JPH10156335A - 廃液処理法 - Google Patents

廃液処理法

Info

Publication number
JPH10156335A
JPH10156335A JP32908596A JP32908596A JPH10156335A JP H10156335 A JPH10156335 A JP H10156335A JP 32908596 A JP32908596 A JP 32908596A JP 32908596 A JP32908596 A JP 32908596A JP H10156335 A JPH10156335 A JP H10156335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste liquid
ammonium sulfate
liq
waste
ammonia
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32908596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kai
碩明 甲斐
Yoshihiko Ninagawa
義彦 蜷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP32908596A priority Critical patent/JPH10156335A/ja
Publication of JPH10156335A publication Critical patent/JPH10156335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不飽和ニトリル製造工程からの廃液とメタク
リル酸又はメタクリル酸メチル製造工程からの廃液を同
時に効率よく処理し、副生する硫安を効果的に回収する
廃液処理法。 【解決手段】 オレフィンのアンモオキシデーションに
よって不飽和ニトリルを生成する際に発生する廃液、お
よびアセトンシアンヒドリンまたはメタクリロニトリル
と硫酸からメタクリル酸を生成するか、またはさらにメ
タノールを加えてメタクリル酸メチルを生成する際に発
生する廃液を処理するにあたり、はじめにメタクリル酸
またはメタクリル酸メチルを生成する際に発生する廃液
にアンモニアを加えて処理し、次いで不飽和ニトリルを
生成する際に発生する廃液を混合し、加熱濃縮処理すこ
とを特徴とする廃液処理法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オレフィンのアン
モオキシデーション反応による不飽和ニトリルの生成に
際して発生する廃液とアセトンシアンヒドリンあるいは
メタクリロニトリルと硫酸からメタクリル酸を生成する
か、またはさらにメタノールを加えてメタクリル酸メチ
ルを生成する際に発生する廃液を処理するに際して、廃
液の濃縮を効率よく行い処理に伴う廃液の発生を抑制
し、副生する硫安を効果的に回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オレフィンのアンモオキシデーション反
応による不飽和ニトリルの生成に際して発生する廃液の
処理については、従来よりその中に含まれる有害物の処
理や有用成分の分離に着目した各種の処理法の提案が行
われている。
【0003】例えば、反応器出口の未反応アンモニアを
硫酸で中和することによって生じた硫安を含んだ廃液の
処理法については、これにカセイソーダを添加して、ア
ルカリ性に保持したのち、加熱濃縮して希薄な留出蒸気
と高濃度の濃縮液に分離し、次いで、その高濃縮液を前
の廃液に添加して含まれる硫安を硫酸ナトリウムとアン
モニウム塩とに変換して焼却する方法(特公平4−56
679号公報)があるが、この方法においては有用成分
である硫安をみすみすナトリウム塩に変換したのち焼却
することになるので経済的に不利である。
【0004】また、硫安とともに有機物およびシアン化
合物を含有するアンモオキシデーション工程からの廃水
を120℃以上の温度に加熱してシアン化合物を無毒化
すると同時に有機物を高沸点物にした後、硫安を回収す
る方法(特公昭56−32250号公報)があるが、こ
の方法の実施例によれば耐圧容器を必要としており、危
険性が高いうえに、冷却の際に発生する泥状の有機固形
物の処理が産業廃棄物となりその処理が必要となるとい
う問題点がある。
【0005】而して、アセトンシアンヒドリンあるいは
メタクリロニトリルと硫酸からメタクリル酸を生成する
か、またはさらにメタノールを加えてメタクリル酸メチ
ルを生成する際に発生する廃液の処理においても、例え
ば、硫安および有機物含有廃水にガス状または液状アン
モニアを吹き込み硫安を結晶として分離するのに、塔状
装置を用いて硫安と有機物とを分離する方法(特公昭5
1−49146号公報)が提案されている。
【0006】しかし、この方法では過剰にアンモニアを
吹き込むために硫安スラリーおよび有機物廃水がともに
遊離アンモニアを含んでおり、いずれも再度のアンモニ
ア除去が必要となり設備的にもそして運転性からも複雑
になるという問題点がある。
【0007】また、メタクリル酸メチル製造時のエステ
ル化工程で排出される硫酸水素アンモニウムおよび硫酸
を主成分とする廃酸に水酸化マグネシウムを混和して粉
末状の硫酸苦土アンモニア肥料を製造する方法(特平4
−60956号公報)もあるが、酸とアルカリの中和に
よってアンモニアが発生して作業環境を汚染するととも
に、廃酸に含まれる有機物の大部分がそのまま肥料に含
まれてしまうという問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、オレフ
ィンのアンモオキシデーション工程からの廃液処理およ
びメタクリル酸メチルのエステル化工程からの廃液(廃
硫酸)処理については、従来より種々の先行技術が存在
しているものの、従来の技術では、お互いの廃液に含ま
れる硫安を有機物とどのように分離して高品質の硫安製
品を得ることができるか、又その有機物処理をどの様に
行うべきかという課題が未解決のままになっていたので
ある。
【0009】而して、オレフィンのアンモオキシデーシ
ョンによって不飽和ニトリルを生産する際に副生するシ
アン化水素の有効利用のためにアセトンシアンヒドリン
法によるメタクリル酸メチルあるいはメタクリル酸を生
産することは従来よりしばしば行われていることではあ
るが、両者の工程から発生する廃液処理については従来
より別々に行うのが普通であり、その両方の廃液を同時
に効果的に処理する方法の開発が期待されていた。本発
明の課題は、その期待に応えた廃液処理方法を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
記の両工程の廃液処理の方法について研究を重ねた結
果、オレフィンのアンモオキシデーション工程からの廃
液とメタクリル酸あるいはメタクリル酸メチル製造工程
からの廃液を共存させて処理する方法の開発に成功し、
従来なしえなかった高品質硫安の取得と含有有機物処理
の改善を達成した本発明を完成した。
【0011】すなわち、本発明はオレフィンのアンモオ
キシデーションによって不飽和ニトリルを生成する際に
発生する廃液、およびアセトンシアンヒドリンまたはメ
タクリロニトリルと硫酸からメタクリル酸を生成する
か、またはさらにメタノールを加えてメタクリル酸メチ
ルを生成する際に発生する廃液を処理するにあたり、は
じめにメタクリル酸またはメタクリル酸メチルを生成す
る際に発生する廃液にアンモニアを加えて処理し、次い
で不飽和ニトリルを生成する際に発生する廃液を混合
し、加熱濃縮処理すことを特徴とする廃液処理法を提供
するものである。
【0012】前述の通り、オレフィンのアンモオキシデ
ーション工程からの廃液とメタクリルアミド硫酸からの
メタクリル酸メチルあるいはメタクリル酸製造工程から
の廃液は、ともに硫安を含んでいるものの、その他の成
分、とりわけ有害物成分や有機物成分が全く異なるため
に従来はその処理方法はおのおの、別々に行う必要があ
るとされてきたのであり、本発明の方法はそのような従
来の常識を打ち破った画期的な方法ということができる
のである。
【0013】アンモオキシデーション工程廃液に含まれ
る代表的な成分を示すと、硫安および水の他にシアン化
水素、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクロレ
ン、シアンヒドリン化合物、ニトリル化合物等がある。
【0014】一方、メタクリル酸メチル工程からの廃液
に含まれる代表的な成分は、硫安および水の他に硫酸、
メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタノール、アセ
トンジスルホン酸メチル、イソ酪酸、メタクリル酸多量
体、メタクリル酸メチル多量体等である。
【0015】上記したような有害物含有廃液である2種
類の廃液は、ともに、なにはともあれ、まず有害物をな
んとしても処理しなければならないということで、考え
が同時処理技術にまでは至らなかったという事情があっ
た。そのような状況の下にあって本発明においては、は
じめにメタクリル酸またはメタクリル酸メチルを生成す
る際に発生する廃液にアンンモニアを加えて処理するこ
とで、硫酸を硫安に固定し、含まれていたメタクリル酸
およびメタクリル酸メチルを多量体に転換させて揮発性
を失わせ、次に含まれる硫安の一部を結晶として取り出
し、残りの廃液中にアンモオキシデーション工程からの
廃液を加えるという画期的な方法を見出したのである。
而して、アンモオキシデーション工程からの廃液はメタ
クリル酸メチル生産工程からの廃液に比べて、硫安濃度
に比べて有機物濃度が高いために、そのまま加熱濃縮し
て硫安を得ようとすると結晶性が悪いために収率が低く
また有機物を包含するために品質不良を起こしやすいと
ころ、本発明においては、上記のようにメタクリル酸メ
チル工程廃液をアンモニアで処理して硫安の一部を除去
した後の廃液にアンモオキシデーション工程からの廃液
を加え、例えば加熱とかアンモニアを加えるといった処
理を行うことで、含まれる有害物を無害化した高沸点物
に変化せしめた上で、メタクリル酸メチル工程廃液中に
含まれていた有機物とともに濃縮されるので、もともと
含んでいた硫安分は新たに加わった硫安によってその比
率を増やすことになり、結晶性が向上し品質が改善され
たのである。
【0016】そして、このように硫安を結晶として分離
した後の廃液中に含まれる有機物は燃料としても利用で
きるという利点がある。さらに、本願発明においてはア
ンモオキシデーション工程から発生するアンモニアを中
和する際に使用する硫酸に代えて、メタクリル酸メチル
工程廃液を用いることで硫酸の使用量を低減し、同時に
含まれる硫安および新たに生成した硫安の濃縮が可能に
なるという利点も有している。
【0017】次に本発明を図1に基づいて説明する。図
1において、メタクリル酸メチル工程からの廃液1およ
びアンモニア2は結晶缶3へ入る。缶内液はポンプ4で
加熱器5を通って循環されている。缶内は硫安結晶を含
んだスラリー状態にあり、そのスラリー中の硫安濃度は
結晶硫安の品質を見ながら決められる。
【0018】スラリーはポンプ6でホッパー7に送られ
余剰分は結晶缶に戻り、他は遠心分離器8で結晶硫安と
液に分離される。結晶硫安は、水分の他に微量のアンモ
ニアを含む場合は乾燥工程9において加熱され除去され
る。その排ガスは、廃液で中和処理して回収する事がで
きる。次に、結晶硫安と分離した液は貯槽10からポン
プ11によって一部は結晶缶3に戻り、残りは結晶缶1
2に入る。
【0019】一方アンモオキシデーション工程における
アンモニア中和工程25にメタクリル酸メチル工程から
の廃液1を硫酸に代えて使用した廃水13も結晶缶12
に入る。結晶缶12は結晶缶3と同じように、ポンプ1
4で加熱器15を通って循環される。こうして両方の廃
液が共存することによって、硫安濃度が上昇して結晶性
が好転し、互いに含んで持ち込んだエステル類とニトリ
ル類がともに加熱され、過剰の硫安の共存下で濃縮され
溶解性を向上させる。
【0020】缶内液はスラリー状態にあり、ポンプ16
でホッパー17に送られる。余剰液は缶に戻り、他は遠
心分離器18で結晶硫安および廃液に分けられる。結晶
硫安は乾燥工程19を経て製品となる。廃液は貯槽20
を経て一部を結晶缶12に戻し、残りは高沸点有機物か
らなる燃料あるいは廃液として抜き出す(21)。
【0021】結晶硫安は、そのままでも十分肥料として
利用できる品質であるが、さらに品質向上が必要な場合
は、結晶のままあるいは一度溶解してはじめの結晶缶3
に戻して再結晶を行い、高品質の硫安として回収でき
る。
【0022】22、23はそれぞれの結晶缶から蒸発す
る蒸気の出口を示す。24はアンモニア入り口である。
この工程において、結晶缶の圧力は大気圧に保ち、低沸
点不純物は揮発して缶から抜き出される。揮発成分には
もはや有害成分は含まれないが、そのまま燃焼処理する
か、一旦部分的に凝縮して水のみをプロセス洗浄、硫安
溶解等に利用し有機物は廃棄処理することが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、実施例および比較例によっ
て本発明の実施の形態を説明する。
【0024】
【実施例】
実施例1 アセトンシアンヒドリンおよび硫酸からメタクリルアミ
ド硫酸を得、次にメタノールを加えてメタクリル酸メチ
ルを生産した際に発生した廃液を毎時13.35kg加
熱装置を備えた晶析槽に送入した。廃液の成分は、重硫
安7.33kg、硫酸1.87kg、水分3.34k
g、有機物0.81kgであった。
【0025】一方、アンモニアをガス状で毎時1.74
kg送入して、缶内温度を110℃に保った。スラリー
状になっている缶内液の一部を抜き出して、硫安結晶を
毎時9.85kg取り出した。その成分は純度99%以
上で、かすかに黄色を帯びているがほぼ白色であった。
粒径はおよそ300ミクロンであった。
【0026】晶析槽の上部からは、低沸点成分が水とと
もに毎時3.0kg留出した。結晶を分離した後の液の
一部を缶内に戻しながら、毎時2.24kgを次の晶析
槽に送った。次の晶析槽では、さらにプロピレンのアン
モオキシデーションによってアクリロニトリルを生産す
る工程の未反応アンモニアを硫酸で中和した廃液を毎時
7.65kg送入した。
【0027】この廃液の成分は、硫安2.05kg、水
分4.28kg、有機物1.32kgであった。晶析槽
は加熱装置を備えており槽内温度を115℃に保った。
缶内液はスラリー状態でありそのスラリーを抜き出して
結晶硫安を毎時2.66kg抜き出した。その成分は純
度99%以上で、わずかに茶褐色を帯びていた。粒径は
およそ400ミクロンであった。
【0028】晶析槽の上部からは低沸点成分が水ととも
に毎時3.77kg抜き出された。最終廃液は毎時3.
71kgを抜き出し、脱硫装置付燃焼炉の燃料に使用し
た。最終廃液成分は、硫安0.56kg、水分1.12
kg、有機物2.03kgであった。最終的に硫安回収
率は、95.5%であった。
【0029】実施例2 実施例1と同様にして、はじめの晶析槽を運転した。次
にメタクリル酸メチル生産工程からの廃液をアクリロニ
トリル生産工程の未反応アンモニア中和用硫酸の代わり
に使用して、その廃液を毎時10.18kg次の晶析槽
に送入した。この廃液の成分は、硫安3.33kg、水
分5.29kg有機物1.56kgであった。はじめの
晶析槽からの硫安含有液を毎時2.24kg受け入れな
がら温度を115℃に保った。この晶析槽頂部から、微
量の有機物を含む水分を毎時4.83kg抜き出した。
【0030】缶内液はスラリー状態でありそのスラリー
を抜き出して遠心分離器で廃液と結晶を分離して硫安を
毎時3.1kg得た。この硫安はわずかに茶褐色を帯び
ていた。この硫安を晶析槽上部から留出する蒸気を凝縮
させた液に溶解させて、はじめの晶析槽に送入した。遠
心分離器で分離した廃液は、一部を晶析槽に戻しながら
残り4.49kgを脱硫装置付燃焼炉の廃液処理工程に
送った。
【0031】この最終廃液成分は次の通りであった。硫
安0.57kg、水分1.14kg、有機物2.78k
g。このようにしてはじめの晶析槽から得られた硫安結
晶の成分は純度99%以上であり、毎時13.68kg
を得ることができた。色はわずかに黄色を帯びているが
ほぼ白色であった。粒径はおよそ600ミクロンであっ
た。最終的に硫安の回収率は96.0%であった。
【0032】比較例1 実施例1と同様にしてアセトンシアンヒドリン法メタク
リル酸メチル生産工程からの廃液を毎時13.35kg
晶析槽に送りつつアンモニアガスを毎時1.74kg送
って硫安を生成した。ポンプで循環して加熱し温度を1
10℃に保った。槽内はスラリー状であり一部を抜き出
して、遠心分離器に送り結晶硫安を毎時9.8kg得
た。純度は99%以上でわずかに黄色を帯びていた。結
晶粒径はおよそ300ミクロンであった。
【0033】さらに、別の晶析槽にアンモオキシデーシ
ョン工程からの廃液を、実施例1と同様に送入し温度1
15℃に保った。槽内スラリーを抜き出して、遠心分離
器で結晶と廃液に分離した。結晶硫安を毎時1.64k
g取り出した。純度は98%で茶褐色を帯びていた。粒
径はおよそ150ミクロンであった。また、この廃液は
高い粘性を示し冷却すると固形物を生じた。最終的に硫
安の回収率は88%であった。
【0034】
【発明の効果】本発明のオレフィンのアンモオキシデー
ション工程からの廃液とメタクリル酸又はメタクリル酸
メチルの製造工程からの廃液を共存させて同時処理する
方法により、従来成し得なかった高品質の硫安の取得と
有害物の入っている廃液の効率的な処理が可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃液処理法の一例を示す工程図であ
る。
【符号の説明】
1 廃液 2 アンモニア 3 結晶缶 4 ポンプ 5 加熱器 6 ポンプ 7 ホッパー 8 遠心分離器 9 乾燥工程 10 貯槽 11 ポンプ 12 結晶缶 13 廃水 14 ポンプ 15 加熱器 16 ポンプ 17 ホッパー 18 遠心分離器 19 乾燥工程 20 貯槽 21 廃液(燃料) 22 蒸気出口 23 蒸気出口 24 アンモニア入り口 25 中和工程25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オレフィンのアンモオキシデーションに
    よって不飽和ニトリルを生成する際に発生する廃液、お
    よびアセトンシアンヒドリンもしくはメタクリロニトリ
    ルと硫酸からメタクリル酸を生成するか、またはさらに
    メタノールを加えてメタクリル酸メチルを生成する際に
    発生する廃液を処理するにあたり、はじめにメタクリル
    酸またはメタクリル酸メチルを生成する際に発生する廃
    液にアンモニアを加えて処理し、次いで不飽和ニトリル
    を生成する際に発生する廃液を混合し、加熱濃縮処理す
    ことを特徴とする廃液処理法。
  2. 【請求項2】 不飽和ニトリルを生成する際に発生する
    廃液が未反応アンモニアを硫酸で中和した廃液である請
    求項1記載の廃液処理法。
  3. 【請求項3】 未反応アンモニアを中和する硫酸がメタ
    クリル酸またはメタクリル酸メチルを生成する際に発生
    する廃液である請求項2記載の廃液処理法。
  4. 【請求項4】 アンモニアを加えて処理した廃液およ
    び、または次いで不飽和ニトリルを生成する際に発生す
    る廃液を加えて処理した廃液から硫安を回収することを
    特徴とする請求項1記載の廃液処理法。
JP32908596A 1996-11-26 1996-11-26 廃液処理法 Pending JPH10156335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32908596A JPH10156335A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 廃液処理法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32908596A JPH10156335A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 廃液処理法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10156335A true JPH10156335A (ja) 1998-06-16

Family

ID=18217458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32908596A Pending JPH10156335A (ja) 1996-11-26 1996-11-26 廃液処理法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10156335A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0045290B1 (en) Continuous process for the production of peroxycarboxylic acid compositions
JP5567664B2 (ja) リン酸アンモニウムの製造
JP2008507469A (ja) 蒸気流からアンモニアを回収及び再循環する改良法
JPH04228084A (ja) クエン酸の回収方法
US20060104892A1 (en) High yield co-production of anhydrous hydrogen bromide and sodium bisulfate
WO2017042832A1 (en) Process for potash recovery from biomethanated spent wash with concomitant environmental remediation of effluent
KR19980064184A (ko) (메트)아크릴산의 제조 방법
SK280033B6 (sk) Spôsob výroby netoxických solí 6-metyl-4-oxo-3,4-d
UA75358C2 (en) A method for purifying lactams
JP3955092B2 (ja) 解離されたジルコンを処理する方法
JPH10156335A (ja) 廃液処理法
JP2007238555A (ja) 2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法および製造装置
KR100367356B1 (ko) 추출에 의한 액체 매질 정제방법
EP0126058B1 (en) Inorganic salt recovery method
JP2007238552A (ja) 2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法および製造装置
CN115260047A (zh) 一水肌酸的制备方法
CN113429316A (zh) 一种己二腈的精制方法
KR102062143B1 (ko) 고순도 에틸 3-에톡시프로피오네이트(eep)의 제조방법
EP3862321A1 (en) Ammonium sulphate production on industrial scale
RU2706664C2 (ru) Способ получения цианида натрия
WO2014102106A1 (en) Steam stripping inorganic process liquid discharged from hpo® extraction section and utilizing heat of condensation
SU787365A1 (ru) Способ выделени сульфата аммони из водных растворов
JP3961615B2 (ja) アルミニウムによって汚染された硝酸廃液の処理方法
JP2001031643A (ja) 水溶液から強酸を回収するための方法
JPS6154023B2 (ja)