JPH10156344A - 浄水器、造水機およびその洗浄方法 - Google Patents

浄水器、造水機およびその洗浄方法

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JPH10156344A
JPH10156344A JP14382597A JP14382597A JPH10156344A JP H10156344 A JPH10156344 A JP H10156344A JP 14382597 A JP14382597 A JP 14382597A JP 14382597 A JP14382597 A JP 14382597A JP H10156344 A JPH10156344 A JP H10156344A
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JP
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water
line
filtered
activated carbon
hollow fiber
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Application number
JP14382597A
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Inventor
Kazuo Imai
和雄 今井
Takurou Shiyama
卓朗 獅山
Masao Toyoda
征男 豊田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 前段に活性炭を充填し、後段に中空糸膜
をそれぞれ内蔵した複数のカートリッジを並列的に接続
した一対のコネクタのうち、一方のコネクタの両端に流
体の入出口を設け、入出口を設けた方のコネクタ内に
は、種類の異なるカートリッジとの連結部を分けるよう
に流路閉鎖部を着脱自在に装着し、他方のコネクタ内に
は、種類の異なるカートリッジとの境界部に洗浄水抜き
出し口を設けた浄水器を逆洗することを特徴とする。 【効果】 濾過水の貯水タンク、加圧ポンプや圧縮空気
・加圧ガス等の濾過水供給手段を別途に設けることな
く、逆洗水の流量や水圧を強化した逆洗が可能となり、
コンパクトで軽量、メンテナンスを軽減することがで
き、製作費の安価な浄水システムを提供することができ
る。その上、浄水器内の下流に位置する中空糸膜カート
リッジから除去された汚れが、上流の活性炭中に流れ込
み逆汚染されるのを防止でき、効率よく浄水器の逆洗が
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄水器、造水機お
よびその洗浄方法に関する。特に、地震、風水害、大火
災、大渇水などの災害非常時において、河川、湖沼、
池、プール、防災用貯水槽等の原水中の混合成分や溶解
成分を分離・吸着することにより、飲料水又は雑用水
(洗濯水、食器洗い水、風呂水など)を供給する、活性
炭と中空糸膜を濾過材とした、複数個の浄水器を装着し
た浄水システムに関する。
【0002】
【従来技術とその課題】浄水器は一般には活性炭を内蔵
し、この活性炭に原水中に含まれる残留塩素やその他の
有害物質、臭気の原因となる物質を吸着させることによ
り、水質向上を図っているものが広く普及している。し
かし、このような活性炭だけの浄水器等では、通水を停
止し長い間放置すると活性炭に残留塩素等が吸着され、
この残留塩素等による殺菌力が低下し、さらに活性炭に
吸着された有機物質が富栄養状態を形成し、一般細菌が
繁殖する。このような状態で通水を再開すると、浄水出
口から多量の一般細菌が見出される。これを防止する為
に中空糸膜を装着したものが広く実用化されている。
【0003】しかしながら、この種の浄水器では、活性
炭は残留塩素等を吸着させる他に、原水中の微細な懸濁
物質を捕捉する砂濾過の役目を果たし、また、中空糸膜
が更に細かな懸濁物質や、一般細菌を目詰まりさせて除
去する為、原水水質によっては、短期間に濾過水量が減
少することがあった。また、活性炭や中空糸膜に微細な
懸濁物質等が捕捉されると、これを交換する必要があ
り、交換作業が面倒で利便性にかけるという問題点があ
る。
【0004】そこで活性炭や中空糸膜の寿命を延ばす
為、一般的には中空糸膜の浄水出口から、清澄な水を逆
流させて、活性炭や中空糸膜の表面に付着した微細な懸
濁物質等を取り除くいわゆる逆洗を行う。具体例を挙げ
ると、濾過工程を一定時間行う毎に、濾過工程とは逆
に、例えば濾過水を逆洗水として濾過水取出し側から浄
水器に供給し、浄水器内を逆流させ、流出してくる逆洗
水を原水供給ラインから排出させる。即ち複数種の濾過
材の付着物を、一度に逆洗水を浄水器内を貫流させて除
去する方法が開発されている。
【0005】通常、逆洗法としては、原水を直接、活性
炭や中空糸膜に供給するものや、濾過水を一旦貯水タン
クに貯留し、圧縮空気や加圧ガスによって逆洗水として
給水するもの等が提案されている。いずれも、一度に逆
洗水を貫流することにより、浄水器内に内蔵された複数
種の濾過材の付着物を除去する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、逆洗水である
濾過水を一旦貯水タンクに貯留し、加圧ポンプや圧縮空
気・加圧ガスによって逆洗水として給水する場合には、
浄水システム全体が大型・重量化、複雑化するため、設
置スペースが大きくなると共に、製作コストが高くなる
といった欠点がある。一方、前記のように濾過水を別途
に加圧する等の供給装置なく、該浄水システム内の浄水
器に直接逆流させる洗浄方法には、逆洗水の流量や水圧
に限度があり、より効率よく効果の高い洗浄方法が検討
されている。また複数種の濾過材を充填したカートリッ
ジを接続した浄水器を、一度に逆洗水を貫流させて逆洗
する方法は、先に逆洗される中空糸膜の表面に付着した
微細な懸濁物質等が洗浄水と共に、次に逆洗される下流
の活性炭中に流れ込み、逆汚染する可能性がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】こうした問題に対し、前
述の貯水タンク、加圧ポンプや圧縮空気・加圧ガス等の
濾過水供給手段を別途に設けることなく、逆洗水の流量
や水圧を強化した逆洗が可能となり、コンパクトで軽
量、メンテナンスを軽減することができ、製作費の安価
な浄水システムを提供することにある。その上、浄水器
内の下流に位置する中空糸膜カートリッジから除去され
た汚れが、上流の活性炭中に流れ込み逆汚染されるのを
防止することにある。
【0008】上記課題を解決する為に、本発明は基本的
に次の構成を有する。即ち、「前段に活性炭を充填し、
後段に中空糸膜をそれぞれ内蔵した複数のカートリッジ
を並列的に接続した一対のコネクタのうち、両端に流体
の入出口を設けた方のコネクタ内には、前記種類の異な
るカートリッジとの連結部を分けるように流路閉鎖部を
着脱自在に装着し、他方のコネクタ内には、洗浄水抜き
出し口を設けた浄水器。」あるいはそれを用いた造水機
またはその洗浄方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では、逆流洗浄により中空
糸膜を逆洗し、更に活性炭をも逆洗する。活性炭の機能
は吸着より発現することにより、従来、活性炭の吸着性
能が低下した場合は、廃棄したり取り替えたりしてい
た。また、透水量の減少は専ら膜の目詰まりによるもの
と考えられてきた。しかしながら、本発明者らが詳細に
検討したところ、この種の浄水器では、活性炭は残留塩
素等を吸着させる他に、原水中の微細な懸濁物質を捕捉
する砂濾過の役目も果たし、原水水質によっては目詰ま
りが起きて、短期間に濾過水量が減少することが判明し
た。そこで、中空糸膜を逆洗した洗浄水により、同時に
活性炭をも逆流洗浄する方法を考案した。しかしながら
中空糸膜を逆洗した洗浄水、即ち、中空糸膜面の懸濁物
質を含む洗浄水を、そのまま活性炭の逆洗に使用するの
ではなく、該洗浄水を逆洗開始直後、一時的に浄水器系
外に排出した後に、活性炭の逆洗を行うことによって、
逆洗効果が予想以上に向上した。
【0010】かかる洗浄方法を効果的かつ経済的に実行
する方法として、特に限定されるものではないが、好ま
しくは、2つ以上の該浄水器本体のうち、少なくとも1
つの濾過水を用いて、少なくとももう1つを逆流洗浄さ
せる態様が挙げられる。これにより、圧縮空気や加圧ガ
スまたは加圧ポンプを用いた場合の欠点が解消される。
さらに、3つ以上の該浄水器本体のうち、少なくとも1
つを通常の造水を行わせることにより、造水機能を停止
することなく、逆流洗浄が可能となり、より好ましくな
る。
【0011】また同様に3つ以上の該浄水器のうち、少
なくとも2つ以上の濾過水を用いて、もう1つを逆流洗
浄させる態様によって、逆洗水の流量や水圧を増大する
ことができ、洗浄条件の強化が期待できて、更に好まし
くなる。この場合にも、通常の造水を行わせることによ
り、造水機能を停止することなく、逆流洗浄を行うに
は、4つ以上の該浄水器を用いて、少なくとも2つ以上
の濾過水で、もう1つを逆流洗浄させ、且つ少なくとも
1つを通常の造水を行わせることにより、前記の洗浄条
件の強化と、逆洗中にも造水することが可能となる。
【0012】かかる洗浄方法や好適な態様を実現し得る
造水機、またはその構造として、特に限定されるもので
はないが、好ましくは、浄水器本体が2個以上が並列的
に接続され、それぞれの該浄水器本体の流体入り口側に
原水供給を遮断し、逆流洗浄水の排水できるライン切替
手段を有し、流体出口側には濾過水供給を停止するライ
ン切替手段を有し、且つカートリッジ境界部からは洗浄
水の抜き出しができる切替手段を有することを特徴とす
る造水機により実現できる。
【0013】即ち、原水供給ラインおよび、濾過水取出
しラインに対して、濾過材が活性炭と中空糸膜からなる
複数個の浄水器を並列的に接続した浄水システムにおい
て、該各浄水器の原水供給側を、逆洗水排出ラインに対
して並列的に接続(バラバラでもかまわない)し、該原
水供給ラインおよび、逆洗水排出ラインには、各浄水器
ごとに、両ラインを切り換えるライン切換手段を設ける
と共に、前記の濾過水取り出しラインには、ライン閉鎖
手段を設けて、逆洗時には該ライン切換手段によって、
少なくとも一つの浄水器を逆洗水排出ライン側に切り換
えると共に、該濾過水取り出しラインを該閉鎖手段によ
って閉鎖して逆洗水供給ラインとし、他の浄水器を通過
して得られた濾過水を逆洗水として、該逆洗水供給ライ
ンを通して前記の少なくとも一つの浄水器の濾過水取り
出し側に供給し該逆洗水排出ラインから排出するように
し、また浄水器のコネクタ内には、洗浄水の抜き出し口
(好ましくは異種濾過材カートリッジとの境界部に)を
設け、後段に内蔵された中空糸膜の逆洗開始直後の汚れ
の高い洗浄水を、一時的に排出するようにしたものであ
る。
【0014】また、濾過水を供給するカートリッジの本
数を調整して十分な圧力と水量がえら得るならば、ライ
ン閉鎖手段を調整して、濾過水供給にある程度給水しつ
つ、前記逆流洗浄を行えば、逆洗を行いながら同時に濾
過を行うことも可能となるが、それは以下に述べるもう
1つの本発明を実現するのに好適な造水機、又はその構
造に、より簡便な操作性を維持しながら効率よく実現で
きる。
【0015】つまりもう1つの本発明を実現するのに好
適な造水機、又はその構造としては、該浄水器本体が少
なくとも3個以上が並列的に接続され、それぞれの流体
出口側に設けられた、濾過水供給ラインを閉鎖するライ
ン切替手段は、濾過水供給ラインとは独立した別流路が
並列的に接続され、かつ該別流路に切り替えることが可
能であることを特徴とする造水機により実現できる。
【0016】言い換えれば、該濾過水取出しラインを、
各浄水器からの個別ラインと、この個別ラインが並列的
に接続される環状ラインと、該環状ラインから取り出さ
れる合流ラインとによって構成し、該環状ラインには、
各個別ライン間および個別ライン、合流ライン間にそれ
ぞれ環状ラインを閉鎖するライン閉鎖手段を設け、逆洗
時には、少なくとも二か所の前記ライン閉鎖手段によっ
て環状ラインを閉鎖することにより、環状ラインの一部
を逆洗水供給ラインとして区画し、環状ラインを、濾過
水取り出しラインおよび逆洗水供給ラインの双方として
使用するようにすると、逆洗を行いながら同時に濾過を
行うことも可能となるので非常に効率的である。また前
記のように、異種濾過材カートリッジの境界部に、洗浄
水の抜き出し口を設けることにより、先に逆洗する中空
糸膜カートリッジの洗浄水を、該洗浄水抜き出し口から
系外に一時的に排出することにより、該中空糸膜カート
リッジより除去された微細な懸濁物質等が、次に逆洗を
行おうとする活性炭中に流れ込むことによる、逆汚染を
防止することができる。なお、一時的に洗浄水を系外に
排出する時間設定は、逆洗を行うまでの濾過運転時間や
逆洗にかける時間の設定と同様に、原水水質や濾過面積
当たりの濾過水量、および逆洗に費す逆洗水量等から決
められる。
【0017】また逆洗時には、原水供給ラインが浄水器
および閉鎖された濾過水取り出しラインを介して、逆洗
しようとする浄水器の濾過水取り出し側に接続され、濾
過水がそのまま逆洗水として、連続的に逆洗しようとす
る浄水器に供給されるので、専用の逆洗水供給手段を別
途に設ける必要がない。また、濾過水取り出しライン中
の環状ラインの一部を逆洗水供給ラインとして使用する
だけなので、逆洗時でも逆洗に関与しない浄水器につい
ては通常の濾過状態が維持される。
【0018】以上を勘案して、該浄水器本体の個数は3
〜5が好ましく、4〜6がより好ましい。
【0019】なお、本発明における浄水器本体は、それ
ぞれ前段に活性炭を充填し、後段に中空糸膜をそれぞれ
内蔵した複数のカートリッジを並列的に接続した一対の
コネクタのうち、両端に流体の入出口を設けた方のコネ
クタ内には、前記種類の異なるカートリッジとの連結部
を分けるように、流路閉鎖部を着脱自在に装着し、他方
のコネクタ内には、前記種類の異なるカートリッジとの
境界部に洗浄水抜き出し口を設けたものである。
【0020】即ち、濾過材(活性炭、中空糸膜)を充填
してなる複数本の筒状のカートリッジを、該カートリッ
ジ相互間を連通する流路を備えた一対のコネクタによっ
て接続し、前記コネクタの一方に、前記カートリッジ相
互間の流路を閉鎖する流路閉鎖部材を着脱自在に装着
し、前記カートリッジには、前記流路閉鎖部材が装着さ
れたコネクタには、その一端および、他端に被濾過流体
の流入口および、流出口を設けた浄水器である。 以上
のように構成したため、複数本のカートリッジが一対の
コネクタのよって並列的に接続されているにもかかわら
ず、流路閉鎖部材により閉鎖されたコネクタの流路よっ
て、異種濾過材が充填されたカートリッジ、又はカート
リッジ群が直接に接続される。また浄水器内における濾
過材の充填比率や、濾過材の種類を変える場合は、必要
な濾過材を充填したカートリッジ、又はカートリッジ群
を、順次並列的に並べ、コネクタで接続すると共に、コ
ネクタの流路の所定位置に流路閉鎖部材を装着する。
(図7、図8参照) 該カートリッジの容積はおおよそ好ましくは0.2 〜0.3
リットル、より好ましくは0.2 〜0.5 リットルであり、
本数は好ましくは 4〜10本、より好ましくは 6〜 8本で
ある。また、物理的強度や化学的耐久性、並びに無害性
に優れたポリカーボネーと樹脂、アクリル樹脂などが好
ましい。 本発明の非常用造水機は、原水の汲み上げと
該原水を高圧に昇圧する手段として、その本体に少なく
とも人力を動力源とする手段と、別途にエンジンと該エ
ンジンを動力源とする手段を同一フレームに並列に配設
した。また、濾過材が活性炭と中空糸膜からなる複数個
の浄水器を有するものが好ましく、必要に応じて、前処
理手段、滅菌手段、などを有し、好ましくは一体にまと
められた形状である。
【0021】又、特に、非常用浄水機の場合において
は、災害地や被災地など、運搬が困難で設置に大きな制
限のある地域においても、有効に活用・運用ができるよ
うに軽量かつ小容積であり、特に制限されるものではな
いが、全体の重量は40〜90kg、容積は 0.5〜1.20m3
好ましい。さらに薬剤や燃料などのメンテナンスなし
で、8時間以上稼働できることが好ましい。また、取扱
いや装置メンテナンスがし易く、重量の軽減ができるよ
うに本体フレームは、鋼管折曲げ一体構造が好ましく、
移動用に車輪を取付けるのが特に好ましい。
【0022】また、前記地域では電力供給などの各種運
用基盤に支障をきたしている可能性が高いので、原水の
汲み上げと高圧に昇圧する手段の駆動源を内臓している
ことが好ましい。また、河川水、湖沼水、池水、プール
水、井戸水、防災用水など飲料用に不適とされる水源か
ら、水中の菌、ウイルス、微粒子や有機物を除去し、飲
料に耐え得る水を生産できる能力を要求される。
【0023】なお、本発明の造水機は災害地や被災地で
の用途だけに限定されるものではなく、運用条件立地が
同様であれば、同様の有用性を発揮し得るものであり、
例えば僻地や野外での催し物やイベント、キャンプなど
が挙げられる。
【0024】以下に本発明を図面に基ずいて詳細に説明
するがこれにより本発明は何等限定されるものではな
い。図1は本発明に関わる装置の一例を示すフロー図で
ある。
【0025】本発明の動力源は、人力または、エンジン
であり、人力駆動可能なポンプ1と、エンジン3を駆動
源としたポンプ2とを備えたことにより、災害非常時に
柔軟に対応可能となる。両手段は、並列配設されること
が好ましい。直列配設では、使用していない方の手段
が、余計な抵抗となりエネルギー効率が低下するからで
ある。また、両手段にそれぞれ逆止弁機構を装備すると
両手段間に切替え弁を介在させなくとも、逆流を防止す
ることができ、機構が単純で切替えの手間がいらず好ま
しい。
【0026】本発明の人力駆動可能な、原水を汲み上げ
高圧に昇圧する手段としては、特に限定されるものでは
ないが、ここで人力駆動可能とは、人間の手あるいは足
を駆動源とすることが可能であり、好ましくは往復運動
機構のものがよいが、必要に応じてハンドル式の機構で
もよい。また短時間で疲労しない程度の負荷であること
が好ましい。特に足踏み式は疲労が少なく好ましい。ま
た、往復運動の戻り時はバネの回復力により戻るバネ機
構を備えることも好ましい。
【0027】本発明の人力駆動可能な、原水を汲み上げ
て該原水を高圧に昇圧する手段1は、河川、湖沼、池、
プール、防災貯水槽などの水源から本発明の非常用造水
機が使用される立地を考慮すると、原水汲み上げ揚程は
2m 以上が好ましい。本発明の人力駆動可能な該手段1
は、原水または前処理された原水を、プレフィルター・
活性炭濾過器・中空糸膜で処理できる圧力まで昇圧する
機能を兼ね備えたものである。浄水器性能によって若干
相違してくるが好ましくは吐出能力が 2Kgf/cm2 以上、
より好ましくは能力が 5Kgf/cm2 以上のポンプが好まし
い。具体例を挙げるなら好ましくは能力が 3Kgf/cm2
上の逆止弁内臓の自吸式ウイングポンプである。
【0028】また、エンジン3を駆動源とするポンプ2
を備えることも好ましく、具体例を挙げるならば、ガソ
リンエンジンやディーゼルエンジン等がある。また軽量
化を考慮して空冷式・2サイクルエンジンが好ましい。
あるいは、電源車や非常用電源で電力の確保ができ得る
場合には、電動モーターを用いてもよい。
【0029】該ポンプ2は前述のウイングポンプと同様
に自給式であることと、ポンプ能力は同等程度のポンプ
が好ましい。具体例をあげるならば、ゴム製インペラー
のモノフレックスポンプ等が好ましい。逆止弁内臓ポン
プでない場合は、該ポンプの吐出口には逆止弁を設ける
ことが好ましい。
【0030】なお、エンジン3と該エンジンで駆動され
るポンプ2の動力伝達方式は、該ポンプ駆動軸とエンジ
ン出力軸を、カップリングで締結するのが好ましい。ま
たは、エンジン出力軸にポンプを直接組み付けたものが
特に好ましい。
【0031】エンジン駆動ポンプにより、原水を汲み上
げて該原水を高圧に昇圧する場合は、浄水器に供給され
る原水の水圧制御の為に調圧弁5を設けることが好まし
い。この時はウイングポンプ1は機能させずにバイパス
させる。
【0032】なお、浄水器の上流に原水の前処理手段を
設けることが好ましい。前処理手段としては糸巻きタイ
プのプレフィルター4が好ましく、1〜50μmのフィル
ターを用いることが特に好ましい。材質としてはポリプ
ロピレン、コットンなどが好ましい。また複数段用いる
ことも好ましく、前段に10〜50μm、後段に 1〜10μm
のカートリッジフィルターを用いることが特に好まし
い。
【0033】また、かかる前処理手段の設置位置は、浄
水器の上流ならば特に限定されないが、揚程や高圧の圧
損、あるいは前処理手段の耐圧性を考慮すると、調圧弁
5と浄水器8、9の間が好ましい。
【0034】本発明の浄水器は、好ましくはカートリッ
ジ式の活性炭濾過器と中空糸膜の濾材からなる濾過器で
あり、前段の活性炭は30〜80メッシュ程度の微細粒
のものを150〜250g (1カートリッジ当たり)用
いるのが好ましく、水中のSS成分の除去や、塩素・カ
ビ臭気・非イオン性不純物の除去し、さらに後段の、材
質がポリスルホン、ポリアクリロニトリル、ポリエチレ
ン等より成る微細孔平均孔径0.01〜0.1μmを有
効面積0.8〜1.2m2 (1カートリッジ当たり)の
中空糸膜により水中の濁りや鉄錆、細菌類など水中の微
粒子成分を取り除いて、安全で美味しい飲料水を提供す
ることができる。
【0035】
【実施例】以下に本発明を図面に基づいて詳細に説明す
るが、これにより本発明は何等限定されるものではな
い。図1は本発明に関わる装置の一例として、地震、風
水害、大火災、大渇水などの非常事態時や、山間部のダ
ム工事現場など飲料水が確保できない場合において、身
近にある河川、湖沼、池、プール、防災用貯水槽などの
原水を浄水器で処理することにより、飲料水や雑用水
(洗濯水、食器洗い水、風呂水など)の確保が容易に行
える造水機であり、災害地や被災地での用途だけに限定
されるものではなく、運用条件立地が同様であれば、同
等の有用性を発揮し得るのもであり、例えば僻地や野外
での催し物やイベント、キャンプなどが挙げられる。災
害地や被災地など、運搬が困難で設置に大きな制限のあ
る地域においても、有効に活用・運用ができるように軽
量かつ小容積であり、特に制限されるものではないが、
全体の重量は40〜90kg、容積は 0.5〜1.20m3 が好まし
い。
【0036】さらに薬剤や燃料などのメンテナンスなし
で、8時間以上稼働できることが好ましい。また、取扱
いや装置メンテナンスがし易く、重量の軽減ができるよ
うに本体フレームは、鋼管折曲げ一体構造が好ましく、
移動用に車輪を取付けるのが特に好ましい。
【0037】実施例1 図1に示すように、この浄水システムは2台の浄水器
8、9、原水供給ライン10、濾過水取り出しライン2
0、逆洗水排出ライン29および、洗浄水抜き出しライ
ン90から構成し、前記の各浄水器8、9は、各ライン
10、20、29、90によって並列的に接続する。
【0038】該浄水器8、9は、充填された濾過材8
a、8a´および9a、9a´によって、原水供給領域
8b、9bと濾過水取り出し領域8c、9cとに区画さ
れており、該原水供給ライン10および濾過水取り出し
ライン20は、それぞれに対応する領域に接続されてい
る。なお、前記濾過材8a、9aとしては顆粒状活性炭
を、8a´、9a´としては半透膜から成る多数本の中
空糸膜を使用する。
【0039】前記原水供給ライン10は、原水を浄水器
8、9に圧送する加圧ポンプ1と2とを有しており、前
記原水供給ライン10と逆洗水排出ライン29との切り
替えを行うライン切替手段の構成要素の一つとして、三
方弁21、22が各浄水器8、9ごとに配設されてい
る。 また、前記濾過水取り出しライン20は、各浄水
器8、9からの合流部分にライン閉鎖手段としての二方
弁23が配設されている。
【0040】前記逆洗水排出ライン29は、前記各浄水
器8、9の原水供給領域8b、9bに接続されており、
前記原水供給ライン10と同様にライン切替手段の構成
要素としての三方弁21、22が各浄水器8、9に対し
て配設されている。
【0041】また、図7および図8に示すように、浄水
器の下部コネクター33の筒状体44には洗浄水抜き出
し口43が配設されていて、該先端には前記洗浄水抜き
出しライン90が接続されている。該洗浄水抜き出し口
43の位置は活性炭カートリッジ30と、中空糸膜カー
トリッジ31の境界部とする。洗浄水抜き出し口43に
接続された、洗浄水抜き出しライン90には、図1に示
すように、ライン閉鎖手段としての二方弁93、94が
配設されている。
【0042】また、前記濾過水取出しライン20は、各
浄水器8、9からの合流部分にライン閉鎖手段としての
二方弁23が配設されている。一方、前記逆洗水排出ラ
イン29は、前期買う浄水器8、9の原水供給領域8
b,9bに接続されており、前期原水供給ライン10と
同様にライン切換手段の構成要素としての三方弁21、
22が各浄水器8、9に対して配設されている。
【0043】また、前記原供給ライン10および、濾過
水取り出しライン20には、各濾過材8a、8a´およ
び9a、9a´の目詰まり等を個々に検出する為に、濾
過材8a、8a´および9a、9a´前後の差圧を測定
用の圧力計24、25及び26、27が各浄水器8、9
の前後に配設することが好ましい。
【0044】また、前記原水供給ライン10及び、濾過
水取り出しライン20の合流部の圧力を検出して、浄水
器8、9双方を含む装置全体の差圧を測定する差圧測定
器28を、配設することが特に好ましい。
【0045】以下に、この浄水システムの動作について
説明する。
【0046】この浄水システムは、3乃至180分間の
濾過を行った後に、各浄水器8、9について3乃至の1
20秒間の逆洗を行って、浄水器8、9の性能を回復さ
せるといった具合に、濾過工程と逆洗工程とを交互に繰
り返すようになっており、該濾過工程と逆洗工程との切
り替えは、濾過時には表1に示すように、三方弁21、
22がa側に開、二方弁23が開となって、前記原水供
給ライン10と濾過水取り出しライン20が開放され
る。
【0047】従って、加圧ポンプ1又は2によって供給
される原水が各浄水器8、9の原水供給領域8b,9b
から濾過材8a、8a´および9a、9a´を通過する
際に濾過され、濾過水が濾過水取り出し領域8c,9c
を経て濾過水取り出しライン20から取り出される。
【0048】一方、逆洗は各浄水器8、9ごとに行われ
るが、いずれの浄水器を先に洗浄するかについては、任
意に設定できる。また、一方の浄水器8又は9を逆洗す
る際は、他方の濾過器9又は8によって濾過された濾過
水が逆洗水として使用されるようになっており、その切
り替えは前記制御手段によって行われる。
【0049】以下、この逆洗工程について、図2を参照
して説明する。
【0050】まず浄水器8の逆洗を行う場合は、図2及
び表1に示すように三方弁22がa側に開、三方弁21
がb側に開、二方弁23が閉となり、二方弁23によっ
て閉鎖された前記濾過水取り出しライン20が、逆洗水
供給ラインとして使用される。従って、加圧ポンプ1又
は2によって供給される原水は、浄水器9にのみ供給さ
れ、該浄水器9から得られる濾過水が逆洗水として前記
濾過取り出しライン20を通って、浄水器8の濾過水取
出し領域8cに供給される。
【0051】これによって、逆洗水は通常の濾過時とは
逆に、濾過水取出し領域8c側から濾過材8a´に送ら
れることにより、濾過材8a´が逆洗される。濾過材8
a´を逆洗した逆洗水は、濾過材8aに流入することも
できるが、濾過材8aの目詰まりで圧力損失が生じてい
るので、濾過材8aには流入せずに、二方弁93を通
り、洗浄水抜き出しライン90から、濾過材8a´の膜
表面に付着した微細な懸濁物質を洗浄水と共に系外に排
出する。
【0052】濾過材8a´の逆洗が完了次第、二方弁9
3を閉じることで、濾過材8a´を通過した逆洗水は、
次に濾過材8aを通って原水供給領域8bに送られ、濾
過材8aを洗浄して逆洗水排出ライン29から排出され
る。
【0053】このようにして濾過器8の逆洗が完了する
と、続いて濾過器9の逆洗に移行するが、この場合、表
1に示すように、三方弁21がa側に開、三方弁22が
b側に開、二方弁23が閉に切り換られ、前記浄水器8
の逆洗の場合と同様に濾過器9の逆洗が行われる。
【0054】このような濾過−逆洗−濾過といった一連
の流れにおいて、取り出される濾過水の取り出し水量を
Q1、排出される逆洗水の排出量をQ2,装置全体の差
圧をΔPとすると、図3乃至図5に示すように変化し、
逆洗後は濾過材8a、8a´および9a、9a´の目詰
まりが解消して差圧ΔPが小さくなっていることが分か
る。
【0055】なお、図4では符号I、IIは、それぞれ濾
過器8、9の逆洗を示している。
【0056】該浄水システムは、上記のように浄水器を
2台使用しているが、これに限定されるものではなく、
系内に3台以上を並列に配設することも可能である。
【0057】実施例2 図6は他の実施例を示している。この濾過システムは浄
水器51、52、53、加圧ポンプ1、2を有する原水
供給ライン60、濾過水取出しライン70、逆洗水排出
ライン80、および洗浄水抜き出しライン90から構成
し、前記原水供給ライン60及び逆洗水排出ライン80
に、ライン切り換え手段として,三方弁55、56、5
7、及び81、82、83を配設し、洗浄水抜き出しラ
イン90には二方弁93、94、95が配設されている
点で、前記実施例1とは異なる。
【0058】また、該浄水器は、前記濾過水取出しライ
ン70を、各浄水器51、52、53に接続される個別
ライン71,72,73と、該個別ライン71,72,
73が接続される環状ライン74〜79によって構成
し、環状ライン74〜76は濾過水取出しライン70に
接続されて構成し、前記環状ライン74〜79と各個別
ライン71,72,73間にライン閉鎖手段としての三
方弁81、82、83を配設している点でも前記実施例
1とは異なる。
【0059】該浄水システムは、このような構成を採用
したことにより、逆洗時にあっても、逆洗に関与しない
浄水器から通常の濾過時と同様に、濾過水を得ることが
できる。
【0060】以下にその動作を説明する。
【0061】まず、濾過時には表2に示すように、三方
弁55、56、57がa側に開、及び三方弁81、8
2、83がa側に開、二方弁93、94、95が閉とす
ることで、前記実施例1と同じく、原水供給ライン60
から供給された原水が、各浄水器51、52、53によ
って濾過され、該濾過水が個別ライン71、72、73
を通って、環状ライン74、75、76から濾過水取出
しライン70を経て取り出される。
【0062】一方、逆洗は、前記実施例1と同じく、各
浄水器ごとに行われ、いずれか1台の浄水器を逆洗する
時、残りの2台のうちのいずれか1台の浄水器からの濾
過水が、環状ライン77〜79を通って逆洗水として使
用され、他の浄水器からの濾過水はそのまま、環状ライ
ン74〜76から濾過水取出しライン70を経て取り出
される。
【0063】まず、浄水器51を逆洗する場合は、表2
に示すように、原水供給側の三方弁55がb側に、5
6、57がa側に開、濾過水取出し側の三方弁81、8
2がb側に、83がa側に開、および二方弁94,95
は閉、二方弁93は開にすることで、浄水器52が逆洗
用として、また浄水器53が濾過用として使用される。
なお濾過時間及び逆洗時間は、前記実施例1の場合と同
様である。
【0064】従って、原水供給ライン60からの原水
は、浄水器52、53に供給され、該両浄水器52、5
3で濾過され、その濾過水が個別ライン72、73に送
り出される。ここで個別ライン72に送り出された濾過
水は、浄水器51の逆洗水として、三方弁82のb側を
通り、環状ライン78から77を通り、三方弁81のb
側より、個別ライン71を通って、浄水器51の濾過水
取出し領域に供給され、濾過材51a´から二方弁93
を通って、洗浄水抜き出しライン90から、系外に一時
的に排出される。その後に二方弁93を閉じることによ
り、濾過材51a´を通過した逆洗水によって、濾過材
51aが逆洗される。濾過材51aを通過した逆洗水は
原水供給領域51b側に送り出される。そしてこの逆洗
水は、個別ライン67を通り、三方弁55のb側より逆
洗水排出ライン64から80を通って系外に排出され
る。
【0065】一方、浄水器53で濾過された濾過水は、
個別ライン73に送り出され、前記環状ライン76を通
って前記濾過水取出しライン70から取り出される。
【0066】このようにして、浄水器51の逆洗が完了
すると、続いて浄水器52、53の洗浄に移行するが、
その逆洗動作は、表2に示すような三方弁55〜57,
81〜83および二方弁93、94、95の開閉状態の
下で、前述の場合と同様に行われる。
【0067】即ちこのように、逆洗と同時に濾過水を取
り出す為には、少なくとも3台以上の浄水器が必要であ
るが、図6に示す実施例2においても、3台の浄水器を
使用し三方弁55〜57,81〜83および二方弁9
3、94、95の開閉状態により、濾過工程にある2台
の浄水器からの濾過水は、残りの逆洗工程にある1台の
浄水器を逆洗することに使用されるのと、濾過水取出し
ライン70から取り出されるものとになる。
【0068】また、前記説明のように3台の浄水器を使
用し、濾過工程にある2台の浄水器からの濾過水で、残
りの逆洗工程にあるもう1台の浄水器を逆洗することも
可能である。
【0069】該洗浄法は逆洗水の流量や水圧において、
浄水器1台の濾過水で別の1台の浄水器を逆洗すること
に比べ、洗浄条件の強化が期待できる。しかしながら、
この場合には、該浄水システムからは、濾過水の取り出
しは不可能となるが、次のようにすれば、逆洗中にも濾
過水の取り出しは可能となる。
【0070】実施例3 図9および表3は別の実施例を示している。この浄水シ
ステムは前記実施例2を説明した図6に、もう1つの浄
水器54を追加配設し、合計4台の浄水器を使用したも
のである。浄水器54の追加配設に従い、ライン切り換
え手段として、三方弁58、84を追加配設している点
で、前記実施例3とは異なる。
【0071】該浄水システムは、このような構成をした
ことにより、4台の浄水器のうち濾過工程にある3台の
濾過水うち、2台の濾過水を残りの逆洗工程にある1台
の浄水器を逆洗することに使用され、濾過工程にあるも
う1台の濾過水は、濾過水取出しライン70から取り出
される。図9および表3は、この例を示す。また別の洗
浄法として、濾過工程にある3台の濾過水の全てを、逆
洗工程にあるもう1台の浄水器を逆洗することに使用す
ることも可能となり、前記実施例2の洗浄条件よりも更
に条件強化が期待できる。
【0072】なお、上記の実施例1〜3では濾過時間が
一定になるように自動制御するのが好ましい。また、手
動によって随時に行なえることも好ましい。自動制御す
る場合、予めセットされた時間で逆洗を開始するように
なっているが、図1に示すようにな、差圧測定器28に
よって濾過差圧、即ち濾過材の目詰まりを検出し、一定
差圧以上に達した段階で自動的に逆洗を開始するのも、
特に好ましい。
【0073】該浄水システムは、前記のように浄水器を
2台使用しているが、これに限定するものではなく、図
6では系内に3台を、また図9では系内に4台を並列に
配設されているので、貯水タンクを要せずとも濾過材の
中空糸膜、活性炭を濾過水で逆洗でき、これにより、常
に使用者等に濾過水を供給できる。また、中空糸膜、活
性炭の使用期間(または浄化期間)を長期化できる。ま
た使用者に濾過水を供給しつつ、中空糸膜、活性炭の逆
洗を行うことができ、この結果、逆洗時間を必要とする
ことなく常に使用者に濾過水を供給できる。
【0074】本発明の浄水器は、好ましくはカートリッ
ジ式の活性炭と中空糸膜の濾過材からなる浄水器であ
り、前段の活性炭は40〜80メッシュの微細粒のものが好
ましく、より好ましくは20〜100 メッシュである。この
活性炭では原水中のSS成分の除去や、塩素・カビ臭気
・非イオン性不純物の除去する。さらに後段の中空糸膜
の濾過性能としては 0.2μm程度のものが好ましく、よ
り好ましくは 0.02 〜0.2 μm程度のものである。この
中空糸膜では水中の濁りや鉄錆、細菌類など水中の微粒
子成分を取り除いて、安全で美味しい飲料水を提供する
ことができる。
【0075】浄水器出口には、飲料水の衛生状態や保存
性を保つために殺菌剤を導入する手段を設けることが好
ましい。特に限定されるのもではないが、以下のような
例が挙げられる。殺菌剤ボトル15に水と固形の殺菌剤
を投入する。ここで過剰の殺菌剤を投入しておくことに
より、得られる殺菌剤溶液は飽和状態となり常に濃度が
ほぼ一定状態になり、殺菌剤の定量添加が簡便にでき
る。
【0076】なお、殺菌剤ボトル15は 1.5〜 3.0リッ
トル程度の容積が好ましい。なぜなら 8時間以上殺菌溶
液が払底することなく稼働できるからである。この殺菌
剤溶液を細いキャピラリーである殺菌剤チューブ13を
通して、アスピレーター12で生産水に導入する。
【0077】なお、殺菌剤を導入する手段は、浄水器の
活性炭が殺菌剤で性能劣化する可能性があるので、図1
のように浄水器の下流に設けることが好ましい。また、
殺菌剤の添加割合は殺菌剤チューブ13の長さを調節し
たり、点滴に用いられる流速調整具と同様の機構を有す
る殺菌剤調節弁14を用いて調整しても良い。殺菌剤と
して特に限定されるものではないが、取り扱い易さから
剤型は固形が好ましい。また殺菌力を考慮すると塩素系
が好ましく、具体例を例示するなら次亜塩素酸カルシウ
ムや次亜塩素酸ナトリウム等である。
【0078】図1の通りの構成を有する浄水システムを
製作した。但し、主な各構成要素は下記の通りにした。
【0079】{1:人力駆動原水ポンプ}人力による自
吸式のウイング式手動ポンプ、吐出量= 0.24リットル/
ストローク、吐出圧 (最大= 4 kgf/cm2) {2:エンジン駆動原水ポンプ}ゴム製インペラーを持
った自吸式ポンプ、 30mAq×20L/min(1200rpm)(商品
名:モノフレックスポンプ) {3:エンジン} 単気筒の空冷式 4サイクル OHVガソリンエンジン,118CC
(連続出力:2.8PS/1800rpm) {4:プレフィルター} エレメント:糸巻きタイプ (PP樹脂、10μm×20イン
チ) 、ハウジング:PP樹脂製) {5:調圧弁}エンジン駆動原水ポンプの吐出圧を調整
することを目的とした、砲金製の玉形弁。
【0080】{8,9:浄水器}カートリッジ式の活性
炭濾過器と中空糸膜からなる濾過器で、濾過器1個には
活性炭エレメント6本、中空糸膜エレメント2本が内蔵
される。該浄水器2個を装着した。
【0081】{12:アスピレーター}100L/hr の生産
水がアスピレーター内部を通過させることにより、吸引
口の気圧は、約400Torr にさがり、吸引口につないだ殺
菌剤(次亜塩素酸カルシウム)水溶液を吸上げる。
【0082】{13:殺菌剤チューブ}内径がΦ2の軟
質のプラスチックチューブ {14:殺菌剤調節弁}点滴に使用されるのと同じ {15:殺菌剤ボトル} 容量:2Lのポリエチレン製ボトル。ボトルには、生産
水を2Lと殺菌剤(15g錠剤の次亜塩素酸カルシウ
ム)を入れ、溶解させた上、飽和溶液として使用する。
【0083】{16:空気抜き弁}プレフィルター以前
の配管途中に取り付け、プレフィルターや浄水器に空気
が入り込まないようにする。
【0084】図1の通りの構成を有する浄水システム
で、原水の汲み上げ・加圧手段(ポンプ)の動力源とし
て、人力とエンジンの2つの手段を並列配設することに
より柔軟に対応可能となり、2個の浄水器と、浄化され
た浄水中の雑菌を殺菌するための殺菌剤導入機構とから
なる構成にしたことにより、80Kgという軽量でコンパク
トな装置にできた。 また、河川水を原水として実運転
をし、人力ポンプの場合、原水吸い上げ揚程3m、造水
能力は淡水の場合 0.8〜1.2m3/日。エンジンポンプの
場合、原水吸い上げ揚程6m、造水能力は淡水の場合
1.2〜1.6m3/日という高い能力が得られた。生産水には
常時、正常な殺菌剤濃度の維持ができ、停止時には逆止
コーンにより殺菌剤の逆流は防止できた。装置性能は1
時間ごとに逆洗をすることにより、累計72時間にわたり
1,200L/hrの濾過水を安定して得られた。本発明に
よる逆洗法で、逆洗時間は約 20%短縮することができ、
濾過時間を伸張できたことで、約 15%の濾過水量アップ
することができた。
【0085】
【表1】
【表2】 (注記)浄水器51の洗浄水は、浄水器52の濾過水と
した。
【0086】浄水器52の洗浄水は、浄水器53の濾過
水とした。
【0087】浄水器53の洗浄水は、浄水器51の濾過
水とした。
【0088】
【表3】 (注記)浄水器51の洗浄水は、浄水器52、53の濾
過水とした。
【0089】浄水器52の洗浄水は、浄水器53、54
の濾過水とした。
【0090】浄水器53の洗浄水は、浄水器54、51
の濾過水とした。
【0091】浄水器54の洗浄水は、浄水器51、52
の濾過水とした。
【0092】
【発明の効果】
(a) 本発明によれば、濾過水の貯水タンク、加圧ポンプ
や圧縮空気・加圧ガス等の濾過水供給手段を別途に設け
ることなく、逆洗水の流量や水圧を強化した逆洗が可能
となり、コンパクトで軽量、メンテナンスを軽減するこ
とができ、製作費の安価な浄水システムを提供できる。
【0093】その上、数種類の濾過材を充填したカート
リッジからなる浄水器において、下流に位置する中空糸
膜カートリッジから除去された汚れを、洗浄水と共に系
外に排水することにより、次に逆洗しようとする上流の
活性炭に流れ込むことが防げることにより、逆汚染がな
くなり効率的な浄水器の逆洗ができる。
【0094】(b) 該浄水システムは、据置き式、可搬式
のいずれでも使用可能であるが、特に一つの移動台車に
必要な機能を搭載したコンパクトな可搬式の場合には、
地震、風水害、大火災、大渇水などの非常事態時や、山
間部のダム工事現場など飲料水が確保できない場合にお
いて、身近にある河川、湖沼、池、プール、防災用貯水
槽などの原水を浄水器で処理することにより、飲料水や
雑用水(洗濯水、食器洗い水、風呂水など)の確保が容
易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の濾過状態を示すフロー図
である。
【図2】本発明の第1実施例の逆洗状態を示すフロー図
である。
【図3】濾過水の取出水量の変化を示す図である。
【図4】装置全体の差圧変化を示す図である。
【図5】装置全体の差圧変化を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例の濾過状態を示すフロー図
である。
【図7】本発明の浄水器本体の断面図である。
【図8】流路閉鎖部材の位置を変えて濾過材の比率を変
えた本発明の浄水器本体の断面図である。
【図9】本発明の第3実施例の濾過状態を示すフロー図
である。
【符号の説明】
1:人力駆動原水ポンプ(手動式ウイングポンプ) 2:エンジン駆動原水ポンプ 3:エンジン 4:プレフィルター 5:調圧弁 6:圧力計(プレフィルター入口) 7:圧力計(プレフィルター出口) 8:浄水器 9:浄水器 8a:濾過材(活性炭) 9a:濾過材(活性炭) 8a´:濾過材(中空糸膜) 9a´:濾過材(中空糸膜) 8b:原水供給領域 9b:原水供給領域 8c:濾過水取り出し領域 9c:濾過水取り出し領域 10:原水供給ライン 11:逆止弁(逆止コーン) 12:アスピレーター 13:殺菌剤チューブ 14:殺菌剤調整弁 15:殺菌剤ボトル 16:空気抜き弁 20:濾過水取り出しライン 21:三方弁 22:三方弁 23:二方弁 24:浄水器入口圧力計 25:浄水器入口圧力計 26:浄水器出口圧力計 27:浄水器出口圧力計 28:差圧計 29:逆洗水排出ライン 30:活性炭カートリッジ 31:中空糸膜カートリッジ 32:上部コネクター 33:下部コネクター 34:筒状体 35:流路 36:接続口 37:流入口付キャップ 38:流出口付キャップ 39:流路閉鎖板 40:連結板 43:洗水抜き出し口 44:筒状体 45:流路 46:接続口 47:流入口付キャップ 48:流出口付キャップ 49:流路閉鎖板 51:浄水器 52:浄水器 53:浄水器 54:浄水器 55:三方弁 56:三方弁 57:三方弁 58:三方弁 60:原水供給ライン 61:原水供給・個別ライン 62:原水供給・個別ライン 63:原水供給・個別ライン 63´:原水供給・個別ライン 64:逆洗水排出・個別ライン 65:逆洗水排出・個別ライン 66:逆洗水排出・個別ライン 66´:逆洗水排出・個別ライン 67:個別ライン 68:個別ライン 69:個別ライン 69´:個別ライン 70:濾過水取り出しライン 71:個別ライン 72:個別ライン 73:個別ライン 73´:個別ライン 74:濾過水環状ライン 75:濾過水環状ライン 76:濾過水環状ライン 76´:濾過水環状ライン 77:逆洗水環状ライン 78:逆洗水環状ライン 79:逆洗水環状ライン 79´:逆洗水環状ライン 80:逆洗水排出ライン 81:三方弁 82:三方弁 83:三方弁 84:三方弁 90:洗浄水抜き出しライン 93:二方弁 94:二方弁 95:二方弁 96:二方弁

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前段に活性炭を充填し、後段に中空糸膜
    をそれぞれ内蔵した複数のカートリッジを並列的に接続
    した一対のコネクタのうち、両端に流体の入出口を設け
    た方のコネクタ内には、前記種類の異なるカートリッジ
    との連結部を分けるように流路閉鎖部を着脱自在に装着
    し、他方のコネクタ内には、洗浄水抜き出し口を設けた
    浄水器。
  2. 【請求項2】 前段に活性炭を充填し、後段に中空糸膜
    をそれぞれ内蔵した複数のカートリッジを並列的に接続
    した一対のコネクタのうち、両端に流体の入出口を設け
    た方のコネクタ内には、前記種類の異なるカートリッジ
    との連結部を分けるように、流路閉鎖部を着脱自在に装
    着し、他方のコネクタ内には、前記種類の異なるカート
    リッジとの境界部に洗浄水抜き出し口を設けた浄水器
    が、少なくとも2個以上が並列的に接続され、それぞれ
    の該浄水器の流体入り口側に原水供給を遮断し、逆洗水
    の排水できるライン切替手段を有し、流体出口側には濾
    過水供給を停止するライン切替手段を有し、且つカート
    リッジ境界部からは洗浄水の抜き出しができる切替手段
    を有することを特徴とする造水機。
  3. 【請求項3】 該浄水器が少なくとも3個以上が並列的
    に接続され、それぞれの流体出口側に設けられた、濾過
    水供給ラインを閉鎖するライン切替手段は、濾過水供給
    ラインとは独立した別流路が並列的に接続され、かつ該
    別流路に切り換えることが可能であることを特徴とする
    請求項1記載の造水機。
  4. 【請求項4】 前段に活性炭を充填し、後段に中空糸膜
    をそれぞれ内蔵した複数のカートリッジを並列的に接続
    した一対のコネクタのうち、両端に流体の入出口を設け
    た方のコネクタ内には、前記種類の異なるカートリッジ
    との連結部を分けるように流路閉鎖部を着脱自在に装着
    し、他方のコネクタ内には、洗浄水抜き出し口を設けた
    浄水器を逆洗することを特徴とする造水機の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 後段に内蔵した中空糸膜カートリッジを
    先に逆洗し、該洗浄水を一時的に系外に排出した後に、
    次に前段に充填された活性炭カートリッジを逆洗するこ
    とを特徴とする請求項4記載の造水機の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 2つ以上の該浄水器のうち、少なくとも
    一つの濾過水を用いて、少なくとももう一つを逆流洗浄
    させることを特徴とする請求項4記載の造水機の洗浄方
    法。
  7. 【請求項7】 3つ以上の該浄水器のうち、少なくとも
    一つを通常の造水を行わせることを特徴とする請求項4
    記載の造水機の洗浄方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の浄水器を搭載したことを
    特徴とする非常用造水機。
  9. 【請求項9】 濾過と逆洗とを切り換える手段として、
    手動弁または自動弁よる制御手段を配設した浄水システ
    ムを搭載したことを特徴とする請求項1記載の非常用造
    水機。
  10. 【請求項10】 自動弁による制御手段として、濾過時
    間3乃至180分間に対し、異種濾過材の下流から順に
    逆洗を行うようにし、各濾過材を1乃至120秒間、洗
    浄水を系外に抜き出しすることを特徴とする請求項4記
    載の造水機の洗浄方法。
  11. 【請求項11】 3つ以上の該浄水器のうち、少なくと
    も2つ以上の濾過水を用いて、もう1つを逆流洗浄する
    ことを特徴とする請求項4記載の造水機の洗浄方法。
  12. 【請求項12】 4つ以上の該浄水器のうち、少なくと
    も1つを通常の造水を行わせることを特徴とする請求項
    11記載の造水機の洗浄方法。
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