0となる信号を多数決回路32により生成させることも
できる。すなわち、上のメモリの場合、多数決回路32
が書き込みデータの‘0’‘1’情報の個数を調べ、そ
の数の多い方のビットの値を反転したものをステータス
ビットSTとして出力する。このステータスビットST
が1のときに、書き込みデータを反転してメモリアレイ
20に書き込み、ステータスビットSTが0のときに、
書き込みデータをそのままメモリアレイ20に出力すれ
ばよい。そのためにはEX−NOR回路34の代わりに
EX−OR回路を使用すればよい。同様に、このように
して書き込まれたデータをメモリアレイ20から読み出
した後は、EX−NOR回路38の代わりにEX−OR
回路を使用すればよい。
【0066】<発明の実施の形態4>本実施の形態で
も、再書き込み時に駆動されるプレート線の数を減少さ
せる他のメモリを示す。これまで示したいずれの実施の
形態でも、メモリ読み出し動作の後の再書き込み時にプ
レート線を駆動して場合には、再書き込み終了後にプレ
ート線の駆動を終了し、プレート線の電位を駆動前の元
の電位(具体的には接地電位)に戻していた。このため
に、各プレート線の駆動時における充電と、そのプレー
ト線の駆動停止時の放電の両方において、電力が消費さ
れる。とくに、プレート線の駆動時の消費電力が大き
い。本実施の形態では、一つのメモリ読み出し動作の後
の再書き込み時の終了後にはすぐに変化させず、各プレ
ート線の電位を次の再書き込みに変化させるようにす
る。これにより各プレート線は二つの読み出し動作に対
して一度駆動されるだけとなる。あるメモリ読み出し動
作のための再書き込み動作の終了後にプレート線を元の
駆動前の電位に戻さないことに伴い、次のメモリ読み出
し動作が正常に行えるようにするために、ビット線のプ
リチャージ電位をプレート線の電位と異なる電位になる
ようにプリチャージ電位を動的に変える。これにより読
み出し動作の後の再書き込みのためのプレート線の駆動
を読み出し動作ごとに行えばよいことになる。
【0067】具体的には、図7に示すメモリでは、図4
に示したメモリの選択的プレート駆動回路PD、プリチ
ャージ回路PCCに代えて、それぞれ図7に示した動的
プレート駆動回路PDおよび動的プリチャージ回路PC
Cを使用する。動的プレート駆動回路PDは、メモリ読
み出し動作の最終の段階で行われた再書き込み時に対応
するプレートを駆動した後、その駆動されたプレートの
電位を次のメモリ読み出し動作の間も維持し、当該次の
メモリ読み出し動作のための再書き込み時に、維持され
た電位を駆動前の電位に戻す。図7に示した例では、動
的プレート駆動回路PDは、JKフリップフロップ回路
によって構成され、電源オン時には、N型トランジスタ
Q50、Q51、Q52をオフにし、 N型トランジス
タQ53,Q54,Q55をオンにする。さらに、初期
リセット回路により、J=0、K=1の状態でクロック
パルスCLKを入力し、プレート線PLを接地電位Vs
sにプリチャージする。その後、 トランジスタQ5
0,Q51、Q52をオンにし、トランジスタQ53,
Q54,Q55をオフにして、YSパルスが入力する度
に、プレート線PLの電位が接地電位Vssと電源電位
Vccの間を遷移する。
【0068】動的プリチャージ回路PCCでは、図に示
すように、対応するビット線BL、BBにそれぞれソー
スが接続され、ともにゲートにプリチャージ信号PCが
印加される二つのN型MOSトランジスタQ3、Q4が
それぞれのドレインにおいて相互に接続され、インバー
タ40がプレート線PLの電圧を反転してその接続点に
プレート駆動電圧を供給するように構成されている。従
って、この動的プリチャージ回路PCCは、プリチャー
ジ信号PCが与えられた時点でのプレート線PLの電位
に対して相補的な電位にビット線BL、BBをプリチャ
ージすることになる。従って、メモリ読み出し動作が行
われるごとに、対応するビット線対のプリチャージ電位
が変化することになる。
【0069】図8はいずれかのワード線、例えば、WL
1に接続された複数のメモリセルの読み出しが行われた
後に他のワード線、例えば、WL2に接続された複数の
メモリセルの読み出しが行われたときのタイムチャート
を示す。まず、電源オフの状態から各ビット線を電源電
位Vccにプリチャージし、ワード線WL1およびダミ
ーワード線DWL2を活性化して、このワード線に対し
て接続された複数のメモリセルの読み出しが行う。その
後再書き込みのために各プレート線PLを立ち上げる。
ここまでの動作は実際の態様1、2等と同じである。そ
の後、プレート線を立ち上げたままワード線WL1、ダ
ミーワード線WDL2を不活性にし、続いて、プリチャ
ージ信号PCを入力して動的プリチャージ回路PCCの
働きによりビット線対BL、BBを接地電圧Vssに自
動的にプリチャージさせ、第1の読み出しサイクルを終
了する。
【0070】この状態から、次の第2の読み出し動作を
始めるためにプリチャージ信号PCをオフにし、他のワ
ード線WL2およびダミーワード線DWL1を活性化
し、このワード線WL2に接続された複数のメモリセル
の読み出しを行う。図8には簡単化のためにダミーワー
ド線DWL1の波形は示してない。この読み出し時に
は、これらのメモリセルの各々からの信号電圧によりビ
ット線BL、BBの電位が、電源電位Vccあるいは接
地電位Vssに変化させられる点で、第1の読み出し動
作とは異なる。この後、各プレート線PLを立ち下げる
ことによって再書き込み動作を行うことができる。その
後、ワード線WL2を不活性化し、各ビット線BLまた
はBBを接地電圧Vccにプリチャージしてこの第2の
読み出しサイクルを終了する。
【0071】第2の読み出しサイクル終了時のビット線
BLまたはBBとプレート線PLの電圧関係は、第1の
読み出しサイクルのワード線を選択する直前の状態と同
一であるので、次のメモリセルを読み出すときには第1
の読み出しサイクルを実行することができる。以上のよ
うに、ビット線をVccにプリチャージした状態から読
み出す第1の読み出しサイクルとビット線をVssにプ
リチャージした状態から読み出す第2の読み出しサイク
ルとを順に繰り返す。なお、連続読み出し終了時にはプ
レート線電圧は接地電圧Vssとする。この理由は、メ
モリセルの蓄積ノードのリークによる不揮発情報の破壊
を避けるためである。
【0072】再書き込みのためPLを立ち上げるところ
までは図4で説明した動作の手順と、プレート電位安定
回路に関わる部分を除いて同一である。その後、選択ワ
ード線WL1及び選択ダミーワード線DWL2を不活性
化し、センスアンプを不活性化する。
【0073】以下、同様にしてこのメモリの他のメモリ
セルを第1の読み出しサイクル、第2の読み出しサイク
ルを繰り返すことにより読み出すことができる。これら
の読み出しサイクルの各々はメモリの外部から与えられ
る読み出し要求に応答して行われる。
【0074】なお、第1読み出しサイクルの終了した時
点で各プレート線が電源電位に起動された状態で保持さ
れているとき、その第1読み出しサイクルの終了後、メ
モリセルの蓄積ノードのリーク時間と同程度以上の時間
間隔が経過するまでに、後続の読み出し要求が来ないで
第2読み出しサイクルを開始されないと、同一ビット線
対に属するメモリセルの不揮発記憶情報が破壊される。
このため、このように第1読み出しサイクルの終了した
時点で各プレート線が電源電位に起動された状態で保持
され、かつ、ある期間次の読み出し動作が起動されなか
ったときには、各プレート線PLを立ち下げて接地電位
Vssに戻しておく。その後に後続の読み出し要求が供
給されたときには、上記第1の読み出しサイクルから始
める。
【0075】本実施の形態によれば、負荷の大きいプレ
ート線の駆動回数をメモリアクセス回数の1/2に減ら
すことができるため、消費電力の低減が実現される。ま
た、‘0’‘1’情報共に、強誘電性分極方向が反転す
る場合と反転しない場合の2通りの方法で読み出される
ので、各メモリセルの強誘電体キャパシタCFEのイン
プリント現象に伴う誤動作を防ぐことができる。
【0076】<発明の実施の形態4の変形例>図4に示
したプレート駆動回路PDのように、そのプレート駆動
回路PDに接続されたメモリセルに読み出し動作が行わ
れた結果、そのメモリセルの記憶情報が破壊されたか否
かを検出して、対応するプレート線を駆動するか否かを
制御する回路を、図7に示した動的プレート駆動回路P
Dに付加することもできる。このように改良された動的
プレート駆動回路は、読み出されたメモリセル読み出し
動作により破壊されなかったときには、その読み出し動
作の後の再書き込み時には、そのメモリセルに対して再
書き込み動作を行う必要はないので、そのメモリセルに
接続されたプレート線を駆動したりあるいはそのプレー
ト線の電位を駆動前の電位に戻すことを行わない。その
結果、このように改良された動的プレート駆動回路を使
用すると、各プレート線の駆動回数をメモリアクセス回
数の1/4以下に減らすことができ、一層の消費電力の
低減が実現される。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば、ワード線に平行に設置
されたプレート線を有し、プレート線を駆動しないでメ
モリセルを読み出すときのアクセス時間を短縮した強誘
電体メモリが得られる。
【0078】さらに、本発明によれば、ビット線に平行
に設置されたプレート線を有し、再書き込みのためにプ
レート線を駆動したときに生じる消費電力を低減した強
誘電体メモリが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る強誘電体メモリの概略回路図。
【図2】図1の装置のタイムチャート。
【図3】図1の装置に使用可能な他のプレート電位安定
回路の概略回路図。
【図4】本発明に係る他の強誘電体メモリの概略回路
図。
【図5】図4の装置のタイムチャート。
【図6】本発明に係るさらに他の強誘電体メモリの概略
回路図。
【図7】本発明に係るさらに他の強誘電体メモリの概略
回路図。
【図8】図7の装置のタイムチャート。
【図9】(a)は、図1の装置に使用可能なプレート線
駆動回路の概略回路図。(b)は、図1の装置に使用可
能なS1信号発生回路の概略回路図。
【符号の説明】
PL…プレート線、WL…ワード線、BL、BB…ビッ
ト線、DWL…ダミーワード線、DPL…ダミープレー
ト線、MC…メモリセル、DC…ダミーセル、SA…セ
ンスアンプ、PC…プリチャージ回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/8247 29/788 29/792 (72)発明者 山田 孔司 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 西本 順一 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のワード線と複数のビット線と、 それぞれ一つのトランジスタとそのトランジスタのソー
    スとドレインの一方に接続された強誘電体キャパシタと
    を有する複数のメモリセルであって、各メモリセルの該
    トランジスタのゲートは該複数のワード線の一つに接続
    され、そのトランジスタのソースとドレインの他方は、
    該複数のビット線の一つに接続されているものと、 それぞれ該複数のワード線の一つに対応して設けられ複
    数のプレート線であって、それぞれその対応するワード
    線に平行に配置され、該対応するワード線の一つに接続
    された一群のメモリセルの各々の該強誘電体キャパシタ
    の他端に接続されているものと、 該複数のビット線を所定の電源電位にプリチャージする
    プリチャージ回路と、 該複数のワード線の一つを読み出しのために駆動するワ
    ード線駆動回路と、 該複数のビット線に接続され、各ビット線に接続された
    メモリセルから読み出された信号を検出するためのセン
    ス回路と、 該複数のプレート線のそれぞれの一端に接続され、該ワ
    ード線駆動回路によりいずれか一つのワード線が駆動さ
    れている間、所定の接地電位を各プレート線の該一端に
    印加し、該駆動された一つのワード線に接続された該一
    群のメモリセルに対する読み出し動作の完了後に、該駆
    動されたワード線に接続された該一群のメモリセルに再
    書き込みするために、該駆動されたワード線に対応する
    一つのプレート線の該一端に該所定の電源電位を印加す
    るプレート線駆動回路と、 上記複数のプレート線のそれぞれの他端に接続され、上
    記ワード線駆動回路により該一つのワード線が駆動され
    てから、該プレート線駆動回路により該所定の電源電位
    が印加されるまでの間、該対応する一つのプレート線に
    該接地電位を印加するプレート線電位安定化回路とを有
    する強誘電体メモリ。
  2. 【請求項2】上記プレート電位安定化回路は、それぞれ
    該複数のプレート線に対応する直列接続された複数の接
    地用のMOSトランジスタを含み、 各接地用のMOSトランジスタのソース及びドレインの
    一方が、対応するプレート線に接続され、該複数の接地
    用のMOSトランジスタの両端に位置する二つのドレイ
    ンまたはソースが接地電位に接続され、 該複数の接地用のトランジスタのゲートは該複数のプレ
    ート線を接地させるための信号が印加される共通の信号
    線に接続されている請求項1記載の強誘電体メモリ。
  3. 【請求項3】上記プレート電位安定化回路は、それぞれ
    該複数のプレート線に対応する複数の接地用のMOSト
    ランジスタを含み、 各接地用のMOSトランジスタのソース及びドレインの
    一方が対応するプレート線に接続され、 各接地用のMOSトランジスタのソース及びドレインの
    他方が共通の信号線を介して接地電位に接続され、 該複数の接地用のトランジスタのゲートは該複数のプレ
    ート線を接地させるための信号が印加される共通の信号
    線に接続されている請求項1記載の強誘電体メモリ。
  4. 【請求項4】複数のワード線と複数のビット線と、 それぞれ一つのトランジスタとそのトランジスタのソー
    スとドレインの一方に接続された強誘電体キャパシタと
    を有する複数のメモリセルであって、各メモリセルの該
    トランジスタのゲートは該複数のワード線の一つに接続
    され、そのトランジスタのソースとドレインの他方は、
    該複数のビット線の一つに接続されているものと、 それぞれ該複数のビット線の一つに対応して設けられ複
    数のプレート線であって、それぞれは、その対応するビ
    ット線に平行に配置され、該対応するビット線の一つに
    接続された一群のメモリセルの各々の該強誘電体キャパ
    シタの他端に接続されているものと、 該複数のビット線を所定の電源電位にプリチャージする
    プリチャージ回路と、 該複数のワード線の一つを読み出しのために駆動するワ
    ード線駆動回路と、 該複数のビット線に接続され、各ビット線に接続された
    メモリセルから読み出された信号を検出するためのセン
    ス回路と、 該複数のプレート線のそれぞれの一端に接続され、それ
    らのプレート線を駆動するプレート線駆動回路とを有
    し、 該プレート線駆動回路は、該ワード線駆動回路によりい
    ずれか一つのワード線が駆動されている間、所定の接地
    電位を該複数のプレート線のそれぞれの一端に印加し、
    該駆動された一つのワード線に接続された該一群のメモ
    リセルの読み出し動作の完了後に、該一群のメモリセル
    の内、再書き込みをすべき少なくとも一部のメモリセル
    に再書き込みをするために、該少なくとも一部のメモリ
    セルに接続された少なくとも一部のプレート線に所定の
    電源電位を印加する回路を有する強誘電体メモリ。
  5. 【請求項5】複数のワード線と複数のビット線と、 それぞれ一つのトランジスタとそのトランジスタのソー
    スとドレインの一方に接続された強誘電体キャパシタと
    を有する複数のメモリセルであって、各メモリセルの該
    トランジスタのゲートは該複数のワード線の一つに接続
    され、そのトランジスタのソースとドレインの他方は、
    該複数のビット線の一つに接続されているものと、 それぞれ該複数のビット線の一つに対応して設けられ複
    数のプレート線であって、それぞれは、その対応するビ
    ット線に平行に配置され、該対応するビット線の一つに
    接続された一群のメモリセルの各々の該強誘電体キャパ
    シタの他端に接続されているものと、 該複数のビット線を所定の電源電位にプリチャージする
    プリチャージ回路と、 該複数のワード線の一つを読み出しのために駆動するワ
    ード線駆動回路と、 該複数のビット線に接続され、各ビット線に接続された
    メモリセルから読み出された信号を検出するためのセン
    ス回路と、 該複数のプレート線のそれぞれの一端に接続され、それ
    らのプレート線の一部を選択的に駆動するプレート線駆
    動回路とを有し、 該プレート線駆動回路は、該ワード線駆動回路によりい
    ずれか一つのワード線が駆動されている間、所定の接地
    電位を該複数のプレート線のそれぞれの一端に印加し、
    該駆動された一つのワード線に接続された該一群のメモ
    リセルの読み出し動作の完了後に、該一群のメモリセル
    の内、再書き込みをすべき一部のメモリセルに再書き込
    みをするために、該一部のメモリセルに接続された一部
    のプレート線に所定の電源電位を選択的に印加する回路
    を有する強誘電体メモリ。
  6. 【請求項6】上記所定の電源電位を選択的に印加する上
    記回路は、該駆動された一つのワード線に接続された該
    一群のメモリセルの各々から読み出された信号に依存し
    て、そのメモリセルに接続されたビット線に対応するプ
    レート線に再書き込みをするために該所定の電源電位を
    印加するか否かを制御する回路を有する請求項5記載の
    強誘電体メモリ。
  7. 【請求項7】上記複数のビット線は、それぞれ互いに平
    行に配置された二つのビット線からなる複数対のビット
    線からなり、 該複数のメモリセルの各々が、いずれか一つのワード線
    といずれか一つのビット線対との間の一対の交点の一方
    において、該一対のビット線の一方とそのワード線に接
    続されるように、該複数のメモリセルが配置され、 該センス回路は、それぞれ一つのビット線対に対応して
    設けられた複数のセンスアンプからなり、 該複数のプレート線の各々は、いずれか一対のビット線
    に共通に設けられ、該共通の一対のビット線に接続され
    た複数のメモリセルに接続され、 上記所定の電源電位を印加する上記回路は、それぞれ一
    つのビット線対に対応して設けられた複数の駆動回路か
    らなり、 各駆動回路は、該駆動された一つのワード線に接続され
    た該一群のメモリセルの読み出し動作の完了後の、その
    駆動回路が対応する一対のビット線の内、上記駆動され
    た一つのワード線に接続されたメモリセルが接続された
    ビット線以外の他のビット線の電位に依存して、その駆
    動回路に対応するプレート線に再書き込みをするために
    該所定の電源電位を印加するか否かを制御する回路を有
    する請求項6記載の強誘電体メモリ。
  8. 【請求項8】上記所定の電源電位を印加する上記回路
    は、該駆動された一つのワード線に接続された該一群の
    メモリセルの読み出し動作の完了後の、各メモリセルが
    接続されたビット線の電位に依存して、そのメモリセル
    に接続されたビット線に対応するプレート線に再書き込
    みをするために該所定の電源電位を印加するか否かを制
    御する回路を有する請求項5記載の強誘電体メモリ。
  9. 【請求項9】書き込みデータの複数ビットの内、値が1
    であるビットの数と値が0であるビットの数の内、予め
    定めた多い方の数もしくは少ない方の数の一方を構成す
    るビットの値を検出する回路と、 該検出回路により検出された値が、該書き込みデータの
    内、再書き込みを要する値を有するビットの数がそうで
    ない値を有するビットの数より多いことを示すとき、該
    書き込みデータの各ビットを反転して出力し、そうでな
    いときには、該書き込みデータをそのまま出力する第1
    のビット反転回路と、 該ビット反転回路により出力された書き込みデータと該
    検出回路により検出されたビット値を、該複数のメモリ
    セルの内、同一のワード線に接続された一群のメモリセ
    ルに書き込むように、該ワード線駆動回路、該プレート
    線駆動回路、該センス回路とを駆動する回路と、 該ビット反転回路により出力された該書き込みデータと
    該検出回路により検出されたビットの値が該一群のメモ
    リセルに記憶されたデータが読み出され、該センス回路
    から出力されたときに、該読み出されたデータに含まれ
    る該検出回路により検出された上記ビットの値が、該読
    み出されたデータに含まれる書き込みデータが上記ビッ
    ト反転回路によりビット反転されたデータであることを
    示すときに、該読みだされたデータに書き込みデータを
    ビット反転して読み出しデータとして出力し、そうでな
    いときには読み出されたデータに含まれた書き込みデー
    タをそのまま出力する第2のビット反転回路をさらに有
    する請求項5記載の強誘電体メモリ。
  10. 【請求項10】複数のワード線と複数のビット線と、 それぞれ一つのトランジスタとそのトランジスタのソー
    スとドレインの一方に接続された強誘電体キャパシタと
    を有する複数のメモリセルであって、各メモリセルの該
    トランジスタのゲートは該複数のワード線の一つに接続
    され、そのトランジスタのソースとドレインの他方は、
    該複数のビット線の一つに接続されているものと、 それぞれ該複数のビット線の一つに対応して設けられ複
    数のプレート線であって、それぞれは、その対応するビ
    ット線に平行に配置され、該対応するビット線の一つに
    接続された一群のメモリセルの各々の該強誘電体キャパ
    シタの他端に接続されているものと、 該複数のビット線を所定の電源電位もしくは所定の接地
    電位にプリチャージするプリチャージ回路と、 該複数のワード線の一つを駆動するワード線駆動回路
    と、 該複数のビット線に接続され、各ビット線に接続された
    メモリセルから読み出された信号を検出するためのセン
    ス回路と、 該複数のプレート線のそれぞれの一端に接続され、それ
    らのプレート線を駆動するプレート線駆動回路と、 各ビット線を電源電位にプリチャージした後、各プレー
    ト線を接地電圧に保持した状態で、読み出すべき一群の
    メモリセルが接続されたワード線を所定の電源電位に向
    けて駆動し、該駆動により該一群のメモリセルの読み出
    しが完了後、該一群のメモリセルの内、再書き込みをす
    べき少なくとも一部のメモリセルに再書き込みするため
    に、該一部のメモリセルに接続された少なくとも一部の
    プレート線に該所定の電源電位を印加し、該一部のメモ
    リセルへの再書き込みの終了後、該ワード線の駆動を終
    了し、かつ、該一部のプレート線を該所定の電源電位に
    保持する第1の読み出し動作と、各ビット線を接地電位
    にプリチャージした後、各プレート線を該電源電位に保
    持した状態で、読み出すべき一群のメモリセルが接続さ
    れたワード線を該電源電位に向けて駆動し、該駆動によ
    り該一群のメモリセルの読み出しが完了後、該一群のメ
    モリセルの内、再書き込みをすべき少なくとも一部のメ
    モリセルに再書き込みするために、該一部のメモリセル
    に接続された少なくとも一部のプレート線に該接地電位
    を印加し、該一部のメモリセルへの再書き込みの終了
    後、該ワード線の駆動を終了し、かつ、該一部のプレー
    ト線を該接地電位に保持する第2の読み出し動作とを交
    互に行うように、該ワード線駆動回路、該プレート線駆
    動回路、該プリチャージ回路を制御する回路とを有する
    強誘電体メモリ。
  11. 【請求項11】該制御回路は、該第1の読み出し動作に
    おいては、該一群のメモリセルの内、再書き込みをすべ
    き一部のメモリセルに再書き込みするために、該一部の
    メモリセルに接続された一部のプレート線に該所定の電
    源電位を印加し、該一群のメモリセルの内、再書き込み
    をする必要がない他の一部のメモリセルに接続された他
    の一部のプレート線の電位を該接地電位に維持し、該第
    2の読み出し動作においては、該一群のメモリセルの
    内、再書き込みをすべき一部のメモリセルに再書き込み
    するために、該一部のメモリセルに接続された一部のプ
    レート線を該所定の接地電位に保持し、該一群のメモリ
    セルの内、再書き込みをする必要がない他の一部のメモ
    リセルに接続された他の一部のプレート線の電位を該電
    源電位に維持するように、該プレート線駆動回路を制御
    する回路を有する請求項10記載の強誘電体メモリ。
  12. 【請求項12】該制御回路は、該第1の読み出し動作に
    おいては、該一群のメモリセルの内、再書き込みをすべ
    き一部のメモリセルに再書き込みするために、該複数の
    プレート線に該所定の電源電位を印加し、該第2の読み
    出し動作においては、該一群のメモリセルの内、再書き
    込みをすべき一部のメモリセルに再書き込みするため
    に、該複数のプレート線を該所定の接地電位に保持する
    ように、該プレート線駆動回路を制御する回路を有する
    請求項10記載の強誘電体メモリ。
  13. 【請求項13】該制御回路は、外部から順次与えられる
    複数の読み出し要求に応答して上記該第1の読み出し動
    作と上記第2の読み出し動作を交互に実行されるよう
    に、該ワード線駆動回路、該プレート線駆動回路、該プ
    リチャージ回路を制御し、かつ、第1の読み出し動作の
    終了後所定の時間が経過したときに後続の読み出し要求
    が供給されなかったときには、上記電源電位に保持され
    ているプレート線を接地電位に保持するように上記プレ
    ート線駆動回路を制御し、その後に供給された読み出し
    要求に応答して、上記第1の読み出し動作を起動するよ
    うに、該ワード線駆動回路、該プレート線駆動回路、該
    プリチャージ回路とを制御する回路を有する請求項10
    記載の強誘電体メモリ。
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