JPH1015827A - 筒状構造物の補修塗装工法及び装置 - Google Patents

筒状構造物の補修塗装工法及び装置

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JPH1015827A
JPH1015827A JP17080496A JP17080496A JPH1015827A JP H1015827 A JPH1015827 A JP H1015827A JP 17080496 A JP17080496 A JP 17080496A JP 17080496 A JP17080496 A JP 17080496A JP H1015827 A JPH1015827 A JP H1015827A
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JP
Japan
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tubular structure
blast
nozzle
coating
ring beam
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JP17080496A
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English (en)
Inventor
Shigeo Inoue
繁夫 井上
Hisatoku Abiru
久徳 阿比留
Minoru Yashima
実 八島
Hiroshi Kondo
浩 近藤
Masashi Fukumoto
昌史 福本
Takeji Matsumoto
竹二 松本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状構造物等の塗装のメンテナンスあるいは
更新時に上空高所作業で、地上作業と同等なブラスト噴
射による塗装前処理及び吹付塗装を行えるようにする。 【解決手段】 既設の煙突筒身51外面の補修塗装に際
し、煙突筒身51の上部床53a上を中継部として地上
から煙突筒身51上の遮蔽作業空間12へブラスト材の
圧送供給・回収ライン(30,31)を形成し、遮蔽作
業空間12は、煙突筒身51回りを二重メッシュシート
10で覆った空間内に形成し、この遮蔽作業空間12内
で煙突筒身51の外周面に対向し上下移動可能にリング
状のブラストノズル装着体14を配備し、このブラスト
ノズル16を通しブラスト材を噴射して無人で煙突筒身
51外周面のブラスト処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電所等に設ける
鋼製煙突等の既設筒状構造物の外面塗装を更新するため
の工法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は筒状構造物の一例として多脚型
の鋼製煙突を示す。多脚型煙突は、対称位置で基礎上に
建付けた3〜4本の煙突筒身51を筒状構造物とし、間
隔をおいた高さで剛性の補強リング52を設け、各筒身
51の補強リング52部を相互に一体に梁53で結合し
て構成している。
【0003】煙突筒身51の外面の塗装更新時には、一
般に図13のように煙突筒身51の外面に沿って足場5
4を組み、この足場54上で作業者55が機動の回転式
ワイヤーブラシや回転式サンダー等の錆落機56を使用
して古い塗装を落とし、鋼板の下地を磨き出す前処理を
行ない、塗装更新範囲の前処理を終了した後、足場54
上に塗料缶を巻上機で吊上げ、作業者が刷毛、ローラ
ー、手持ちスプレーガン等を使用し手作業で塗装を行っ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】屋外に設ける鋼構造物
用の塗料としてZinc系、ウレタン系、フッ素樹脂系
等の耐候性、耐薬品性、耐紫外線性に優れたものが知ら
れている。また一般に、これらの塗料を塗布する際に
は、ショットブラストあるいはサンドブラスト等による
高精度の下地処理を行うことが必要とされている。
【0005】筒状構造物の建造時には、工場でブラスト
処理を行い、下地塗装した上で現地建付けと仕上げ塗装
を行うので問題は少ない。しかるに年数を経た筒状構造
物の塗装更新の時には、古い塗膜と錆落しを確実に実施
する必要があるが、上空作業のため、ブラスト作業が難
しく、作業者の手作業による錆落しと塗装に依存せざる
を得ない状況にある。
【0006】このため古い塗膜と錆落し及び塗装に時間
がかかり、また十分な精度の下地処理ができず、新たに
塗装した塗料の耐久性が悪くなるという問題がある。
【0007】本発明は、上述した従来の問題に対し、筒
状構造物等の塗装のメンテナンスあるいは更新時に上空
高所作業で、地上作業と同等なブラスト噴射による塗装
前処理及び吹付塗装を行えるようにすることを目的とし
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明においては、筒状構造物の上部床上を中継部
とし、地上から筒状構造物上の塗装更新作業場へブラス
ト材の圧送供給・回収ラインを形成し、塗装更新作業場
は、筒状構造物回りを二重メッシュシートで覆った遮蔽
空間内に形成し、この遮蔽空間内で筒状構造物の外周面
に対向し上下移動可能にブラストノズル装着体を配備
し、このブラストノズルを通しブラスト材を噴射して遮
蔽空間内で無人で筒状構造物外周面のブラスト処理を行
う。
【0009】また、そのための装置として、筒状構造物
の一定長さ区域の外面と間隔を維持し二重メッシュシー
トを張設包囲した塗装更新作業のための遮蔽空間と、こ
の遮蔽作業空間内で筒状構造物の外面と間隔を隔てて設
けた可動リングビームと、前記リングビーム上に設けた
スイング機能を有する複数のブラストノズルと、前記リ
ングビームを上下させる昇降機構と、前記ブラストノズ
ルヘブラスト材を圧送するブラスト装置と、前記遮蔽作
業空間内で使用されたブラスト材等を回収する吸引装置
を備える。
【0010】また、前記リングビームを組立て解体可能
に複数個に分割した円弧状ビーム片で構成し、各分割ビ
ーム片をそれぞれ複数の昇降機構及びガイドワイヤーで
支持し、前記二重メッシュシートは相互に接続分離可能
に縦割り分割した複数個の帯状片で構成し、各帯状片を
複数の支えワイヤー上に連結支持した。
【0011】また、前記ブラスト材を圧送するブラスト
装置を、地上と上空遮蔽作業空間近くの筒状構造物床上
との2個所に配置し且つ筒状構造物床上のブラスト装置
を中継部として前記ブラストノズルヘブラスト材を圧送
し、地上と筒状構造物床上のブラスト装置との間に接続
したブラスト材供給ホースをブラスト材の回収に兼用可
能に構成した。
【0012】また、筒状構造物の上部床上を中継部とし
て地上から筒状構造物上の塗装更新作業場へ吹付用塗料
の圧送供給ラインを形成し、塗装更新作業場は、筒状構
造物回りを二重メッシュシートで覆った遮蔽空間内に形
成し、この遮蔽空間内で筒状構造物の外周面に対向し上
下移動可能にリング状の吹付塗装用ノズル装着体を配備
し、この吹付塗装用ノズルを通し遮蔽空間内で無人で筒
状構造物外周面の吹付塗装を行う。
【0013】また、そのための装置として、筒状構造物
の一定長さ区域の外面と間隔を維持し二重メッシュシー
トを張設包囲した塗装更新作業のための遮蔽空間と、こ
の遮蔽作業空間内で筒状構造物の外面と間隔を隔てて設
けた可動リングビームと、前記リングビーム上に設けた
スイング機能を有する複数の吹付塗装用ノズルと、前記
リングビームを上下させる昇降機構と、前記吹付塗装用
ノズルへ吹付用塗料を圧送する供給装置を備える。
【0014】また、前記リングビームを組立て解体可能
に複数個に分割した円弧状ビーム片で構成し、各分割ビ
ーム片をそれぞれ複数の昇降機構及びガイドワイヤーで
支持し、前記二重メッシュシートを相互に接続分離可能
に縦割り分割した複数個の帯状片で構成し、各帯状片を
複数の支えワイヤー上に連結支持した。
【0015】また、前記ブラストノズル又は吹付塗装用
ノズルを、筒状構造物外面の円周方向全域をカバーする
に必要な数の整数分割数(2乃至3分の1数)だけ可動
リングビーム上に等間隔で設けた。
【0016】[作用]本発明によると、上空で行うブラ
スト作業で噴射するブラスト材及びそれにより発生する
粉塵は、作業場を包囲する二重メッシュシートで遮られ
て遮蔽空間内に止まり、外部への飛散が防止される。同
様に、上空で行うスプレー塗装作業で噴射する塗料成分
も、作業場を包囲する二重メッシュシートで遮られて外
部への飛散が防止される。
【0017】上空の二重メッシュシートで遮蔽した作業
空間内では、外部からの制御操作でブラスト用または吹
付塗装用のノズルを装着したリングビーム(ブラスト用
又は吹付塗装用ノズル装着体)だけが調節された速度で
上から下へ移動し、ノズルの自動スイング動作で筒状構
造物の全周面をブラスティングまたは塗装して行く。
【0018】ブラスト材の供給は、筒状構造物の上部の
床上に設けたブラスト装置を中継部として、コンプレッ
サが供給する高圧空気流で地上のブラスト装置から上部
床上のブラスト装置へ圧送供給し、上部床上のブラスト
装置からリングビーム(ブラストノズル装着体)上の各
ブラストノズルへ供給され、無人下で各ブラストノズル
から噴射してブラスティングされる。
【0019】遮蔽した作業空間内でブラストノズルから
噴射したブラスト材と、それによって発生した粉塵は、
遮蔽空間内の床面に落下して溜まり、地上の真空ポンプ
に接続した回収ホースの端部を遮蔽空間内に挿入し、吸
引して地上のブラスト装置へ回収し、再使用する。
【0020】地上のブラスト装置と上部床上のブラスト
装置間のブラスト材の供給ライン(ホース)は接続部に
設けた流路切換弁の切換え操作で回収ラインに兼用され
る。
【0021】吹付用の塗料の供給は、筒状構造物の上部
の床上に設けたレシーバタンクと供給タンクを中継部と
して、地上に設けた供給タンクから二段階にポンプアッ
プし、リングビーム(吹付塗料用ノズル装着体)上の各
ノズルへ供給する。
【0022】また、ブラストノズル又は吹付塗装用のノ
ズルは、筒状構造物外面の円周方向全域をカバーするに
必要な数の2乃至3分の1の数だけ、可動リングビーム
上に等間隔で設けるようにして、高所作業場でのノズル
使用数を減らし、材料圧送供給系装置の規模を軽減す
る。
【0023】
【発明の実施の形態】
[第一実施例]図1は本発明の第一実施例にかかる塗装
前処理工法と装置を概略的に示す側面図、図2は図1の
II部の拡大斜視図、図3は図1のIII −III 矢視の平面
図である。
【0024】図1において、10は図12のA部に相当
する煙突筒身51の上下の剛性補強リング52間を1つ
の塗装更新区域とし、煙突筒身51の回りに間隔をおい
て上下に張渡した複数の支えワイヤー11の外側に接す
るように支えワイヤー11に連結支持し、塗装更新区域
の煙突筒身51の周囲を囲み遮蔽した1ミリ目程度の二
重のメッシュシート、12は二重メッシュシート10で
囲われた内部の塗装更新作業用の遮蔽空間、13は剛性
補強リング52の外側を通り遮蔽空間12内を貫通して
上下に張渡した複数のガイドワイヤー、14は前記ガイ
ドワイヤー13と上下に相対移動可能に巻回し係合する
複数の昇降用駆動ドラム15部を介し煙突筒身51の回
りに間隔を保持して支持したリングビーム、16はリン
グビーム14上に円周方向に間隔をおいて設けた複数の
スイング式のブラストノズル、17は昇降用駆動ドラム
15の筺体に煙突筒身へ向かって突出して設けた間隔保
持用ローラである。
【0025】図3に示すように、リングビーム14は相
互に着脱結合できるフランジ部14fを有する円弧状の
3個の分割ビーム片14a,14b,14cで構成し、
各円弧状ビーム片上に等間隔で4個のスイング式ブラス
トノズル16を設け、各円弧状ビーム片の両端近くに2
組の昇降用駆動ドラム15を備えて、円弧状ビーム片毎
に2本のガイドワイヤー13に支持し、一体結合したリ
ングビーム14は6個の昇降用駆動ドラム15の同期駆
動で上下移動可能にする。
【0026】また、二重メッシュシート10はリングビ
ーム14に合わせて相互に接続分離可能なボタン掛式、
紐結び式、マジックテープ式等の着脱接続部10fを有
する縦割分割した3枚の帯状片10a,10b,10c
で構成する。
【0027】二重メッシュシート10及びリングビーム
14は、上記のほか任意の数に分割されて良いものであ
る。
【0028】図4及び図5は図3のIV−IV矢視及びV−
V矢視の各断面図である。図4において、ブラストノズ
ル16は、リングビーム14上に取付台16aを介して
取付け、モータ16bによる駆動で一定角度水平にスイ
ング可能に設ける。
【0029】また図5において、昇降用駆動ドラム15
はブラストノズル16の間隔の中間でリングビーム14
上に固定配置し、昇降用駆動ドラム15の筺体の煙突筒
身51との対向面に間隔保持ローラ17を備える。この
間隔保持ローラ17はリングビーム14の内面に設けて
も良い。
【0030】再び図1にもどって、53aは二重メッシ
ュシート10の下部高さの結合梁53上の床、18は床
53a上に設けた蓄圧器、19は床53a上の中継用の
ブラスト装置、20はレシーバタンク、21は地上に前
記蓄圧器18に接続して設けたコンプレッサ、22は地
上のブラスト装置、23はブラスト装置22に接続した
除塵器、24は除塵器23に接続した吸引用の真空ポン
プである。
【0031】また、25はコンプレッサ21からブラス
ト装置22の出口部を経て上方へ延びるブラスト材圧送
管、26はこのブラスト材圧送管25端の流路切換弁、
27は流路切換弁26から地上ブラスト装置22の上端
へ接続したブラスト材回収管、28は上部床53a上の
レシーバタンク20の入側管20a端に設けた流路切換
弁、29は流路切換弁28から遮蔽空間12内の床面付
近へ導いた回収用の吸入ホース、30は流路切換弁26
と28間に接続したブラスト材の供給・回収兼用ホー
ス、31は床53a上の蓄圧器18から中継用ブラスト
装置19の出口部を経て遮蔽空間12内のリングビーム
14上の各ブラストノズル16へ接続したブラスト材圧
送管(及びホース)である。
【0032】前記上下2段に設けたブラスト供給・回収
用の装置は、例えば、地上の1台のブラスト装置22
と、床53a上の4台のブラスト装置19とを、1ライ
ンの供給・回収兼用のホース30と、流路切換弁28か
ら分岐した入側管20aとにより接続し、床53a上の
1台のブラスト装置19を、ブラスト材圧送管31から
図示しない3本のホースに分配して3個のブラストノズ
ル16に接続する装置構成とする。
【0033】上下のブラスト装置の配置台数及び組合わ
せ数は、地上及び上空の床53aに設けるブラスト装置
の必要容量に応じて変更可能である。
【0034】本発明の塗装前処理工法は、図1に例示し
たように、既設の筒状構造物(煙突筒身)51の上方床
53a上を中継部とし、地上から筒状構造物51上の塗
装更新作業場(遮蔽空間)12へブラスト材の圧送・回
収ラインを形成し、塗装更新作業場12は、筒状構造物
51回りを二重メッシュシート10で覆った遮蔽空間内
に形成し、この遮蔽空間内で筒状構造物51の外周面に
対向し上下移動可能にブラストノズル装着体(リングビ
ーム)14を配備し、このブラストノズル装着体のブラ
ストノズル16を通してブラストを噴射し、筒状構造物
51の外周面の無人のブラスト処理を行う。
【0035】この時、図1に例示した装置では、地上の
コンプレッサ21からブラスト圧送管25へ送る高圧空
気流によってブラスト装置22より供給するブラスト材
が供給・回収兼用ホース30及び複数分岐入側管20a
を通り上空床53a上の複数のレシーバ20内へ供給さ
れる。各レシーバ20ではフィルタを通して空気流を外
部へ逃がしブラスト材だけを容器内に受入れる。
【0036】レシーバ20の下部開口の開閉で、ブラス
ト材を中継用ブラスト装置19内へ供給し、コンプレッ
サ21に接続した蓄圧器18からブラスト圧送管31へ
流れる高圧空気流によってブラスト装置19より供給す
るブラスト材がブラスト圧送管31から3本の分岐ホー
スを経て3個のブラストノズル16へ送られ、各ブラス
トノズル16から一斉に煙突筒身51の外周面にブラス
ト材が噴射され、ブラストノズル16の水平スイングで
煙突筒身51の全周面がブラスティングされ、次いで昇
降用駆動ドラム15によるリングビーム14の低速の下
降で煙突筒身58の全外周面が上から下へ連続して無人
・自動下でブラスティングされる。
【0037】ブラスト噴射とともに噴射した空気は二重
メッシュシートを通って外へ逃げ、掻落とされた古い塗
膜及び錆の粉塵と噴出されたブラスト材が二重メッシュ
シートで遮られて外への飛散が防止され、遮蔽空間内の
床部分に落下して溜まる。
【0038】流路切換弁26と28を回収側に切換え、
真空ポンプ24を起動すると真空ポンプ24による吸引
で、遮蔽空間12内の床部分に溜まった粉塵混じりのブ
ラスト材が回収用の吸入ホース29、供給・回収兼用ホ
ース30、及び回収管27を通して吸引されて地上ブラ
スト装置22のタンク上部に回収され、ブラスト装置2
2内を落下する間に粉塵が除塵器23内へ吸引されて除
塵され、ブラスト材だけがブラスト装置22内に回収さ
れる。
【0039】回収されたブラスト材は、ブラスト材圧送
管25を通して再び上空でのブラスト作業に供給使用さ
れる。
【0040】粉塵混じりのブラスト材を回収したのち、
二重メッシュシート10は、着脱接続部10fを開放し
て複数枚の帯状片10a〜10cに分割し、支えワイヤ
11を緩めることにより、帯状片毎に剛性補強リング5
2と結合梁53の外側を通して次の下側の塗装更新作業
位置へスライド移動することが可能である。
【0041】同様にリングビーム14は、フランジ部1
4fを開放して複数のビーム片14a〜14cに分割
し、ガイドワイヤ13を緩め、分割ビーム片毎に駆動ド
ラム15を操作することにより、剛性補強リング52と
結合梁53の外側を通して次の下側の塗装更新作業位置
へ下降移動することが可能である。
【0042】下降位置でリングビーム片14a〜14c
は再びフランジ部14fを結合して一体リングビーム1
4とし、ガイドワイヤ13を張締め、次いで、分割した
二重メッシュシート10の帯状片10a〜10cを相互
に着脱接続部10fで接続して一体とし、支えワイヤ1
1を張締め、上下部を絞り遮蔽することによって、この
高さで前記と同様の煙突筒身51外面のブラスト作業を
繰返すことが可能になる。
【0043】上部床53a上の中継用ブラスト装置19
ほかの装置は、作業位置の下降に応じて適宜に下方の結
合梁53a上に移設して行くことができる。
【0044】上述した工法及び装置によれば、筒状構造
物の上方高所でのブラスト噴射作業を粉塵の飛散を防止
して、無人下で困難なく行うことが可能になる。
【0045】また、筒状構造物の上方高所でのブラスト
噴射作業を、地上作業と同様の精度及び能力下で容易に
行うことが可能になる。
【0046】[第二実施例]図6は本発明の第二実施例
にかかる塗装工法と装置を概略的に示す側面図、図7は
図6のVII 図を拡大して示す側面図である。
【0047】この実施例は、第一実施例(図1)におけ
るブラストノズル16と、地上及び上方床53a上に配
置したブラスト材の供給・回収ラインを、吹付塗装用ノ
ズルと、吹付用塗料の圧送供給ラインに置換え、リング
状の吹付塗装用ノズル装着体として構成した場合であ
る。
【0048】図6及び図7において、32は可動リング
ビーム14上に間隔をおいて取付台32aを介して取付
けスイング用モータ32bによる駆動で一定角度水平に
スイング可能に設けた複数個の吹付塗装用ノズルであ
る。
【0049】また、図6において、33は地上に設けた
1つの吹付用塗料の供給タンク、34は筒状構造物の上
方床53a上に設けた4個のレシーバタンク、35は各
レシーバタンク34の下に接続して設けた中継用の塗料
供給タンク、36は地上の塗料供給タンク33の出口管
33aに接続して設けた塗料圧送ポンプ、37は塗料圧
送ポンプ36から上方床53a上の分配器37aに接続
した1本の塗料圧送管又はホースである。
【0050】また、34aは分配器37aとレシーバタ
ンク34間の分配管、38は各中継用塗料供給タンク3
5の出口管35aに接続して設けた4台の第二段塗料圧
送ポンプ、39は第二段塗料圧送ポンプ38から最寄り
高さに設けた分配器39aへ接続した塗料圧送管、40
は各分配器39aからそれぞれ可動リングビーム14上
の3個の吹付塗装用ノズル32へ接続した塗料供給ホー
スであり、その他の構成は、第一実施例(図1)と同様
である。
【0051】この実施例では、既設の筒状構造物51上
方の二重メッシュシート10で覆った遮蔽空間12内
は、吹付塗装用ノズル32を使用する塗装作業場とな
る。
【0052】この構成による塗装は、図6のように、既
設の筒状構造物51の上方床53aを中継部とし、地上
から筒状構造物51上の二重メッシュシート10で覆っ
た塗装作業場12へ吹付用塗料の供給ラインを形成し、
この遮蔽空間内で筒状構造物51の外周面に対向し上下
移動可能に吹付塗装用ノズル装着体を配備し、この吹付
塗装用ノズル装着体の吹付塗装用ノズル32を通し遮蔽
空間内で無人で吹付塗装を行う。
【0053】すなわち、地上の塗料供給タンク33に投
入した吹付塗料用の塗料は、地上圧送ポンプ36の駆動
で圧送管またはホース37及び分配管34aを経て上方
の複数個のレシーバタンク34へ送られ、レシーバタン
ク34の出口弁を適宜に調節して中継用の塗料供給タン
ク35へ補給し、中継用の塗料供給タンク35の塗料
は、第二段圧送ポンプ38の駆動で圧送管39及びホー
ス40により各吹付塗装用ノズル32へ供給し噴射され
る。
【0054】各吹付塗装用ノズル32のモータ32bに
よるスイングで筒状構造物51の円周方向の全体が吹付
塗装され、昇降駆動ドラム15による可動リングビーム
14の低速の下降移動で筒状構造物51の円周面が上か
ら下へ無人下で自動吹付塗装される。
【0055】二重メッシュシート10及び可動リングビ
ーム14を使用するその他の作用・効果は第一実施例と
同様である。
【0056】この構成によると、第一実施例(図1)で
示した装置及び方法で筒状構造物51外面の塗装前処理
を施工したのち、二重メッシュシート10及び可動リン
グビーム14の装置系をそのまま使用し、ブラストノズ
ル16と地上及び上方床53a上に配置したブラスト材
の供給・回収ラインを、吹付塗装用ノズルと吹付用塗料
の圧送供給ラインに置換えることにより、引続いて上空
高所で塗料の飛散を防止して無人の吹付塗装を連続的
に、地上作業時と同じように能率よく行うことが可能に
なる。
【0057】[第三実施例]図8及び図9はリングビー
ム14上のブラストノズル16又は吹付塗装用ノズル3
2の配置を変更した第三の実施例であり、異なった作業
工程を図3に対応させて示す2つの平面図である。
【0058】図8及び図9において、この実施例は、リ
ングビーム14上に配置して設けるブラストノズル16
又は吹付塗装用ノズル32を、塗装更新する筒状構造物
51の外面円周全域をカバーするに必要な数の、整数分
割数(2乃至3分の1数、但し図8及び図9では1/2
数)だけリングビーム14上に等間隔で設けた場合であ
る。
【0059】ブラストノズル16又は吹付塗装用ノズル
32は、全周に等間隔で設ける代わりに、筒状構造物5
1の外面円周を連続してカバーできる小間隔でリングビ
ーム14上の片側に集めて設けても良いものである。
【0060】この実施例では、最初に図8で示すブラス
トノズル16又は吹付塗装用ノズル32の配置で、リン
グビーム14のガイドワイヤー13を筒状構造物51に
セットし、二重メッシュシート10で囲まれた塗装更新
作業区域12内の上部高さ位置でブラストノズル16又
は吹付塗装用ノズル32からのブラスト又は塗料の噴射
とスイングを開始し、リングビーム14を低速下降させ
ると、筒状構造物51の外面は一定間隔の縦の縞模様に
ブラスティング又は塗装される。
【0061】塗装更新作業区域12内の下端位置で、リ
ングビーム14の接続部10fを解き、ガイドワイヤー
13を緩めて、筒状構造物51の外面に接触しないよう
に塗装更新作業区域12内の上端高さ位置へ移動し、上
端高さ位置でガイドワイヤー13とリングビーム14を
図9に矢印Bで示すように一定角度旋回し、ブラストノ
ズル16又は吹付塗装用ノズル32を未処理位置に対向
させて、リングビーム14の接続部10fを結合し且つ
ガイドワイヤー13をセットして張締め、このブラスト
ノズル16又は吹付塗装用ノズル32の配置で、再びブ
ラストノズル16又は吹付塗装用ノズル32からのブラ
スト又は塗料の噴射とスイングを開始し、リングビーム
14を低速下降させると、残りの未処理部分がブラステ
ィング又は塗装され、塗装更新作業区域12内の筒状構
造物51の外面全周を、リングビーム14の2工程の昇
降でブラスティング又は塗装できる。
【0062】この構成によると、筒状構造物51の高所
の塗装更新作業区域12内に装備するブラストノズル1
6又は吹付塗装用ノズル32の数が少なくなり、地上か
ら塗装更新作業場へ圧送供給するブラスト材又は吹付用
塗料の流量も少なくなり、地上と高所に配置する材料圧
送供給ライン系の設備規模を軽量化できる。
【0063】[第四実施例]図10は前記塗装更新作業
区域12内において、筒状構造物の補強リング52部外
面をブラスト又は塗装処理する場合の第四実施例を示す
図3対応の平面図、図11は図10のXI −XI 矢視の
断面図である。
【0064】図10では、第三実施例(図8)型のブラ
ストノズル16又は吹付塗装用ノズル32を配置した組
立式リングビーム14を使用した場合を示している。
【0065】図10に示すように、補強リング52の外
面のブラスト又は塗装時には、組立式リングビーム14
の3個の円弧状ビーム片14a,14b,14cの内、
結合梁53に跨がる円弧状ビーム片14cを外した残り
の円弧状ビーム片14a,14b組立体を使用する。
【0066】同様にして、第一実施例(図3)型のブラ
ストノズル16又は吹付塗装用ノズル32を配置した組
立式リングビーム14を使用することも可能である。
【0067】図10に示すブラストノズル16又は吹付
塗装用ノズル32配置状態で補強リング52の外面高さ
範囲内を、ブラストノズル16又は吹付塗装用ノズル3
2によりスイング式にブラスティング又は塗装しながら
図11のように円弧状ビーム片14a,14b組立体を
下降させると、補強リング52の外面は一定間隔の縞模
様にブラスティング又は塗装される。
【0068】続いて、円弧状ビーム片14a,14b組
立体を上昇させ、図10の矢印B1の位置にガイドワイ
ヤー13を盛替え旋回移動して、同様に補強リング52
の残り外面のブラスティング又は塗装を繰返すと、最初
のブラスティング又は塗装面と連続した未処理面が縦方
向にブラスティング又は塗装され、再び図10の矢印B
2 の位置にガイドワイヤー13を盛替え旋回移動して、
同様に補強リング52の残り外面のブラスティング又は
塗装を繰返すことによって、結合梁53間を除く補強リ
ング52外周部全体のブラスティング又は塗装ができ
る。
【0069】結合梁53の間の補強リング52外周面
は、結合梁53上の床面に近い位置・高さであるから、
作業者が二重メッシュシート10の外から二重メッシュ
シート10内へ手持ちのブラストノズル16又は吹付塗
装用ノズル32を挿入し、手作業でブラスティング又は
塗装を困難なく行うことができる。
【0070】
【発明の効果】以上要するに、本発明は、筒状構造物の
上部床上を中継部とし、地上から筒状構造物上の塗装更
新作業場へブラスト材の圧送供給・回収ラインを形成
し、塗装更新作業場は、筒状構造物回りを二重メッシュ
シートで覆った遮蔽空間内に形成し、この遮蔽空間内で
筒状構造物の外周面に対向し上下移動可能にブラストノ
ズル装着体を配備し、このブラストノズルを通しブラス
ト噴射して無人で筒状構造物外周面のショットブラスト
処理を行うこと、また筒状構造物の一定長さ区域の外面
と間隔を維持し二重メッシュシートを張設包囲した塗装
更新作業のための遮蔽空間と、この遮蔽作業空間内で筒
状構造物の外面と間隔を隔てて設けた可動リングビーム
と、前記リングビーム上に設けたスイング機能を有する
複数のブラストノズルと、前記リングビームを上下させ
る昇降機構と、前記ブラストノズルへブラスト材を圧送
するブラスト装置と、前記遮蔽作業空間内で使用された
ブラスト材等を回収する吸引装置を備えたことによっ
て、筒状構造物の塗装更新時の塗装前処理に地上作業と
同等の精度、能力下でショットブラスト処理を困難なく
且つ無人下で自動的に実行できる効果を奏した。
【0071】また、前記リングビームを組立て解体可能
に複数個に分割した円弧状ビーム片で構成し、各円弧状
ビーム毎にそれぞれ2組の昇降機構及びガイドワイヤー
で支持し、前記二重メッシュシートは相互に接合分離可
能に複数個に分割した縦方向の帯状片で構成し、各帯状
片を複数の支えワイヤー上に連結支持したこと、また前
記ブラスト材を圧送するブラスト装置を、地上と上方遮
蔽作業空間近くの筒状構造物床上との2箇所に配置し且
つ筒状構造物床上のブラスト装置を中継部として前記ブ
ラストノズルへブラスト材を圧送し、地上と筒状構造物
床上のブラスト装置との間に接続したブラスト材供給ホ
ースをブラスト材の回収に兼用可能に構成したことによ
って、この作業に使用する二重メッシュシートと、リン
グビーム(ブラストノズル装着体)取付け、分解、移動
作業を容易にする効果を奏した。
【0072】また、筒状構造物の上部床上を中継部とし
て地上から筒状構造物上の塗装更新作業場へ吹付用塗料
の圧送供給ラインを形成し、塗装前更新作業場は、筒状
構造物回りを二重メッシュシートで覆った遮蔽空間内に
形成し、この遮蔽空間内で筒状構造物の外周面に対向し
上下移動可能にリング状の吹付塗装用ノズル装着体を配
備し、この吹付塗装用ノズルを通し無人で筒状構造物外
周面の吹付塗装を行うこと、また筒状構造物の一定長さ
区域の外面と間隔を維持し二重メッシュシートを張設包
囲した塗装更新作業のための遮蔽空間と、この遮蔽作業
空間内で筒状構造物の外面と間隔を隔てて設けた可動リ
ングビームと、前記リングビーム上に設けたスイング機
能を有する複数の吹付塗装用ノズルと、前記リングビー
ムを上下させる昇降機構と、前記吹付塗装用ノズルへ吹
付用塗料を圧送する供給装置を備えたことによって、塗
装更新作業のための遮蔽機構及びノズル装着体昇降機構
をそのまま使用し、ノズル及び材料供給ラインの装置の
入替えだけで、高所での塗料の飛散を防止して、無人の
吹付塗装を連続的に、地上作業時と同じように能率よく
行うことを可能にする効果を奏した。
【0073】また、前記ブラストノズル又は吹付塗装用
ノズルを、筒状構造物外面の円周方向全域をカバーする
に必要な数の2乃至3分の1数だけ可動リングビーム上
に等間隔で設けたことによって、高所作業位置でのブラ
ストノズル又は吹付塗装用ノズルの設置数を少なくし、
高所作業位置への材料圧送流量と、材料圧送用の設備規
模を軽量にして実施し易くする効果を奏した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例にかかる塗装前処理工法と
装置の概略側面図である。
【図2】図1のII部を拡大して示す斜視図である。
【図3】図1のIII −III 矢視の平面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視の断面図である。
【図5】図3のV−V矢視の断面図である。
【図6】本発明の第二実施例にかかる塗装工法と装置の
概略側面図である。
【図7】図6のVII 部を拡大して示す側面図である。
【図8】本発明の第三実施例にかかるノズル配置構成の
図3対応の平面図である。
【図9】図8の他の使用工程の平面図である。
【図10】本発明の第四実施例にかかる補強リング部作
業時の装置構成の平面図である。
【図11】図10のXI−XI矢視の断面図である。
【図12】筒状構造物の一例として示す多脚型鋼製煙突
の概略側面図である。
【図13】従来の上空での塗装更新作業の方法を示す側
面図である。
【符号の説明】
10 二重メッシュシートの遮蔽 10f 着脱接続部 10a,10b,10c 帯状体 11 支えワイヤー 12 二重メッシュシートで遮蔽した塗装更新作業用の
空間 13 ガイドワイヤ 14 リングビーム(ノズル装着体) 14a,14b,14c 円弧状の分割ビーム片 15 昇降駆動ドラム 16 スイング式ブラストノズル 16a 取付台 16b スイング用モータ 17 間隔保持ローラ 18 蓄圧器 19 ブラスト装置(中継用) 20 レシーバタンク 20a レシーバタンクの入側管 21 コンプレッサ 22 地上のブラスト装置 23 除塵器 24 吸引用真空ポンプ 25,31 ブラスト材圧送管 26,28 流路切換弁 27 ブラスト材回収管 29 回収用吸入ホース 30 ブラスト材供給・回収用ホース 32 スイング式吹付塗装用ノズル 32a 取付台 32b スイング用モータ 33 地上の塗料供給タンク 33a,35a 出口管 34 塗料用レシーバタンク 34a 分配管 35 中継用の塗料タンク 36 塗料圧送ポンプ 37 塗料圧送管またはホース 37a,39a 分配管 38 第二段塗料圧送ポンプ 39 塗料圧送管 40 塗料供給ホース 51 煙突筒身(筒状構造物) 52 剛性の補強リング 53 結合梁 53a 結合梁上の床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 浩 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 福本 昌史 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 松本 竹二 東京都港区芝五丁目34番6号 三菱重工工 事株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の筒状構造物外面の補修塗装に際
    し、筒状構造物の上部床上を中継部として地上から筒状
    構造物上の塗装更新作業場へブラスト材の圧送供給・回
    収ラインを形成し、塗装更新作業場は、筒状構造物回り
    を二重メッシュシートで覆った遮蔽空間内に形成し、こ
    の遮蔽空間内で筒状構造物の外周面に対向し上下移動可
    能にリング状のブラストノズル装着体を配備し、このブ
    ラストノズルを通しブラスト材を噴射して無人で筒状構
    造物外周面のブラスト処理を行うことを特徴とする筒状
    構造物の塗装前処理工法。
  2. 【請求項2】 筒状構造物の一定長さ区域の外面と間隔
    を維持し二重メッシュシートを張設包囲した塗装更新作
    業のための遮蔽空間と、この遮蔽作業空間内で筒状構造
    物の外面と間隔を隔てて設けた可動リングビームと、前
    記リングビーム上に設けたスイング機能を有する複数の
    ブラストノズルと、前記リングビームを上下させる昇降
    機構と、前記ブラストノズルヘブラスト材を圧送するブ
    ラスト装置と、前記遮蔽作業空間内で使用されたブラス
    ト材等を回収する吸引装置からなることを特徴とする筒
    状構造物の塗装前処理装置。
  3. 【請求項3】 前記リングビームを組立て解体可能に複
    数個に分割した円弧状ビーム片で構成し、各分割ビーム
    片をそれぞれ複数の昇降機構及びガイドワイヤーで支持
    し、前記二重メッシュシートを相互に接続分離可能に縦
    割り分割した複数個の帯状片で構成し、各帯状片を複数
    の支えワイヤー上に連結支持したことを特徴とする請求
    項2記載の筒状構造物の塗装前処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ブラスト材を圧送するブラスト装置
    を、地上と上空遮蔽作業空間近くの筒状構造物床上との
    2個所に配置し且つ筒状構造物床上のブラスト装置を中
    継部として前記ブラストノズルヘブラスト材を圧送し、
    地上と筒状構造物床上のブラスト装置との間に接続した
    ブラスト材供給ホースをブラスト材の回収に兼用可能に
    構成したことを特徴とする請求項2,3記載の筒状構造
    物の塗装前処理装置。
  5. 【請求項5】 既設の筒状構造物外面の補修塗装に際
    し、筒状構造物の上部床上を中継部として地上から筒状
    構造物上の塗装更新作業場へ吹付用塗料の圧送供給ライ
    ンを形成し、塗装更新作業場は、筒状構造物回りを二重
    メッシュシートで覆った遮蔽空間内に形成し、この遮蔽
    空間内で筒状構造物の外周面に対向し上下移動可能にリ
    ング状の吹付塗装用ノズル装着体を配備し、この吹付塗
    装用ノズルを通し無人で筒状構造物外周面の吹付塗装を
    行うことを特徴とする筒状構造物の塗装工法。
  6. 【請求項6】 筒状構造物の一定長さ区域の外面と間隔
    を維持し二重メッシュシートを張設包囲した塗装更新作
    業のための遮蔽空間と、この遮蔽作業空間内で筒状構造
    物の外面と間隔を隔てて設けた可動リングビームと、前
    記リングビーム上に設けたスイング機能を有する複数の
    吹付塗装用ノズルと、前記リングビームを上下させる昇
    降機構と、前記吹付塗装用ノズルへ吹付用塗料を圧送す
    る供給装置からなることを特徴とする筒状構造物の塗装
    装置。
  7. 【請求項7】 前記リングビームを組立て解体可能に複
    数個に分割した円弧状ビーム片で構成し、各分割ビーム
    片をそれぞれ複数の昇降機構及びガイドワイヤーで支持
    し、前記二重メッシュシートを相互に接続分離可能に縦
    割り分割した複数個の帯状片で構成し、各帯状片を複数
    の支えワイヤー上に連結支持したことを特徴とする請求
    項6記載の筒状構造物の塗装装置。
  8. 【請求項8】 前記ブラストノズル又は吹付塗装用ノズ
    ルを、筒状構造物外面の円周方向全域をカバーするに必
    要な数の整数分割数(2乃至3分の1数)だけ可動リン
    グビーム上に等間隔で設けたことを特徴とする請求項
    2,3及び6,7記載の筒状構造物の塗装前処理装置ま
    たは塗装装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006130619A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 管部材のブラスト工法及び管部材を覆う袋体
JP2020033777A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 タキロンシーアイ株式会社 作業室構造体

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JP2006130619A (ja) * 2004-11-05 2006-05-25 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 管部材のブラスト工法及び管部材を覆う袋体
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JP2020033777A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 タキロンシーアイ株式会社 作業室構造体

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