JPH10157827A - 楕円振動装置 - Google Patents

楕円振動装置

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JPH10157827A
JPH10157827A JP33275196A JP33275196A JPH10157827A JP H10157827 A JPH10157827 A JP H10157827A JP 33275196 A JP33275196 A JP 33275196A JP 33275196 A JP33275196 A JP 33275196A JP H10157827 A JPH10157827 A JP H10157827A
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JP
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vibration
controller
output
elliptical
displacement
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Application number
JP33275196A
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English (en)
Inventor
Kazumichi Kato
一路 加藤
Kyoji Murakishi
恭次 村岸
Hitoshi Yasuda
均 安田
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 騒音を少なくして所定振巾の楕円振動を得る
こと。 【解決手段】 第1、第2振動系に自励振動させ、第1
振動系に共振振動させるようにした楕円振動装置におい
て、各第1、第2コントローラ39、34と各第1、第
2電力増巾器40、35との間に第1、第2可変ゲイン
Kを設け、各可変ゲインKのゲインを各第1、第2方向
における振巾偏差に基づく第1、第2振巾コントローラ
50、51の出力に応じて可変とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば振動により
部品を供給する楕円振動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6において、楕円振動パーツフィーダ
は全体として1で示され、公知のボウル2を備えてい
る。ボウル2の内周面にはスパイラル状のトラックが形
成され、この下流側の適所にワイパーが設けられてい
る。このワイパーはすでに周知であるので図を省略する
が、平板を折り曲げてなり、その下端とトラックの移送
面との距離は整送すべき部品m(平板状とする)の厚さ
よりは大きいが、この倍よりは小さい。トラックの排出
端には姿勢保持手段が設けられ、ここを通って所望の姿
勢の部品(例えば長辺を移送方向に向けた部品m)が図
示しない直線式振動フィーダに供給される。
【0003】ボウル2は図7に明示される十字状の上側
可動フレーム7に固定されており、この上側の可動フレ
ーム7に図8に明示されるやはり十字状の下側可動フレ
ーム8に直立した4組の重ね板ばね9により結合されて
いる。すなわち、上側可動フレーム7の4つの端部7a
に重ね板ばね9の上端部がボルトにより固定され、下側
可動フレーム8の4つの端部8aに重ね板ばね9の下端
がボルトにより固定されている。端部7a、8aは上下
方向に整列している。
【0004】固定フレーム10の中央には、上側可動フ
レーム7の中央部に対向して垂直駆動電磁石11が固定
され、この垂直駆動電磁石11に対向して上側可動フレ
ーム7の下面には垂直可動コア13が固定されている。
また固定フレーム10の相対向する側壁部には垂直駆動
電磁石11を挟んで対照的に一対の水平駆動電磁石14
a、14bが固定され、これら電磁石14a、14bに
はそれぞれコイル15a、15bが巻装されている。上
側可動フレーム7の下面には水平駆動電磁石14a、1
4bに対向して水平可動コア16a、16bが固定され
ている。
【0005】固定フレーム10にはこれと一体的に4個
の脚部17が形成され、これら脚部17が防振ゴム18
を介して基台上に支持されている。脚部17には横方向
に延在するばね取付部17aが一体的に形成され、これ
らばね取付部17aに図8に示されるように垂直駆動用
の重ね板ばね19が両端部で4組、ボルトにより固定さ
れている。重ね板ばね19は図6に示されるようにスペ
ーサ20を介して重ねられ、これらの中央部分が下側可
動フレーム8にボルトにより固定されている。
【0006】以上の構成において、水平駆動電磁石14
a、14bは、水平方向の加振力を発生させる第1の振
動駆動子であり、またこれによって駆動される第1の振
動系はボウル2、板ばね9、可動コア16a、16bな
どからなり、また電磁石11は垂直方向の加振力を発生
させる第2の振動駆動子であり、ボウル2、板ばね1
9、可動コア13などにより第2の振動系が構成され
る。
【0007】一般に、水平方向の第1振動系の共振周波
数と同じかほぼ等しい周波数の駆動電流がそれぞれ電磁
石14a、14b、11に供給されるのであるが、これ
によりボウル2は、水平方向には共振状態またはこれに
近い状態の周波数f0 で振動し、また垂直方向には通
常、数パーセント共振周波数をより高くしており、よっ
て図9で示すように水平方向には振動工学上明らかに、
力と変位との位相差が90度遅れで振動し、また垂直方
向にはこれとは異なる位相差で振動し、これら位相差に
より楕円振動を行なうのであるが、この位相差は理論的
に60度付近で最適条件、すなわちボウル2内のトラッ
ク上の部品mを最大の搬送速度で搬送できることが判明
してので、従って水平方向の加振力と垂直方向の加振力
との位相差が90度と設定されている。すなわち、図9
から明らかなように垂直方向の共振周波数はf1 である
ことにより、150度の位相遅れで振動する。
【0008】然るに振動工学上明らかなように、共振周
波数で振動系を駆動した場合には、電源のわずかな変動
やボウル2内の部品の負荷のわずかな変化により共振周
波数が変動する。これにより、部品を貯蔵していない空
の状態で、水平方向の共振周波数がf0 であって力と変
位との位相差が90度であっても、このような変動によ
り大きく位相差が変わり、よって、強制振動で駆動され
ている垂直方向においては位相差がそれほど変動せずと
も、水平方向において大きく変動するために、結局これ
らの位相差は60度とは異なったものとなる。これによ
り、ボウルに対する最適振動条件が得られなくなる。
【0009】本出願人は上述の問題に鑑みて先に、電源
に多少の変動があったり、ボウル内の部品の負荷が変わ
っても、水平方向及び垂直方向の位相差角を最適な値に
保持し得る楕円振動装置を提供することを目的として、
少なくとも第1移相器、第1ハイゲインアンプ、第1飽
和要素を有する第1制御器と、該第1制御器の出力を電
力増巾する第1電力増巾器と、該第1電力増巾器の出力
を受け第1方向の加振力を発生させる第1振動駆動子
と、該第1振動駆動子の前記第1方向の加振力を受ける
楕円振動機の第1振動系と、該楕円振動機の可動部の前
記第1方向の振動変位を検出する第1振動変位検出手段
と、少なくとも第2移相器、第2ハイゲインアンプ、第
2飽和要素を有し、前記第1振動変位検出手段の出力を
受ける第2制御器と、該第2制御器の出力を電力増巾す
る第2電力増巾器と、該第2電力増巾器の出力を受け前
記第1方向とは垂直な第2方向の加振力を発生させる第
2振動駆動子と、該第2振動駆動子の前記第2方向の加
振力を受ける前記楕円振動機の第2振動系と、該楕円振
動機の可動部の前記第2方向の振動変位を検出する第2
振動変位検出手段とから成り、該第2振動変位検出手段
の出力を前記第1制御器に負帰還する閉ループを形成
し、前記第1振動系の共振周波数で前記第2振動変位検
出手段と前記第1制御器との間を開とした場合のこれら
の間の位相差が180度となり、前記第1振動系の変位
と前記第2振動系の変位との位相差は、前記可動部の最
適振動条件を達成するべき角度になるように前記第1、
第2移相器の移相角度を決定し、前記第1、第2振動系
に自励振動させ、前記第1振動系に共振振動させるよう
にしたことを特徴とする楕円振動装置、及び、少なくと
も第1移相器、第1ハイゲインアンプ、第1飽和要素を
有する第1制御器と、該第1制御器の出力を電力増巾す
る第1電力増巾器と、該第1電力増巾器の出力を受け第
1方向の加振力を発生させる第1振動駆動子と、該第1
振動駆動子の前記第1方向の加振力を受ける楕円振動機
の第1振動系と、該楕円振動機の可動部の前記第1方向
の振動変位を検出する振動変位検出手段と、少なくとも
第2移相器、第2ハイゲインアンプ、第2飽和要素を有
し、前記第1振動変位検出手段の出力を受ける第2制御
器と、該第2制御器の出力を電力増巾する第2電力増巾
器と、該第2電力増巾器の出力を受け前記第1方向とは
垂直な第2方向の加振力を発生させる第2振動駆動子
と、該第2振動駆動子の前記第2方向の加振力を受ける
前記楕円振動機の第2振動系から成り、前記振動変位検
出手段の出力を前記第1制御器に負帰還する閉ループを
形成し、前記第1振動系の共振周波数で前記振動変位検
出手段と前記第1制御器との間を開とした場合のこれら
の間の位相差が180度となり、前記振動変位検出手段
の出力と前記第2振動系の振動変位との位相差は、前記
可動部の最適振動条件を達成するべき角度になるように
前記第1、第2移相器の移相角度を決定し、前記第1振
動系に自励振動させ、前記第2振動系に強制振動させる
ようにしたことを特徴とする楕円振動装置を提案した
(特願平7−100467号)。
【0010】以上の第1の発明によれば、第1振動系は
共振振動を行ない、また第2振動系はこれに対して第2
移相器で設定した角度だけ位相を遅らせるか進めること
により、最適な楕円振動を得る位相角度差で振動する。
この第1振動系の第1方向における振動と、第2振動系
の第2方向における振動との合成が楕円振動であり、例
えば部品の搬送に使われる場合には、その部品の搬送速
度を最大とすることができ、また第1振動系は共振振動
を行なっているので、力と変位との位相差を正確にπ/
2に保持し、これに対して第2移相器の設定角度だけ位
相変位して第2振動系を振動させるので、常に安定な位
相差を持たせて第1振動系及び第2振動系を振動させる
ことができる。また以上の第2の発明によれば、第1振
動系は自励振動により共振振動を行ない、第2振動系は
強制振動を行なう。この共振振動と強制振動との位相差
は第2移相器の設定位相角差であるので、最適の楕円振
動を得ることができ、また第1振動系はその可動部の負
荷が変動したり電源が変動したとしても、常に共振振動
を行なって、力と変位との位相差をπ/2に維持し、よ
って最適な位相差を保持することができる。
【0011】上記の構成において、楕円振動の長軸及び
短軸の大きさを変えるためには、第1制御器及び第2制
御器における第1、第2飽和要素の飽和レベルを変えて
いる。この各飽和要素には各振巾コントローラの出力を
与えているのであるが、この各振巾コントローラ内にお
いては第1方向及び第2方向における振動変位検出器の
出力を比較器に供給しており、この他方の入力端子に供
給されている目標値との差をとって振巾偏差に応じて飽
和要素の出力レベルを変えて、電力増巾器に供給し、よ
って可動部の第1方向及び第2方向における振巾を一定
にしている。然るに、第1、第2飽和要素の出力はほゞ
矩形状の信号であるために高調波成分を多く含み、第
1、第2振動駆動子の加振力もそのまま高調波成分を含
むために楕円振動機を構成する部材、例えば垂直方向の
ばね、水平方向のばね、ボウル、捩り振動駆動部をカバ
ーする筒状のカバーなどの高調波に対する共鳴により騒
音を発し耳障りであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされ、騒音の少ない耳障りの悪くない楕円振動
装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、少なくと
も第1移相器及び第1ハイゲインアンプを有する第1制
御器と、該第1制御器の出力を電力増巾する第1電力増
巾器と、該第1電力増巾器の出力を受け第1方向の加振
力を発生させる第1振動駆動子と、該第1振動駆動子の
前記第1方向の加振力を受ける楕円振動機の第1振動系
と、該楕円振動機の可動部の前記第1方向の振動変位を
検出する第1振動変位検出手段と、該第1振動変位検出
手段の出力を受け前記第1方向の振動変位を第1の所定
値にするための第1振巾コントローラと、少なくとも第
2移相器及び第2ハイゲインアンプを有し、前記第1振
動変位検出手段の出力を受ける第2制御器と、該第2制
御器の出力を電力増巾する第2電力増巾器と、該第2電
力増巾器の出力を受け前記第1方向とは垂直な第2方向
の加振力を発生させる第2振動駆動子と、該第2振動駆
動子の前記第2方向の加振力を受ける前記楕円振動機の
第2振動系と、該楕円振動機の可動部の前記第2方向の
振動変位を検出する第2振動変位検出手段と、該第2振
動変位検出手段の出力を受け前記第2方向の振動変位を
第2の所定値にするための第2振巾コントローラととか
ら成り、前記第2振動変位検出手段の出力を前記第1制
御器に負帰還する閉ループを形成し、前記第1振動系の
共振周波数で前記第2振動変位検出手段と前記第1制御
器との間を開とした場合のこれらの間の位相差が180
度となり、前記第1振動系の変位と前記第2振動系の変
位との位相差は、前記可動部の最適振動条件を達成する
べき角度になるように前記第1、第2移相器の移相角度
を決定し、前記第1、第2振動系に自励振動させ、前記
第1振動系に共振振動させるようにした楕円振動装置に
おいて、各前記第1、第2制御器と各前記第1、第2電
力増巾器との間に第1、第2ゲイン設定器を設け、該各
ゲイン設定器のゲインを各前記第1、第2方向における
振巾装置に基づく前記第1、第2振巾コントローラの出
力に応じて可変としたことを特徴とする楕円振動装置、
によって達成される。又は、少なくとも第1移相器及び
第1ハイゲインアンプを有する第1制御器と、該第1制
御器の出力を電力増巾する第1電力増巾器と、該第1電
力増巾器の出力を受け第1方向の加振力を発生させる第
1振動駆動子と、該第1振動駆動子の前記第1方向の加
振力を受ける楕円振動機の第1振動系と、該楕円振動機
の可動部の前記第1方向の振動変位を検出する第1振動
変位検出手段と、該第1振動変位検出手段の出力を受け
前記第1方向の振動変位を第1の所定値にするための第
1振巾コントローラと、少なくとも第2移相器及び第2
ハイゲインアンプを有し、前記第1振動変位検出手段の
出力を受ける第2制御器と、該第2制御器の出力を電力
増巾する第2電力増巾器と、該第2電力増巾器の出力を
受け前記第1方向とは垂直な第2方向の加振力を発生さ
せる第2振動駆動子と、該第2振動駆動子の前記第2方
向の加振力を受ける前記楕円振動機の第2振動系と、該
楕円振動機の可動部の前記第2方向の振動変位を検出す
る第2振動変位検出手段と、該第2振動変位検出手段の
出力を受け前記第2方向の振動変位を第2の所定値にす
るための第2振巾コントローラとから成り、前記第1振
動変位検出手段の出力を前記第1制御器に負帰還する閉
ループを形成し、前記第1振動系の共振周波数で前記第
1振動変位検出手段と前記第1制御器との間を開とした
場合のこれらの間の位相差が180度となり、前記第1
振動変位検出手段の出力と前記第2振動系の振動変位と
の位相差は、前記可動部の最適振動条件を達成するべき
角度になるように前記第1、第2移相器の移相角度を決
定し、前記第1振動系に自励振動させ、前記第2振動系
に強制振動させるようにした楕円振動装置において、前
記第1、第2制御器と各前記第1、第2電力増巾器との
間に第1、第2ゲイン設定器を設け、該各ゲイン設定器
のゲインを各前記第1、第2方向における振巾装置に基
づく前記第1、第2振巾コントローラの出力に応じて可
変としたことを特徴とする楕円振動装置、によって達成
される。
【0014】以上の構成により、飽和要素を用いず、第
1、第2ハイゲインアンプの出力はほゞ正弦波形である
が、これを第1、第2電力増巾器に供給する前に振巾偏
差に応じてゲイン設定器でゲインを変えるようにしてい
るので正弦波形のまゝ電力増巾をすることができ、よっ
て第1、第2方向における振動成分は高調波成分を含ま
ず、従って高調波による騒音を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以上、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施の形態による楕
円振動装置を示すが、全体として31で示され、従来例
で述べたように水平方向の振動系、すなわち第1振動系
32の第1の方向、すなわち水平方向における振動が第
1振動検出器33で検出され、これが垂直方向用の第2
コントローラ34、本発明に係る第2可変ゲインコント
ローラ47、第2電力増巾器35、第2振動駆動子36
を介して垂直方向の第2振動系37に供給される。この
垂直方向の振動変位が、第2振動検出器38で検出さ
れ、これが水平方向用の第1コントローラ39に供給さ
れ、本発明に係わる第1可変ゲインコントローラ44、
更に第1電力増巾器40、第1振動駆動子41を介して
水平方向の振動系32に供給される。なお、第1振動検
出器33の出力はそのまま第2コントローラ34に供給
されるが、垂直方向の第2振動検出器38の出力は第1
コントローラ39に負帰還信号として供給される。
【0017】図2は、第1実施の形態を更に詳細に示す
ブロック図であるが、図1に対応する部分については同
一の符号を付す。
【0018】すなわち、本実施の形態における第1のコ
ントローラ39は、移相器42、ハイゲインアンプ43
からなっており、この出力が第1可変ゲインコントロー
ラ40を介して第1電力増巾器40に供給されて、第1
電力増巾出力は第1振動駆動子41である電磁石41に
供給される。電磁石41は電圧と力に位相差があり、1
/(s+a1 )なる遅れ要素を有する。これにより水平
方向の第1の振動系が加振されるのであるが、この特性
方程式は、m12 +c1 s+k1 =0である。ここで
1 はボウルの質量、c1 は粘性系数、k1 は水平方向
のばね定数である。この水平方向の振動変位は(第1)
水平振動変位検出器33で検出され、これが第2のコン
トローラ34に供給されるのであるが、これは第1のコ
ントローラ39と同様に、移相器45、ハイゲインアン
プ46からなっており、この出力は第2可変ゲインコン
トローラ47を介して第2電力増巾器35に供給され、
この増巾出力が垂直方向の電磁石36に供給される。こ
れも、1/(s+a2 )なる遅れ要素を有し、水平方向
の電磁石41と同様に、90度の位相遅れを生じる。こ
れにより垂直方向の振動系37が加振され、この振動変
位は(第2)垂直振動変位検出器38で検出され、これ
が第1のコントローラ39に負帰還される。
【0019】また、本実施の形態によれば、各機械振動
系32、37は一方が共振周波数で振動され他方は共振
点から外れて振動を行なわせるので、力と変位との位相
差が共振振動では90度遅れあり、共振点から外れて振
動を行なわせる垂直方向の振動系は位相差がほぼ零であ
る。
【0020】また、上述したように振動駆動子である電
磁石36、41の位相遅れは90度であり、本実施の形
態では第1の位相器42により位相αは60度進めら
れ、また第2の位相器45により位相差βは30度位相
が進められる。従って、第1の位相器42の入力側と水
平方向の振動系32の出力との間には、合計で120度
の位相差があり、また水平方向の振動検出器33の出
力、すなわち第2位相器45の入力側と第2の機械振動
系37の出力との間には、合計で60度の位相差があ
る。従って、第1コントローラ39の入力側と垂直方向
の振動検出器38の出力側とを遮断した場合には、この
間に180度の位相差がある。よって、自励振動を可能
にしている。
【0021】本発明によれば、水平振動変位検出器33
の出力は更に水平方向(第1とも言う)振巾コントロー
ラ50に供給される。これは交流−直流変換器や比較器
を含み、水平振動変位検出器33の交流出力を直流に変
換し、これを比較器の一方の入力端子に供給する。他方
には水平方向の目標振巾値が設定されており、この偏差
が第1可変ゲインコントローラ44に供給される。この
コントローラ44は交流増巾器であってこのゲインが水
平方向振巾コントローラ50の出力に応じて変化する。
本実施の形態によれば振巾の偏差に対しリニアに変化す
る。(第2)垂直振動変位検出器38の出力も同様に垂
直方向(第2とも言う)コントローラ51に供給される
が、これも同様に構成され、交流−直流変換器及び比較
器を内蔵し、この比較器の一方の入力端子には垂直方向
の目標振巾値が供給されている。この比較器の偏差値が
第2の可変ゲインコントローラ47に供給される。これ
も交流増巾器であってその増巾度が振巾偏差により制御
され、第1可変ゲインコントローラ44と同様に振巾偏
差に対してリニアにゲインを上昇させるようにしてい
る。
【0022】本発明の第1の実施の形態の楕円振動装置
は以上のように構成されるが、次にこの作用について説
明する。
【0023】なお、電力増巾器35、42は図示せずと
もスイッチを介して直流電源が接続されおり、このスイ
ッチを閉じることにより作動状態となる。図2に示すよ
うな閉ループで、垂直方向の振動検出器38の出力が第
1コントローラ39に負帰還されるので、又、この閉ル
ープの第1コントローラ39の入力側で遮断した場合に
180度の位相差を持っていることにより、水平方向の
振動系は自励振動、すなわち共振振動を行なう。この振
動変位は振動検出器33により検出され、第2コントロ
ーラ34、電力増巾器35により垂直方向電磁石36が
励磁されて、垂直方向振動系37も自励振動するが、そ
の共振周波数から数%はなれた周波数で振動を行なう。
なお、水平方向の振動系32は共振振動であるので、常
に力と変位との位相差が90度に維持され、又、電磁石
41の位相遅れは90度で一定であるので、水平方向の
振動と垂直方向の振動との位相差は、60度に安定に保
持される。従って最適条件でボウルは楕円振動を行な
い、部品をその内部に形成されたトラック上を最大の搬
送速度で搬送させることができる。電源の変動やボウル
内の部品の負荷の変動が生じても、自励振動により常に
水平方向の振動系は共振振動を行って、力と変位との位
相差を90度に維持し、従来のように共振点から少しず
れただけでも位相差90度から大きく変化していたのが
変化しなくなるので、最適条件を安定に続行させること
ができる。
【0024】本発明によれば、水平振動変位検出器33
及び垂直振動変位検出器38の出力は更に振巾コントロ
ーラ50、51に供給され、この振巾偏差に応じて第
1、第2可変ゲインコントローラ44、47のゲインを
コントロールするので第1、第2電力増巾器40、35
の出力はそれぞれの方向における振巾の目標値に応じた
出力を出力し、これにより水平方向においても垂直方向
においてもそれぞれの目標値の振巾の大きさで振動する
ので、結果として一定の長軸、短軸を持った一定方向の
楕円振動が得られる。よって上述したように垂直方向と
水平方向における位相差が60度で最適値であるが、こ
の楕円振動によりボウル内のトラック上では部品が最大
の搬送速度で搬送されることができる。更に本発明によ
れば、従来のように飽和回路のリミットレベルを振巾コ
ントローラの振巾偏差出力で変化させて水平方向及び垂
直方向における振巾を各所定値に変化させて水平及び垂
直方向における振巾を所定値にしていないので、従来で
は飽和回路の出力がほゞ矩形状となる振動となるので、
振動パーツフィーダの構成要素であるボウル、板ばね、
カバーなどが高調波で共鳴して騒音を生じていたが、本
発明によればハイゲインアンプ43、46の正弦波形が
そのまゝの波形で所定の振巾となるように第1、第2電
力増巾器で増巾されるので高調波を含まない。従って、
振動パーツフィーダの騒音を従来よりは少なくし、耳障
りな音を少なくさせることができる。
【0025】図3及び図4は本発明の第2の実施の形態
による楕円振動装置を示すが、全体として51で示さ
れ、第1実施の形態に対応する部分には同一の符号を付
け、その詳細な説明は省略する。
【0026】すなわち本実施の形態によれば、水平方向
の振動系だけで閉ループを形成している。すなわち水平
方向の振動検出器33の出力は第1のコントローラ52
に負帰還され、またこの出力は垂直方向のコントローラ
53に供給される。
【0027】図4は同ブロックの詳細を示すものである
が、コントローラ52、53においてのみ図1の第1実
施の形態と異なり、同様に各々位相器42、45、ハイ
ゲインアンプ43、46からなっているが、第1の位相
器42の設定位相差αは零であり、第2の位相器45の
設定位相差βは30度である。これにより、水平方向の
振動検出器33と第1コントローラ52との間を開とし
た場合の、この間の位相差が180度であり、また第2
機械振動系37の出力と第2コントローラ53の入力と
の間ではー60度の位相差である。
【0028】本発明の第2の実施の形態の楕円振動装置
は以上のように構成されるが、次にこの作用について説
明する。
【0029】すなわち、本実施の形態では水平方向の振
動系は閉ループをなし、共振周波数でも水平方向の振動
系32と第1コントローラ52との間には180度の位
相差があることにより、やはり図示しないスイッチを介
して直流電源を電力増巾器35、42に接続すると、水
平方向の振動系32は共振周波数で自励振動を行ない、
また垂直方向の振動系37は強制振動を行なう。そし
て、共振振動状態にある水平方向の振動系の力と変位と
の位相差は90度で安定にこれが保持され、またこれか
ら強制振動においては共振周波数が若干変化しても、そ
の位相差がほとんど変化しないことにより、位相差は6
0度と一定とされているが、最適な楕円振動条件を得る
ことができる。
【0030】本実施の形態においても、第1振動検出器
33の出力は水平方向の振巾コントローラ50に供給さ
れ、この振巾偏差出力が第1可変ゲインコントローラ4
4に供給され、第1機械振動系32の水平方向の振巾値
が所定値に制御されるのであるが、更に第2機械振動系
37の垂直方向の検出、振巾も垂直方向振巾コントロー
ラ51に供給され、この振巾偏差出力は第2可変ゲイン
コントローラ47に供給される。第1の実施の形態と同
様に水平方向と垂直方向において所定の位相差を有し、
かつ長軸と短軸との長さが所定の値の楕円振動を得るこ
とができる。この実施の形態においても高調波成分は第
1振動駆動子41及び第2振動駆動子36の出力に含ま
れないので振動パーツフィーダは騒音を少なくして振動
させることができる。
【0031】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、
本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
【0032】例えば、以上の実施の形態ではアクチュエ
ータである電磁石は90度の位相遅れを有するが、例え
ば圧電型や動電型のように位相遅れのない場合には、上
述の位相差αの代わりにα=ー90度、またβの代わり
にβ=ー90度とすれば、同様な作用、効果を得ること
ができる。
【0033】電磁石のように90度の位相差を有するア
クチュエータのみならず、他の大きさの位相遅れを有す
る場合においても、位相差α、βを、負帰還ループを遮
断した場合のこの両端の位相差を180度とし、かつ水
平方向と垂直方向の位相差を60度とするべく、位相コ
ントローラ42、45の位相値を設定すればよい。
【0034】また以上の実施の形態では位相コントロー
ラ42、45の設定位相差は固定としたが、これは可変
としてもよい。この場合に、ある入力、出力間の信号の
位相差を検出し、この検出値に応じて位相コントローラ
42、45の設定位相差を調節するようにすればよい。
【0035】また以上の実施の形態では、水平方向と垂
直方向との位相差角度が60度で最適としたが、楕円振
動の搬送理論によれば、長軸の振巾に応じて若干これが
変更されるので、60度でなくともよく、例えば45度
乃至75度の範囲で可変とするように位相差α、βを変
えるようにしてもよい。
【0036】又、以上の実施の形態では、第1の方向を
水平方向をとし、第2の方向を垂直方向としたが、これ
を逆にしても良い。
【0037】又、ゲインKの大きさは振巾コントローラ
50、51の出力によって制御されるのであるが、この
振巾偏差Δrと、ゲインKとの関係は図5に示すように
変更してもよい。すなわち、このゲイン曲線はゲインK
=K1 Δr+K3 Δr3 +Kcr(ここでK1 、K3 は定
数、Kcrは安定限界ゲインである)に従って変化し、い
わゆる3次曲線であるが、振巾偏差Δrが大きい時に
は、かなり大きな値をとることがわかる。
【0038】振巾コントローラ50、51においては最
初振動機械の可動部の振巾がゼロであることにより、振
巾偏差Δrは最大である。すなわち、振巾偏差Δrの初
期値は(目標振巾−ゼロ)であるが、上記実施の形態で
はリニアな関係にあるとしたので、すなわち、振巾偏差
Δrの直流増巾、或いはPID増巾により、K=KPΔ
rの関係でゲインKをリニアに増大させていた。従って
自励振動の立ち上がり特性をよくするために振巾偏差Δ
rの初期値においては、フィードバックゲインKは、こ
の系においては最大の値となるが、更に立ち上がりを良
くするためには大きくすると、この場合には上述したよ
うに振巾検出器に重畳されているリップルまで増巾され
てしまい、フィードバックゲインKを安定限界に一定に
保つことができず、大きく変動する。従って電力増巾器
の出力も変動する。
【0039】然るに本変形例ではフィードバックゲイン
Kが非線形演算器出力で与えられるから振巾偏差Δrの
初期値においてはフィードバックゲインKを決めるのは
主に上記式における第2項K3 (Δr)3 であり、自励
発振を迅速に行い、又、安定限界付近の挙動を定めるゲ
インKは小さくできるので、リップルの影響を小さくす
ることができる。
【0040】図7は線型変化の場合のフィードバックゲ
インの時間的な変化を示すものであるが、スイッチオン
後、900msec〜910msecにおける拡大図も
示しているが、ゲインKは正弦的に大きく変化してい
る。一方、図8は本変形例によるゲインKの時間的変化
を示すものであるが、同900msec〜910mse
cにおいて、安定限界ゲインは、ほとんど変化していな
い。これは振動検出器のリップルの影響が小さいことを
示している。
【0041】また楕円振動機において垂直方向と水平方
向においては、上記実施の形態では水平方向には共振振
動を行わせ、垂直方向には強制振動を行わせるようにし
たが、共振系の水平方向の振動は立ち上がりに、すなわ
ち目標値になるまで時間が長く強制振動においては短
い。従って起動直後では振動パーツフィーダの楕円振動
は不安定であるが、この変形例によるゲインの可変を奇
関数で変化するように行わせれば、共振系における振動
も強制振動における振動も同時に所定の目標値に達する
ことができる。すなわち、スイッチオン後も安定な楕円
振動を短時間で得ることができる。また、位相差検出手
段及び位相差コントローラを設け、該位相差コントロー
ラの出力により前記第1、第2移相器の移相角を調節す
るようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の楕円振動装
置によれば最適な楕円振動条件を確保しながら、騒音、
耳障りな音を少なくして所定の長軸及び短軸の楕円振動
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による楕円振動装置
のブロック図である。
【図2】同装置の主要部分の詳細を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態による楕円振動装置
のブロック図である。
【図4】同装置の主要部分の詳細を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の変形例によるゲインコントロールを示
すグラフである。
【図6】本発明の実施の形態が適用される楕円振動パー
ツフィーダの部分断面図である。
【図7】図6における[7]ー[7]線方向の平面図で
ある。
【図8】図6の楕円振動パーツフィーダの底面図であ
る。
【図9】周波数と位相差との関係を示すチャートであ
る。
【符号の説明】
31 楕円振動装置 33 水平方向振動検出器 34 コントローラ 35 垂直方向振動検出器 39 コントローラ 42 位相器 44 第1可変ゲインコントローラ 47 第2可変ゲインコントローラ 45 位相器 50 振巾コントローラ 51 振巾コントローラ 51’ 楕円振動装置 52 コントローラ 53 コントローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1移相器及び第1ハイゲイ
    ンアンプを有する第1制御器と、該第1制御器の出力を
    電力増巾する第1電力増巾器と、該第1電力増巾器の出
    力を受け第1方向の加振力を発生させる第1振動駆動子
    と、該第1振動駆動子の前記第1方向の加振力を受ける
    楕円振動機の第1振動系と、該楕円振動機の可動部の前
    記第1方向の振動変位を検出する第1振動変位検出手段
    と、該第1振動変位検出手段の出力を受け前記第1方向
    の振動変位を第1の所定値にするための第1振巾コント
    ローラと、少なくとも第2移相器及び第2ハイゲインア
    ンプを有し、前記第1振動変位検出手段の出力を受ける
    第2制御器と、該第2制御器の出力を電力増巾する第2
    電力増巾器と、該第2電力増巾器の出力を受け前記第1
    方向とは垂直な第2方向の加振力を発生させる第2振動
    駆動子と、該第2振動駆動子の前記第2方向の加振力を
    受ける前記楕円振動機の第2振動系と、該楕円振動機の
    可動部の前記第2方向の振動変位を検出する第2振動変
    位検出手段と、該第2振動変位検出手段の出力を受け前
    記第2方向の振動変位を第2の所定値にするための第2
    振巾コントローラとから成り、前記第2振動変位検出手
    段の出力を前記第1制御器に負帰還する閉ループを形成
    し、前記第1振動系の共振周波数で前記第2振動変位検
    出手段と前記第1制御器との間を開とした場合のこれら
    の間の位相差が180度となり、前記第1振動系の変位
    と前記第2振動系の変位との位相差は、前記可動部の最
    適振動条件を達成するべき角度になるように前記第1、
    第2移相器の移相角度を決定し、前記第1、第2振動系
    に自励振動させ、前記第1振動系に共振振動させるよう
    にした楕円振動装置において、各前記第1、第2制御器
    と各前記第1、第2電力増巾器との間に第1、第2ゲイ
    ン設定器を設け、該各ゲイン設定器のゲインを各前記第
    1、第2方向における振巾偏差に基づく前記第1、第2
    振巾コントローラの出力に応じて可変としたことを特徴
    とする楕円振動装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも第1移相器及び第1ハイゲイ
    ンアンプを有する第1制御器と、該第1制御器の出力を
    電力増巾する第1電力増巾器と、該第1電力増巾器の出
    力を受け第1方向の加振力を発生させる第1振動駆動子
    と、該第1振動駆動子の前記第1方向の加振力を受ける
    楕円振動機の第1振動系と、該楕円振動機の可動部の前
    記第1方向の振動変位を検出する第1振動変位検出手段
    と、該第1振動変位検出手段の出力を受け前記第1方向
    の振動変位を第1の所定値にするための第1振巾コント
    ローラと、少なくとも第2移相器及び第2ハイゲインア
    ンプを有し、前記第1振動変位検出手段の出力を受ける
    第2制御器と、該第2制御器の出力を電力増巾する第2
    電力増巾器と、該第2電力増巾器の出力を受け前記第1
    方向とは垂直な第2方向の加振力を発生させる第2振動
    駆動子と、該第2振動駆動子の前記第2方向の加振力を
    受ける前記楕円振動機の第2振動系と、該楕円振動機の
    可動部の前記第2方向の振動変位を検出する第2振動検
    出手段と、該第2振動変位検出手段の出力を受け前記第
    2方向の振動変位を第2の所定値にするための第2振巾
    コントローラとから成り、前記第1振動変位検出手段の
    出力を前記第1制御器に負帰還する閉ループを形成し、
    前記第1振動系の共振周波数で前記第1振動変位検出手
    段と前記第1制御器との間を開とした場合のこれらの間
    の位相差が180度となり、前記第1振動変位検出手段
    の出力と前記第2振動系の振動変位との位相差は、前記
    可動部の最適振動条件を達成するべき角度になるように
    前記第1、第2移相器の移相角度を決定し、前記第1振
    動系に自励振動させ、前記第2振動系に強制振動させる
    ようにした楕円振動装置において、前記第1、第2制御
    器と各前記第1、第2電力増巾器との間に第1、第2ゲ
    イン設定器を設け、該各ゲイン設定器のゲインを各前記
    第1、第2方向における振巾偏差に基づく前記第1、第
    2振巾コントローラの出力に応じて可変としたことを特
    徴とする楕円振動装置。
  3. 【請求項3】 位相差検出手段及び位相差コントローラ
    を設け、該位相差コントローラの出力により前記第1、
    第2移相器の移相角を調節するようにした請求項1又は
    請求項2に記載の楕円振動装置。
  4. 【請求項4】前記ゲインの値をその時の振巾と所定の振
    巾との差である振巾偏差Δrに関し、ゲインK=K1 Δ
    r+KN (Δr)2N+1+Kcr(但し、K1 、KN は定数
    で、Nは整数、Kcrは安定限界ゲイン)の関係で変化さ
    せるようにした請求項1乃至3の何れかに記載の楕円振
    動装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007117844A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Ntn Corp 振動フィーダ用制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007117844A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Ntn Corp 振動フィーダ用制御装置

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