JPH10162077A - 医療管理システム - Google Patents

医療管理システム

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JPH10162077A
JPH10162077A JP32903696A JP32903696A JPH10162077A JP H10162077 A JPH10162077 A JP H10162077A JP 32903696 A JP32903696 A JP 32903696A JP 32903696 A JP32903696 A JP 32903696A JP H10162077 A JPH10162077 A JP H10162077A
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JP32903696A
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Masayuki Watanabe
雅之 渡辺
Toshiya Ichisaka
俊也 一坂
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Syst KK
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Syst KK
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受診者が次に受けるべき検査項目を適切な順
序で決定し,その項目を受診者を示す。 【構成】 複数のリライトカード・コントロール・ユニ
ット30(以下,RCU30という)にはそれぞれ測定装置
20が接続されている。RCU30はデータ・コントロール
・ユニット14を介して,ホスト・コンピュータ11に接続
されている。ホスト・コンピュータ11はデータ・ベース
13を備え,受診者,検査項目,RCU30等に関するデー
タを記憶する。受診者がある検査項目の検査を終える
と,ホスト・コンピュータ11はデータ・ベース13に格納
されたデータを用いて次検査項目決定処理を行う。各項
目における待ち人数,待ち時間等の種々の条件を考慮さ
れ,各受診者にとって最適な順序となるように,次に受
けるべき検査項目が決定され,その検査項目の項目名等
が受診者に示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,受診者ごとに次に受けるべき
最適な検査項目を選び出し,その項目を受診者に指示す
る医療管理システムに関する。
【0002】
【従来技術】病院,医院などの医療機関において,成人
病検診,健康診断,人間ドックと呼ばれる各種検査が行
われている。医療機関は多数の受診者を対象にして視力
検査,眼圧検査,聴力検査,身体検査,超音波を用いた
検査,X線撮影による検査,耐糖試験,心電図検査など
を,一般に一日または二日にわけて行う。
【0003】従来において,これらの検査の進行は,受
付時に渡される案内用紙にあらかじめ記載された順序
か,または医療機関の職員が各検査室の様子を見ながら
受診者を大雑把に振り分けて,比較的空いている検査室
に案内するといった方法により行われている。このよう
な検査の進行では,次のような問題がある。
【0004】(1) 固定的な順序で検査先が決められる
と,空いている検査項目があるにもかかわらず,混んで
いる検査項目に並ばされる場合がある。待ち時間が長く
なり,すべての検査を受け終えるまでに長い時間がかか
ってしまう。(2) 指示する職員の誤りにより,前もって
受けておくべき検査項目がある場合に,その順序が逆に
なる危険性がある。(3) 予約により検査開始時刻があら
かじめ決められている場合,その開始時間に他の検査を
受けてしまうおそれがある。(4) 多数の受診者が一つの
項目に長い待ち行列を作ると,その項目の検査の担当者
が休憩(昼休み)をとれなくなってしまう。
【0005】
【発明の開示】この発明は,複数の検査項目の中から,
最適な次に受けるべき検査項目(以下,次検査項目とい
う)を決定し,この決定された次検査項目に受診者を案
内する医療管理システムを提供するものである。
【0006】この発明による医療管理システムは,検査
項目に応じて設置される端末装置と,この端末装置と交
信可能なホスト・コンピュータとから構成される。
【0007】ホスト・コンピュータは,受診者ごとに,
その受診者が受診すべき検査項目,および各検査項目に
ついて検査済か否かのデータを記憶する第1のファイ
ル,検査項目ごとに,1回の検査時間,待ち行列をつく
っている受診者を表わすデータ,および待ち人数を記憶
する第2のファイル,ならびに上記端末装置から送られ
てくる特定の受診者について特定の検査項目の検査が終
了した旨の通知に応答して,上記第1および第2のファ
イルを参照して,上記特定の受診者の未検査項目のうち
待ち時間が最も短い検査項目を次検査項目として決定
し,上記第1および第2のファイルを更新するととも
に,決定した次検査項目と,上記端末装置に応じた検査
項目を次に受診すべき受診者を表わすデータとを上記端
末装置に送信する処理手段を備えている。
【0008】上記端末装置は,上記ホスト・コンピュー
タから送信された次検査項目を受信したときに,上記次
検査項目を可視情報表示可能なカードに可視情報として
書込むカードライタ,および上記ホスト・コンピュータ
から送信された次に受診すべき受診者を表わすデータを
受信したときに,受信したデータによって表わされる受
診者名を表示する表示装置を備えている。
【0009】一般に端末装置には検査装置(測定装置,
入力装置等を含む)が接続されるか,または端末装置は
検査結果の入力装置として用いられる。最も単純には一
台の端末装置が一つの検査項目のために用いられる。一
台の端末装置に一台の検査装置が接続される。一台の端
末装置に同一の検査を行う複数台の検査装置が接続され
ることもある。この場合には各検査装置ごとに,待ち行
列をつくっている受診者の人数等が管理されるであろ
う。一台の端末装置に異なる検査を行う複数台の検査装
置が接続されることもあろう。
【0010】この発明によると,受診者の未検査項目の
うち待ち時間が最も短い検査項目が次検査項目として決
定されるので,受診者の待ち時間が短くなり,効率的な
検査が可能となる。次検査項目は端末装置においてカー
ドに記録されて可視表示されるので,受診者は自分が受
けるべき検査を知ることができる。また,次に受診すべ
き受診者の氏名が端末装置に表示されるので,検査場所
の担当者は次の受診者を知ることができ,その受診者を
誤りなく呼ぶことが可能となる。
【0011】次に受診すべき受診者を必ずしも端末装置
に表示しなくてもよい。
【0012】この発明の一実施態様では,上記処理手段
が次検査項目を決定したときにその次検査項目の検査開
始予定時刻に関するデータが作成され,上記端末装置に
送信される。端末装置において検査開始予定時刻に関す
るデータを受信したときにそのデータがカードに可視情
報として書込まれる。
【0013】これによって受診者は次に受けるべき検査
が始まるおおよその時間を知ることができる。
【0014】他の実施態様では,上記端末装置は上記ホ
スト・コンピュータから送信された次に受診すべき受診
者を表わすデータと,上記カードライタが読取った受診
者に関するデータとを照合する手段を備えている。これ
により,受診者の確認が可能となる。
【0015】好ましくは,上記処理手段は次検査項目の
検査開始予定時刻が午前の時間帯を超えるときに,強制
的に午後の時間帯に移行させる。
【0016】これによって,担当者の休憩時間(昼休
み)を確保することができる。
【0017】さらに他の実施態様では,上記第2のファ
イルに,前必須項目があるときにはその項目について前
必須項目が記述されている。上記処理手段は次検査項目
の決定にあたって未検査の前必須項目のある検査項目を
除外する。
【0018】これによって,先に受けるべき検査がある
ときはそれを飛ばすことがなくなり,正しい順序で検査
を受けることができるようになる。
【0019】さらに好ましい実施態様では,上記第1の
ファイルに,受診時刻を指定するデータが検査項目に応
じて記述されている。上記処理手段は,待ち時間が最も
短い検査項目についての検査が終了するであろう時刻よ
りも早い時刻が指定された検査項目を優先的に次検査項
目として決定する。
【0020】これによって,特定の検査項目について検
査の時刻を指定することが可能となり,かつ指定した時
刻またはそれに近い時刻に検査を受けることができるよ
うになる。
【0021】さらに他の実施態様では,上記第1のファ
イルに,検査項目に応じて優先順位を示すデータが記述
されている。上記処理手段は,他の検査項目よりも優先
順位の高い検査項目があるときに,その検査項目を,待
ち時間の長短にかかわらず,次検査項目として決定す
る。
【0022】受診者または医療機関は検査項目に優先順
位をつけることができ,しかもこの優先順位にしたがっ
て検査が行なわれるようになる。
【0023】この発明は上述した医療管理システムを構
成するホスト・コンピュータ,および端末装置もそれぞ
れ提供している。
【0024】さらにこの発明は上記ホスト・コンピュー
タを動作させるためのプログラムを記録した媒体も提供
している。プログラム記録媒体はホスト・コンピュータ
に設けられる,または装着される磁気ディスク,光ディ
スク,光磁気ディスク,半導体メモリ等を含む。
【0025】
【実施例】医療管理システムは,病院,医院などの医療
機関内に設置される。医療機関は一般的に健康診断,診
察,治療などを行う。これらの行為に先だって各種の検
査が行われる。検査の結果に基づいて異常の有無の判
断,健康状態についての総合的な判断(所見),異常の
内容の検討,治療方法の検討等が行われる。医療管理シ
ステムはデータ・ベースを備え,このデータ・ベースに
は各種検査の結果,その判断内容等が受診者ごとに記憶
され,これにより集中的な管理が行われる。
【0026】この実施例では,特に,医療管理システム
のもつ多くの管理機能のうち,健康診断,診察,診療等
に先だって行われる各種検査に関する管理の機能に焦点
をあてて説明する。すなわち,この機能は,複数の項目
の検査(たとえば,視力検査,眼圧検査,聴力検査,身
体検査,超音波検査,血液検査,血圧検査,心電図検査
等)を順次受ける受診者に,次に受けるべき最も適切な
検査項目を指示するものである。具体的には,ある項目
の検査が終了した時点で次に受けるべき検査項目を決定
し,それを受診者に指示する。これにより,受診者は,
最短時間で全項目の検査を終えることができる。検査す
べき順序があらかじめ定められている項目がある場合に
は,次の検査項目の決定においてその順序が守られる。
さらに検査の開始時刻が設定されている項目がある場合
にはそのことも考慮される。
【0027】検査のみに限って言えば,検査を受ける人
は一般に被検査者といわれるが,医療管理システムが検
査のみならず,治療結果を含めて管理することを考慮し
て,検査を受ける人を,この明細書では受診者というこ
とにする。
【0028】第1実施例 図1は第1実施例の医療管理システムの全体的構成を示
している。医療管理システムはホスト・システム10,複
数台の測定装置20,複数台のリライトカード・コントロ
ール・ユニット(Rewrite card Controll Unit,以下R
CUという)30,入力装置15および出力装置16から構成
されている。入力装置15および出力装置16も,一般的に
は,それぞれ複数台ずつ設置される。
【0029】医療管理システムのホスト・システム10は
医療機関の管理室等に置かれる。ホスト・システム10
は,好ましい態様においては,ホスト・コンピュータ11
を含み,このホスト・コンピュータ11にはメモリ12,デ
ータ・ベース13,データ・コントロール・ユニット14,
入力装置15および出力装置16が接続されている。複数の
RCU30はホスト・システム10のデータ・コントロール
・ユニット14にそれぞれ接続されている。
【0030】入力装置15および出力装置16は医療機関の
受付や検査室等に配置される。入力装置15は受診者の受
付をしたり(たとえば,受診者の氏名,住所,検査項目
等の入力をする),医師による所見などを入力するもの
であり,キーボード,マウス,タッチパネル型ディスプ
レイ等を含む。入力装置15にはまたリライトカード発行
装置が接続されている。リライトカード発行装置は後述
するRCU30内のリライトカード装置35と同じように,
カード印字/消去装置や磁気データ書込/読取装置を含
む。出力装置16はCRT表示装置やプリンタを含み,た
とえば特定の受診者の検査結果の一覧表を出力する。
【0031】測定装置20は,検査機器を意味する。検査
機器にはたとえば眼圧検査装置,聴力検査装置,血圧測
定器,身長計,体重計等がある。測定装置には医師また
は看護婦が検査結果,診断内容等を入力するための入力
装置(キーボード,マウス,表示装置など)も含まれ
る。たとえば,心電図検査において,医師は心電図を見
て,その検査(診断)結果を所見等を含めて入力装置か
ら入力する。
【0032】一台の測定装置20には基本的には一台のR
CU30が対応し,これらは相互に接続されている。身長
計測と体重計測のように一括して行うと効率のよい項目
については,一台のRCU30に二台の測定装置20(たと
えば身長計および体重計)を接続してもよい。測定装置
による検査結果はRCU30を通してホスト・コンピュー
タ11に送られ,そのデータ・ベース13に格納される。
【0033】データ・ベース13には次のようなデータ・
テーブルが設けられている。
【0034】受診者に関するデータが格納されたテーブ
ル 受診者個人データ・テーブル(図10) 検査結果データ・テーブル(図11) 個人別項目管理テーブル(図12) 個人別カレント情報テーブル(図13) 個人別時刻指定項目管理テーブル(図14)
【0035】検査項目に関するデータ・テーブル 項目別管理テーブル(図15)
【0036】RCUに関する管理テーブル RCU別待ち受診者データ・テーブル(図16) RCU別受診者呼情報テーブル(図17)
【0037】さらにデータ・ベース13には検査管理のた
めの基礎的なデータを格納する次のようなマスタ・ファ
イルがあらかじめ設けられている。
【0038】項目マスタ(図7) 項目別実施時間区分マスタ(図8) RCUマスタ(図9)
【0039】これらのデータ・テーブルおよびマスタ・
ファイルの詳細については後述する。
【0040】メモリ12は半導体メモリまたは磁気ディス
クを含み,医療管理システムの全体を制御するプログラ
ム(後述する図5のホスト・コンピュータの処理,およ
び図18〜図22に表わされた次検査項目決定処理をコンピ
ュータに実行させる)等が記憶されるとともに作業領域
をもつ。データ・ベース13は磁気ディスクを含む磁気記
憶装置から構成されている。データ・コントロール・ユ
ニット14は,ホスト・コンピュータ11と複数のRCU30
との間のデータ伝送を制御する。
【0041】ホスト・コンピュータ11は,入力装置15か
ら送られる受診者の受付に関するデータに基づいて上述
した各種データ・テーブルを作成する。また,リライト
カードを発行するために必要なデータを入力装置15に送
り,入力装置15に接続されたリライトカード発行装置に
リライトカードを発行させる。さらにホスト・コンピュ
ータ11は後述するように,受診者ごとに,各種データ・
テーブルおよびマスタ・ファイルのデータを参照して次
検査項目決定処理を行い,各受診者が次に受けるべき検
査項目を決定して,その結果をRCU30に送る。ホスト
・コンピュータ11はまた,RCU30に次の受診者に関す
るデータを送る。RCU30から送られた検査結果,その
他のデータはホスト・コンピュータ11においてデータ・
ベース13の各種データ・テーブルに書込まれる。
【0042】RCU30は,ホスト・コンピュータ11から
送信された次検査項目決定処理の結果に基づいてリライ
トカードに受診者が次に受けるべき検査項目の項目名等
を印字する。また,ホスト・コンピュータ11から送られ
たデータに基づいて次に検査を受けるべき受診者の氏名
等をその液晶表示装置に表示し,検査担当者にその受診
者の氏名等を認識させる。さらにRCU30は挿入された
リライトカードのデータに基づいてリライトカード42を
挿入した受診者と,次に受けるべき液晶表示装置に表示
された受診者との照合を行なう。RCU30はそれに接続
された測定装置の検査結果をホスト・コンピュータ11に
送る。
【0043】図2はリライトカードの外観を示してい
る。
【0044】図2において,リライトカード42はプラス
チック板により構成され,その表面に薄い感熱フィルム
43が貼られている。感熱フィルム43は熱を加えると,熱
を加えられた部分の光の反射率が変化する。この光の反
射率の変化を利用してフィルム43の表面に数字,文字,
記号,その他のキャラクタ(模様等を含む)を印字する
ことができる。これはラインサーマル・オーバーライト
方式と呼ばれ,キャラクタの印字および消去を繰り返し
行うことができる。リライトカード42の裏面にはその全
体に磁性体が塗布されている。この裏面の一部が長手方
向に帯状の磁気データ領域44として用いられる。リライ
トカード42は,上述のように医療機関の受付において入
力装置15に接続されたリライトカード発行装置により発
行され,各受診者に渡される。
【0045】感熱フィルム43には,リライトカード42を
保持する受診者に関する情報および次に受けるべき検査
項目に関する情報が印字される。図2に一例を示すよう
に,次に受けるべき検査項目の項目名(視力),測定受
付番号(測定No.19 ),検査に対するコメント(午後の
検査になります),血圧(128 /82) ,身長(165 ),
体重(56),性別(男性),年齢(45),氏名(山田太
郎),検査コース(一泊コース)および検査日(11月25
日)が印字されている。
【0046】「測定受付番号(測定No. )」は,一日に
おいて,RCUごと(一般には項目ごと)に,そのRC
Uを利用する受診者の測定実施順を示す連続する番号で
ある。この測定受付番号は次検査項目決定処理において
ホスト・コンピュータ11によって決定される。たとえ
ば,図2において視力検査が次検査項目として決定した
ときに測定受付番号「19」が割当てられているので,こ
の受診者(山田太郎)は視力検査を行う測定装置20が接
続されているRCU30を,本日(11月25日),19番目に
利用することを意味する。
【0047】リライトカード42の磁気データ領域44には
受診者に関するデータが記録される。図3はリライトカ
ードの磁気データ領域に記録された磁気データの一例を
示している。リライトカード42の磁気データ領域44に
は,受診者の氏名(カタカナ表記),性別,年齢,検査
日,受診者コード,個人ID(必ずしもなくてもよい)
の各データが記録される。空白は予備のデータ領域であ
る。図3において,カッコ内の数字はバイト数を表す。
【0048】「受診者コード」は受診者を識別するコー
ド(番号)であり,検査日ごとに各受診者に割当てられ
るユニークな番号である。医療管理システムにおいて受
診者は検査日(日帰り(1日)コースの場合には現実に
検査を行う日を指し,一泊(2日)コースの場合には第
1日目を意味する)と受診者コードとの組合せによって
識別される。
【0049】図4は,RCUの電気的構成を示すブロッ
ク図である。RCU30には,処理装置31が内蔵され,こ
れに送受信回路32,受信回路33,メモリ34,リライトカ
ード装置35,液晶表示装置38および警告装置39がそれぞ
れ接続されている。またRCU30には入力装置40(たと
えば,テンキーボード)が処理装置31に接続可能であ
る。
【0050】RCU30の動作は,処理装置31によって統
括される。処理装置31は中央処理装置およびその入出力
インターフェイス回路を含む。中央処理装置はプログラ
ムされたコンピュータ(とくにマイクロプロセッサ)に
よって実現される。メモリ34には中央処理装置の処理動
作を制御するプログラム,作業領域,RCUコード等が
格納されている。RCUコードは,RCUごとにそれぞ
れ割り当てられるユニークな番号である。
【0051】リライトカード装置35はリライトカード42
を挿入するためのカード挿入口(図示略),挿入された
リライトカードをRCU装置30内に取り込むためおよび
装置内のカードを排出するためのカード搬送装置(図示
略)を備えている。さらにリライトカード装置35の内部
には,磁気データ書込/読取装置36およびカード印字/
消去装置37が内蔵されている。
【0052】磁気データ書込/読取装置36は磁気データ
書込/読取用磁気ヘッドを備え,挿入されたリライトカ
ード42の磁気データ領域44に磁気データを書き込み,ま
たは磁気データ領域44に記録されているデータを読取
る。
【0053】カード印字/消去装置37は印字/消去用ラ
インサーマルプリントヘッドを備え,挿入されたリライ
トカード42の感熱フィルム43上に文字や数字を印字し,
または印字された文字や数字を消去する。
【0054】受信回路33は,測定装置20から検査を終え
た受診者の血圧値,身長などの検査結果を表わすデータ
を受信し,そのデータを処理装置31に渡す。送受信回路
32はホスト・システム10のホスト・コンピュータ11との
間でデータの送受信を行うものである。すなわち送受信
回路32は,受信回路33から処理装置31に渡された検査結
果や磁気データ書込/読取装置36によって読み取られた
磁気データ領域44のデータをホスト・コンピュータ11に
送信する。また送受信回路32は,ホスト・コンピュータ
11から送られるデータを受信し,そこに含まれる情報を
処理装置31に渡す。
【0055】ホスト・コンピュータ11からRCU30に送
られる主なデータには,次の2種類がある。
【0056】その一は,RCU30にリライトカード42を
挿入している受診者について,ホスト・コンピュータ11
が次検査項目決定処理により決定した次検査項目に関す
るデータである。このデータは送受信回路32から処理装
置31に渡されて,メモリ34に記憶され,カード印字/消
去装置37によってリライトカード42の感熱フィルム43上
に印字される(図2参照)。
【0057】その二は,そのRCU30を利用して次に検
査を受けるべき受診者に関するデータである。このデー
タは送受信回路32から処理装置31に渡されて,メモリ34
に記憶され,液晶表示装置38に表示される。
【0058】液晶表示装置38には2つの液晶表示画面が
設けられ,これらは上下2段に並べて配置されている。
上段の表示画面に受診者に関するデータが表示され,下
段の表示画面に受診者への指示,RCU30とホスト・コ
ンピュータ11との間の通信状態が表示される。
【0059】警告装置39は,磁気データの読取エラーを
報知したり,次に検査を受けるべき受診者のリライトカ
ードと異なるカードがRCU30に挿入された場合に,そ
の誤りを報知するものであり,警告音発生装置(ブザー
等)または警告ランプを含む。
【0060】図5は医療管理システムにおけるRCUと
ホスト・コンピュータの処理動作の流れを示すフローチ
ャートである。複数台のRCUは同じ動作を行うので,
一台のRCU(このRCUをRCU(001 )とする)の
処理のみが示されている。RCU(001 )の液晶表示装
置38の液晶表示画面に示される表示内容の一例が図6に
示されている。
【0061】はじめに受診者の医療管理システムへの受
付処理が行われる(ステップ101 )。受付おいて受診者
の氏名,希望の検査コース,検査開始時刻の指定等の入
力がホスト・コンピュータ11に接続された入力装置15を
用いてオペレータによって入力される。ホスト・コンピ
ュータ11は入力データに基づいて,受診者ごとに各種デ
ータ・テーブルを作成しデータ・ベース13に格納する。
【0062】つぎにホスト・コンピュータ11はカード発
行処理を行なう。カード発行処理においてホスト・コン
ピュータ11は,各受診者にそれぞれ異なる受診者コード
を割り当て,作成された各種データ・テーブルおよびマ
スタ・ファイルを参照して初期的次検査項目決定処理を
行う。この初期的次検査項目決定処理は後述する次検査
項目決定処理(ステップ105 )と基本的に同じである。
システムの立上時において,初期設定値を用いた処理が
行われる点のみが異なる(詳しくは後述する)。入力装
置15に接続されたリライトカード発行装置により,決定
した次検査項目の項目名,氏名,年齢等が感熱フィルム
43に印字され,検査日,受診者コード等の磁気データが
磁気データ領域44に記録されたリライトカード42が発行
される。受診者はリライトカード42に印字された次検査
項目の項目名を見て,その検査が行われている検査室に
向かう。
【0063】次検査項目が決定された受診者のデータ
は,決定した順番に,RCU別待ち受診者テーブルに書
き込まれる。ホスト・コンピュータ11はこのRCU別待
ち受診者テーブルに書き込まれた受診者のデータを書き
込まれた順番に読み出し,対応するRCU(001 )30に
送信する(ステップ102 )。
【0064】ホスト・コンピュータ11からRCU(001
)30に送信される次受診者のデータには,氏名(カタ
カナ表示),性別,検査日,受診者コード等が含まれ
る。これらのデータはRCU(001 )30の送受信回路32
によって受信され(ステップ81),メモリ34に記憶され
る。メモリ34に記憶された受診者のデータのうち,氏名
(ヤマダ タロウ),性別(M)および年齢(45)がR
CU30の液晶表示装置38の下段の液晶表示画面に文字表
示される(ステップ82,図6(A) )。
【0065】RCU(001 )30のカード挿入口にリライ
トカード42が挿入されていない状態において,RCU
(001 )30は下段の液晶表示画面に「カード ヲ イレ
テ クダサイ」の文字を表示し(図6(A) ),上段の液
晶表示画面に表示されている受診者がリライトカード42
を挿入するのを待つ。検査の担当者は,上段の液晶表示
画面に表示される受診者の氏名を見て受診者の名前を呼
び,検査室内に案内する。
【0066】呼び出された受診者がそのリライトカード
42をRCU(001 )30のカード挿入口に挿入すると,磁
気データ書込/読取装置36はリライトカード42の磁気デ
ータ領域44に記録された磁気データのうち少なくとも検
査日および受診者コードを読み出しメモリ34に渡す(ス
テップ83)。リライトカード42に記録された受診者の検
査日および受診者コードと,データ・ベース13から伝送
されメモリ34に記憶されているそのRCU(001 )30を
用いて検査を受けるべき受診者の検査日および受診者コ
ードとの照合が行われる(ステップ84)。
【0067】照合が行われている間,液晶表示装置38の
下段の液晶表示画面には「シバラクオマチ クダサイ」
と表示される(図6(B) )。
【0068】ホスト・コンピュータ11から送られた受診
者のデータと,リライトカード42に記録されたデータと
が一致すると(ステップ84でYES ),検査に進む。一致
した旨を液晶表示画面に表示するようにしてもよい。そ
の後,下段の液晶表示画面に「ソクテイ ヲ カイシ
シテクダサイ」の文字が表示される(図6(C) )。
【0069】ホスト・コンピュータ11から送られた受診
者のデータと,リライトカード42に記録された受診者の
データとが異なる場合,または挿入されたリライトカー
ド42の磁気データの読み取りエラーが発生した場合,警
告装置39が作動し下段の液晶表示画面には「カード ヲ
チェック シテクダサイ」の文字が表示される(図6
(D) )。この表示とともにリライトカード42がRCU
(001 )30から排出される(ステップ84でNO,ステップ
88)。
【0070】検査が終了すると,その検査結果を表わす
データは対応する測定装置20からRCU(001 )30に送
られ,RCU30のメモリ34に一旦記憶される。この検査
結果は受診者の受診者コードとともにRCU(001 )30
からホスト・コンピュータ11に送られる(ステップ8
5)。
【0071】検査項目が血圧,身長および体重の場合に
は,その検査結果は,これらの検査を行う測定装置20が
接続されたRCU30のカード印字/消去装置37によって
リライトカード42の感熱フィルム43の該当する場所に書
き込まれる。
【0072】ホスト・コンピュータ11はいずれか一台の
RCU30から検査結果を受信すると,受診者ごとに作成
された検査結果データ・テーブルに検査結果を格納し,
個人別項目管理テーブルまたは個人別時刻指定項目管理
テーブルに,検査を終えた項目に対応して済フラグを立
てる(ステップ103 でYES ,ステップ104 )。また,ホ
スト・コンピュータ11は,検査を終えた受診者が次に受
けるべき検査項目を決定すべく,次検査項目決定処理を
行う(ステップ105 )。この次検査項目決定処理の詳細
については後述する。
【0073】次検査項目が決定すると,その検査の項目
名,コメント,測定受付番号が受診者コードとともに先
に送信データを送信してきたRCU30(たとえば,RC
U(001 )がステップ85で測定データを送信した場合に
はRCU(001 ))に送信される(ステップ106 )。こ
れらのデータはRCU(001 )30において送受信回路32
によって受信され(ステップ86),メモリ34に記憶され
る。
【0074】メモリ34に記憶された次検査項目のデータ
に基づいて,カード印字/消去装置37はリライトカード
42の感熱フィルム43に決定された次検査項目の項目名,
測定受付番号,コメントを印字する(ステップ87,図2
参照)。
【0075】次検査項目の項目名等の印字を終えた後,
RCU(001 )30は下段の液晶表示画面に「カード ヲ
トリダシテ クダサイ」の文字を表示し(図6(E)
),リライトカード42を排出する(ステップ88)。受
診者はリライトカード42に印字された次検査項目を確認
し,その項目の検査が行われる検査室に向かう。
【0076】一方,ホスト・コンピュータ11においてス
テップ105 の次検査項目決定処理で次検査項目が決定さ
れたのち,その受診者に関するデータ(検査日,受診者
コード等)がRCU別待ち受診者データ・テーブルの次
検査項目に対応するRCUに関連づけて書き込まれる
(次検査項目として決定された項目の測定を行う測定装
置20に接続されたRCUをRCU(002 )とする)。R
CU(002 )30を用いた検査を待っている受診者がすで
に存在する場合(RCU(002 )について待ち行列が形
成されている場合),新たに次検査項目が決定した受診
者に関するデータは,この待ち行列の最後尾に加えられ
る。一方,RCU(001 )30については,RCU別待ち
受診者データ・テーブルから検査を終えた受診者に関す
るデータが取り除かれる。
【0077】さらに個人別カレント情報テーブルにおい
て,その受診者の受診者コード1234に対応する項目コー
ドが001 から002 へ,RCUコードが001 から002 へと
いうように,項目コード,RCUコード,測定受付番
号,当日/翌日区分,午前/午後区分,検査室コードお
よび入室フラグの欄がRCU(001 )30に対応するデー
タから,RCU(002 )30に対応するデータへと更新さ
れる。
【0078】項目別管理テーブルにおいてもRCU(00
1 )30を利用した受診者の検査の終了によって,RCU
(001 )30に関連するすべてのデータ(午後検査終了時
刻を除く)が更新される。RCU(002 )30に関して受
診者が新たに加わることにより,RCU(002 )に関連
する新参受診者終了予測時刻,最後尾受診者終了予定時
刻,待ち人数,午前待ち人数,午後待ち人数,検査指示
人数のデータが更新される。
【0079】RCU(001 )30に待ち受診者がいる場
合,ホスト・コンピュータ11は次受診者に関するデータ
(氏名,検査日,受診者コード等)をRCU別待ち受診
者テーブルから読み出す。ホスト・コンピュータ11は読
み出した次受診者のデータを用いてRCU別受診者呼情
報テーブルのRCU(001 )30の関連する部分を書き替
えるとともに,この次受診者のデータ(氏名,性別,検
査日,受診者コード等)をRCU(001 )30に送信する
(ステップ108 でNO,ステップ110 )。RCU(001 )
30は送信されたデータに基づいて,その受診者の氏名,
性別,年齢を液晶表示装置38の液晶表示画面に表示する
(ステップ89,ステップ90でNO,ステップ91)。次受診
者データを送信したホスト・コンピュータ11は,再びい
ずれか1のRCU30から測定データが送られてくるのを
待つ(ステップ103 )。
【0080】その日にRCU(001 )30を利用した検査
を予定されている受診者の数と,項目別管理テーブルに
格納されたRCU(001 )30を利用した検査の検査済み
人数とが等しくなったときに,ホスト・コンピュータ11
はRCU(001 )30に関してその日の検査が終了したも
のと判断し(ステップ108 でYES ),RCU(001 )30
に検査終了電文を送信する。終了電文を受信したRCU
(001 )30は,その日のリライトカードの受付を終了す
る(ステップ89,ステップ90でYES )。
【0081】医療管理システムにおけるすべてのRCU
30について検査が終了すると,ホスト・コンピュータ11
はその日の業務を終了する(ステップ111 でYES )。ま
だ検査の終了していない項目がある場合,ホスト・コン
ピュータ11は,その項目の測定を行う測定装置20に接続
されたRCU30から測定データが送られてくるのを待つ
(ステップ111 でNO,ステップ103 )。
【0082】ステップ83において,RCU(001 )30の
液晶表示装置38の上段の液晶表示画面に表示された受診
者が検査担当者の呼出に応答せず,検査室に現われない
場合,検査担当者はRCU30に検査中止指令を,たとえ
ば入力装置40を用いて入力することができる。中止電文
はホスト・コンピュータ11に送信され,この受診者につ
いて,RCU(001 )30に接続された測定装置20を用い
た検査の中止処理が行われる。中止電文を受け取ったホ
スト・コンピュータ11は個人別項目管理テーブルまたは
個人別時刻指定項目管理テーブルの済フラグ欄に中止情
報を格納する。RCU(001 )30に待ち行列を形成して
いる受診者がいる場合,ホスト・コンピュータ11はRC
U別待ち受診者データ・テーブルから次受診者に関する
データを読み出し,RCU(001 )30に送信する。次受
診者の氏名,性別および年齢がRCU(001 )30の液晶
表示装置38の液晶表示画面に表示され,RCU(001 )
30はその受診者のリライトカード42の挿入を待機するこ
とになる。中止処理が行われた受診者は,中止処理の撤
回を受付等に申し出て,オペレータに個人別項目管理テ
ーブルまたは個人別時刻指定項目管理テーブルに格納さ
れた中止情報を消去してもらうことによって,その項目
の検査を受け得る状態に戻すことができる。
【0083】図7から図17は,データ・ベース13に格納
されたマスタ・ファイルおよびデータ・テーブルの一例
を示している。
【0084】(1) 項目マスタ 項目マスタには,図7に示すように,検査項目ごとに,
項目コード,検査項目名,前必須項目1および2,測定
時間,最大待ち人数,午前開始時刻,午前終了時刻,午
後開始時刻,午後終了時刻,その他の多種類のデータが
あらかじめ格納されている。図7は,主に次検査項目決
定処理において用いられるデータを示している。このこ
とは,後に示す他のマスタ・ファイル,データ・テーブ
ルにおいても同じである。
【0085】「項目コード」は検査項目を識別するユニ
ークな番号である。「検査項目名」はその項目コードに
対応する項目名を表わすデータ(表示のための文字コー
ドの集まり)が格納されている。たとえば,項目コード
001 は視力検査,項目コード002 は眼圧検査,項目コー
ド003 は聴力検査を表す。
【0086】「前必須項目」は,項目コード欄に書かれ
た検査項目の検査を受ける前に受けておく必要のある検
査項目であり,項目コードによって表わされている。前
必須項目は複数項目(図面では2項目であるが)記入す
ることができる。たとえば,項目コード002 には前必須
項目として項目コード001 が格納されている。項目コー
ド002 の検査(眼圧検査)を受ける前に,項目コード00
1 の検査(視力検査)を受けておく必要があることを意
味する。
【0087】「測定時間」は,検査に要する時間であ
る。たとえば視力検査には5分の測定時間が予定されて
いる。
【0088】「最大待ち人数」は,RCUごとに許容さ
れる待ち行列を形成する受診者の人数の最大値である。
待ち人数が,最大待ち人数に達している検査項目は,基
本的に後述する次検査項目決定処理において次検査項目
の候補から除外される。
【0089】「午前開始時刻」および「午前終了時刻」
は,午前中における各項目の検査の開始時刻と終了時刻
であり,「午後開始時刻」および「午後終了時刻」は,
午後におけるそれらを意味する。
【0090】(2) 項目別実施時間区分マスタ 項目別実施時間区分マスタには,図8に示すように,コ
ースコード,各コースに含まれる検査項目の項目コー
ド,各項目の当日/翌日区分および午前/午後区分が格
納されている。当日または翌日の午前または午後が実施
時間区分の単位となる。
【0091】「コースコード」は,あらかじめ設定され
た検査コースを識別するコードである。たとえば受付に
おいてコースコード001 のコースを選択すると,001 ,
002,004 ,005 および006 の項目コードをもつ項目の
検査が行われる。
【0092】「当日/翌日区分」は,2日間にわたって
検査が行われる場合に,各検査項目を2日間のうちいず
れの日に行うかを分ける区分である。コースごとに,全
ての検査項目がどちらかの区分に振り分けられる。コー
ド0は検査が1日目に行われることを意味し,コード1
は2日目に行われることを意味する。
【0093】「午前/午後区分」は,各項目の検査を午
前と午後のいずれの時間帯に行うかを分ける区分であ
る。コースごとに,全ての検査項目がどちらかの区分に
振り分けられる。コード0は検査が午前中に行われるこ
とを意味し,コード1は午後に行われることを意味す
る。
【0094】「当日/翌日区分」および「午前/午後区
分」は,コースごとに各項目の検査を行うべき日程およ
び時間帯をおおまかに分けるものであって,必ずしもこ
れらの区分どおりに次検査項目が決定されなくてもよ
い。この点については,後述する次検査項目決定処理の
説明において明らかになるであろう。
【0095】(3) RCUマスタ RCUマスタには,図9に示すように,各RCUに割り
当てられたRCUの識別番号(RCUコード)と,各R
CUに接続される測定装置の識別コード(測定装置とR
CUとが1対1に接続され,1つの項目の検査が1つの
測定装置のみによって行われている場合には,項目コー
ドと同じに設定される)が格納されている。一台のRC
Uに複数台の測定装置が接続される場合にはそれらの測
定装置の識別コードがそのRCUに対応して格納され
る。
【0096】(4) 受診者個人データ・テーブル 図10は,受診者個人データ・テーブルを示している。こ
のデータ・テーブルには,医療管理システムを利用する
受診者に関するデータが格納されている。
【0097】受診者に関するデータには,検査日,受診
者コード,氏名,カナ氏名(カタカナ表示の氏名),生
年月日,年齢,性別およびコースコード等がある。この
テーブルには,図11に示すサブテーブル(検査結果デー
タ・テーブル)が付随し,検査結果データ・テーブルに
は各項目の検査結果,医師による所見等が記入される。
サブテーブルは検査日と受診者コードによって受診者個
人データ・テーブルにリンクする。
【0098】(5) 個人別項目管理テーブル 図12は個人別項目管理テーブルの一例を示すものであ
る。このテーブルには,受診者とその受診者が受けるべ
き項目(検査の開始時刻を指定した項目を除く)とのす
べての組合せについて,検査日,受診者コード,項目コ
ード,優先順位,済フラグ,当日/翌日区分,午前/午
後区分,前必須項目,RCUコードおよび測定受付番号
が記憶される。検査の開始時刻を指定した項目について
は後述する個人別時刻指定項目管理テーブルに記憶され
る。
【0099】「優先順位」は同一受診者について,一単
位の実施時間区分内において複数の検査項目があるとき
に,それらの検査項目のうち,どれを優先的に行うかの
順番を表す数字である。優先順位は受診者の希望に応じ
て,医療機関の都合により,その他の理由により付けら
れ,この医療管理システムに入力される。
【0100】この優先順位は一単位の実施時間区分ごと
に異なる数を用いて表わされる。たとえば当日の午前区
分に設定された項目の優先順位は1から10までの数字
(整数値)によって表わされる。同様にして当日の午後
区分に設定された項目は11から20までの数字によって,
翌日の午前区分に設定された項目は21から30までの数字
によって,翌日の午後区分に設定された項目には31から
40までの数字によってそれぞれ優先順位が表わされる。
優先順位は全ての項目に与えることもできるし,そのう
ちの一部に付してもよい。また,各項目にそれぞれ異な
る番号を付してもよいし,いくつかの項目に同じ順番を
付けてもよい。優先順位が入力されなかった項目につい
ては,その項目が属する実施時間区分において用いるこ
とのできる最大の数がホスト・コンピュータ11によって
自動的に付される。小さい数字が付された項目の順に次
検査項目決定処理において次検査項目の候補に挙げられ
る。後述するが,この優先順位よりも前必須項目や時間
指定の方が優先される。
【0101】「済フラグ」は検査が終了した検査項目に
たてられるフラグである。済みフラグ0は未検査を意味
し,済みフラグ1は検査済みを意味する。また,中止処
理が行われた場合にはこの済フラグは2に設定される。
【0102】(6) 個人別カレント情報テーブル 図13は個人別カレント情報テーブルを示している。この
テーブルは各受診者について,次検査項目決定処理にお
いて決定された項目(受診者が次に受けるべき検査項目
または現在受けている検査項目)を示すデータを格納す
る。
【0103】個人別カレント情報テーブルには,検査
日,受診者コード,項目コード,RCUコード,測定受
付番号,当日/翌日区分,午前/午後区分,検査室コー
ド,入室フラグ,氏名,カナ氏名,年齢,性別,コース
コード,コース名称および漢字使用区分がある。
【0104】たとえば,受診者コード1234の受診者に
は,現在,項目コード001 の検査項目(視力検査)が次
検査項目として指示されている。視力検査は検査室コー
ド1の検査室で行われ,受診者がこの検査室に入室する
ことによって(RCU30へのカード挿入によって)入室
フラグに1が立てられる。視力検査を終えて,次に受け
るべき項目が新たに決定すると,これらのデータは新た
に設定された項目に関するデータによって更新される。
【0105】「コース名称」は,コースコードに対応し
た検査コースの名称であり,「漢字使用区分」にはリラ
イトカード42に表記される受診者の氏名の印字に漢字ま
たはカタカナのいずれを用いるかを表す記号が格納され
る。1は漢字の使用を表し,0がカタカナの使用を表
す。
【0106】(7) 個人別時刻指定項目管理テーブル 図14は個人別時刻指定項目管理テーブルを示している。
受診者は自分が受ける検査項目の中から当日/翌日の区
分と検査開始時刻とを指定することができる。この個人
別時刻指定項目管理テーブルには,検査日,受診者コー
ド,指定した検査項目の項目コード,指定した当日/翌
日の区分(指定日区分),指定した検査開始時刻(指定
時刻),済フラグ,当日/翌日区分,午前/午後区分,
前必須項目,RCUコードおよび測定受付番号がある。
済フラグは開始日時を指定した項目が未検査(0が格納
される)であるか検査済(1が格納される)であるかま
たは中止処理されたものであるか(2が格納される)を
表す。
【0107】たとえば受診者コード1234の受診者が受け
るべき項目コード006 の検査項目の実施時間区分は,項
目別実施時間区分マスタ(図8)によって,2日目の午
前に設定されているが,受診者の指定により変更されて
1日目の15:00からの検査開始が予定されている。
【0108】(8) 項目別管理テーブル 図15は項目別管理テーブルの一例を示すものである。こ
のテーブルには各検査項目に関するデータが格納されて
いる。
【0109】検査項目に関するデータには,項目コー
ド,RCUコード,午後検査終了時刻,新参受診者終了
予測時刻,最後尾受診者終了予定時刻,先頭受診者開始
時刻,待ち人数,最大待ち人数超過フラグ,測定受付番
号,検査室入室フラグ,検査室入室受診者コード,午前
待ち人数,午後待ち人数,検査指示人数,検査済み人数
がある。
【0110】多数の受診者が同一日(または同一時間
帯)に,医療管理システムを利用すると,各項目(また
は各RCU)ごとに検査の順番を待つ受診者の列が発生
する(これが待ち行列である)。
【0111】ホスト・コンピュータ11はこの待ち行列が
できるだけ短くなるように各受診者の次検査が次々に決
定する次検査項目決定処理を行うが,待ち行列ができる
のは多くの場合避けることはできない。各項目(各RC
U)ごとに行列を形成する受診者に関するデータや,そ
の受診者のならび順はデータ・ベース13のRCU別待ち
受診者データ・テーブル(後述する)に格納され,ホス
ト・コンピュータ11はそれらを把握する。
【0112】図23は視力検査(項目コード001 ,RCU
コード001 )における待ち行列を視覚的に表したもので
ある。この図において,縦軸は時間を表す。視力検査
は,現在検査中の受診者の検査が10:30に開始されてい
る。視力検査の測定時間は5分である。現在検査中の受
診者と,10:35,10:40,10:45から検査開始が予定さ
れた3人の受診者とをあわせて4人の受診者が待ち行列
を形成している。
【0113】「先頭受診者開始時刻」は,現在検査中の
受診者の検査が開始された時刻である。項目コード001
の視力検査は10:30に検査が開始されており,この時刻
が視力検査の先頭受診者開始時刻である。
【0114】「最後尾受診者終了予定時刻」は,待ち行
列の最後尾にいる受診者がその項目の検査を終了する予
定時刻を表す。各項目の測定時間はあらかじめ項目マス
タ(図7)に格納されている。各検査項目の測定時間と
待ち行列に並んでいる受診者の人数に基づいて最後尾受
診者終了予定時刻が算出される。
【0115】「最後尾受診者終了予定時刻」は各受診者
が検査を終えるごとに,その検査を終えた時刻に基づい
て更新されていく。予定された測定時間よりも検査が長
かった場合,逆に短かかった場合に最後尾受診者終了予
定時刻は修正される。
【0116】「新参受診者終了予測時刻」は,待ち行列
の最後尾の受診者の次に新たな受診者が並んだと仮定し
た場合に,その新たに並んだ受診者について検査が終了
するであろう予測時刻である。
【0117】「待ち人数」は,待ち行列に並んでいる
(検査中の人も含む)受診者の人数である。
【0118】「検査室入室フラグ」は,受診者が検査室
に入室しているか否かを示す。入室フラグが1のときに
はその部屋(検査室)に受診者が入室していることを意
味し,入室フラグが0の場合には入室していないことを
意味する。
【0119】「検査室入室受診者コード」は,部屋に入
室している受診者の受診者コードである。
【0120】「午前待ち人数」は午前の検査時間帯(項
目マスタ(図7)における午前開始時刻から午前終了時
刻まで)に各項目に待ち行列を形成している受診者の数
である。「午後待ち人数」は午後の検査時間帯(項目マ
スタ(図7)における午後開始時刻から午後終了時刻ま
で)に各項目に待ち行列を形成している受診者の数であ
る。
【0121】「検査指示人数」は,次検査項目決定処理
においてその検査項目を受けるべきであるとして指示さ
れた受診者の総数である。
【0122】「検査済み人数」は,当日の日付で,ある
項目の検査を受けた受診者の総数である。
【0123】(9) RCU別待ち受診者データ・テーブル 図16はRCU別待ち受診者データ・テーブルの一例を示
している。このテーブルにはすべてのRCUについて,
そのRCUの待ち行列を形成する受診者を表わすデータ
が格納される。このテーブルには現在,検査を受けてい
る(または受けるべき)受診者のサブテーブル,その次
に検査を受けるべき受診者のサブテーブル,さらにその
次に検査を受けるべき受診者のサブテーブルというよう
に待ちの順序でサブテーブルが設けられ,各サブテーブ
ルにRCUごとに受診者を表わすデータ(測定受付番
号,検査日,受診者コードおよびカナ氏名)が記入され
ている。これにより,RCUごとの待ち行列が分る。た
とえばRCUコード001 を用いた検査項目では,受診者
コード1234,1145,1302,…の受診者がこの順番で待ち
行列を形成している。
【0124】「測定受付番号」は,RCUごとに設定さ
れ,一日において,そのRCUを利用する受診者の測定
実施順を示す連続する番号である。測定受付番号は,次
検査項目決定処理において,各RCU(各検査項目)ご
とに,次検査項目が決定したときにホスト・コンピュー
タ11によってカウントされ,RCU別待ち受診者テーブ
ルに記憶される。上述したようにこの測定受付番号は対
応するRCU30に送られ,検査の項目名とともにリライ
トカード42の感熱フィルム43上に印字される。
【0125】(10)RCU別受診者呼情報テーブル 図17はRCU別受診者呼情報テーブルの一例を示してい
る。
【0126】このテーブルには,RCU別待ち受診者デ
ータ・テーブル(図16)における現在の受診者のサブテ
ーブルに格納された受診者に関するデータが記入されて
おり,RCUコード,検査日,受診者コード,氏名,カ
ナ氏名,測定受付番号,最大測定受付番号および項目コ
ードがある。このテーブルに記入された受診者のデーダ
か,対応するRCUコードをもつRCU30の液晶表示装
置38の液晶表示画面に表示されている。このテーブルに
データが格納されている受診者は各検査の担当者に呼出
をうけているか,またはそのRCUに接続された測定装
置20を用いた検査を受けている。
【0127】各RCU(各項目)について,RCU別待
ち受診者データ・テーブルのサブテーブルに記憶された
測定受付番号のうちの最大のものが「最大測定受付番
号」である。たとえば,RCUコード001 の検査(視力
検査)の最大測定受付番号は22である。これは視力検査
について形成された待ち行列の最後尾にいる受診者が,
22番目にRCUコード001 のRCU30を利用する予定で
あることを意味する。
【0128】図18から図22は,ホスト・コンピュータ11
による次検査項目決定処理(図5,ステップ105 )の流
れを示すフロー・チャートである。次検査項目決定処理
は,上述の各種データ・テーブルおよびマスタ・ファイ
ルに格納されたデータに基づいて,医療管理システムの
受付時(リライトカード発行処理時)または各検査項目
の検査終了時に行われる。
【0129】個人別項目管理テーブル(図12)にはすべ
ての受診者のデータが既に格納されているものとする。
上述したように開始時間を指定した項目については個人
別時刻指定項目管理テーブル(図14)に格納されてい
る。ホスト・コンピュータ11が測定装置20の測定データ
(検査結果)をRCU30を通して受け取ったときに行な
われる次検査項目決定処理を例にとって説明する。ホス
ト・コンピュータ11はRCU30から次検査項目決定処理
の対象受診者の受診者コードとともに検査結果を受信す
ると,個人別項目管理テーブル(図12)においてその受
診者の検査を終了した項目の済フラグを1にする。
【0130】ホスト・コンピュータ11は個人別項目管理
テーブルから,対象受診者の優先順位,済フラグ,当日
/翌日区分,午前/午後区分および前必須項目の各欄の
データを検査項目ごとにメモリ12に読み込む(ステップ
131 )。メモリ12にデータが読込まれた項目を判断対象
項目という。まず判断対象項目の済みフラグが参照さ
れ,検査済みである場合(フラグ=1),または中止処
理となっている場合(フラグ=2)には,その項目は次
検査項目の一次候補から除外される(ステップ133 でN
O)。
【0131】判断対象項目が未検査である場合には(フ
ラグ=0,ステップ133 でYES ),前必須項目欄が参照
され,その判断対象項目に前必須項目があるかどうかが
判断される(ステップ134 )。
【0132】前必須項目がある場合には(ステップ134
でYES ),まずその前必須項目の項目コードが個人別項
目管理テーブルの項目コードの欄にあるかどうかが調べ
られる。前必須項目の項目コードがある場合,ホスト・
コンピュータ11は,個人別項目管理テーブルにおいてそ
の前必須項目の済フラグ欄を参照する。前必須項目が検
査済(フラグ=1)であるか,または中止処理(フラグ
=2)となっている場合には,判断対象項目について次
の処理に進む(ステップ135 でYES )。未検査であれば
(フラグ=0),前必須項目の検査を先に行なわなけれ
ばならないので,判断対象項目は次検査項目の候補から
除外される(ステップ135 でNO)。
【0133】前必須項目の項目コードが個人別項目管理
テーブルにない場合,ホスト・コンピュータ11は前必須
項目の項目コードが個別時刻指定項目テーブルの項目コ
ードの欄にあるかどうかを調べる。前必須項目の項目コ
ードがある場合,ホスト・コンピュータ11は,個人別時
刻指定項目管理テーブルにおいてその前必須項目の済フ
ラグ欄を参照する。前必須項目が検査済であるかまたは
中止処理となっている場合には,判断対象項目について
次の処理に進む(ステップ135 でYES )。前必須項目の
済フラグが未検査であることを示している場合には,前
必須項目について先に検査を実施しなければならないの
で,判断対象項目は次検査項目の候補から除外される
(ステップ135 でNO)。
【0134】判断対象項目について前必須項目がない場
合には(ステップ134 でNO),ステップ135 の判断はス
キップされる。
【0135】判断対象項目について前必須項目が存在
し,かつその前必須項目が検査済みである場合(ステッ
プ135 でYES ),または前必須項目がない場合,本日が
1日目か2日目かが判断される(ステップ136 )。
【0136】この判断は本日の日付と対象受診者の検査
日とを比較することにより行なわれる。日帰り(1日)
コースの場合には必ず1日目となる。一泊(2日)コー
スであって本日が対象受診者にとって1日目である場合
には(ステップ136 で1日目),項目別実施時間区分マ
スタを参照して,判断対象項目の当日/翌日区分が判断
される(ステップ137 )。項目別実施時間区分マスタ
(図8)には,コースごとに当日(1日目)に受けるべ
き項目と,翌日(2日目)に受けるべき項目とが区別し
て記述されている。判断対象項目の区分が当日(1日
目)区分であれば次処理に進み(ステップ137 で1日
目),翌日区分であればその判断対象項目は次検査項目
の候補から除外される(ステップ137 で2日目)。
【0137】本日が2日目の場合には,当日/翌日区分
による判断はスキップされる(ステップ136 で2日
目)。1日目に受けるべき項目が2日目まで残ってしま
った場合には,その項目の検査は必ず2日目に行われる
ことになる。
【0138】次に現在の時刻が判断される(ステップ13
8 )。項目別実施時間区分マスタ(図8)には,午前中
に受けるべき項目と,午後に受けるべき項目とが記述さ
れている。現在の時刻が午前の場合には(ステップ138
で午前),項目別実施時間区分マスタを参照して,判断
対象項目の午前/午後区分が判断される。判断対象項目
が午前区分になっていれば次の処理に進み(ステップ13
9 で午前),判断対象項目が午後区分であればその判断
対象項目は次検査項目の候補から除外される(ステップ
139 で午後)。
【0139】現在の時刻が午後の場合には,午前/午後
区分による判断は行われない(ステップ138 で午後)。
午前中に受けるべき項目が午後にまで残ってしまった場
合には,その項目の検査は必ず午後に行われることにな
る。
【0140】未検査で,前必須項目がなく,しかもステ
ップ136 〜139 で除外されなかった判断対象項目,およ
び未検査で,前必須項目が付随していてもその前必須項
目が検査済で,しかもステップ136 〜139 で除外されな
かった判断対象項目が次検査項目の一次候補としてホス
ト・コンピュータ11のメモリ12にセーブされる(ステッ
プ140 )。
【0141】次検査項目の一次候補をメモリ12にセーブ
したのち,または判断対象項目を次検査項目の一次候補
から除外した場合(ステップ133 でNO,ステップ135 で
NO,ステップ137 で2日目,ステップ139 で午後),ホ
スト・コンピュータ11は,次の判断対象項目のデータを
個人別項目管理テーブルから読み込み(ステップ13
1),読み込んだ判断対象項目について同様にステップ1
33 〜140 の処理を繰返す。
【0142】一人の対象受診者に関するすべての項目に
ついて上記の処理を終えたとき(ステップ132 でYES
),次検査項目の一次候補としてメモリ12にセーブし
た項目があれば(ステップ141 でYES ),ホスト・コン
ピュータ11は,それらの項目に付された優先順位に従っ
て,次検査項目の一次候補をその優先順位を表わす数字
の小さい順にソートする(ステップ145 )。
【0143】メモリ12にセーブされた次検査項目の一次
候補がない場合には(ステップ141でNO),午前/午後
区分による判断(ステップ139 )において除外された項
目の有無が調べられる(ステップ142 )。除外された項
目があれば(ステップ142 でYES ),その項目が次検査
項目の一次候補としてメモリ12にセーブとされる(ステ
ップ144 )。除外された項目がない場合(ステップ142
でNO),当日/翌日区分による判断(ステップ137 )に
おいて除外された項目の有無が調べられる(ステップ14
3 )。除外された検査項目があれば(ステップ143 でYE
S ),その項目が次検査項目の一次候補としてメモリ12
にセーブされる(ステップ144 )。ステップ144 におい
て次検査項目の一次候補としてメモリ12にセーブされた
項目も,優先順位にしたがってソートされる(ステップ
145 )。
【0144】優先順位の順にソートされた次検査項目の
一次候補のそれぞれについて,最大待ち人数超過フラグ
が立っているかどうかが,項目別管理テーブル(図15)
を参照して,優先順位の順に調べられる(ステップ151
,153 )。
【0145】すなわち,項目別管理テーブルにおいて,
待ち人数欄に記入されている数が,項目マスタ(図7)
の対応する項目の最大待ち人数と等しい場合またはそれ
よりも大きい場合,項目別管理テーブルの最大待ち人数
超過フラグには1が記入されている(超過フラグが立
つ)。
【0146】ホスト・コンピュータ11は,超過フラグが
立っている項目を次検査項目の二次候補から除外する
(ステップ153 でYES )。超過フラグが立っていない項
目は次検査項目の二次候補としてホスト・コンピュータ
11のメモリ12にセーブされる(ステップ154 )。
【0147】次検査項目の一次候補のすべてについてこ
の処理を終えると(ステップ152 でYES ),次検査項目
の二次候補としてメモリ12にセーブされた項目があるか
どうかが調べられる(ステップ155 )。次検査項目の二
次候補があればホスト・コンピュータ11はそれら項目に
おいて,最小数字の優先順位が付された項目の項目数を
調べる(ステップ156 )。1項目であれば(ステップ15
6 でYES ),その項目が次検査項目として仮決定される
(ステップ157 )。
【0148】最小数字の優先順位が付された項目が複数
ある場合(ステップ156 でNO),ホスト・コンピュータ
11は項目別管理テーブルを参照し,それらの項目を最後
尾受診者終了予定時刻の早い順にソートする(ステップ
159 )。
【0149】次検査項目の二次候補がない場合(すべて
の次検査項目の一次候補の待ち人数が最大待ち人数に達
している場合:ステップ155 でNO),ホスト・コンピュ
ータ11は項目別管理テーブルを参照し,これらの項目を
最後尾受診者終了予定時刻の早い順にソートする(ステ
ップ158 )。次検査項目の一次候補のすべてを次検査項
目の二次候補とする。
【0150】ホスト・コンピュータ11は,最後尾受診者
終了予定時刻の早い順にソートされた次検査項目の二次
候補をこのソートされた順に,項目別管理テーブルの最
大待ち人数超過フラグを参照して,その項目の待ち人数
が最大待ち人数に達しているかどうかを判断する(ステ
ップ161 ,163 )。最大待ち人数に達していない項目が
最初に出てきたとき(ステップ163 でNO),その項目が
次検査項目として仮決定される(ステップ164 )。
【0151】すべての次検査項目の二次候補の待ち人数
が最大待ち人数に達している場合(ステップ162 でYES
),一番最初に読み込まれた最後尾受診者終了予定時
刻の最も早い項目が,止むなく待ち人数による制限を無
視した形であるが,次検査項目として仮決定とされる
(ステップ165 )。
【0152】このようにして,一つの項目が次検査項目
として仮決定される(ステップ157,164 ,165 )。
【0153】ホスト・コンピュータ11は,次に個人別時
刻指定項目管理テーブルを参照して,対象受診者につい
て時刻指定検査項目があるかどうかを判断する(ステッ
プ171 )。対象受診者について時刻指定検査項目がない
場合(ステップ171 でNO),先に仮決定された次検査項
目が正式に次検査項目として決定される(ステップ180
)。これにより次検査項目決定処理が終了する(ステ
ップ181 )。
【0154】対象受診者について個人別時刻指定項目管
理テーブルに時刻指定項目がある場合(ステップ171 で
YES ),指定日時の早い順に,時刻指定検査項目のデー
タが個人別時刻指定項目管理テーブルから読み込まれる
(ステップ172 )。
【0155】読み込まれた項目が既に検査済みである場
合,またはその項目について中止処理が行われている場
合,その項目は次検査項目の候補から除外される(ステ
ップ174 でYES )。また,未検査であってもその項目が
前必須項目をもっており(ステップ175 でYES ),その
前必須項目が未検査である場合も除外される(ステップ
176 でNO)。
【0156】読み込まれた項目が未検査であって,前必
須項目をもっていない場合,または前必須項目をもって
いてもその前必須項目についての検査が既に終了してい
る場合,その時刻指定検査項目の検査開始時刻(指定時
刻)と,先に仮決定されている次検査項目の新参受診者
終了予測時刻(項目別管理テーブルに記憶されている)
とが比較される。
【0157】仮決定された項目の新参受診者終了予測時
刻が,時刻指定検査項目の指定時刻よりも遅い場合に
は,仮決定項目の待ち時間中または検査中に時刻指定検
査項目の指定時刻になってしまう。したがって,時刻指
定検査項目を優先し,それが次検査項目として決定され
る(ステップ178 でYES ,ステップ179 )。
【0158】時刻指定検査項目の指定時刻が,仮決定項
目の新参受診者終了予測時刻よりも遅い場合には,受診
者は仮決定項目の検査の終了後に時刻指定検査項目の検
査を受けることができる。したがって仮決定項目が次検
査項目として決定される(ステップ178 でNO,ステップ
180 )。
【0159】時刻指定検査項目の全てが検査済みである
場合(ステップ173 でYES ),先に仮決定された項目が
正式に次検査項目とされる(ステップ180 )。これによ
り次検査項目決定処理は終了する(ステップ181 )。
【0160】好ましくは次検査項目決定処理において決
定した次検査項目の検査終了予定時刻(最後尾受診者終
了予定時刻)が午前終了時刻を超える場合に,その検査
の開始時刻をその項目の午後開始時刻にシフトさせる。
これにより,この項目の検査を担当する医療機関の職員
は,午前終了時刻から午後開始時刻までの間に休憩をと
ることができる。
【0161】ステップ131 からステップ144 の処理にお
いてメモリ12に記憶された次検査項目の一次候補がなか
ったということは(ステップ143 でNO),対象受診者に
ついて個人別項目管理テーブルに格納された検査項目の
すべてが検査済みであるか,または未検査の項目に未検
査の前必須項目がありかつそれが個人別時刻指定項目管
理テーブルに格納されていることを意味する。したがっ
て,もはや個人別項目管理テーブルを用いた次検査項目
決定処理は不可能である。そこでホスト・コンピュータ
11は個人別時刻指定項目管理テーブルを参照し,対象受
診者が検査の開始時刻を指定した検査項目があるかどう
かを調べる(ステップ201 )。
【0162】時刻指定項目がある場合(ステップ201 で
YES ),ホスト・コンピュータ11は指定日時の早い順
に,対象受診者の時刻指定検査項目の済フラグ,前必須
項目の各欄のデータを個人別時刻指定項目管理テーブル
からメモリ12に読み込む(ステップ202 )。
【0163】読み込まれた項目が既に検査済みである場
合,またはその項目について中止処理が行われている場
合,その項目は次検査項目の候補から除外され(ステッ
プ204 でYES ),次の項目についてのチェックに進む。
【0164】読み込まれた項目が未検査である場合(ス
テップ204 でNO),その項目に前必須項目があるかどう
かが判断される(ステップ205 )。前必須項目があって
かつその前必須項目が未検査の場合(ステップ205 でYE
S ,ステップ206 でNO),その対象項目は次検査項目の
候補から除外され,次の項目についてのチェックに進
む。前必須項目がない場合(ステップ205 でNO),また
は前必須項目はあるが,その前必須項目が既に検査済の
場合(ステップ205 でYES ,ステップ206 でYES),読
み込まれた項目が,次検査項目として決定され(ステッ
プ207 ),まだチェックされていない項目(指定時刻の
より遅いもの)が残っていたとしても,次検査項目処理
が終了する(ステップ208 )。
【0165】個人別時刻指定項目管理テーブルに時刻指
定検査項目がない場合(ステップ201 でNO),または時
刻指定項目のすべてが検査済の場合(ステップ203 でYE
S ),この受診者はすべての検査を受け終えているの
で,医療管理システムにおける検査が終了する(ステッ
プ209 )。
【0166】医療管理システム(ホスト・システム10)
の立上時において,項目別管理テーブルの新参受診者終
了予測時刻には,各項目の午前開始時刻に測定時間を加
えた時刻が初期設定される。最後尾受診者終了予定時刻
および先頭受診者開始時刻には各項目の午前開始時刻が
初期設定される。
【0167】これらの初期設定が行なわれたのち,受診
者の医療管理システムへの受付処理(図5,ステップ10
1 )が行なわれ,ホスト・コンピュータ11は受診者個人
データ・テーブル,個人別項目管理テーブル等に受診者
に関するデータを記入する。カード発行処理時に行なわ
れる初期的次検査項目決定処理は,医療管理システムの
立上時において,新参受診者終了予測時刻,最後尾受診
者終了予定時刻,先頭受診者開始時刻として上記初期設
定の時刻を用いる点を除けばステップ131 〜ステップ20
8 に示す処理と同じようにして行なわれる。
【0168】第2実施例 図24は,第2実施例の医療管理システムの全体的構成を
示している。図1に示す第1実施例における医療管理シ
ステムと同じものには,同じ符号が付けられている。
【0169】図1と異なる点は,図1に示す構成に加え
て,一台のRCUとそれに対応して設置された複数台の
測定装置との組合せがある点,およびそのRCUと複数
台の測定装置とが互いに接続されていない点である(こ
の態様のRCUを符号30A で示す)。
【0170】測定装置20a ,20b は,たとえば,超音波
検査に用いられる超音波検査装置や婦人科検査に用いら
れる婦人科検査装置である。超音波検査や婦人科検査
は,一般に,視力検査,眼圧検査,身体検査等が行われ
る検査棟と異なる検査棟において行われる。RCU30A
は測定装置20a または測定装置20b を用いた検査が行わ
れる検査棟の入り口付近に設置され,測定装置20a を用
いた検査と測定装置20bを用いた検査の両方に利用され
る。
【0171】測定装置20a および測定装置20b を用いた
検査は,あらかじめこれらの検査を開始する時刻が医療
機関によって設定される。設定された開始時刻にしたが
って,測定装置20a または20b を用いた検査が次検査項
目として決定される。たとえば,超音波検査を受ける予
定のある一または複数の受診者に対して,ホスト・コン
ピュータ11は,超音波検査を時刻指定の行われた項目と
して取り扱う。具体的には,ホスト・コンピュータ11
は,超音波検査に関するデータを個人別時刻指定項目管
理テーブルに格納し,医療機関による設定時刻をその指
定時刻とする。これにより超音波検査は,医療機関の設
定した時刻にしたがって次検査項目決定処理により次検
査項目として決定されることになる。
【0172】データ・ベース13に含まれるマスタ・ファ
イルおよびデータ・テーブルは,RCU別待ち受診者デ
ータ・テーブル(図16)およびRCU別受診者呼情報テ
ーブル(図17)を除き,図7から図15に示すものと同じ
である。RCU別待ち受診者データ・テーブルおよびR
CU別受診者呼情報テーブルには,RCU30A に関する
データが格納されていない。
【0173】RCU30A の電気的構成は図4に示すRC
U30の電気的構成と同じであるが,その動作が異なる。
RCU30A は測定装置20a または20b を用いた検査を受
ける前とそれらの検査を受けた後に用いられる。すなわ
ち,受診者はRCU30A が設置された検査棟に入るとき
およびその検査棟から出るときの両方において,RCU
30A にリライトカード42を挿入する。RCU別待ち受診
者データ・テーブルおよびRCU別受診者呼情報テーブ
ルはRCU30A に関するデータを格納していないので,
RCU30A は次受診者の氏名等をその液晶表示画面に表
示せず,リライトカード42を挿入した受診者のデータと
次受診者のデータとの照合も行わない。
【0174】図25はRCU30A とホスト・コンピュータ
11との間の通信手順を示すフローチャートである。図5
に示す処理と同じ処理には同一の符号を付し,重複説明
を省略する。
【0175】検査棟の入り口に設置されたRCU30A の
液晶表示装置38の下段の液晶表示画面には,「リライト
カード ヲ イレテ クダサイ」の文字表示のみが行わ
れる。測定装置20a または20b を用いた検査を次検査項
目に決定された受診者は,RCU30A にリライトカード
42を挿入する。
【0176】RCU30A にリライトカード42が挿入され
ると,リライトカード42の磁気データ領域44に記録され
た少なくとも検査日および受診者コードが読み取られ
(ステップ83),ホスト・コンピュータ11に送信される
(ステップ121 )。
【0177】ホスト・コンピュータ11は,送信されたデ
ータがRCU30から送られたデータであるか,RCU30
A から送られたデータであるかを識別する。これは,た
とえば,送られたデータに検査結果(測定データ)が含
まれるかどうかによって識別することができる。RCU
30から送られたデータであれば,そのデータには測定デ
ータが含まれる。RCU30A から送られたデータであれ
ば,測定データは含まれず,受診者に関するデータのみ
である。測定データが含まれる場合(ステップ126 で測
定データ),ホスト・コンピュータ11は測定データを受
信したのち,次検査項目決定処理を開始する(ステップ
104 ,105 )。
【0178】送信されたデータがRCU30A から送られ
たものである場合(ステップ126 で受診者データ),ホ
スト・コンピュータ11は個人別カレント情報テーブルの
入室フラグ欄を参照し,リライトカード42をRCU30A
に挿入した受診者が,RCU30A の設置された検査棟に
入るのか,検査棟から出るのかを調べる(ステップ127
)。
【0179】個人別カレント情報テーブルの入室フラグ
欄に入室フラグが立っていない場合(ステップ127 でN
O),この受診者は検査棟に入ることを意味する。ホス
ト・コンピュータ11は入室フラグ欄にフラグを立て,入
室であることを示すデータを含む送信電文をRCU30A
に送信する(ステップ129 )。
【0180】入室電文を受け取ったRCU30A は,その
ままリライトカード42を排出する(ステップ122 ,ステ
ップ123 で入室,ステップ124 )。受診者は排出された
リライトカード42をもって検査棟に入り,測定装置20a
または20b を用いた検査を受ける。検査結果はホスト・
コンピュータ11に接続された入力装置15等を用いて,医
師によって入力され検査結果データ・テーブルに格納さ
れる。
【0181】検査を終えた受診者は,検査棟から出ると
きに再びRCU30A にリライトカード42を挿入する(ス
テップ83)。
【0182】個人別カレント情報テーブルの入室フラグ
欄に入室フラグが立っている場合(ステップ127 でYES
),この受診者は検査棟から出ることを意味する。ホ
スト・コンピュータ11は退室であることを示すデータを
含む送信電文をRCU30A に送信し,個人別カレント情
報テーブルの入室フラグ欄の入室フラグを下げる(ステ
ップ128 )。また,ホスト・コンピュータ11は受診者が
検査棟から出ることを判断すると,個人別時刻指定項目
管理テーブルにおいて,検査を終えた項目(次検査項目
とされていた検査項目)に対応する済みフラグ欄に,済
みフラグを立てる。
【0183】退出電文を送信したホスト・コンピュータ
11は次検査項目決定処理を行い(ステップ105 ),決定
した次検査項目に関するデータをRCU30A に送信する
(ステップ106 )。RCU30A は,次検査項目に関する
データを受信し(ステップ86),その項目名等を印字し
て,リライトカード42を排出する(ステップ87,88)。
RCU30A は,ホスト・コンピュータ11から終了電文を
受け取ると(ステップ125 でYES ),その日のリライト
カードの受付を終了する。
【0184】第3実施例 図26は第3実施例の医療管理システムの全体的構成を示
している。図1に示す医療管理システムの構成と異なる
点は,同一の検査を行う測定装置が複数台用意され,そ
れらが項目ごと(測定装置の種類ごと)に一台のRCU
に接続されている点である。測定装置をその種類ごとに
符号20c ,20d ,20e で示し,この態様のRCUを符号
30B で示す。RCU30B は接続された測定装置を用いた
検査が行われる検査室の入り口付近に設置される。
【0185】RCU30B の電気的構成は図4に示すRC
U30の電気的構成と同じであるが,その動作がRCU30
およびRCU30A と一部異なる。第2実施例(RCU30
A )と同じように,受診者は検査室に入るときとその検
査室から出るときに,リライトカード42をRCU30B に
挿入する。第1実施例(RCU30)と同じように,RC
U30B の液晶表示装置38の液晶表示画面には,次にその
RCU30B に接続された測定装置のいずれかを用いて検
査を受けるべき受診者の氏名等が表示される。液晶表示
画面に表示された受診者が,リライトカード42をRCU
30B に挿入する。RCU30B はリライトカード42を挿入
した受診者のデータと液晶表示画面に表示された次受診
者のデータとの照合を行う。両データが一致すると,そ
の受診者は検査に進むことができる。
【0186】各項目における待ち行列はRCU30B ごと
に形成されている。各RCU30B に待ち行列を形成して
いる受診者のデータおよびその受診者のならび順は,R
CU別待ち受診者データ・テーブルに格納される。
【0187】RCU30B に接続された複数台の測定装置
のうち,いずれかの測定装置による検査を終えた受診者
(退室する受診者)がリライトカード42をRCU30B に
挿入すると,ホスト・コンピュータ11は次検査項目決定
処理を行う。ホスト・コンピュータ11は決定した次検査
項目に関するデータをRCU30B に送信し,そのデータ
を受信したRCU30B は,次検査項目の項目名等を印字
してリライトカード42を排出する。その後,ホスト・コ
ンピュータ11はRCU別待ち受診者データ・テーブルの
データに基づいて,カードを排出したRCU30B に形成
された待ち行列から次に検査を受けるべき受診者に関す
るデータをそのRCU30B に送信する。RCU30B は送
られた受診者に関するデータに基づいて,その受診者の
氏名等を液晶表示装置38の液晶表示画面に表示する。
【0188】RCU30B に複数の測定装置が接続されて
いると,RCU30B に待ち行列を形成している受診者
は,複数の測定装置のいずれか一つを用いて検査を受け
ることができる。したがって,早く検査を受ける順番が
まわってくることになる。
【0189】このように,同一項目の検査を行う測定装
置を複数台用意し,一度に複数の受診者を相手にして検
査を行うことによって検査進行の迅速化が図られ,受診
者の待ち時間を短縮することができる。特に検査に長い
時間を要する項目に複数の測定装置を用意することによ
って,その項目に形成される待ち行列を複数列に分散さ
せることができ,医療機関全体の検査進行がスムーズに
行われる。
【0190】複数台の測定装置をもつ検査項目におい
て,その待ち人数(項目別管理テーブルに格納される)
には,たとえば,その項目が次検査項目として決定され
ている受診者の人数を,測定装置の設置台数で割って得
られる数値を用いる。これにより,次検査項目決定処理
において,複数台の測定装置をもつ検査項目と,一台の
測定装置しかもたない検査項目との比較(最後尾受診者
検査終了予定時刻同士の比較,新参受診者検査終了予測
時刻と指定時刻の比較等)を行うことができる。
【0191】第4実施例 図27は第4実施例の医療管理システムの全体的構成を示
している。図1に示す第1実施例における医療管理シス
テムと同じものには,同じ符号が付けられている。
【0192】図1と異なる点は,同一の検査を行う測定
装置が複数台用意され,それらのすべてが一台のRCU
と互いに一対一に接続されている点である。データ・ベ
ース13に含まれるマスタ・ファイルおよびデータ・テー
ブルは,図7から図17に示すものと同じである。
【0193】第4実施例に示す構成の医療管理システム
において,基本的に第1実施例と同じようにして,ホス
ト・コンピュータ11とRCU30との間の通信および次検
査項目決定処理が行われる。
【0194】次検査項目決定処理における処理の一つ
に,最も待ち行列の短い(最後尾受診者終了予定時刻の
最も早い)検査項目を,次検査項目の候補に挙げる処理
がある(図20)。図27に示す構成において,次検査項目
に決定された項目に複数台の測定装置が用いられている
ときは,ホスト・コンピュータ11は,次検査項目を決定
するとともに,複数の測定装置(またはRCU)のう
ち,待ち行列の最も短い(最後尾受診者終了予定時刻の
最も早い)測定装置を,その検査に用いるべき測定装置
として決定することになる。検査に長い時間を要する項
目に複数の測定装置を用いることによって,その項目に
形成される待ち行列を複数列に分散させることができ,
医療機関全体の検査の進行がスムーズに行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における医療管理システムの全体構
成を示すブロック図である。
【図2】リライトカードの外観を表す平面図である。
【図3】リライトカードの磁気データの内容を示す。
【図4】リライトカード・コントロール・ユニットの電
気的構成を示すブロック図である。
【図5】RCUとホスト・コンピュータの通信手順を示
すフローチャートである。
【図6】(A) ,(B) ,(C) ,(D) および(E) は,液晶表
示装置における表示画面の一例を示す。
【図7】項目マスタの一例を示す。
【図8】項目別実施時間区分マスタの一例を示す。
【図9】RCUマスタの一例を示す。
【図10】受診者個人データ・テーブルの一例を示す。
【図11】検査結果データ・テーブルの一例を示す。
【図12】個人別項目管理テーブルの一例を示す。
【図13】個人別カレント情報テーブルの一例を示す。
【図14】個人別時刻指定項目管理テーブルの一例を示
す。
【図15】項目別管理テーブルの一例を示す。
【図16】RCU別待ち受診者データ・テーブルの一例
を示す。
【図17】RCU別受診者呼情報テーブルの一例を示
す。
【図18】次検査項目決定処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図19】次検査項目決定処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図20】次検査項目決定処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図21】次検査項目決定処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図22】次検査項目決定処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図23】待ち行列の概念図を表している。
【図24】第2実施例における医療管理システムの全体
構成を示すブロック図である。
【図25】RCUとホスト・コンピュータの通信手順を
示すフローチャートである。
【図26】第3実施例における医療管理システムの全体
構成を示すブロック図である。
【図27】第4実施例における医療管理システムの全体
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ホスト・システム 11 ホスト・コンピュータ 12 メモリ 13 データ・ベース 14 データ・コントロール・ユニット 15 入力装置 16 出力装置 20,20a ,20b ,20c ,20e 測定装置 30,30A ,30B リライトカード・コントロール・ユニ
ット(RCU) 31 処理装置 32 送受信回路 33 受信回路 34 メモリ 35 リライトカード装置 36 磁気データ書込/読取装置 37 カード印字/消去装置 38 液晶表示装置 39 警告装置 40 入力装置 42 リライトカード 43 感熱フィルム

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査項目に応じて設置される端末装置
    と,この端末装置と交信可能なホスト・コンピュータと
    から構成され,ホスト・コンピュータは,受診者ごと
    に,その受診者が受診すべき検査項目,および各検査項
    目について検査済か否かのデータを記憶する第1のファ
    イル,検査項目ごとに,1回の検査時間,待ち行列をつ
    くっている受診者を表わすデータ,および待ち人数を記
    憶する第2のファイル,ならびに上記端末装置から送ら
    れてくる特定の受診者について特定の検査項目の検査が
    終了した旨の通知に応答して,上記第1および第2のフ
    ァイルを参照して,上記特定の受診者の未検査項目のう
    ち待ち時間が最も短い検査項目を次検査項目として決定
    し,上記第1および第2のファイルを更新するととも
    に,決定した次検査項目と,上記端末装置に応じた検査
    項目を次に受診すべき受診者を表わすデータとを上記端
    末装置に送信する処理手段を備え,上記端末装置は,上
    記ホスト・コンピュータから送信された次検査項目を受
    信したときに,上記次検査項目を可視情報表示可能なカ
    ードに可視情報として書込むカードライタ,および上記
    ホスト・コンピュータから送信された次に受診すべき受
    診者を表わすデータを受信したときに,受信したデータ
    によって表わされる受診者名を表示する表示装置を備え
    ている,医療管理システム。
  2. 【請求項2】 検査項目に応じて設置される端末装置
    と,この端末装置と交信可能なホスト・コンピュータと
    から構成され,ホスト・コンピュータは,受診者ごと
    に,その受診者が受診すべき検査項目,および各検査項
    目について検査済か否かのデータを記憶する第1のファ
    イル,検査項目ごとに,1回の検査時間,待ち行列をつ
    くっている受診者を表わすデータ,および待ち人数を記
    憶する第2のファイル,ならびに上記端末装置から送ら
    れてくる特定の受診者について特定の検査項目の検査が
    終了した旨の通知に応答して,上記第1および第2のフ
    ァイルを参照して,上記特定の受診者の未検査項目のう
    ち待ち時間が最も短い検査項目を次検査項目として決定
    し,上記第1および第2のファイルを更新するととも
    に,決定した次検査項目を上記端末装置に送信する処理
    手段を備え,上記端末装置は,上記ホスト・コンピュー
    タから送信された次検査項目を受信したときに,上記次
    検査項目を可視情報表示可能なカードに可視情報として
    書込むカードライタを備えている,医療管理システム。
  3. 【請求項3】 上記第2のファイルに,前必須項目があ
    るときにはその項目について前必須項目が記述されてお
    り,上記処理手段は次検査項目の決定にあたって未検査
    の前必須項目のある検査項目を除外する,請求項1また
    は2に記載の医療管理システム。
  4. 【請求項4】 上記第1のファイルに,受診時刻を指定
    するデータが検査項目に応じて記述されており,上記処
    理手段は,待ち時間が最も短い検査項目についての検査
    が終了するであろう時刻よりも早い時刻が指定された検
    査項目を優先的に次検査項目として決定する,請求項1
    から3のいずれか一項に記載の医療管理システム。
  5. 【請求項5】 上記第1のファイルに,検査項目に応じ
    て優先順位を示すデータが記述されており,上記処理手
    段は,他の検査項目よりも優先順位の高い検査項目があ
    るときに,その検査項目を,待ち時間の長短にかかわら
    ず,次検査項目として決定する,請求項1から4のいず
    れか一項に記載の医療管理システム。
  6. 【請求項6】 上記第2のファイルに,検査項目ごとに
    時間区分が記述されており,上記処理手段は,早い時間
    区分に属する検査項目を優先して次検査項目として決定
    する,請求項1から5のいずれか一項に記載の医療管理
    システム。
  7. 【請求項7】 上記第2のファイルに,検査項目ごとに
    待ち人数の最大値が設定されており,上記処理手段は待
    ち人数が最大値に達していない検査項目の中から次検査
    項目を決定する,請求項1から6のいずれか一項に記載
    の医療管理システム。
  8. 【請求項8】 上記カードライタは受診者に関するデー
    タを上記カードに記録する,請求項1から7のいずれか
    一項に記載の医療管理システム。
  9. 【請求項9】 上記カードライタはカードに記録された
    受診者に関するデータを読取るものであり,上記端末装
    置は上記ホスト・コンピュータから送信された次に受診
    すべき受診者を表わすデータと,上記カードライタが読
    取った受診者に関するデータとを照合する手段を備えて
    いる,請求項1または3から7のいずれか一項に記載の
    医療管理システム。
  10. 【請求項10】 上記処理手段は次検査項目を決定した
    ときにその次検査項目の検査開始予定時刻に関するデー
    タを作成して上記端末装置に送信するものであり,上記
    カードライタは検査開始予定時刻に関するデータを受信
    したときにそのデータをカードに可視情報として書込
    む,請求項1から9のいずれか一項に記載の医療管理シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 上記処理手段は次検査項目の検査開始
    予定時刻が午前の時間帯を超えるときに,強制的に午後
    の時間帯に移行させるものである,請求項10に記載の医
    療管理システム。
  12. 【請求項12】 検査項目に応じて設置される端末装置
    と交信可能なホスト・コンピュータであって,受診者ご
    とに,その受診者が受診すべき検査項目,および各検査
    項目について検査済か否かのデータを記憶する第1のフ
    ァイルを作成する手段,検査項目ごとに,1回の検査時
    間,待ち行列をつくっている受診者を表わすデータ,お
    よび待ち人数を記憶する第2のファイルを作成する手
    段,ならびに上記端末装置から送られてくる特定の受診
    者について特定の検査項目の検査が終了した旨の通知に
    応答して,上記第1および第2のファイルを参照して,
    上記特定の受診者の未検査項目のうち待ち時間が最も短
    い検査項目を次検査項目として決定し,上記第1および
    第2のファイルを更新するとともに,決定した次検査項
    目と,上記端末装置に応じた検査項目を次に受診すべき
    受診者を表わすデータとを上記端末装置に送信する処理
    手段を備えている,医療管理システムのためのホスト・
    コンピュータ。
  13. 【請求項13】 検査項目に応じて設置される端末装置
    と交信可能なホスト・コンピュータであって,受診者ご
    とに,その受診者が受診すべき検査項目,および各検査
    項目について検査済か否かのデータを記憶する第1のフ
    ァイルを作成する手段,検査項目ごとに,1回の検査時
    間,待ち行列をつくっている受診者を表わすデータ,お
    よび待ち人数を記憶する第2のファイルを作成する手
    段,ならびに上記端末装置から送られてくる特定の受診
    者について特定の検査項目の検査が終了した旨の通知に
    応答して,上記第1および第2のファイルを参照して,
    上記特定の受診者の未検査項目のうち待ち時間が最も短
    い検査項目を次検査項目として決定し,上記第1および
    第2のファイルを更新するとともに,決定した次検査項
    目を上記端末装置に送信する処理手段を備えている,医
    療管理システムのためのホスト・コンピュータ。
  14. 【請求項14】 次検査項目を決定するホスト・コンピ
    ュータと交信可能な端末装置であって,上記ホスト・コ
    ンピュータから送信された次検査項目を受信したとき
    に,上記次検査項目を可視情報表示可能なカードに可視
    情報として書込むカードライタ,および上記ホスト・コ
    ンピュータから送信された次に受診すべき受診者を表わ
    すデータを受信したときに,受信したデータによって表
    わされる受診者名を表示する表示装置を備えている,医
    療管理システムのための端末装置。
  15. 【請求項15】 次検査項目を決定するホスト・コンピ
    ュータと交信可能な端末装置であって,上記ホスト・コ
    ンピュータから送信された次検査項目を受信したとき
    に,上記次検査項目を可視情報表示可能なカードに可視
    情報として書込むカードライタを備えた,医療管理シス
    テムのための端末装置。
  16. 【請求項16】 医療システムのホスト・コンピュータ
    を制御するためのプログラムであって,受診者ごとに,
    その受診者が受診すべき検査項目,および各検査項目に
    ついて検査済か否かのデータを記憶する第1のファイル
    を作成し,検査項目ごとに,1回の検査時間,待ち行列
    をつくっている受診者を表わすデータ,および待ち人数
    を記憶する第2のファイルを作成し,特定の受診者につ
    いて特定の検査項目の検査が終了した旨の通知に応答し
    て,上記第1および第2のファイルを参照して,上記特
    定の受診者の未検査項目のうち待ち時間が最も短い検査
    項目を次検査項目として決定し,上記第1および第2の
    ファイルを更新するプログラムを格納した記録媒体。
  17. 【請求項17】 上記プログラムは,決定した次検査項
    目と,次に受診すべき受診者を表わすデータとを送信す
    るものである,請求項16に記載の記録媒体。
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