JPH10162407A - 光ヘッドアクチュエータ - Google Patents

光ヘッドアクチュエータ

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Publication number
JPH10162407A
JPH10162407A JP8317542A JP31754296A JPH10162407A JP H10162407 A JPH10162407 A JP H10162407A JP 8317542 A JP8317542 A JP 8317542A JP 31754296 A JP31754296 A JP 31754296A JP H10162407 A JPH10162407 A JP H10162407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
coil
optical head
head actuator
lens
Prior art date
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Pending
Application number
JP8317542A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Fukuhisa
聡 福久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH10162407A publication Critical patent/JPH10162407A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】対物レンズを支持するレンズホルダの接着座面
に放熱溝を設けることにより、対物レンズの熱膨張の異
方性とこれによりもたらされる対物レンズの光学的な非
点収差量増大の抑制を実現する。 【解決手段】フォーカス及びトラック駆動用の磁気回路
が共通の構造の光ヘッドアクチュエータにおいて、レン
ズ1は放熱溝12を有するレンズホルダ2によって接着
支持される。レンズホルダ2には対物レンズ接着座面
に、磁気回路と垂直な方向に放熱溝を有する構造をも
つ。レンズホルダ2は支持ホルダ7より4本のワイヤ6
を介して保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光を利用して情報の
記録再生を行う情報入出力装置に用いる光ディスク装置
に関し、特に光ヘッドアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】まず、光ディスク装置において従来用い
られていたアクチュエータの構造について図面を用いて
詳細に説明する。
【0003】図2は光ディスク装置において従来用いら
れていた4ワイヤ方式アクチュエータの外観図である。
対物レンズ1はレンズホルダ8によって接着支持され、
レンズホルダ8は支持ホルダ7より4本のワイヤ6を介
して保持されている。レンズホルダ8の外周にはフォー
カス用駆動コイル13が巻き付けられ、更に外ヨーク
4、内ヨーク5、マグネット3で構成される磁気回路中
にトラッキング用駆動コイル14(図示せず)が配置さ
れ、これらコイルに通電されることにより推力が発生し
アクチュエータが電磁的に駆動される。
【0004】図4は通電状態のコイルから発熱が生じた
ときの熱流入状態を示す図である。フォーカス及びトラ
ック駆動用の磁気回路が共通構造の、従来の4ワイヤ方
式アクチュエータの場合、磁気回路が介在する方向から
のコイル発熱の熱流入は空間的なギャップによる熱的な
遮断の有無の違いにより、これと垂直な方向からの熱流
入と比べ少ない。
【0005】図5はコイル発熱時の熱流入状態と対物レ
ンズの熱膨張状態を示す図である。従来の4ワイヤ方式
アクチュエータの場合、磁気回路が介在する方向からの
コイル発熱の熱流入はこれと垂直な方向からの熱流入と
比べ少ないために、磁気回路方向のY方向への対物レン
ズの熱膨張量に比べ、磁気回路と垂直な方向のX方向へ
の対物レンズの熱膨張量が大きくなる。
【0006】図6は外部雰囲気温度上昇時の熱流入状態
と対物レンズの熱膨張状態を示す図である。外部雰囲気
温度上昇の際には対物レンズ、レンズホルダの周囲から
均等に熱が流入するためにX方向、Y方向への熱膨張量
の差は少ない。また両者を接合する接着剤が被接着体に
比べ剛性が非常に低いため、レンズホルダと対物レンズ
の材料が異なることによる膨張係数の違いによる機械的
な歪量は小さく、外部雰囲気の温度上昇に関して、従来
の4ワイヤ方式のアクチュエータは構造的な温度補償が
なされている。
【0007】図5、図6の対物レンズの熱膨張を比較す
ると、図6で示す外部雰囲気温度上昇状態に対しては構
造的な温度補償がされているが、図5で示すコイル発熱
状態に対しては構造的な温度補償はなされていない。
【0008】図7はコイル発熱時の対物レンズの熱膨張
と焦点距離変化状態について示す図である。図4、5で
説明されるようにコイル発熱時の対物レンズの熱膨張状
態に異方性が存在するため、常温にて距離Z0に焦点を
結んでいた状態から、コイル発熱時にはX方向には距離
ZXに、Y方向にはZYに焦点を結んでしまい、X方
向、Y方向の焦点距離にズレが生じ、光学的に一般的な
呼び名でいうところの非点収差量が増大した状態にな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のフ
ォーカス及びトラック駆動用の磁気回路が共通の構造の
光ヘッドアクチュエータにおいて、コイル発熱時におけ
る磁気回路方向の対物レンズの熱膨張に比べ、磁気回路
と垂直な方向への対物レンズの熱膨張が大きくなるため
に、常温からコイル発熱状態へ変化した時に、この熱膨
張の異方性のために光学的に一般的な呼び名でいうとこ
ろの非点収差量が増大してしまう問題が存在していた。
【0010】本発明の目的はコイル発熱時の熱流入の異
方性を解消し、これにより対物レンズの熱膨張の異方性
とこれによりもたらされる対物レンズの光学的な非点収
差量増大を抑制することができる光ヘッドアクチュエー
タを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、光源か
らの出射光を収束光学系によって微小スポットとして記
録媒体面上に集光し、前記記録媒体からの反射光を光検
出器に導いて情報の記録または再生を行う光ディスク装
置の、ディスクの面振れとトラック溝のうねりに追従す
るためのフォーカス及びトラック駆動用の磁気回路が共
通の構造の光ヘッドアクチュエータにおいて、対物レン
ズを支持するレンズホルダの対物レンズ接着座面に磁気
回路と垂直な方向に放熱溝を有する構造を特徴とする。
【0012】本発明は、フォーカス及びトラック駆動用
の磁気回路が共通構造の光ヘッドアクチュエータにおい
て、対物レンズを支持するレンズホルダの対物レンズ接
着座面に磁気回路と垂直な方向に放熱溝を有する構造を
とり、コイル発熱時の熱流入の異方性を解消し、これに
より対物レンズの熱膨張の異方性とこれによりもたらさ
れる対物レンズの光学的な非点収差量増大の抑制を実現
するためのものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は本発明による光ヘッドアクチュエー
タの実施の形態例を示し、4ワイヤ方式アクチュエータ
の外観図である。図で、対物レンズ1は放熱溝12を有
するレンズホルダ2によって接着支持され、レンズホル
ダ2は支持ホルダ7より4本のワイヤ6を介して保持さ
れている。レンズホルダ2の外周にはフォーカス用駆動
コイル13が巻き付けられ、また外ヨーク4、内ヨーク
5、マグネット3で構成される磁気回路中にトラッキン
グ用駆動コイル14(図示せず)が配置されており、こ
れらコイルに通電されることにより推力が発生しアクチ
ュエータが電磁的に駆動される。
【0015】図3は本発明の実施の形態例において、通
電状態のコイルから発熱が生じたときの熱流入状態を示
す図である。フォーカス及びトラック駆動用の磁気回路
が共通構造の4ワイヤ方式アクチュエータの場合、磁気
回路が介在する方向からのコイル発熱の熱流入は磁気回
路が空間的に介在するために熱的に遮断された構造にな
っているが、磁気回路と垂直な方向に関しても放熱溝を
有する構造のためやはり熱的に遮断された構造になって
いる。従って熱流入に関しての異方性が少ない構造とな
っている。
【0016】図8はコイル通電時の対物レンズ非点収差
量のコイル発熱量依存性を実測した図である。図ではコ
イル発熱量の指標としてコイル電流を横軸に、非点収差
量を縦軸に示す。コイル電流が0.35Aを越えたとこ
ろより対物レンズの非点収差量が急激に増大する。比較
のために示した従来構造のアクチュエータでは0.25
Aから非点収差量が増大しており、本発明の構造により
非点収差量増大が抑制されていることがわかる。
【0017】なお、本実施の形態例では本発明の適用例
として4ワイヤ方式アクチュエータで説明したが、フォ
ーカス及びトラックの磁気回路を共通構造とするアクチ
ュエータであれば4ワイヤ方式でなくとも本発明は適用
できる。例えば軸摺動式、板バネ式についてもフォーカ
ス及びトラックの磁気回路を共通構造とするアクチュエ
ータについては本発明を適用することが可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ヘッド
アクチュエータにおいては、コイル発熱時の熱流入の異
方性を解消し、これにより対物レンズの熱膨張の異方性
とこれによりもたらされる対物レンズの光学的な非点収
差量の増大を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図である。
【図2】従来の構造についての説明図である。
【図3】本発明におけるコイル発熱時の熱流入状態につ
いての説明図である。
【図4】従来におけるコイル発熱時の熱流入状態につい
ての説明図である。
【図5】コイル発熱時の熱流入状態と対物レンズの熱膨
張状態についての説明図である。
【図6】外部雰囲気温度上昇時の熱流入状態と対物レン
ズの熱膨張状態についての説明図である。
【図7】コイル発熱時の対物レンズの熱膨張と焦点距離
変化状態についての説明図である。
【図8】対物レンズ非点収差量のコイル電流依存性につ
いて、本発明及び従来の場合を示す説明図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 レンズホルダ 3 マグネット 4 外ヨーク 5 内ヨーク 6 ワイヤ 7 支持ホルダ 8 レンズホルダ 9 接着剤 10 従来構造のアクチュエータの非点収差量のコイ
ル電流依存性 11 本発明の構造を用いたアクチュエータの非点収
差量のコイル電流依存性 12 放熱溝 13 フォーカス用駆動コイル 14 トラッキング用駆動コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォーカス及びトラック駆動用の磁気回
    路が共通構造の光ヘッドアクチュエータにおいて、対物
    レンズを支持するレンズホルダの対物レンズ接着座面に
    磁気回路と垂直な方向に放熱溝を有する構造を特徴とす
    る光ヘッドアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 対物レンズを保持し、駆動コイルが付帯
    させられたレンズホルダを含む光ヘッドアクチュエータ
    において、駆動コイルからの発熱に対する対物レンズへ
    の影響を対称にするためにレンズホルダに切り欠き部を
    設けたことを特徴とする光ヘッドアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記駆動コイルがトラッキング用コイル
    とフォーカス用コイルとを含み、前記レンズホルダにト
    ラッキング用コイルが対称に配置され、前記レンズホル
    ダの囲りにフォーカス用コイルが配置されているとき、
    前記切り欠きがトラッキング用コイルの配置方向と直角
    方向に対物レンズを挟んで2つ設けられていることを特
    徴とする請求項2の光ヘッドアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記切り欠きが溝であることを特徴とす
    る請求項2あるいは3の光ヘッドアクチュエータ。
JP8317542A 1996-11-28 1996-11-28 光ヘッドアクチュエータ Pending JPH10162407A (ja)

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JP8317542A JPH10162407A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 光ヘッドアクチュエータ

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ID=18089422

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JP8317542A Pending JPH10162407A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 光ヘッドアクチュエータ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008226326A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 対物レンズ駆動装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008226326A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 対物レンズ駆動装置

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000912