JPH10159671A - 分配型燃料噴射ポンプ - Google Patents

分配型燃料噴射ポンプ

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JPH10159671A
JPH10159671A JP8332695A JP33269596A JPH10159671A JP H10159671 A JPH10159671 A JP H10159671A JP 8332695 A JP8332695 A JP 8332695A JP 33269596 A JP33269596 A JP 33269596A JP H10159671 A JPH10159671 A JP H10159671A
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JP
Japan
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rotor
port
balance
fuel
distribution port
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Application number
JP8332695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kubo
賢一 久保
Mitsunori Urano
光則 浦野
Toru Yokota
徹 横田
Atsushi Matsubara
淳 松原
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M41/00Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
    • F02M41/08Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
    • F02M41/14Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M41/00Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor
    • F02M41/08Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined
    • F02M41/14Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons
    • F02M41/1405Fuel-injection apparatus with two or more injectors fed from a common pressure-source sequentially by means of a distributor the distributor and pumping elements being combined rotary distributor supporting pump pistons pistons being disposed radially with respect to rotation axis

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インナカム方式の燃料噴射ポンプにおいて、
ロータとその支持部材との摺接部分での焼き付きを良好
に抑え、各燃料送出通路の残圧を均一にして安定した噴
射特性を得る。 【解決手段】 ロータ8に、分配ポートに対してY字状
をなす周方向に対称的にずれた2つのバランスポート4
4a,44bを形成する。バランスポートの開口端と分
配ポート33の開口端とをロータ8の軸に対して垂直と
なる同一面上に配置する。分配ポート33とバランスポ
ート44a,44bとの周方向のずれ角をθとすると
き、分配ポートの開口面積S1 とバランスポートの開口
面積S2 とが、S1 =|2・S2 ・cosθ|の関係を
満たすように設定される。燃料送出通路32の位相間隔
と2つのバランスポート44a,44bの位相間隔とは
等しく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、機関に同期して
回転するロータの径方向にプランジャを往復動させ、ロ
ータに形成された圧縮室の容積を前記プランジャによっ
て可変し、圧縮された燃料を分配ポートからこれと連通
可能な燃料送出通路へ圧送するようにした分配型燃料噴
射ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人が開発を進めているこの種の分
配型燃料噴射ポンプは、ロータとこれを支持する部材と
の摺接部分で焼き付きが問題となっていることから、こ
の焼き付きを防止する目的で特開平8−61180号公
報の
【0003】〜
【0066】(第13欄第47行目〜第14欄第32行
目)及び図12に示されるような技術が本出願人によっ
て提案されている。
【0004】即ち、機関と同期して回転するロータに径
方向の圧力バランスを図る2つのポート64、65を形
成し、これらポート64、65の開口端を支持部材との
摺接面に開口すると共に分配ポートの開口端と軸方向の
位置を一致させて設け、2つのポート64、65を分配
ポート33と共に圧縮室から延びる縦孔30に接続して
軸方向に投影した際にY字状となるようにし、分配ポー
トに導かれる圧縮燃料によって作用する径方向の圧力
と、2つのポート64、65に導かれる圧縮燃料によっ
て作用する径方向の圧力とのバランスを図り、これによ
り摺接面での焼き付きを抑えるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、分配ポー
トの開口端と軸方向において同じ位置に圧力バランス用
のポートを形成したことで、ロータとその支持部材との
焼き付きが低減したことは既に確認されているところで
あるが、耐久性のある実用的な噴射ポンプを得るために
は、さらにバランスポートの最適形状を決定する必要が
ある。
【0006】また、分配通路が燃料送出通路から外れる
非噴射区間では、噴射毎の特性を均一にするために各燃
料送出通路の残圧を均一にしておくことが望ましい。こ
のため、従来においては、特開平7−269439号公
報のNo.47や特開平7−247931号公報の図1
等に示されるように、分配ポートとチャンバとを連通す
る均圧ポートをロータ表面に形成するようにしていた
が、上述のようにバランスポートが分配ポートに形成さ
れる場合には、さらに均圧ポートを形成するとロータの
形状が複雑となり、ともすれば均圧ポートとバランスポ
ートとが形成位置の都合上、干渉してしまうことが懸念
される。
【0007】そこで、この発明においては、バランスポ
ートの形状の最適化を図り、ロータとその支持部材との
摺接部分での焼き付きを良好に抑えてより耐久性のある
実用的な分配型燃料噴射ポンプを提供することを課題と
している。また、均圧ポートを新たに形成することな
く、各燃料送出通路の残圧を所定圧に均一にして安定し
た噴射特性を得ることができる分配型燃料噴射ポンプを
提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、分配ポート
に対してY字状となるバランスポートをロータに形成す
ることを前提とし、ロータとそれを支持する部材との摺
接部分での焼き付きを実用的に利用できうる程度にまで
低減し、同時に噴射毎の特性のばらつきを抑えることが
できるバランスポートの構造について鋭意研究を重ねた
結果、本願発明を完成するに至った。
【0009】即ち、本願発明の分配型燃料噴射ポンプ
は、機関と同期して回転するロータと、前記ロータの径
方向に摺動自在に設けられ、前記ロータに形成された圧
縮室の容積を可変するプランジャと、前記ロータの周囲
に同心状に設けられ、前記プランジャの動きを規定する
カムリングとをハウジング内に備え、前記圧縮室に連通
して燃料を吸入、分配、カットオフするポートが前記ロ
ータに形成され、前記分配用のポートが前記ロータを支
持する部材との摺接部分で開口すると共に同摺接部分に
開口する燃料送出通路と連通可能となっている構成のも
のにおいて、前記ロータに、前記摺接部分で開口すると
共に前記圧縮室に通じるバランスポートを設け、このバ
ランスポートは、前記燃料を分配するポートに対して周
方向に対称的にずれる2つのポートからなり、これら2
つのバランスポートと前記分配ポートとは前記ロータの
軸方向に投影した際にY字状となるよう形成され、前記
バランスポートの開口端と前記分配ポートの開口端は、
前記ロータの軸線に対して垂直となる同一面上に配置さ
れると共に、前記分配ポートが前記燃料送出通路と連通
する区間では前記バランスポートがいずれの燃料送出通
路とも連通しないようになっており、前記分配ポートか
ら前記バランスポートの周方向のずれ角をθとすると
き、前記分配ポートの開口面積S1 と前記バランスポー
トの開口面積S2とが、S1 =|2・S2 ・cosθ|
の関係を満たすように設定されていることを特徴として
いる(請求項1)。
【0010】したがって、圧縮工程においてロータの圧
縮室で燃料が加圧されると、分配ポートに満たされた燃
料圧が高くなり、(燃料圧力)×(分配ポートの開口面
積)なる反力がロータの径方向(分配ポートが形成され
ている側と反対方向)に作用するが、ロータには分配ポ
ートと軸方向で一致するバランスポートが形成されてい
るので、このバランスポートに満たされている燃料によ
り、それぞれのバランスポートから(燃料圧力)×(バ
ランスポートの開口面積)なる反力がバランスポートと
反対の径方向に作用する。このバランスポートは、分配
ポートを基準にしてロータの周方向に対称的にY字状と
なるよう2つ形成され、しかも、それぞれのバランスポ
ートの開口面のうち分配ポートの開口面と平行になる投
影面の面積の和が分配ポートの開口面積と等しく形成さ
れているので、それぞれのバランスポートによって生じ
る付勢力の合力で分配ポートの反対側に向かう力が相殺
され、したがって、ロータの径方向にはあたかも力がか
かっていないバランスのとれた状態でロータが回転し、
ロータ16がロータ支持部材7に対して円滑に摺動す
る。しかも、2つのバランスポートと分配ポートとを軸
方向に投影した際にY字状となるよう形成したことで、
燃料圧がロータ周囲の3箇所に作用することとなり、径
方向の圧力バランスをより的確にとることができる。
【0011】さらに、上述のように、ロータの軸線に対
して垂直となる同一面上に分配ポートと2つのバランス
ポートとが設けられて、全体としてY字状に形成されて
いるが、分配ポートは燃料送出通路と連通する区間では
バランスポートが燃料送出通路と連通しないように形成
されていることから、圧縮燃料を分配ポートのみから燃
料送出通路へ供給することができ、噴射能力に影響を与
えることがない。
【0012】また、燃料送出通路が等間隔に位相をずら
して形成されている場合に、燃料送出通路の位相間隔と
2つのバランスポートの位相間隔とが等しく設定されて
いることが各噴射の特性を等しくするために望ましい
(請求項2)。このような構成とすることで、一方のバ
ランスポーが燃料送出通路と連通する区間では、他方の
バランスポートも他の燃料送出通路と連通することとな
り、バランスポートを介して燃料送出通路を互いに連通
して燃料送出通路相互間の残圧のばらつきをなくすこと
ができる。しかも、バランスポートが燃料送出通路と連
通する状態にあっては、分配ポートが燃料送出通路と連
通していない状態であり、この間に吸入工程の区間が設
けられることから、燃料送出通路をバランスポートを介
して燃料チャンバと連通させ、燃料送出通路内の燃料圧
をチャンバ圧にすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。図1において、インナカム方式の分
配型燃料噴射ポンプが示され、分配型燃料噴射ポンプ1
は、ポンプハウジング2に駆動軸3が挿入され、この駆
動軸3の一端はポンプハウジング2の外部に突出し、図
示しない機関からの駆動トルクを受け、この機関に同期
して(エンジン回転数の半分の回転数で)回転するよう
になっている。駆動軸3の他端は、ポンプハウジング2
内に延びており、この駆動軸3にはフィードポンプ4が
連結され、このフィードポンプ4により後述する低圧燃
料域5aを介して供給される燃料を燃料チャンバ6へ供
給するようになっている。
【0014】ここで、ポンプハウジング2は、駆動軸3
が挿通されたハウジング部材2aと、このハウジング部
材2aに組付けられ、送出弁7が設けられたハウジング
部材2bと、さらにこのハウジング部材2bの開口部を
閉塞してロータ8の延長線上に設けられたハウジング部
材2cとからなり、前記燃料チャンバ6は、ポンプハウ
ジング内に設けられたロータ支持部材9と、このロータ
支持部材9を保持する壁部材10及び後述するアダプタ
11とで囲まれた空間によって形成されており、ガバナ
ハウジング12によって画成されるガバナ収納室13に
連通している。また、ロータ支持部材9は、送出弁7を
有するハウジング部材2bに形成された挿入孔14に挿
嵌されている。
【0015】ロータ8は、ロータ支持部材9に形成され
た挿通孔15に油密よく且つ回転自在に支持されてお
り、その基端部がカップリング16を介して駆動軸3に
連結され、駆動軸3の回動に伴って回転のみが許される
ようになっている。また、ロータ8の先端部にスラスト
ベアリング17を介して配されたスプリング受け18と
ハウジング部材2cとの間にスプリング19が弾装さ
れ、このスプリング19によってロータ8をカップリン
グ側へ付勢し、軸方向への遊びをなくすようにしてい
る。
【0016】駆動軸と連結するロータ8の基端部には、
図2(a)にも示されるように、径方向(放射方向)に
プランジャ20が摺動自在に挿入されている。この構成
例では、同一面上に90度の間隔をおいて4つのプラン
ジャ20が設けられており、それぞれのプランジャ20
の先端は、ロータ8の基端部中央に設けられた圧縮室2
1を閉塞するように臨み、該プランジャ20の基端は、
シュー22及びローラ23を介してリング状のカムリン
グ24の内面を摺接するようになっている。このカムリ
ング24は、ロータ8の周囲に同心状に設けられると共
に、機関の気筒数に対応したカム面が内側に形成され、
ロータ8が回転すると、各プランジャ20がロータ8の
径方向(放射方向)に往復動し、圧縮室21の容積を可
変するようになっている。
【0017】即ち、カムリング24は、4気筒に対応し
て形成されているものであれば、カムリング24の内側
に凸面が90度毎に形成されており、したがって、4つ
のプランジャ20は、圧縮室21を挟み付ける形で同時
に圧縮するように移動し、またカムリング24の中心か
ら同時に遠ざかるようになっている。
【0018】ロータ8には、環状のアダプタ11が回動
自在に外嵌され、このアダプタ11は、周縁の一部が前
記カムリング24に係止されて回動を束縛されており、
カムリング24と共に回動するようになっている。ま
た、アダプタ11は、ロータ支持部材9に回動自在に嵌
合している。
【0019】ハウジング部材2bには、図示しない燃料
タンクからの燃料を導く燃料流入口25がハウジング部
材2bの上部に設けられ、この燃料流入口25から流入
される燃料は、ハウジング部材2bに形成された燃料供
給通路26から壁部材10、アダプタ11の周囲に形成
された空間、カムリング24とロータ8との間に形成さ
れた空間、カップリング16の周囲等を介してフィード
ポンプ4の吸引側に導かれるようになっており、これら
空間や通路によって、燃料流入口25からフィードポン
プ4にかけて低圧燃料域5aが形成されている。
【0020】また、フィードポンプ4によって圧縮され
た燃料は、ポンプハウジング上部に形成される通路2
7、及びポンプハウジング2とこれに組付られるガバナ
ハウジング12との間に形成される隙間28を介して燃
料チャンバ6に導かれると共にガバナ収納室13を介し
てオーバーフローバルブ29へ導かれ、これら連通する
部分によって高圧燃料域5bが形成されている。
【0021】ロータ8には、その軸方向に形成されて圧
縮室21に通じる縦孔30、この縦孔30に連通し、ロ
ータ8の周面に開口する流出入ポート31、及び、ロー
タ支持部材9やハウジング部材2bに形成された燃料送
出通路32と前記縦孔30とを連通可能とする分配ポー
ト33が形成されている。流出入ポート31は、燃料チ
ャンバに位置する部分でロータ8の表面に開口し、この
開口部分がロータ8に油密よく外嵌されたコントロール
スリーブ34によって覆われている。
【0022】このコントロールスリーブ34には、図示
しないが、前記流出入ポート31と連通可能な通孔が形
成され、この通孔は、流出入ポート31との連通開始タ
イミングをコントロールスリーブ34を軸方向に移動さ
せることによって可変できる形状をなしている公知のも
のである(特開平8−61180号公報等参照)。
【0023】コントロールスリーブ34には、上部表面
の周方向に所定角度の範囲にわたって係合溝35が形成
され、この係合溝35には、エレクトリックガバナ36
のシャフト37先端に形成されているボール38が係合
されている。このボール38は、シャフト37に対して
偏心して設けられており、外部からの信号によってシャ
フト37が回転すると、コントロールスリーブ34がロ
ータ8の軸方向に移動されるようになっている。
【0024】また、コントロールスリーブ34の下部に
は、軸方向に延びる係止溝39が形成され、この係止溝
39に前記アダプタ11の突部が係止され、アダプタ1
1とコントロールスリーブ34との位相が常に一定に保
たれるようになっている。
【0025】タイマ装置40は、ポンプハウジング2の
下部に設けられたシリンダに摺動自在にタイマピストン
41を収納し、このタイマピストン41をレバー42を
介してカムリング24に連結し、タイマピストン41の
動きをカムリング24の回動に変換して噴射時期を調節
するようになっている。
【0026】タイマピストン41の一端には、高圧燃料
域5bの高圧燃料が導入される高圧室が、また他端に
は、低圧燃料域5aと連通する低圧室が形成されてい
る。さらに、低圧室には、タイマスプリングが弾装さ
れ、このタイマスプリングによりタイマピストン41が
常時高圧室側に付勢されている。したがって、タイマピ
ストン41は、タイマスプリングのスプリング圧と高圧
室内の燃料圧とが釣り合った位置で停止し、高圧室圧が
高くなると、タイマピストン41がタイマスプリングに
抗して低圧室側に移動し、カムリング24が噴射時期を
進角する方向に回動させられ、噴射時期が早くなる。ま
た、高圧室圧が低くなると、タイマピストン41が高圧
室側に移動し、カムリング24が噴射時期を遅角する方
向に回動させられ、噴射時期が遅くなる。尚、タイマの
高圧室の圧力は、要求されるタイマ進角が得られるよう
タイミングコントロールバルブ(TCV)43で調節さ
れる。
【0027】ところで、ロータ8には、ロータ支持部材
9との摺接部分に、図2(b)や図3に示されるよう
に、第1及び第2の2つのバランスポート44a、44
b(図2(a)において44で示す)が形成されてい
る。以下、これについて説明すると、第1及び第2のバ
ランスポート44a、44bは、同じ形状に形成され、
分配ポート33の開口端の軸方向中心を通ってロータ8
の軸線に対して垂直となる同一面上にそれぞれの開口端
の軸方向中心が位置している。また、それぞれのバラン
スポート44a、44bは、開口端の部分で開口面積が
大きくなっているが、縦孔30から開口端に到る部分
は、縦孔30及び分配ポート33よりも径を小さくして
通路断面が絞られた構成となっている。そして、分配ポ
ート33もバランスポート44a、44bも縦孔30の
終端部から開口端にかけて傾斜するよう穿設されてい
る。
【0028】バランスポート44a、44bは、分配ポ
ート33に対して周方向に対称的にずらして形成されて
いる。即ち、これら2つのバランスポート44a、44
bと分配ポート33とはロータ8の中央で連通し、軸方
向に投影した際にY字状となるよう分配ポート33と縦
孔30とをよぎる仮想面に対して周方向に同じ角度θだ
け位相がずれている。
【0029】また、バランスポート44a、44bの開
口面のうち、分配ポート33の開口面と平行になる投影
面の面積(S2 ・cosθ)の総和(2・S2 ・cos
θ)は、分配ポート33の開口面積(S1 )と等しくな
っており、分配ポート33に流入された高圧燃料によっ
てロータ8が受ける力F1 と、2つのバランスポート4
4a、44bに流入された高圧燃料によって前記力F1
と反対方向にロータ8が受ける力2F2 とが等しくなっ
ている。
【0030】さらに、バランスポート44a、44b
は、機関が4気筒の場合であれば、燃料送出通路が90
度間隔で形成されていることから、これに合わせてバラ
ンスポート間の角度2θが90度に設定され、一方のバ
ランスポートが燃料送出通路に連通すると他方のバラン
スポートも燃料送出通路に連通するようになっている。
【0031】上記構成において、ロータ8が回転する
と、流出入ポート31はコントロールスリーブ34の通
孔に順次連通することとなり、プランジャ20が圧縮室
21から遠ざかる方向へ移動する吸入工程にあっては、
流出入ポート31とコントロールスリーブ34の通孔と
が整合し、燃料チャンバ6内の燃料が圧縮室21に吸入
される。
【0032】その後、プランジャ20がカムリング24
の中心に向かって移動する圧送工程に入ると、流出入ポ
ート31とコントロールスリーブ34の通孔との連通が
断たれ、分配ポート33と燃料送出通路32の1つとが
整合し、圧縮された燃料がこの燃料送出通路32を介し
て送出弁7へ送出されるようになっている。そして、送
出弁7から送出された燃料は、図示しない噴射管を介し
て噴射ノズルへ送られ、この噴射ノズルから機関の気筒
内へ噴射するようになっている。
【0033】この圧送工程では、分配ポート33に満た
された燃料圧が高まるので、ロータ8が分配ポート33
からの燃料圧の反作用を受けて径方向に押圧されるが、
バランスポート44a、44bに満たされた燃料圧も同
様に高まるので、それぞれのバランスポート44a、4
4bの形成方向と反対径方向にロータ16を押圧する付
勢力が生じる。バランスポート44a、44bは、分配
ポート33を基準にしてロータの周方向に対称的に同じ
大きさに形成されており、バランスポート44a、44
bによって生じる付勢力の合力は、バランスポートの開
口面のうち分配ポートの開口面と平行となる投影面の面
積の和が分配ポートの開口面積と等しくなっていること
から、分配ポート33によって生じる径方向の力と等し
くなり(前記F1 =2F2 )、互いの力が相殺されてロ
ータ8にはあたかも径方向に力がかかっていないバラン
スのとれた状態となる。よって、ロータ8は、燃料圧に
よって径方向に歪むことなくロータ支持部材9に対して
円滑に摺動し、ロータ8とロータ支持部材9との間の焼
き付きを抑えることができる。しかも、2つのバランス
ポート44a、44bと分配ポート33とを軸方向に投
影した際にY字状となるよう形成されているので、ロー
タの周囲3箇所から径方向に力が作用することとなり、
径方向の圧力バランスをより的確にとることができる。
【0034】このような圧送工程の途中で、流出入ポー
ト31とコントロールスリーブ34の通孔とが連通する
と、圧縮された燃料が燃料チャンバ6に流出し、噴射ノ
ズルへの送出が停止され、噴射が終了する。そして、分
配ポート33が燃料送出通路と連通しない区間で再び吸
入工程となり、以下上述の動作が繰り返される。
【0035】この分配ポート33が燃料送出通路32と
連通しない区間では、ロータ8の縦孔30が流出入ポー
ト31やコントロールスリーブ34の通孔を介して燃料
チャンバ6と連通する区間があり、この時点では、バラ
ンスポート44a、44bが分配ポート33から遠い2
つの燃料送出通路32と連通するようになる。したがっ
て、バランスポート44a、44bと連通する2つの燃
料送出通路32は、互いにバランスポート44a、44
bを介して均圧となり、しかも、バランスポート44
a、44b、縦孔30、流出入ポート31、コントロー
ルスリーブ34の通孔を介して燃料チャンバ6とも連通
することから、バランスポート44a、44bと連通す
る2つの燃料送出通路32は等しくチャンバ圧となり、
次に分配ポート33が連通する圧縮工程での初期圧を一
定とし、ばらつきのない安定した噴射特性を得ることが
できる。
【0036】尚、実際に実験によっても上記バランスポ
ートの存在により焼きつきが著しく低減されたことが確
認されており、また、ロータの径方向の歪みをコンピュ
ータシミュレーションに基づいて算出した結果をみて
も、バランスポートのないロータでは、ロータ8とロー
タ支持部材9との摺接部分に設定されるクリアランスと
同程度の歪みが生じるのに対し、本構成にあっては、ロ
ータの径方向の歪みが同摺接部分に設定されるクリアラ
ンスの1/3〜1/4程であった。このことから、バラ
ンスポートのないロータではクリアランスが無くなるた
めに焼き付きが当然の如く生じ、本構成では未だクリア
ランスに十分余裕があるため焼き付きがほとんどなくな
り、耐久性の点で問題のないことを理解することができ
る。
【0037】また、機関が6気筒の場合であれば、燃料
送出通路32が図2(c)や図4に示されるように60
度間隔で形成されるが、圧力バランスをとるために、S
1 =2・S2 ・cosθの関係を満たすバランスポート
44a、44bを2θ=60度に設定して形成するとよ
い。その他の構成にあっては前述と同様である。このよ
うな構成においても、ロータの径方向に付勢する力を相
殺してロータの円滑な回転を保証し、摺接面での焼き付
きを抑えることができると共に、バランスポート44
a、44bを均圧ポートとして代用し、噴射特性の安定
をはかることができる等の前述と同様の作用効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
分配ポートに対して周方向に対称的に2つのバランスポ
ートを形成し、この2つのバランスポートと分配ポート
とをロータの軸方向に投影した際にY字状となるよう形
成し、バランスポートの開口端と分配ポートの開口端を
ロータの軸線に対して垂直となる同一面上に配置すると
共に分配ポートが燃料送出通路と連通する区間ではバラ
ンスポートがいずれの燃料送出通路とも連通しないよう
にし、それぞれのバランスポートの開口面のうち分配ポ
ートの開口面と平行となる投影面の面積の和を分配ポー
トの開口面積と等しく形成するようにしたので、バラン
スポートによって生じるロータの径方向に作用する力の
合力と分配ポートによって生じるロータの径方向に作用
する力とが的確に相殺され、あたかも径方向に圧力がか
かっていないバランスのとれた状態でロータが回転す
る。その結果、ロータ16とこれを支持する部材との間
の摺動が円滑となり、焼きつきを防止することができ
る。
【0039】また、4気筒乃至は6気筒用の燃料噴射ポ
ンプでは、通常、燃料送出通路が4気筒であれば90度
毎に、6気筒であれば60度毎に等間隔に位相をずらし
て形成されるが、燃料送出通路の位相間隔と2つのバラ
ンスポートの位相間隔とを等しく設定することで、バラ
ンスポートを介して燃料送出通路を互いに連通して燃料
送出通路相互間の残圧のばらつきをなくすことができ
る。しかも、バランスポートが燃料送出通路と連通する
非噴射区間では、バランスポートと連通する燃料送出通
路が燃料チャンバとも連通することとなるので、燃料送
出通路内をチャンバ圧にすることができる。このことか
ら、分配ポートと整合する度に燃料送出通路内の初期圧
力が異なったり、他の燃料送出通路と初期圧力が異なっ
てしまうことがなくなり、各噴射の特性を等しくして安
定した噴射を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明に係る分配型燃料噴射ポンプ
を示す断面図である。
【図2】図2(a)は、図1に示すロータとその周辺部
材を示す断面図であり、図2(b)は、(a)のI−I
線で切断したロータとロータ支持部材とを示す断面図で
燃料送出通路が4つある場合を示し、図2(c)は、
(a)のI−I線で切断したロータとロータ支持部材と
を示す断面図で燃料送出通路が6つある場合を示す。
【図3】図3は、燃料送出通路が4つの場合のロータに
形成される分配ポートとバランスポートとの関係を示す
説明図であり、図3(a)は、分配ポートが燃料送出通
路と連通している状態を示し、図3(b)は、バランス
ポートが燃料送出通路と連通している状態を示す。
【図4】図4は、燃料送出通路が6つの場合のロータに
形成される分配ポートとバランスポートとの関係を示す
説明図であり、図4(a)は、分配ポートが燃料送出通
路と連通している状態を示し、図4(b)は、バランス
ポートが燃料送出通路と連通している状態を示す。
【符号の説明】
2 ポンプハウジング 8 ロータ 9 ロータ支持部材 20 プランジャ 21 圧縮室 24 カムリング 31 流出入ポート 32 燃料送出通路 33 分配ポート 44,44a,44b, バランスポート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】したがって、圧縮工程においてロータの圧
縮室で燃料が加圧されると、分配ポートに満たされた燃
料圧が高くなり、(燃料圧力)×(分配ポートの開口面
積)なる反力がロータの径方向(分配ポートが形成され
ている側と反対方向)に作用するが、ロータには分配ポ
ートと軸方向で一致するバランスポートが形成されてい
るので、このバランスポートに満たされている燃料によ
り、それぞれのバランスポートから(燃料圧力)×(バ
ランスポートの開口面積)なる反力がバランスポートと
反対の径方向に作用する。このバランスポートは、分配
ポートを基準にしてロータの周方向に対称的にY字状と
なるよう2つ形成され、しかも、それぞれのバランスポ
ートの開口面のうち分配ポートの開口面と平行になる投
影面の面積の和が分配ポートの開口面積と等しく形成さ
れているので、それぞれのバランスポートによって生じ
る付勢力の合力で分配ポートの反対側に向かう力が相殺
され、したがって、ロータの径方向にはあたかも力がか
かっていないバランスのとれた状態でロータが回転し、
ロータがロータ支持部材に対して円滑に摺動する。しか
も、2つのバランスポートと分配ポートとを軸方向に投
影した際にY字状となるよう形成したことで、燃料圧が
ロータ周囲の3箇所に作用することとなり、径方向の圧
カバランスをより的確にとることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】この圧送工程では、分配ポート33に満た
された燃料圧が高まるので、ロータ8が分配ポート33
からの燃料圧の反作用を受けて径方向に押圧されるが、
バランスポート44a、44bに満たされた燃料圧も同
様に高まるので、それぞれのバランスポート44a、4
4bの形成方向と反対径方向にロータを押圧する付勢
力が生じる。バランスポート44a、44bは、分配ポ
ート33を基準にしてロータの周方向に対称的に同じ大
きさに形成されており、バランスポート44a、44b
によって生じる付勢力の合力は、バランスポートの開口
面のうち分配ポートの開口面と平行となる投影面の面積
の和が分配ポートの開口面積と等しくなっていることか
ら、分配ポート33によって生じる径方向の力と等しく
なり(前記F=2F)、互いの力が相殺されてロー
タ8にはあたかも径方向に力がかかっていないバランス
のとれた状態となる。よって、ロータ8は、燃料圧によ
って径方向に歪むことなくロータ支持部材9に対して円
滑に摺動し、ロータ8とロータ支持部材9との間の焼き
付きを抑えることができる。しかも、2つのバランスポ
ート44a、44bと分配ポート33とを軸方向に投影
した際にY字状となるよう形成されているので、ロータ
の周囲3箇所から径方向に力が作用することとなり、径
方向の圧カバランスをより的確にとることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
分配ポートに対して周方向に対称的に2つのバランスポ
ートを形成し、この2つのバランスポートと分配ポート
とをロータの軸方向に投影した際にY字状となるよう形
成し、バランスポートの開口端と分配ポートの開口端を
ロータの軸線に対して垂直となる同一面上に配置すると
共に分配ポートが燃料送出通路と連通する区間ではバラ
ンスポートがいずれの燃料送出通路とも連通しないよう
にし、それぞれのバランスポートの開口面のうち分配ポ
ートの開口面と平行となる投影面の面積の和を分配ポー
トの開口面積と等しく形成するようにしたので、バラン
スポートによって生じるロータの径方向に作用する力の
合力と分配ポートによって生じるロータの径方向に作用
する力とが的確に相殺され、あたかも径方向に圧力がか
かっていないバランスのとれた状態でロータが回転す
る。その結果、ロータとこれを支持する部材との間の摺
動が円滑となり、焼きつきを防止することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 淳 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ゼクセル東松山工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関と同期して回転するロータと、前記
    ロータの径方向に摺動自在に設けられ、前記ロータに形
    成された圧縮室の容積を可変するプランジャと、前記ロ
    ータの周囲に同心状に設けられ、前記プランジャの動き
    を規定するカムリングとをハウジング内に備え、前記圧
    縮室に連通して燃料を吸入、分配、カットオフするポー
    トが前記ロータに形成され、前記分配用のポートが前記
    ロータを支持する部材との摺接部分で開口すると共に同
    摺接部分に開口する燃料送出通路と連通可能となってい
    る分配型燃料噴射ポンプにおいて、 前記ロータに、前記摺接部分で開口すると共に前記圧縮
    室に通じるバランスポートを設け、 このバランスポートは、前記燃料を分配するポートに対
    して周方向に対称的にずれる2つのポートからなり、こ
    れら2つのバランスポートと前記分配ポートとは前記ロ
    ータの軸方向に投影した際にY字状となるよう形成さ
    れ、 前記バランスポートの開口端と前記分配ポートの開口端
    は、前記ロータの軸線に対して垂直となる同一面上に配
    置されると共に、前記分配ポートが前記燃料送出通路と
    連通する区間では前記バランスポートがいずれの燃料送
    出通路とも連通しないようになっており、 前記分配ポートから前記バランスポートの周方向のずれ
    角をθとするとき、前記分配ポートの開口面積S1 と前
    記バランスポートの開口面積S2 とが、S1 =|2・S
    2 ・cosθ|の関係を満たすように設定されているこ
    とを特徴とする分配型燃料噴射ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記燃料送出通路が等間隔に位相をずら
    して形成されている場合に、前記燃料送出通路の位相間
    隔と前記2つのバランスポートの位相間隔とが等しく設
    定されている請求項1記載の分配型燃料噴射ポンプ。
JP8332695A 1996-11-28 1996-11-28 分配型燃料噴射ポンプ Pending JPH10159671A (ja)

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EP97309139A EP0845591A3 (en) 1996-11-28 1997-11-13 Distributor type fuel injection pump
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