JPH10159278A - 金属製雨とい集水器 - Google Patents

金属製雨とい集水器

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JPH10159278A
JPH10159278A JP33747096A JP33747096A JPH10159278A JP H10159278 A JPH10159278 A JP H10159278A JP 33747096 A JP33747096 A JP 33747096A JP 33747096 A JP33747096 A JP 33747096A JP H10159278 A JPH10159278 A JP H10159278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves
water collector
plate
tongue
tongue piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP33747096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentarou Oomachi
町 健 太 朗 大
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanita Housingware Co Ltd
Original Assignee
Tanita Housingware Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tanita Housingware Co Ltd filed Critical Tanita Housingware Co Ltd
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Publication of JPH10159278A publication Critical patent/JPH10159278A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属製の雨とい集水器に軒といを施工する時
に、集水器の上端に立設した複数枚の舌片を軒とい耳部
に巻着して施工するが、この舌片を軒とい耳部に巻着し
て固定するときに、軒といと集水器の切込みとの間に隙
間が発生することがあり、雨水の染みだしや施工後の外
観を損なうものであった。 【解決手段】そのため舌片の位置を耳部に対して変えて
解決したものである。複数枚立設した舌片の内、軒とい
方向に対して両端の舌片を耳部に当接させる位置にし、
その中間の舌片を耳部からやや離れた位置に配置し、巻
着する際に軒といを外方に引っ張り込む様にして巻着固
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の軒先に施工し、軒
といからの雨水を集める金属製の雨とい集水器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】雨水は、建物の軒先に施工される軒とい
を経由して集水器に集められ、集水器の下部に接続され
るたてとい内部を落下して排水される。
【0003】この集水器は軒といに取り付けられ、集水
器の側面に設けた軒といと同様形状の切込みに軒といを
裁置して集水器と軒といを固定して取付け、取付けられ
た軒といの底板部分には、あらかじめ集水器の内部に雨
水を流下させるために落水口を窄設しておく。また銅板
あるいはステンレス鋼板などの金属薄板製の集水器の場
合は、集水器の正面板あるいは背面板の上端より上方に
垂直に延設した舌片を複数枚形成し、軒といを集水器側
面の切込みに裁置した後、舌片を軒といの耳部に巻きつ
けるように内方に折曲して固定するものであった。した
がって通常は、軒とい耳部の上端は舌片の基部に位置す
るように切込みが設定してある。
【0004】このような集水器に軒といを上方から切込
みに裁置する作業は、軒といが長尺になるほど扱いも難
しく、その作業も手間取るものであり、舌片を折曲して
軒といを固定する作業も確実に巻着して固定しなければ
ならない。
【0005】このように集水器の前後の上端からは、軒
といを折曲固定するための舌片が耳部と平行に近接して
複数枚立設し、軒といを切込みに裁置してからそれぞれ
を内方に折曲して軒といの耳部に巻着して固定してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし軒といを集水器
の切込みに軒といを裁置した時に、切込みと軒といの間
に隙間を生じることがあった。これは軒といの上方が開
口した断面略U字状を成しているため、舌片を内方に折
曲する際に、上部の耳部が内側につぼまるように変形し
やすい構造となっていることに原因がある。
【0007】この様に軒といの耳部が内方につぼまるよ
うに変形したまま裁置すると、集水器の切込みの形状か
ら軒といの正面板が離れて固定されることになり、この
ため切込みと軒といとの間に隙間を生じてしまうことに
なる。この隙間が発生したまま舌片を折曲して固定する
と、集水器内部の軒といの底面を伝わってきた雨水が、
集水器の側面外側に伝って流れたりすると、腐食の原因
となったりすることがあり、また施工後の外観も損なう
ものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題に対し、本願発
明に係る金属製の集水器は、正面および背面の上端にそ
れぞれ延設した複数枚の舌片を設け、この舌片のうち集
水器の軒とい方向の両側に位置する舌片を両側の舌片を
通常の軒とい耳部に接する位置の配置し、その間の内側
である中央部分に位置する舌片を耳部からやや離れるよ
うに位置させて配置したものである。すなわち舌片は通
常軒とい耳部の外周にそって、例えば4枚を立設して配
置させるものであったが、その両端の2枚を通常の位置
に設け、中央側の2枚を耳部から僅かに離れた位置(た
とえば2mm程度)に配置させてなるものである。
【0009】
【作用】このように集水器の上部に立設した複数枚の舌
片の位置を、軒とい耳部から離れた位置に設けることに
より、軒とい耳部を切込みに押し付けるように引き込ん
で巻着施工できるものとなり両側の舌片の巻着が不十分
な場合であっても中央部分の舌片で引き込むようにして
固定できるものである。このように巻着するため軒とい
を集水器の切込み部分に押し付けるように固定でき、切
込みと軒とい正面との間に隙間を生ずることもなく確実
に施工できるものである。
【0010】また軒といと集水器の切込みの隙間をなく
して施工できるため、隙間から雨水が染みだしたりする
ことも少なく、そのため長期の使用に際しても集水器が
腐蝕して破損したり、また外観を損なう恐れもない。し
たがって施工後の外観も良好なるものである。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に示した一実施例により本発
明を詳説する。図1は本発明に係る金属製雨とい集水器
Aを後方から見たときの斜視図を示し、図2はその側面
断面図を示す。
【0012】集水器Aは上部が開口して正面板11側板
12、12、背面板13により形成され、側板12には
軒といBを裁置するために切込み15が設けられてい
る。下部には傾斜して縮径してなる底板14を介して、
たてといCなどと接続するための排水筒17を有し、全
体としては略角筒状に成形されている。材料は0.4m
mないし0.6mm程度の生地板、あるいは塗装された
ステンレス鋼板などをプレス成形したものを組合わせて
製作される。
【0013】正面板11の上部は内方に折曲され、水抜
き孔25を窄設した上部折返し板24が折曲され、その
先端縁を上方に折曲して略台形状の舌片が4枚立設さ
れ、これらの舌片は指などで曲げて耳部の巻着作業が行
えるように、その大きさと形状が設計されている。
【0014】また背面板13の上端縁からも同じく略台
形状の舌片2が等間隔に4枚立設され、それぞれの舌片
2の中央には巻着作業を確実にするために折曲孔23が
それぞれに窄設されている。この折曲孔23は舌片2が
背面の作業が困難なために設けたものであり、折曲孔2
3に指などを掛けて引っ張るようにして巻着できるよう
にしたものである。
【0015】上記正面板11より立設された舌片は、そ
の位置により内舌片21及び外舌片22から構成され、
内舌片21は軒といBの前耳部31に近接して立設さ
れ、外耳部22は前耳部31よりやや離れた位置に立設
されている。このやや離れた位置は本実施例では2mm
程度としたが、後述する効果が得られれば特にその距離
は限定されるものではない。
【0016】また背面板13より立設された舌片2は4
枚立設されているが、図2の側面図に示す如くそれぞれ
外方の向かって開いた形状に曲成されており、舌片2は
角度をもって外方に曲成されている。すなわち内舌片2
1と外舌片22は建物より離れる前方に傾斜され、舌片
2は建物に近づく方向に傾斜して折曲されている。(図
2、図3) この角度は舌片の基部と上端を結んだ時の角度を示して
いるが、その角度は例えば15度ないし30度程度にす
ると、軒といBの裁置作業がしやすくなる。
【0017】一方、相対向する側板12、12には軒と
いBの外形形状をした切込み15がそれぞれ形成され、
この切込み15の底部端縁には内方に2mm程度折曲し
た折り返し16が設けられ軒といの傷つき防止と補強を
兼ねている。
【0018】この集水器Aに軒といBを裁置して取り付
けるが、軒といBを前記切込み15の上方より下げてゆ
き、切込み15の内周に裁置して舌片を折曲して固定さ
せるものである。(図5) このように軒といBを裁置させる時に舌片はそれぞれ外
方に開いた形状となっているため、軒といBの耳部が当
接したりすることもなく作業が行え、この時軒とい3の
両上部の耳部31、32を近づけてややつぼませるよう
にして取り付けるとさらに作業がしやすいものである。
【0019】そのあと、舌片2を後耳部32に巻着する
ようにして固定し、次に内舌片21、21を前耳部31
に巻着固定し、最後に外舌片22を前耳部31にそれぞ
れ巻き付け、引き込むようにして折曲固定する。(図
5) この外舌片22を前耳部31に巻き付けて固定する時、
この外舌片22は前耳部31よりやや離れた位置に立設
されており、巻着する際に前耳部31を前方に引き込む
ようにして巻着できるため、軒といBの前方と切り込み
15の間に隙間などは発生しないものである。(図6) これは図6に於て幅Wの距離を有しており、この距離を
引き込むようにして外舌片22を巻着することにより上
記のような効果が発生するものである。
【0020】また上記したような効果をより確実に発生
させるため、内舌片21の下端の折曲基部付近にはスリ
ット26が前耳部31と平行に窄設され、また外舌片2
2の同じく基部にはスリット26より幅方向を広くした
幅広スリット27が窄設されてより効果を高めている。
このスリットは巻着作業も容易となり、また前耳部31
に隙間なく巻き付けることもできるものである。
【0021】
【発明の効果】上記したように本発明に係る金属製の雨
とい集水器は、正面板及び背面板上部に延設された舌片
を折曲して軒といを固定するに際し、正面板の上端に立
設した舌片のうち中央部分に立設した外舌片が軒といB
の前耳部とやや距離を離して設けられている。そのた
め、折曲して前耳部に巻着して固定する際に、耳部を引
き込むようにして巻着できるため、集水器の切込み部分
に隙間なく密着して折曲固定できるものとなる。
【0022】このように軒といを集水器の切込み部分
に、隙間なく密着して裁置施工できるため、軒といの落
水孔から底面を伝ってくる雨水などが外部に染み出るこ
とを防止でき、腐食も起こらず長期の使用に耐えるもの
となる。また集水器と軒といとが隙間なく施工できるた
め、施工後の外観も良好なるものである。
【0023】本実施例では正面板の上端に立設した舌片
を考慮して設計したが、背面板の上部の舌片も同様に設
計しても同様の効果を得られるのは当然であり、舌片の
大きさや形状なども集水器や軒といに合わせて適宜に設
計し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明に係る実施例である金属製雨とい集水
器を後方上部から見たときの斜視図、
【図2】は同上の雨とい集水器の側面図、
【図3】は同上の雨とい集水器に軒といを裁置する時の
要部の側面図、
【図4】は同上の雨とい集水器の平面図、
【図5】は雨とい集水器に軒といを裁置し、舌片を折り
曲げた時の側面図、
【図4】は図5の雨とい集水器の平面図を示す、 A・・・集水器 B・・・軒とい C・・・たてとい 1・・・本体 11・・正面板 12・・側板 13・・背面板 14・・底板 15・・切込み 16・・折り返し 17・・排水筒 2・・・舌片 21・・内舌片 22・・外舌片 23・・折曲孔 24・・上部折返し板 25・・水抜き孔 26・・ 27・・ 3・・・本体 31・・前耳部 32・・後耳部 33・・垂下片 34・・落水孔
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明に係る実施例である金属製雨とい集水
器を後方上部から見たときの斜視図、
【図2】は同上の雨とい集水器の側面図、
【図3】は同上の雨とい集水器に軒といを裁置する時の
要部の側面図、
【図4】は同上の雨とい集水器の平面図、
【図5】は雨とい集水器に軒といを裁置し、舌片を折り
曲げた時の側面図、
【図6】は図5の雨とい集水器の平面図を示す。 A・・・集水器 B・・・軒とい C・・・たてとい 1・・・本体 11・・正面板 12・・側板 13・・背面板 14・・底板 15・・切込み 16・・折り返し 17・・排水筒 2・・・舌片 21・・内舌片 22・・外舌片 23・・折曲孔 24・・上部折返し板 25・・水抜き孔 26・・スリット 27・・幅広スリット 3・・・本体 31・・前耳部 32・・後耳部 33・・垂下片 34・・落水孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面に軒といを裁置できる略角筒状の集水
    器において、上方が開口し下部に排水筒を有し、正面板
    および背面板の上部よりそれぞれ上方に延設した舌片を
    複数枚形成し、該舌片のうち集水器の少なくとも正面板
    の上端に立設された舌片が、軒といから離れる方向にず
    らした位置に配置されてなる金属製雨とい集水器。
JP33747096A 1996-12-03 1996-12-03 金属製雨とい集水器 Pending JPH10159278A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33747096A JPH10159278A (ja) 1996-12-03 1996-12-03 金属製雨とい集水器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33747096A JPH10159278A (ja) 1996-12-03 1996-12-03 金属製雨とい集水器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10159278A true JPH10159278A (ja) 1998-06-16

Family

ID=18308951

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33747096A Pending JPH10159278A (ja) 1996-12-03 1996-12-03 金属製雨とい集水器

Country Status (1)

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JP (1) JPH10159278A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103074968A (zh) * 2013-01-28 2013-05-01 深圳市润卓实业有限公司 一种屋檐系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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