JPH1015705A - 工作機械の回転軸予圧調整装置 - Google Patents

工作機械の回転軸予圧調整装置

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JPH1015705A
JPH1015705A JP16920696A JP16920696A JPH1015705A JP H1015705 A JPH1015705 A JP H1015705A JP 16920696 A JP16920696 A JP 16920696A JP 16920696 A JP16920696 A JP 16920696A JP H1015705 A JPH1015705 A JP H1015705A
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JP
Japan
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shaft
runout
rotary shaft
amount
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JP16920696A
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English (en)
Inventor
Kenji Fujii
藤井  健次
Kimiyuki Mitsui
公之 三井
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸の軸振れを3点法により正確に測定し
その結果に基づいて予圧を調整し仕上げ粗さを目標範囲
内に制御する。 【解決手段】 回転軸1を予圧式軸受2で軸支した軸受
ユニット3をモータ4で回転駆動し、先端に工具Tを装
着した工作機械において、回転軸1の軸振れを変位セン
サSa、Sb、Scの少なくとも3つのセンサで検出
し、演算制御部10で3点法に基づいて軸振れ量を正確
に求め、その結果に基づいて目標仕上げ精度の軸振れと
なるように予圧調整ユニット11へ予圧調整信号を送
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は、工作機械の予圧式軸受
ユニットで軸支される回転軸の回転振れを予圧の調整に
より制御し、工具による加工面粗さを所定目標範囲内に
制御する工作機械の回転軸予圧調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械においては、工具を回転駆動す
る回転軸の回転精度が被加工物の加工精度と密接な関連
を有するため、被加工物への加工精度の向上を計るため
には回転軸の回転精度の向上を図る必要があり、その1
つの方法として回転軸を予圧式軸受ユニットで軸支しそ
の予圧を調整して回転軸の軸振れを制御することが行な
われている。
【0003】一方、回転軸の回転精度の向上を図る前提
として回転精度を正確に評価する技術が必要であり、そ
の一例として回転軸の回りに少なくとも3つの変位計を
設け、回転軸の振れを回転軸の形状による影響を取り除
くように補正して正確に測定する方法が知られている
(3点法)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した3点法による
回転軸の回転精度測定方法は、回転軸の軸断面形状によ
る影響を取り除くようにして真の回転中心の振れ量のみ
を測定できる点で極めて高精度の回転精度を得ることが
できるが、この測定方法により回転軸の軸振れを正確に
測定したとしても、予圧式軸受ユニットで回転軸の予圧
を調整する際にその測定結果をどのように予圧を調整す
るのに用いるかについてまでは示されていない。
【0005】予圧式軸受ユニットを用いた回転軸では、
一般に予圧を大きくすると軸心振れが小さくなり加工面
粗さも小さくなる。しかし、従来の予圧式軸受ユニット
では予圧量の設定は加工面の仕上がり状態に対する作業
員の勘と経験により大雑把に行なわれており、例えば上
記3点法による回転精度測定技術などにより自動制御す
るということは行なわれていない。
【0006】この発明は、上述した予圧式軸受ユニット
の予圧調整の現状に留意して上記3点法による回転精度
測定技術に基づいて予圧式軸受ユニットの予圧を自動調
整する工作機械の回転軸予圧調整装置を提供することを
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決する手段として、回転軸を予圧式軸受ユニットで軸
支し、回転軸の振れを検出する変位センサを回転軸外周
の少なくとも3箇所に設け、変位センサによる検出信号
から回転軸振れ量の測定データを所定の演算方法により
演算し、その演算結果に基づいて予圧信号を出力する演
算制御部と、予圧式軸受ユニットへ予圧を供給する経路
に設けられる予圧調整ユニットとを備え、上記演算制御
部は上記測定データの振れ量から回転軸の形状による軸
振れ成分を取り除くように演算をして得られる振れ量が
目標範囲内の面粗さに対応する振れ量となるように予圧
調整ユニットへ予圧調整信号を出力するように構成して
成る工作機械の回転軸予圧調整装置としたのである。
【0008】上記の構成としたこの発明の回転軸予圧調
整装置では、少なくとも3箇所の変位センサによる検出
信号から演算制御部において回転軸の振れ量の測定デー
タを演算して求める。この測定データには回転軸の軸外
径形状による軸振れ成分も含まれており、演算制御部で
はこの影響成分を取り除くよう3点法に基づいて補正を
行ない真の軸振れ成分のみを取り出す。
【0009】上記3点法による回転軸の回転精度測定方
法については、既に公知であり、ここでは簡単に結果の
みを示す。回転軸に対する変位センサを図3に示すよう
に配置すると、回転軸の軸心振れのX、Y方向成分X
(θ)、Y(θ)は次式で表される。
【0010】
【数1】
【0011】実際の測定データを上式に入れて軸心振れ
X(θ)、Y(θ)を演算すると、測定誤差やノイズ等
も含まれるから、実際にはフィルタ処理することにより
これらの影響を取り除くようにするのが好ましい。
【0012】なお、3つの変位計の出力データは各変位
計と回転軸の中心を結ぶ線上での変位計から回転軸表面
までの距離の各時刻毎の値を表すから、これらのデータ
から上記演算式により軸心振れ量を計算することによっ
て、軸心振れに与える回転軸の形状による影響成分も除
かれることになる。
【0013】以上の演算により回転軸の振れ量が得られ
ると、その振れ量が加工物に対して切削などの加工を行
なう際の目標仕上げ精度以内の振れ量であるかを判定す
る。
【0014】この判定は予め回転軸の振れ量が加工物の
仕上げ精度に所定の条件下で一定の比例関係にあること
を調べておき、その関係曲線に基づいて行なう。
【0015】この場合、回転軸の振れ量は回転軸を支持
する予圧式軸受ユニットへの予圧が大きければ振れ量が
小さく、予圧が小さければ振れ量が大きくなることが知
られている。従って、加工物に対して設定される目標仕
上げ精度以内の面粗さの仕上げとなっているかは、目標
仕上げ精度に対応する振れ量以内の振れ量であるかを上
記理論によって得られる測定された振れ量と比較し、目
標振れ量以上の振れ量であれば予圧調整ユニットにおい
て予圧を増大させ、あるいは必要以上に目標振れ量より
測定振れ量が小さければ予圧を減少させ、予圧を目標振
れ量に適合する最適な圧力に保持して加工を行なう。
【0016】
【実施の形態】以下、この発明の実施形態について図面
を参照して説明する。図1は工作機械の回転軸予圧調整
装置の全体概略ブロック図、図2は予圧式軸受ユニット
で軸支した回転軸の部分断面図である。1は回転軸、2
は予圧式軸受、3は軸受ユニット、4は駆動モータであ
り、工作機械の主要部(図示省略)にこれらが取り付け
られている。
【0017】図2に示すように、予圧式軸受2は軸受部
2bと調整リング2aとを有し、調整リング2aに油溝
から液圧力による予圧を加えると半径方向に拡縮し、回
転軸1を軸支する際の軸受剛性が変化するというもので
ある。その詳細については、例えば特願平5−1740
18号に説明されているから参照されたい。
【0018】軸受ユニット3の下端には切削加工用の工
具Tが接続され、その接続端附近に3つの変位センサS
a、Sb、Scが図3に示すように互いに略120°の
位相角度をなして取り付けられている。これら変位セン
サSa、Sb、Scからの検出信号は演算制御部10へ
送られる。なお、軸受ユニット3の軸受2の数は図示の
例では2組を示しているが、この数は任意である。
【0019】演算制御部10は、上記3つの変位センサ
Sa〜Scの検出信号からその取付位置における回転軸
の中心軸の軸振れ量を3点法の原理に従って演算により
求め、予め内部的に又は外部からの設定信号で設定され
る目標振れ量の範囲内にあるかを比較し、その結果に基
づいて予圧調整信号を出力するように設定されている。
【0020】予圧式軸受ユニット3への予圧供給は液圧
ポンプPから作動流体を油溝へ送り込んで行なわれ、そ
の液圧供給経路の途中に設けた予圧調整ユニット11へ
上記演算制御部10からの予圧調整信号を送信すること
により予圧を調整する。予圧調整ユニット11には圧力
センサ(図示省略)が設けられており、その検出信号は
演算制御部10へ送られて予圧調整ができる。
【0021】予圧調整ユニット11の詳細は図示省略し
ているが、この例では重、中、軽の3つの異なる予圧を
軸受ユニット3へ送ることができるように3つの圧力制
御弁が組込まれ、圧力センサも3つの予圧を感知できる
ように対応する圧力ライン中に3つの圧力センサが設け
られている。なお、液圧ポンプPは液圧可変ポンプとす
る。点線は戻りラインであり、11aは3つの圧力制御
弁を手動切換するための手動レバーである。
【0022】通常は演算制御部10からの予圧調整信号
により圧力制御弁は自動的に内部切換えして、重、中、
軽のいずれかの予圧を送り出すようにしている。油圧レ
ギュレータ(図示省略)への予圧調整信号に基づく制御
信号により対応する液圧を発生させるものとする。
【0023】上記の構成とした実施形態の回転軸予圧調
整装置は次のように予圧調整を行なう。以下図4のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0024】回転軸Tを回転させ切削を開始すると(ス
テップS1 )、3つの変位センサSa、Sb、Scから
の検出信号が演算制御部10へ送られ(S2 )、そこで
回転軸の振れ量の測定データが演算される。この演算は
回転軸の外周にそれぞれの変位センサが設けられた位置
での回転軸の外径寸法から中心軸がどれだけ振れている
かを表す実測された振れ量に換算するものであり、この
測定データには形状の変化が振れ量に影響を与える量も
含まれたオーバオール値である。
【0025】上記測定データからは、中心軸の真の振れ
量を得るため、ステップS4 で前述した3点法に基づい
て形状による振れ量の影響値(形状振れ量)を差し引い
て形状による誤差を取り除く演算が行なわれ、真の振れ
量である実測振れ量が求められる。次に、ステップS5
以下で実測振れ量が目標振れ量より大きいか、小さい
か、又は等しいかの判断が行なわれる。目標振れ量は、
予め工作機械に使用される工具の形状、種類(例えば直
径Dmmのエンドミル)と加工される材料の材質、形状
などとの関係で特定の加工物に対しては特定の工具が選
定された状態で決められるから、それぞれの加工物に対
してその特定の工具により可能な範囲内で必要な任意の
仕上げ精度(又は表面粗さ)に対応する目標振れ量が予
め設定される。
【0026】上記目標振れ量が設定されると、この範囲
内での予圧が以後の各ステップで調整される。この場
合、例えば以下の切削条件に適合する工具により予め予
圧と軸心振れ、平均粗さとの関係が測定されており、そ
の測定された予圧と仕上げ精度との可能範囲内の目標振
れ量に適合するように予圧調整が行なわれるものとす
る。
【0027】切削条件 被削材 : アルミ 工具 : 12mmφエンドミル、刃数2 切削方向 : アップカット 切込深さ : a=10mm 上記切削条件での予圧荷重(N)と軸心振れ(μm)、
予圧荷重(N)と中心線平均粗さRa(μm)との関係
を図5、図6に示す(図7は軸心振れと平均粗さRaと
の関係のグラフ)。図において、例えば軸心振れ約3μ
m、平均粗さRa=0.5μm(図中の×印)を指定し
たとすると、これに適合するように予圧を増減する。
【0028】図4のフローチャートに戻ると、ステップ
5 の判定で実測振れ量が目標振れ量より大きい場合は
少なくとも予圧が不足していることを意味しているから
ステップS6 で予圧を増加する指令を予圧調整ユニット
11へ出力して予圧を増大させる。予圧を増大すると軸
心振れ量が小さくなり、目標振れ量に近づいて一致する
と、ステップS5 での判定はNOとなり、ステップS7
へ進む。ステップS7では軸心振れ量が目標振れ量に一
致している限り判定はYESとなり、その結果ステップ
8 で予圧保持指令が出力され、予圧が目標振れ量に対
応する圧力で保持される。
【0029】一方、予圧を増大する際に予圧調整ユニッ
ト11での予圧の増大が急激に大きくなった場合、上記
目標振れ量以上に超えて予圧が大きくなることがあり、
この場合は、ステップS5 での判定がNO、ステップS
7 での判定もNOとなり、ステップS9 に進んで予圧減
少指令が出力される。
【0030】以上のように予圧調整ユニット11で予圧
を調整することにより予圧式軸受ユニット3への予圧が
最適に保持されると、加工物に対する仕上げ精度が目標
粗さ以内の最適粗さに加工が行なわれる。なお、上記予
圧調整は予圧を重、中、軽の3段階に予め設定された圧
力のいずれかに調整するものとする。但し、予圧を無段
階に連続的に変化させるようにしてもよいことは勿論で
ある。
【0031】上記の予圧調整制御において、予圧を増大
させると軸振れ量が減少し、これに一定の比例関係で仕
上げ面粗さも小さくなるということを前提としている
が、これについては以下の理由による。
【0032】前述した切削条件に挙げた被削材に対しエ
ンドミルを用いて予圧を種々に変化させ、かつ切削速度
も変化させて予圧(N)と軸振れ量(μm)との関係を
測定したデータをグラフにして図5に示している。
【0033】さらに、上記測定と並行して行なった仕上
げ粗さ(μm)についての測定データを図6に示してい
る。上記2種類の測定データから軸振れ量と仕上げ粗さ
との関係を求めると図7のグラフとなる。なお、切削速
度は図中に示しているように4687rpmと7812
rpmの2種類である。
【0034】上記図5のグラフから分るように、切削
時、非切削時のいずれの時でも予圧を大きくすると軸振
れ量が小さくなり、予圧を重予圧から中予圧、軽予圧と
減少させると振れ量が大きくなっているのが分る。図6
のグラフからは、同様に重予圧では仕上げ粗さが小さ
く、中予圧、軽予圧に減少させると粗さが大きくなって
いる。
【0035】なお、回転速度についても、回転を上げる
と軸振れ量、粗さが大きくなり、回転を下げると反対に
なることが分る。
【0036】以上の結果から軸振れ量と仕上げ粗さの関
係をグラフにすると図7のようになる。このグラフから
軸振れ量と仕上げ粗さが一定の直線関係となって比例し
ていることが分る。
【0037】さらに、上述した軸振れ量と仕上げ粗さの
関係が得られる理由については次の通りである。
【0038】上述した切削条件で切削する場合に得られ
る仕上げ粗さを理論と実測の両面から考察する。エンド
ミルによる切削状態をエンドミルの軸と直角な断面で見
ると図8のようになる。図中の刃の軌跡は次式で表され
る。
【0039】刃の回転角度 αi=2π(i−1)/Z 刃のX座標 Xi=D/2・sin(ωt−αi)+
f ・ωt/ω 刃のY座標 Yi=D/2・{1−cos(ωt−α
i)} 但し、D : エンドミル直径 Z : 刃数 ω : 刃の自転角速度 Vf : 送り速度 又、刃のX、Y座標での位置(Xi、Yi)はX、Y座
標の原点0から時間tに至る座標位置であり、i=1を
基準として表示している。
【0040】上述した加工条件から、ω、Vf などのパ
ラメータは次のように与えられる。
【0041】
【表1】
【0042】上式から刃の軌跡を計算し、プロットした
点を連続線で表すと図9に示すようになる。
【0043】XとY座標の関係は表中*を付したパラメ
ータで決まるが、2つの切削条件でこれらの値は同じで
あるため、どちらの刃も同じ軌跡を描く。図中の番号
、、……と矢印は刃でワークを切削する順番と方向
を示している。奇数番はNo.2の刃の軌跡である。No.
1とNo.2の刃の軌跡およびX軸で囲まれた斜線部が理
論上の加工面の形状である。
【0044】図9のグラフから分るように、上述の斜線
部は、長さ0.12mmの周期で高さ0.30μmの加
工面が形成されることを示している。ところが、実際の
加工面の形状の周期は0.24mm程度であり、理論周
期の約2倍である。この理由として、刃先と回転中心の
偏りが考えられる。即ち、今回使用したエンドミルの刃
数は2であるが、エンドミルの取り付け偏芯や刃先磨耗
の影響により2枚の刃で加工面が創成されていないから
である。この場合、加工面は回転中心から半径方向に遠
い方の1つの刃で創成される。他方の刃は図9の破線の
ような軌跡をたどり荒削りのみを行っている。加工面の
創成に寄与する刃を仮にNo.1とすれば、加工面形状は
図9の斜線部となり、その周期は0.24mmであり、
実際と一致する。この面の高さは1.19μmであり、
粗さをRa(平均粗さ)で計算すると0.30μmとな
る。従って、1枚刃で加工面が創成されると、軸芯振れ
を0とした理論粗さは0.30μm(Ra)となる。こ
の値は、図7で軸芯振れ0の時の粗さ外挿値0.24μ
mと概ね一致している。実際の粗さは図7のように軸芯
振れの影響により、これより大きくなる。
【0045】以上の考察から分ることは、エンドミルで
切削中に生じる軸振れ量が予圧を大きくして0となるよ
うな場合に理論粗さに合致し、予圧を小さくすれば、軸
受剛性の低下に伴って仕上げ粗さが大きくなるというこ
とが容易に理解される。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
予圧調整装置は少なくとも3点の変位センサで回転軸の
軸振れ変位を検出し、演算制御部で3点法により演算し
て軸振れ量を正確に求めこれにより予圧調整ユニットへ
予圧調整信号を出力し軸振れを目標範囲内に制御するよ
うにしたから、軸振れ量を目標範囲内に制御することに
より加工物の仕上げ精度を所望の精度に仕上げ加工でき
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】予圧式軸受ユニットで軸支された回転軸の予圧
調整装置の全体ブロック図
【図2】予圧式軸受ユニット部分の断面図
【図3】図2の矢視III −III から見た拡大断面図
【図4】予圧調整制御のフローチャート
【図5】軸振れ量と予圧の関係を示す実測データのグラ
【図6】仕上げ粗さと予圧の関係を示す実測データのグ
ラフ
【図7】軸振れ量と仕上げ粗さとの関係のグラフ
【図8】切削理論の説明図
【図9】切削断面の拡大図
【符号の説明】
1 回転軸 2 予圧式軸受 3 軸受ユニット 4 モータ 10 演算制御部 11 予圧調整ユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸を予圧式軸受ユニットで軸支し、
    回転軸の振れを検出する変位センサを回転軸外周の少な
    くとも3箇所に設け、変位センサによる検出信号から回
    転軸振れ量の測定データを所定の演算方法により演算
    し、その演算結果に基づいて予圧信号を出力する演算制
    御部と、予圧式軸受ユニットへ予圧を供給する経路に設
    けられる予圧調整ユニットとを備え、上記演算制御部は
    上記測定データの振れ量から回転軸の形状による軸振れ
    成分を取り除くように演算をして得られる振れ量が目標
    範囲内の面粗さに対応する振れ量となるように予圧調整
    ユニットへ予圧調整信号を出力するように構成して成る
    工作機械の回転軸予圧調整装置。
JP16920696A 1996-06-28 1996-06-28 工作機械の回転軸予圧調整装置 Pending JPH1015705A (ja)

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JP16920696A JPH1015705A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 工作機械の回転軸予圧調整装置

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JP16920696A JPH1015705A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 工作機械の回転軸予圧調整装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007505751A (ja) * 2003-09-23 2007-03-15 ヴァルター マシーネンバウ ゲーエムベーハー 同心度修正を有する研削盤
JP2007198944A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Mitsubishi Electric Corp 振れ測定装置および振れ測定方法

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