JPH10157898A - セルロース系フィルムのコンバーテックライン走行時 の蛇行防止法 - Google Patents

セルロース系フィルムのコンバーテックライン走行時 の蛇行防止法

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JPH10157898A
JPH10157898A JP33277996A JP33277996A JPH10157898A JP H10157898 A JPH10157898 A JP H10157898A JP 33277996 A JP33277996 A JP 33277996A JP 33277996 A JP33277996 A JP 33277996A JP H10157898 A JPH10157898 A JP H10157898A
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film
cellulose
line
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JP33277996A
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Keinosuke Hirai
慶之介 平井
Hidefumi Niki
英文 仁木
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルロース系フィルムの各種加工処理の時
に、スリキズ欠陥とクニック欠陥がなく、外観性能良好
なセルロース系フィルムが得られる蛇行防止法を提供す
る。 【解決手段】 セルロース系フィルム(1)の走行ライ
ンの(両)幅端(1′)に、凹部(2)をその側面に有
する回転可能な円筒状コロ(3)を使用することを特徴
とするセルロース系フィルムのコンバーテックライン走
行時の蛇行防止法を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルロース系フィ
ルムのコンバーテックライン(長いシート状物、つま
り、各種のフィルム、テープ、布帛、不織布、紙、ラミ
ネート品、薄肉合板、網、編み物、袋等の加工処理機械
であり、これらのシート状物の製造機とともに、巻出
機、巻取機、裁断機等をともなった構成をしており、こ
れらのシート状物が長手方向に走行時に各種加工処理す
る機械を言う。尚、かかるラインは、薬液中、空中、各
種気体中、真空中のどの環境に設置されていてもよ
い。)走行時の蛇行防止法に関し、更に詳しくは外観欠
陥が少なく、外観品質が良好な偏光板や位相差板等の光
学積層体用途のセルロース系フィルムの加工処理時に特
に有用なセルロース系フィルムのコンバーテックライン
走行時の蛇行防止法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリビニルアルコール(以
下、PVAと称することがある。)系の偏光板や位相差
板は、ポリビニルアルコール系の偏光フィルムや位相差
フィルムの両側にセルロース系フィルムが設けられた構
造を有しており、かかる偏光板や位相差板を製造するに
あたってはセルロース系フィルムとポリビニルアルコー
ル系の偏光フィルムや位相差フィルムとの接着性補強の
向上や、偏光板や位相差板の耐久性の向上を目的とし
て、あらかじめセルロース系フィルムに各種の加工処理
が施された後に、ラミネート処理等により積層体とする
のが常である。かかる加工処理(ラミネート処理前)に
は、通常、酸やアルカリによるケン化処理、中和処理、
水洗処理、温水処理、乾燥処理、サンドブラスト加工処
理、エンボス付与処理、スリット処理、コロナ処理、超
音波クリーナー処理等の表面改善に伴う処理がある。
【0003】更に、かかる偏光板や位相差板の表面に各
種の高機能性が付与された偏光板や位相差板が最近では
多数使用されるようになり、これらはセルロース系フィ
ルムの片面にまえもって(セルロース系フィルムのラミ
ネート処理の前にて)各種の機能性層が付与されること
が多く、かかる処理には、具体的には片面ハードコート
樹脂塗工処理、片面低反射樹脂塗工処理、片面低反射物
質蒸着処理、片面ITO膜形成処理等の高機能性付与処
理がある。
【0004】従来、これらの各種処理をする時のコンバ
ーテックラインでのセルロース系フィルムの蛇行防止の
方法には、エッジポジションコントローラー(EPCと
称することもある)やセンターポジションコントローラ
ー(CPCと称することもある)の蛇行修正機械が使用
されている。これらの機械は、フィルム耳端をエアーサ
ーボセンサーや光センサーにて検知して、連動したり計
算したりして、フィルムの耳端や幅方向の中央を一定の
場所にとどめようとするもので、そのアクチュエーター
として、具体的には1〜2本のガイドロール(フィルム
幅方向に対して全幅のガイドロール)や駆動付きフラッ
トエキスパンダーロールをライン方向に対して、左右
(又は上下)にふることで蛇行修正したり、フィルムの
左右に小型の2本1組のピンチロールを設置(フィルム
の表と裏に1本ずつ設置されていて、それがフィルムの
両側にある)し、これにてフィルムを挟み引っ張り蛇行
修正したりしている(クロスガイダー方式)。これらの
装置の蛇行修正の原理は、フィルムがコンバーテックラ
イン走行中に、例えば左にいこうとする時は前者の方式
ではロールをフィルムが右にいくように傾ける方法をと
り、後者の方法では右側の1組のピンチロールがニップ
されて、右に引っ張るというものである。
【0005】一方、かかる偏光板や位相差板を用いた液
晶表示装置の進歩はここ数年来激しく、以前は小型のウ
ォッチ等のTNタイプ液晶表示装置だけであったが最近
ではノート型パソコン、カーナビゲーションに代表され
るSTNタイプ液晶表示装置、TFTタイプ液晶表示装
置が発明され実使用されだした。特にTFTタイプ液晶
表示装置の進歩は著しくCRT表示装置なみの大型表示
と表示品位が可能となってきた。
【0006】それにともない、液晶表示装置内のガラス
セル、液晶物質、偏光板、位相差板等の各部品の各種性
能向上と同時にそれらのなかの欠陥も益々小さくかつ数
が少ないことが要求されるようになってきた。偏光板に
おいても、8セグメント白黒表示だけであったものがノ
ート型パソコンやカーナビゲーションに実装され、より
詳細・精密なカラー動画表示に至って、光学性能、耐久
性能、視認性、外観品質、大型面積化、光学性能むら減
少等さまざまな性能の向上が要求されるようになってき
た。偏光板製造現場においても、かつての小型のウォッ
チ等のTNタイプ用偏光板製造の時は欠陥において、サ
イズも100〜700μmで、個数も5〜35個/m2
であったものが現在のTFTタイプ偏光板製造の時は欠
陥がない(つまりは0個/m2である)ことを要求さ
れ、現実には60〜100μmで1個/m2以下の0.
05個/m2が要求されている時代になってきており、
急加速的に製造法の革新が要求されつづけてきた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる状況下におい
て、これに使用する基材のセルロース系フィルムに欠陥
があっても偏光板としての欠陥をまぬがれないため、セ
ルロース系フィルムの各種処理での欠陥の発生も許され
る状況でなくなった。特に、セルロース系フィルムはコ
ンバーテックラインを走行する時にスリキズ欠陥(セル
ロース系フィルムがコンバーテツクラインを走行する際
に10〜1000μmの太さで発生する擦れた傷)やク
ニック欠陥(セルロース系フィルム及びその積層体に発
生する欠陥で、微細で局部的な凹凸状の折れ・座屈欠陥
であり、大きさは60〜1500μmあり、ピラミッ
ド、バンド痕とも言われている)が発生しやすく、フィ
ルムライン上では、ますます低張力である必要があり、
上記蛇行修正装置では蛇行修正の精度は優れるものの、
制御用のガイドロール、フラットエキスパンダーロー
ル、ピンチロールが必要で、かかるロールによりセルロ
ース系フィルムの表面にキズが発生したり、制御操作に
よる捩りシワが発生することは歪めず、更には低張力化
の対応が不可能であり(スリキズ欠陥やクニック欠陥を
なくそうとして低張力にすると蛇行を引き起こし、張力
を上げると蛇行は修正できるが、スリキズ欠陥やクニッ
ク欠陥が発生して、板挟みとなる。)、更なる改良が望
まれるところである。
【0008】即ち、本発明は上記背景に鑑みてTFTタ
イプ液晶表示装置用の偏光板及び位相差板(まとめて称
する時は光学積層体と称する。)用途のセルロース系フ
ィルムを各種処理する際のコンバーテック走行時に、ス
リキズ欠陥やクニック欠陥を発生させないセルロース系
フィルムのコンバーテックライン走行時の蛇行防止法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】しかるに、本発明者はか
かる課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、セルロー
ス系フィルム(1)の走行ラインの(両)幅端(1′)
に、凹部(2)をその側面に有する回転可能な円筒状コ
ロ(3)を使用するセルロース系フィルムのコンバーテ
ックライン走行時の蛇行防止法である時に、特に本発明
の効果を顕著にできることを見いだし本発明を完成する
に到った。尚、本発明においては上記円筒状コロ(3)
をコンバーテックラインの両幅端に設けるのが一般的
で、この場合について以下に説明するが、一方向への蛇
行がニップロール等の何らかの方法でコントロールする
ことが可能であれば、円筒状コロ(3)の設置は片側の
幅端のみの設置でもよく、特には限定されない。
【0010】また、本発明ではPVAフィルムへヨウ素
化合物の吸着配向により偏光性能が付与されたフィルム
を「偏光フィルム」と称し、該「偏光フィルム」の両面
(又は片面)に保護フィルムのセルロース系フィルムを
設けた時「偏光板」と称して区別している。又、PVA
フィルムを延伸して位相差性能を付与されたフィルムを
「位相差フィルム」と称し、該「位相差フィルム」の両
面(又は片面)に保護フィルムのセルロース系フィルム
フィルムを設けた時「位相差板」と称して区別している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。本発明で使用されるセルロース系フィルムにつ
いて述べる。本発明のセルロース系フィルムはセルロー
スエステルを原料とするもので、かかるセルロースエス
テルとしてはセルロースと酸のエステルであれば特に限
定されないが、好ましくはセルロースと脂肪酸のエステ
ルで、セルローストリアセテート、セルロースジアセテ
ート、セルローストリプロピオネート、セルロースジプ
ロピオネート等が使用される。かかるセルロース系フィ
ルムの原料の光学積層体用途のものとしては、低複屈折
の面と高透過率の面よりセルローストリアセテート(三
酢酸セルロース)が好適であり実用化されている。該三
酢酸セルロースフィルム(TACフィルム)の市販品と
しては具体的に富士写真フィルム社製「UV−50」、
「SH−50」、「UV−80」、「SH−80」、
「TD−80U」や、コニカ社製の「三酢酸セルロース
80μmシリーズ」、ロンザジャパン社製「三酢酸セル
ロース80μmシリーズ」等を挙げることができ、該セ
ルロース系フィルムの厚みは特には限定されないが20
〜150μmが好ましく、更には50〜85μmの時、
本発明の効果が得られ好ましい。
【0012】本発明は上記セルロース系フィルムを後述
する各種処理において、走行させるいわゆるコンバーテ
ックライン走行時に有用なセルロース系フィルムの蛇行
防止法でセルロース系フィルムのコンバーテックライン
の(両)幅端(1′)に、凹部(2)をその側面に有す
る回転可能な円筒状コロ(3)を設けたことを特徴とす
るもので、コンバーテックラインの幅方向の(両)端
(1′)より0.5〜7.5cmの位置で、コンバーテ
ックラインに対して適宜配置すれば良く、かかる円筒状
コロ(3)の配置方法については、1個をコンバーテッ
クラインの右側に置くと次の1個は左側というように交
互に配置する方法や2個(〜n個)を右側に置くと次の
2個(〜n個)は左側というように交互に配置する方
法、又コンバーテックラインの左右のランダムな設置場
所にランダムな個数を配置する方法やコンバーテックラ
インの左右対称に配置する方法等があり、特には限定し
ないが左右対称に配置することが好ましく、更にはかか
る円筒状コロ(3)の左右1対を走行ライン方向に対し
て、0.5〜15m間隔(更に好ましくは1〜5m間
隔)に配置することで最大の効果を生じる。かかるコロ
の設置は、液中、空中、各種気体中、真空中でもよく、
とくには限定されず、どの環境においてもその効果はか
わらない。
【0013】かかる回転可能な円筒状コロ(3)の外側
表面形状はその側面に凹部(2)を有するもので、かか
る凹部(2)としては、特には限定しないが図3のごと
き矩形タイプ(H型をした形状)のものや、図4、5の
如き直線状タイプ(円錐の形状や円錐と円筒の組み合わ
せた形状)のものでもよいが、図6の如き曲線状のもの
がよく、かかる曲線部分の曲率半径が0.5〜10cm
であることが好ましい。0.5cm未満の時は耳端がカ
ールした時に耳外れをおこし、10cmを越える時も耳
端がカールした時に耳外れをおこし不都合である。尚、
この曲率曲面のどの部分で蛇行修正してもよく、特には
限定しないが凹部分の中央部がフィルム耳端、或いはフ
ィルム耳端の延長上になるようにが配置されることが好
ましい。
【0014】かかる回転可能な円筒状コロ(3)は、金
属製等の軸に隙間、ブッシュカラー、ベアリング等を介
して設置されることが好ましく、更には隙間による設置
が好ましい。又、かかるコロ自体に駆動装置が設置して
あってもよく、特には限定しないが駆動せずに供回り
(フリー回転)の状態でセルロース系フィルムが接した
場合にその走行をさまたげることなくセルロース系フィ
ルムの走行方向と同一方向に回転することが耳端にクニ
ック欠陥を防止する点においては好ましい。
【0015】かかるコロの大きさは、セルロース系フィ
ルムの厚みや幅により一概にはいえないが、回転イナー
シャーの面より、高さが2〜8cmで直径がセルロース
系フィルム幅の1/134〜13/134が好ましく、
更には高さが2〜4cmで、直径が1/134〜5/1
34cmが好ましい。かかるコロの素材としては、表面
が易滑性の材料であれば特には限定しないが、防錆材料
で構成されるのが好ましく、例えば、ステンレス鋼やテ
フロン樹脂が好ましく、かかる素材を使用して、SUS
304やSUS316等のステンレス鋼製やアセタール
樹脂、デルリン樹脂等のエンジニアプラスチック製の軸
に0.1〜1.0mmの隙間を介し、かかる曲率曲面の
テフロン製の円筒を設置したものが特に好ましい。
【0016】本発明の円筒状コロ(3)が設置されたコ
ンバーテックラインに、セルロース系フィルムを保持/
搬送/走行する方法としては、空気、各種気体、各種液
体等の流れで保持/搬送/走行する方法、ロールで保持
/搬送/走行する方法、静電気反発で保持/搬送/走行
する方法等があり、特には限定されず、かかるセルロー
ス系フィルムの走行時のライン張力も、特には限定され
ないが0.05〜10kg/1m幅が好ましく、更には
0.05〜4.5kg/1m幅が好ましい。0.05k
g/1m幅未満の時は蛇行修正の限度を越え、10kg
/1m幅を越える時はスリキズ欠陥やクニック欠陥が増
加する傾向にあり不都合である。かかるライン張力のコ
ントロールの方法も、上記流れの圧力や速度でコントロ
ールする方法、ロールでコントロールする方法、静電気
の反発力でコントロールする方法等があり、特には限定
しないがロールでコントロールする方法が好ましく、通
常、かかるコンバーテックラインには回転可能なガイド
ロール、ニップロール、駆動ロール等の各種ロールが配
備され、セルロース系フィルムの走行時のライン張力は
駆動ニップロールによりコントロールされている。
【0017】また、ここで使用するガイドロール、ニッ
プロールとしては、セルロース系フィルムに傷を付与し
ない表面粗度であるロールであれば特には限定されず、
かかるロールの構造も特には限定されないが上記の理由
により、ロール表面に多数の小径の穴があり、この穴よ
り圧縮した薬液や空気が噴流として出ることで、ロール
に非接触で保持/搬送/走行できるロールや(空気のも
のはエアーキャンロールとかフリクションレスエアーロ
ールと言う)、ロール面の両方の端面にベアリングがあ
り、両方の軸にもベアリングがあり、2重に回転部分の
あるテンデンシーロールが好ましいが、特にはエアーキ
ャンロールが好ましい。かかるテンデンシーロールの軸
には、ロール駆動用の駆動装置が付帯していても、いな
くてもその効果はかわらないが、更に好ましくは、回転
バランスが2〜25g(ロールの外径部分にバネばかり
で回転をはじめる力で測定)の回転良好な軸に駆動なし
のフリー回転ロールが好適である。
【0018】尚、通常、コンバーテックラインのスター
ト工程である巻出工程、エンド工程である巻取工程、裁
断工程には巻出機、巻取機、裁断機の装置全体をリニア
ーガイドの上にのせ、フィルム耳端を検知し、これらの
装置を動かしながらフィルム位置を一定として巻き出し
たり、巻き取ったり、裁断したりするLPC(リニアー
ガイドエッジポジションコントローラー)が使用されて
いるが、セルロース系フィルムのコンバーテックライン
においてはLPCにかえて、かかる回転可能な円筒状コ
ロ(3)を巻出機の後、巻取機、裁断機の前に設置する
とその機能が十分に発揮できる。
【0019】また、上記の如く本発明の構成は、セルロ
ース系フィルム(1)の走行ラインの両幅端(1′)に
凹部(2)をその側面に有する回転可能な円筒状コロ
(3)を使用するというものであるが、耳端検知無しで
円筒状コロ(3)をフィルム両端に固定しながら蛇行防
止するタイプ(円筒状コロ(3)はコンバーテックライ
ンに対して完全固定タイプ)のものであっても、耳端検
知しながら、円筒状コロ(3)がその幅間隔を維持しな
がらフィルム両端と共に動きながら蛇行防止するタイプ
のもの(両端の円筒状コロ(3)を角棒に固定してそれ
を動かすタイプ)であってもよく、特には限定せずその
効果は変わらないが、完全に固定しながら蛇行防止する
タイプのほうがタテシワ発生の頻度の面で好ましく実用
的である。
【0020】かかる本発明の蛇行防止法が利用できる工
程としては、セルロース系フィルムの製膜後の各種の加
工処理及び搬送のコンバーテックラインであれば特には
限定されず、例えば、ケン化処理、コロナ処理、中和処
理、温水処理、水洗処理、乾燥処理、サンドブラスト加
工処理、エンボス付加処理、スリット処理、超音波クリ
ーニング処理、片面ハードコート樹脂塗工処理、片面低
反射樹脂塗工処理、片面低反射物質蒸着処理、片面IT
O膜形成処理、ラミネート処理等を挙げることができ、
コンバーテックライン中のこれらの処理の組み合わせや
順番、回数はどのようであってもよく、特には限定され
ずその効果はかわらない。
【0021】上記各処理に対する説明をする。ケン化処
理とは、0.3〜10規定の酸やアルカリの水溶液にて
20〜60℃の範囲でおこなわれ、工業的にはかかる液
を溜めた浴槽に浸漬することでおこなわれる。水洗処理
とは、セルロース系フィルムに付いたホコリ異物を除去
したり、ケン化処理や中和処理で使用された酸やアルカ
リを除去する目的で5〜35℃の大量の水でおこなわ
れ、工業的には拡散噴霧シャワーが利用される。中和処
理とは、ケン化処理時の酸やアルカリを中和する目的
で、ケン化処理時に酸を使用した時はアルカリ水溶液が
使用され、アルカリの時は酸水溶液が使用される。又工
業的には、0.01〜0.5規定の酸やアルカリの水溶
液を溜めた浴槽に浸漬することでおこなわれる。温水処
理とは、セルロース系フィルムに発生したクニック欠陥
をなくすための処理で45〜75℃の温水槽に漬け込む
ことで、クニック欠陥部分の残留応力をなくし、平滑と
する処理であり、すべてのクニック欠陥に対しては有効
でないが大きさの小さいものに対しては有効である。乾
燥処理とは、これらの液処理の後に残留液滴を除去する
ものとセルロース系フィルムにヒートショックをあらか
じめ与えるものとがあり、工業的には、通常はフィルム
を挟むエアーノズルよりエアーバランスによってフィル
ムを空中に浮かせたフローティングドライヤーが好適で
使用される。
【0022】サンドブラスト加工処理とは、エメリーペ
ーパーを巻いたロールによりセルロース系フィルムの片
面に防眩処理をするものであり(裏面にスリキズ発生し
ては欠陥となる)、エンボス付加処理とは、セルロース
系フィルムに巻締まり防止のために耳端にナーリングエ
ンボスを付加する処理であり、金属彫刻ロールと堅い樹
脂ロールによって加圧することで付与される。スリット
処理とは、フイルム幅を調整する処理のことで、シェア
ーカッター、スコアカッター、セラミックカッター、超
音波ウェルダー、ジェット水流を利用して切断されて調
整される。コロナ処理とは、5〜500kVの高電圧不
平等電界を利用したコロナ放電をフィルムにあてる処理
である。工業的には、金属の針先やワイヤーに高周波の
高電圧をかけたりすることで発生させフィルムにあてて
処理する。超音波クリーニング処理とは、超音波により
フィルム表面を振動させ異物を空中にたたきだし吸引装
置により異物を除去する装置を用いて表面付着異物を除
去する処理のことを言う。
【0023】片面ハードコート樹脂塗工処理とは、紫外
線硬化型メタクリレート樹脂をセルロース系フィルムの
片面に塗工して、厚み1〜10μmのクリアーハードコ
ート層やアンチグレアーハードコート層を形成するもの
であり、片面低反射樹脂塗工処理とは屈折率の低い物
質、例えば有機フッ素化合物をセルロース系フィルムの
片面に厚み0.01〜2μm塗工して防眩処理を施すも
のであり、片面低反射物質蒸着処理とは、高真空中にて
セルロース系フィルムの片面にSiO2、TiO2等の物
質を蒸着する処理により防眩処理を施すものであり、片
面ITO膜形成処理とは、蒸着又は塗工によりセルロー
ス系フィルムの片面にITO膜の形成をするもので、帯
電防止や通電機能を持たせるための処理である。
【0024】本発明の蛇行防止法は上記の如き各処理工
程及びその組み合わせ工程で利用することができ、特に
上記処理を利用する偏光板及び位相差板の製造工程に大
変有用であり、かかる製造におけるセルロース系フィル
ムの加工処理はおおむね、巻出、水洗処理、ケン化処
理、水洗処理、中和処理、水洗処理、乾燥処理、コロナ
処理、超音波クリーニング処理、巻取の順番に行われる
一連の表面改善に伴う各種処理、巻出機より巻出して、
片面ハードコート樹脂塗工処理、片面低反射樹脂塗工処
理、片面低反射物質蒸着処理、片面ITO膜形成処理等
よりいずれかの処理をおこない巻取機で巻く高機能付与
のための各種処理とその後の処理にて、巻出、温水処
理、乾燥処理、コロナ処理、超音波クリーニング処理、
接着剤塗工処理、偏光フィルム及び位相差フィルム等の
ポリビニルアルコール系フィルムとのラミネート処理と
続くのであるが、かかる各処理の工程はもちろん各処理
の工程間(各処理を繋ぐ保持/搬送/走行/駆動部)の
コンバーテックラインにおいても本発明の蛇行防止法を
利用することができるのである。
【0025】かかる本発明の蛇行防止法により各種処理
されたセルロース系フィルムは、ポリビニルアルコール
系フィルムとラミネートされて、偏光板や位相差板等の
光学積層体として実用に供される。かかる蛇行防止法は
透過率と耐久性の面でTFTタイプ液晶表示装置に適合
する改善を行っていないタイプのセルロース系フィルム
(TACフィルム)ばかりでなく、改善タイプのセルロ
ース系フィルム(TACフィルム)に対して有用であ
り、更にそれらのタイプのセルロース系フィルム(TA
Cフィルム)の表面に上記高機能性付与層を設けたセル
ロース系フィルム(TACフィルム)に対しても有用で
ある。更にその表面に防汚処理層、汚染除去容易層等の
汚れ対策機能を付与したり、表面に各種文字、模様の印
刷やシール等を貼ったり、各種形状の穴加工したりする
コンバーテックラインに対しても非常に有用であるばか
りでなく、本発明の構成とは異なるがセルロース系フィ
ルムを表裏に持つ積層体、具体的には偏光板や位相差板
等を各種加工するための保持/搬送/走行/駆動するコ
ンバーテックラインに対しても有効である。
【0026】また、本発明の構成はラインの両側に円筒
状コロ(3)を配置して蛇行防止するのが一般的であ
り、その効果が発揮できるが、ラインの片側だけにかか
る円筒状コロ(3)を配置して蛇行防止を行う際にも有
効であり、例えば、ラインのニップロールの左右のニッ
プ圧力と組み合わせて使用することも可能である。かく
して、かかるセルロース系フィルム(TACフィルム)
を使用して蛇行がなくクニック欠陥とスリキズ欠陥がな
い偏光板や位相差板が得られ、ワープロ、テレビジョ
ン、パソコン、カーナビゲーション等の用途のTFTタ
イプ液晶表示装置に好適である。
【0027】以上、偏光板や位相差板等の光学積層体用
のセルロース系フィルムの各種処理の蛇行防止法につい
て説明したが、本発明はこれらの光学積層体用途に限定
されるものでなく、他のセルロース系フィルムの用途、
つまりはフイルムコンデンサー、マンガのセル画面用プ
レート、防曇用フィルム、防眩フィルム、スリガラス用
途フィルム、着色フィルム、濾過膜等の製造ラインにも
有用である。
【0028】
【実施例】次に実施例を挙げて更に詳しく説明する。 実施例1 厚み80μm、幅1340mm、長さ2600m、重さ
360kgの三酢酸セルロースフィルムの巻物を以下の
要領(A)〜(C)でコンバーテックラインを走行させ
た。
【0029】(A)回転可能な円筒状コロの形状と設置
方法 回転可能な円筒状コロは、SUS316製の外径10.
0mm、長さ65mm(そのうちネジ部は長さ20m
m、ネジはM10、非ネジ部の加工粗さは0.5S)の
軸の外側に、円筒状のテフロン製のコロが装着されてお
り、かかるコロの内径は10.3mm(内面の加工粗さ
は2.0S)、軸との間に隙間が0.3mm、回転可能
(回転フリー)で、コロの高さは40mm、コロの上面
と下面の外径は70mm、凹部が20mmの曲率で切削
加工されたものを用いた。かかるコロの設置は、SUS
316製角材(40mm×40mm×1400mm)を
使用して、フィルムのセンターラインに対してセンター
割り振りでセンターラインから685mmの両側の位置
で、両側のコロの設置箇所がセンターラインに対して直
角になるようにコンバーテックラインに設置した。尚、
かかるコロの保持方法は、SUS316製の軸の下面
(非ネジ側)をかかるSUS316製角材と溶接し(軸
間1360mmで角材と軸は垂直に溶接)、軸にコロを
装着した後、各コロをSUS316製のM10ナットで
ダブルナットにて固定し、更にSUS316製角材をコ
ンバーテックラインに溶接で固定した。
【0030】(B)加工処理方法及び加工処理ライン 巻出→15℃、200秒の浸漬の水洗処理→45
℃、0.75規定のカセイソーダと0.25規定のカセ
イカリとの混合水溶液、200秒のアルカリによるケン
化処理→15℃、200秒、10ton/時の噴出シ
ャワーによる水洗処理→0.02規定の硝酸と0.0
2規定のクエン酸の混合溶液による中和処理→15
℃、200秒、15ton/時の噴出シャワーによる水
洗処理→55℃、200秒の浸漬の温水処理→45
℃、100秒の乾燥処理→85℃、100秒の乾燥処
理→10超音波クリーニング処理→11巻き取りの加工ライ
ンとし、各処理と処理のつなぎは空中にて100〜20
0秒で移行するようにした。
【0031】(C)コンバーテックライン走行方法 上記加工処理のラインにおいて、巻出の後、との
処理の間、と10の処理の間には駆動付きのニップロー
ルがあり、これによりフィルムを走行させながらフィル
ム張力を付与した。また随所にエアーキャンロールによ
るガイドロールがあり保持/搬送/走行を補助し、各処
理の前のフィルムラインの左右に回転可能な円筒状コロ
を設けた(巻出の前は除く10箇所に設置)。またと
の乾燥処理においてはフローティング方式のものを用
いた。更に、三酢酸セルロースフィルムは、幅方向は巻
出位置にてセンターラインに対して左右対称に設置し、
長手方向はセンターラインと平行に設置し、かかる加工
処理の処理速度は7m/分で、張力は平均0.5kg/
1m幅とした。
【0032】かかるコンバーテックライン走行後の三酢
酸セルロースフィルムを幅方向全長、長手方向長100
0mmに切り取り評価用のサンプルを得て以下の評価を
おこなった。 ・(スリキズ欠陥)サンプルの耳端より20mmを除い
た面積部分のスリキズ欠陥を目視検査にて場所を確認
後、顕微鏡にて大きさを確認しながら個数を数えた。 ・(クニック欠陥)サンプルの耳端より20mmを除い
た面積部分のクニック欠陥を目視検査にて場所を確認
後、顕微鏡にて大きさを確認しながら個数を数えた。ス
リキズ欠陥については、スリキズがないか、スリキズが
あっても10μm未満の太さの時を○、スリキズの太さ
が10μm以上のものを×とし、クニック欠陥について
は、60μm以上の大きさのものが0.05個/m2
下を○、0.05個/m2を越えるものを×とし評価し
た。
【0033】実施例2 実施例1で使用した回転可能な円筒状コロの凹部形状を
曲面タイプから図4の如き形状タイプ(a、bの長さと
も25mm)の円筒状コロにかえた以外は実施例1と同
様にしてライン走行を行い、実施例1と同様に評価し
た。
【0034】実施例3 実施例1で使用した(B)加工処理方法及び加工処理ラ
インを巻出→55℃、200秒の浸漬の温水処理→
11巻き取りの加工ラインとし、(C)コンバーテックラ
イン走行方法を巻出の後のみに駆動付きのニップロー
ルがあるとした以外は実施例1と同様にしてライン走行
を行い、実施例1と同様に評価した。
【0035】比較例1 実施例1の各箇所の蛇行防止用の回転可能な円筒状コロ
にかえて、外径100mm、面長1540mmのロール
2本組のEPC装置を使用した以外は実施例1と同様に
してライン走行を行い、実施例1と同様に評価した。
【0036】実施例と比較例のスリキズ欠陥とクニック
欠陥の評価結果を表1に示した。
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明は、セルロース系フィルム(1)
の走行ラインの(両)幅端(1′)に、凹部(2)をそ
の側面に有する回転可能な円筒状コロ(3)を使用する
ことを特徴とするセルロース系フィルムのコンバーテッ
クライン走行時の蛇行防止法であるため、セルロース系
フィルムの各種加工処理の時に、セルロース系フィルム
の表面に直接コロが接することがなく、蛇行防止ができ
るため、スリキズ欠陥とクニック欠陥がなく、外観性能
良好なセルロース系フィルムが得られ、偏光板や位相差
板等の光学積層体の用途に使用され、スリキズ欠陥とク
ニック欠陥がなく、外観性能良好な偏光板や位相差板を
得るのに大変有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】セルロース系フィルムのコンバーテックライン
走行時の蛇行防止法の全体鳥瞰図。
【図2】セルロース系フィルムのコンバーテックライン
走行時の蛇行防止法の断面図。
【図3】矩形タイプ(H型をした形状)の回転可能な円
筒状コロ(3)。
【図4】直線状タイプ(円錐を組み合わせた形状)の回
転可能な円筒状コロ(3)。
【図5】直線状タイプ(円錐円筒を組み合わせた形状)
の回転可能な円筒状コロ(3)。
【図6】曲線状タイプの回転可能な円筒状コロ(3)。
【符号の説明】
1・・・セルロース系フィルム 1′・・(両)幅端 2・・・凹部 3・・・回転可能な円筒状コロ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース系フィルム(1)の走行ライ
    ンの(両)幅端(1′)に、凹部(2)をその側面に有
    する回転可能な円筒状コロ(3)を設けることを特徴と
    するセルロース系フィルムのコンバーテックライン走行
    時の蛇行防止法。
  2. 【請求項2】 回転可能な円筒状コロ(3)の凹部
    (2)の曲率半径が0.5〜10cmであることを特徴
    とする請求項1記載のセルロース系フィルムのコンバー
    テックライン走行時の蛇行防止法。
  3. 【請求項3】 セルロース系フィルムの走行ライン走行
    時の張力が、0.05〜10kg/1m幅であることを
    特徴とする請求項1または2記載のセルロース系フィル
    ムのコンバーテックライン走行時の蛇行防止法。
  4. 【請求項4】 セルロース系フィルムの走行ライン走行
    時にエアーキャンロールを使用することを特徴とする請
    求項1〜3いずれか記載のセルロース系フィルムのコン
    バーテックライン走行時の蛇行防止法。
  5. 【請求項5】 セルロース系フィルムが三酢酸セルロー
    スフィルムであることを特徴とする請求項1〜4いずれ
    か記載のセルロース系フィルムのコンバーテックライン
    走行時の蛇行防止法。
  6. 【請求項6】 セルロース系フィルムの走行ラインがセ
    ルロース系フィルムにケン化処理、中和処理、水洗処
    理、温水処理、乾燥処理、サンドブラスト加工処理、エ
    ンボス付与処理、スリッター処理、コロナ処理、超音波
    クリーニング処理、片面ハードコート樹脂塗工処理、片
    面低反射樹脂塗工処理、片面低反射物質蒸着処理、片面
    ITO膜形成処理、ラミネート処理のいずれかの加工処
    理を施すコンバーテックラインであることを特徴とする
    請求項1〜5いずれか記載のセルロース系フィルムのコ
    ンバーテックライン走行時の蛇行防止法。
JP33277996A 1996-11-27 1996-11-27 セルロース系フィルムのコンバーテックライン走行時 の蛇行防止法 Pending JPH10157898A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010156902A (ja) * 2009-01-05 2010-07-15 Fuji Xerox Co Ltd ベルト装置及び画像形成装置
CN102225660A (zh) * 2011-04-15 2011-10-26 王兆进 一种带有凹槽挡轮的印花机导带自动纠偏装置
JP2012095807A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Unicharm Corp 吸収性物品に係る連続シートの複合体の折り畳み装置、及び折り畳み方法
CN110546093A (zh) * 2017-04-28 2019-12-06 3M创新有限公司 被动的边缘引导方法和装置

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