JPH10157671A - 車体へのシート搭載設備 - Google Patents

車体へのシート搭載設備

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Publication number
JPH10157671A
JPH10157671A JP8318414A JP31841496A JPH10157671A JP H10157671 A JPH10157671 A JP H10157671A JP 8318414 A JP8318414 A JP 8318414A JP 31841496 A JP31841496 A JP 31841496A JP H10157671 A JPH10157671 A JP H10157671A
Authority
JP
Japan
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vehicle body
seat
transfer line
sheet
movable
Prior art date
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Pending
Application number
JP8318414A
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English (en)
Inventor
Junji Ando
順二 安藤
Kosuke Tsumori
孝祐 津守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP8318414A priority Critical patent/JPH10157671A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体に対するシートの搭載はシート搭載ロボ
ットにより行っており、車体搬送ラインで異なる車種の
車体を搬送するとき、車種に応じた供給・組み立て動作
に切り換えることは、容易に行えない。 【解決手段】 作業者による外力により、可動体15群を
それぞれ、車体搬送ライン1に沿った方向や直交状の方
向に移動させ、昇降動装置20により昇降体22を昇降させ
ることで、昇降体22側に腕体30,40,50を介して一体化
したシート把持装置31,41,51により、種々な形式のシ
ート65,66,67を把持できるとともに、車体搬送ライン
1に停止させた車体60に対してシート65,66,67の搭載
を行える。可動体15群の移動量は、複数の車種に対応し
て任意である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の製造工程
において、車体に対して種々なシートを搭載させるのに
採用される車体へのシート搭載設備に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車体に対してシートの搭載を行う
のに、たとえば台車利用の搬送形式からなる車体搬送ラ
インが設けられ、この車体搬送ラインの側方にシート搭
載ロボットが設置されている。そして、車体搬送ライン
上で搬送してきた車体をシート搭載ロボットに対向して
停止させた状態で、シート搭載ロボットによりシートを
車体内に供給することで、所期の搭載を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、車体搬送ラインで異なる車種の車体が搬
送されてきたとき、シート搭載ロボットを、その車種に
応じた供給・組み立て動作に切り換えることは、容易に
行えない。また各車種に応じて、それぞれのシート搭載
ロボットを配設することが考えられるが、この場合、シ
ート搭載ロボットは一台でも高価であることから、複数
台を使用することは全体として高価な設備となる。
【0004】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、全体を安価に提供し得、しかも複数の車種に対し
て、容易に迅速に対応し得る車体へのシート搭載設備を
提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の車体へのシート
搭載設備は、車体搬送ラインの所定箇所に、車体搬送ラ
インに沿った方向と車体搬送ラインに対して直交状の方
向とに移動自在な可動体が、車体搬送ラインに沿った方
向で複数に設けられ、これら可動体には昇降動装置を介
して昇降体が設けられ、これら昇降体には、その遊端が
車体搬送ライン側に向く腕体が設けられ、そして腕体の
遊端に、シートの種類に応じて異なる構成とされたシー
ト把持装置が設けられていることを特徴としたものであ
る。
【0006】したがって請求項1の発明によると、作業
者による外力によって、可動体群をそれぞれ、車体搬送
ラインに沿った方向や車体搬送ラインに対して直交状の
方向に移動させ、そして昇降動装置により昇降体を昇降
させることで、この昇降体側に腕体を介して一体化した
シート把持装置により、種々な形式のシートを把持し得
るとともに、車体搬送ラインに停止させた車体に対して
シートの搭載(供給)を行え、その際に可動体群の移動
量は、複数の車種に対応して任意となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図に基づいて説明する。図1、図2において、車体搬送
ライン1は、台車2群が走行されることで形成されてい
る。すなわち台車2は、本体3の下部に複数の車輪4が
配設されており、そして本体3上には車体支持治具5が
設けられている。この台車2の走行は、床上に敷設され
たレール6に車輪4を介して支持案内されることで、一
定の車体搬送ライン1上で行われる。なお、台車2とし
ては自動走行される形式が採用され、またレールを使用
せずに、一定状の搬送ライン1上で自動走行される形式
であってもよい。
【0008】前記車体搬送ライン1の所定箇所には、車
体搬送ライン1に沿った方向の三箇所(複数箇所)に、
サードシート搭載部Aとセカンドシート搭載部Bとフロ
ントシート搭載部Cとが、車体搬送ライン1の上手側か
ら下手側へと、この順に形成されている。そして、各搭
載部A,B,Cの一側方にはそれぞれシート支持装置9
A,9B,9Cが配設され、これらシート支持装置9
A,9B,9Cは、たとえば車体搬送ライン1に対して
直交状方向の供給用コンベヤなどにより構成される。
【0009】各搭載部A,B,Cには、それぞれ車体搬
送ライン1に沿った方向と車体搬送ライン1に対して直
交状の方向とに移動自在な可動体(後述する。)が設け
られている。すなわち、前記車体搬送ライン1の所定箇
所の上方には機枠10が配設され、この機枠10は、車体搬
送ライン1に沿った方向の複数の前後材や、車体搬送ラ
イン1に対して直交状の方向の複数の左右材などにより
平枠状に構成され、支持部材(図示せず。)などを介し
て床側や天井側に支持されている。
【0010】そして前記機枠10の下面側で、各搭載部
A,B,Cの部分には、車体搬送ライン1に対して直交
状の方向の固定ガイドレール11が、それぞれ車体搬送ラ
イン1に沿った方向において所定間隔を置いて一対で水
平状に配設されている。各搭載部A,B,Cには、それ
ぞれ可動枠12が設けられ、これら可動枠12は、前記固定
ガイドレール11側に複数の輪体(車輪)13を介して支持
案内されることで、車体搬送ライン1に対して直交状の
方向に往復移動自在に構成されている。
【0011】図1〜図4、図7、図10、図13に示すよう
に、各可動枠12は、前後材や左右材などにより平枠状に
構成され、そのうち前後材は、車体搬送ライン1に沿っ
た方向の可動ガイドレール14であって、それぞれ車体搬
送ライン1に対して直交状の方向において所定間隔を置
いて一対で水平状に配設されている。
【0012】前述した各可動体15は、上位平枠部16と、
下位平枠部17と、複数の縦杆材18とにより箱枠状に形成
され、その上位平枠部16に設けられた複数の輪体(車
輪)19が前記可動ガイドレール14側に支持案内されるこ
とで、可動枠12側に対して車体搬送ライン1に沿った方
向に往復移動自在に構成されている。
【0013】各可動体15には、それぞれシリンダー装置
(昇降動装置の一例)20を介して昇降体22が設けられ
る。すなわち、各可動体15の下位平枠部17にはシリンダ
ー装置20が上下方向に取り付けられ、その下向きのピス
トンロッド21の下端には、平板状の昇降体22が固定され
ている。そして下位平枠部17と昇降体22との間には、ガ
イドロッド23とガイド筒24からなる複数の昇降ガイド機
構が配設されている。
【0014】各昇降体22には、その遊端が車体搬送ライ
ン1側に向く腕体が設けられ、そして腕体の遊端に、シ
ートの種類に応じて異なる構成とされたシート把持装置
が設けられている。ここで、車体搬送ライン1の上手側
におけるサードシート搭載部Aの可動体15側には、腕体
30を介してサードシート把持装置31が設けられ、中間側
におけるセカンドシート搭載部Bの可動体15側には、腕
体40を介してセカンドシート把持装置41が設けられ、下
手側におけるフロントシート搭載部Cの可動体15側に
は、腕体50を介してフロントシート把持装置51が設けら
れている。
【0015】なお、以下において前後は台車2の走行方
向を基準にしており、したがって前は下手側であり、後
は上手側である。すなわち、図5〜図7において、サー
ドシート搭載部Aの昇降体22には、その遊端が車体搬送
ライン1側に向く腕体30が設けられている。ここで腕体
30は、その縦杆部30aの上端が昇降体22の下面側に固定
され、そして縦杆部30aの下端からは上手側への後向き
杆部30bが連設され、この後向き杆部30bの後端から車
体搬送ライン1側への横杆部30cが連設され、この横杆
部30cの内端からは下手側への前向き杆部30dが連設さ
れる状態で、三次元方向へ屈曲形成されている。そして
後向き杆部30dの遊端に、サードシート把持装置31が設
けられている。
【0016】このサードシート把持装置31は、前向き杆
部30dの遊端に固定されたベースプレート32と、このベ
ースプレート32の後端から下方へ連設されかつ下端が前
方へ向く後部爪体33と、前記ベースプレート32上に後向
きに設けられたガイド付きのシリンダー装置34と、この
シリンダー装置34の前向きのピストンロッドに固定され
たブラケット35と、このブラケット35の下端から下方へ
連設されかつ下端が後方へ向く前部爪体36などにより構
成される。
【0017】また、図8〜図10において、セカンドシー
ト搭載部Bの昇降体22には、その遊端が車体搬送ライン
1側に向くL字形状の腕体40が設けられている。ここで
腕体40は、その縦杆部40aの上端が昇降体22の下面側に
固定され、この縦杆部40aの下端からは車体搬送ライン
1側への横杆部40bが連設されて、L字形状に屈曲形成
されている。そして横杆部40bの遊端に、セカンドシー
ト把持装置41が設けられている。
【0018】このセカンドシート把持装置41は、横杆部
40bの遊端に固定された前後方向のブラケット42と、こ
のブラケット42の後端に取り付けられた左右方向の回転
軸43と、この回転軸43の内端に連結された回動枠44と、
前記回転軸43の外端に連結された回動操作用のハンドル
45と、このハンドル45とブラケット42との間に設けられ
た位置決め手段46と、前記回動枠44から下方へ連設され
かつ後端が上方へ向く下部爪体47と、前記回動枠44に上
向きに設けられたガイド付きのシリンダー装置48と、こ
のシリンダー装置48の上向きのピストンロッドに固定さ
れかつ後端が下方へ向く上部爪体49などにより構成され
る。
【0019】そして、図11〜図13において、フロントシ
ート搭載部C側の昇降体22には、その遊端が車体搬送ラ
イン1側に向くL字形状の腕体50が設けられている。こ
こで腕体50は、その縦杆部50aの上端が昇降体22の下面
側に固定され、さらに縦杆部50aの下端からは車体搬送
ライン1側への横杆部50bが連設されて、L字形状に屈
曲形成されている。そして横杆部50bの遊端に、フロン
トシート把持装置51が設けられている。
【0020】このフロントシート把持装置51は、横杆部
50bの遊端に固定されたベースプレート52と、このベー
スプレート52から後方へ連設されたブラケット53と、こ
のブラケット53の後端から後方へ連設された後部爪体54
と、前記ベースプレート52上に前向きに設けられたガイ
ド付きのシリンダー装置55と、このシリンダー装置55の
前向きのピストンロッドに固定されたスライダー56と、
このスライダー56から下方へ連設されかつ下端が後方へ
向く前部爪体57などにより構成される。
【0021】図1において、車体60には、後面開放部61
と、後ドアーが取り付けられる後側面開放部62と、前ド
アーが取り付けられる前側面開放部63とが形成されてい
る。65でサードシートが、66でセカンドシートが、67で
フロントシートがそれぞれ示されている。なお、可動枠
12や可動体15の移動は、腕体30,40,50や把持装置31,
41,51側などに、作業者が外力を付与することで行われ
る。
【0022】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。各把持装置31,41,51においては、車体60
に対してそれぞれのシート65,66,67の供給を行ったの
ちに、新たなシート65,66,67の把持を行う。すなわ
ち、各把持装置31,41,51により新たなシート65,66,
67の把持を行うに、作業者が腕体30,40,50や把持装置
31,41,51側などに外力を付与して、可動枠12を車体搬
送ライン1に対して離間移動させるとともに、可動体15
を車体搬送ライン1に沿った方向に移動させ、以て各把
持装置31,41,51を、それぞれのシート支持装置9A,
9B,9Cの上方に位置させる。そして各把持装置31,
41,51を、シリンダー装置20の伸展動によって、昇降体
22とともに下降させる。
【0023】前記可動枠12の移動は、その輪体13が固定
ガイドレール11に支持案内されることで行われ、また可
動体15の移動は、その輪体19が可動ガイドレール14に支
持案内されることで行われる。その際に移動を軽く正確
に行わせるために、可動枠12や可動体15には、横振れ防
止輪体(ローラ)や浮き上がり防止輪体(ローラ)など
が設けられている。
【0024】前述したように、昇降体22とともに下降さ
せるサードシート把持装置31では、シリンダー装置34の
伸展動により後部爪体33に対して前部爪体36を離間動さ
せており、したがって下降の際に前後左右の位置調整を
行うことで、シート支持装置9A上のサードシート65に
対して外嵌させて、このサードシート65の前後に爪体3
3,36を位置し得る。
【0025】次いでサードシート把持装置31を前方へ移
動させて、後部爪体33をサードシート65の後部に係止さ
せたのち、シリンダー装置34の収縮動により後部爪体33
に対して前部爪体36を接近動させて、この前部爪体36を
サードシート65の前部に係止させることで、図5の実線
に示すように、サードシート把持装置31によりサードシ
ート65の把持を行える。
【0026】また、セカンドシート把持装置41では、回
転軸43を介して下向きに回動されて、下部爪体47が前方
に位置されるとともに上部爪体49が後方に位置され、そ
してシリンダー装置48の伸展動により下部爪体47に対し
て上部爪体49を離間動させており、したがって昇降体22
とともに下降させる際に前後左右の位置調整を行うこと
で、シート支持装置9B上のセカンドシート66に対して
外嵌させて、このセカンドシート66の前後に爪体47,49
を位置し得る。
【0027】次いでセカンドシート把持装置41を後方へ
移動させて、下部爪体47をセカンドシート66の前部に係
止させたのち、シリンダー装置48の収縮動により下部爪
体47に対して上部爪体49を接近動させて、この上部爪体
49をセカンドシート66の後部に係止させることで、セカ
ンドシート把持装置41によりセカンドシート66の把持を
行える。
【0028】さらにフロントシート把持装置51では、シ
リンダー装置55の伸展動により後部爪体54に対して前部
爪体57を離間動させており、したがって昇降体22ととも
に下降させる際に前後左右の位置調整を行うことで、シ
ート支持装置9C上のフロントシート67に対して外嵌さ
せて、このフロントシート67の前後に爪体54,57を位置
し得る。
【0029】次いでフロントシート把持装置51を前方へ
移動させて、後部爪体54をフロントシート67の後部に係
止させたのち、シリンダー装置55の収縮動により後部爪
体54に対して前部爪体57を接近動させて、この前部爪体
57をフロントシート67の前部に係止させることで、図11
の実線に示すように、フロントシート把持装置51により
フロントシート67の把持を行える。
【0030】上述したように、それぞれのシート65,6
6,67を把持した各把持装置31,41,51を、シリンダー
装置20の収縮動によって昇降体22とともに上昇させるこ
とで、シート支持装置9A,9B,9C上からシート6
5,66,67を持ち上げ得る。その際にセカンドシート把
持装置41は、ハンドル45の操作により回転軸43を介して
上向きに回動させ、その下部爪体47を下方に位置させる
とともに上部爪体49を上方に位置させることで、図8の
実線に示すように、セカンドシート66を供給姿勢に変更
させ、そして変更姿勢を位置決め手段46によって維持し
得る。
【0031】車体搬送ライン1においては、車体支持治
具5を介して車体60を支持している台車2を、レール6
側の支持案内により走行させ、そして図1、図2に示す
ように、車体60をサードシート搭載部Aからセカンドシ
ート搭載部Bに亘って位置させた状態で、台車2を停止
させる。この停止状態の車体60に対して、サードシート
65とセカンドシート66とを、同時状にまたは一つずつ供
給する。
【0032】すなわち、サードシート65の搭載は、まず
作業者が腕体30やサードシート把持装置31側などに外力
を付与して、可動枠12を車体搬送ライン1に対して接近
移動させるとともに、可動体15を車体搬送ライン1に沿
った方向に移動させ、以てサードシート把持装置31で把
持しているサードシート65を後面開放部61に対して後方
から対向させる。
【0033】次いで可動体15を車体搬送ライン1に沿っ
た方向で下手側へと移動させ、以て図5の仮想線イに示
すように、サードシート把持装置31とともにサードシー
ト65を、後面開放部61を通して車体60内に位置させる。
このとき図7に示すように、腕体30は、後向き杆30bと
前後向き杆30dとの間に車体60の側壁部を位置させて、
この車体60との衝突を防止し得る。
【0034】この状態で、サードシート把持装置31の前
後左右の位置調整を行うとともに、昇降体22とともに下
降させ、以て図5の実線に示すように、車体60内の所定
位置にサードシート65を位置させる。次いで、シリンダ
ー装置34の伸展動により後部爪体33に対して前部爪体36
を離間動させ、図5の仮想線ロに示すように、この前部
爪体36をサードシート65の前部から外すとともに、サー
ドシート把持装置31を後方へ移動させて、後部爪体33を
サードシート65の後部から外すことで、前述とは逆の操
作により、空のサードシート把持装置31を車体60内から
抜出させる。
【0035】また、セカンドシート66の搭載は、まず作
業者が腕体40やセカンドシート把持装置41側などに外力
を付与して、可動枠12を車体搬送ライン1に対して接近
移動させるとともに、可動体15を車体搬送ライン1に沿
った方向に移動させ、以てセカンドシート把持装置41で
把持しているセカンドシート66を前側面開放部63に対し
て側方から対向させる。次いで可動体15を車体搬送ライ
ン1に対してさらに接近移動させ、以て図8の仮想線ハ
に示すように、セカンドシート把持装置41とともにセカ
ンドシート66を、前側面開放部63を通して車体60内に位
置させる。
【0036】この状態で、セカンドシート把持装置41の
前後左右の位置調整を行うとともに、昇降体22とともに
下降させ、以て図8の実線に示すように、車体60内の所
定位置にセカンドシート66を位置させる。次いで、図8
の仮想線ニに示すように、シリンダー装置48の伸展動に
より下部爪体47に対して上部爪体49を離間動させて、両
爪体47,49によるセカンドシート66の把持を開放させ
る。そして作業者が両爪体47,49間からセカンドシート
66を降ろしたのち、前述とは逆の操作により、空のセカ
ンドシート把持装置31を車体60内から抜出させる。
【0037】このようにして、車体60に対してサードシ
ート65とセカンドシート66との搭載を行え、これらの搭
載直後に、また所定の時間や場所において、車体60に対
するサードシート65とセカンドシート66との組付けを行
える。
【0038】前述したようにサードシート65とセカンド
シート66との搭載を行った車体60は、車体搬送ライン1
を下手側へと搬送し得、そして車体60を、フロントシー
ト搭載部Cに位置させた状態で、台車2を停止させる。
この停止状態の車体60に対して、フロントシート67を供
給する。
【0039】すなわち、フロントシート67の搭載は、ま
ず作業者が、腕体50やフロントシート把持装置51側など
に外力を付与して、可動枠12を車体搬送ライン1に対し
て接近移動させるとともに、可動体15を車体搬送ライン
1に沿った方向に移動させ、以てフロントシート把持装
置51で把持しているフロントシート67を、前側面開放部
63に対して側方から対向させる。次いで、可動体15を車
体搬送ライン1に対してさらに接近移動させ、以て図11
の仮想線ホに示すように、フロントシート把持装置51と
ともにフロントシート67を、前側面開放部63を通して車
体60内に位置させる。
【0040】この状態で、フロントシート把持装置51の
前後左右の位置調整を行うとともに、昇降体22とともに
下降させ、以て図11の実線に示すように、車体60内の所
定位置にフロントシート67を位置させる。次いで、シリ
ンダー装置55の伸展動により後部爪体54に対して前部爪
体57を離間動させて、図11の仮想線ヘに示すように、こ
の前部爪体57をフロントシート67の前部から外すととも
に、フロントシート把持装置51を後方へ移動させて、後
部爪体54をフロントシート67の後部から外したのち、前
述とは逆の操作により、空のフロントシート把持装置51
を車体60内から抜出させる。
【0041】このようにして、車体60に対してフロント
シート67の搭載を行え、これらの搭載直後に、また所定
の時間や場所において、車体67に対するフロントシート
67の組付けが行われる。
【0042】上述したように、作業者による外力によっ
て、可動体15群をそれぞれ、車体搬送ライン1に沿った
方向や車体搬送ライン1に対して直交状の方向に移動さ
せる構成により、全体を安価に提供し得る。そしてシリ
ンダー装置20により昇降体22を昇降させることで、この
昇降体22側に腕体30,40,50を介して一体化したシート
把持装置31,41,51により、種々な形式のシート65,6
6,67を把持し得るとともに、車体搬送ライン1に停止
させた車体60に対して、シート65,66,67の搭載(供
給)を行える。その際に、可動体15群の移動量は任意で
あり、以て複数の車種に対して、容易に迅速に対応し得
る。
【0043】なお、各シリンダー装置20、34,48,55の
伸縮動は、たとえば腕体30,40,50の部分に設けられた
操作部(図示せず。)を操作することなどで行える。上
記した実施の形態では、把持装置31,41,51などは、車
体搬送ライン1中と一側方との間で移動自在に構成され
ているが、これは車体搬送ライン1に対して両側方へ移
動自在に構成された形式であってもよい。
【0044】上記した実施の形態では、昇降動装置とし
てシリンダー装置20が示されているが、これは螺子軸を
回転させる形式などであってもよい。
【0045】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、作
業者による外力によって、可動体群をそれぞれ、車体搬
送ラインに沿った方向や車体搬送ラインに対して直交状
の方向に移動させ、そして昇降動装置により昇降体を昇
降させることで、この昇降体側に腕体を介して一体化し
たシート把持装置により、種々な形式のシートを把持で
きるとともに、車体搬送ラインに停止させた車体に対し
て、シートの搭載(供給)を行うことができる。その際
に、可動体群の移動を作業者による外力で行うことで、
全体を安価に提供でき、しかも移動量は任意であること
から、複数の車種に容易に迅速に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、車体へのシ
ート搭載設備の側面図である。
【図2】同車体へのシート搭載設備の平面図である。
【図3】同車体へのシート搭載設備における可動体部分
の一部切り欠き側面図である。
【図4】同車体へのシート搭載設備における可動体部分
の一部切り欠き正面図である。
【図5】同車体へのシート搭載設備におけるサードシー
ト把持装置部分の側面図である。
【図6】同車体へのシート搭載設備におけるサードシー
ト把持装置部分の背面図である。
【図7】同車体へのシート搭載設備におけるサードシー
ト把持装置部分の平面図である。
【図8】同車体へのシート搭載設備におけるセカンドシ
ート把持装置部分の側面図である。
【図9】同車体へのシート搭載設備におけるセカンドシ
ート把持装置部分の正面図である。
【図10】同車体へのシート搭載設備におけるセカンド
シート把持装置部分の平面図である。
【図11】同車体へのシート搭載設備におけるフロント
シート把持装置部分の側面図である。
【図12】同車体へのシート搭載設備におけるフロント
シート把持装置部分の正面図である。
【図13】同車体へのシート搭載設備におけるフロント
シート把持装置部分の平面図である。
【符号の説明】
1 車体搬送ライン 2 台車 9A シート支持装置 9B シート支持装置 9C シート支持装置 11 固定ガイドレール 12 可動枠 14 可動ガイドレール 15 可動体 20 シリンダー装置(昇降動装置) 22 昇降体 30 腕体 31 サードシート把持装置 32 ベースプレート 33 後部爪体 34 シリンダー装置 36 前部爪体 40 腕体 41 セカンドシート把持装置 43 回転軸 44 回動枠 47 下部爪体 48 シリンダー装置 49 上部爪体 50 腕体 51 フロントシート把持装置 54 後部爪体 55 シリンダー装置 57 前部爪体 60 車体 65 サードシート 66 セカンドシート 67 フロントシート A サードシート搭載部 B セカンドシート搭載部 C フロントシート搭載部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体搬送ラインの所定箇所に、車体搬送
    ラインに沿った方向と車体搬送ラインに対して直交状の
    方向とに移動自在な可動体が、車体搬送ラインに沿った
    方向で複数に設けられ、これら可動体には昇降動装置を
    介して昇降体が設けられ、これら昇降体には、その遊端
    が車体搬送ライン側に向く腕体が設けられ、そして腕体
    の遊端に、シートの種類に応じて異なる構成とされたシ
    ート把持装置が設けられていることを特徴とする車体へ
    のシート搭載設備。
JP8318414A 1996-11-29 1996-11-29 車体へのシート搭載設備 Pending JPH10157671A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100457314B1 (ko) * 2002-07-08 2004-11-16 현대자동차주식회사 차량용 시트 투입 장치

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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